JP2019058954A - 作業支援ユニット及び自動作業システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工場内のレイアウトを変更することなく、既存の作業ユニットによる作業を自動化する。【解決手段】作業位置に配置されたワークに対して所定作業を施す作業ユニットとは別のユニットとして設置される作業支援ユニットであって、前記作業ユニットに配置された前記ワークを移動させるロボットアームと、前記作業ユニットに設けられたマーカーの位置を認識するマーカー認識部と、前記マーカーの位置に基づき、前記作業位置及び前記ワークが当該作業位置に配置されていない場合に配置される作業退避位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ロボットアームを制御し、前記位置情報に含まれる前記各位置へ前記ワークを移動させるロボットアーム制御部と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業支援ユニット及びその作業支援ユニットを用いた自動作業システムに関するものである。
工場で使用される作業ユニットには、ワークに対して種々の作業を施すものがあるが、近年、これらの作業ユニットに対してロボットアームを組み合わせることにより、各作業ユニットによる作業を自動化する試みがなされている。
例えば、特許文献1には、基台上に、複数の作業ユニットとその複数の作業ユニットを操作するロボットアームとを設置して一体化した自動作業システムが開示されている。
しかし、前記自動作業システムにおいては、システム全体が一体化しているため、複数の作業ユニット及びロボットアームのいずれか一つが故障すると、他が故障していなくても、システム全体を停止せざるを得ないという問題点がある。そして、この問題は、設置スペースや予算の関係から同じ作業ユニットを複数導入することができない小規模工場では、生産のストップに直結し、死活問題に成り兼ねない。
また、仮に、敷地面積の狭い工場において、既存の作業ユニットを自動化するために、前記自動作業システムを導入しようとすると、既存の作業ユニットよりも占有面積が広くなり、単に既存の作業ユニットと入れ替えるだけでは設置スペースを確保できず、工場内のレイアウトの変更を余儀なくされるという問題点がある。さらに、この場合、既存の作業ユニットが現役で稼働しているにもかかわらず、前記自動作業システムと入れ替えることになり、既存の作業ユニットが無駄になる。
以上のような事情により、前記自動作業ユニットは、大規模工場における導入は進んでいるものの、町工場のような小規模工場における導入が進んでいないのが現状である。一方で、町工場においても、人件費の削減等を理由に作業ユニットの自動化が望まれているのも現状である。
特開2009−131908
そこで、本発明は、工場内のレイアウトを変更することなく、既存の作業ユニットによる作業を自動化できる作業支援ユニットを提供することを主な課題とするものである。
すなわち、本発明に係る作業支援ユニットは、作業位置に配置されたワークに対して所定作業を施すための作業ユニットとは別のユニットとして設置される作業支援ユニットであって、前記作業ユニットに配置された前記ワークを移動させるロボットアームと、前記作業ユニットに設けられたマーカーの位置を認識するマーカー認識部と、前記マーカーの位置に基づき、前記作業位置及び前記ワークが当該作業位置に配置されていない場合に配置される作業退避位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ロボットアームを制御し、前記位置情報に含まれる前記各位置へ前記ワークを移動させるロボットアーム制御部と、を具備していることを特徴とするものである。
このようなものであれば、作業支援ユニットを既存の作業ユニットの近くに設置するだけで、作業支援ユニットが、作業ユニットに配置されたワークを作業位置と作業退避位置との間で移動させるため、作業ユニットによる作業を自動化することができる。また、作業支援ユニットが故障した場合に、作業支援ユニットに代わって作業員が作業ユニットによる作業を続行でき、生産がストップしない。一方、作業ユニットが故障した場合には、作業支援ユニットを別の作業ユニットの近くに設置することにより、その別の作業ユニットによる作業を自動化することができ、作業支援ユニットによる労力を無駄にすることなく有効活用できる。また、作業支援ユニットは、既存の作業ユニットの周囲に確保されている作業員の作業スペースに設置することができるため、工場内のレイアウトを変更しなくても使用することができる。
また、前記作業支援ユニットにおいて、前記作業ユニットに接続され、前記作業ユニットへ所定作業の開始信号を送信する作業開始信号送信部をさらに具備し、前記開始信号送信部が、前記ロボットアーム制御部によって前記作業退避位置に配置された前記ワークを前記作業位置へ移動させた後に、前記開始信号を送信するものであってもよく、また、前記作業ユニットに接続され、前記作業ユニットから所定作業の終了信号を受信する作業終了信号受信部をさらに具備し、前記ロボットアーム制御部が、前記終了信号を受信した後に、前記作業位置に配置された前記ワークを前記作業退避位置へ移動させるものであってもよい。
