JP2010001649A - 送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法 - Google Patents

送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法 Download PDF

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Abstract

【課題】既設鉄塔のリフトダウン工法による解体において、リフトダウン用架台の基礎が不要となり、またリフトダウンのための吊りピースの溶接が不要となる送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法を提供する。
【解決手段】既設鉄塔の最下部塔体1Aにリフトダウン装置20のガイドタワー21を支持する支持架台10を取り付け、支持架台10上にリフトダウン装置20を設置し、最下部塔体1Aと上部塔体1Bとを切断で切り離した後、最下部塔体1Aと上部塔体1Bとの間に搬送台車30を挿入する工程と、搬送台車30上に上部塔体1Bをリフトダウンで載置する工程と、搬送台車30の上方の切断位置で上部塔体1Bを切断してその下部から単位塔体1Uを分離する工程と、単位塔体1U搭載の搬送台車30をガイドタワー21の外に搬出し単位塔体1Uを搬送台車30上から撤去する工程を順次から繰り返して解体する。
【選択図】図1

Description

本発明は、既設鉄塔のリフトダウン装置による解体工法に関するものであり、特に環境調和鉄塔などの送電用鋼管単柱鉄塔を狭隘地などで基礎面が極端に狭い場合に有効に適用される。
従来から、鋼管鉄塔あるいは塔状構造物の解体は、上部から解体して大型クレーンやクライミングクレーンで吊り降ろして解体するのが一般的である。しかし、解体用の作業床や地上から構造物上部まで設置するため、高所作業が多く、安全性に問題があった。
また、狭隘地で大型クレーンが据付けできない場所では、リフトダウン工法が考えられるが、リフトダウン用架台の基礎工事が必要となり、工程およびコストが増大するなどの問題があった。
なお、塔状構造物のリフトダウン工法による解体に関する先行技術としては、例えば特許文献1がある。この特許文献1の発明は、煙突と該煙突を支持して周囲に設置された支持鉄塔からなる塔状構造物の解体方法であって、前記支持鉄塔にガイド支持されつつ煙突をジャッキダウン装置の支持のもとに下部から順次、解体・搬出する塔状構造物の解体方法において、前記煙突の解体を支持鉄塔の高さよりも下方まで行い、残った煙突の上部にて前記支持鉄塔を支持しつつ該支持鉄塔の中間部から最上部までを順次解体・搬出した後に、前記残った煙突および支持鉄塔の最下部を解体・搬出するものである。
また、本出願人は、鉄塔建設の用地が狭くリフトアップ装置用のアンカーボルトを設置できない現場においても、リフトアップ装置を確実に設置することができ、鉄塔をリフトアップ工法により建設することができる鉄塔のリフトアップ工法を出願している(特願2007−199418)。この発明は、鉄塔基礎面の上に配置したリフトアップ装置により塔体をリフトアップさせて鉄塔を地上付近において上部から下部へと構築する鉄塔のリフトアップ工法において、鉄塔基礎部から地上に突出する鉄塔の最下部塔体を設置し、この最下部塔体の上部にリフトアップ装置のガイドタワーを支持する支持架台を取り付け、ガイドタワー内への単位塔体の搬入と、ガイドタワー内の単位塔体のリフトアップ機構によるリフトアップとを順次繰り返して、鉄塔を最下部塔体の上方で上部から下部へと構築することを特徴とするものである。
特開2003−343094号公報
前述したとおり、狭隘地で大型クレーンが据付けできない場所では、リフトダウン工法が考えられるが、リフトダウン用架台の基礎工事が必要となり、工程およびコストが増大するなどの問題があった。
また、既設鉄塔にリフトダウン装置を適用する場合、塔体の吊り上げ部の検討が重要であり、一般的な方法での吊りピースを塔体に溶接する場合、コスト、工程、溶接部の健全性チェックなどが懸念事項として挙げることができる。
