JP2010127046A - 貯槽用ジャッキ装置と浮屋根式貯槽の工事施工法 - Google Patents

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【課題】 簡便で設置の作業性が良い貯槽用ジャッキ装置と、このジャッキ装置を使用して天井が低く狭くて暗い作業空間内で底板や基礎、或いは浮屋根の修復作業を安全かつ作業性良く行うことができる浮屋根式貯槽の工事施工法を提供する。
【解決手段】 この発明に係る貯槽用ジャッキ装置11は、支持台7と、この支持台7の上部に取付ける外筒8と、この外筒内に設置するジャッキ10と、このジャッキ10の上部に取付け上記外筒内をスライドして上下動する差替え構造の内筒9とでジャッキ装置11を形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は貯槽用ジャッキ装置と、このジャッキ装置を使用して浮屋根式貯槽の底板や基礎、或いは浮屋根などを部分的、若しくは全体にわたって取替えや修復などの工事施工を行う浮屋根式貯槽の工事施工法に関するものである。
浮屋根式貯槽は、底板に腐食や損傷が生じたり基礎が沈下した場合や、浮屋根が変形などした場合に、浮屋根を底板上の所定高さに保持した状態で、底板や基礎、或いは浮屋根などの部分又は全体の取替えや修復などの工事施工を行っている。
従来の特公昭43−17872号「浮屋根タンクにおける浮屋根組立工法」は、浮屋根下部へ送風機による空気を送入し浮屋根を浮揚させた後に、管状支柱の仮サポートを設置し浮屋根を支持し、従来の多数の架台を省略する組立工法である。
従来の特公平1−26946号「浮屋根式タンクの浮屋根の改造方法」は、タンク内に水を注入し浮屋根を浮上させた後に、その上で上部デッキを組立てる方法の事例である。
従来の特公昭53−40970号「浮屋根式貯槽の浮屋根組立工法」は、浮屋根を底板上で組立てたのち、上端にワイヤーのガイドローラを取付けたガイドポストを配列し浮屋根を通貫させ、浮屋根を所定高さ位置まで吊上げる工法である。
従来の特許第3516215号「二重殻貯槽内槽底板の施工法とその昇降装置」は、内槽底板に貫通口を設け、ポーストを貫通させて、このポーストに設けた昇降装置によって底板を昇降する施工法である。
浮屋根式貯槽の底板取替えや基礎修復などの工事施工を行う従来の工事施工法の事例を、図5及び図6に基づいて説明する。図5は、浮屋根式貯槽の底板2を取替える状況を説明する平面図、図6は、図5の部分を示す側面説明図である。
図5に示すように、2aは底板取替部でこの底板取替部2aに位置する浮屋根の支柱、つまりデッキサポート3を取外すために、デッキサポート3近傍の必要箇所に仮支持装置100を設置してデッキの荷重を支える。必要に応じてこの底板取替部2aの箇所を順次移動し、仮支持装置100を設置してデッキサポート3を取り外しさらに複数の仮支持材100Aを設置して底板の取替えや基礎の修復、或いは浮屋根の補修を行う。
図6に示すように、デッキサポート3は、浮屋根1のスリーブ管5を貫通してピン6にて固定され底板2上のベースプレート4上に着地している。
また、仮支持装置100は、ジャッキ101、ジャッキフランジ101F、サポート102、サポートフランジ102Fなどを備えている。
底板取替部2aに位置するデッキサポート3を取り外すためには、このデッキサポート3が支えている浮屋根デッキ1の荷重を一時的に支持する仮支持装置100を設置することが必要であって、デッキサポート3を引き抜くためには、このデッキサポート3の上部に位置するスリーブ管5のピン6を引抜く必要がある。この際に、仮支持装置100のジャッキ101でサポート102を介してデッキ1を少し浮く程度に押上げなければピン6は引き抜くことができない。
