JP2009537805A - デジタル信号のデューティ・サイクル又は相対デューティ・サイクルを測定する方法及び装置 - Google Patents

デジタル信号のデューティ・サイクル又は相対デューティ・サイクルを測定する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 デジタル信号のデューティ・サイクル又は相対デューティ・サイクルを測定する方法及び装置を提供する。
【解決手段】 開示された方法及び装置は、クロック信号のデューティ・サイクルを測定するものである。可変デューティ・サイクル回路は、クロック信号ジェネレータからクロック信号を受け取る。可変デューティ・サイクル回路は、それが受け取るデューティ・サイクル・インデックス値に依存する量だけクロック信号のデューティ・サイクルを調整する。可変デューティ・サイクル回路は、デューティ・サイクルが調整されたクロック信号を分周回路に供給する。この装置は、クロック信号の周波数を初期値からそれ以上では分周回路がフェイルする最大周波数までスイープする。次に、この装置は、最大周波数からデューティ・サイクルが調整されたクロック信号のデューティ・サイクルを決定する。1つの実施形態において、開示された方法及び装置は、クロック信号が電子回路上のクロック分配ネットワークの選択されたノードまで進む際の、入力ノードに対するクロック信号の相対デューティ・サイクル情報を測定する。
【選択図】 図5

Description

本明細書における開示は一般にデジタル・システムに関し、より具体的には、可変デューティ・サイクルのデジタル信号のデューティ・サイクルを測定する方法及び装置に関する。
本出願は、本特許出願と同じ譲受人に譲渡された、発明者Boerstler他による、2006年5月1日出願の“Method and Apparatus For On−Chip Duty Cycle Measurement”と題する特許文献1に関連し、その開示の全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本特許出願はまた、同じ譲受人に譲渡された、発明者Boerstler他による、2006年5月1日出願の“Duty Cycle Measurement Method And Apparatus That Operates In A Calibration Mode And A Test Mode”と題する特許文献2に関連し、その開示の全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本特許出願はまた、同じ譲受人に譲渡された、発明者Boerstler他による、2006年5月1日出願の“Method and Apparatus For Correcting The Duty Cycle Of A Digital Singal”と題する特許文献3に関連し、その開示の全体が引用により本明細書に組み入れられる。
幾つかの従来のクロック信号ジェネレータ回路は、ユーザ又は設計者が回路が生成するクロック信号のデューティ・サイクルを変えることを可能にする。クロック周期の間、クロック信号は、周期の一部分に対してロジック・ハイを示し、周期の残り部分に対してはロジック・ローを示す。デューティ・サイクルとは、クロック信号が特定の論理状態(例えば、ロジック・ハイ)を示すクロック周期の割合のことをいう。信号周期の50%に対してロジック・ハイ状態を示す信号が50%のデューティ・サイクルに対応する。同様に、信号周期の40%に対してロジック・ハイ状態を示す信号は、40%のデューティ・サイクルに対応する。勿論、設計者又はユーザは代わりに反転論理を用いて信号がロジック・ロー状態を示す信号周期の割合によってデューティ・サイクルを定義することができる。
MHz領域を含む周波数までの比較的に低い周波数においては、デジタル信号のデューティ・サイクルに対するインクリメント変化又は調整値を測定することは困難ではない。しかしながら、GHz領域のクロック回路を扱うときは、設計者は、デジタル信号のデューティ・サイクルの小さな変化を測定する際に著しい困難に遭遇する。周波数ではなく時間により、ピコ秒領域におけるクロック・デューティ・サイクル又はパルス継続時間に対するインクリメント調整を測定することは非常に困難である。
ピコ秒領域におけるクロック信号のデューティ・サイクルに対する変化を測定するための1つの解決法は、極めて広い帯域幅を有する高速オシロスコープを用いることである。残念なことに、マルチGHzスコープを備える実験室は、実現し維持するのに費用がかかる。さらに、どんな回路が結合しても、論理チップからスコープへのクロック信号がデューティ・サイクルに対するインクリメント調整の継続時間を越えるジッターを導入しないことを保証するように注意しなければならない。
集積回路(IC)上のクロック信号のデューティ・サイクルの変化を測定する別の方法は、ピコ秒画像形成回路解析(PICA)である。PICA法では、クロック・パルスの前縁及び後縁で放射される光の光子を検出して、それらのデューティ・サイクルを決定する。この型のデューティ・サイクル解析は役に立つが、極めて高価である。さらに、この型の解析は被試験コンポーネントを破壊する。
米国特許出願第11/380982号 米国特許出願第11/381031号 米国特許出願第11/381050号
上述の問題に対処するデューティ・サイクル測定方法及び装置が必要である。
1つの実施形態において、本発明は、可変デューティ・サイクル回路が処理するクロック信号に関連するデューティ・サイクル情報を決定するための方法を提供する。この方法は、クロック信号ジェネレータによりクロック信号を可変デューティ・サイクル回路に提供するステップを含む。それに応答して、可変デューティ・サイクル回路は、デューティ・サイクル・インデックスに依存するデューティ・サイクルを示す出力信号を提供する。出力信号は第1周波数を示す。この方法はまた、可変デューティ・サイクル回路により、デューティ・サイクル・インデックスに依存する最大周波数においてフェイルする分周回路に出力信号を提供するステップを含む。この方法は、クロック信号ジェネレータによりクロック信号の周波数を、第1周波数から、それより高い周波数では分周回路のフェイルが起る第2周波数までスイープするステップをさらに含む。この方法はまた、出力信号に関するデューティ・サイクル情報を第2周波数から決定するステップをさらに含む。
別の実施形態において、本発明は、デジタル信号のデューティ・サイクルを決定するデューティ・サイクル測定システムを提供する。このデューティ・サイクル測定システムは、第1周波数及び第1デューティ・サイクルを示すクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータを含む。このシステムはまた、クロック信号ジェネレータに結合して第1デューティ・サイクルを示すクロック信号を受け取る可変デューティ・サイクル回路を含む。それに応答して、可変デューティ・サイクル回路は、デューティ・サイクル・インデックスに依存する第2デューティ・サイクルを示すクロック信号を出力する。このシステムは、可変デューティ・サイクル回路に結合してデューティ・サイクル・インデックスに依存する最大周波数においてフェイルする分周回路をさらに含む。1つの実施形態において、このシステムは、クロック信号ジェネレータに結合して、クロック信号の周波数を第1周波数から、それより高い周波数では分周回路のフェイルが起る第2周波数まで変えるコントローラを含む。このシステムはまた、クロック信号ジェネレータ及び分周回路に結合してそれより高い周波数では分周回路がフェイルする第2周波数を示すインジケータをさらに含む。コントローラは、デューティ・サイクル情報をインジケータによって示された第2周波数から決定する。
別の実施形態において、本発明は、クロック信号がクロック分配ネットワークのような電子回路中を伝搬する際のクロック信号に関する相対デューティ・サイクル情報を決定するための方法を提供する。この方法は、クロック信号ジェネレータにより、クロック信号をクロック分配ネットワーク全域の複数の位置に分配するクロック分配ネットワークを含む電子回路に、クロック信号を送るステップを含む。この方法はまた、相対デューティ・サイクル測定回路により、ベンチマーク・モードで動作してクロック分配ネットワークの外部位置におけるクロック信号に関するベンチマーク・デューティ・サイクル情報を決定して外部クロック信号を明示するステップをさらに含む。この方法は、相対デューティ・サイクル測定回路により、相対モードで動作して、クロック分配ネットワーク内の複数の位置のうちの1つにおけるクロック信号の相対デューティ・サイクル情報をベンチマーク・デューティ・サイクル情報に対して決定して内部クロック信号を明示するステップをさらに含む。
別の実施形態において、本発明は、クロック信号をクロック・グリッド内の複数の分配ノードに分配するクロック・グリッドを有する電子回路を含む試験システムを提供する。試験システムは、電子回路に結合してクロック・グリッドによって分配するためのクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータを含む。試験システムはまた、クロック信号ジェネレータ及びクロック・グリッドの複数の分配ノードに結合した相対デューティ・サイクル測定回路を含む。相対デューティ・サイクル測定回路は、ベンチマーク・モードで動作して試験システム内のクロック・グリッドの外部位置におけるクロック信号に関するベンチマークのデューティ・サイクル情報を決定して外部クロック信号を明示する。相対デューティ・サイクル測定回路はまた、相対モードで動作して、クロック・グリッド内の複数の分配ノードのうちの1つにおけるクロック信号の相対デューティ・サイクル情報をベンチマークのデューティ・サイクル情報に対して決定して内部クロック信号を明示する。
添付の図面は、本発明の例示的な実施形態のみを示し、従って、本発明の概念は他の同様に効果的な実施形態に役立つので、その範囲を制限するものではない。
1つの実施形態において、開示された装置及び方法は、デジタル信号のデューティ・サイクルにおける相対的に小さなインクリメント変化の時間幅を決定するための方法を提供する。開示された装置はギガヘルツ領域、即ち凡そ1GHz及びそれ以上における測定のために特に有用であるが、より低い周波数のデジタル信号のデューティ・サイクルのインクリメント変化を測定することもできる。