本発明は、既設鉄塔のリフトダウン工法による解体において、リフトダウン用架台の基礎が不要となり、またリフトダウンのための吊りピースの溶接が不要となる送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1は、鉄塔基礎面の上に配置したリフトダウン装置を用いて既設鉄塔を地上付近において下部から上部へと解体する解体工法において、鉄塔基礎部から地上に突出する既設鉄塔の最下部塔体にリフトダウン装置のガイドタワーを支持する支持架台を取り付け、この支持架台上にリフトダウン装置を設置し、最下部塔体とその上の上部塔体とを切断により切り離した後、最下部塔体と上部塔体との間に搬送台車を挿入する工程と、搬送台車上に上部塔体をリフトダウンにより載置する工程と、搬送台車の上方の切断位置で上部塔体を切断して上部塔体の下部から単位塔体を分離する工程と、単位塔体が搭載された搬送台車をガイドタワーの外に搬出して単位塔体を搬送台車上から撤去する工程を順次繰り返して、既設鉄塔を最下部塔体の上方で下部から上部へと解体することを特徴とする送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法である。
本発明は、狭隘地現場などでも既設鉄塔のリフトダウン工法による解体を可能とするものである。図1、2に例示されるように、支持架台は、最下部塔体の上部にリングプレートを溶接等で固定し、このリングプレートから放射状に延びる支持梁の基端部をリングプレートにボルト等で接合して構成するのが好ましい。各支持梁の先端部同士は連結部材で連結して一体化し、各支持梁の先端部に設けた支持柱にガイドタワーの各柱部材をフランジ・ボルト接合する。
リフトダウン装置のリフトダウン機構は、例えば塔体を抱持した上下ガイドリングを油圧ジャッキで尺取り式にリフトダウンさせる機構など、種々の形式の装置を用いることができる。最下部塔体とその上の上部塔体とを切断により切り離した後、最下部塔体の上面から数m上の切断位置を切断して上部塔体の下部から単位塔体を分離する工程と、この単位塔体をガイドタワーの外に搬出して撤去する工程と、単位塔体が撤去された上部塔体をリフトダウンさせる工程を順次繰り返して、既設鉄塔を地上付近において下部から上部へと解体する。
本発明では、リフトダウン装置のガイドタワーの基礎反力(リフトダウン装置作業荷重の反力)を、支持架台を介して最下部塔体の塔体基礎部に伝達し流すことができ、支持架台を設置できるスペースがあればよいため、狭隘地でもリフトダウン工法による解体が可能となり、さらにリフトダウン用架台の基礎工事が不要となる。
本発明の請求項2は、請求項1に記載の解体工法において、上部塔体の切断位置の上に挿入孔を設け、この挿入孔に吊り治具の棒状部材を挿入し、この棒状部材の両端部を吊り治具の吊下げ部材を介してリフトダウン機構に接続し、吊り治具で吊り下げ支持した上部塔体をリフトダウン機構によりリフトダウンあるいはリフトアップさせることを特徴とする送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法である。
リフトダウンのための吊りピースの溶接を不要とするものであり、図3に例示されるように、吊り治具の棒状部材を平面視で十字状に塔体に貫通させ、各棒状部材の両端部を吊下げ部材を介してリフトアップ機構の下部ガイドリングに取り付けるものである。上部塔体を吊り治具により吊り下げた状態でリフトダウンさせることができる。塔体にガス切断で挿入孔を形成し、棒状部材を挿入するだけで、リフトダウンを行うことができる。
(1)既設鉄塔の最下部塔体に、リフトダウン装置のガイドタワーを支持する支持架台を取り付けているため、ガイドタワーの基礎反力を、支持架台を介して最下部塔体の塔体基礎部に伝達し流すことができ、支持架台を設置できるスペースがあればよいため、狭隘地でもリフトダウン工法による解体が可能となり、さらにリフトダウン用架台の基礎工事が不要となることにより、工程およびコストの大幅な低減が可能となる。
