JP5032787B2 - 重量物の架設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁等の重量物を製作ヤードや既設橋桁の上で組み立て、移送し、橋脚上に架設するような場合において、橋梁等の重量物の移送と、移送後の扛上・扛下を同一段取りで行なうことができるようにした重量物の架設装置に関するものである。
一般に、道路、河川等に所定間隔で建設した橋脚の上に重量物としての橋梁を架設するには、複数個の橋脚を連結するトロリー用枠組みをし、このトロリー用枠組みを移動するクレーンを用いて架設しようとする橋桁を吊り上げ、吊り上げたままトロリーで所定位置まで移送したらその橋桁をクレーンで降下して設置する方法が知られている(特許文献1)。
このような既設の橋脚の上でクレーンを用いて新たな橋桁を吊り上げて移送し降下して設置する方法では、トロリーを設置する支える大掛かりな支柱その他の枠組み、新たな橋桁を吊り上げたり所定位置まで移送したり移送後に降下したりするためのクレーンなど、装置が極めて大規模になる。
そこで、図10に示すような手延べ機16を連結して移送する方法がしばしば用いられている。
この図10において、鉄道線路、自動車道路11等を跨ぐようにして、予め橋脚10が所定間隔で建築されており、また、図10(a)の右端部分(道路11などのない部分)には、橋脚10の上端にゴムシュー18を介して予め橋梁、橋桁などが架設され、製作ヤードや移送路12として利用される。
この移送路12の上では、これから架設しようとする橋梁13が製作組み立てられて移送され、前方台車14と後方台車15に載置される。橋梁13の先端部には、連結構17によって手延べ機16が取り付けられる。
橋梁13を移送して架設する橋脚10の上には、ゴムシュー18,サンドル材19,移送装置20が載せられるが、橋梁13を移送するためには、移送しようとする橋脚10の高さを、移送路12の上の前方台車14、後方台車15の高さと略一致させなければならない。
このような大重量の橋梁13等を橋脚10に架設する場合、製作ヤード等の移送路12との高さを調整するため、橋脚10の上に鋼ベントといわれるサンドル材19を組み立てて高さを調整し、その上に移送装置20を載せて移送する方法がとられている(特許文献2)。
この従来方法を図11に基づきさらに詳しく説明する。
調整高さが1〜2m程度であれば、高さが15cm程度のサンドル材19を多段に積み重ねて互いに固定し、その上に移送装置20を載せたものを移送方向に直交する位置に少なくとも2台取り付け、同様に、サンドル材19を多段に積み重ねて互いに固定し、このサンドル材19と橋梁13の下面との間に盛り替えジャッキ22を介在したものを移送方向に直交する位置に少なくとも2台取り付ける。
調整高さが2mを越して5m又はそれ以上の場合には、サンドル材19の下側と橋脚10との間に、台座26と高さが100cm程度のベント材23を多段に積み重ねて互いに固定し、つなぎ材24で相互間を連結するとともに、筋交い25で補強する。
この状態で橋梁13を所定位置まで移送する。
移送した後、橋梁13を橋脚10のゴムシュー18の上に載置するためには、主に次の2つの方法が知られている。
第1は、橋脚10の上のサンドル材19,ベント材23,移送装置20,盛り替えジャッキ22などを少しずつ除去しながら橋梁13をジャッキダウンする方法で、この方法が一般的である。この扛下作業の手順を図11にて説明すると、次のとおりである。
橋梁13の移送中は、移送装置20に橋梁13の荷重が掛けられ、盛り替えジャッキ22はやや縮めてあり、荷重が掛けられていないが、橋梁13が所定位置まで移送されると、盛り替えジャッキ22の上端部を橋梁13の下面に固定した後、盛り替えジャッキ22を伸ばして橋梁13の全荷重を盛り替えジャッキ22に盛り替え、移送装置20を無荷重とし、移送装置20をサンドル材19の上から取り外して撤去する。撤去した位置に移送装置20の高さ分だけサンドル材19を挿入する。
盛り替えジャッキ22を縮めて移送装置20側のサンドル材19に橋梁13を盛り替え、盛り替えジャッキ22側の1段のサンドル材19を除去する。
除去したのち、盛り替えジャッキ22をのばして盛り替えジャッキ22側に橋梁13を盛り替え、移送装置20側の1段のサンドル材19を除去する。
すべてのサンドル材19が除去されたら、つなぎ材24、筋交い25を外した後、ベント材23を順次除去するが、このベント材23は、高さが高いので、サンドル材19を嵌め込みながら前記同様の方法を何回も繰り返しながら除去する。
最後に、図示しない盛り替えジャッキにより台座26を除去して橋梁13を橋脚10のゴムシュー18に載置架設する。架設後、ブラケット21を撤去する。