1つの実施形態において、開示された方法は、分周回路がフェイルする周波数においてフェイルする分周回路の特性を用いて、クロック信号のデューティ・サイクルのインクリメント変化又は補正の時間幅を決定するものである。図1は、入力100A及び出力100Bを含む代表的な分周回路100を示す。分周回路100は、その入力100Aにおいて所定の周波数を示すデジタル信号を受け取り、出力100Bにおいてそのデジタル信号の分周形を提供する。分周回路100は、ラッチ105及び110を含む。ラッチ105のクロック入力は分周回路入力100Aに結合して、周波数Fを示すクロック信号CLK_INを受け取る。ラッチ105のクロック入力はラッチ110のクロック入力に結合するので、各々のラッチのクロック入力は同じCLK_IN信号を受け取る。ラッチ105のQ出力は、ラッチ110のD入力に結合する。ラッチ110のQ出力は、インバータ115を介してラッチ105のD入力に結合する。ラッチ110のQ出力はまた、分周回路100の出力100Bに結合する。この構成において分周回路100は、分周回路出力100Bにおいて、F/2の周波数、即ち入力100AにおけるCLK_IN信号の半分の周波数を示す出力信号CLK_OUTを提供する。ラッチ105及び110は、セットアップ及びホールド要件、即ち、ラッチがそのラッチのD入力においてデータをラッチすることを可能にするためにクロック・パルスがラッチのクロック入力上に滞在する必要がある所定の時間量を有する。分周回路100が受け取るCLK_IN信号がセットアップ及びホールド要件を侵す場合には、分周回路100はフェイルする。分周回路100がフェイルするときは、分周回路100が生成するCLK_OUT信号は、分周された信号には等しくなく、むしろ何らかの別の波形となる。
図2は、デューティ・サイクル補正(DCC)回路205がクロック信号に付与してそのデューティ・サイクルを変える、インクリメント・デューティ・サイクル補正、デルタ(Δ)を測定するシステム200の1つの実施形態を示す。より具体的には、システム200は、基準クロック源(図示せず)から、基準クロック信号REF_CLKを受け取る周波数シンセサイザ210を含む。周波数シンセサイザ210は、通常の位相ロック・ループ(PLL)と、電圧制御発振器(VCO)と、周波数シンセサイザ210がREF_CLK信号のある複数(M)倍の周波数において出力信号REF_CLK’を生成することを可能にする分周回路とを含む。
デューティ・サイクル補正(DCC)回路205は、周波数シンセサイザ210からREF_CLK’信号を受け取る可変デューティ・サイクル回路である。REF_CLK’信号に応答して、DCC回路205は、その入力におけるREF_CLK’信号の関数であるCLK_IN信号を、その出力において供給する。DCC回路205は、REF_CLK’信号のデューティ・サイクルを増減して、CLK_IN信号を生成することができる。代替的に、DCC回路205は、REF_CLK’信号を変化させず、REF_CLK’信号をDCC回路205の出力までCLK_IN信号として送ることができる。
図3(A)は、代表的な50%のデューティ・サイクルのパルス信号、即ちDCC回路205がその入力において受け取ることができるクロック信号REF_CLK’を示す。このパルス信号は、ロジック・ハイに対応する多数のパルス300を含む。ロジック・ローは、示されるように、各々のパルス300又はロジック・ハイの次にくる。パルス信号は、周期X、即ち1つのパルス300と次のパルス300との開始端の間の時間を示す。図3(A)のパルス信号は、各々のパルス周期の50%に対してロジック・ハイを示し、従って、このパルス信号は50%のデューティ・サイクルを示す。DCC回路205がREF_CLK信号のデューティ・サイクルを変化させないときには、DCC回路205の出力におけるCLK_IN信号もまた、図3(B)に示すような50%のデューティ・サイクルを示す。DCC回路205が受け取るREF_CLK’信号のデューティ・サイクルを増加させる場合には、DCC回路の出力におけるCLK_IN信号のパルス305は、DCC回路の入力における対応するパルス300よりも長い時間幅を示す。例えば、図3(C)のCLK_INパルス305は、60%の拡大デューティ・サイクルを示す。しかしながら、DCC回路205が受け取るREF_CLK’信号のデューティ・サイクルを減少させる場合には、DCC回路の出力におけるCLK_IN信号のパルス310は、DCC回路の入力における対応するパルス300よりも短い時間幅を示す。この場合、DCC回路205は、受け取るデジタル・パルスのデューティ・サイクルを実効的に縮小させる。例えば、図3(D)のCLK_INパルス310は、40%の縮小デューティ・サイクルを示す。
このように、DCC回路205は、受け取るパルス300のパルス幅を拡大又は縮小することができる。1つの実施形態において、DCC回路205が提供することができるパルス幅の最小補正は、デルタ(Δ)ピコ秒(pS)、即ちインクリメント・デューティ・サイクル補正の単位である。補正インデックス“i”は、DCC回路205が受け取った特定のデジタル信号に適用されるインクリメント・デューティ・サイクル補正単位Δの数を規定する。補正インデックス“i”により、DCC回路は、iΔピコ秒に等しいパルス幅変化又は補正を提供する。開示された装置及び方法は、より詳細に後述するように、分周回路100がいつフェイルするかに関する観測結果を用いることにより、各々の補正インデックス“i”に対するインクリメント補正Δの決定を可能にする。
DCC回路205の出力は、クロック分配ネットワーク又はクロック・グリッド215の入力に結合する。クロック・グリッド215は、補正されたクロック信号、即ち変更されたデューティ・サイクルのクロック信号CLK_INを、クロック・グリッド215に結合した多数の機能ブロック(図示せず)に分配する。これらの機能ブロックは、プロセッサ、コプロセッサ、デジタル論理回路、並びに他の電気回路において見出されるようなデジタル論理回路を含むことができる。1つの実施形態において、システム200はまた、上で分周回路100として図1に示した試験分周回路を含む。試験分周回路100は、DCC回路205の出力に結合して、それからCLK_INの補正又は変更されたクロック信号を受け取る。試験分周回路100の出力は、オシロスコープ220の1つの入力に結合し、それにCLK_OUT信号を送る。オシロスコープ220の残りの入力は、周波数シンセサイザ210の入力に結合する。このように、オシロスコープ220は、REF_CLK信号と試験分周回路100が生成するCLK_OUT信号の両方を受け取る。別の実施形態において、オシロスコープ220は、REF’CLK信号を周波数シンセサイザ210の出力から受け取る。
周波数シンセサイザ210内の内部VCO分周回路は、周波数シンセサイザ210がその出力において50%のデューティ・サイクル信号、REF_CLK’を生成するように2の設定を示す。従って、DCC補正回路205の入力は、この場合、50%のデューティ・サイクルのクロック信号を受け取る。それに応答して、DCC回路205は、50%のデューティ・サイクル信号のパルス波形を所定量の時間により調整して、DCC回路205の出力においてCLK_IN信号を生成する。試験分周回路100は、このCLK_IN信号をDCC回路205から受け取り、CLK_IN信号を所定の除数又は係数で割ることを試みる。この特定の実施例において、除数は2であるが、他の除数値も特定の用途に応じて満足なものとなり得る。
図4(A)は、分周回路の動作前のCLK_IN信号を示す。図4(A)はまた、分周回路の動作後のCLK_OUT信号、即ちクロック信号の分周形を示す。この特定の実施例において、分周回路100は、図4(A)のCLK_OUT波形の視察によって分かるように、CLK_IN信号を分周してCLK_OUT信号を首尾よく形成した。分周回路100がその分周動作を首尾よく行うときは、結果として得られるCLK_OUT波形は、分周回路の入力におけるCLK_IN信号と同期し、また基準クロック信号REF_CLKとも同期する。分周回路100が成功するこの場合には、パルス400の時間幅Pは、試験分周回路100をフェイルさせるほどには長くも又は短くもない。しかしながら、幾つかの周波数において、パルス400の時間幅Pは、パルス波形が分周回路100のセットアップ及びホールド閾値時間TS/Hを侵すように長く又は短くなる。それに応答して、分周回路100は分周にフェイルする。
例えば、図4(B)に見られるように、パルス405の時間幅が、パルス405間の時間がTS/Hに等しいか又はそれより小さくなるほどに長くなる場合には、分周回路100はフェイルする。換言すれば、結果として得られる分周回路100の出力信号、即ちCLK_OUTは、CLK_INの分周形ではなく、むしろその破損形となる。CLK_OUT信号とREF_CLK信号との間の同期の欠如は、分周回路100がこの特定のCLK_IN波形に対してフェイルしたことの表示となる。同様に、幾つかの周波数において、パルス400の時間幅Pは、分周回路100のセットアップ及びホールド閾値時間TS/Hを侵すほどに短くなる。それに応答して、分周回路100は、分周にフェイルする。例えば、図4(C)に見られるように、パルス410の時間幅がTS/Hに等しいか又はそれより小さくなると、分周回路100はフェイルする。換言すれば、結果として得られる分周回路100の出力信号、即ちCLK_OUTは、CLK_INの分周形ではなくて、むしろその破損形となる。この場合にも、CLK_OUT信号とREF_CLK信号との間の同期の欠如は、分周回路100がこの特定のCLK_IN波形に対してフェイルしたことの表示となる。
上述のように、1つの実施形態において、DCC回路205が受け取るREF_CLK’信号は、50%のデューティ・サイクルを示す。Xは、DCC回路205が受け取るRF_CLK’信号の周期である。この場合Xは、DCC回路が処理する信号波形の周期を変えないので、DCC回路205の出力におけるCLK_IN信号の周期でもある。DCC回路205が導入することのできる最小補正はΔピコ秒(pS)である。補正インデックス“i”において、DCC回路は、iΔpSに等しい補正を提供する。1つの実施形態において、補正Δは、10pS、20pS、30pS、40pS、50pS、60pS、及び−10pS、−20pS、−30pS、−40pS、−50pS、−60pSのうちの1つである。設計者又はユーザはまた、特定の用途に応じて他の補正設定値を選択することもできる。所与の補正インデックス設定値“i”に対して、DCC205の出力におけるCLK_IN信号のパルス幅Pは、以下の式1によって与えられる。
式1

P=X/2+iΔ
試験分周回路100がTS/Hに等しいセットアップ/ホールド時間を示す場合には、PがTS/Hに等しいか又はPがX−TS/Hに等しいときに分周回路はフェイルする。1つの実施形態において、開示された方法は、上記の関係式を用いて、各々のデューティ・サイクル設定に対してDCC回路205によって導入されるデューティ・サイクル補正を実験的に抽出する。DCC回路205は、各々のiΔの値に対して異なるデューティ・サイクル補正を導入することになる。所与のDCC設定値iに対して、分周回路100をフェイルさせる最小のCLK_INのクロック周期XMINは、式1内のPをTS/Hで置き換えることによって与えられる。XMINについて解くと、次の式2が得られる。
式2

MIN(i)=[2(TS/H−iΔ)]