また、前記いずれかの作業支援ユニットにおいて、前記ロボットアームが、移動機構を備えているものであってもよい。
このようなものであれば、例えば、町工場の敷地内に設けられた各作業ユニットのうちで稼働が必要な作業ユニットの近くまで作業支援ユニットを容易に移動させることができる。また、作業ユニット又は作業支援ユニットのいずれかが故障した場合に、両ユニットを容易に切り離すことができる。
また、前記いずれかの作業支援ユニットにおいて、前記ロボットアームの稼働時における姿勢を安定させるためのバランス機構をさらに備えているものであってもよい。
このようなものであれば、ロボットアームの稼働時に生じる前後左右への揺れを抑制することができ、ロボットアームによるワークの移動を正確に行うことができるようになる。また、揺れに伴う転倒を防止することもできる。
また、本発明に係る自動作業システムは、前記いずれかの作業支援ユニットと前記作業ユニットとを具備することを特徴とするものである。
このように構成すれば、工場内のレイアウトを変更することなく、既存の作業ユニットによる作業を自動化できる。
実施形態1に係る自動作業システムを模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る自動作業システムを模式的に示す平面図である。 実施形態1に係る作業支援ユニットを模式的に示す側面図である。 実施形態1に係る自動作業ユニットの動作を示すブロック図である。 実施形態1に係るパラメータ設定画面を示す画面構成図である。 実施形態1に係る自動ティーチングプログラム画面を示す画面構成図である。 実施形態1に係る外部機器に表示される動作状況画面を示す画面構成図である。 その他の実施形態に係る自動作業システムを示す平面図である。 その他の実施形態に係る自動作業システムを示す平面図である。
以下に、本発明に係る作業支援ユニット及び自動作業システムを図面に基づいて説明する。
<実施形態1> 本実施形態に係る自動作業システム100は、図1又は図2に示すように、ワークWに対して所定作業を施す作業ユニット200と、作業ユニット200による作業を自動化する作業支援ユニット300と、を備えている。
前記作業ユニット200は、第1作業台10及び第2作業台20を備えている。そして、第1作業台10には、作業機器11が設置され、第2作業台20には、収容ボックス21が交換可能に設置されている。なお、第1作業台10には、第1マーカーM1が取り付けられており、第2作業台20には、第2マーカーM2が取り付けられている。
前記作業機器11は、ワークWに対して所定作業を施すものであり、具体的には、作業位置P1に設置されたワークWに対して所定作業を行う。なお、作業機器11は、第1作業台10の内部に設置された作業機器制御部12によって制御される。所定作業としては、切削等の加工、質量等の計測、溶接等の接着、部品等の組立などが考えられるが、これに限定されるものではない。
前記収容ボックス21は、作業機器11によって作業を施す必要のあるワークWを作業員が作業ユニット200に対して搬入・搬出するためのものである。そして、収容ボックス21は、第2作業台20の所定位置に配置され、作業位置P1に配置されていない状態のワークWが配置される作業退避位置P2となる。なお、第2作業台20には、収容ボックス11の位置決めを行うための位置決め部材12が設けられており、この位置決め部材12に従って収容ボックス11を設置することにより、第2作業台20に対する作業退避位置P2が常に同じ位置となる。
前記作業支援ユニット300は、作業ユニット200に配置されたワークWを作業位置P1又は作業退避位置P2のいずれかへ移動させるものである。そして、作業支援ユニット300は、ロボットアーム30と、マシンビジョン40と、各種センサ(図示せず)と、移動台50と、を備えている。なお、作業支援ユニット300は、移動台50によってロボットアーム30を自由に移動できるように構成されている。
前記ロボットアーム30は、6軸ロボットアームであり、多関節アーム31やハンド32等を備えており、ハンド32によってワークWを把持できるようになっている。
前記マシンビジョン40は、所謂3Dビジョンであり、ワークWやマーカーM等の三次元上での位置や姿勢を特定するために用いられる。なお、マシンビジョン40は、ロボットアーム30の先端部に取り付けられて自在に移動し、その移動に応じた方向部位を撮像する移動カメラを利用して構成されている。
前記各種センサとしては、ロボットアーム30の動作状態等を検知するロボットセンサ(図示せず)が設けられている。なお、ロボットセンサは、ハンド32の保持力をセンシングする力感センサなどであり、ここでは、ロボットアーム30にそもそも付帯しているものを用いている。力感センサは、例えば、ハンド32に取り付けられたピエゾ素子等から構成したものであるが、このような力感センシング専用のセンサを設けず、ハンド32の開閉アクチュエータ(モータ)を流れる電流から算出するようにしたものなどでもよい。