第2は、作業時間に制約がある場合、橋脚10の側に、橋脚10に橋梁13を加えた高さより十分高い支柱を設置し、その上端に梁を渡して、この梁の上にジャッキ式吊り上げ機械を設置し、ロッド等の吊り上げ材を介して据え付けようとする橋梁13を一時的に吊り上げ、橋脚10の上のサンドル材19,ベント材23,移送装置20を除去し、しかる後に、ジャッキ式吊り上げ機械により橋梁13を吊り下げた状態で下降して橋脚10の上に架設する方法である。このような方法によれば、ジャッキダウンに必要な作業時間を短縮することができるが、橋脚10の側に支柱を設置したり、解体したりする余分な作業が増えてしまう。さらに、架設場所が交通量の激しい道路等である場合が多く、このような場合、支柱を設置できず、この方法では施工できないことが多い。
このような橋脚10の上に橋梁13を架設する作業は、交通量の激しい道路11である場合が多く、交通に支障の少ない夜間工事とならざるを得ない。ところが、従来のサンドル材19やベント材23を除去する方法では、これらの組み立てに時間が掛かり、かつ、面倒であるばかりか、橋梁13を移送した後のサンドル材19,ベント材23,移送装置20,盛り替えジャッキ22などを除去する作業は、橋梁13が大重量であること、複数の橋脚10の上に載せられた橋梁13が許容限度以上傾かないようにそれぞれの橋梁10の上で少しずつ行なわなければならず、時間が掛かりすぎ、かつ、安全性にも問題があった。
このような問題点を解決するため、本出願人は、図7、図8、図9に示すような重量物13の先端部を扛下する前方部架設装置58を提案した(特許文献3)。
この前方部架設装置58は、架設しようとする橋梁13を橋脚10に架設する橋梁架設装置において、橋脚10の上に、鋼ベントとして機能する支柱32を設置し、この支柱32の上に、橋梁13を橋脚10の上で移送する送り出しステージ38を取り付け、この支柱32を橋梁13の移送後に橋脚10に取り付けられたジャッキ装置39で昇降することにより、橋梁13の送り出しの後、そのままの段取りで高速でジャッキダウンすることを可能としたものである。
この前方部架設装置58による橋梁13の橋脚10へのジャッキダウン動作をさらに詳しく説明する。
(1)製作ヤード12等から移送されてきた橋梁13は、図7(a)に示すように、無限軌道帯などのエンドレスの移送装置20によって受け、かつ、移送される。このとき、移送装置20の内蔵ジャッキ36が上昇した状態にあるため、荷重支持用支柱32の係止具42と盛り替えジャッキ22の上端部は、橋梁13の下端面の間にやや隙間を有している。橋梁13の先端が複数の橋脚10の上を移送して対岸まで移送されると、橋梁13を橋脚10のゴムシュー18の上に載置するために、ジャッキダウン作業が各橋脚10について開始される。橋脚10のジャッキダウン作業は、すべての橋脚10について同時に行なうことが望ましいが、それは極めて困難であるから、橋梁13の連結部分の許容される曲げの範囲内で一方の橋脚10側から行なわれる。さらに詳しく説明する。
(2)橋梁13が所定位置まで移送されると、盛り替えジャッキ22を伸ばして橋梁13の荷重を盛り替えジャッキ22に盛り替え、移送装置20の内蔵ジャッキ36を受け台43よりも下げて無荷重とした後、盛り替えジャッキ22を下降して4箇所の受け台43にて橋梁13の荷重を受ける。この動作をすべての橋脚10にて行ない、橋梁13の全荷重を荷重支持用支柱32の受け台43で受ける。この状態が図9に実線で示されている。
(3)橋梁13の全荷重を受け台43で受けると、荷重支持用支柱32に連結された一部の筋交い25やつなぎ材24を外す。
(4)梁材34,35,サンドル材19の上に移送装置20と盛り替えジャッキ22からなる送り出しステージ38を載せたまま、梁材35をチェーンブロック37で吊り下げて、荷重支持用支柱32の係止部41に差し込んだ梁材34の係止具42を抜き取り、荷重支持用支柱32への荷重をなくす。この状態で、図9の鎖線で示すように、送り出しステージ38を橋脚10の上まで下降する。下降した状態で、移送装置20、盛り替えジャッキ22、梁材34,35,サンドル材19をクレーン等で解体撤去する。このとき、橋梁13の下面に十分な隙間が生じるので、従来の方法に比べて解体撤去作業が円滑に行なわれる。
(5)送り出しステージ38を除去した後、ブラケット30における盛り替え用係止具44を係止具差し込み孔50から引き抜く。すると、橋梁13の荷重は、荷重支持用支柱32,ジャッキ側係止具45を介して反力梁40にかかる。
(6)この状態で、橋脚10に取り付けられた4台のジャッキ装置39のピストンロッド52を徐々に下降する。荷重支持用支柱32が係止部41のピッチ分(実施例では96cm)下降し、ブラケット30の係止具差し込み孔50と係止部41が一致したら盛り替え用係止具44を差し込み、この盛り替え用係止具44にて荷重を受ける。ジャッキ側係止具45側が無荷重となるので、ジャッキ側係止具45を抜いて、ピストンロッド52を元の位置まで上昇させる。このような橋梁13の下降は、複数の橋梁13の連結部分の許容される曲げの範囲内で順次他の橋脚10にても行なう。