(2) 上部塔体の切断位置の上に挿入孔を設け、この挿入孔に吊り治具の棒状部材を挿入し、この棒状部材の両端部を吊り治具の吊下げ部材を介してリフトダウン機構に接続することにより、塔体に溶接で取り付ける吊りピースが不要となり、工程およびコストのさらなる低減が可能となる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の解体工法に用いるリフトダウン装置の一例を示す正面図である。図2は本発明で用いる支持架台の一例を示す平面図である。図3は本発明のリフトダウン装置で用いる吊り治具を示す正面図・平面図である。図4〜図8は、本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例を工程順に示す正面図である。
図1において、鉄塔基礎面GL上に既設の送電用鋼管単柱鉄塔1が設置されており、鉄塔基礎面GLから地上に突出する最下部塔体1Aにリフトダウン装置20のガイドタワー21を支持する支持架台10を鉄塔基礎面GLから所定の距離をおいて浮いた状態で取り付け、この支持架台10上に、リフトダウン装置20を設置し、このリフトダウン装置20を用い、最下部塔体1Aとその上の上部塔体1Bとを切断により切り離した後、次の工程を順次繰り返して、既設鉄塔1を最下部塔体1Aの上方で下部から上部へと解体する。
本発明の解体工法は、最下部塔体1Aと上部塔体1Bとの間に搬送台車30を挿入する工程と、搬送台車30上に上部塔体1Bをリフトダウンにより載置する工程と、搬送台車30の上方の切断位置で上部塔体1Bを切断して上部塔体の下部から4m程度の単位塔体1Uを分離する工程と、単位塔体1Uが搭載された搬送台車30をガイドタワー21の外に搬出して単位塔体1Uを搬送台車30上から撤去する工程から構成する。
図2に示すように、支持架台10は、最下部塔体1Aを取り囲む形状で塔体1Aに溶接等で固定されるリングプレート11と、このリングプレート11から外側に向かって水平に放射状に伸びる複数本(図示例では4本)の支持梁12と、この支持梁12の先端部同士を連結する連結部材13から構成されている。
リングプレート11は、上下に間隔をおいて水平に配置された上下二枚の円環プレート11a、11aから構成され、その内周面がそれぞれ最下部塔体1Aの外周面に溶接等で固定される。支持梁12は、H形鋼が用いられ、その上下フランジ12a、12aがそれぞれ円環プレート11a、11aに継手板14を介してボルト接合される。
支持梁12の先端部には、ガイドタワー21の柱部材22の下端部が接続される支持柱15が設けられている。図示例では、支持梁12の先端部の上フランジ12aの上に置き台として短尺の支持柱16が設けられ、その上フランジ16aに柱部材22の下端フランジ22aがボルト接合される。この支持部における上下フランジ12a、上フランジ16a、下端フランジ22aは、縦リブ17、三角スチフナー18で補強されている。
連結部材13は、I形鋼が用いられ、その上下フランジ13a、13aがそれぞれ支持梁12の先端部の上下フランジ12a、12aに継手板19を介してボルト接合される。図示例では、4本の片持ち梁の支持梁12が4本の連結部材13で一体化し、ガイドタワー21の水平断面形状に対応した平面視で四角形状の支持架台10が形成される。
リフトダウン装置20は、例えば図1に示す装置を用いることができる。このリフトダウン装置20は、柱部材22を水平部材23やブレース材24で連結して構成されるガイドタワー21と、各柱部材22の内側に沿って配置されたガイドレール等を案内として上下移動自在に支持され、かつ、上部塔体1Bを抱持し得る上部ガイドリング25・下部ガイドリング26と、このガイドリング25と26とを連結する吊りビーム27と、水平部材23に設置されて吊りビーム27を上下移動させ得る油圧ジャッキ28等から構成されている。
上下ガイドリング25・26は二つに分割され、上部塔体1Bを取り囲むように配置して上部塔体1Bを抱持し、固定金具29により上部塔体1Bと上下ガイドリング25・26を固定する。上下ガイドリング25・26の外周部にはガイドローラ等が設けられている。下部ガイドリング26を後述する吊り治具40を介して上部塔体1Bに接続し、吊りビーム27の上部を油圧ジャッキ28で引き上げることにより、上下ガイドリング25・26で抱持された上部塔体1Bを吊り治具40で吊り下げてリフトダウンさせる。