このように、所与の補正インデックス“i”に対して、分周回路100がフェイルせずに動作する最大許容周波数(FMAX)は、以下の式3によって与えられる。
式3

MAX(i)=1/XMIN(i)=1/[2(TS/H−iΔ)]
従って、
式4

MIN(i+1)−XMIN(i)=−2iΔ
が得られる。
この再帰方程式4は、全ての補正インデックス“i”に対して解くことができて各々のインデックスiに対応する補正Δを見出すことができる。
ユーザ、設計者又は他者は、スコープ220を観測して各々のインデックス設定値“i”に対するFMAX周波数を決定することができる。特定のインデックス“i”に対して、DCC回路205は、iΔのデューティ・サイクル補正を示すCLK_IN信号を、分周回路100に入力信号として送る。従って、CLK_INパルスの幅は、元のREF_CLK’パルス幅にiΔを加えたものとなる。フェイル点及びそれ以下の周波数において分周回路を観測するために、スコープ220は分周回路の出力信号CLK_OUTを受け取り、基準クロック信号REF_CLKをトリガする。図2に見られるように、スコープ220は、分周CLK_OUT信号と、スコープがトリガするREF_CLK信号の両方を受け取る。分周回路がまだフェイルしておらず、周波数シンセサイザ210内のPLLが現時点でロックされている場合には、基準クロックREF_CLK及び分周回路100からの分周CLK_OUT信号は互いに同期する。REF_CLK及びCLK_OUTが互いに同期するときに、スコープのユーザ又はオペレータは、スコープ上の2つの信号の間の一定の位相関係を観測することによって、この状態を容易に判断することができる。しかしながら、CLK_IN信号が特定のインデックスiに対してFMAXを超えるときのような、分周回路100がフェイルするときは、REF_CLK及びCLK_OUTは、もはや同期せず一定の位相関係を有しない。むしろ、分周回路100がフェイルするときは、分周回路出力は自走特性を示す。
図5は、システム200が、周波数シンセサイザ210及びDCC回路205が提供するような高速クロック信号のデューティ・サイクルを特徴付け又は決定するのに用いるステップを描写するフローチャートを示す。プロセス・フローは、開始ブロック500で始まる。オペレータ又は代替的にコンピュータ制御装置は、ブロック505により、周波数シンセサイザ210の周波数を所定の初期周波数に設定する。所定の初期周波数は、分周回路100をフェイルさせるほどに小さなパルス幅を生じないように十分に低くする。次に、ブロック510により、DCC回路205は、現在の補正インデックスが指定する初期値に等しいデューティ・サイクル補正を適用する。1つの実施形態において、システム200は、ブロック510により、DCC回路205によるゼロのデューティ・サイクル補正に対応するi=0の補正インデックスから開始することができる。DCC回路が50%のデューティ・サイクルの入力信号を受け取り、インデックスi=0のときにゼロのデューティ・サイクル補正を適用する場合には、DCC回路205の出力において結果として得られる信号もまた、50%のデューティ・サイクルを示す。換言すれば、分周回路100が受け取るCLK_IN信号のパルス幅は、DCC回路205の入力におけるREF_CLK’信号のパルス幅と同じである。説明のために、DCC回路205によって提供されたCLK_IN信号のパルス時間幅が50%のデューティ・サイクルにおいて100pSであると仮定する。従って、パルス信号の周期は200pSとなり、その半分の時間にパルス信号はロジック・ハイ状態を示し、周期の残りの半分の時間にはパルス信号はロジック・ロー状態を示す。換言すれば、パルス自体は100pSの時間幅を示し、一方全体のパルス周期は200pSである。
従って、デューティ・サイクルがi=0の初期補正インデックスによって設定される場合には、システム・オペレータは、手動で又はコンピュータ支援により、シンセサイザ210が生成するREF_CLK’信号の周波数を、低い所定の値(例えば、200MHz)から次第に高い周波数へ、周波数がFMAXに到達するまでスイープすることができる。このスイープの間、オペレータはスコープ220を監視して、どの周波数においてCLK_OUT信号とREF_CLK信号の間に同期喪失が生じるかを判定する。FMAXは、特定のデューティ・サイクル補正値又はインデックス“i”に対して、CLK_OUTとREF_CLKの間に同期が依然として存在する最大周波数である。オペレータは、インデックス“i”及びデューティ・サイクル補正量と共にFMAXを手動で又はコンピュータ支援によって記録する。コンピュータ・システム230の内部のストレージ225内のテーブル又はデータベースが、各々のインデックスi及び対応するFMAX値をストアするための1つの便利な方法を提供する。オペレータは、ブロック520により、手動で又はコンピュータ・システム230の支援により、FMAX値及び対応する“i”値を式3に代入してΔを決定することができる。補正インデックス“i”がゼロであるこの特定の実施例においては、DCC回路205は、DCC回路205が分周回路100に提供するパルスにデューティ・サイクル補正iΔを加えない。1つの実施形態において、ストレージ225は、ブロック525により、インデックス“i”、対応するFMAX、決定された又は解かれたΔ、及びデューティ・サイクル補正iΔをストレージ225内にストアする。所与の補正インデックス“i”に対する実際のパルス幅を決定するために、オペレータは、手動で又はコンピュータ・システム230の支援により、DCC回路205がその入力において受け取るREF_CLK’パルスのパルス幅にデューティ・サイクル補正iΔを加えることができる。所与の補正インデックス“i”に対する実際のデューティ・サイクルを決定するために、オペレータは、手動で又はコンピュータの支援により、補正されたパルス幅を、パルス信号の周期で割ることができる。ストレージ225はまた、対応する補正インデックス“i”と共にこのデューティ・サイクル値をストアすることができる。
判断ブロック530は試験を実行して、システム200が補正インデックス“i”の全ての値に対して分周回路100を完全に試験したかどうかを判断する。システム200が未だ試験していない他のインデックス“i”が残っている場合には、システム200は、ブロック535により、次の補正インデックス“i”に進む。例えば、一旦システム200がインデックス“i”=0に対する試験を完了すると、システム200は、インデックスをインクリメントし、次の正のインデックス“i”=1に進む。DCC回路205は、補正インデックス“i”=1がブロック510により指定する次のデューティ・サイクルに取り掛かる。システム200は、ブロック515により、再び周波数のスイープを行い、ブロック520により、デューティ・サイクル補正情報を決定する。次に、システム200は、ブロック525により、前と同様に、デューティ・サイクル補正情報をストアする。次に、システム200は、判断ブロック520において試験し、ブロック535により、次の正の補正インデックスに進む。このプロセスは、システム200が全ての正の補正インデックス“i”を試験し、その各々のインデックスに関するそれぞれのデューティ・サイクル補正情報をストアするまで継続する。正の補正インデックス“i”の試験が完了すると、次にシステム200は、補正インデックス“i”の全ての負の値に対してテストを継続する。判断ブロック530が、システム200が全ての補正インデックス“i”に対して試験を完了したと判断すると、プロセス・フローは、ブロック540により終了する。
図6は、システム200が試験する各々の補正インデックス“i”に対する典型的なFMAX値を示すグラフである。x軸は、ピコ秒(pS)単位の時間を示し、y軸は、ギガヘルツ(GHz)単位の周波数を示す。図6に示されたデータは、分周回路100が補正インデックスiの各々の値に対してフェイルすることなく首尾よく動作する最大周波数を示す逆放物線を形成する。FMAXの最大値は、ゼロのデューティ・サイクル補正において、即ちクロック信号が補正インデックスi=0において50%のデューティ・サイクルを示すときに生じる。
図7は、図2のシステム200に類似したシステム700を示し、ここで同じコンポーネント番号は同じ要素を示す。しかしながら、システム700は、デューティ・サイクル補正(DCC)回路205、周波数シンセサイザ210、クロック・グリッド215、及び試験分周回路100を用いた集積回路705を含む。集積回路705は、プロセッサ、マルチプロセッサ、コプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、又はデューティ・サイクル測定が望ましい任意の他のデジタル論理回路とすることができる。システム700において、コンピュータ・システム/コントローラ230は、周波数シンセサイザ210、DCC回路205、及びスコープ220を制御するコントローラとして機能して図6のフローチャートにおけるステップを実行する。より具体的には、コンピュータ・システム/コントローラ230はDCC回路205に結合して、DCC回路205が試験中の異なる時間に用いるべき特定のデューティ・サイクル・インデックス、即ち各々のFMAX周波数スイープに対する異なるインデックスに関してDCC回路205に指示する補正インデックス値“i”をDCC回路205に提供する。コンピュータ・システム/コントローラ230はまた周波数シンセサイザ210に結合して、上述のように、各々の補正インデックス値“i”に対して、REF_CLK’信号の周波数を、低周波数から高周波数へデバイダ100がフェイルするまでスイープする。コンピュータ・システム/コントローラ230はまたスコープ220に結合して、各々の補正インデックス“i”に対して、それぞれの周波数スイープ中に、REF_CLK信号とCLK_OUT信号の間の同期喪失について監視する。図7はまた、周波数シンセサイザ210に結合してそれに基準クロック信号REF_CLKを提供する基準クロック710を示す。コンピュータ・システム230は、上述のように、式1〜4を解く計算機能を有して各々の補正インデックス値“i”に対する実際のデューティ・サイクルを決定する。システムのオペレータは、これらの計算を手動で行うことができ、或いは、著しく高い効率でコンピュータ・システム/コントローラ230は、式1〜4が指定するこれらのデータ処理を行うことができる。1つの実施形態において、ストレージ225は、各々の補正インデックス“i”及び対応するそれぞれのFMAX、デューティ・サイクル補正iΔ、補正されたパルス幅及びデューティ・サイクルをストアする。