前記移動台50は、箱状のものであり、その内部に作業機器20及びロボットアーム30を個別かつ統合的に制御する制御装置60が収容されている。また、移動台50には、その底面の四隅にキャスター51及びアジャスター52が設けられている。なお、アジャスター52は、移動台50のキャスター51による移動を規制するためのものである。また、移動台50には、その底面の中央にバランスウエイト53が設けられており、これにより、ロボットアーム30の稼働時における前後左右の揺れが低減される。また、移動台50には、底面から外方へ向かって突出できるように構成されたアウトリガー54が設けられており、これにより、ロボットアーム30の稼働時における転倒が防止される。なお、アウトリガー54は、移動台50の第1作業台10に向かう前側を除く後左右側にそれぞれ設けられている。
前記制御装置60は、作業機器11、ロボットアーム30、マシンビジョン40、各種センサ等の各内部機器に接続されている。なお、制御装置60は、CPU、内部メモリ、I/Oバッファ回路、ADコンバータ等を有した所謂コンピュータである。そして、内部メモリの所定領域に格納した制御プログラムに従って動作することで、CPU及び周辺機器が協働動作し、各機能を発揮する。
具体的には、制御装置60は、マーカー認識部、位置情報取得部、ロボットアーム制御部、作業開始信号送信部、及び、作業終了信号受信部としての機能を発揮する。
前記マーカー認識部は、マシンビジョン40によって撮影された第1マーカーM1及び第2マーカーM2の画像データに基づき、第1マーカーM1及び第2マーカーM2の三次元上の位置を特定する。
前記位置情報取得部は、第1マーカーM1の位置に基づき、第1作業台10の作業機器11における作業位置P1に関する位置情報(座標情報)を取得する。また、位置情報取得部は、第2マーカーM2の位置に基づき、第2作業台20の収容ボックス21における作業退避位置P2に関する位置情報(座標情報)を取得する。具体的には、制御装置60に設けられたメモリに対し、予め第1マーカーM1と作業位置P1との位置関係、及び、第2マーカーM2と作業退避位置P2との位置関係を示す位置関係情報を記憶しておく。そして、この位置関係情報と各マーカーM1、M2の位置に基づき、作業位置P1及び作業退避位置P2を特定する。
前記ロボットアーム制御部は、前記位置情報に基づき、ロボットアーム30によってワークWを移動させる。具体的には、作業機器11によって作業が施される前のワークWを作業退避位置P2から作業位置P1へ移動させ、また、作業機器11によって作業が施された後のワークWを作業位置P1から作業退避位置P2へ移動させる。なお、作業位置P1や作業退避位置P2へワークWを配置する場合には、ビジョンカメラ40で撮影された画像データに基づいてワークWの姿勢が所定の姿勢になるように配置する。
前記作業開始信号送信部は、ロボットアーム30によって作業退避位置P2に配置されたワークWを作業位置P2へ移動させた後に、作業機器11へ開始信号を送信するものである。なお、開始信号を受信した作業機器11は、メモリに記憶された作業手順に従って作業機器11を動作させる。これにより、作業機器11によってワークWに対して所定作業が施される。
前記作業終了信号受信部は、作業機器11によってワークWに対して所定作業を施した後に、作業機器11から送信される終了信号を受信するものである。なお、終了信号を受信した後に、ロボットアーム制御部は、作業位置P1に配置されたワークWを作業退避位置P2へ移動させる。
なお、作業支援ユニット300は、図2に示すように、作業ユニット200に対し、ロボットアーム30の可動域R(図2中、一点鎖線にて示す)内に作業位置P1及び作業退避位置P2が位置するように配置される。なお、本実施形態においては、ロボットアーム30の可動域Rを制限する規制センサ70が設けられている。そして、ロボットアーム30は、規制センサ70から射出される赤外線(図2中、二点鎖線にて示す)を跨いで移動できなくなり、これにより、可動域Rが規制され、作業員のセーフティーゾーンが確保される。
また、作業支援ユニット100は、各内部機器X(作業機器11、ロボットアーム30、マシンビジョン40、各種センサ等)を制御する制御装置60が、外部機器Yと接続されており、この外部機器Yによって各内部機器Xの動作を監視・制御できるようなハードウェア構成になっている。なお、制御装置60と外部機器Yとは、有線又は無線(インターネットを含む)によって接続されている。
なお、制御装置60は、各内部機器Xが有する固有のデータ通信方式を、外部機器Yが有する標準的なアプリケーションやソフトウェアによって、各内部機器Xとやり取りできるようにインターフェース部としての機能を備えている。
