JP2009534444A - 三環系窒素含有化合物とその抗菌剤としての使用 - Google Patents

三環系窒素含有化合物とその抗菌剤としての使用 Download PDF

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Abstract

式(I)の三環式窒素含有化合物およびそれらの抗菌剤としての使用。

Description

本発明は、新規化合物、それらを含む組成物およびそれらの抗菌剤としての使用に関する。
WO02/08224、WO02/50061、WO02/56882、WO02/96907、WO2003087098、WO2003010138、WO2003064421、WO2003064431、WO2004002992、WO2004002490、WO2004014361、WO2004041210、WO2004096982、WO2002050036、WO2004058144、WO2004087145、WO06002047、WO06014580、WO06010040、WO06017326、WO06012396、WO06017468、WO06020561、WO01/25227、WO02/40474、WO02/07572、WO2004035569、WO2004089947、WO2004024712、WO04024713、WO04087647、WO2005016916、WO2005097781、WO06010831、WO04035569、WO04089947、WO06021448、WO06032466およびWO06038172は、抗菌活性を有する、キノリン、ナフチリジン、モルホリン、シクロヘキサン、ピペリジンおよびピペラジン誘導体を開示する。WO2004104000は、カンナビノイド受容体に対して選択的に作用する能力がある三環式縮合環化合物を開示する。
本発明は、式(I):
Figure 2009534444
[式中:
1aおよびR1bは独立して、水素;ハロゲン;シアノ;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;カルボキシ;(C1−6)アルキルもしくは(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ;(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキル;ヒドロキシ(C1−6)アルキル;1または2個の(C1−6)アルキル、ホルミル、(C1−6)アルキルカルボニルもしくは(C1−6)アルキルスルホニル基でN−置換されていてもよいアミノ基;またはアミノ基が(C1−4)アルキルで置換されていてもよいアミノカルボニルから選択され;
は水素もしくは(C1−4)アルキル、またはRと一体となって以下に定義されるYを形成し;
Aは式(i)群:
Figure 2009534444
(式中、RはR1aまたはR1bで定義される通りであるか、またはオキソであり、nは1または2である)
で示される基であるか;または
Aは式(ii):
Figure 2009534444
(式中:
、WおよびWはCRであり、またはWおよびWはCRであり、ならびにWはWとNの間の結合を示し;
XはO、CR、またはNRであり;
1個のRはR1aおよびR1bで定義される通りであり、残りおよびRは水素であるか、または1個のRおよびRが一体となっているオキソであり、ならびに残りが水素であり;
は水素もしくは(C1−6)アルキルであり;またはRと一体となってYを形成し;
は水素;ハロゲン;(C1−6)アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ;または(C1−6)アルキルであり;
YはCRCH;CHCR;(C=O);CR;CR(C=O);もしくは(C=O)CRであり;
もしくはXがCRである場合、RとRは一体となって結合を示す)
で示される基であり;
UはCO、およびCHから選択され;
は、式(B):
Figure 2009534444
(式中:
環(a)および(b)の少なくとも一個は芳香族であり;
は芳香族環の一部である場合にはCもしくはNであり、または非芳香族環の一部である場合にはCR14であり;
は芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COもしくはCR14であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
およびXは独立してNまたはCであり;
は、芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合には、各々の原子が独立してN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるものである0から4個の原子のリンカー基であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
は、芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合には、各々のY原子が独立してN、NR13、O、S(O)、CO、CR14から選択される2から6個の原子のリンカー基であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
14およびR15の各々は、独立してH;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;カルボキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−4)アルコキシ(C1−4)アルキル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;(C1−4)アルキルでモノ−もしくはジ−置換されていてもよいアミノもしくはアミノカルボニルから選択され;または
14およびR15は一体となってオキソを示してもよく;
各々のR13は独立してH;トリフルオロメチル;ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−6)アルキルスルホニル;アミノ基が(C1−4)アルキルでモノもしくはジ−置換されていてもよいアミノカルボニルであり;
各々のxは、独立して、0、1または2である)
で示される、各々の環において4個までのヘテロ原子を含む、置換されていてもよい二環式の炭素環式または複素環式環系である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシドを提供する。
本発明はまた、哺乳動物、特にヒトにおける細菌感染症の治療法であって、このような治療を必要とする哺乳動物に有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシドを投与することを含む、方法も提供する。
本発明はまた、哺乳動物の細菌感染症の治療に用いるための医薬の製造における、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシドの使用も提供する。
本発明はまた、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシド、および医薬上許容される担体を含む、医薬組成物も提供する。
具体的な態様において、R1aおよびR1bの各々は独立して、水素、(C1−4)アルコキシ、(C1−4)アルキルチオ、(C1−4)アルキル、カルボキシ、ヒドロキシメチルまたはハロゲンであり;より具体的には、水素、メトキシ、メチル、シアノまたはハロゲンである。
特定の実施形態において、R1aおよびR1bの各々は、水素、メトキシ、メチル、またはクロロもしくはフルオロのようなハロゲンである。いくつかの実施形態において、R1aまたはR1bの一つの基だけが水素以外の基、例えばR1aだけがクロロ、フルオロである。
具体的な態様において、Rは水素である。
の具体的な例は、水素;置換されていてもよいヒドロキシ;置換されていてもよいアミノ;ハロゲン;(C1−4)アルキル;1−ヒドロキシ−(C1−4)アルキル;置換されていてもよいアミノカルボニルを含む。より具体的には、R基は水素;CONH;1−ヒドロキシアルキル、例えばCHOH;置換されていてもよいヒドロキシ、例えばメトキシ;置換されていてもよいアミノ;およびハロゲン、特にフルオロ、である。最も具体的には、Rは水素、ヒドロキシまたはフルオロである。
具体的な態様において、Aが(ia)である場合、nは1である。さらなる態様において、Rは3−または4−位にある。より具体的な態様において、Aは(ia)であり、nは1であり、Rが3−位にあり、より具体的にはNR基に対してシスである。
具体的な実施形態において、Aは、nが1であり、Rが水素またはヒドロキシである基(ia)である。より具体的には、Aは3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イルアミノであり、その配置は(3R,4S)である。
具体的な態様において、Aが(ii)である場合、XはCRであり、RはHで、RはHまたはOHであり、より具体的には、OHがRに対してトランスである。さらなる態様において、Wは結合である。他のもう一つの態様において、RはHである。追加の態様において、Wは結合であり、WおよびWは両方ともCHであって、RはHである。Aが3−ヒドロキシピロリジン−4−イルメチルである場合、具体的な態様において、その配置は(3S,4S)である。
特定の実施形態において、UはCHである。
特定の実施形態において、Rは2〜4個のヘテロ原子を含む8〜11個の環原子を有する芳香族複素環(B)であって、ヘテロ原子の少なくとも1個はNまたはNR13によるものであって、具体的な実施形態において、Yが2〜3個のへテロ原子を含み、その中の1個がSであり、1〜2個がNであって、1個のNがXと結合しているものである。
もう一つの実施形態において、芳香族複素環(B)は置換されていてもよいベンゾ、ピリドおよびピリダジノより選択される芳香族の環(a)および非芳香族の環(b)を有し、Yが少なくとも1個のヘテロ原子を含む3〜5個の原子、より詳細には4個の原子を有し、O、S、CHまたはNR13でXに結合しており、ここでR13は水素以外であり、Nを経由してXに結合するNHCOであるか、またはXに結合するO、S、CHまたはNHである。具体的な態様において、環(a)は芳香族窒素を含み、より具体的には、環(a)はピリジンまたはピラジンである。
環(B)の例として、置換されていてもよい:
(a)および(b)が芳香族、
1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−イル、1H−ピロロ[3,2−b]−ピリジン−2−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]−ピリド−2−イル、3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンゾ[1,2,3]−チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,2,5]−オキサジアゾール−5−イル、ベンゾフル−−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾ[b]チオフェン−2−イル、ベンズオキサゾール−2−イル、クロメン−4−オン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ−[1,2−a]−ピリミジン−2−イル、インドール−2−イル、インドール−6−イル、イソキノリン−3−イル、[1,8]−ナフチリジン−3−イル、オキサゾロ[4,5−b]−ピリジン−2−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノキサリン−2−イル、ナフタレン−2−イル、1,3−ジオキソ−イソインドール−2−イル、ベンゾチオフェン−2−イル、1H−ベンゾトリアゾール−5−イル、1H−インドール−5−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−チオン−6−イル、3H−ベンゾチアゾール−2−オン−5−イル、3H−キナゾリン−4−オン−6−イル、ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−6−イル、ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,4]オキサジン−2−オン−3−イル、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、シンノリン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジン−2−イル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン−3−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−2−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル、キナゾリン−2−イル、キノキサリン−6−イル、チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−5−オン−7−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−5−イル、[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、2H−イソキノリン−1−オン−3−イル;
(a)が非芳香族、
(2S)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル、(2S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−イル、3−(R,S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−イル、3−(R)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、3−(S)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキサン−2−イル、3−置換−3H−キナゾリン−4−オン−2−イル;
(b)が非芳香族、
1,1,3−トリオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ1l−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾオキサゾール−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−チオン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾチアゾール−2−オン−6−イル、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−7−イル、4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−7−イル、5−オキソ−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−6−イル、1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−2−オン−7−イル(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b]チアジン−7−イル)、2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]チアジン−7−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン−7−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン−7−イル、6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル、2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−[1,8]ナフチリジン−6−イル、6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−8−チア−1,2,5−トリアザ−ナフタレン−3−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル、6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−d]ピリミジン−2−イル、[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イル、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル、インダン−2−イル、5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジニル、2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル、5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イル、6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−イル、6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピリダジノ[3,4−b][1,4]チアジン−3−イル;
を含む。
いくつかの実施形態において、R13は環(a)にある場合にはHであるか、または環(b)にある場合には付加的にメチルまたはイソプロピルのような(C1−4)アルキルである。より具体的には、環(b)において、NR13がXに結合している場合にはR13はHであり、NR13がXに結合している場合には(C1−4)アルキルである。
さらなる実施形態において、R14およびR15は独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ニトロおよびシアノより選択される。より具体的にはR15は水素である。
より具体的には、R14の各々は、水素、クロロ、フルオロ、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、ニトロおよびシアノより選択される。さらにより具体的には、R14は水素、フッ素またはニトロより選択される。
最も具体的には、R14およびR15は、それぞれHである。
具体的なR基は:
[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル、
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル、
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル、
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル、
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル、
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル、
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、
3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾオキサゾール−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル(4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル)、
4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−イル、
6−ニトロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、
8−ヒドロキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−3−イル、
8−ヒドロキシキノリン−2−イル、
ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−5−イル、
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル、
ベンゾチアゾール−5−イル、
チアゾロ−[5,4−b]ピリジン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]チアジン−7−イル、
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル、
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル、
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトロ−7−イル、
2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、
2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イル、
5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシノ−7−イル、
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル、
6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−イル、
6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピリダジノ[3,4−b][1,4]チアジン−3−イル、
5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジニル、
2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル、
8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル、
5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イル、
6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−イル;
を含む。
特に、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル、
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル、
[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトロ−7−イル、
8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、
2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル;
を含む。
本明細書にて使用する場合、「アルキル」なる語は、直鎖または分岐鎖を有する基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチルおよびヘキシルを包む。「アルケニル」なる語はそれに応じて解釈されるべきである。
ハロまたはハロゲンは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを包む。
ハロアルキル部分は1〜3個のハロゲン原子を含む。
本発明の範囲内の化合物はヘテロシクリル基を含み、そのヘテロシクリル基の特性に応じて2種以上の互変異性型にて存在してもよく;このような互変異性型のすべては本願発明の範囲内に含まれる。
本発明の化合物のいくつかは水性または有機溶媒のような溶媒から結晶化または再結晶化してもよい。そのような場合には、溶媒和物が形成され得る。本願発明はその範囲内に、親油性化のような方法により製造され得る、水和物および可変量の水を含有する化合物を含んでいる化学量論的溶媒和物を含む。
さらには、「式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシド」のような語句は、式(I)の化合物、式(I)のN−オキシド、式(I)の化合物の医薬上許容される塩、式(I)の溶媒和物またはこれらの医薬上許容される組み合わせを含むことを意図することが理解されるであろう。それゆえ、説明を目的とする本明細書で使用される非限定的な例として、「式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物」は、さらには溶媒和物として存在する、式(I)の化合物の医薬上許容される塩を含んでもよい。
式(I)の化合物は医薬組成物での使用を意図としているので、具体的な実施形態において、それらは実質的に純粋な状態、例えば、少なくとも60%純度、より適切には少なくとも75%の純度、詳細には少なくとも85%の純度、特に少なくとも98%の純度(%は重量基準に対する重量)にて提供されることがすぐに理解されるであろう。該化合物の純粋でない調製物は医薬組成物に使用される、より純粋な剤形を調製するために用いてもよい;これらの化合物のあまり純粋でない調製物は、少なくとも1%の、より適切には少なくとも5%、およびより詳細には10〜59%の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を含まなくてはならない。
本発明における具体的な化合物は、実施例に記載の化合物およびその医薬上許容されるN−オキシド、塩および溶媒和物を含む。
上述した式(I)の化合物の医薬上許容される塩は、酸付加塩または四級アンモニウム塩、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸もしくはリン酸のような鉱酸、または酢酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸、クエン酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸もしくは酒石酸のような有機酸との塩を含む。式(I)の化合物はまた、N−オキシドとして調製されてもよい。本願発明はこのようなすべての誘導体に及ぶものである。
式(I)の化合物のいくらかは、光学異性体、例えばジアステレオ異性体および全ての比率での異性体の混合物、例えばラセミ混合物にて存在してもよい。本願発明はこのようなすべての形態、具体的には純粋な異性体を含む。例えば、本願発明はNRおよび/またはRの結合点におけるエナンチオマーおよびジアステレオマーを含む。異なる異性体を、一の異性体を他の異性体から慣用的方法により分離もしくは分割してもよく、または所定の異性体を慣用的な合成方法により、もしくは立体特異的合成もしくは不斉合成により得てもよい。