図8は、情報処理システム(IHS)800を示すが、これは図7の集積回路705をIHS用のプロセッサとして用いている。この実施例において、集積回路705は、命令デコーダ、実行ユニット、ロード/ストア・ユニット、並びに他の機能ユニットのようなプロセッサに普通に付随する機能ブロック(図示せず)を含む。基準クロック710、スコープ220、及びコンピュータ・システム/コントローラ230(図8には図示せず)は、集積回路プロセッサ705に結合して上述のデューティ・サイクル測定を実行することができる。IHS800は、プロセッサ705をシステム・メモリ815及びビデオ・グラフィックス・コントローラ820に結合するバス810をさらに含む。ディスプレイ825は、ビデオ・グラフィックス・コントローラ820に結合する。ハード・ディスク・ドライブ、CDドライブ、DVDドライブ、又は他の不揮発性ストレージのような、不揮発性ストレージ830は、バス810に結合してIHS800に情報の恒久的ストレージを提供する。オペレーティング・システム835は、メモリ815にロードされてIHS800の動作を管理する。キーボード及びマウス・ポインティング・デバイスのような、I/Oデバイス840はバス810に結合する。USB、IEEE1394バス、ATA、SATA、PCI、PCIE、及び他のバスのような、1つ又は複数の拡張バス845がバス810に結合してIHS800への周辺装置及びデバイスの接続を容易にする。ネットワーク・アダプタ850はバス810に結合して、IHS800が有線又は無線でネットワーク及び他の情報処理システムに接続することを可能にする。図8はプロセッサ705を用いる1つのIHSを示すが、IHSは多くの形態をとることができる。例えば、IHS800は、デスクトップ、サーバ、ポータブル、ラップトップ、ノートブック、又は他のフォーム・ファクタのコンピュータ若しくはデータ処理システムの形態をとることができる。IHS800は、ゲーム機、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、通信デバイス、又はプロセッサ及びメモリを含む他のデバイスのような、他のフォーム・ファクタをとることができる。図8のシステム800は情報処理システムであるが、図7のコンピュータ・システム/コントローラ230は、それ自体が情報処理システムの形態である。
以上は、1つの実施形態において、クロック信号のようなデジタル信号のデューティ・サイクルを測定する情報処理システム(IHS)を開示するものである。1つの実施形態において、開示されたシステムは、可変デューティ・サイクル補正回路によってデューティ・サイクルの補正又は調整を受けるクロック信号のデューティ・サイクルを測定する。別の実施形態を以下に説明する。
集積回路チップなどの電子回路全域にわたってクロック生成及び分配を必要とする多くの用途において、集積回路チップ全域にわたる種々のポイントにおいてクロック信号の周波数及びデューティ・サイクルを知ることが望ましい。より具体的には、集積回路チップのクロック分配ネットワーク又はクロック・ツリーの種々異なるポイントにおいてクロック信号の相対デューティ・サイクル情報を知ることが望ましい。例えば、このような相対デューティ・サイクル情報は、クロック信号がチップのクロック分配ネットワーク全域にわたって伝搬する際のクロックのデューティ・サイクルの劣化を追跡するのに有用である。この理由及び他の理由のために、クロック信号が電子回路のクロック分配ネットワーク全域にわたって伝搬する際のクロック信号の相対デューティ・サイクル情報の決定又は測定を可能にする方法及び装置に対する必要性が存在する。
図9は、クロック信号が集積回路などの電子回路のクロック分配ネットワーク又はクロック・グリッド215’の全域にわたって伝搬する際のクロック信号の相対デューティ・サイクルを決定する試験システム900を示す。従って、試験システム900は、相対デューティ・サイクル測定の試験システムである。図9の試験システム900は、図2のシステム200及び図7のシステム700と共通の多数の要素を含む。図9のシステム900を図2のシステム200及び図7のシステム700と比較するとき、同じ番号は同じ要素を示す。図9のクロック・グリッド215’は、クロック・グリッド215’がクロック・グリッド全域にわたって多数の異なる位置又はノードA、B、C、...Hを特定することを除いて、図2のクロック・グリッド215に類似する。クロック信号がクロック・グリッドのエントリ・ポイント又は入力からさらに遠くに伝わるにつれて、クロック信号のデューティ・サイクルは、入力からの距離の増加と共にさらに大きく劣化する傾向がある。クロック・グリッド215’は、クロック分配ネットワークよりも多くの回路を収容することができる電子回路である。クロック・グリッド215’の1つの目的は、クロック信号を集積回路チップ上のそれら他の回路に分配することである。
システム900は、図2のシステム200又は図7のシステム700と共通に、基準クロック710、周波数シンセサイザ210、オシロスコープ220、及びコンピュータ・システム又はコントローラ230を含む。この特定の実施例において、周波数シンセサイザ210は、基準クロック信号REF_CLKを基準クロック(REF.CLOCK)710から受け取る。REF_CLK信号に応答して、周波数シンセサイザ210は、REF_CLK基準クロック信号の周波数のある倍数Mにおける出力信号REF_CLK’を生成する。周波数シンセサイザ210は、システム900のクロック生成ユニットとして機能する。バッファ905は、周波数シンセサイザ210の出力をクロック・グリッド215’の入力に結合する。従って、バッファ905は、バッファ化REF_CLK’クロック信号をクロック・グリッド215’の入力に提供する。
システム900はまた、クロック分配グリッド215’全域にわたる位置又はノードA、B、C、...Hにおける相対デューティ・サイクル情報を測定する相対デューティ・サイクル測定(PDCM)回路910を含む。相対デューティ・サイクル測定回路910は、多入力マルチプレクサ915を含む。この特定の実施例において、マルチプレクサ915は、9つの入力、即ち周波数シンセサイザ210の出力に結合し、それからREF_CLK’基準信号を受け取る1つの入力と、8つの他の信号入力A、B、C、...Hとを含む。マルチプレクサの信号入力A〜Hの各々は、それぞれの導体(図示せず)によりクロック・グリッド215’の位置又はノードA〜Hのそれぞれの1つに結合する。便宜上、文字A〜Hはまた、マルチプレクサ915がクロック・グリッド215’の位置又はノードA〜Hから受け取るクロック信号を表す。例えば、CLK_IN(A)は、マルチプレクサ915の入力Aがクロック・グリッド215’のノードAから受け取るクロック信号を表し、CLK_IN(B)は、マルチプレクサ915の入力Bがクロック・グリッド215’のノードBから受け取るクロック信号を表し、以下マルチプレクサ915の入力Hがクロック・グリッド215’のノードHから受け取るクロック信号を表すCLK_IN(H)に至るまで同様である。クロック信号CLK_IN(A)〜CLK_IN(H)のそれぞれのデューティ・サイクルは、REF_CLK’信号がクロック・グリッド215’を通して進む際のREF_CLK’信号のデューティ・サイクルの劣化によって異なる可能性がある。マルチプレクサ915は、その入力においてクロック信号CLK_IN(A)〜CLK_IN(H)のいずれか1つを選択し、その選択されたクロック信号をマルチプレクサ915の出力に提供することができる。例えば、マルチプレクサ915は、REF_CLK’信号、即ち周波数シンセサイザ210からの基準クロック信号を選択し、その信号をマルチプレクサの出力に送ることができる。マルチプレクサ915はまた、クロック信号CLK_IN(A)、クロック信号CLK_IN(B)又はクロック・グリッドからの任意の他のクロック信号を選択して、それを出力に提供することができる。特定のクロック信号の選択は、試験システムのオペレータによる手動によるもの、或いはマルチプレクサ915の選択入力(SELECT)に結合したコンピュータ・システム230によるものとすることができる。この実施形態において、REF_CLK’は、それがクロック・グリッド215’の外部にあるという意味では、外部信号である。より具体的には、REF_CLK’信号は、ノード925に現れる。これとは対照的に、クロック信号CLK_IN(A)〜CLK_IN(H)は、クロック・グリッド215’の内部にあるノードAからHまで伝わるという意味で、内部クロック信号である。
マルチプレクサ915の出力は、プログラム可能なパルス整形回路920の入力に結合する。パルス整形回路920は、マルチプレクサ915が提供する特定のクロック信号のパルス幅を拡大又は縮小することができる。代替的に、パルス整形回路920は、クロック信号のパルス幅を変えずにおくことができる。システム900は、図1〜図8及び対応する説明により教示された方法の幾つかを用いて、基準クロック信号REF_CLK’と、クロック・グリッド215’内の位置又はノードA〜Hの各々におけるクロック信号との間の相対デューティ・サイクルの差を決定する。プログラム可能なパルス整形回路920の出力は、試験分周回路100の入力に結合する。試験分周回路100の出力は、2信号入力型オシロスコープ220の1つの信号入力に結合する。オシロスコープ220の残りの信号入力は、基準クロック710の出力に結合してそれから基準クロック信号REF_CLKを受け取る。1つの実施形態において、試験方法は、所定の値FMAXを超えるか、又は後述のパルス整形回路のインクリメント数を越える周波数における試験分周回路100のフェイル特性を用いる。
パルス整形回路920が受け取る入力信号に付与することができる最小の正又は負の時間インクリメントは、デルタ(Δ)ピコ秒(pS)、即ちインクリメント・デューティ・サイクル変化の単位である。インデックス“i”は、RDCM回路910が受け取る特定のデジタル信号又はクロック信号に付与することになるインクリメント・デューティ・サイクル変化の単位Δの数を規定する。インデックス“i”は、初期値0、次いでインクリメントするに連れて、1、2、3...等々を示すことができる。従って、インデックス“i”において、プログラム可能なパルス整形回路920は、iΔピコ秒に等しい量だけ、それが受け取るクロック信号を縮小又は拡大する。周波数シンセサイザ210は、基準クロック信号REF_CLKを基準クロック710から受け取る。1つの実施形態において、周波数シンセサイザ210は、2の除数値に設定されたVCO分周回路を含む。この機能は、周波数シンセサイザ210の出力における50%のデューティ・サイクルを保証する。従って、ノード925におけるREF_CLK’信号は、50%のデューティ・サイクルを示す。上記の他の実施形態の場合と同様に、Xは、ノード925又は周波数シンセサイザ210の出力におけるクロック信号の周期を規定する。説明のために、マルチプレクサ915はノード925におけるクロック信号、即ちREF_CLK’信号を選択すると仮定する。このシナリオにおいて、RDCM回路910は、「ベンチマーク・モード」で動作し、マルチプレクサ915は、REF_CLK’信号をプログラム可能なパルス整形回路920に供給する。所与のインデックス設定値“i”に対して、パルス整形回路920の出力における結果として得られるクロック信号のパルス幅Pは、前と同様に式1によって与えられる。