(7)橋梁13の下面がすべての橋脚10のゴムシュー18に架設したら、ブラケット30,荷重支持用支柱32,水平力補助支柱33、受け台43をすべて撤去する。
なお、これらの図7、8、9において、23は、ベント材、26は、台座、31は、補助ブラケット、46は、ブラケット本体、47は、ブラケット固定金具、48は、ボルト、49は、支柱挿入孔、51は、シリンダ、53は、連結金具、54は、連結金具、55は、ピン、56は、支柱差し込み孔、57は、係止具差し込み孔である。
本出願人は、また、橋桁等の重量物の架け替え工事において、重量物の降下又は扛上する装置を提案している(特許文献4)。
特開昭58−47803号公報 特開2004−244934号公報 特開2005−350996号公報 特開昭56−33394号公報
以上、特許文献3に示した前方部架設装置58は、橋梁その他の重量物13の先端部における扛下に用いられるものであるため、重量物13の後方部では、依然として特許文献1に示すようなクレーンによる方法や特許文献2に示すようなサンドル材を用いる方法で扛下していた。
そのため、橋脚上の橋梁の移送と、移送後の扛下とを別の段取りで行なうこととなり、かつ、橋梁の後方部の橋脚への据え付け、橋梁の移送、移送後の橋梁架設装置の橋脚からの撤去の一連の各作業が依然として時間がかかり、かつ、大規模な装置に頼らざるを得なかった。
また、特許文献4に記載の重量物の降下又は扛上する装置は、単に重量物の降下又は扛上に関するだけのものであって、重量物の移送を伴う降下又は扛上については触れられていない。

本発明は、橋梁の後方部の移送と、移送後の扛下とを同一段取りで行なうことができ、かつ、扛下装置そのものの橋脚への据え付け、移送後の橋脚からの撤去という一連の各作業が安全に、短時間で行なうことができる重量物の架設装置を提供することを目的とするものである。

発明による重量物の架設装置は、架設しようとする重量物を移送路の上で移送する移送手段と、前記重量物の後方部に着脱自在に設けられた後方部架設装置とを具備し、前記後方部架設装置は、垂直に配置された荷重支持用支柱と、この荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた引き込みブラケットと、この引き込みブラケットの下方に位置し、前記荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた盛り替えブラケットと、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットとの間に配置され、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットの間隔を可変するためのジャッキ装置と、前記盛り替えブラケットに取り付けられ、前記重量物を支持するセッテングビームとからなり、前記移送手段は、重量物の後端部において移送路の上のレールに載せられ、重量物の移送後に取り外される従走台車と、この従走台車より前方において移送路の上のレールに載せられ、前記重量物を所定距離だけ移送した後、セッテングビームに付け替えられ、前記重量物の移送完了後に前記セッテングビームから取り外される自走台車とからなることを特徴とする。
前記荷重支持用支柱は、長さ方向に複数個に分離可能に連結され、かつ、所定間隔で係止孔を穿設してなり、引き込みブラケットに穿設された引き込み側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて引き込み側結合ピンを挿抜可能に設けるとともに、盛り替えブラケットに穿設された盛り替え側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて盛り替え側結合ピンを挿抜可能に設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、架設しようとする重量物を移送路の上で移送する移送手段と、前記重量物の後方部に着脱自在に設けられた後方部架設装置とを具備し、前記後方部架設装置は、垂直に配置された荷重支持用支柱と、この荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた引き込みブラケットと、この引き込みブラケットの下方に位置し、前記荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた盛り替えブラケットと、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットとの間に配置され、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットの間隔を可変するためのジャッキ装置と、前記盛り替えブラケットに取り付けられ、前記重量物を支持するセッテングビームとからなり、前記移送手段は、重量物の後端部において移送路の上のレールに載せられ、重量物の移送後に取り外される従走台車と、この従走台車より前方において移送路の上のレールに載せられ、前記重量物を所定距離だけ移送した後、セッテングビームに付け替えられ、前記重量物の移送完了後に前記セッテングビームから取り外される自走台車とからなるので、以下の効果を有する。
