JP2010000563A - ロボット制御システム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 第1支持手段7の第1ベース11の支持面には碁盤目状の縦横の仮想線が想定され、それらの各交点はアタッチメントA1〜A3を取り付け可能な取り付け位置となっている。各アタッチメントA1〜A3の底面には係合ピンAbが突設されており、それを上記取り付け位置のいずれかの係合孔11Aに嵌合することで、各アタッチメントA1〜A3をベース11に取り付けることができる。
オペレータは、作業開始前に予め各アタッチメントA1〜A3の取り付け位置のアドレスを制御装置6に教示する。制御装置6は上記教示内容を認識した上で、ロボット3のグリッパ3Bで各容器B1〜B3を把持して他の位置へ移送する。
【効果】 形状が異なる容器であっても、アタッチメントを交換するだけで容器の位置を容易に教示することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明はロボット制御システムに関し、支持手段に支持された物品に対してロボットにより所定の処理を施すようにしたロボット制御システムに関する。
従来、ロボットの作動を制御して、該ロボットに物品の把持や移送を行わせるようにしたロボット制御システムは公知である(例えば特許文献1)。この特許文献1のロボット制御システムにおいては、ロボットによってパレット上に物品を載置し、或いはパレット上の物品を把持して他の場所に移載するようになっている。そして、この特許文献1のシステムにおいては、パレットにおける載置面を同一寸法の複数の升目に区分し、物品を載置する各升目の位置を制御装置に登録するようになっており、その登録に基づいて該制御装置における教示作業が簡略化されている。
特開昭63−123723号公報
ところで、上述した従来のロボット制御システムにおいては、処理対象である物品がいつも同一形状であれば問題は生じないが、形状や寸法が異なる複数種類の物品を処理する場合には、大がかりな型替え作業を要し、またそれぞれの物品に応じたパレットを用意しておく必要があり、広い保管スペースが必要となり、製造コストが高くなるという欠点があった。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、物品を所定の位置に支持する支持手段と、上記物品に対して所定の処理を行うロボットと、このロボットの作動を制御する制御装置とを備えたロボット制御システムにおいて、
上記支持手段は、複数の取り付け位置を設けたベースと、上記取り付け位置のいずれかに一定の状態に位置決めされて着脱自在に取り付けられ、かつ物品をその形状にあわせて予め定めた一定の状態で支持するアタッチメントとを備え、上記ベースの各取り付け位置の位置データは予め上記制御装置に登録されており、上記アタッチメントを上記ベースの取り付け位置のいずれかに取り付けるとともに、当該取り付け位置を上記制御装置に入力することにより、制御装置は、当該取り付け位置のアタッチメントに支持された物品の位置を認識するようにしたものである。
上述した構成によれば、処理対象である物品の形状が異なる場合であっても、物品の形状に応じたアタッチメントを用いることにより、容易に型替えすることができる。そのうえ、物品をアタッチメントに支持させるだけで容易に物品を所定の位置に支持することができることから、ロボットの教示作業において物品の位置を容易に教示することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、1はアイソレータ2内で容器の移送や回転等の処理を行うロボット制御システムである。このロボット制御システム1においては、アイソレータ2内に第1ロボット3および第2ロボット4を設けてあり、それらによってアイソレータ2内での容器の移送や1つの容器から他の容器への液体の注ぎ分け等の所定の処理を行わせるよになっている。そのためにオペレータが制御装置6へ所要事項を教示すると、制御装置6は自動化運転のための作動プログラムを作成するようになっている。