式1

P=X/2+iΔ
試験分周回路100が時間TS/Hのセットアップ/ホールド時間を示す場合には、パルス幅P=TS/H又はP=X−TS/Hであるとき、試験分周回路100はフェイルする。試験オペレータは、オシロスコープ220を見て試験分周回路100のこのフェイルを観測することができる。より具体的には、周波数シンセサイザ210の位相ロック・ループ(PLL)がロックされた状態で、REF_CLKの基準クロック信号が、オシロスコープ220の1つの入力に送り込まれる。試験分周回路100の出力信号は、オシロスコープ220の残りの入力に送り込まれ、従ってそれにCLK_OUT信号を提供する。PLL周波数シンセサイザ210がロックを示し、試験分周回路100が未だフェイルを示さないときは、オシロスコープ220の1つの入力におけるREF_CLK信号とオシロスコープ220の残りの入力におけるCLK_OUT信号との間には同期関係が存在する。試験オペレータは、オシロスコープ220を観測することによって、この同期の存在を容易に判断することができる。
ノード925における所与のクロック周期Xに対して、インデックス“i”が増加するに連れて、試験システム900は、P>=X−TS/H又はP<=TS/Hであるポイントに到達し、そこで試験分周回路100がフェイルする。オシロスコープ220を観測する試験オペレータは、REF_CLKとCLK_OUTの間の同期喪失を容易に知ることができる。これらの条件下では、相対デューティ・サイクル測定回路910の出力は、もはや同期信号をスコープ220に提供しない。試験システム900は2つのモードで動作して、クロック信号がクロック分配グリッド215’内の多数の異なる位置又はノードA、B、...Hにわたって伝わる際の、クロック信号の相対デューティ・サイクルを決定する。より詳細には、試験システム900は、初めに「ベンチマーク・モード」で動作し、その後に「相対モード」で動作する。試験システム900は、初めにベンチマーク・モードにおいて、基準クロック信号REF_CLK’のデューティ・サイクルに関する情報を決定する。試験システム900は次に、モードを相対モードにスイッチ又は変更する。相対モードにおいて、試験システム900は、クロック・グリッドの信号CLK_IN(A)、CLK_IN(B)、...CLK_IN(H)のうちの1つの相対デューティ・サイクルを、ベンチマーク信号モードが用いたREF_CLK’信号のデューティ・サイクルと比較して、決定する。
ベンチマーク・モードにおいて、マルチプレクサ915は、ノード925における信号、即ちREF_CLK’信号を基準信号として選択する。従って、マルチプレクサ915は、REF_CLK’信号をマルチプレクサの出力に送る。次に、マルチプレクサの出力は、選択されたREF_CLK’信号をパルス整形回路920を介して試験分周回路100に与える。プログラム可能なパルス整形回路920が受け取った信号を変えることができる最小のインクリメントは、デルタ(Δ)ピコ秒、即ちインクリメント・デューティ・サイクル変化の単位である。この試験に関して、マルチプレクサ915がノード925におけるREF_CLK’信号を選択するとき、試験分周回路100がパルス整形回路920のあるインデックス値“i”=nにおいてフェイルすると仮定する。1つの実施形態において、周波数シンセサイザ210がREF_CLK1の一定周波数で動作する場合に、パルス整形回路920は、インデックス値iについて、試験分周回路が特定のインデックス値i=nにおいてフェイルするまでスイープする。換言すれば、パルス整形回路920は、インデックスi=0から開始し、次いでi=1に進み、次いでi=2に進む等々、試験分周回路100のフェイルが特定のインデックス値i=nにおいて起るまで進む。インデックスiを負の方向にi=0、i=−1、i=−2等のように循環させることにより、試験分周回路100がフェイルする負のインデックス値の位置決定を行うことも可能である。
試験システム900は、上記のベンチマーク・モードの完了後に相対モードにスイッチする。相対モードにおいては、マルチプレクサ915は、クロック分配グリッドのノードA〜Hからの他のクロック入力信号CLK_IN(A)...CLK_IN(H)のいずれか1つを選択してベンチマーク信号の結果と比較する。例えば、マルチプレクサ915は、マルチプレクサ915の入力Aにおけるクロック信号、即ちCLK_IN(A)クロック信号を選択することができる。この場合、マルチプレクサ915は、CLK_IN(A)信号をプログラム可能なパルス整形回路920に供給する。パルス整形回路は、i=0からi+1まで、i+2まで、i+3まで、...i+Nまで、及びiから、i−1まで、i−2まで、i−3まで、i−Nまで、そのインクリメントにより進み、ここで、Nは、正又は負のインクリメントの最大数である。
この特定の実施例において、オシロスコープ220を見る試験オペレータは、試験分周回路100がインデックスi+3においてフェイルすることを観測する。従って、ノード925(REF_CLK’信号)とクロック・グリッド215’の位置又はノードA(CLK_IN(A)信号)との間の相対デューティ・サイクル歪みは、“3×Δ”ピコ秒となる。
電子回路内の2つのポイント間の相対デューティ・サイクル差又は歪みを決定するためのこの概ね手動のプロセスにおいては、プロセスは、コンピュータ・システム230からある支援を受けることができる。例えば、コンピュータ・システム230をマルチプレクサ915の選択入力(SELECT)に結合すると、コンピュータ・システム230がマルチプレクサ915の入力のいずれか1つを選択することが可能になる。コンピュータ・システム230は、試験オペレータが試験システム900から収集したデータをストアするのに便利に使用できるストレージ225を含む。例えば、ストレージ225は、インデックス値“i”、インクリメント情報、分周回路がフェイルするポイントの情報、及び上記の実施例における“3×Δ”ピコ秒の結果のような相対デューティ・サイクル差情報をストアすることができる。
上述の概ね手動のプロセスは、集積回路上の2つのポイント又は位置の間の相対デューティ・サイクル差を決定するのに有用であるが、プロセスを自動化することが望ましい。図9が関連する手動プロセスにおいては、試験オペレータは、インデックス“i”の全てのパルス整形回路設定値にわたって、試験分周回路100がフェイルするまで手動でスイープする。図10は、より自動化された様式で電子回路の2つのポイントの間の相対デューティ・サイクル決定を行う試験回路1000を示す。図10の自動試験回路1000は、図9の試験回路900と共通の多くのコンポーネントを含む。図10を図9と比較する際、同じ符号は同じ要素を示す。
試験システム900が用いるオシロスコープ220の代わりに、試験システム1000は、ロック・インジケータ1005を用いて、CLK_OUT出力信号がREF_CLK基準クロック信号に対して同期を示すかどうかを判断する。ロック・インジケータ1005は、信号入力1005A及び1005Bを含む。ロック・インジケータの信号入力1005Aは、基準クロック710の出力に結合してそれから基準クロック信号REF_CLKを受け取る。ロック・インジケータの信号入力1005Bは、試験分周回路100の出力に結合してそれからCLK_OUTクロック信号を受け取る。ロック・インジケータ回路1005は、出力1005CにおいてLOCK信号を生成して入力1005A及び1005Bにおける信号が互いに同期を示すかどうかを示す。2つの入力信号が同期を示す場合には、LOCK信号はロジック・ハイを示す。しかしながら、2つの入力信号が同期を示さない場合には、LOCK信号はロジック・ローを示す。代替的な実施形態において、信号入力1005Aは、ノード925に結合してそれからREF_CLK’信号を受け取る。この場合、相対モードで動作するときは、ロック・インジケータは、クロック入力信号CLK_IN(A)...CLK_IN(H)のうちの1つとREF_CLK’信号との間の同期を示す。
試験回路1000のRDCM回路910は、示されるように、その出力がプログラム可能なパルス整形回路920に結合するカウンタ1010を含む。RDCM回路910はまた、その出力がカウンタ1010の入力に結合するANDゲート1015を含む。ロック・インジケータの出力1005Cは、ANDゲート1015の1つの入力に結合する。このように、ANDゲート1015は1つの入力においてLOCK信号を受け取る。ANDゲート1015の残りの入力は基準ロック710に結合する。このように、ANDゲート1015は残りの入力においてREF_CLK基準クロック信号を受け取る。カウンタの出力は、パルス整形回路920の特定の設定値、即ちインクリメント“i”の数を選択し、それによりパルス整形回路920が、パルス整形回路920を通して進むクロック信号のデューティ・サイクル又はパルス幅をそれぞれ拡大又は縮小することになる。
1つの実施形態において、各々のベンチマーク・モード試験の始め又はその付近において、コンピュータ・システム230は、RESET信号をカウンタ1010のRESET入力に送ってカウンタをそのデフォルト値に初期化する。例えば、カウンタ1010のデフォルト値は、1つの実施形態において0とすることができる。試験が開始する前は、周波数シンセサイザ210内の位相ロック・ループ(PLL)はロックを示す。試験は「ベンチマーク・モード」において、コンピュータ・システム230が、マルチプレクサ915に、ノード925からのREF_CLK’信号をプログラム可能なパルス整形回路920に伝送するように指示するSELECT信号を送ることによって開始する。これらの条件下では、試験分周回路100のCLK_OUT信号は、REF_CLK信号に対して同期している。その結果、ロック・インジケータの出力1005CにおけるLOCK信号はロジック・ハイを示す。コンピュータ・システム230は、RESET信号によりカウンタ1010をそのデフォルト値にリセットする。ロック・インジケータ1005の出力1005CにおけるLOCK信号は、ロジック・ハイを示し、従って、ANDゲート1015の出力は、次のREF_CLK信号のエッジにおいてハイとなる。従って、カウンタ1010は、その次のカウント値までカウントする。それに応答して、パルス整形回路920は、インデックス“i”の次の値にインクリメントする又は進む。換言すれば、カウンタ1010の出力が1をカウントする度に、プログラム可能なパルス整形回路920は、次のインクリメント・インデックス値に移り、それに応じて、それを通過する選択されたクロック信号のデューティ・サイクル又はパルス時間幅を調整する。LOCK信号がハイに留まる場合には、カウンタ1010は、ANDゲート1015が受け取るREF_CLK基準クロック信号の次のエッジでそれの出力カウント値をインクリメントする。カウンタ1010が出力カウント値をインクリメントするのに応答して、パルス整形回路920は、それの次のインクリメント・インデックスにインクリメントする。例えば、パルス整形回路920が初めに用いるインデックス“i”が“i=0”である場合には、カウンタがインクリメントするときにパルス整形回路920が用いる次のインデックスは、“i=1”となる。i=0のインデックスは、パルス整形回路920を通過するクロック信号のデューティ・サイクルに調整を加えないことに対応する。i=1のインデックスは、パルス整形回路920を通過する信号のデューティ・サイクル又はパルス時間幅に対する1×デルタ(Δ)ピコ秒の調整に対応する。i=2のインデックスは、パルス整形回路920を通過する信号のデューティ・サイクル又はパルス時間幅に対する2×デルタ(Δ)ピコ秒の調整に対応する。カウンタ1010がカウントし、そしてパルス整形回路920がインデックスiによりインクリメントする又は進むこのプロセスは、ロック・インジケータ1005がLOCK信号をハイからローに遷移させて、試験分周回路のフェイル及びCLK_OUT信号とREF_CLK信号の間の同期喪失を示すまで継続する。ハイからローに遷移するLOCK信号に応答して、カウンタ1010はカウントを停止する。カウンタがカウントを停止するときのカウンタ1010のカウント値及び対応するインクリメント・インデックス“i”の値は、システム100が次の測定値を比較するためのベンチマークとなる。コンピュータ・システム230は、このカウント値及びインデックス“i”を「ベンチマーク・モード」のベンチマーク試験に対応するように、ストレージ225内にストアすることができる。ベンチマーク・モードは、ここで終了する。