(1)重量物を移送した後に扛下する際に、クレーンやサンドル材などの膨大な装置を用いることなく、後方部架設装置の荷重支持用支柱に添って引き込み側と盛り替え側とを尺取虫のように動作させて安全かつ短時間で行うことができる。また、重量物は、必要最低限の高さで移送できるので、従来のような大掛かりな装置を必要とせず、扛下後の解体、運搬も容易である。また、移送と扛下とを連続した作業として効率よく行うことができる。特に橋脚間に道路、線路などがあり、クレーンその他の装置を設置できず、しかも短時間で架設する必要のある場所での作業に好適である。ちなみに、本発明によれば、従来のサンドル材を用いた工法に比較して扛下時間を約5分の一から10分の一に短縮できた。
(2)装置が簡単で安価に提供できるのみならず、据え付け作業と解体作業が簡単になる。
(3)移送手段と後方部架設装置の据え付けと解体が安全に、かつ、簡単に行なえる。
請求項2記載の発明によれば、荷重支持用支柱は、長さ方向に複数個に分離可能に連結され、かつ、所定間隔で係止孔を水平方向に穿設してなり、引き込みブラケットに穿設された引き込み側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて引き込み側結合ピンを挿抜可能に設けるとともに、盛り替えブラケットに穿設された盛り替え側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて盛り替え側結合ピンを挿抜可能に設けたので、据え付け作業と解体作業が簡単になるだけでなく、部品点数が少なくなり、運搬作業も極めて容易である。
請求項3記載の発明によれば、重量物の後方部に後方部架設装置を取り付けたので、移送時に後方部架設装置がカウンタウエートとなって作用し、安全に移送できる。また、重量物の後方部に後方部架設装置を配置し、重量物の先端部が載置される据え付け台に前方部架設装置を配置したので、重量物の先端部と後方部との扛上・扛下を略同時に行うことができ、重量物が扛上・扛下中に斜めになったり位置ずれしたりすることなく、作業が極めて安全に、かつ、短時間で行なうことができる。
この重量物の架設方法を実現するための装置は、重量物13の後方部に後方部架設装置59を取り付け、前記重量物13の先端部が載置される据え付け台10に、前方部架設装置58を配置し、前記後方部架設装置59は、鉛直に配置された荷重支持用支柱60と、この荷重支持用支柱60に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた引き込みブラケット68と、この引き込みブラケット68の下方に位置し、前記荷重支持用支柱60に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた盛り替えブラケット69と、これらの引き込みブラケット68と盛り替えブラケット69との間に配置され、これらの引き込みブラケット68と盛り替えブラケット69の間隔を可変するためのジャッキ装置72と、前記盛り替えブラケット69に取り付けられ、前記重量物13を支持するセッテングビーム61とからなり、前記前方部架設装置58は、据え付け台10の両側に着脱自在に取り付け可能な少なくとも2個のジャッキ取り付け部材30と、このジャッキ取り付け部材30に取り付けられ垂直方向に進退する少なくとも2個1対のジャッキからなるジャッキ装置39と、このジャッキ装置39のピストンロッド52の先端部に設けられた反力梁40と、所定間隔でピン挿入孔からなる係止部41を有し、前記ジャッキ取り付け部材30のブラケット本体46に穿設された垂直な支柱挿入孔49と前記反力梁40に穿設された垂直な支柱差し込み孔56とに遊嵌して進退する角型鋼管からなる荷重支持用支柱32と、この荷重支持用支柱32の上部の係止部41に着脱自在に取り付けられ前記重量物13を移送する送り出しステージ38とからなる。
図1(a)(b)(c)(d)は、橋梁などの重量物13が図中、左から右へ順次移送される状態を表わしている正面図である。