この作業手順は、図6に示すように、(1)仮支持装置100を設置して浮屋根を少し持ち上げ、(2)デッキサポート3のピン6を引き抜き、(3)デッキサポート3を引抜き取り外し、(4)複数の仮支持材100Aを設置するものである。
この従来の浮屋根式貯槽の底板取替えや基礎修復、或いは浮屋根の工事施工法は、浮屋根デッキ1の下の狭い空間内で、油圧ジャッキや調整管等よりなる重量の大きい仮支持装置100を所定の場所まで一つずつ持ち運び、ジャッキフランジ101Fとサポートフランジ102Fを接続し設置していた。
殊に、浮屋根の重量が大きいダブルデッキの場合には、浮屋根の荷重を支えているデッキサポート3一本当たり周辺近傍の複数箇所に仮支持装置100を設置するか、或いは大型で重量の大きい強力な仮支持装置100を設置して浮屋根の重い荷重を支える必要が生じた。
特公昭43−17872号 特公平1−26946号 特公昭53−40970号 特許第3516215号
従来の特公昭43−17872号「浮屋根タンクにおける浮屋根組立工法」は、浮屋根全体を空気圧で浮揚させて支持する組立工法であって、底板や基礎、或いは浮屋根の下部を補修する工法にはこのような空気圧で浮屋根を支持する方法は採用することはできない。
従来の特公平1−26946号「浮屋根式タンクの浮屋根の改造方法」は、タンク内に水を注入し浮屋根を浮上させて上部デッキを組立てる方法であって、底板や基礎、或いは浮屋根の下部を補修する工法には水を張って浮屋根を支持する方法は全く適用することができない。
従来の特公昭53−40970号「浮屋根式貯槽の浮屋根組立工法」は、浮屋根を底板上で組立てたのち浮屋根を所定高さ位置まで吊上げる工法であって、底板上に設置し浮屋根を貫通して設けたガイドポストを使用した吊上装置は、ガイドポスト位置の底板や基礎、或いは浮屋根の下部を補修することができない。
従来の特許第3516215号「二重殻貯槽内槽底板の施工法とその昇降装置」は、内槽底板に設けた貫通口にポーストを貫通させ昇降装置によって底板を昇降する施工法であるが、このポースト設置箇所の底板や基礎、或いは浮屋根の下部を補修することはできない。
図5及び図6に例示する従来の浮屋根式貯槽の工事施工法は、底板取替部2aを施工する際に、この底板取替部2aに位置する浮屋根の支柱、つまりデッキサポート3を一次的に取外し撤去し、さらに仮支持材100Aを設置するために、浮屋根デッキ1を支持する仮支持装置100の設置が大変であった。
つまり、デッキサポート3を取外すためには、デッキサポート3上部に位置するスリーブ管5のピン6を引抜く必要があり、仮支持装置100のジャッキ101でサポート102を介してデッキ1を少し浮き上がる程度に押上げなければピン6を引き抜くことができない。
この際に、ジャッキフランジ101Fとサポートフランジ102Fとの接続が難しく取付けの段取りが大変であった。また、一つ一つ仮支持装置100を組立てセットするため、ジャッキが利き始めるまでの間は不安定であり、ジャッキ101とサポート102を垂直に保持して荷重を支えるのが難しく危険であった。
この油圧のジャッキ101や調整管のサポート102等よりなる仮支持装置100は、重量もあるため持ち運びも大変で、浮屋根デッキ下面天井の高さが低く狭い作業空間内を、所定の場所まで一つずつ運びセットする段取りの作業が大変であった。
殊に、浮屋根がダブルデッキの場合には屋根の重量が大きいため、浮屋根支柱一本当たり周囲の複数箇所に仮支持装置100をセットするか、或いは大型で重量の大きい強力な仮支持装置100を使用する必要が生じ、設置の作業性が良く簡便な支持装置が望まれていた。
この発明は、前述の従来工法における問題点を解決するためになされたもので、簡便で設置の作業性が良い貯槽用ジャッキ装置と、このジャッキ装置を使用して天井が低く狭くて暗い作業空間内で底板や基礎、或いは浮屋根の修復作業を安全かつ作業性良く行うことができる浮屋根式貯槽の工事施工法を提供することにある。