本発明のさらなる態様において、式(I)の化合物、およびその医薬上許容される塩、溶媒和物および/またはN−オキシドの調製方法であって、式(II):
Figure 2009534444
[式中:
21は(C1−6)アルキルであり、R20はURまたはそれに変換可能な基であり、R2’はRまたはそれに変換可能な基であって、A、R1a、R1b、R、R、UおよびRは式(I)で定義される通りである]
化合物の環化、および、その後、任意にまたは必要に応じて、R20およびR’をURおよびRに変換し、可変基を相互変換し、および/またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシドを形成することを含む方法が提供される。
環化反応は、式(II)の化合物を、塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニル、メタンスルホン酸無水物もしくはp−トルエンスルホン酸無水物のような活性化剤およびトリエチルアミンもしくはジイソプロピルエチレンアミンのような有機塩基で処理することにより起こる。メシラートまたはトシラート調製は標準条件下で起こり、環化された化合物である、R2’がR、およびR20がURである式(I)の化合物、ならびにR20がURの可変基、およびR2’がRの可変基である式(IIA)の化合物をIn situで形成する。R21の例として、メチルのような(C1−4)アルキルを含む。
通常、R20およびR’の一方はt−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルまたは9−フルオレニルメチルオキシカルボニルのようなN−保護基である。これは、当該分野において周知のいくつかの方法(例えば、「Protective Groups in Organic Synthesis、T.W. Greene及びP.G.M. Wuts、Wiley−Interscience、1999を参照のこと)、例えばトリフルオロ酢酸または塩酸を用いる通常の酸加水分解により除去してもよい。本発明はさらにはR20が水素である式(IIA)の化合物を提供する。
20が水素である式(IIA)の遊離アミンは、アシル誘導体RCOWとのアミド形成、UがCOもしくはUがCHである化合物の場合、通常の条件下、塩基の存在下でのアルキルハライドRCH−ハライドでのアルキル化、アシル誘導体RCOWでのアシル化/還元、またはアルデヒドRCHOでの還元アルキル化(例えば、Smith、M.B.;March、J.M. Advanced Organic Chemistry、Wiley−Interscienceを参照)のような通常の手段によりNRURに変換されてもよい。必要なR基を含む適切な試薬は既知の化合物であるか、または既知の化合物と同様にして調製されてもよく、例えば、WO02/08224、WO02/50061、WO02/56882、WO02/96907、WO2003087098、WO2003010138、WO2003064421、WO2003064431、WO2004002992、WO2004002490、WO2004014361、WO2004041210、WO2004096982、WO2002050036、WO2004058144、WO2004087145、WO2004/035569、WO2004/089947、WO2003082835、WO2002026723、WO06002047、WO06014580、WO06010040、WO06017326、WO06012396、WO06017468、WO06020561およびEP0559285を参照のこと。
がNH基を含む場合、この基は、R誘導体と遊離アミンとのカップリングの間、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルまたは9−フルオレニルメチルオキシカルボニルのような適当なN−保護基で保護されていてもよい。保護基はトリフルオロ酢酸で処理するのような通常の方法により除去されてもよい。
式(II)の化合物は、以下のスキーム1により調製されてもよい:
Figure 2009534444
一般構造(III)の化合物は、アクリル酸エステル(IV)とBoc保護アミノ−ピペリジンのようなHA−N(R20)R2’化合物との、通常の条件下でのマイケル付加(例えば、Smith,M.B;March,J.M. Advances Organic Chemistry, Wiley−Interscienceを参照)反応により調製されてもよい。
中間体(IV)への経路をスキーム2に示す。アクリルエステル(IV)は、R1aがHまたはClであるトリフラート(V)と、既知のスタナン(このスタナンの合成法として、Zhang,H.X;Guibe,F.;Balavoine,G.J.Org.Chem.(1990)、55(6)、1857を参照)である(VI)との、典型的なスティルカップリングの条件下(例えばLevin,Jeremy I.Tetrahedron Letters(1993)、34(39)、6211を参照)での反応により調製されてもよい。
Figure 2009534444
もう一方の中間体(IV)への経路であって、R1aがH、Cl、F、シアノ、(C1−6)アルキルである場合のものをスキーム3に示す。Lはトリフラートまたは、例えば臭素のようなハロゲンのような脱離基である。例えば、クロロトリフラート(IX)(L=トリフラート、R1a=Cl)とマロン酸ジメチルのナトリウム塩との基本的な条件下での反応は、通常の条件下のジエステル(VIII)を提供する(例えばFellows,Ingrid M.;Kaelin,David E.,Jr.;Martin,Stephen F. J.Am.Chem.Soc.、2000、122(44)、10781を参照)。マロン酸ジメチルのナトリウム塩とブロモフルオロ誘導体(IX)(L=Br、R1a=F)との、Pd/Pt−Buを使用するパラジウム触媒反応は、(VIII)を形成する(例えば、Beare,Neil A.;Hartwig,JohnF. J.Org.Chem.、2002、67(2)、541を参照)。また、マロン酸ジエチルとブロモフルオロ誘導体(IX)(L=Br、R1a=F)またはブロモクロロ誘導体(L=Br、R1a=Cl)との銅触媒反応も、(VIII)を形成する(例えばUS6156925参照)。
ジエステル(VIII)は、エステル(VII)を得るために通常の条件下(例えば、Krapcho,A.Paul;Jahngen,E.G.E.,Jr.;Lovey,A.J.;Short,Franklin W. Tetrahedron Lett.、1974、(13)、1091を参照)でのジエステルとLiClとのDMSO/水中での100℃の加熱によってカルボキシル基を除去してもよい。(VII)からアクリルエステル(IV)への変換は基本的な条件下でのパラホルムアルデヒドとの反応により起こり得る(例えば、Serelis,Algirdas K.;Simpson,Gregory W. Tetrahedron Lett. 1997、38(24)、4277を参照)。
Figure 2009534444
1a、R1b、R、AおよびR基の相互変換は、式(I)の化合物またはR20が水素である(IIA)のような初期の中間体での慣用的操作である。保護されていてもよいヒドロキシ基を含む化合物において、分子の残りを破壊無しに除去し得る適当な通常のヒドロキシ保護基はアシルおよびアルキルシリル基を含む。N−保護基は慣用的な方法により除去される。
例えば、R1aまたはR1bのメトキシは、リチウムおよびジフェニルホスフィン(一般的方法は、Irelandら、J. Amer. Chem. Soc.、1973、7829に記載)またはHBrで処理することによりR1aまたはR1bヒドロキシに変換可能である。ヒドロキシ基と、ハライドのような脱離基を担持する適当なアルキル誘導体とのアルキル化により、R1aまたはR1b置換のアルコキシを得る。R1aのハロゲンは慣用的手段、例えば金属触媒カップリング反応、例えばSynlett(2003)、15、2428−2439およびAngewandte Chemie、International Edition、2003、42(44)、5400−5449にて報告されているように銅を使用するもの、を用いて他のR1a、例えばヒドロキシ、アルキルチオール(チオールを経由して)およびアミノに変換可能である。R1aのフルオロはメタノール中のナトリウムメトキシドでの処理によりメトキシに変換されてもよい。ブロモのようなR1bのハロは、M.A.Alonsoら、Tetrahedron 2003、59(16)、2821またはP.Immingら、Eur.J.Med.Chem.、2001、36(4)、375の一般的方法により導入されてもよい。クロロのようなR1bのハロは、N−クロロスクシンイミドでの処理により導入されてもよい。ブロモのようなR1aまたはR1bのハロは、N,N−ジメチルホルムアミド中、シアン化銅(I)での処理によりシアノに変換されてもよい。R1aまたはR1bのカルボキシは、R1aまたはR1bのシアノの通常の加水分解、およびカルボキシを慣用的な還元によりヒドロキシメチルに変換することにより得てもよい。
式:HA−N(R20)R’、(V)および(IX)の化合物は既知の化合物であるか、あるいは既知の化合物と同様にして調製されてもよく、例えば、WO2004/035569、WO2004/089947、WO02/08224、WO02/50061、WO02/56882、WO02/96907、WO2003087098、WO2003010138、WO2003064421、WO2003064431、WO2004002992、WO2004002490、WO2004014361、WO2004041210,WO2004096982、WO2002050036、WO2004058144、WO2004087145、WO2003082835、WO2002026723、WO06002047およびWO06014580を参照のこと。
式(I)の化合物の調製についてのさらなる詳細を実施例に示す。
本発明による抗菌化合物は、他の抗菌剤と同様に、ヒトまたは獣医薬としての使用に都合のよいいずれの方法によって、投与のために製剤化されてもよい。
本発明の医薬組成物は、経口、局所または非経口の使用に適した形態であるものを含み、ヒトを含む哺乳動物の細菌感染症の治療に使用してもよい。
組成物はいずれの経路による投与のために製剤化されてもよい。組成物は、錠剤、カプセル、散剤、顆粒、トローチ、クリームまたは、経口または滅菌非経口溶液または懸濁液のような液体製剤の形態であってもよい。
本発明の局所製剤は、例えば、軟膏、クリームもしくはローション、眼用軟膏および点眼もしくは点耳剤、含浸包帯およびエアロゾールとして提供してもよく、保存剤、薬剤の浸透を補助する溶媒、軟膏およびクリーム中の皮膚軟化剤のような適切な標準的な添加剤を含んでもよい。
また製剤は、クリームまたは軟膏基剤およびローション用のエタノールまたはオレイルアルコールのような、適合する標準的な担体を含んでもよい。そのような担体は、製剤の約1%〜約98%まで存在してもよい。より一般的には、これらは製剤の約80%までを形成するであろう。
経口投与用の錠剤およびカプセルは、単位投与剤形であってもよく、結合剤、例えば、シロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントもしくはポリビニルピロリドン;充填剤、例えば、ラクトース、糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビトールもしくはグリシン;打錠潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールもしくはシリカ;崩壊剤、例えば、ジャガイモデンプン;または許容される湿潤剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム、のような標準的な賦形剤を含んでもよい。錠剤は、通常の薬務において周知の方法によって被覆されていてもよい。経口用液体製剤は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形態であってもよく、使用前に水または適当なビヒクルでもどす乾燥製剤として提供してもよい。そのような液体製剤は、懸濁化剤、例えばソルビトール、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルもしくは硬化食用油、乳化剤、例えばレシチン、ソルビタンモノオレイン酸エステル、もしくはアカシア;非水性ビヒクル(食用油を含んでいてもよい)、例えばアーモンド油、グリセリンのような油性エステル、プロピレングリコール、もしくはエチルアルコール;保存料、例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピルもしくはソルビン酸、および、所望により、標準的な香料または着色料のような、標準的な添加剤を含んでもよい。
座剤は、標準的な坐剤基剤、例えば、カカオバターまたは他のグリセリドを含むであろう。
非経口投与のための液体単位剤形は、化合物および滅菌ビヒクル、好ましくは水、を利用して調製される。化合物を、使用するビヒクルおよび濃度に応じて、ビヒクル中に懸濁または溶解することができる。溶液の調製において、化合物を注射のための水に溶解し、滅菌濾過し、その後、適当なバイアルまたはアンプルに充填して、密封する。
有利には、局所麻酔剤、保存料および緩衝剤のような薬剤をビヒクル中に溶解することができる。安定性強化のため、組成物は真空化で水分が除去され、バイアルに充填した後冷凍される。ついで、凍結乾燥粉末をバイアル中に密閉し、注射のための水の入った添付のバイアルを供給し、使用前に液体にもどしてもよい。非経口の懸濁液は化合物がビヒクル中に溶解の代わりに懸濁していることおよびろ過による滅菌ができないことを除いて、実質的に同じ方法で調製する。化合物は、滅菌ビヒクルに懸濁する前に、エチレンオキシドに曝露することにより滅菌することができる。有利には、化合物の均一な分布を促進するため、界面活性剤または湿潤剤が組成物に含まれる。
組成物は、投与方法に応じて、0.1重量%から、好ましくは10〜60重量%の活性物質を含んでもよい。組成物が単位用量を含む場合、各々の単位は、好ましくは、50−1000mgの活性成分を含有するであろう。成人の治療に用いられる投与量は、好ましくは、1日あたり100−3000mg、例えば、投与経路および頻度に応じて1日あたり1500mgであろう。そのような投与量は、1日あたり1.5〜50mg/kgに相当する。適切には、投与量は1日あたり5〜30mg/kgである。
式(I)の化合物は、本発明の組成物中にある唯一の治療剤であってもよく、または、他の抗菌剤と組み合わせてもよい。他の抗菌剤がβ−ラクタムである場合、β−ラクタマーゼ阻害剤を用いてもよい。
式(I)の化合物は、グラム−陰性およびグラム−陽性の生物の両方を含む広範囲の生物に起因する細菌感染の治療に使用することができる。式(I)の化合物のいくつかは1種以上の生物に対して活性であり得る。このことは本明細書に記載の方法により測定され得る。
本明細書に引用された、特許および特許出願を含むがそれらに限られないすべての刊行物は、それぞれ個別の刊行物が、その内容全てが示されているかのように文献明示によって本明細書に組み込まれるために、明確におよび個別に示されているかのように文献明示によって本明細書に組み込まれる。
以下の実施例は、式(I)で示される特定の化合物の調製および種々の細菌性生物に対する式(I)で示される特定の化合物の活性を説明する。
実施例および実験例
一般
実施例における略号:
RT=室温
ES=エレクトロスプレー質量スペクトル
LCMS=液体クロマトグラフィー質量スペクトル
APCI+=大気圧化学イオン化質量スペクトル
MDAP=質量分析・自動分取HPLCシステム
特定の試薬を本明細書において省略する。DMEはジメトキシエタン、DMFはジメチルホルムアミド、DMSOはジメチルスルホキシド、HATUは(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−ヘキサフルオロホスフェート、TFAはトリフルオロ酢酸、THFはテトラヒドロフラン、TEAはトリエチルアミン、Pd/Cはパラジウム炭素触媒を指す。
プロトン核磁気共鳴(H NMR)スペクトルは、400または250MHzで記録し、化学シフトは、内部標準テトラメチルシラン(TMS)から低磁場側への百万分率(δ)で記録した。NMRデータの略語は以下の通りである:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m=多重線、dd=二重線の二重線、dt=三重線の二重線、app=見かけ、br=ブロード。JはNMRのカップリング定数を示し、ヘルツで測定される。CDClは、ジュウテリオクロロホルム、DMSO−d6はヘキサジュウテリオジメチルスルホキシド、CDODはテトラジュウテリオメタノールである。質量スペクトルは、エレクトロスプレー(ES)イオン化法を用いて得られた。元素分析は、ニュージャージー州ホワイトハウスのQuantitative Technologies Inc.によって行われた。温度はすべて摂氏で報告する。E.Merck シリカゲル60F−254薄相プレートを薄相クロマトグラフィーに使用した。SCXはUSAのVarianから供給される強カチオン交換樹脂(ベンゼンスルホン酸)を含むイオン交換カラムである。キラルパックADおよびAD−Hカラムはアミロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバメート)(Chiral Technologies USA)でコートされた分取カラムのためのシリカ(5μm粒径のAD−Hおよび10μm粒径のAD、21mm内径×250mm長;20μm粒径のAD、101mm内径×250mm長)を含む。キラルパックAS−Hカラムは5μmシリカをコートするアミロース トリス[(S)−アルファ−メチルベンジルカルバメート)を含む。キラルパック1Aカラムは5μmシリカを固定するアミロース トリス(3,5−ジメチルフェニルカルバメート)を含む。測定した保持時間はクロマトグラフの操作における正確な条件に依存する。以下の実施例にて引用される場合、それらは溶出の順序の指標である。
セライト(登録商標)は酸洗浄の珪藻土シリカを含む濾過助剤であり、コロラド州、デンバーのManville Corp.の登録商標である。アンバーリスト(登録商標)A21は弱塩基の、巨大網目状のアルキルアミン機能性樹脂であり、Rohm&Haas Co.の登録商標である。MP−カーボネートはマクロ多孔性トリエチルアンモニウムメチルポリスチレンカーボネート(Argonaut Technologies)を指す。
水素化リチウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ジ−イソブチルアルミニウム、水素化ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウムおよびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムシアノボロヒドリドを含む、金属水素化物に関する反応は、アルゴン下で行われる。
当業者であれば、他の調製物に対して同様の方法、一般的方法、または他の調製方法により実施される調製に対する言及は、時間、温度、後処理条件、試薬量等のわずかな変化などの操作条件の変化を包含していてもよいことを認識するであろう。
実施例1
4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩
Figure 2009534444
(a)2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル
Figure 2009534444
DMF(100ml)中の1,1,1−トリフルオロ−メタンスルホン酸6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(合成はWO2003010138、実施例1(b)を参照)(5.936g、15.83mmol)の溶液に、2−(トリブチルスタナニル)−2−プロペン酸メチル(このスタナンの合成はZhang,H.X.;Guibe,F.;Balavoine,G. J.Org.Chem. (1990), 55(6), 1857を参照)(7.312g、23.74mmol)、Pd(PPh(1.83g、1.58mmol)、CuI(2.26g、11.87mmol)およびLiCl(673mg、15.83mmol)を加えた。反応物を1時間25℃にて撹拌し、この時間の後、溶媒を留去した。残渣をヘキサン中の10%酢酸エチルのグラジエントで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、茶色の固体である所望の化合物(3.603g、93%)を得た。
MS(ES+)m/z245(MH、100%)
(b)3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]−2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル
Figure 2009534444
DMF(4ml)およびテトラメチルグアニジン(0.1ml)中の2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(2.53g、10.37mmol)の溶液に、4−ピペリジニルカルバミン酸1,1−ジメチルエチル(2.08g、10.37mmol)を加えた。反応物を1時間70℃にて撹拌し、この時間の後、溶媒を留去した。残渣をジクロロメタン中の5%メタノールのグラジエントで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、黄色の固体である所望の化合物(2.66g、58%)を得た。
MS(ES+)m/z445(MH、25%)、345(100%)
(c)(1−{3−ヒドロキシ−2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
−78℃のテトラヒドロフラン(40ml)中の3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]−2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル(1.70g、3.83mmol)の溶液に、水素化アルミニウムリチウム(ジエチルエーテル中で1M、4.59ml、4.59mmol)を加えた。反応物をその後−78℃にて0.5時間撹拌した後、水(10ml)、その後2M NaOH溶液(10ml)および最終の水(10ml)を加え、混合物を大気温度に温め、その後ろ過し、溶媒留去した。残渣をジクロロメタン中の0〜5%メタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、白色の固体である所望の化合物(601mg、38%)を得た。
MS(ES+)m/z417(MH、15%)、317(100%)
(d){1−[7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
0℃のジクロロメタン(5ml)およびトリエチルアミン(200μl、1.45mmol)中の(1−{3−ヒドロキシ−2−[6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(501mg、1.20mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(112μl、145mmol)を加え、混合物を大気温度に温めた。反応物を1時間、25℃にて撹拌し、その後水(20ml)で処理した。水相を分離し、さらにジクロロメタン(2×100ml)中の10%メタノールで抽出した。合わせた有機層を乾燥し、溶媒を留去して、粗メシラートを得て、これをさらなる精製をせずに使用した。
ジクロロメタン(5ml)中の粗メシラートの溶液にDBUを加え、反応物を大気温度にて1時間撹拌した。クロロホルム(5ml)をその後加え、反応物を50℃にて1時間加熱し、この時間の後溶媒を留去した。残渣をジクロロメタン中の10%メタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供した。これにより、黄色の固体である所望の化合物(95mg、22%)を得た。
MS(ES+)m/z385(MH、25%)、285(100%)
(e)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
クロロホルム(1ml)中の{1−[(7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(91mg、0.24mmol)の溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中で4M)(2ml)を加え、溶液を1時間室温にて撹拌し、この時間の後、溶媒を留去した。4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンの二塩酸塩を精製せずに使用した。
(f)標記の化合物
メタノール(0.4ml)、ジクロロメタン(1.6ml)中の4−[(4−アミノ−−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンの二塩酸塩(56mg、0.158mmol)の溶液に、トリエチルアミン(110μl、0.79mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2003087098、実施例301(d)を参照)(31mg、0.158mmol)を加えた。この混合物を18時間、25℃にて撹拌した後、NaBH(6mg、0.158mmol)を加え、反応物をさらに0.5時間撹拌し、この時間の後に溶媒を留去し、残渣をジクロロメタン中の0〜30%メタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供した。これにより、黄色の固体である標記の化合物の遊離塩基(30mg、41%)を得た。
H NMR δ(d−MeOH)1.25〜1.35(2H、m)、1.52〜1.71(2H、m)、1.98〜2.25(4H、m)、2.60〜2.85(2H、m)、2.95〜3.25(2H、m)、3.62(2H、s)、3.51〜4.16(2H、m)、4.25(1H、dd、J13および9Hz)、4.55(1H、dd、J13および4Hz)、6.88(1H、d、J9Hz)、7.05(1H、d、J9Hz)、7.58(1H、d、J8Hz)、7.72(1H、d、J10Hz)、7.99(1H、d、J10Hz)、8.48(1H、d、J8Hz)
MS(ES+)m/z463(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基を1,4−ジオキサン中の4M HClで処理し、続いて乾燥のために溶媒留去して、二塩酸塩を得た。