これらの図において、12は、製作ヤード、既設橋梁、既設橋桁その他の移送路である。この移送路12は、橋脚その他の据え付け台10の上に載せられ、この移送路12の上面には、レール66が敷設されている。前記移送路12の先端部には、盛り替え用のジャッキ装置28が設置されている。前記重量物13の中間部の下面には、自走台車29が着脱自在に取り付けられ、移送路12の中間位置におけるレール66の上に載せられている。また、前記重量物13の後端部の下面には、従走台車63が着脱自在に取り付けられ、これらの移送手段を構成する自走台車29と従走台車63の上には、先端に連結構17を介して手延べ機16を取り付けた重量物13が載せられている。
なお、前記重量物13の取り付け位置は、安全な移送のため、先端側の回転モーメントに対し、後端側の回転モーメントが1.2以上になるように設定される。
前記重量物13の後方部には、本発明による後方部架設装置59が取り付けられている。この後方部架設装置59は、垂直な荷重支持用支柱60と水平なセッテングビーム61とを主体として構成され、セッテングビーム61の下面に重量物13が連結されて吊り下げられている。前記重量物13は、移送時の安全のためにワイヤ65によってウインチその他の惜しみ装置64に連結されているとともに、必要に応じてカウンタウエート62が載せられる。
前記後方部架設装置59の詳細を図2,3,4に基づき説明する。これらの図は、図1(d)の直前状態、すなわち、台車支持柱84に自走台車29を付け替え、かつ、重量物13から従走台車63を外した状態を示している。
これらの図2,3,4において、前記セッテングビーム61の下面には、連結具81によって重量物13の後方部が着脱自在に吊り下げられている。また、セッテングビーム61、梁材83,台車支持柱84,重量物13、連結具81の間には、両側面に、2本の横桟87を掛け渡して筋交い86を取り付けるとともに、他側面に、2本の横桟89を掛け渡して筋交い88を取り付ける。
前記セッテングビーム61の上面には、連結具80を介して盛り替えブラケット69が取り付けられ、この盛り替えブラケット69の中央に垂直に貫通した支柱貫通孔71に垂直に荷重支持用支柱60が遊嵌されている。この荷重支持用支柱60は、左右に所定間隔で2本設けられ、上端部が梁材67で連結されている。この荷重支持用支柱60には、所定間隔で水平方向に係止孔77が穿設されている。また、前記荷重支持用支柱60は、1本の角筒型であってもよいが、所定長さのものを着脱自在に連結したものであってもよい。
前記荷重支持用支柱60には、前記盛り替えブラケット69の上部に位置して引き込みブラケット68がその支柱貫通孔70に遊嵌して設けられ、これらの引き込みブラケット68と盛り替えブラケット69との間には、油圧で作動する両端クレビス付きジャッキ装置72が配置され、このジャッキ装置72のシリンダ73が盛り替えブラケット69に連結され、ピストンロッド74が引き込みブラケット68に連結されている。
前記引き込みブラケット68と盛り替えブラケット69には、それぞれ前記係止孔77と連通する引き込み側ピン差し込み孔78と盛り替え側ピン差し込み孔79が水平方向に穿設され、引き込みブラケット68側では、引き込み側結合ピン75が挿入され、盛り替えブラケット69側では、盛り替え側結合ピン76が挿入される。
前記移送路12の先端上面には、梁材90を介して前記荷重支持用支柱60を固定するための支柱固定具82が設けられている。また、前記レール66の先端部には、ストッパ92が取り付けられている。
前記台車支持柱84の下部には、梁材85を介して自走台車29が重量物13の下部から外して取り付けられる。この自走台車29は、エンドレスの無限軌道帯移送装置を逆さ使いしたものとすることが出来る。また、自走形に限られず、ジャッキとワイヤなどの他の駆動力で駆動されるものであってもよい。
前記移送路12の上面には、重量物13が移送されるときに重量物13の位置ずれ防止のためのガイド装置91が取り付けられている。
以上のように構成された後方部架設装置59による移送と扛下の手順を説明する。
まず図1により移送について説明する。
図1(a)は、準備段階を示しており、移送路12の上面にレール66を敷設し、移送路12の先端部にジャッキ装置28を据え付ける。重量物13の中間部に自走台車29を取り付け、後方部に従走台車63を取り付けて、手延べ機16を連結した重量物13をレール66の上に載せる。後方部架設装置59は、カウンターウエートを兼ねて重量物13の後端部に予め取り付けておくことが安全な移送のために望ましい。また、移送路12の後方部にウインチその他の惜しみ装置64を据え付けてワイヤ65で重量物13の後方部に連結する。さらに必要に応じてセッテングビーム61の上にカウンターウエート62を載せる。
重量物13である橋桁を掛け渡そうとする前方の橋脚その他の据え付け台10には、先に説明した特許文献3に記載の前方部架設装置58が取り付けられる。ただし、本発明では、この前方部架設装置58を併用することが望ましいが、必ずしもこの前方部架設装置58を使用することに限られるものではなく、サンドル材等を用いてもよい。