この発明に係る貯槽用ジャッキ装置は、支持台と、この支持台の上部に取付ける外筒と、この外筒内に設置するジャッキと、このジャッキの上部に取付け上記外筒内をスライドして上下動する差替え構造の内筒とでジャッキ装置を形成したことを特徴とする。
また、貯槽用ジャッキ装置は、上記ジャッキ装置の単数又は複数台を、設置時に車輪が離陸する移送台車に取付けたことを特徴とする。
さらに、上記貯槽用ジャッキ装置を浮屋根式貯槽の浮屋根下部の所定位置に設置し、デッキサポートを引抜き、その近傍の底板や基礎、或いは浮屋根の取替えや修復などの工事施工をすることを特徴とする浮屋根式貯槽の工事施工法である。
この発明に係る貯槽用ジャッキ装置は、支持台と、この支持台の上部に取付ける外筒と、この外筒内に設置するジャッキと、このジャッキの上部に取付け上記外筒内をスライドして上下動する差替え構造の内筒とでジャッキ装置を形成したので、スライド構造の内外筒体状の調整管とジャッキを一体とすることで、組立解体が容易で天井が低く狭くて暗い作業空間内での設置がやり易く、差替構造の内筒を差替変更することによって高さ調整が素早く出来、セット時に安定性が良く安全性が向上し、稼動時に荷重支持の安定性を確保することができる。
また、貯槽用ジャッキ装置は、上記ジャッキ装置の単数又は複数台を、設置時に車輪が離陸する移送台車に取付けたので、重量が大であっても簡単に移動、設置が容易となり、狭い場所でも作業性が良い。
さらに、上記貯槽用ジャッキ装置を浮屋根式貯槽の浮屋根下部の所定位置に設置し、デッキサポートを引抜き、その近傍の底板や基礎、或いは浮屋根の取替えや修復などの工事施工をする浮屋根式貯槽の工事施工法は、底板と浮屋根の間の天井が低く狭くて暗い作業空間内でも作業性が良く、工期短縮が図れるため、工事施工の経済性及び安全性が向上する。
この発明に係る貯槽用ジャッキ装置と、このジャッキ装置を使用して浮屋根式貯槽の底板取替えや基礎修復などの工事施工を行う状況を、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1に貯槽用のジャッキ装置11の実施形態例を示し、図2にジャッキ装置を取付けた移送台車12の実施形態例を示す。図3に移送台車12に載置したジャッキ装置を浮屋根下部の底板上に設置する状況を示す。図4は2台のジャッキ装置からなるジャッキ装置を備えた移送台車12の実施形態例を示す。
図1に示すように、貯蔵液を抜いた浮屋根式貯槽の浮屋根を支持する支柱、つまりデッキサポート3は、浮屋根1のスリーブ管5を貫通してピン6にて固定され底板2上のベースプレート4上に着地している。
2aは底板取替部で、この底板取替部2a近傍の浮屋根デッキ1の荷重を支えて、かつこの位置のデッキサポート3を取外すために、このデッキサポート3近傍の底板2上の必要箇所にジャッキ装置11を設置する。このジャッキ装置11の位置は、浮屋根デッキ1のトラス補強材の場所に合わせて浮屋根の荷重を確りと受けるようにする。
ジャッキ装置11は、ジャッキ10を安定状態に設置するための支持台7と、この支持台フランジ7Fに接続する外筒フランジ8Fを有する外筒8と、この外筒8の内部に設置し上端縁にジャッキフランジ10Fを有するジャッキ10と、このジャッキフランジ10Fの上部に載置する内筒フランジ9Fを有する差替え構造の内筒9とで一体化させ、外筒8の内部に設置したジャッキ10の作動によって内筒9がスライドして上下に動くように形成する。
なお、図示例では、支持板7Aと支持台フランジ7Fを有する円筒状の支持台7に形成したが、この支持台7は、平板材やジャッキ下部の台座などの安置性の良い部材で形成しても良い。