試験システム100は、次に「相対モード」にスイッチし、そこでマルチプレクサ915は、クロック分配グリッド215’から別の入力信号、例えばクロック・グリッドのノードAからのCLK_IN(A)を選択する。カウンタ1010がカウントし、そしてパルス整形回路920がインデックス“i”値によりインクリメントする上記のプロセスが新たに始まり、ロック・インジケータの信号LOCKがローとなって分周回路のフェイル及びCLK_IN(A)クロック信号とREF_CLK基準クロック信号の間の同期喪失を示すまで継続する。このとき、カウンタ1010は再度カウントを停止する。コンピュータ・システム230は、CLK_IN(A)信号に付随するカウント値、及び関連する、パルス整形回路920の“i”の現在のインクリメント・インデックス値をストレージ225内にストアすることができる。
「相対モード」のCLK_IN(A)クロック信号に関連したカウント値と「ベンチマーク・モード」のREF_CLK’クロック信号に関連したカウント値との差が、ノード925における信号とクロック・グリッド215’のノードAにおける信号との間の相対デューティ・サイクル歪みの示度を与える。例えば、ノード925のREF_CLK’信号を初期に試験した「ベンチマーク・モード」に対する最終カウント値が10に等しいと仮定する。同様に、クロック・グリッド215’のノードAからのCLK_IN(A)クロック信号を試験した「相対モード」に対する最終カウント値が13に等しいと仮定する。このシナリオにおいては、相対デューティ・サイクル歪みは、13と10との間の差のΔ倍、即ち3のΔ倍即ち3Δに等しく、ここで、Δはパルス整形回路920の粒度を表す。
パルス整形回路920の粒度Δは、この測定プロセスの誤差限界を制限する。試験回路1000の相対デューティ・サイクル歪みの読み取り精度は、パルス整形回路920の粒度Δが小さくなるにつれて増大する。1つの実施形態において、パルス整形回路920の粒度Δは、許容できる測定精度に対して凡そ5ピコ秒又はそれ以下とする必要がある。パルス整形回路920の粒度Δはまた、特定の用途に応じて、凡そ5ピコ秒を上回るものとすることもできる。粒度Δの値は、図1〜図7及び対応する上記の説明により教示された装置及び方法を用いて決定することができる。
図11は、試験回路1000により、クロック信号が電子回路上のある位置から別の位置まで進む際のクロック信号の相対デューティ・サイクル差を決定するのに用いられる方法ステップを要約するフローチャートである。プロセス・フローは、開始ブロック1100から始まる。周波数シンセサイザ210の位相ロック・ループ(PLL)は、ブロック1105により、ロックを示す。周波数シンセサイザ210がこのようにロックされた状態で、試験システム1000は、ブロック1110により、「ベンチマーク・モード」に入る。ベンチマーク・モードにおいて、マルチプレクサ915は、ブロック1115により、REF_CLK’信号をそれの入力信号として選択し、そのREF_CLK’信号をマルチプレクサの出力に送る。コンピュータ・システム230は、ブロック1120により、カウンタ1010をそのデフォルト初期値にリセットするコントローラとして機能する。ロック・インジケータ1005のLOCK信号が、入力1005AにおけるREF_CLK信号と、REF_CLK’信号の無整形パルスに対応するCLK_OUT信号との間の同期を示す状態で、カウンタ1010は次のカウント値に進む。パルス整形回路920は、インクリメント・インデックス“i”の現在の値に応じて“i”をインクリメントし、それを通過するクロック信号のパルス幅を変化させる。ロック・インジケータ1005は、判断ブロック1135により、結果として得られたCLK_OUT信号を、REF_CLK信号に対する同期の欠如に関して試験する。この同期の欠如は、試験分周回路100がフェイルしたことを示す。判断ブロック1135が、試験分周回路100がフェイルしなかったと判断する場合には、プロセス・フローは、ブロック1125に戻って継続し、そこでカウンタ1010は次のカウント値に進む。このプロセスは、パルス整形回路920が“i”をインクリメントし、そしてカウンタ1010がカウントを進め、判断ブロック1135が、分周回路100がフェイルしたと判断するまで継続する。その分周回路のフェイルが起った場合には、プロセス・フローはブロック1140に進み、そこでコンピュータ・システム230は、カウンタ1010の現在のカウント値、及び対応する現在のインクリメント・インデックス“i”をストレージ225にストアする。このように、試験回路1000は、「ベンチマーク・モード」において相対デューティ・サイクルのベンチマークを確立して、後の「相対モード」における別のクロック信号のデューティ・サイクル示度との比較に備える。
このようにベンチマークを確立した後に、試験システム1000は「ベンチマーク・モード」から「相対モード」にスイッチして、クロック・グリッド信号CLK_IN(A)...CLK_IN(H)のうちの1つの相対デューティ・サイクルを、ノード925におけるREF_CLK’クロック信号に対して決定する。「相対モード」へのこのスイッチは、ブロック1145において行われる。コンピュータ・システム230は、ブロック1150により、マルチプレクサ915に、その入力A〜Hにおける信号のうちの1つを選択するように指示するコントローラとして機能する。例えば、マルチプレクサ915は、マルチプレクサの入力AにおけるCLK_IN(A)信号を選択することができる。コンピュータ・システム230は、ブロック1155により、カウンタ1010に、そのデフォルト値にリセットするように指示するコントローラとして機能する。カウンタ1010は、ブロック1125によると同様に、ブロック1160により次のカウント値に進む。次のカウント値に応答して、パルス整形回路920は、ブロック1165により、インデックス“i”をインクリメントして、それを通過するCLK_IN(A)信号のパルス幅及びデューティ・サイクルを変化させる。次に、ロック・インジケータ1005が、判断ブロック1170により、試験を実行して試験分周回路100がフェイルを示すかどうか判断する。ロック・インジケータ1005がフェイルが起きないことを示す場合には、プロセス・フローはブロック1160に戻って継続し、そこでカウンタ1010がカウント値を進める。それに応答して、パルス整形回路920は、再びインデックス“i”をインクリメントしてパルス幅及びデューティ・サイクルを変化させる。判断ブロック1170は再度、分周回路フェイルの試験を行う。このプロセスは、判断ブロック1170が、分周回路100がフェイルしたと判断するまで継続する。それが起きた場合には、コンピュータ・システム230は、ブロック1175により、選択されたCLK_IN(A)クロック信号に対する現在のカウント値及び対応するインクリメント・インデックス“i”をストレージ225にストアする。一例として、プログラム可能なパルス整形回路920のインデックスが“i=0”から始まって“i+3”まで進む場合には、ノード925とクロック分配グリッド215’のノードAとの間の相対デューティ・サイクル歪みは、“3Δ”となり、ここで、Δは、パルス整形回路920の粒度を表す。換言すれば、ブロック1180により、試験システムのオペレータ又はコンピュータ・システム230は、相対モードの結果をベンチマーク・モードの結果と比較して、クロック信号がクロック・グリッド215’を横切ってクロック・グリッド215’の選択されたノードまで伝搬する際の相対デューティ・サイクル歪みの情報を観測する。コンピュータ・システム230はまた、相対デューティ・サイクル歪み値及び対応するインデックス情報をストレージ225にストアすることができる。1つの実施形態において、上記のプロセスは、ブロック1185により、試験システムが、クロック・グリッド215’の全ての分配ノードA〜Hに関して、REF_CLKの外部クロック信号に対する相対デューティ・サイクル歪み情報を決定するまで何度も繰り返す。コンピュータ・システム230が全ての分配ノードA〜Hに対するデューティ・サイクル情報を収集したとき、このプロセスは、ブロック1190により終了する。
1つの実施形態において、試験システム100の多くの要素は、共通の半導体チップ又は集積回路1020上で互いに結合する。集積回路1020は、周波数シンセサイザ210、バッファ905、クロック分配グリッド215’、相対デューティ・サイクル測定(RDCM)回路910、ロック・インジケータ1005、カウンタ1010、及びANDゲート1015を含む。1つの実施形態において、図10の集積回路1020の回路は、図8のIHS800のプロセッサ705の回路の代わりになる。このような実施形態においては、プロセッサは、集積回路1020の回路構成と、命令フェッチャ、命令デコーダ、実行ユニット、レジスタ・ファイル、並びに他のプロセッサ回路構成のようなプロセッサの回路構成との両方を含む。代替的に、図10の集積回路1020は、命令フェッチャ、命令デコーダ、実行ユニット、レジスタ・ファイル、並びに他のプロセッサ回路構成のようなプロセッサの回路構成を含む他の回路構成1025を含むことができる。
以上の説明は、クロック信号のようなデジタル信号のデューティ・サイクルを測定するシステムに加えて、クロック信号が入力から集積回路などの電気回路のクロック分配グリッド内の多数の異なる位置又はノードに進む際の、クロック信号の相対デューティ・サイクル歪みを決定する方法及び装置を開示する。本発明の特定の実施形態を以下に説明する。