図1(b)において、自走台車29を駆動して手延べ機16を連結した重量物13を移送する。自走台車29が移送路12の先端近くまで移動すると、手延べ機16の先端が前方部架設装置58の送り出しステージ38に到達する。ここで、手延べ機16の先端が撓みによりやや下がることがある場合には、図7に示す前方部架設装置58全体をやや下げておいて手延べ機16を受けるか、又は、場合によっては、移送装置20を内蔵ジャッキ36でやや下降しておいて手延べ機16を受ける。手延べ機16を受けたら前方部架設装置58で、又は、内蔵ジャッキ36で所定レベルに修正してからさらに移送する。
手延べ機16が前方部架設装置58に載ったら、ジャッキ装置28で重量物13をやや持ち上げ、自走台車29を元の位置から後方に移動して設置する。惜しみ装置64のワイヤ65は、重量物13の移送に従い伸ばされる。
なお、重量物13の移送は、自走台車29による場合に限られるものではなく、ジャッキ、ワイヤ等を用いて押し又は引きによることもできる。
図1(c)において、重量物13がさらに移送されて重量物13の後方部が移送路12の先端部に近づいたら、惜しみ装置64の位置を盛り替える。また、重量物13と手延べ機16をジャッキ装置28と前方部架設装置58で支え、重量物13の下にあった自走台車29を外してセッテングビーム61に取り付けた台車支持柱84の下に取り付ける。また、重量物13の後方部の従走台車63を外す。この状態でさらに重量物13と手延べ機16を移送する。
図1(d)において、重量物13の後方部が移送路12の先端部における扛下位置まで達したら移送を停止する。この状態が図2,3,4に示される。この状態で、引き込みブラケット68の引き込み側結合ピン75を差し込み、かつ、盛り替えブラケット69の盛り替え側結合ピン76を抜いた状態で両端クレビス付きジャッキ装置72を縮めて荷重支持用支柱60の下端部を支柱固定具82に当接してこの支柱固定具82に連結する。荷重支持用支柱60を支柱固定具82に連結固定したら、惜しみ装置64のワイヤ65をセッテングビーム61に連結し、かつ、自走台車29、台車支持柱84,梁材83,横桟87,筋交い86,横桟89,筋交い88を取り外す。
また、重量物13の先端から手延べ機16と連結構17を外す。
この図1(d)の状態から図5(a)(b)(c)(d)(e)に示す作業順序で重量物13を据え付け台10に扛下する。その作用を以下に説明する。係止孔77は、上から順に77a,77b,77c,77d,77e,77fとする。
図5(a)において、引き込みブラケット68を引き込み側結合ピン75で係止孔77aに固定し、盛り替えブラケット69の盛り替え側結合ピン76を係止孔77dから抜き取る。
図5(b)は、図5(a)の状態でジャッキ装置72を伸ばして重量物13を扛下し、盛り替えブラケット69の盛り替え側ピン差し込み孔79を元の係止孔77dより下方の係止孔77eに一致させ、盛り替え側結合ピン76を差し込み固定した後、引き込みブラケット68側の引き込み側結合ピン75を係止孔77aから抜き取った状態を示している。
図5(c)は、図5(b)の状態でジャッキ装置72を縮めて引き込みブラケット68の引き込み側ピン差し込み孔78を元の係止孔77aより下方の係止孔77bに一致させ、引き込み側結合ピン75を差し込み固定した後、盛り替えブラケット69側の盛り替え側結合ピン76を係止孔77eから抜き取った状態を示している。
図5(d)は、図5(c)の状態でジャッキ装置72を伸ばして重量物13を扛下し、盛り替えブラケット69の盛り替え側ピン差し込み孔79を元の係止孔77eより下方の係止孔77fに一致させ、盛り替え側結合ピン76を差し込み固定した後、引き込みブラケット68側の引き込み側結合ピン75を係止孔77bから抜き取った状態を示している。
図5(e)は、以上の動作を何回か繰り返して重量物13が据え付け台10の上まで扛下したら、ジャッキ装置72を縮めて引き込みブラケット68の引き込み側ピン差し込み孔78を元の係止孔77bより下方の係止孔77cに一致させ、引き込み側結合ピン75を差し込み固定した後、盛り替えブラケット69側の盛り替え側結合ピン76を係止孔77fから抜き取り、ジャッキ装置72を伸ばして重量物13を据え付け台10の上に載せた状態を示している。
重量物13が据え付け台10に載ったら、セッテングビーム61と重量物13とを連結する連結具81を外し、かつ、後方部架設装置59を外す。
この後方部架設装置59による重量物13の後方部の扛下に合わせて重量物13の先端部の前方部架設装置58も同期して重量物13を順次扛下させるが、その動作は、特許文献3記載の方法を利用することができる。