ロボット制御システム1は、滅菌ガスにより内部空間を無菌状態にすることが可能な従来公知のアイソレータ2内に設けられた供給位置Aおよび待機位置Bに隣接させて配置された上記第1ロボット3及び第2ロボット4と、これら両ロボット3,4の作動を制御する制御装置6と、供給位置Aに設けられてアタッチメントA1〜A3を介して容器B1〜B3を支持する第1支持手段7と、待機位置Bに設けられてアタッチメントA1〜A3を介して容器B1〜B3を支持可能な第2支持手段8とを備えている。なお、アイソレータ2内には、第2ロボット4に隣接した処理位置Cに従来公知の遠心分離機5が設置されている。また、アイソレータ2内の供給位置Aの近くに左右一対の作業グローブ9が配置されており、所要の場合にはオペレータが上記一対の作業グローブ9内に左右の腕を挿入して、該作業グローブ9を介してアイソレータ2内で所要の作業を行うことができるようになっている。
上記アイソレータ2の作業グローブ9が設けられた側壁は開閉扉2Aとなっており、開閉扉2Aを開放することでオペレータは供給位置Aや待機位置Bに両ベース11,21を取り付けたり、それらにアタッチメントA1〜A3を取り付けたり、さらにアタッチメントA1〜A3に容器B1〜B3を載置したりといった作業ができるようになっている。
このようなアイソレータ2の構成は従来公知のものと同じであり、上記開閉扉2Aを閉鎖した密閉状態において、アイソレータ2内に滅菌ガスを供給することでアイソレータ2の内部を滅菌できるようになっている。
また、上記遠心分離機5は、液体が入れられて、かつ上端開口に栓が取り付けられた状態の容器B1を保持して回転することにより、該容器B1内の液体を上層及び下層の2種類の液体に分離させることができる。この遠心分離機5の構成も従来公知である。
第1ロボット3および第2ロボット4は、従来公知の6軸多関節型の産業用ロボットであり、両ロボット3,4は同様の構成を備えているので第1ロボット3について説明する。第1ロボット3は、アーム3Aの先端に各容器B1〜B3を把持可能なグリッパ3Bを備えており、さらにグリッパ3Bを構成する一対の把持部材には、それらの対向位置に係合凹部3Cが形成されている(図2参照)。そして、円筒状をした各容器B1、B2をグリッパ3Bによって把持する際には、上記対向位置の係合凹部3Cにより各容器B1、B2の外周部を安定して把持できるようになっている。グリッパ3Bは、対向する係合凹部3Cの中心を結ぶ仮想線L1とアーム3Aの軸心を延長した仮想線L2との交点を、容器B1、B2を把持する際の把持中心CXとしてあり、このグリッパ3Bで円筒状の容器B1、B2を把持する際には、上記把持中心CXを通り、かつ仮想線L1と仮想線L2とに直交する仮想線L3が円筒状の容器B1、B2の中心(軸心)と一致させるようにする。
また、第2ロボット4もアーム4Aおよびグリッパ4Bを備えており、それらの構成は上述した第1ロボット3のものと同様のため、詳細な説明は省略する。
供給位置Aの第1支持手段7は、所定高さで水平に設置される第1ベース11と、容器B1〜B3をそれぞれ予め定めた一定の状態で支持可能な3種類のアタッチメントA1〜A3とを備えている。そして各アタッチメントA1〜A3は、第1ベース11の取り付け位置のいずれかに位置決め手段12によって一定の状態に位置決めされて取り付けられるようになっている。また、待機位置Bの第2支持手段8は、所定高さで水平に設置される第2ベース22と、第2ベース22のいずれかの取り付け位置に一定の状態に位置決めされて取り付けられる上記3種類のアタッチメントA1〜A3とを備えている。
第1支持手段7のアタッチメントA1〜A3は、本実施例で使用する各容器B1〜B3の形状と寸法に合わせて形成されており、各アタッチメントA1〜A3の上面には所定深さで収容凹部Aaが形成されている。各アタッチメントA1〜A3の収容凹部Aaに、その形状に応じた各容器B1〜B3の下部を挿入させて支持させるようになっている。例えば、円筒状の試験管である容器B1、B2を支持するためのアタッチメントA1、A2は概略カップ状に形成されており、横長の角型の容器B3を支持するアタッチメントA3は横長の箱型に形成されている。
各アタッチメントA1〜A3に対して、それに対応する各容器B1〜B3を支持させた際には、各アタッチメントA1〜A3に対して各容器B1〜B3が予め定めた一定の状態で支持されるようになっている。つまり、各アタッチメントA1〜A3の収容凹部Aaの形状に応じて、各アタッチメントA1〜A3に対する各容器B1〜B3の支持状態が特定されるようになっている。