実施例2
3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン二酸ジメチル
Figure 2009534444
方法1
0℃のN,N−ジメチルホルムアミド(1400ml)中のマロン酸ジメチル(82ml、715mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(60%油中分散物)(28.6g、715mmol)を加えた。混合物を0.5時間撹拌し、0.5時間超音波処理した後、1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(合成はWO2004058144、実施例1(b)を参照)(88.88g、いくつかの油分を含む、81.8g、238.5mmolのトリフラートを含むと見積もられる)を加えた。反応混合物をその後50℃にて12時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル、水およびHCl(2N)で処理した。有機相を水で2回洗浄し、全ての水層を酢酸エチルで再抽出し、この抽出物を水で洗浄した。全ての有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣を高真空下で一晩保持し、トルエンで処理して、1時間撹拌した。ろ過により所望の化合物を得た。トルエン溶液をヘキサンおよび酢酸エチルグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、さらに所望の化合物を得た(全収量:62.72g、81%)。
MS(ES+)m/z325(MH、100%)
方法2
(i)8−ブロモ−7−クロロ−2−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン
Figure 2009534444
0℃のDMF(50ml)中の3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4(1H)−オン(3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−オール、合成はWO2004058144、実施例1(a)を参照(5.1g、24.28mmol)の溶液に、内部温度を20℃より低く保った状態で、三臭化リン(2.77ml、29.1mmol)を滴下で加えた。反応混合物をその後10℃にて0.5時間、その後25℃にて1時間撹拌した。混合物をその後200mlの水の上に注ぎ、炭酸カリウムで中性pHに塩基性化した。形成した固体をろ別し、水で洗浄し、オーブン、その後デシケーターで乾燥して、所望の化合物(5.8g、88%)を得た。
MS(ES+)m/z274(MH、100%)
(ii)[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン二酸ジメチル
Figure 2009534444
アルゴン下の1,4−ジオキサン(600ml)中のマロン酸ジメチル(68.6ml、600mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(60%油中分散物)(22g、550mmol)を加えた。混合物を75℃にて2時間撹拌した後、8−ブロモ−7−クロロ−2−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン(54.5g、200mmol)および臭化銅(I)(10g、69.7mmol)を加えた。反応混合物をその後100℃にて18時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル、水およびHCl(2N)(175ml)で処理し、セライトを通してろ過した。水相(pH=3)を酢酸エチルで抽出した。有機相を水で洗浄し、乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をヘキサンおよび酢酸エチルのグラジエント(15%〜25%酢酸エチル/ヘキサン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し所望の化合物(63g、97%)を得た。
MS(ES+)m/z325(MH、100%)
(b)[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]酢酸メチル
Figure 2009534444
DMSO(1210ml)中の[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン二酸ジメチル(56.23g、173mmol)の溶液に、塩化リチウム(14.9g、350mmol)および水(3.24ml、180mmol)を加えた。混合物を100℃にて16時間加熱し、その後冷却して、酢酸エチルおよび水で処理した。有機相を水で2回洗浄し、水層を酢酸エチルで抽出し、これを水で洗浄した。合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をヘキサンおよび酢酸エチルのグラジエントを使用するシリカゲルのクロマトグラフィーに供して、わずかに出発物質を含む所望の化合物(43.3g、94%)を得た。
MS(ES+)m/z267(MH、100%)
(c)2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル
Figure 2009534444
シクロヘキサン(1060ml)中の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]酢酸メチル(43.3g、162mmol)、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム(71.2g、213mmol)、炭酸カリウム(42g、304mmol)およびパラホルムアルデヒド(42g)の混合物を80℃にて24時間加熱し、冷却し、酢酸エチルおよび水で処理した。分離した後、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をヘキサン/15%酢酸エチルを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(40.2g、89%)を得た。
MS(ES+)m/z279(MH、100%)
(d)2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル
Figure 2009534444
DMF(20ml)中の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(4.94g、17.75mmol)、4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(3.8g、19mmol)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(0.3ml)の混合物を80℃にて7時間加熱し、冷却し、溶媒留去して乾燥した。15%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出するクロマトグラフィーにより、わずかの出発物質とわずかのDMFが混合した生成物(8.76g)を得た。
MS(APCI+)m/z479(MH、100%)
(e)(1−{2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
−70℃、アルゴン下のTHF(100ml)中の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル(4.25g、8.9mmol)の溶液をTHF(10.5ml)中の水素化アルミニウムリチウム1M溶液を滴下する処理を行い、徐々に0℃に温めておいた。溶液をこの温度にて3時間撹拌し、水(0.79ml)、2N水酸化ナトリウム(1.48ml)および水(1.7ml)で処理し、1時間室温にて撹拌し、ろ過した。固体をTHFで洗浄し、ろ液を溶媒留去し、残渣をメタノール/ジクロロメタンで溶出するクロマトグラフィー処理して、生成物(2.17g、54%)を得た。
MS(APCI+)m/z451(MH、100%)
(f){1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
0℃のジクロロメタン(20ml)中の(1−{2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(3.08g、不純物を含む、2g、4.44mmol含有とみなされる)の溶液に、トリエチルアミン(0.97ml、7mmol)および塩化メタンスルホニル(0.426ml、5.5mmol)を加えた。反応物を室温に温め、18時間撹拌した後、35℃に加熱し7時間撹拌した。反応混合物をその後ジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供して、所望の化合物(1.475g、79%)を得た。
MS(ES+)m/z419(MH、20%)、319(100%)
(g)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
Figure 2009534444
ジクロロメタン(15ml)中の{1,1−ジメチルエチル{1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.475g、4.63mmol)の懸濁物をトリフルオロ酢酸(12ml)で処理し、室温にて1時間撹拌した。反応混合物を溶媒留去し、その後重炭酸ナトリウム水溶液および4:1ジクロロメタン:メタノール溶液で処理した。水相を4:1ジクロロメタン:メタノール溶液で15回抽出し、その後合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタン、メタノールおよびアンモニア水のグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供して所望の化合物(0.94g、84%)を得た。
MS(ES+)m/z319(MH、30%)、152(100%)
(h)標記の化合物
クロロホルム(1.5ml)およびメタノール(1.5ml)中の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(75mg、0.236mmol)、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)(39mg、0.236mmol)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて3時間加熱し、冷却した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(100mg、0.472mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去した。残渣を重炭酸ナトリウム水溶液および4:1ジクロロメタン:メタノール混合物で処理した。水相を4:1ジクロロメタン:メタノール混合物で2回抽出した後、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタン、メタノールおよびアンモニア水のグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(0.087g、79%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.40〜2.60(2H、m)、2.73(1H、ブロード d)、2.95〜3.05(2H、m)、3.80(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、6.83(1H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)7.88(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z468(MH、40%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタン/メタノール中に溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例3A
ラセミ体の3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、実施例2(h)により、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(150mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)(92mg)から、88%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.40〜2.60(2H、m)、2.74(1H、ブロード d)、2.95〜3.05(2H、m)、3.48(2H、s)、3.84(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、6.87(1H、d、J10Hz)、6.99(1H、d、J8Hz)、7.58(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.29(1H、ブロード s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z497(MH、40%)、291(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例3B
ラセミ体の3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩
ラセミ体の3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンをクロロホルムに溶解し、1M HCl/ジエチルエーテルを加えることにより二塩酸塩に変換し、その後溶媒留去して乾燥した。MSは遊離塩基としてである。
実施例4および5
3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩 エナンチオマー1およびエナンチオマー2
Figure 2009534444
ラセミ体の3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン)(60mg)をN−メチルピロリジノン(3mL)に溶解し、CHCN中0.1%イソプロピルアミンおよびイソプロピルアルコール中0.1%イソプロピルアミンで流速1.0mL/分で溶出し、320nmでUV検出しながら、キラルパックLAカラム(5ミクロン)上に複数回注入(0.6mgの基質を100回注入)して分割した。3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン)の速く進むエナンチオマー(>99%ee、保持時間10.8分、エナンチオマー1と指定した)(二塩酸塩に変換後、31mg)および3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン)の遅く進むエナンチオマー(98%ee、保持時間13.2分、エナンチオマー2と指定した)(二塩酸塩に変換後、31mg)を得た。
エナンチオマー1は[α]D31.7°(メタノール、c=1.00%、25℃)を示した。
エナンチオマー2は[α]D31.4°(メタノール、c=1.00%、25℃)を示した。
実施例6
3−クロロ−4−[(4−{[3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(75mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例31(e)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率76%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.40〜2.60(2H、m)、2.74(1H、ブロード d)、2.95〜3.05(2H、m)、3.82(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.59(1H、dd、J13および4Hz)、4.64(2H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、6.94(1H、d、J8Hz)、7.21(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z481(MH、15%)、163(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例7
3−クロロ−4−[(4−{[(7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(75mg)および7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003064421、実施例15(c)を参照)(50mg)から、実施例2(h)の一般的方法に従って収率84%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.45〜1.6(2H、m)、1.85〜2.05(2H、m)、2.13(1H、dt)、2.30(1H、dt)、2.49(1H、t)、2.55〜2.65(1H、m)、2.76(1H、ブロード d)、2.95〜3.10(2H、m)、3.96(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.59(1H、dd、J13および4Hz)、4.64(2H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.25(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z515(MH、20%)、197(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例8
3−クロロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)3−フルオロ−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド
0℃のジクロロメタン(80ml)中の3−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−(メチロキシ)ベンズアルデヒド(5.0g、29.4mmol)の溶液に、三臭化ホウ素(43ml、ジクロロメタン中の1M溶液)を滴下で加え、その後反応物を1時間室温で撹拌しておき、その後溶媒を減圧下で除去して、残渣をHCl水溶液(1M)で酸性化した。得られた固体をろ過し、水で洗浄し、真空中で乾燥して所望の化合物(0.66g、14%)を得た。
MS(ES+)m/z157(MH、100%)
(b)8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒド
DMF(30ml)中の3−フルオロ−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド(0.66g、4.2mmol)の溶液に炭酸カリウム(1.15g、8.3mmol)および1,2−ジブロモエタン(0.72ml、8.3mmol)を加え、得られた混合物を80℃に18時間加熱した後、溶媒を減圧下で除去した。反応混合物をその後ジクロロメタンおよび水で処理した。水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去してクリーム色の固体である所望の化合物(0.73g、95%)を得た。
MS(ES+)m/z183(MH、100%)
(c)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(32mg)および8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒド(18.2mg)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率56%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.10(1H、dt)、2.27(1H、dt)、2.40〜2.60(2H、m)、2.72(1H、ブロード d)、2.95〜3.05(2H、m)、3.69(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、6.60〜6.70(2H、m)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.38(1H、s)
MS(APCI+)m/z485(MH、70%)、219(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例9
N−{1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2009534444
DMF(2ml)中の3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸(合成はWO2003087098、実施例301(b)参照)(50mg、0.236mmol)、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(75mg、0.236mmol)およびトリエチルアミン(0.066ml、0.472mmol)の溶液に、HATU(95mg、0.25mmol)を加え、反応物を室温にて18時間撹拌した。反応混合物をその後乾燥のために溶媒留去し、高真空下で30時間保持し、ジクロロメタンおよび重炭酸ナトリウム水溶液で処理して30分間激しく撹拌した。固体をろ別し、水およびジクロロメタンで洗浄し、真空中で乾燥して標記の化合物の遊離塩基(100mg、83%)を得た。
H NMR δ(d−DMSO) 1.45〜1.6(2H、m)、1.8〜1.95(2H、m)、2.17(1H、t)、2.36(1H、t)、2.60〜2.80(2H、m)、2.91(1H、dd)、3.01(1H、ブロード d)、3.63(2H、s)、3.75〜3.85(1H、m)、4.10〜4.20(1H、m)、4.25〜4.45(2H、m)、6.82(1H、d、J10Hz)、7.58(1H、d、J8Hz)、7.95(1H、d、J8Hz)、7.99(1H、d、J10Hz)、8.05(1H、d、J8Hz)、8.45(1H、s)
MS(ES−)m/z509([M−H]、100%)
標記の化合物の遊離塩基は氷冷した1:1クロロホルム/メタノールに懸濁し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え(溶液が得られ)、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例10
4−({4−[2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン二酸ジメチル
方法1
乾燥1,4−ジオキサン(200ml)中のマロン酸ジメチル(6.05ml、53mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(60%油中分散物)(2.12g、53mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌し、10分間超音波処理した後、酢酸パラジウム(0.5g、2.2mmol)を加えた。アルゴンの気泡を短時間通し、その後8−ブロモ−7−フルオロ−2−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン(合成はWO2004058144、実施例53(g)を参照)(5g、19.4mmol)およびトリ−tert−ブチルホスフィン(0.5g、2.5mmol)を加えた。反応混合物をその後95℃にてアルゴン下で96時間加熱した。反応混合物をその後冷却し、水、HCl(2N、26.5ml)および酢酸エチルで処理した。有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をヘキサン/20%酢酸エチルを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供して所望の化合物(3.55g、約80%の純度)を得た。
MS(APCI+)m/z309(MH、100%)
方法2
アルゴン下の乾燥1,4−ジオキサン(750ml)中のマロン酸ジメチル(68.6ml、600mmol)の溶液をオーバーヘッドスターラーで撹拌し、水酸化ナトリウム(22gの60%油中分散物、550mmol)で処理した。泡立ちが弱くなったら、混合物を80℃で2.5時間、均一なスラリーになる時間まで、加熱した。臭化銅(I)(10g)を加え、5分後、8−ブロモ−7−フルオロ−2−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン(51.4g、200mmol)を加えた。温度を100℃に上げ、20時間撹拌を続けた。混合物を冷却し、酢酸エチル(1リットル)/水(1リットル)/2N HCl(175ml)中に注ぎ、振とうして、珪藻土を通してろ過した。水相のpHを3〜4に調整し、混合物を振とうして分離した。有機相を希薄な食塩水で洗浄し、水相を酢酸エチルで抽出し、洗浄した。全有機溶媒を乾燥し、留去した。ヘキサン/酢酸エチルグラジエントを使用するクロマトグラフィーにより、所望の化合物(56.08g、90%)を得た。
(b)[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]酢酸メチル
DMSO(1175ml)中の[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン二酸ジメチル(52g、169mmol)、塩化リチウム(14.5g、340mmol)および水(3.43ml、190mmol)の混合物を100℃にて24時間加熱し、冷却した。溶液を水および酢酸エチルとともに振とうし、分離し、有機相を水で2回洗浄した。全ての水相を酢酸エチルで再抽出し、これを水で洗浄した。合わせた有機相を乾燥し、溶媒留去し、残渣をヘキサン/酢酸エチルを使用するクロマトグラフィー処理して、約10%の出発物質を含む所望の化合物(35.79g)を得た。
(c)2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル
シクロヘキサン(1リットル)中の[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]酢酸メチル(35.79g、143mmol)、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(51.5g)、炭酸カリウム(30.4g)およびパラホルムアルデヒド(30.4g)を80℃にてアルゴン下で一晩撹拌し、冷却し、水および酢酸エチルとともに振とうした。分離後、水相を酢酸エチルで再抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒留去した。15%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するクロマトグラフィーにより、生成物(24.66g、66%)を得た。
(d)3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル
DMF(65ml)中の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(15g、57.3mmol)、4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(13.2g、66mmol)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(1ml)の混合物を80℃にて5時間加熱し、冷却し、溶媒留去した。クロマトグラフィー処理(メタノール/ジクロロメタングラジエント)により約9重量%のDMFを含む生成物(26.63g)を得た。
(e)(1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチルの溶液(26.63g、で9重量%のDMFを含む、52.5mmolと見積もられる)をアルゴン下で−70℃にて撹拌し、THF(60ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液で処理した。混合物を−10℃に温めておき、氷浴中で2時間撹拌し、水(4.5ml)、2N NaOH溶液(8.44ml)および水(9.7ml)で処理し、さらに30分間撹拌した。固体をろ別し、THFで洗浄してろ液を溶媒留去した。残渣のクロマトグラフィー処理(メタノール/ジクロロメタングラジエント)により生成物(18.28g)を得た。
MS(ACPI+)m/z435(MH、100%)
(f){1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
ジクロロメタン(180ml)中の(1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(18.28g、いくつかの非アルコール不純物および1リットルのMeOHを含む、40mmolのアルコールを含む化合物を含むと判断される)の溶液をアルゴン下で、氷冷して撹拌し、トリエチルアミン(11.1ml、80mmol)およびメタンスルホン酸無水物(8.7g、50mmol)で処理した。1時間後、溶液を2時間還流して加熱し、溶媒留去し、クロロホルム(180ml)に再溶解した。この溶液をアルゴン下で55℃にて3日間加熱し、冷却し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、水層をクロロホルムで2回再抽出した。合わせた有機相を乾燥し、溶媒留去した。残渣のクロマトグラフィー処理(メタノール/ジクロロメタングラジエント)およびいくつかの純粋でない画分の再クロマトグラフィー処理により、生成物(13.35g、重量%で12.5%のジクロロメタンを含む)を得た。
MS(ES+)m/z425(MNa、20%)、303(100%)
(g)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
ジクロロメタン(125ml)中の{1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(13.35g、重量%で12.5%のジクロロメタンを含む)の溶液を氷冷し、TFA(100ml)で処理し、室温にて1時間撹拌し、溶媒留去した。残渣を重炭酸ナトリウム溶液(過剰)および15%メタノール/ジクロロメタンとともに振とうし、分離し、水層を約50倍の15%メタノール/ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を乾燥し、溶媒留去し、残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 9:1:0.1を使用するクロマトグラフィー処理して生成物(8.1g)を得た。
MS(APCI+)m/z303(MH、50%)、202(100%)
(h)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(32mg)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照(17.5mg)から、実施例2(h)の一般的方法に従って調製した(32mg、67%)。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.90(2H、m)、2.96(1H、ブロード d)、3.80(2H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.80〜6.90(2H、m)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.32(1H、s)
MS(ES+)m/z452(MH、40%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例11
3−フルオロ−4−[(4−{[3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)から、実施例2(h)の一般的な方法に従って65%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.4〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.12(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.90(2H、m)、2.98(1H、ブロード d)、3.48(2H、s)、3.85(2H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.83(1H、d、J10Hz)、6.99(1H、d、J8Hz)、7.58(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.21(1H、ブロード s)、8.33(1H、s)
MS(ES+)m/z481(MH、30%)、179(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例12
N−{1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2009534444
DMF(3ml)中の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(0.35mmol、いくつかのDMFと混合)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボン酸(合成はWO2004058144、実施例65を参照)(68mg、0.5mmol)の混合物をトリエチルアミン(0.243ml、1.75mmol)およびHATU(145mg、0.38mmol)で処理し、室温にて一晩撹拌した。溶媒を留去し、残渣を高真空下で乾燥し、ジクロロメタンおよび重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。30分間激しく撹拌した後、固体をろ別し、水およびジクロロメタンで洗浄し、乾燥して標記の化合物の遊離塩基(82mg、49%)を得た。
H NMR δ(d−DMSO) 1.45〜1.6(2H、m)、1.8〜1.95(2H、m)、2.17(1H、t)、2.30(1H、t)、2.60〜2.80(2H、m)、2.82(1H、ブロード d)、2.95(1H、ブロード d)、3.7〜3.85(1H、m)、4.15〜4.3(2H、m)、4.35〜4.45(1H、m)、4.74(2H、s)、6.77(1H、d、J10Hz)、7.46(1H、d、J8Hz)、7.60(1H、d、J8Hz)、7.86(1H、d、J8Hz)、7.98(1H、d、J10Hz)、8.45(1H、s)、11.35(1H、ブロード s)
MS(ES−)m/z477([M−H]、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルム/メタノールに懸濁し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え(溶液が得られ)、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例13
3−クロロ−4−[((3R、4S)−4−{[(7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)ラセミ体の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3R、4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル
DMF(7.5ml)中の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(1.86g、6.67mmol)、[(3R、4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(合成はWO2004058144、実施例5(c)、エナンチオマー1を参照)(1.5g)および10滴の1,1,3,3−テトラメチルグアニジンの混合物を80℃にてアルゴン下で4時間加熱し、冷却して溶媒留去した。残渣のクロマトグラフィー処理(1%メタノール/ジクロロメタンで溶出)により、生成物(3.33g)を、約90%の純度(主な不純物はDMF)で得た。
MS(ACPI+)m/z495(MH、100%)
(b)ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
−70℃、アルゴン下でのTHF(10ml)中の、ラセミ体の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル(0.425g)の溶液を、THF(1.05ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液で処理し、0℃に温めておいた。混合物を氷浴中で2時間撹拌し、水(0.079ml)、2N NaOH溶液(0.148ml)および水(0.17ml)で処理し、一晩撹拌し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去した。反応を、THF(68ml)中のラセミ体の2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3R、4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル(2.9g)の溶液およびTHF(7.1ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液を使用して継続した。2個の反応の粗生成物を合わせ、メタノール/ジクロロメタングラジエントを使用するクロマトグラフィー処理により生成物(1.828g、58%)を得た。
MS(APCI+)m/z467(MH、100%)
(c)ラセミ体の{(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
0℃のジクロロメタン(1ml)中の、ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(100mg、0.214mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.045ml、0.321mmol)および塩化トルエンスルホニル(45mg、0.236mmol)を加えた。反応物を室温に温め、18時間撹拌し、このときLCMSは所望の生成物への良好な変換を示した。反応をジクロロメタン(18ml)中の、ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−クロロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.728g、3.71mmol)の溶液、トリエチルアミン(0.78ml、5.6mmol)および塩化トルエンスルホニル(815mg、4.28mmol)を使用して繰り返した(この場合、撹拌を3日間継続した)。2個の反応混合物を合わせ、その後ジクロロメタンおよび重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供して所望の化合物(1.30g、76%)を得た。
MS(ACPI+)m/z435(MH、10%)、335(100%)
(d)ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
この化合物をラセミ体の{(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチルから、実施例2(g)の一般的方法(ただし、約30倍の4:1ジクロロメタン/メタノールと水溶液との抽出を必要とする)により60%の収率で調製した。
MS(APCI+)m/z335(MH、100%)
(e)4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2
ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(400mg)をキラルパックADの分取HPLCに供した。この手順により、速く進むジアステレオマー(ジアステレオマー1、132mg)を99.6%deで、遅く進むジアステレオマー(ジアステレオマー2、134mg)を98.6%deで得た。
(f)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って調製した(18mg、48%)。
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.2〜2.4(2H、m)、2.45〜2.60(2H、m)、2.71(1H、ブロード d)、3.05〜3.2(2H、m)、3.71(2H、ABq)、3.87(1H、ブロード s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.46(1H、dd、J13および8Hz)、4.53(1H、dd、J13および4Hz)、6.6〜6.7(2H、m)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.39(1H、s)
MS(ES+)m/z501(MH、40%)、167(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例14
3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、ジアステレオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2および8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って調製した(16mg、42%)。
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.16(1H、dt)、2.40〜2.60(3H、m)、2.78(1H、ブロード d)、2.93(1H、ブロード d)、3.08(1H、dd、J13および4Hz)、3.70(2H、ABq)、3.84(1H、ブロード s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.46(1H、dd、J13および9Hz)、4.54(1H、dd、J13および4Hz)、6.6〜6.75(2H、m)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.39(1H、s)
MS(APCI+)m/z501(MH、40%)、167(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例15
4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル
DMF(7.5ml)中の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(1.74g、6.67mmol)、[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(合成はWO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イルカルバミン酸tert−ブチルエステル エナンチオマー1を参照)(1.5g)および10滴の1,1,3,3−テトラメチルグアニジンの混合物を80℃にてアルゴン下で3時間加熱し、冷却し、溶媒留去した。残渣のクロマトグラフィー処理(メタノール/ジクロロメタングラジエントで溶出)により、生成物(3.27g)を、約90%の純度(主な不純物はDMF)で得た。
MS(ES+)m/z479(MH、100%)
(b)ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
−70℃、アルゴン下のTHF(70ml)中の、ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル(2.91g、6.1mmol)の溶液をTHF(7.0ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液で処理し、0℃に温めておき、氷浴中で2時間撹拌した。混合物を水(0.525ml)、2N NaOH溶液(0.985ml)および水(1.13ml)で処理し、1時間撹拌してろ過した。ろ液を溶媒留去して残渣をメタノール/ジクロロメタングラジエントを使用するクロマトグラフィー処理して生成物(1.895g、69%)を得た。
MS(ES+)m/z451(MH、100%)
(c)ラセミ体の{(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
0℃のクロロホルム(5ml)中の、ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(450mg、1mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.278ml、2mmol)およびトルエンスルホン酸無水物(359mg、1.1mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌しながら室温に温め、50℃にて一晩加熱し、このとき、LCMSは実質的な反応の完了を示した。この手順をクロロホルム(15ml)中の、ラセミ体の((3R,4S)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.445g、3.22mmol)の溶液、トリエチルアミン(0.893ml、6.4mmol)およびトルエンスルホン酸無水物(1.153g、3.53mmol)を使用して、繰り返した。2個の反応混合物を合わせ、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水相をクロロホルムで2回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(1.423g、80%)を得た。
MS(ES+)m/z419(MH、10%)、319(100%)
(d)ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
酢酸(6ml)中の、ラセミ体の{(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(200mg)の溶液を1,4−ジオキサン(2ml)中の4M HCl溶液で処理し、2時間室温にて撹拌し、乾燥のため溶媒留去した。ジクロロメタン(8.5ml)およびメタノール(1.5ml)中の、この化合物の一部溶液、一部懸濁物をMP−カーボネート樹脂(Argonaut Technologiesより入手した)(1.2g)で処理し3時間撹拌し、ろ過し、樹脂を1:1 ジクロロメタン/メタノールでよく洗浄した。ろ液を溶媒留去し、残渣を、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア(89:11:1.1)で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーで処理して、生成物(133mg、87%)を得た。
MS(ES+)m/z319(MH、100%)
(e)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R、4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例2(h)の一般的方法に従って調製した(20mg、42%)
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.15〜2.50(2H、m)、2.55〜2.70(2H、m)、2.8〜3.1(3H、m)、3.8〜3.9(3H、m)、4.05〜4.15(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.35〜4.45(1H、m)、4.45〜4.55(1H、m)、6.8〜6.9(2H、m)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.33(1H、s)
MS(ES+)m/z468(MH、50%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例16
4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−カルボキシアルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率25%で合成した。
MS(ES+)m/z451(MH、20%)、133(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例17
4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒド(アルドリッチ)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率37%で合成した。
MS(ES+)m/z467(MH、30%)、149(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例18
3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2002056882、実施例22(g)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率38%で合成した。
MS(ES+)m/z552(MNa、40%)、530(MH、40%)、196(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例19
3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2および7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2002056882、実施例22(g)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率35%で合成した。
MS(ES+)m/z552(MNa、40%)、530(MH、40%)、196(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例20
3−クロロ−4−[((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2003087098、実施例301(d)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率49%で合成した。
MS(ES+)m/z513(MH、40%)、179(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例21
N−{(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、DMF(2ml)中の、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(79mg)、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸(合成は、WO2003087098、実施例301(b)を参照)(50mg)、トリエチルアミン(0.066ml)およびHATU(95mg)から、実施例9の一般的方法に従って、収率59%で合成した。
MS(ES+)m/z549(MNa、20%)、527(MH、20%)、321(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルム/メタノール 1:1に溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例22
3−クロロ−4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2004058144、実施例2(c)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率58%で合成した。
MS(ES+)m/z506(MNa、20%)、484(MH、60%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例23
3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成は、WO2002056882、実施例5(b)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率69%で合成した。
MS(ES+)m/z480(MH、40%)、162(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例24
3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(エナンチオマー1および2)
ラセミ体の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(5.5g)をキラルパックAD分取HPLCに供した。この手順により、速く進むエナンチオマー(エナンチオマー1、2.6g)を>99%eeで、遅く進むエナンチオマー(エナンチオマー2、2.6g)を99%eeで得た。