重量物13を据え付け台10に載せたら、この重量物13を移送路12として利用し、その上にレール66を敷設してさら新たなに重量物13を組み立て移送し、かつ、扛下させることができる。
前記図2に示す実施例では、セッテングビーム61に、荷重支持用支柱60を扛下・扛上自在に設けるとともに、自走台車29を取り付けるための台車支持柱84を設けた。この実施例では、重量物13の高さ調節や扛下作業は、荷重支持用支柱60を支柱固定具82に取り付けた後でないと出来ない。
本発明は、これに限られるものではなく、図6に示すように、台車支持柱84を省き、後方部架設装置59の荷重支持用支柱60のみをセッテングビーム61に取り付け、この荷重支持用支柱60の下端部に、直接自走台車29を取り付けるようにしてもよい。この実施例では、荷重支持用支柱60の下端部に自走台車29を取り付けたままで、後方部架設装置59により重量物13を据え付け台10の上まで扛下させたり、重量物13の高さを調整したりすることが出来る。この実施例において、自走台車29を外すには、荷重支持用支柱60の下端部に支持アーム94を固着し、また、移送路12の上に受け台93を設け、後方部架設装置59により重量物13を扛下させてアーム94と受け台93で重量物13の荷重を受けてから自走台車29を外す。前記受け台93は、ジャッキであってもよいし、所定の高さを有する単なる台座であってもよい。
前記実施例では、後方部架設装置59により重量物13の後端部を吊り下げて移送し、扛下する場合について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、重量物13の後方の途中の両側部を後方部架設装置59で吊り下げて移送し、扛下する場合にも利用することができる。
前記実施例では、直線状の重量物13を扛下する場合について説明したが、本発明の装置を用いて、重量物13を扛上する場合についても利用できる。
前記荷重支持用支柱60は、1本の角型鋼管で構成することもできるが、また、所定の長さの支柱を複数本継ぎ足したり、外したりすることができるような構成とすることもできる。複数本継ぎ足した荷重支持用支柱60を用いて重量物13を扛下する場合、扛下に従い、荷重支持用支柱60の上端から順次外してゆくようにしてもよい。また、複数本継ぎ足し可能な荷重支持用支柱60を用いて重量物13を扛上する場合、扛上に従い、荷重支持用支柱60の上端に順次連結してゆくようにしてもよい。
本発明による重量物の架設装置の一実施例を示すもので、(a)は、準備工程を示す説明図、(b)は、重量物13を移送路12の略中間位置まで移送した状態を示す説明図、(c)は、重量物13を移送路12の先端部近くまで移送した状態を示す説明図、(d)は、重量物13を移送完了して扛下開始時の説明図である。 本発明による重量物の架設装置の一実施例を示す一部切り欠いた側面図である。 図2の一部切り欠いた正面図である。 図2の斜視図である。 本発明の重量物の架設装置による扛下作業工程を示すもので、(a)は、引き込みブラケット68を固定して扛下開始直前状態を示す説明図、(b)は、ジャッキ装置72を伸ばして重量物13を扛下して盛り替えブラケット69を固定した状態を示す説明図、(c)は、ジャッキ装置72を縮めて引き込みブラケット68を下げた後、引き込みブラケット68を固定した状態を示す説明図、(d)は、ジャッキ装置72を伸ばして重量物13を扛下して盛り替えブラケット69を固定した状態を示す説明図、(e)は、重量物13の扛下を完了し、据え付け台に据え付けた状態を示す説明図である。 本発明の重量物の架設装置の他の実施例を示す側面図である 特許文献3記載の橋梁架設装置を示すもので、(a)は、側面図、(b)は、正面図である。 図7において、ジャッキ取り付け部材30とジャッキ装置39の取り付け状態を示す斜視図である。 図7において、移送完了後送り出しステージ38を吊り降ろす状態を示す側面図である。 手延べ機を用いた公知の橋梁架設装置を示すもので、(a)は、側面図、(b)は、正面図である。 特許文献2記載の橋梁架設装置を示すもので、(a)は、側面図、(b)は、正面図である。
符号の説明