また、図示省略したが、外筒8の内部に2点以上をガイドするごとく内筒9に鍔を遊嵌状に設けると、内筒9が垂直にガイドされて上下動し、荷重伝達がスムーズになる。更に、内筒9の外れも防止でき安全作業に寄与する。
このように、ジャッキ装置11は支持台7と外筒8とジャッキ10と内筒9とが一体化され、外筒8の内部にジャッキ10が固定され、かつこのジャッキ10上端縁に載置された内筒9が外筒8にガイドされているため、ジャッキが利き始めるまで安定し垂直に保持するのが容易かつ安全である。
内筒9は、長さを変えて(9a,9b,・・・など)差替えが出来る構造にして、ジャッキ10の上下ストロークの範囲を超える上下高さに対応できるように形成する。例えば、底板2が外周近傍では低く中心近傍では高くなっていて浮屋根下面との距離が異なる場合などに、外周近傍用には長い内筒9aを用意し、中心近傍用には短い内筒9bを用意しておくと、上記ジャッキ10の上下ストロークの範囲を超える上下高さの変化に対応して差替えて使用することができる。
また、内筒9の上端縁に設置する荷重分散材9Aは、広い接触面積で浮屋根の下面を平均に分散支持し、浮屋根本体を撓ませたり損傷などしないように形成する。
ジャッキ装置11は、あらかじめ広い場所で、支持台7上の外筒8内部にジャッキ10を設置して支持台フランジ7Fと外筒フランジ8Fを接続し、外筒8内へ内筒9を差込んでジャッキフランジ10Fと内筒フランジ9Fを合致させて一体状に組立てることにより、天井が低く狭くて暗い作業空間内への搬入や設置作業がやり易く、セット時の安定性が良く安全性を確保することができる。なお、ジャッキ10は、液体駆動方式の手動の油圧式機構に限らず、空気圧力式、電動式などの機構のもの、或いはネジ方式機構のものを状況に応じて適宜採用する。
上記ジャッキ装置11の支持台7の支持板7Aを底板2上に確りと面接触させ、内筒9上端縁の荷重分散材9Aを面接触させて、浮屋根1の垂直荷重を平均に支える。
このジャッキ装置11を使用して、図1の(1)〜(3)に示すように、(1)浮屋根デッキ1を浮かせる程度に押し上げ、(2)デッキサポート3上部スリーブ管5のピン6を水平方向に抜き、(3)サポート3を上方に引き抜き、さらに必要に応じて仮支持材の設置(図示せず)の作業を行う。
次いで、このジャッキ装置11で浮屋根デッキ1の荷重を支持した状態で、下方に位置する底板取替部2aを取替施工し、必要に応じてその下部の基礎の修復を行う。
ジャッキ装置11を次の底板取替部2a箇所へ順次移設し、底板2の取替えや基礎の修復、浮屋根の補修などを行う。
図2は、この発明に係る貯槽用のジャッキ装置11を取付けた移送台車12の実施形態例で、工事施工を行う浮屋根下部の底板上に設置した状態を示す側面説明図である。
移送台車12は、例えば2輪の車輪13と把持部14とを有し、接続材15でジャッキ装置を取付け、さらに台車荷台12Aの上に油圧機16、レバー17などを載置して形成する。
移送台車12でジャッキ装置11を移送して設置した後に、図1と同様に、支持台7、外筒8、内筒9、ジャッキ10からなるジャッキ装置11を使用して、図2の(1)〜(3)に示すように、(1)浮屋根1の押し上げ、(2)ピン6抜き、(3)サポート3の引抜き、さらに必要に応じて仮支持材の設置(図示せず)の作業を行う。
移送台車12でジャッキ装置11を次の底板取替部2a箇所へ順次移動し、底板2の取替えや基礎の修復、浮屋根の補修などの工事施工を作業性良く行う。
図3は、図2に示すジャッキ装置11を取付けた移送台車12を、浮屋根1の下部の底板2の上を移動して設置する状況を示す側面説明図である。
浮屋根1と底板2の空間内の所定箇所に、次の(1)〜(3)に示すようにジャッキ装置11を備えた移送台車12を移動してジャッキ装置11を設置して使用する。
(1)底板2に車輪13を接触させて移送台車12を移動する。
(2)把持部14を押してジャッキ装置11を起こし、車輪13を離陸させ、支持板7Aを底板2上に面接触させて設置する。