1つの実施形態は、電子回路に関するデューティ・サイクル情報を決定する方法を提供し、この方法は、クロック信号ジェネレータにより、クロック信号をクロック分配ネットワーク全域にわたる複数の位置に分配するクロック分配ネットワークを含む電子回路に、クロック信号を送るステップと、相対デューティ・サイクル測定回路によりベンチマーク・モードにおいて動作して、クロック分配ネットワークの外部位置におけるクロック信号に関するベンチマークのデューティ・サイクル情報を決定して外部クロック信号を明示するステップと、相対デューティ・サイクル測定回路により相対モードにおいて動作して、クロック分配ネットワーク内の複数の位置のうちの1つにおけるクロック信号の相対デューティ・サイクル情報を、ベンチマークのデューティ・サイクル情報に対して決定して内部クロック信号を明示するステップとを含む。
この実施形態の方法は、相対デューティ・サイクル測定回路がベンチマーク・モードで動作するときに、マルチプレクサにより外部クロック信号を入力信号として選択するステップをさらに含むことができる。この方法は、相対デューティ・サイクル測定回路が相対モードで動作するときに、マルチプレクサにより内部クロック信号を入力信号として選択するステップをさらに含むことができる。この方法は、ベンチマーク・モードにおいてマルチプレクサにより、外部クロック信号をプログラム可能なパルス整形回路に供給するステップをさらに含むことができ、ここで、パルス整形回路は、外部クロック信号のデューティ・サイクルをあるインクリメント数だけ変更し、且つ、この変更された外部クロック信号を試験分周回路に供給し、そのインクリメント数は、試験分周回路がフェイルを示すまで増加させられ、試験分周回路は試験分周回路の出力信号を与える。この方法は、相対モードにおいてマルチプレクサにより、内部クロック信号をプログラム可能なパルス整形回路に供給するステップを含むことができ、ここで、パルス整形回路は、内部クロック信号のデューティ・サイクルをあるインクリメント数だけ変更し、且つ、この変更された内部クロック信号を試験分周回路に供給し、そのインクリメント数は、試験分周回路がフェイルを示すまで増加させられ、試験分周回路は試験分周回路の出力信号を与える。この方法は、ロック・インジケータ回路により、試験分周回路の出力信号と外部クロック信号の間の同期を試験するステップを含むことができ、ここで同期の欠如は試験分周回路のフェイルを示す。この方法は、オシロスコープにより試験分周回路の出力信号と外部クロック信号の間の同期を表示するステップを含むことができ、ここで同期の欠如は試験分周回路のフェイルを示す。この方法は、試験分周回路がベンチマーク・モードでフェイルを示すときのインクリメント数を、試験分周回路が相対モードでフェイルを示すときのインクリメント数と比較して、外部クロック信号と内部クロック信号の間のデューティ・サイクル歪みの示度を与えるステップを含むことができる。
別の実施形態は、クロック・グリッドが含む複数の分配ノードにクロック信号を分配するクロック・グリッドを含む電子回路と、電子回路に結合してクロック・グリッドによって分配するためのクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータと、クロック信号ジェネレータ及びクロック・グリッドの複数の分配ノードに結合した相対デューティ・サイクル測定回路とを含む試験システムを提供するが、ここで相対デューティ・サイクル測定回路は、ベンチマーク・モードにおいて動作して、試験システム内のクロック・グリッドの外部位置におけるクロック信号に関するベンチマークのデューティ・サイクル情報を決定して外部クロック信号を明示し、さらに、相対モードにおいて動作して、クロック・グリッド内の複数の分配ノードのうちの1つにおけるクロック信号の相対デューティ・サイクル情報を、ベンチマークのデューティ・サイクル情報に対して決定して内部クロック信号を明示するものである。
この試験システムにおいて、クロック信号ジェネレータは周波数シンセサイザを含むことができる。相対デューティ・サイクル測定回路は、相対デューティ・サイクル測定回路がベンチマーク・モードで動作するときに、外部クロック信号をマルチプレクサの入力信号として選択するマルチプレクサを含むことができる。この実施形態において、マルチプレクサは、相対デューティ・サイクル測定回路が相対モードで動作するときに、クロック・グリッド内の複数の分配ノードのうちの1つからの内部クロック信号を入力信号として選択することができる。さらに、相対デューティ・サイクル測定回路は、プログラム可能なパルス整形回路を含むことができ、そのパルス整形回路は、ベンチマーク・モードにおいて動作して外部クロック信号のデューティ・サイクルをインクリメント数だけ変更し、且つ結果として得られた変更された外部クロック信号を、相対デューティ・サイクル測定回路に結合した試験分周回路に供給するものであり、インクリメント数は、試験分周回路がフェイルを示すまで、プログラム可能なパルス整形回路によって増加させられる。さらに、プログラム可能なパルス整形回路は相対モードにおいて動作して、内部クロック信号のデューティ・サイクルをインクリメント数だけ変更し、結果として得られる変更された内部クロック信号を試験分周回路に供給することができ、その際、インクリメント数は、試験分周回路がフェイルを示すまで増加させられる。試験システムは、相対デューティ・サイクル測定回路に結合したコントローラをさらに含むことができ、このコントローラは、試験分周回路がベンチマーク・モードでフェイルを示すときのインクリメント数を、試験分周回路が相対モードでフェイルを示すときのインクリメント数と比較して、外部クロック信号と内部クロック信号の間のデューティ・サイクル歪みの示度を与える。電子回路は集積回路を含むことができる。
別の実施形態は、試験システムを含む集積回路(IC)上に配置されたプロセッサと、プロセッサに結合したメモリとを含む情報処理システム(IHS)を提供するが、その試験システムは、クロック・グリッドが含む複数の分配ノードにクロック信号を分配するためのクロック・グリッドを含む電子回路と、電子回路に結合してクロック・グリッドによって分配するためのクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータと、クロック信号ジェネレータ及びクロック・グリッドの複数の分配ノードに結合した相対デューティ・サイクル測定回路とを含み、ここで、相対デューティ・サイクル測定回路は、ベンチマーク・モードにおいて動作して、試験システム内のクロック・グリッドの外部位置におけるクロック信号に関するベンチマークのデューティ・サイクル情報を決定して外部クロック信号を明示し、さらに、相対モードにおいて動作して、クロック・グリッド内の複数の分配ノードのうちの1つにおけるクロック信号の相対デューティ・サイクル情報を、ベンチマークのデューティ・サイクル情報に対して決定して内部クロック信号を明示する。
このIHSにおいて、クロック信号ジェネレータは周波数シンセサイザを含むことができる。相対デューティ・サイクル測定回路は、相対デューティ・サイクル測定回路がベンチマーク・モードで動作するときに、外部クロック信号をマルチプレクサの入力信号として選択するマルチプレクサを含むことができる。マルチプレクサは、相対デューティ・サイクル測定回路が相対モードで動作するときに、クロック・グリッド内の複数の分配ノードのうちの1つからの内部クロック信号を入力信号として選択することができる。
本発明の変更及び代替的な実施形態は、本発明のこの説明を考慮することにより当業者には明らかとなるであろう。従って、この説明は、当業者に本発明の実施方法を教示し、例証としてのみ解釈されることを意図したものである。図示され、説明された本発明の形態が、本実施形態を構成する。当業者であれば、部品の形状、サイズ、及び配置において種々の変更を加えることができる。例えば、当業者であれば、ここで示され、説明された要素に対して等価の要素を置き換えることができる。さらに、当業者であれば、本発明のこの説明の利益を把握した後で、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の特定の特徴を他の特徴とは独立に用いることができる。
開示されたデューティ・サイクル測定(DCM)装置が用いることのできる1つの分周回路を示す。 開示されたデューティ・サイクル測定(DCM)装置の1つの実施形態を示す。 開示された装置内の可変デューティ・サイクル回路によって変更されたそれぞれのデューティ・サイクルを示すクロック信号を示す。 異なる動作条件下における分周回路入力及び分周回路出力信号を示す。 開示されたデューティ・サイクル測定装置の1つの実施形態の動作を要約するフローチャートを示す。 多数のデューティ・サイクル値に対する分周回路フェイルが起らない最大動作周波数を図示する周波数対時間のグラフを示す。 開示されたデューティ・サイクル測定(DCM)装置の別の実施形態を示す。 開示されたデューティ・サイクル測定装置を使用するプロセッサを用いた情報処理システム(IHS)を示す。 開示されたデューティ・サイクル測定(DCM)装置の別の実施形態を示す。 開示されたデューティ・サイクル測定(DCM)装置のさらに別の実施形態を示す。 開示された相対デューティ・サイクル測定装置の1つの実施形態の動作を要約するフローチャートを示す。
符号の説明
100:試験分周回路
100A:入力
100B:出力
105、110:ラッチ
115:インバータ
200、700、900、1000:試験システム
205:デューティ・サイクル補正(DCC)回路
210:周波数シンセサイザ
215、215’:クロック・グリッド
220:オシロスコープ
225:ストレージ
230:コンピュータ・システム/コントローラ
300、305、310、400、405、410:パルス
705:集積回路
710:基準クロック
800:情報処理システム(IHS)
810:バス
815:システム・メモリ
820:ビデオ・グラフィック・コントローラ
825:ディスプレイ
830:不揮発性ストレージ
835:オペレーティング・システム
840:I/Oデバイス
845:拡張バス
850:ネットワーク・アダプタ
905:バッファ
910:デューティ・サイクル測定(RDCM)回路
915:マルチプレクサ
920:プログラム可能パルス整形回路
925:ノード
1005:ロック・インジケータ
1005A,1005B:ロック・インジケータの信号入力
1005C:ロック・インジケータの出力
1010:カウンタ
1015:ANDゲート
1020:集積回路

Claims (24)

  1. 可変デューティ・サイクル回路に関するデューティ・サイクル情報を決定する方法であって、