(b)標記の化合物
アルゴン下で、クロロホルム(10ml)/メタノール(10ml)中の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(500mg)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)(260mg)の混合物を3A分子ふるいとともに一晩放置し、その後65℃にて4時間加熱した。冷却後、混合物をナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(665mg)で処理し、一晩撹拌し、実施例2(h)の一般的方法に従って反応を完了し、標記の化合物の遊離塩基(626mg、重量%で3%のジクロロメタンを含む、82%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.72(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.80(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.35〜4.45(1H、m)、4.55〜4.65(1H、m)、6.83(1H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z468(MH、30%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例25
3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、84%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.72(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.80(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.35〜4.45(1H、m)、4.55〜4.65(1H、m)、6.83(1H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z468(MH、30%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例26
3−クロロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、68%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.73(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.83(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、5.73(2H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.21(1H、s)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.01(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z470(MH、30%)、152(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例27
3−クロロ−4−({4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、72%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜1.95(2H、m)、1.95〜2.05(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.47(1H、dd)、2.5〜2.6(1H、m)、2.7〜2.8(3H、m)、2.95〜3.1(2H、m)、3.80(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.1〜4.2(2H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、6.87(1H、d、J10Hz)、6.99(1H、s)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.09(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(APCI+)m/z466(MH、30%)、219(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例28
3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例31(e)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、52%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.74(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.83(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.57(1H、dd、J13および4Hz)、4.64(2H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、6.94(1H、d、J8Hz)、7.21(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z481(MH、30%)、163(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例29
3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例6(c)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、53%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.73(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.42(2H、s)、3.77(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および9Hz)、4.59(1H、dd、J13および4Hz)、6.8〜6.9(2H、m)、6.98(1H、dd、J8および1Hz)、7.26(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.04(1H、ブロード s)、8.38(1H、s)
MS(APCI+)m/z518(MNa、30%)、496(MH、10%)、219(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例30
3−クロロ−4−[(4−{[(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例48(e)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、49%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl/CDOD) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.4〜2.6(2H、m)、2.76(1H、ブロード d)、2.95〜3.1(2H、m)、3.55(2H、s)、3.77(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.45(1H、dd、J13および9Hz)、4.56(1H、dd、J13および4Hz)、6.89(1H、d、J10Hz)、6.8〜6.9(2H、m)、6.98(1H、dd、J8および1Hz)、7.21(1H、d、J1.5Hz)、7.93(1H、d、J10Hz)、8.06(1H、d、J1.5Hz)、8.40(1H、s)
MS(APCI+)m/z497(MH、5%)、226(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルム/メタノールに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例31
7−[({(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド
氷酢酸(200ml)中のバニリン(30.40g、0.20mol)の溶液に、氷酢酸(20ml)中の臭素(46.79g、0.29mol)を、10℃にて1時間にわたって加えた。追加の酢酸(100ml)を濃厚な混合物に加え、反応物を24時間大気温度にて撹拌した。反応物を氷水(300ml)で希釈し、その後沈殿物をろ過し、水で洗浄し、真空中で乾燥して所望の化合物(40.69g、89%)を得た。
MS(ES)m/z230(M+H)
(b)3−ブロモ−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド
ジクロロメタン(200ml)中の3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド(12.1g、0.52mol)の溶液に、0℃のジクロロメタン(2.2当量、115ml)中の1.0M三臭化ホウ素を加えた。反応物を0℃にて20分間、その後大気温度で2.5時間撹拌した。反応物をその後0℃に冷却し、メタノールのゆっくりした添加によりクエンチした。溶媒を減圧下で除去し、ホウ酸トリメチルをメタノールとの共沸により除去した。真空中で乾燥し、所望の生成物(11.51g、100%)を得た。
MS(ES)m/z217(M+H)
(c)8−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド
ジメチルホルムアミド(220ml)中の3−ブロモ−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド(11.5g、0.52mol)の溶液に、炭酸セシウム(50.7g、1.56mol)を加えた。混合物を大気温度にて30分間撹拌し、その後1,2−ジブロモエタン(12.76g、0.68mol)を加えた。80℃にて4時間加熱した後、ジメチルホルムアミドを減圧下で除去した。残渣を水および酢酸エチル間で分配し、有機層を食塩水で洗浄し、乾燥した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、4:1 ヘキサン:酢酸エチル)で精製し、オフホワイトの固体である所望の化合物(9.57g、75%)を得た。
MS(ES)m/z243(M+H)
(d)8−シアノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド
ジメチルアセトアミド(45mL)中の8−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド(4.60g、0.189mol)の溶液に、シアン化銅(I)(1.82g、0.203mol)を加えた。反応物を4時間還流し、その後減圧下で濃縮した。残渣を1:1 水:酢酸エチル間で分配し、無機物をろ過によって除去し、温めた酢酸エチルでよく洗浄した。合わせた酢酸エチル層および洗浄物を水、食塩水で洗浄し、乾燥した。粗生成物を冷たい酢酸エチルでトリチュレートし、冷蔵した。固体をろ過し、冷たい8:1 ヘキサン:酢酸エチルで洗浄し、減圧乾燥して白色の固体(2.29g)を得た。濃縮したろ液のフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、4:1および2:1 ヘキサン:酢酸エチルグラジエント)により追加で0.656gを得て、全収率82%となった。
MS(ES)m/z190(M+H)
(e)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および8−シアノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒドから、実施例24(b)の一般的方法に従って調製した(53%)。
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.2〜2.4(2H、m)、2.45〜2.60(2H、m)、2.73(1H、ブロード d)、3.05〜3.2(2H、m)、3.73(2H、ABq)、3.88(1H、ブロード s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.25〜4.40(4H、m)、4.4〜4.6(2H、m)、6.88(1H、d、J10Hz)、7.10〜7.15(2H、m)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.39(1H、s)
MS(ES+)m/z508(MH、40%)、174(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例32
3−クロロ−4−({(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って調製した(61%)。
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.2〜2.4(2H、m)、2.51(1H、dd、J13および11Hz)、2.55〜2.65(1H、m)、2.65〜2.75(1H、m)、3.05〜3.15(2H、m)、3.87(3H、s、ベースにてブロード)、3.95〜4.05(1H、m)、4.46(1H、dd、J13および8Hz)、4.53(1H、dd、J13および4Hz)、5.74(2H、s)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.23(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.01(1H、s)、8.39(1H、s)
MS(ES+)m/z486(MH、100%)、280(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例33
3−クロロ−4−({(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率50%で調製した。
MS(ES+)m/z482(MH、20%)、242(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例34
3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例60を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率78%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.28(1H、dt)、2.40〜2.60(2H、m)、2.73(1H、ブロード、s)、2.95〜3.05(2H、m)、3.1〜3.2(2H、m)、3.80(2H、s)、3.95〜4.05(1H、m)、4.35〜4.45(3H、m)、4.58(1H、dd、J13および4Hz)、6.87(1H、d、J10Hz)、7.01(1H、s)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.03(1H、s)、8.38(1H、s)
MS(ES+)m/z484(MH、20%)、243(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例35
3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−カルバルデヒドから、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率68%で調製した。
MS(ES+)m/z452(MH、60%)、227(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例36
(4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2
ラセミ体の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(7.8g)をキラルパックAS分取HPLCに供した。この手順により速く進むエナンチオマー(エナンチオマー1、3.8g)を>99%eeで、遅く進むエナンチオマー(エナンチオマー2、3.9g)を98.6%eeで得た。
(b)4−ブロモ−N−(1−{[(4S)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)ベンズアミド、メタノール溶媒和物(2:1)
Figure 2009534444
ジクロロメタン(5ml)中の4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2(200mg、0.664mmol)の溶液をトリエチルアミン(0.139ml、1mmol)で処理し、アルゴン下で氷冷し、塩化4−ブロモベンゾイル(150mg、0.682mmol)で処理した。溶液を過剰の重炭酸ナトリウム水溶液と振とうし、分離し、水層を15%メタノール/ジクロロメタンで2回再抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し、溶媒留去し、残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 96:4:0.4を使用するクロマトグラフィー処理し、4−ブロモ−N−(1−{[(4S)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)ベンズアミド(280mg、87%)を得た。
MS(ES+)m/z485および487(MH、40%)、295および297(100%)
メタノールからの結晶化により、X−線結晶解析に適した標記の化合物を得た。標記の化合物の結晶および分子構造を3次元X−線回折データから同定した。この研究により、原子結合性、生成した結合距離および角度が提案された構造と完全に一致していることを確認した。構造決定はまた、絶対的な配置(4S)の一義的な割り当てを認めた。
(c)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン (エナンチオマー1)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率81%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.90(2H、m)、2.96(1H、ブロード、s)、3.80(2H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.80〜6.90(2H、m)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.32(1H、s)
MS(ES+)m/z452(MH、40%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例37
(4R)−4−({4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(200mg、0.66mmol)および3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)を参照)(107mg、0.66mmol)をメタノール(30ml)および酢酸(3ml)に溶解した。溶液を(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムシアノボロヒドリド(Novabiochem)(4.1mmol/g、0.9g)で処理し、混合物を室温にて一晩撹拌した。混合物をろ過紙、ろ液を溶媒留去した。残渣をジクロロメタン/2Mアンモニアメタノール溶液グラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(0.188g、64%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.45〜1.55(2H、m)、1.85〜2.06(4H、m)、2.11(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.88(4H、m)、2.96(1H、ブロード、s)、3.85(2H、s)、4.05〜4.20(1H、m)、4.25〜4.35(2H、m)、4.46〜4.50(2H、m)、6.83(2H、d、J10Hz)、7.00(1H、s)7.88(1H、d、J10Hz)、8.08(1H、s)、8.32(1H、s)
MS(ES+)m/z472(MNa+、20%)、450(MH+、40%)、148(100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例38
(4R)−3−フルオロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、反応物をナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの添加後に1時間撹拌することを除き、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率84%で調製した。
H NMR(CDCl) 1.46〜1.51(2H、m)、1.86〜1.93(2H、m)、2.09〜2.14(1H、m)、2.21〜2.27(1H、m)、2.50〜2.56(2H、m)、2.81〜2.95(2H、m)、2.97〜2.98(1H、ブロード、s)、3.83(2H、s)、4.04〜4.11(1H、m)、4.48(2H、d、J16Hz)、5.74(2H、s)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.21(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.01(1H、s)、8.32(1H、s)
MS(ES+)m/z454(MH+100%)
標記の化合物の遊離塩基はメタノールに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例39
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例31(e)を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って調製した(82%)。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.12(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.5〜2.6(2H、m)、2.8〜2.9(2H、m)、2.9〜3.0(1H、m)、3.83(2H、s)、4.0〜4.1(1H、m)、4.4〜4.5(2H、m)、4.64(2H、s)、6.83(1H、d、J10Hz)、6.94(1H、d、J8Hz)、7.21(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.33(1H、d、J1Hz)
MS(ES+)m/z465(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例40
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 93:7:0.7でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例24(b)の一般的方法に従って調製した(80%)。
H NMR δ(CDCl) 1.4〜1.55(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.12(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.90(2H、m)、2.98(1H、ブロード d)、3.48(2H、s)、3.85(2H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.83(1H、d、J10Hz)、6.99(1H、d、J8Hz)、7.58(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.26(1H、ブロード s)、8.33(1H、d、J1Hz)
MS(ES+)m/z481(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例41
(4S)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、(4S)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って調製した(77%)。
H NMR δ(CDCl) 1.35〜1.5(2H、m)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.50〜2.60(2H、m)、2.75〜2.90(2H、m)、2.96(1H、ブロード d)、3.80(2H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.80〜6.90(2H、m)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.32(1H、s)
MS(ES+)m/z452(MH、40%)、150(100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例42
(4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(h)を参照)から、反応物をナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの添加後に1時間撹拌することを除き、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率50%で調製した。