10…橋脚その他の据え付け台、11…道路、12…製作ヤード、既設桁その他の移送路、13…橋梁その他の重量物、14…前方台車、15…後方台車、16…手延べ機、17…連結構、18…ゴムシュー、19…サンドル材、20…移送装置、21…ブラケット、22…盛り替えジャッキ、23…ベント材、24…つなぎ材、25…筋交い、26…台座、28…ジャッキ装置、29…自走台車、30…ジャッキ取り付け部材、31…補助ブラケット、32…荷重支持用支柱、33…水平力補助支柱、34…梁材、35…梁材、36…内蔵ジャッキ、37…チェーンブロック、38…送り出しステージ、39…ジャッキ装置、40…反力梁、41…係止部、42…係止具、43…受け台、44…盛り替え用係止具、45…ジャッキ側係止具、46…ブラケット本体、47…ブラケット固定金具、48…ボルト、49…支柱挿入孔、50…係止具差し込み孔、51…シリンダー、52…ピストンロッド、53…連結金具、54…連結金具、55…ピン、56…支柱差し込み孔、57…係止具差し込み孔、58…前方部架設装置、59…後方部架設装置、60…荷重支持用支柱、61…セッテングビーム、62…カウンタウエート、63…従走台車、64…ウインチその他の惜しみ装置、65…ワイヤ、66…レール、67…梁材、68…引き込みブラケット、69…盛り替えブラケット、70…支柱貫通孔、71…支柱貫通孔、72…ジャッキ装置、73…シリンダ、74…ピストンロッド、75…引き込み側結合ピン、76…盛り替え側結合ピン、77…係止孔、78…引き込み側ピン差し込み孔、79…盛り替え側ピン差し込み孔、80…連結具、81…連結具、82…支柱固定具、83…梁材、84…台車支持柱、85…梁材、86…筋交い、87…横桟、88…筋交い、89…横桟、90…梁材、91…ガイド装置、92…ストッパ、93…受け台、94…支持アーム。

Claims (3)

  1. 架設しようとする重量物を移送路の上で移送する移送手段と、前記重量物の後方部に着脱自在に設けられた後方部架設装置とを具備し、前記後方部架設装置は、垂直に配置された荷重支持用支柱と、この荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた引き込みブラケットと、この引き込みブラケットの下方に位置し、前記荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた盛り替えブラケットと、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットとの間に配置され、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットの間隔を可変するためのジャッキ装置と、前記盛り替えブラケットに取り付けられ、前記重量物を支持するセッテングビームとからなり、前記移送手段は、重量物の後端部において移送路の上のレールに載せられ、重量物の移送後に取り外される従走台車と、この従走台車より前方において移送路の上のレールに載せられ、前記重量物を所定距離だけ移送した後、セッテングビームに付け替えられ、前記重量物の移送完了後に前記セッテングビームから取り外される自走台車とからなることを特徴とする重量物の架設装置。
  2. 荷重支持用支柱は、長さ方向に複数個に分離可能に連結され、かつ、所定間隔で係止孔を穿設してなり、引き込みブラケットに穿設された引き込み側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて引き込み側結合ピンを挿抜可能に設けるとともに、盛り替えブラケットに穿設された盛り替え側ピン差し込み孔を、前記係止孔と一致せしめて盛り替え側結合ピンを挿抜可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の重量物の架設装置。
  3. 重量物の後方部に後方部架設装置を取り付け、前記重量物の先端部が載置される据え付け台に、前方部架設装置を配置し、前記後方部架設装置は、垂直に配置された荷重支持用支柱と、この荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた引き込みブラケットと、この引き込みブラケットの下方に位置し、前記荷重支持用支柱に上下動自在で、かつ、着脱自在に設けられた盛り替えブラケットと、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットとの間に配置され、これらの引き込みブラケットと盛り替えブラケットの間隔を可変するためのジャッキ装置と、前記盛り替えブラケットに取り付けられ、前記重量物を支持するセッテングビームとからなり、前記前方部架設装置は、据え付け台の両側に着脱自在に取り付け可能な少なくとも2個のジャッキ取り付け部材と、このジャッキ取り付け部材に取り付けられ垂直方向に進退する少なくとも2個1対のジャッキからなるジャッキ装置と、このジャッキ装置のピストンロッドの先端部に設けられた反力梁と、所定間隔でピン挿入孔からなる係止部を有し、前記ジャッキ取り付け部材のブラケット本体に穿設された垂直な支柱挿入孔と前記反力梁に穿設された垂直な支柱差し込み孔とに遊嵌して進退する角型鋼管からなる荷重支持用支柱と、この荷重支持用支柱の上部の係止部に着脱自在に取り付けられ前記重量物を移送する送り出しステージとからなることを特徴とする重量物の架設装置。
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