    クロック信号ジェネレータにより、クロック信号を前記可変デューティ・サイクル回路に提供するステップであって、前記可変デューティ・サイクル回路はそれに応答してデューティ・サイクル・インデックスに依存するデューティ・サイクルを示す出力信号を提供し、前記出力信号は第1周波数を示す、ステップと、
    前記可変デューティ・サイクル回路により、前記出力信号を、前記デューティ・サイクル・インデックスに依存する最大周波数においてフェイルする分周回路に提供するステップと、
    前記クロック信号ジェネレータにより、前記クロック信号の周波数を前記第1周波数から、それより高い周波数においては前記分周回路のフェイルが起る第2周波数までスイープするステップと、
    前記出力信号に関するデューティ・サイクル情報を、前記第2周波数から決定するステップと
    を含む方法。
  2. 前記決定するステップは、FMAXを前記スイープするステップによって分かる前記第2周波数とし、TS/Hを前記分周回路のセットアップ及びホールド閾値時間とする次式、
    FMAX=1/[2(TS/H−iΔ)]
    によりデューティ・サイクル情報Δを導出することによって実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 複数の異なるデューティ・サイクル・インデックスを前記可変デューティ・サイクル回路に提供するステップをさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記スイープするステップは、前記クロック信号ジェネレータにより、前記クロック信号の周波数を、前記可変デューティ・サイクル回路に提供されたデューティ・サイクル・インデックスの各々に対して、前記第1周波数から異なる第2周波数までスイープするステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記分周回路のフェイルは、該分周回路が前記可変デューティ・サイクル回路の前記出力信号の分周にフェイルするときに起る、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記クロック信号と前記分周回路の分周された出力信号との間の同期の喪失によって、前記分周回路のフェイルを決定するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記可変デューティ・サイクル回路は、50%のデューティ・サイクルを示す出力信号を生成する、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  8. デューティ・サイクル補正回路に関するデューティ・サイクル情報を決定する方法であって、
    クロック信号ジェネレータにより、デューティ・サイクルを示す第1クロック信号を前記デューティ・サイクル補正回路に提供するステップと、
    前記デューティ・サイクル補正回路により、複数のデューティ・サイクル・インデックスを受け取るステップと、
    前記デューティ・サイクル補正回路により、各々のデューティ・サイクル・インデックスについてのそれぞれの第2クロック信号を生成するステップであって、前記それぞれの第2クロック信号のデューティ・サイクルは、それぞれ前記各々のデューティ・サイクル・インデックスに関連する、ステップと、
    各々のデューティ・サイクル・インデックスに対して、異なる最大周波数においてフェイルする分周回路により、前記第2クロック信号を受け取るステップと、
    前記クロック信号ジェネレータにより、各々のデューティ・サイクル・インデックスに対して、第1クロック信号の周波数を、第1周波数から、それ以上では前記分周回路のフェイルが起る第2周波数までスイープして、各々のデューティ・サイクル・インデックスに対応するそれぞれの第2最大周波数の値を提供するステップと、
    各々のデューティ・サイクル・インデックスに対応する前記第2最大周波数の値から、各々のデューティ・サイクル・インデックスに対応するそれぞれのデューティ・サイクル情報を決定するステップと
    を含む方法。
  9. 前記決定するステップは、FMAXを前記スイープするステップによって分かる各々のデューティ・サイクル・インデックスに対応する前記第2周波数とし、TS/Hを前記分周回路のセットアップ及びホールド閾値時間とする次式、
    FMAX=1/[2(TS/H−iΔ)]
    によりデューティ・サイクル情報Δを導出することによって実施される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記分周回路のフェイルは、該分周回路が前記デューティ・サイクル補正回路の前記第2クロック信号の分周にフェイルするときに起る、請求項8又は請求項9に記載の方法。
  11. 前記分周回路のフェイルを、前記第1クロック信号と前記分周回路の分周された出力信号との間の同期喪失によって決定するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記クロック信号ジェネレータは、50%のデューティ・サイクルを示す出力を生成する、請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 第1周波数と第1デューティ・サイクルとを示すクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータと、
    前記クロック信号ジェネレータに結合して前記第1デューティ・サイクルを示す前記クロック信号を受け取り、且つ、それに応答して、デューティ・サイクル・インデックスに依存する第2デューティ・サイクルを示すクロック信号を出力する可変デューティ・サイクル回路と、
    前記可変デューティ・サイクル回路に結合し、前記デューティ・サイクル・インデックスに依存する最大周波数においてフェイルする分周回路と、
    前記クロック信号ジェネレータに結合し、前記クロック信号の前記周波数を前記第1周波数から、それ以上では分周回路のフェイルが生じる第2周波数まで変える、コントローラと、
    前記クロック信号ジェネレータ及び前記分周回路に結合し、それ以上では前記分周回路がフェイルする前記第2周波数を示すインジケータであって、前記コントローラは、前記インジケータによって示された前記第2周波数からデューティ・サイクル情報を決定する、インジケータと
    を備えるデューティ・サイクル測定システム。
  14. 前記インジケータはオシロスコープを含む、請求項13に記載のデューティ・サイクル測定システム。
  15. 前記コントローラは、FMAXを前記第2周波数とし、TS/Hを前記分周回路のセットアップ及びホールド閾値時間とする次式、
    FMAX=1/[2(TS/H−iΔ)]
    によってデューティ・サイクル情報Δを決定する、請求項13又は請求項14に記載のデューティ・サイクル測定システム。
  16. 前記コントローラは、複数のデューティ・サイクル・インデックスを前記可変デューティ・サイクル回路に提供し、且つ、前記コントローラは、前記クロック信号ジェネレータに指示して、前記可変デューティ・サイクル回路に提供された各々のデューティ・サイクル・インデックスに対して、前記クロック信号の前記周波数を前記第1周波数から異なる第2周波数までスイープさせる、請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載のデューティ・サイクル測定システム。
  17. 前記インジケータは、前記第1デューティ・サイクルを示す前記クロック信号が前記分周回路の出力信号との同期を失うときに、前記分周回路のフェイルを示す、請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載のデューティ・サイクル測定システム。
  18. 前記可変デューティ・サイクル回路は、50%の第2デューティ・サイクルを示すクロック信号を生成する、請求項13乃至請求項17のいずれか1項に記載のデューティ・サイクル測定システム。
  19. デューティ・サイクル測定回路を含む集積回路(IC)上に配置されたプロセッサと、
    前記プロセッサに結合したメモリと
    を備え、
    前記デューティ・サイクル測定回路は、
    第1周波数と第1デューティ・サイクルとを示すクロック信号を生成するクロック信号ジェネレータと、
    前記クロック信号ジェネレータに結合し、前記第1デューティ・サイクルを示す前記クロック信号を受け取り、且つ、それに応答してデューティ・サイクル・インデックスに依存する第2デューティ・サイクルを示すクロック信号を出力する、可変デューティ・サイクル回路と、
    前記可変デューティ・サイクル回路に結合し、前記デューティ・サイクル・インデックスに依存する周波数においてフェイルする、分周回路と
    を含み、
    前記クロック信号ジェネレータに結合し、前記クロック信号の周波数を前記第1周波数から、それ以上では分周回路のフェイルが起る第2周波数まで変える、コントローラと、
    前記クロック信号ジェネレータ及び前記分周回路に結合し、それ以上では前記分周回路がフェイルする前記第2周波数を示すインジケータであって、前記コントローラは該インジケータにより示された前記第2周波数からデューティ・サイクル情報を決定する、インジケータと
    をさらに備える、情報処理システム。
  20. 前記インジケータはオシロスコープを含む、請求項19に記載の情報処理システム。
  21. 前記コントローラは、FMAXを前記第2周波数とし、TS/Hを前記分周回路のセットアップ及びホールド閾値時間とする次式、
    FMAX=1/[2(TS/H−iΔ)]
    によってデューティ・サイクル情報Δを決定する、請求項19又は請求項20に記載の情報処理システム。
  22. 前記コントローラは、複数のデューティ・サイクル・インデックスを前記可変デューティ・サイクル回路に提供し、且つ、前記コントローラは、前記クロック信号ジェネレータに指示して、前記可変デューティ・サイクル回路に提供された各々のデューティ・サイクル・インデックスに対して、前記クロック信号の前記周波数を前記第1周波数から異なる第2周波数までスイープさせる、請求項19乃至請求項21のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  23. 前記インジケータは、前記第1デューティ・サイクルを示す前記クロック信号が前記分周回路の出力信号との同期を失うときに前記分周回路のフェイルを示す、請求項19乃至請求項22のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  24. 前記可変デューティ・サイクル回路は、50%の第2デューティ・サイクルを示すクロック信号を生成する、請求項19乃至請求項23のいずれか1項に記載の情報処理システム。
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