H NMR(CDCl) 1.42〜1.51(2H、m)、1.86〜1.93(2H、m)、2.09〜2.13(1H、m)、2.20〜2.27(1H、m)、2.45〜2.56(2H、m)、2.79〜2.87(2H、m)、2.85〜2.98(1H、ブロード s)、3.16〜3.18(2H、m)、3.79(2H、s)、4.05〜4.09(1H、m)、4.3〜4.41(2H、m)、4.42〜4.48(2H、m)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.00(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.32(1H、s)。
MS(ES+)m/z468(MH、50%)
標記の化合物の遊離塩基はメタノールに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例43
(4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a){5−({[4−(メチロキシ)フェニル]メチル}オキシ)−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}メチルアセテート
Figure 2009534444
(5−({[4−(メチロキシ)フェニル]メチル}オキシ)−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}−2−ピリジニル)メチルアセテート(10g、23mmol)(合成はWO2004058144、実施例60(d)参照)をアセトニトリル(400ml)およびトリエチルアミン(65ml)に溶解し、トリメチルシリルアセチレン(10ml、69mmol)で処理した。混合物をその後数回脱気し、アルゴン雰囲気下においた。ヨウ化銅(I)(0.44g、2.3mmol)および塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.645g、0.9mmol)を加え、混合物を45℃にて18時間加熱した。混合物を冷却しておき、ろ過した。ろ液を真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層を乾燥し、その後乾燥のため溶媒留去した。40〜60の石油および酢酸エチルグラジエントで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより所望の化合物(8.45g、96%)を得た。
MS(APCI+)m/z384(MH+、100%)。
(b){5−ヒドロキシ−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}メチルアセテート
Figure 2009534444
{5−({[4−(メチロキシ)フェニル]メチル}オキシ)−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}メチルアセテート(8.45g、22mmol)をジクロロメタン(70ml)に溶解し、大気温度にて、18時間、トリエチルシラン(3.3ml)およびトリフルオロ酢酸(9.4ml)で処理した。混合物を乾燥のため溶媒留去し、メタノールおよびジクロロメタンのグラジエントで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行いTFA塩である所望の化合物(8.3g、100%)を得た。
MS(APCI+)m/z264(MH+、40%)。
(c)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチルアセテートおよび[2−(トリメチルシリル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル]メチルアセテートの混合物
Figure 2009534444
{5−ヒドロキシ−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}メチルアセテート(8.3g、22mmol)をピリジン(200ml)に溶解し、ヨウ化銅(I)(5.2g、27mmol)で処理し、その後還流下で18時間加熱した。混合物を冷却しておき、その後乾燥のため溶媒留去した。残渣を水および酢酸エチルの間に分配し、その後珪藻土を通してろ過した。有機層を分離し、追加の水、その後飽和食塩水で洗浄し、その後乾燥した。40〜60の石油および酢酸エチルグラジエントで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより2個の標記の化合物、フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチルアセテート(1.15g、27%)および[2−(トリメチルシリル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル]メチルアセテート(1.3g、22%)を得た。
MS(ES+)m/z192(MH+、40%)およびm/z(MH+、100%)
(d)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール
Figure 2009534444
[2−(トリメチルシリル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル]メチルアセテート(1.3g、4.9mmol)をエタノール(50ml)に溶解し、炭酸カルシウム(0.82g、5.9mmol)で処理し、還流下で18時間加熱した。混合物を乾燥のため溶媒留去し、残渣を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層を乾燥し、ろ過し、溶媒留去して標記の化合物(0.66g)を得た。
また、所望の化合物を得るため:フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチルアセテート(1.15g、6mmol)を1,4−ジオキサン(30ml)および水(10ml)に溶解し、2N 水酸化ナトリウム溶液(12ml)で処理し、室温にて18時間撹拌した。混合物をその後酢酸エチルおよび水の間で分配し、有機層を乾燥し、乾燥のために溶媒留去し、所望の化合物(0.63g)を得た。
MS(ES+)m/z150(MH+、90%)。
(e)2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール
Figure 2009534444
フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール(1.29g、8.7mmol)をエタノール(50ml)に溶解し、1気圧の水素下で、室温、10%パラジウム炭素で18時間の条件で水素化した。混合物をろ過し、ろ液を乾燥のため溶媒留去し、所望の化合物(1.31g、100%)を得た。
MS(ES+)m/z152(MH+、100%)。
(f)2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−カルバルデヒド
Figure 2009534444
2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール(1.31g、8.7mmol)をジクロロメタン(100ml)に溶解し、大気温度にて二酸化マンガン(6g、69mmol)で18時間激しく撹拌しながら処理した。混合物を珪藻土を通してろ過し、ろ液を乾燥のために溶媒留去し、所望の化合物(0.9g、70%)を得た。
MS(ES+)m/z150(MH+、100%)。
(g)標記の化合物
標記の化合物を、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−カルバルデヒドから、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドの添加後に1時間撹拌することを除き、実施例2(h)の一般的方法に従って調製した。所望の化合物の遊離塩基を収率77%で得た。
H NMR(CDCl) 1.40〜1.52(2H、m)、1.86〜1.93(2H、m)、2.09〜2.13(1H、m)、2.20〜2.26(1H、m)、2.51〜2.57(2H、m)、2.80〜2.88(2H、m)、2.96〜2.99(1H、ブロード、d)、3.20〜3.40(2H、m)、3.85(2H、s)、4.05〜4.09(1H、m)、4.47〜4.49(2H、m)、4.58〜4.63(2H、m)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.21(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.32(1H、s)。
MS(ES+)m/z436(MH+、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例44
4−({シス−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−フルオロ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(シス)−3−フルオロ−4−({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]プロピオン酸メチル
Figure 2009534444
DMF(3.5ml)中の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(953mg、3.63mmol)、[3−フルオロ−4−ピペリジニル]カルバミン酸シス−フェニルメチル エナンチオマー2(合成はWO2004058144を参照、実施例142(b)、(c)および(d)と類似の方法で、実施例142(a)のエナンチオマー2から調製)(1.1g、4.35mmol)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(6滴)の溶液を80℃にてアルゴン下で3時間加熱し、冷却して溶媒留去した。1%メタノール/ジクロロメタンで溶出するクロマトグラフィーにより、100%の収率で生成物を得た。
MS(ES+)m/z515(MH、100%)
(b)ラセミ体の((シス−3−フルオロ−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸フェニルメチル
Figure 2009534444
アルゴン下、−70℃のTHF(40ml)中の、ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(シス)−3−フルオロ−4−({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]プロピオン酸メチル(1.87g、3.63mmol)の溶液を、THF(4.18ml9中の水素化アルミニウムリチウムの溶液で滴下で処理し、−10℃にゆっくりと温めておいた。氷浴中で1時間撹拌した後、混合物を水(0.314ml)、2N NaOH溶液(0.590ml)および水(0.675ml)で処理し、30分間撹拌し、ろ過した。ろ液を溶媒留去し、残渣をジクロロメタン/メタノールグラジエントを使用するクロマトグラフィー処理を行い、所望の生成物(1.44、81%)を得た。
MS(APCI+)m/z487(MH、100%)
(c)ラセミ体の、{シス−3−フルオロ−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸フェニルメチル
Figure 2009534444
0℃のジクロロメタン(13.5ml)中の、ラセミ体の((シス−3−フルオロ−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ピペリジニル)カルバミン酸フェニルメチル(1.44g、2.96mmol)の溶液にトリエチルアミン(0.834ml、6mmol)およびメタンスルホン酸無水物(0.644g、3.7mmol)を加えた。1時間後、反応物を室温に温め、20時間撹拌し、40℃にて3日間加熱し、その後ジクロロメタンおよび重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタン中の2%メタノール溶離液を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(1.218g、90%)を得た。
MS(APCI+)m/z455(MH、20%)、265(100%)
(d)4−{[シス−4−アミノ−3−フルオロ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
Figure 2009534444
エタノール(20ml)/1,4−ジオキサン(5ml)中の、ラセミ体の{シス−3−フルオロ−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸フェニルメチル(1.218g)の溶液を10%Pd/C(600mg)で処理し、水素下で大気圧下にて5時間撹拌した。珪藻土を通してろ過した後、ろ液を溶媒留去し、残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア水で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、所望の化合物(745mg、86%)を得た。
MS(APCI+)m/z321(MH+、100%)
(e)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[シス−4−アミノ−3−フルオロ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率82%で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.6〜1.8(2H、m)、2.15〜3.3(7H、m)、3.8〜4.2(4H、m)、4.25〜4.35(4H、m)、4.40〜4.55(2H、m)、6.83(1H、d、J10Hz)、6.90(1H、s)、7.88(1H、d、J10Hz)、8.10(1H、s)、8.33(1H、s)
MS(ES+)m/z470(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例45
3−フルオロ−4−[(シス−3−フルオロ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[シス−4−アミノ−3−フルオロ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例31(e)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率88%で合成した。
MS(APCI+)m/z483(MH、80%)、203(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例46
3−フルオロ−4−[(シス−3−フルオロ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[シス−4−アミノ−3−フルオロ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率73%で合成した。
MS(ES+)m/z499(MH、40%)、179(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例47
4−({(シス−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−3−フルオロ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[シス−4−アミノ−3−フルオロ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド(アルドリッチ)から、ジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5でのクロマトグラフィー処理を行う、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率76%で合成した。
MS(ES+)m/z469(MH、10%)、149(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例48
3−フルオロ−4−{[シス−4−ヒドロキシ−3−({[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}メチル)−1−ピペリジニル]メチル}−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)ラセミ体の4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル(シスおよびトランスの混合物)
Figure 2009534444
メタノール(1L)中の4−オキソ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル 塩酸塩(50g、170mmol)の溶液に、トリエチルアミン(28.3ml、204mmol)を加え、混合物を室温にて10分間アルゴン下で撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(21.32g、560mmol)をその後分割にて加え、反応物を室温にて3時間撹拌した。5N HCl溶液(175ml)を加え(最終pH=2〜3)、混合物を約200mlに減量した。残渣を飽和重炭酸ナトリウム溶液(150ml)で中和し、水相をジクロロメタン、その後9:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で抽出した。有機層を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。これにより、シスおよびトランス異性体が約1:1の比である混合物としての、所望の化合物(37g、84%)を得た。
MS(ES+)m/z264(MH+、100%)
(b)(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル
Figure 2009534444
N,N−ジメチルホルムアミド(250ml)中の、ラセミ体の4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル(37g、140mmol)の溶液に、tert−ブチルジメチルクロロシラン(10.6g、70mmol)およびイミダゾール(5.3g、77mmol)をアルゴン下で加えた。反応物を室温にて3時間撹拌し、水を加えて水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、40gの粗製物を得た。粗製物を3バッチ(5g、17g、17g)に分割し、各々のバッチをヘキサンおよび酢酸エチルのグラジエント(ヘキサン中の0〜20%酢酸エチル)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供した。これにより、所望の化合物(16.67g、45%)および(トランス)−4−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル(15.8g、30%)を得た。
MS(ES+)m/z264(MH+、100%)
(c)(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸ナトリウム塩
Figure 2009534444
THF/水(500ml/50ml)中の(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル(16.67g、63.4mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム溶液(72ml)を加えた。反応混合物を室温にて5時間撹拌し、その後pHを2N塩酸溶液で7に調整した。混合物を約50mlに減量し、形成した固体をろ別し、水で洗浄し、真空中で乾燥してナトリウム塩である所望の化合物(17g、>100%)を得た。
MS(ES+)m/z236(MH、100%)
(d)(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボキサミド
Figure 2009534444
N,N−ジメチルホルムアミド中の(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸ナトリウム塩(17g)および1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(5g、37mmol)の溶液に、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(14.1g、73.4mmol)、続いて重炭酸アンモニウム(21g、26.6mmol)を加えた。反応混合物を室温にて18時間撹拌した。溶媒をその後減圧下で除去し、重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相を9:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で抽出した。有機層を乾燥(MgSO)し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をメタノールおよびジクロロメタンのグラジエント(0〜20%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供した。これにより所望の化合物(9.5g、62%)を得た。
MS(ES+)m/z235(MH、80%)、257(100%)
(e)(シス)−3−(アミノメチル)−1−(フェニルメチル)−4−ピペリジノール
Figure 2009534444
THF(6ml)中の(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボキサミド(0.7g、3mmol)の溶液をボラン−硫化メチル錯体(THF中の2M溶液、3.3ml)で処理した。反応混合物を80℃にて1300秒間マイクロ波照射条件下で加熱した。これを12回繰り返し、その後反応混合物を合わせ、溶媒を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン、メタノールおよびアンモニア水のグラジエント(20%メタノール/ジクロロメタン−メタノール/ジクロロメタン中の20%2Mアンモニア)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、4.6gの純粋な所望の化合物および1.1gの純粋でない物質を得た。
MS(ES+)m/z219(MH+、100%)
(f){[(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
(シス)−3−(アミノメチル)−1−(フェニルメチル)−4−ピペリジノール(4.6g、21.1mmol)をクロロホルム(125ml)に溶解し、重炭酸ナトリウム(4.5g、53.6mmol)を全体に撹拌した。クロロホルム(60ml)中のジカルボン酸ジ−tert−ブチル(4.64g、21.1mmol)の溶液をその後0.5時間にわたって加え、反応混合物を室温にて撹拌した。水を加え、2相に分離した。水相を9:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で再抽出した。合わせた有機画分を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をメタノールおよびジクロロメタンのグラジエント(ジクロロメタン中の0〜10%メタノール)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供した。これにより所望の化合物(5g、75%)を得た。
MS(ES+)m/z321(MH+、40%)、265(100%)
(g){[(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル、エナンチオマー1および2
Figure 2009534444
ラセミ体の{[(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(5g)をキラルパックAD分取HPLCに供した。この手順により、速く進むエナンチオマー(エナンチオマー1、2.2g)を>98%eeで、遅く進むエナンチオマー(エナンチオマー2、2.2g)を97%eeで得た。
(h){[(シス)−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
メタノール(50ml)中の{[(シス)−4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル エナンチオマー1(2.2g、6.8mmol)の溶液を水素下、室温にて20%水酸化パラジウム(0.5g)の存在下で18時間撹拌した。珪藻土を通してろ過した後、メタノールを減圧下で除去して所望の化合物(1.6g、100%)を得た。
MS(ES+)m/z231(MH、100%)
(j)3−{(シス−3−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル
Figure 2009534444
N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(1.05g、4mmol)(実施例10(c))、{[シス−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル エナンチオマー1(1g、4.4mmol)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(0.2ml)の混合物を80℃にて18時間加熱し、冷却し、乾燥のために溶媒留去した。メタノール/ジクロロメタン(0〜10%メタノール/ジクロロメタン)で溶出するクロマトグラフィーにより、1.3gの純粋でない生成物を得た。残渣を異なるメタノールおよびジクロロメタンのグラジエント(ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに再度供した。これにより、所望の化合物の2個の純粋でないバッチ(0.9gおよび0.25g)を得た。
MS(ES+)m/z493(MH、50%)、243(100%)
(k)[(シス−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル)メチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
−70℃、アルゴン下のTHF(20ml)中の3−{(シス−3−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル(0.9g、1.83mmol)の溶液をTHF(2.1ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液で滴下で処理し、徐々に−10℃に温めておき、その後氷水浴中で2時間撹拌した。溶液をその後水(0.16ml)、2N水酸化ナトリウム(0.3ml)および水(0.34ml)で処理し、1時間撹拌し、ろ過した。ろ液を溶媒留去し、残渣をメタノール/ジクロロメタングラジエント(0〜8%メタノール/ジクロロメタン)で溶出するクロマトグラフィー処理を行い、所望の化合物(425mg)を得た。