各アタッチメントA1〜A3の底部には、係合ピンAbを突設させるとともに、その隣接位置に回り止めピンAcを突設させている(図3)。第1ベース11にアタッチメントA1〜A3を取り付ける際には、第1ベース11に形成された取り付け位置である多数の係合孔11AのいずれかにアタッチメントA1〜A3の係合ピンAbを嵌合させるとともに第1ベース11の回り止め孔11BにアタッチメントA1〜A3の回り止めピンAcを係合させるようにする。それにより、第1ベース11のいずれかの取り付け位置に各アタッチメントA1〜A3を取り付けることができるようになっている。そして、取り付け後の状態では、上記回り止めピンAcが回り止め孔11Bに係合することで、第1ベース11に対して各アタッチメントA1〜A3は回転しないように取り付け方向が決定されるようになっている。
本実施例においては、アタッチメントA1〜A3の係合ピンAbとそれが係合する係合孔11A、および回り止めピンAcとそれが係合する回り止め孔11Bとによって位置決め手段12が構成されている。
円筒状をした試験管である容器B1、B2を支持するアタッチメントA1、A2の係合ピンAbは、各アタッチメントA1、A2の軸心と一致させて配置されている。そのため、アタッチメントA1、A2に支持された容器B1、B2を第1ロボット3のグリッパ3Bで把持する際には、該グリッパ3Bの上記仮想線L3を係合ピンAbの軸心と同一軸線上に位置させるようにする。
なお、横長の角型となる容器B3を支持するアタッチメントA3の場合は、該アタッチメントA3に支持された容器B3をグリッパ3Bで安定して把持できる位置に、その仮想線L3と同一軸線上となる底部の位置に上記係合ピンAbが配置されており、また、それに隣接させて回り止めピンAcが取り付けられている。
つまり、アタッチメントA1〜A3に支持された状態の容器B1〜B3をロボット3のグリッパ3Bで把持する際には、グリッパ3Bの把持中心CX及び仮想線L3と各アタッチメントA1〜A3の係合ピンAbとを同一軸線上に位置させるようにする。
このように、アタッチメントA1〜A3の係合ピンAbと第1ベース11の係合孔11A、および回り止めピンAcと回り止め孔11Bとからなる位置決め手段12により、第1ベース11の取り付け位置のいずれかに各アタッチメントA1〜A3を特定の状態で着脱自在に取り付けることができるようになっている。
次に、第1ベース11は、その支持面(表面)に碁盤目状の縦横の仮想線(X1〜X4、Y1〜Y5)を設定してあり、それら縦横の仮想線が交差する各交点は上記アタッチメントA1〜A3が取り付け可能な取り付け位置となっている。そして、全ての取り付け位置(全ての交点の位置)を特定するためのアドレスが付されており、さらにそれら全ての取り付け位置の位置座標は予め制御装置6に登録されている。上記第1ベース11の支持面における各交点である取り付け位置にそれぞれ係合孔11Aが形成されるとともに、各係合孔11Aの隣接位置で各仮想線X1〜X4上に各回り止め孔11Bが形成されている。そして、前述したように各アタッチメントA1〜A3の係合ピンAbと回り止めピンAcを支持面における所要の取り付け位置の係合孔11Aと回り止め孔11Bに係合させることで、アタッチメントA1〜A3を支持面に特定の状態で取り付けることができる。
本実施例においては、教示作業の前にオペレータはロボットにより処理させようとする各容器B1〜B3の種類に応じて、それらを第1ベース11におけるどこの取り付け位置で支持するかを決め、その取り付け位置の係合孔11Aに各容器B1〜B3に応じたアタッチメントA1〜A3を事前に取り付けるとともに、各アタッチメントA1〜A3にそれぞれ容器B1〜B3を支持させておく。
供給位置Aの第1支持手段7は以上のように構成されており、待機位置Bの第2支持手段8も上記第1支持手段7の第1ベース11および各アタッチメントA1〜A3と同様に構成されている。つまり、第2支持手段8は、上記第1支持手段7と同様の3個のアタッチメントA1〜A3を備えており、また、第2ベース22の支持面は碁盤目状に縦横の仮想線が設定されるとともに、各交点となる取り付け位置に図示しない係合孔が形成され、さらにその隣接位置に図示しない回り止め孔が形成されている。上記縦横の仮想線が交差する各交点である取り付け位置の係合孔は、そこを特定するアドレスが付されており、かつ各取り付け位置の位置座標は予め制御装置6に登録されている。
この第2支持手段8においても、上記第1支持手段7の場合と同様に、容器B1〜B3の種類に応じて予め決めた取り付け位置にオペレータが空のアタッチメントA1〜A3を事前に取り付けておく。