吊り治具40は、吊りピースを塔体に溶接で取り付ける方法に代えて、図3に示すように、上部塔体1Bの切断位置の上に挿入孔41を設け、この挿入孔41に棒状部材42を水平に挿入し、この棒状部材42の両端部を吊下げ部材43を介して下部ガイドリング26に接続する方法を用いる。
棒状部材42は、平面視で十字状をなすように配置するのがよく、上下2本の棒状部材42を挿入できるように挿入孔41を4箇所ガス切断で加工する。また、棒状部材42は溝形鋼等から構成し、塔体から外に突出する両端部に吊下げ部材43の下部金具43aをボルトで接続する。塔体は外径が変化するため、棒状部材42にはボルト孔を多数穿設しておく。吊下げ部材43の上部金具43bが下部ガイドリング26にピン接合される。上下の棒状部材42で吊下げ部材43の長さの変わるため、吊下げ部材43には上部金具43bを接続するためのボルト孔を多数穿設しておく。
なお、吊りビーム27のジャッキダウンは、例えば吊りビーム27に長手方向に所定のピッチで形成された挿入孔と、油圧ジャッキ28の上下にそれぞれ設けられたロッキングピンで尺取り方式で行われる。上下のロッキングピンの挿入固定、油圧ジャッキを伸縮の動作を繰り返すことにより、吊りビーム27・上下ガイドリング25・26を尺取り方式で下降させることができる。
また、図1に示すように、最下部塔体1Aの側方には、支持架台31により搬送台車30が配置されており、レール32によりガイドタワー21に内に移動できるようにされている。レール32は最下部塔体1Aの上端を挟むように一対で配置されており、搬送台車30を最下部塔体1Aと上部塔体1Bとの間に挿入できるようにされている。
以上のような構成において、次のような手順で既設鉄塔のリフトダウン装置による解体工法が行われる(図4〜図8参照)。
(1)工程1:既設鉄塔1の下部に支持架台10を取り付け、この支持架台10上にリフトダウン装置20を設置し、このリフトダウン装置20の側方に搬送台車30を設置する。
(2)工程2:最下部塔体1Aとその上の上部塔体1Bを切り離す工程であり、上部塔体1Bの切断位置の上に挿入孔41をガス切断で加工し、吊り治具40により下部ガイドリング26と上部塔体1Bを接続する。油圧ジャッキ28を作動させ、吊り治具40にリフトアップ張力を与えておく。
(3)工程3:リフトアップ張力を与えた状態で、最下部塔体1Aの上端の切断位置をガス切断する。切断位置はレール上面より低い位置に設定されている。
(4)工程4:リフトダウン装置20により上部塔体1Bを1.0m程度リフトアップさせる。搬送台車30を挿入できるスペースが形成される。
(5)工程5:ガイドタワー内の最下部塔体1Aの上面には、レール32とは別に台車受け材33を取り付ける。
(6)工程6:ガイドタワー内に搬送台車30を搬入し、上部塔体1Bに下に位置させる。
(7)工程7:リフトダウン装置20により上部塔体1Bをリフトダウンさせ、搬送台車30上に載置する。ここで、搬送台車30には上部塔体1Bの全荷重が作用するため、搬送台車30の車軸をスプリングによる上下動可能なスプリング式とし、台車本体を下降させ、台車受け材33に支持させ、上部塔体1Bの全荷重を、台車受け材33を介して最下部塔体1Aで受けるようにする。
(8)工程8:吊り治具の挿入孔41の下の切断位置をガス切断し、上部塔体1Bの下部から単位塔体1Uを分離する。
(9)工程9:リフトアップ装置20により上部塔体1Bを2〜3cm程度リフトアップさせる。台車本体は、上部塔体1Bの全荷重が解放されることで上昇復帰し、単位塔体1Uが搭載された搬送台車30をガイドタワーの外に搬出し、単位塔体1Uをクレーンで地上に降ろす。
(10)工程10:搬送台車30をガイドタワー内に搬入し、上部塔体1Bを搬送台車30上にリフトダウンさせる。
(11)工程11:リフトダウンの準備のため、吊り治具40を塔体から取り外し、上下ガイドリング25・26等を上昇させる。
(12)工程12:上部塔体1Bの切断位置の上に挿入孔41をガス切断で加工し、吊り治具40により下部ガイドリング26と上部塔体1Bを接続する。油圧ジャッキ28を作動させ、吊り治具40にリフトアップ張力を与えておく。
(13)工程13:吊り治具の挿入孔41の下の切断位置をガス切断し、上部塔体1Bの下部から単位塔体1Uを分離する。