MS(ES+)m/z465(MH、50%)、187(100%)
(l)({(シス−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
0℃のクロロホルム(8ml)中の[(シス−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル)メチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(0.525g、1.13mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.3ml、2.26mmol)およびp−トルエンスルホン酸無水物(0.406g、1.243mmol)を加えた。反応物をゆっくりと室温に温め、その後50℃で24時間加熱した。反応混合物をその後飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相を9:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で3回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエント(0〜10%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、0.23gの2:1 生成物:出発物質の混合物を得た。この混合物を再度上記と同じ手順に供した;(出発物質が0.08gと仮定して)0.043mlのトリエチルアミン、0.06gのp−トルエンスルホン酸無水物、および4mlのクロロホルムを使用した。反応物をゆっくりと室温に温め、その後50℃にて24時間加熱した。反応を終了し、上記の通りにクロマトグラフィー処理を行い、所望の化合物(1.48g、79%)を得た。
MS(ES+)m/z433(MH、60%)、333(80%)
(m)4−{[シス−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
Figure 2009534444
ジクロロメタン(2ml)中の({(シス−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(0.175g、0.405mmol)の懸濁物をトリフルオロ酢酸(1ml)で処理し、室温にて20分間撹拌した。反応混合物を溶媒留去し、その後4:1 ジクロロメタン:メタノール溶液を使用して再溶解した。有機相をその後重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相を4:1 ジクロロメタン:メタノール溶液で10回抽出し、その後合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタン、メタノールおよびアンモニアのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(0.08g)を得た。
MS(ES+)m/z333(MH、50%)、167(100%)
(n)標記の化合物
クロロホルム(1.5ml)およびメタノール(1.5ml)中の4−{[シス−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(40mg、0.12mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)(24mg、0.12mmol)および3A分子ふるいの混合物を、80℃にて2時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(64mg、0.30mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、その後固体をろ別し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエント(0〜20%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(37mg、35%)を得た。
H NMR δ(MeOD)1.7〜3.2(7H、m)、3.4〜3.6(4H、m)、3.9〜4.1(2H、m)、4.2〜4.6(6H、m)、6.84(1H、d)、7.11(1H、m)、7.80(1H、m)、7.99(1H、m)、8.34(1H、m)
MS(ES+)m/z511(MH、50%)、191(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例49
4−[(シス−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
Figure 2009534444
クロロホルム(3ml)およびメタノール(3ml)中の4−{[シス−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(40mg、0.12mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)(20mg、0.12mmol)および3A分子ふるいの混合物を80℃にて2時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(64mg、0.30mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、その後固体をろ別し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエント(0〜20%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、33mgの純粋でない化合物を得た。MDAP精製により14mgのギ酸塩を生成し、その後の固相、イオン交換(SCX)処理により10mgの標記の化合物を得た。
MS(ES+)m/z482(MH、50%)、241(100%)
実施例50
4−[((2S)−2−{[2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−モルホリニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)({(2S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−2−モルホリニル}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
酢酸エチル(40mL)中の({(2S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−2−モルホリニル}メチル)アミン(合成はWO03/0828351A1、実施例1を参照)(4.9g)をジカルボン酸ジ−tert−ブチル(5.95g)とともに一晩室温にて撹拌し、その後溶媒留去し、シリカゲルのクロマトグラフィー処理(0〜5%メタノール−DCM)を行い、所望の生成物(6.05g)を得た。
(b)(2S)−2−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−モルホリンカルボン酸フェニルメチル
Figure 2009534444
メタノール(30mL)およびトリエチルアミン(2.2mL)中の({(2S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−2−モルホリニル]}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(2.0g)の溶液を50psiにて24時間10%パラジウム炭素(1.0g)で水素化し、その後セライトを通してろ過し、溶媒留去した。残渣を酢酸エチル(50mL)、飽和重炭酸ナトリウム(50mL)およびクロロギ酸ベンジル(1.62mL)中で一晩撹拌した。有機層を分離し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、溶媒留去した。シリカゲル(0〜2%メタノール−DCM)による精製により、所望の化合物(1.3g)を得た。
(c)[(2R)−2−モルホリニルメチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
(2S)−2−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−モルホリンカルボン酸フェニルメチルの溶液をメタノール(75mL)に溶解し、大気圧にて10%パラジウム炭素(0.5%)で一晩水素化し、その後セライトを通してろ過し、溶媒留去して所望の化合物(0.81g)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.44(9H、s)、2.50〜2.65(1H、m)、2.70〜2.95(3H、m)、2.95〜3.10(1H、m)、3.45〜3.70(2H、m)、3.80〜3.90(1H、m)、4.88(1H、ブロード s)
(d)ラセミ体の3−{(2S)−2−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−モルホリニル}−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル
Figure 2009534444
この化合物を、2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチルおよび[(2R)−2−モルホリニルメチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチルから、実施例2(d)の一般的方法に従って、100%の収率で調製した。
MS(ES+)m/z479(MH、30%)、379(100%)
(e)ラセミ体の[((2S)−4−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−2−モルホリニル)メチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
この化合物を、ラセミ体の3−{(2S)−2−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−4−モルホリニル}−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロパン酸メチルから、実施例48(k)の一般的方法に従って、収率85%で調製した。
MS(ES+)m/z451(MH、25%)
(f)ラセミ体の({(2S)−4−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−2−モルホリニル}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
0℃のジクロロメタン(15ml)中の[((2S)−4−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−2−モルホリニル)メチル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.2g、2.7mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.6ml、4.32mmol)および塩化メタンスルホニル(0.26ml、3.38mmol)を加えた。反応物をゆっくりと室温に温め、その後35℃に、その後50℃にて18時間加熱した。反応混合物をその後飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。水相を9:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で3回抽出し、合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエント(0〜10%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(0.71g、63%)を得た。
MS(ES+)m/z419(MH、25%)
(g)ラセミ体の4−{[(2S)−2−(アミノメチル)−4−モルホリニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
Figure 2009534444
この化合物をラセミ体の({(2S)−4−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−2−モルホリニル}メチル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチルから、実施例48(m)の一般的方法に従って、100%の収率で得た。
MS(ES+)m/z319(MH+、15%)
(h)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(2S)−2−(アミノメチル)−4−モルホリニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、実施例48(n)の一般的方法に従って、収率5%で調製した。
H NMR δ(MeOD) 1.9〜2.4(4H、m)、2.6〜3(6H、m)、3.6〜4(4H、m)、4.2〜4.6(6H、m)、6.83(1H、d)、6.95(1H、d)、8.01(2H、m)、8.39(1H、s)
MS(ES+)m/z468(MH、40%)、234(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例51
3−フルオロ−4−[((2S)−2−{[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]メチル}−4−モルホリニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(2S)−2−(アミノメチル)−4−モルホリニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例48(n)の一般的方法に従って、収率38%で合成した。
MS(ES+)m/z470(MH、35%)、235(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例52
3−フルオロ−4−{[(2S)−2−({[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}メチル)−4−モルホリニル]メチル}−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(2S)−2−(アミノメチル)−4−モルホリニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例301(d)を参照)から、実施例48(n)の一般的方法に従って、収率39%で合成した。
MS(ES+)m/z497(MH、25%)、249(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例53
3−クロロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率72%で合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例54
3−クロロ−4−({4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2および3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率73%で合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例55
3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003087098、実施例31(e)を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、収率73%で合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例56
3−クロロ−4−({(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例57
3−フルオロ−4−({(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、ラセミ体の4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例58
7−[({(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル ジアステレオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2および8−シアノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って合成した。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例59
4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン SD104584−086
{1−[(7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(0.21g)を大気温度にて45分間、ジクロロメタン(10ml)中のトリフルオロ酢酸(2ml)で処理した。混合物を乾燥のために溶媒留去し、残渣を飽和炭酸カリウム水溶液およびジクロロメタン中の10%メタノール(5×30ml)の間で分配した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、乾燥のために溶媒留去して所望の化合物を得た。
(b)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オンおよび2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って合成した。
MS(ES+)m/z434(MH、25%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例60
4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って合成した。
MS(ES+)m/z436(MH、20%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例61
7−{[(1−{[(4R)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル エナンチオマー1 二塩酸塩
Figure 2009534444
(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.166mmol)および8−シアノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド(31mg、0.166mol)を酢酸(6滴)および3A分子ふるいを含むクロロホルム(2ml)およびメタノール(2ml)中で2時間、室温にて撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(40g)を加え、混合物を3.5時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化し、相分離した。水相を10%メタノール/ジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層を乾燥し、溶媒留去した。1〜10%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、標記の化合物の遊離塩基(53mg、67%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー):m/z476[MH+]
H NMR(400MHz、CDCl)δ 8.33(1H、d)、7.89(1H、d)、7.11(1H、d)、7.08(1H、d)、6.84(1H、d)、4.48(2H、m)、4.39(2H、m)、4.30(2H、m)、4.08(1H、m)、3.71(2H、s)、2.97(1H、d)、2.86(1H、dd)、2.79(1H、d)、2.55(1H、dd)、2.49(1H、m)、2.23(1H、t)、2.11(1H、t)、1.88(2H、m)、1.40(2H、m)。
遊離塩基の2当量の塩化水素(0.4M、1,4−ジオキサン中)との処理により二塩酸塩(60mg)を得た。
実施例62
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.166mmol)および2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例48(e)を参照)(32mg、0.166mol)をクロロホルム(1mL)およびメタノール(1mL)中で2時間室温にて撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(40g)を加え、混合物を18時間撹拌した。混合物をろ過し、溶媒留去した。0〜20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、標記の化合物の遊離塩基(31mg、39%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー):m/z481[MH+]
遊離塩基の1当量の塩化水素(0.4M、1,4−ジオキサン中)との処理により塩酸塩(60mg)を得た。
実施例63
3−クロロ−4−[(4−{[(5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)2−クロロ−4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)ピリジン
乾燥DMF(100ml)中の[2−クロロ−6−(メチロキシ)−4−ピリジニル]メタノール(合成はAdamczyk,M.;Akireddy,S.R.;Reddy,Rajarathnam E. Tetrahedron 2002、58(34)、6951を参照)(8.02g、46.22mmol)の溶液を、塩化tert−ブチルジメチルシリル(8.36g、55.46mmol)およびイミダゾール(3.77g、55.46mmol)で処理し、室温にて2時間撹拌した。反応混合物を水で処理し、ジクロロメタンで3回抽出し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、溶媒留去し、1:4酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲル(100g)のクロマトグラフィー処理を行い、所望の生成物(12.38g、93%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z288/290(MH+)。
(b)(2E)−3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ブチル
1,4−ジオキサン(100ml)中の2−クロロ−4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)ピリジン(9.20g、32.01mmol)の溶液をPd(Pt−Bu(327mg、0.64mmol)、Pd(dba)(293mg、0.32mmol)、CyNMe(7.53ml、35.21mmol)およびアクリル酸n−ブチル(5.96ml、41.62mmol)で処理した。反応物を120℃にて1時間加熱し、その後水で処理し、ジエチルエーテルで3回抽出し、乾燥(硫酸マグネシウム)し、溶媒留去し、1:4酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲル(250g)のクロマトグラフィー処理を行い、所望の生成物(8.25g、68%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z380(MH+)。
(c)3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)−2−ピリジニル]−2−プロペン酸ブチル(4.84g、12.49mmol)およびメタノール(200ml)中の10%パラジウム炭素の混合物を室温、1気圧の水素上で3時間撹拌した。混合物をセライトを通してろ過し、溶媒留去して所望の生成物(4.76g、98%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z382(MH+)。
(d)3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)−2−ピペリジニル]−1−プロパノール
THF(120ml)中の3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)−2−ピリジニル]プロピオン酸ブチル(4.76g、12.49mmol)の溶液をLiAlH溶液(1M、THF中、12.49ml、12.49mmol)で−78℃にて処理した。反応混合物を−20℃に温めておき、その後−20℃にて15分間撹拌し、混合物を水(9ml)で処理し、1時間撹拌した後、ろ過し、溶媒留去して、わずかに不純物のある生成物(3.98g、102%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z312(MH+)。
(e)7−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−2,3−ジヒドロ−5(1H)−インドリジノン
ジクロロメタン(250ml)中の3−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−6−(メチロキシ)−2−ピリジニル]−1−プロパノール(5.16g、16.59mmol)の溶液をピリジン(2.94ml、36.47mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(3.1ml、19.88mmol)で処理し、室温にて10分間撹拌した後、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(30.61g、82.95mmol)で処理し、室温にてさらに4時間撹拌した。水をその後加え、混合物をジエチルエーテルで3回抽出し、合わせた有機抽出物を水で再度洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。残渣をジクロロメタン中の0〜10%メタノールで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い所望の生成物(3.93g、14.09mmol)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z280(MH+)。