(3)油圧機16のレバー17を操作してジャッキ10を稼動する。
このように、移送台車12に取付けたジャッキ装置11は重量が大であっても、浮屋根デッキ下面天井の高さが低く狭い作業空間内を所定の場所まで楽に移送することができ、セットする作業も簡単に行なうことができる。また、必要に応じて移送台車12に照明を設置しておけば(図示せず)、暗い作業場所でも安全に能率良く作業をすることができる。
図4は、2台のジャッキ装置11を移送台車12に取付けた実施形態例を示す斜視説明図である。
支持台7、外筒8、内筒9、ジャッキ10からなる2台のジャッキ装置11を、共通の支持台プレート18の上に立設して移送台車12に取付ける。
この2台のジャッキ装置11の上端部に荷重分散材9Bを設置する。
この荷重分散材9Bは、例えば井桁状に枠組みした広い面積の部材で、平均に浮屋根の荷重を支持することができるように形成する。つまり、浮屋根デッキ1が撓むことなく荷重を平均に支えることができるため、浮屋根デッキ1の水平確保、撓みの修正、肌合わせ修復などの施工がやり易くなる。
移送台車12に2台取付けたジャッキ装置11は、浮屋根デッキ1の重量が大きいダブルデッキなどの場合に、ジャッキ装置11の設置作業を能率良く行うことができ、重いダブルデッキ構造の浮屋根を平均に楽に支持することができる。なお、必要に応じて2台以上の複数台のジャッキ装置11を取付けることも可能である。
貯槽用ジャッキ装置は、貯槽など種々の構築物について、底板や基礎の取替えや修復、或いはデッキの取替えや修復、ルーフドレン等付属設備の修理などを行う時のジャッキ装置として広く適用することができる。
この発明に係る貯槽用ジャッキ装置の実施形態例で、工事施工を行う浮屋根下部の底板上に設置した状態を示す側面説明図である。 この発明に係る貯槽用ジャッキ装置を移送台車に取付けた実施形態例で、工事施工を行う浮屋根下部の底板上に設置した状態を示す側面説明図である。 図2に示すジャッキ装置を取付けた移送台車を、工事施工を行う浮屋根下部の底板上に設置する状況を示す側面説明図である。 2台のジャッキ装置を備えた移送台車の実施形態例を示す斜視説明図である。 従来例で、浮屋根式貯槽の底板取替えや基礎修復などの工事施工を行う状況を示す平面説明図である。 図5の部分を示す側面図で、浮屋根のデッキサポートと従来の仮支持装置を示す説明図である。
符号の説明
1浮屋根デッキ
2底板
2a底板取替部
3デッキサポート
4ベースプレート
5スリーブ管
6ピン
7支持台
7A支持板
7F支持台フランジ
8外筒
8F外筒フランジ
9,9a,9b内筒
9F内筒フランジ
9A荷重分散材
9B荷重分散材
10ジャッキ
10Fジャッキフランジ
11ジャッキ装置
12移送台車
13車輪
14把持部
15接続材
16油圧機
17レバー
18支持台プレート

100仮支持装置
100A仮支持材
101ジャッキ
101Fジャッキフランジ
102サポート
102Fサポートフランジ

Claims (3)

  1. 支持台と、この支持台の上部に取付ける外筒と、この外筒内に設置するジャッキと、このジャッキの上部に取付け上記外筒内をスライドして上下動する差替え構造の内筒とでジャッキ装置を形成したことを特徴とする貯槽用ジャッキ装置。
  2. 請求項1記載のジャッキ装置の単数又は複数台を、設置時に車輪が離陸する移送台車に取付けたことを特徴とする貯槽用ジャッキ装置。
  3. 請求項1又は2記載の貯槽用ジャッキ装置を浮屋根式貯槽の浮屋根下部の所定位置に設置し、デッキサポートを引抜き、その近傍の底板や基礎、或いは浮屋根の取替えや修復などの工事施工をすることを特徴とする浮屋根式貯槽の工事施工法。
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