インターフェース部は、外部機器Yから各内部機器Xを制御するための共通形式のデータを受け付け、これを各内部機器X特有のデータ形式にそれぞれ変換して各内部機器Xに送信する制御用インターフェースと、各内部機器Xから送信されてくる特有の動作状況データを統合して、外部機器Yから監視できるようにする監視用インターフェースと備えている。
制御用インターフィースは、各内部機器Xに対する命令をパラメータ化し、共通化するため、パラメータ設定画面や自動ティーチングプログラム画面を表示するものである。
パラメータ設定画面では、図4に示すように、作業位置P1を特定するための各情報(例えば、作業機器11のサイズ情報や、作業機器11と第1マーカーM1との位置関係情報)、作業退避位置P2を特定するための各情報(例えば、収容ボックス31のサイズ情報や、収容ボックス31と第2マーカーM2との位置関係情報)、ワークWに関する各情報(例えば、ワークWの数情報や、ワークWのサイズ情報)、ロボットアーム30のハンド32に関する各情報(例えば、ハンド32の把持力情報)等を、ユーザーが設定できるようになっている。
自動ティーチングプログラム画面では、図5に示すように、単位ジョブ(1つの内部機器が行う最小単位作業)を1つのレコードで設定できるようになっており、動作の順番はレコードの並び順になっている。なお、1つのレコードにおいて、内部機器Xの動作内容や、その動作内容に対応するコマンド等を設定できるようになっている。
監視用インターフェースは、実際のロボットアーム30、マシンビジョン40、及び、各種センサなどから送信されてくるデータを数値化乃至イラスト化して、図6に示すように、外部機器Yにおける所定の動作状況画面上に表示するものである。
次に、本実施形態に係る自動作業システム100の動作を図4に基づいて説明する。
先ず、作業員が、第2作業台20に対し、ワークWが収容された収容ユニット21を設置する。この場合、位置決め部材22に合わせて収容ユニット21を配置する。その後、セーフティーゾーンに退避した作業員が、作業支援ユニット300を稼働させる。
作業支援ユニット300が稼働すると、ロボットアーム制御部が、ロボットアーム30を制御し、ビジョンカメラ40によって第1マーカーM1及び第2マーカーM2を撮影する。そして、マーカー認識部40が、その画像データに基づき、第1マーカーM1及び第2マーカーM2の位置を特定する(ステップS1)。そして、位置情報認識部が、予めメモリに記憶してある前記位置関係情報を利用して作業位置P1、及び、各ワークWの作業退避位置P2に関する位置情報を取得する(ステップS2)。
次に、ロボットアーム制御部が、ロボットアーム30を制御し、作業退避位置P2に配置された各ワークWを予め設定された順序で作業位置P1へ移動させる(ステップS3)。そして、作業開始信号送信部が、作業機器11へ所定作業の開始信号を送信し、作業機器11によるワークWに対する作業が開始される(ステップS4)。
次に、作業機器11によるワークWに対する作業が完了すると、作業機器11から作業終了信号が送信され、作業終了信号受信部が受信する(ステップS5)。そして、ロボットアーム制御部が、ロボットアーム30によって作業位置P1に配置されたワークWを元の作業退避位置P2へ移動させる(ステップS6)。
そして、制御装置60は、作業機器11によって所定作業を施したワークWの数をカウントし、当該ワークWの数が所定数に達した場合には、作業支援ユニット300を停止させる(ステップS7)。この後、作業員が、収容ユニット31を入れ替え、再度作業支援ユニット300を稼働させる。
<その他の実施の形態> その他の実施形態として、前記実施形態1に係る自動作業ユニット100の変形例を図8に示す。図8に示す自動作業ユニット100は、ワークWに対して異なる作業を施す二つの作業機器11と、作業機器11によって作業が施される前のワークWが配置される第2作業台20aと、作業機器11によって作業が施された後のワークWが配置される第2作業台20bと、を備えている。また、二つの第2作業台20は、いずれも規制センサ70によって形成されるセーフティーゾーンからロボットアーム30の可動域Rへ伸びるベルトコンベア等の搬送機構22を備えている。よって、本実施形態においては、作業位置P1及び作業退避位置P2がいずれも二つ設けられる。
そして、作業支援ユニット300は、ロボットアーム30によって、一方の第2作業台20aに配置されたワークWを、二つの作業機器11へ順次移動させた後、他方の第2作業台20bへ配置させる動作を繰り返すようになっている。また、第2作業台20は、搬送機構22に設置された収容ボックス21をセーフティーゾーンとロボットアームの可動域Rとの間で移動させるようになっている。
このように構成すれば、ワークWに対して二つの作業を施すことができる。また、作業員は、第2作業台20の収容ボックス21を設置する作業を、セーフティーゾーンで実施することができ、安全性が向上する。