(14)工程14:リフトアップ装置20により上部塔体1Bを2〜3cm程度リフトアップさせる。単位塔体1uが搭載された搬送台車30をガイドタワーの外に搬出し、単位塔体1Uをクレーンで地上に降ろす。
(15)工程15:搬送台車30をガイドタワー内に搬入し、上部塔体1Bを搬送台車30上にリフトダウンさせる。
以上のような最下部塔体1Aの上面から4m程度上の切断位置を切断して上部塔体1Bの下部から単位塔体1Uを分離する工程と、この単位塔体1Uをガイドタワーの外に搬出して撤去する工程と、単位塔体1Uが撤去された上部塔体1Bをリフトダウンさせる工程を順次繰り返して既設鉄塔1が解体される。
なお、既設鉄塔の上部に設置された腕金はガイドタワー上部に設置された足場で撤去することができる。最後に最下部塔体1Aのガス切断により撤去される。
なお、本発明は、図示例に限定されないことはいうまでもない。
本発明の解体工法に用いるリフトダウン装置の一例を示す正面図である。 本発明で用いる支持架台の一例を示す平面図である。 本発明のリフトダウン装置で用いる吊り治具を示す正面図・平面図である。 本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例(工程1〜3)を工程順に示す正面図である。 本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例(工程4〜6)を工程順に示す正面図である。 本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例(工程7〜9)を工程順に示す正面図である。 本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例(工程10〜12)を工程順に示す正面図である。 本発明のリフトダウン装置による解体工法の一例(工程13〜15)を工程順に示す正面図である。
符号の説明
1…既設鉄塔
1A…最下部塔体
1B…上部塔体
1U…単位塔体
10…支持架台
11…リングプレート
11a…円環プレート
12…支持梁
12a…フランジ
13…連結部材
13a…フランジ
14…継手板
15…支持柱
16…支持柱
17…縦リブ
18…三角スチフナー
19…継手板
20…リフトダウン装置
21…ガイドタワー
22…柱部材
23…水平部材
24…ブレース材
25…上部ガイドリング
26…下部ガイドリング
27…吊りビーム
28…油圧ジャッキ
29…固定金具
30…搬送台車
31…支持架台
32…レール
33…台車受け材
40…吊り治具
41…挿入孔
42…棒状部材
43…吊下げ部材
43a…下部金具
43b…上部金具

Claims (2)

  1. 鉄塔基礎面の上に配置したリフトダウン装置を用いて既設鉄塔を地上付近において下部から上部へと解体する解体工法において、
    鉄塔基礎部から地上に突出する既設鉄塔の最下部塔体にリフトダウン装置のガイドタワーを支持する支持架台を取り付け、この支持架台上にリフトダウン装置を設置し、最下部塔体とその上の上部塔体とを切断により切り離した後、最下部塔体と上部塔体との間に搬送台車を挿入する工程と、搬送台車上に上部塔体をリフトダウンにより載置する工程と、搬送台車の上方の切断位置で上部塔体を切断して上部塔体の下部から単位塔体を分離する工程と、単位塔体が搭載された搬送台車をガイドタワーの外に搬出して単位塔体を搬送台車上から撤去する工程を順次繰り返して、既設鉄塔を最下部塔体の上方で下部から上部へと解体することを特徴とする送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法。
  2. 請求項1に記載の解体工法において、上部塔体の切断位置の上に挿入孔を設け、この挿入孔に吊り治具の棒状部材を挿入し、この棒状部材の両端部を吊り治具の吊下げ部材を介してリフトダウン機構に接続し、吊り治具で吊り下げ支持した上部塔体をリフトダウン機構によりリフトダウンあるいはリフトアップさせることを特徴とする送電用鋼管単柱鉄塔の解体工法。
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