制御装置6は教示手段を備えており、オペレータが教示手段を操作することにより作業プログラムが作成されるようになっている。教示手段は例えば、設定画面上で1つの動作としてロボット番号、取扱いワーク、作業位置、作業の種類をそれぞれ指定することができるようになっており、複数の動作をつなげることで、1つの作業プログラムが完成するようになっている。
例えば制御装置6においてロボットが次のような動作順で作業を行うものとする。すなわち、第1動作として、第1ロボット3はアーム3Aを所定姿勢にして供給位置Aの第1支持手段7に支持された容器B1の上方に移動してから下降して容器B1を把持して持ち上げて、アタッチメントA1から容器B1を抜き取った後、第1ロボット3のアーム3Aを待機位置Bの第2支持手段8のアタッチメントA1の上方まで移送し、その位置においてアーム3Aを下降して第2支持手段8側の空のアタッチメントA1に容器B1を嵌合させて支持させる。第2、第3の動作として第1ロボット3は残りの各容器B2、B3についても上述した容器B1の場合と同様に供給位置Aから待機位置Bの各アタッチメントA2、A3に支持させる。
上述した第1ロボット3の動作の後に、第4動作として第2ロボット4は、液体が入った容器B1をグリッパ4Bにより待機位置Bで把持して持ち上げてアタッチメントA1から抜き取った後に、容器B1を処理位置Cまで移送し、遠心分離機5に容器B1を供給し、その後、遠心分離機5の隣接位置で待機する(図1)。その後、遠心分離機5による液体の遠心分離処理が終わったら、第5動作として第2ロボット4は遠心分離処理済みの容器B1を遠心分離機5から取り外して待機位置Bの第2支持手段8上まで移送する。第2ロボット4のグリッパ4Bに把持されている容器B1内には、上記遠心分離処理によって二層に分離された液体が入っている。そして、第6動作として第2ロボット4は、待機位置Bにおける容器B2の位置まで容器B1を移動させてから容器B2に上記二層に分離されたうちの上層の一部の液体を注ぎ入れ、次に第2ロボット4は、容器B3へ容器B1の残りの液体を注ぎ入れる。最後に第7動作として第2ロボット4は、空となった容器B1を待機位置Bにある空のアタッチメントA1内に嵌合させてグリッパ4Bによる容器B1の把持状態を解放させる。このような作業をロボットに行わせるために上記制御装置6の設定画面上でオペレータが所要事項を入力(教示)することができるようになっている。
教示作業において、オペレータは、先ず上述した第1動作を教示するのに、設定画面上でロボット番号として第1ロボット3、取扱いワークとして容器B1、作業位置として供給位置AのアタッチメントA1の取り付け位置のアドレス(X4−Y1)、作業の種類としてピックアップを指定する。なお、作業位置を教示する際には、取り付け位置でのグリッパ3Aにより容器B1を把持する高さと把持した後に持ち上げる高さを入力し、容器B1を把持する際のグリッパ3Aの方向を指定するようになっている。また、第1ロボット3が待機位置BのアタッチメントA1に容器B1を載置するために、オペレータは、作業位置として待機位置BでのアタッチメントA1の取り付け位置のアドレス、作業の種類として平行移動とその後の載置を指定する。この教示の際には取り付け位置でのグリッパ3Aの下降開始高さと容器B1を解放した後に上方に退避する高さと、容器B1を載置する際のグリッパ3Aの方向を指定する。
この教示において、作業位置は処理しようとしている容器が支持されている第1ベース11の取り付け位置のアドレスや容器を支持させようとしている第2ベース21の取り付け位置のアドレスを指定するだけでよいようになっている。この第1動作の教示と同様に第2動作から第7動作についても、オペレータは制御装置6の設定画面上で所要事項を入力(教示)する。
以上の教示に基づいて、制御装置6は、両ロボット3,4を前述したように作動させるための作動プログラムを作成するようになっている。
このとき、供給位置Aおよび待機位置Bの両支持手段7,8における両ベース11、12の各取り付け位置の位置座標データは予め制御装置6に登録されているので、制御装置6は、作業位置として指定されたアドレスより作業位置の位置座標を認識することができるようになっている。
そしてオペレータにより制御装置6に対して上記作動プログラムを実行するようにプログラム実行指令が入力されると、制御装置6は、上記教示作業により作成した作動プログラムに基づいて前述したように第1ロボット3および第2ロボット4を作動させる。