このように本発明においては、作業ユニット200におけるワークWに所定作業を実施する作業機器11の数や、作業前後のワークWを配置する作業台の数は、特に限定されず、色々なバリエーションが考えられる。また、前記実施形態1における第1作業台10と第2作業台20とを一体化したような態様のものであってもよい。
また、その他の実施形態としては、図9に示すように、前記作業ユニット200に設置される作業機器11として、第1作業台10に固定されるロボットハンド11を設置してもよい。このような構成にすれば、作業支援ユニット300の制御装置60によってロボットハンド11を制御し、ロボットアーム30とロボットハンド11とを連携させることにより、ロボットハンド11がワークWの冶具としての役割を果たし、ロボットハンド11によってワークWを安定して保持した状態でロボットアーム30による作業を実施できる。具体的には、第1作業台10に対して作業位置P1に配置されたワークWを安定して保持できるように固定式のロボットハンド11を設置する。そして、作業退避位置P2に配置されたワークWをロボットアーム30によってロボットハンド11に受け渡し、ロボットハンド11によってワークWを保持する。そして、ロボットハンド11で保持されたワークWに対し、ロボットアーム30によって部品の組付け等の作業を実施する。
また、ロボットハンド11に対してマーカーMを取り付け、マシンビジョン40によってロボットハンド11の位置を認識するようにしてもよい。このような構成にすれば、ロボットハンド11を磁気や多関節アームを利用して第1作業台10に設置し、これにより、第1作業台11に対するロボットハンド11の位置を自由に変えることができるような構成にしても、その位置を正確に把握でき、ロボットハンド11に対し、ロボットアーム30によってワークWの受け渡しを正確に行うことができる。
このように本発明に係る作業ユニット200は、作業ユニット200自体がワークWに対して加工等の作業を実施するものに限定されず、作業に携わる機器が設置されたものであればよい。
また、作業位置又は作業退避位置に対するマーカーMの位置が固定されているのであれば、マーカーMの数は限定されない。なお、マーカーMは、その位置を認識できるものであればよい。また、前記実施形態においては、作業台に対してマーカーを取り付けられたが、作業位置P1及び作業退避位置P2とマーカーMとの位置関係が変化しなければよく、例えば、作業機器11や収容ボックス21にマーカーを取り付けてもよい。
その他、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 自動作業システム
200 作業ユニット
W ワーク
10 第1作業台
11 作業機器
M1 第1マーカー
20 第2作業台
21 収容ボックス
M2 第2マーカー
300 作業支援ユニット
30 ロボットアーム
40 マシンビジョン
50 移動台
60 制御装置

Claims (6)

  1. 作業位置に配置されたワークに対して所定作業を施すための作業ユニットとは別のユニットとして設置される作業支援ユニットであって、
    前記作業ユニットに配置された前記ワークを移動させるロボットアームと、
    前記作業ユニットに設けられたマーカーの位置を認識するマーカー認識部と、
    前記マーカーの位置に基づき、前記作業位置及び前記ワークが当該作業位置に配置されていない場合に配置される作業退避位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記ロボットアームを制御し、前記位置情報に含まれる前記各位置へ前記ワークを移動させるロボットアーム制御部と、を具備していることを特徴とする作業支援ユニット。
  2. 前記作業ユニットに接続され、前記作業ユニットへ所定作業の開始信号を送信する作業開始信号送信部をさらに具備し、
    前記作業開始信号送信部が、前記ロボットアームによって前記作業退避位置に配置された前記ワークを前記作業位置へ移動させた後に、前記開始信号を送信するものである請求項1記載の作業支援ユニット。
  3. 前記作業ユニットに接続され、前記作業ユニットから所定作業の終了信号を受信する作業終了信号受信部をさらに具備し、
    前記ロボットアーム制御部が、前記作業終了信号受信部で終了信号を受信した後に、前記ロボットアームによって前記作業位置に配置された前記ワークを前記作業退避位置へ移動させるものである請求項1記載の作業支援ユニット。
  4. 前記ロボットアームが、移動機構を備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の作業支援ユニット。
  5. 前記ロボットアームの稼働時の姿勢を安定させるためのバランス機構をさらに備えている請求項1乃至4のいずれかに記載の作業支援ユニット。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの作業支援ユニットと前記作業ユニットとを備える自動作業システム。
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