次に上述した作業とは形状の異なる容器を取り扱う作業をロボットに行わせる場合、容器の形状に応じたアタッチメントを用意して、いずれかの取り付け位置にアタッチメントを取り付けて、制御装置6の教示手段により所定の作業の教示を行う。
このように、制御装置6により形状の異なる容器を両ロボット3,4によって把持・移送する等の処理を教示するに際して、取り付け位置のいずれかに容器の形状に応じたアタッチメントを取り付けるだけでよく、また、オペレータは制御装置6に対してそのアタッチメントが取り付けられた取り付け位置のアドレスを教示するだけで良い。
なお、上記実施例においては、容器が円筒状ではなく横長で異形の容器B3のような場合には、複数の取り付け位置にわたってアタッチメントA3を取り付けることになるが、その場合においても、係合ピンAbを嵌合させる係合孔11Aの位置、つまり取り付け位置をオペレータが制御装置6に入力して教示することで、支障なくグリッパ3Bで容器B3を把持することができる。
さらに、上記実施例においては、アタッチメントA1〜A3側に係合ピンAbを取り付けるとともに第1ベース11に係合孔11Aを形成しているが、係合ピンAbを第1ベース11の取り付け位置に設けるとともにアタッチメントA1〜A3の底部に係合孔11Aを設けてもよい。
また、係合ピンAbや係合孔11Aの断面を円形以外の形状、例えば四角形にしてもよく、その場合には回り止めピンAcと回り止め孔11Bを省略することができる。
また、ロボットによる処理対象が容器B1、B2のように回転体形状の物品である場合には、アタッチメントA1、A2上面の収容凹部Aa及び断面形状が円形の係合ピンAbの軸心を一致させて設けることにより、アタッチメントA1、A2の係合ピンAbとそれが係合する第1ベース11の係合孔11Aのみによって位置決め手段12を構成することができ、回り止めピンAcと回り止め孔11Bを省略してもよい。
さらに、上記各ベース11、21は、複数に分割可能な分割構造としてもよい。
また上記両ベース11、21とは異なる取り付け位置が設けられたベースを供給位置Aや待機位置Bに設ける場合は、そのベースの各取り付け位置を予め制御装置6に登録しておく。この場合、ベースを供給位置Aや待機位置Bに着脱自在に構成する。
本発明の一実施例を示す平面図。 図1の要部を示す斜視図。 図2に示す要部の拡大図。
符号の説明
1‥ロボット制御システム 3‥第1ロボット
4‥第2ロボット 6‥制御装置
7‥第1支持手段 8‥第2支持手段
11‥第1ベース 12‥位置決め手段
22‥第2ベース
A1〜A3‥アタッチメント B1〜B3‥容器(物品)

Claims (3)

  1. 物品を所定の位置に支持する支持手段と、上記物品に対して所定の処理を行うロボットと、このロボットの作動を制御する制御装置とを備えたロボット制御システムにおいて、
    上記支持手段は、複数の取り付け位置を設けたベースと、上記取り付け位置のいずれかに一定の状態に位置決めされて着脱自在に取り付けられ、かつ物品をその形状にあわせて予め定めた一定の状態で支持するアタッチメントとを備え、
    上記ベースの各取り付け位置の位置データは予め上記制御装置に登録されており、
    上記アタッチメントを上記ベースの取り付け位置のいずれかに取り付けるとともに、当該取り付け位置を上記制御装置に入力することにより、制御装置は、当該取り付け位置のアタッチメントに支持された物品の位置を認識することを特徴とするロボット制御システム。
  2. 上記ロボットによる所定の処理とは、上記アタッチメントへ物品を支持させること、又は上記アタッチメントに支持された物品を把持して他の位置へ移送すること、又は上記アタッチメントに支持された物品に対して他の物品から内容物を移し替えることのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御システム。
  3. 上記ベースとアタッチメントは、アタッチメントとベースの取り付け位置とのいずれか一方に設けた係合ピンと、いずれか他方に設けられて係合ピンが係合する係合孔とにより位置決めされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボット制御システム。
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