(f)7−(ヒドロキシメチル)−2,3−ジヒドロ−5(1H)−インドリジノン
テトラヒドロフラン(100ml)中の7−({[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−2,3−ジヒドロ−5(1H)−インドリジノン(3.93g、14.09mmol)の溶液を酢酸(1.61ml、28.17mmol)およびフッ化テトラブチルアンモニウム(1M、THF中、21ml、21.13mmol)で処理し、室温にて1時間撹拌した後、溶媒留去した。残渣をジクロロメタン中の0〜20%メタノールで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い所望の生成物(1.87g、80%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z166(MH+)。
(g)5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジンカルバルデヒド
アセトン(12ml)中の7−(ヒドロキシメチル)−2,3−ジヒドロ−5(1H)−インドリジノン(237mg、1.44mmol)の溶液をIBX(603mg、2.16mmol)で処理し、還流にて1時間加熱した。混合物をその後溶媒留去し、ジクロロメタンに溶解し、ろ過し、ジクロロメタンに再溶解して再度ろ過して、わずかに不純物のある所望の化合物(238mg、101%)を得た。
(h)標記の化合物
4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(111mg、0.349mmol)および5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジンカルバルデヒド(57mg、0.349mol)を還流にてクロロホルム(5mL)およびDMF(0.2ml)中で2時間加熱した後、室温に冷却してNaBH(OAc)(150mg、0.708mmol)を添加した。混合物をその後0.5時間室温、1時間50℃にて撹拌した。混合物を冷却し、ろ過し、溶媒留去した。0〜20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、標記の化合物の遊離塩基(99mg、61%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z466(MH+)。
δH(CDCl、400MHz)1.35〜1.50(2H、m)、1.80〜1.95(2H、m)、2.2〜2.15(1H、m)、2.15〜2.35(3H、m)、2.45〜2.60(2H、m)、2.70〜2.75(1H、m)、2.95〜3.11(4H、m)、3.55(2H、s)、3.94〜4.08(1H、m)、4.10〜4.14(2H、t)、4.40〜4.42(1H、m)、4.52〜4.60(1H、m)、6.21(1H、s)、6.33(1H、s)、6.86(1H、d)、7.88(1H、d)、8.35(1H、m)。
メタノールおよびクロロホルム中の標記の化合物の遊離塩基を、1当量の1,4−ジオキサン中の4M塩化水素の添加に続く乾燥のための溶媒留去により、塩酸塩に変換した。
実施例64
3−クロロ−4−[(4−{[(2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
0℃のアセトニトリル(10ml)中の7−アミノ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(0.77g、4.77mmol)(合成はGirard,Yves;Atkinson,Joseph G.;Belanger,Patrice C.;Fuentes,Jose J.;Rokach,Joshua;Rooney,C.Stanley;Remy,David C.;Hunt,Cecilia A J.Org.Chem.(1983)、48(19)、3220)の溶液に、48%HBr水溶液(10ml、0℃に予冷)を加えた。混合物を0℃にて0.5時間撹拌した後、水(2ml)中のNaNO溶液(0.379g、5.49mmol)を0.4時間にわたって添加した。反応物をその後0℃にて0.5時間撹拌し、その後CuBr(0.822g、5.726mmol)を10分間にわたって分割して加えた。反応混合物をその後室温に温め、室温にて0.5時間、その後70℃にて1時間撹拌した。反応混合物をその後0℃に冷却し、水(60ml)を加え、混合物を0℃にて1時間撹拌した後、ろ過し、真空中で乾燥した。残渣を10%メタノール/ジクロロメタンで溶解し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去して所望の化合物(0.679g、63%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z227(MH+)。
(b)7−エテニル−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
1,2−ジメトキシエタン(30ml)中の7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(0.679g、3.004mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(174mg、0.150mmol)の溶液を室温にて0.5時間撹拌した後、2,4,6−トリビニルシクロトリボロキサン−ピリジン錯体(合成はKerins,Fergal;O’Shea,Donal F. J.Org.Chem.(2002)、67(14)、4968参照)(295mg、1.218mmol)、KCO(415mg、3.004mmol)および水(10ml)を添加した。反応物を還流にて1.5時間加熱した後、室温に冷却し、水(50ml)を加えた。混合物を10%メタノール/ジクロロメタン(3×100ml)で抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。0〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、生成物(456mg、88%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z173(MH+)。
(c)7−エテニル−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン
0℃のトルエン(2ml)およびテトラヒドロフラン(2ml)中の7−エテニル−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(224mg、1.295mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%、油中、37mg、1.554mmol)を加えた。反応混合物を室温に温め、0.5時間撹拌した後、ヨードメタン(242μl、3.885mmol)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌した後、追加のヨードメタン(242μl、3.885mmol)を加えた。反応混合物をその後室温にてさらに1時間撹拌し、水(20ml)を添加した。混合物を10%メタノール/ジクロロメタン(3×100ml)で抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。0〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、生成物(181mg、75%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z188(MH+)。
(d)2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンカルバルデヒド
0℃の1,4−ジオキサン(15ml)および水(3ml)中の7−エテニル−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン(181mg、0.968mmol)の溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(476mg、2.226mmol)および四酸化オスミウム(1.1mlの4%水溶液)を加えた。反応混合物を室温に温めておき、0.5時間撹拌した後、反応混合物を溶媒留去した。残渣を1,4−ジオキサン(20ml)に溶解し、再度溶媒留去した。混合物をその後ジクロロメタン(100ml)に溶解し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。0〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、生成物(136mg、74%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z190(MH+)。
(e)標記の化合物
4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−クロロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(133mg、0.418mmol)および2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリンカルバルデヒド(79mg、0.418mmol)をクロロホルム(5mL)およびメタノール(0.5mL)中で1時間室温にて撹拌した後、NaBH(OAc)(266mg、1.254mmol)を加えた。混合物をその後0.5時間室温にて撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。混合物を10%メタノール/ジクロロメタン(3×100ml)で抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。0〜20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、生成物(79mg、39%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z492(MH+)。
δH(CDCl、400MHz)1.36〜1.49(2H、m)、1.82〜1.95(2H、m)、2.08〜2.12(1H、m)、2.21〜2.31(1H、m)、2.40〜2.59(2H、m)、2.65〜2.75(1H、m)、2.96〜3.08(4H、m)、3.15(3H、s)、3.55〜3.57(2H、t)、3.85(2H、s)、3.94〜4.08(1H、m)、4.38〜4.42(1H、m)、4.53〜4.60(1H、m)、6.86(1H、d)、7.14(1H、d)、7.41(1H、d)、7.88(1H、d)、7.99(1H、s)、8.40(1H、s)。
メタノールおよびクロロホルム中の標記の化合物の遊離塩基を、1当量の1,4−ジオキサン中の4M塩化水素の添加に続く乾燥のための溶媒留去により、塩酸塩に変換した。
実施例65
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩
Figure 2009534444
無水ジクロロメタン(1.5mL)および無水メタノール(0.1mL)中の(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.16mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例5(b)を参照)(29mg、0.16mmol)の混合物をトリアセトキシボロヒドリド(105mg、0.49mmol)で処理した。反応混合物を室温にて、アルゴン下で、20時間撹拌した。溶媒を留去し、その後酢酸エチル中のジクロロメタン0〜100%グラジエント、その後酢酸エチル中のメタノールの0〜20%グラジエントで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより、白色の固体である標記の化合物の遊離塩基(10mg、13%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z492(MH+)。
標記の化合物の遊離塩基を、過剰のジエチルエーテル中の1MHClの添加に続く乾燥のための溶媒留去により、二塩酸塩(15mg)に変換した。
実施例66
(4R)−4−[(4−{[(7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
無水ジクロロメタン(1.5mL)および無水メタノール(0.1mL)中の(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.16mmol)および7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2003064421、実施例15(c)を参照)(33mg、0.16mmol)の混合物をトリアセトキシボロヒドリド(105mg、0.49mmol)で処理した。16時間後、重炭酸ナトリウム水溶液を加えた。標記の化合物の遊離塩基は溶液から析出し、ろ過により分離し、水で洗浄し、真空中で乾燥した(50mg、60%)。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z492(MH+)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、過剰の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例67
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
無水ジクロロメタン(1.5mL)および無水メタノール(0.1mL)中の(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.16mmol)および8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒド(33mg、0.16mmol)の混合物をトリアセトキシボロヒドリド(105mg、0.49mmol)で処理した。18時間後、反応混合物の処理を終了し、残渣をジクロロメタン中の0〜30%メタノールのグラジエントで溶出するシリカのクロマトグラフィー処理(20gのシリカ)により、標記の化合物の遊離塩基(24mg、31%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー)m/z492(MH+)。
標記の化合物の遊離塩基はメタノールに溶解し、0.3mLの1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例68
(4R)−4−[(4−{[(7−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 二塩酸塩
Figure 2009534444
メタノール(1ml)、クロロホルム(1ml)および酢酸(3滴)中の(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg;0.165mmol)、7−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例33(e)を参照)(45mg;0.1656mmol)の混合物を70℃にて3時間、3A分子ふるいと共に加熱した。それを冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(40mg;0.635mmol)を加え、混合物を室温にて一晩撹拌した。炭酸ナトリウム溶液を加え、溶液を10%メタノール−クロロホルムで抽出し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、溶媒留去し、10%メタノール−ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィー処理を行い、標記の化合物の遊離塩基(62mg)を得た。
MS(ES+)m/z559/561(MH+)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルム−メタノールに溶解し、過剰の1,4−ジオキサン中の4M HClを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより二塩酸塩に変換した。残渣をエーテルでトリチュレートして固体(51mg)を得た、MSはその遊離塩基としてである。
実施例69
4−({(3S,4R)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3S,4R)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル
DMF(122ml)中の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(27.96g、107mmol)、[(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(合成はWO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル エナンチオマー2を参照)(25g、116mmol)および1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(2.5ml)を80℃にてアルゴン下で6時間加熱し、冷却し、溶媒留去して、高真空下で3日間保持した。残渣のクロマトグラフィー処理(メタノール/ジクロロメタングラジエントで溶出)を行い、生成物(57.7g)を約90%純度(主な不純物はDMF)で得た。
MS(ES+)m/z479(MH、100%)
(b)ラセミ体の((3S,4R)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
−70℃、アルゴン下のTHF(1200ml)中の、ラセミ体の2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−[(3S,4R)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}プロピオン酸メチル(107mmol)の溶液を、10分間かけてTHF(123ml)中の1M水素化アルミニウムリチウム溶液で処理し、−20℃に温めておき、氷浴中で2時間撹拌した。混合物を水(9.22ml)、2N NaOH溶液(17.3ml)および水(19.9ml)で処理し、1時間撹拌し、珪藻土を通してろ過した。ろ液を溶媒留去し、残渣をメタノール/ジクロロメタングラジエントを使用するクロマトグラフィー処理を行い、生成物(34.28g、71%)を得た。
MS(ES+)m/z451(MH+、100%)
(c)ラセミ体の{(3S,4R)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
0℃のクロロホルム(23ml)中の、ラセミ体の((3S,4R)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(2g、4.45mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(1.74ml、10mmol)およびトルエンスルホン酸無水物(1.67g、5.13mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌しながら室温に温め、50℃にて3日間加熱し、このときLCMSは本質的な反応の完了を示した。溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、水相をクロロホルムで2回抽出し、合わせた有機層を乾燥し、溶媒を除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、所望の化合物(1.093g、59%)を得た。
MS(ES+)m/z419(MH、40%)、319(100%)
(d)ラセミ体の4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン
ジクロロメタン(170ml)中の、ラセミ体の{(3S,4R)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(15.57g)の溶液を氷水中で冷却し、トリフルオロ酢酸(137ml)で処理し、1時間室温にて撹拌し、乾燥のため溶媒留去した。高真空下で1時間保持した後、粗物質をメタノールに溶解し、メタノールで溶出する、アンバーリストA21塩基性樹脂(500ml)(シグマ−アルドリッチ社)のカラムを通した。生成物を含む溶液を溶媒留去し、残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア(9:1:0.1)で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、生成物(8.96g、76%)を得た。
(e)4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2
ラセミ体の4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(9.4g)をキラルパックAD分取HPLCに供した。この手順により、速く進むジアステレオマー(ジアステレオマー1、4.7g)を>99%deで、遅く進むジアステレオマー(ジアステレオマー2、4.2g)を99%deで得た。
(f)標記の化合物
クロロホルム(1ml)およびメタノール(1ml)中の、4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1(60mg、0.188mmol)、[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)(26.2mg、0.157mmol)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて4時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(66.5mg、0.314mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去した。残渣を重炭酸ナトリウム水溶液および4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で処理し、振とうし、分離した。水相を4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で抽出し、その後合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(51mg、69%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.5〜2.0(m、交換可能性を含む)、2.25〜2.35(2H、m)、2.55〜2.65(2H、m)、2.82(1H、ブロード d)、2.89(1H、dd、J13および6Hz)、3.02(1H、ブロード d)、3.87(3H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.40(1H、dd、J13および4Hz)、4.52(1H、dd、J13および9Hz)、5.74(2H、s)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.24(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.01(1H、s)、8.34(1H、d、J1.6Hz)
MS(ES+)m/z470(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例70
4−({(3S,4R)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を、4−{[(3S、4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例69の一般的方法に従って、収率55%で調製した。
MS(ES+)m/z470(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例71
4−({(3R,4S)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2
ラセミ体の4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(2.6g)を、20mmol酢酸アンモニウムを含む60%アセトニトリル/40%メタノールで溶出する、キラルパックAD分取HPLCに供した。この手順により、速く進むジアステレオマー(ジアステレオマー1、850mg)を98%deで、遅く進むジアステレオマー(ジアステレオマー2、1.18g)を97%deで得た。
(b)標記の化合物
クロロホルム(5ml)およびメタノール(5ml)中の、4−{[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1(340mg、1.07mmol)、[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)(131mg、0.787mmol)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて4時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(332mg、1.56mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去した。残渣を重炭酸ナトリウム水溶液および4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で処理し、振とうし、分離した。水相を4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で抽出し、その後合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(308mg、約7.5重量%のジクロロメタンを含む、77%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.5〜2.0(m、交換可能性を含む)、2.19(1H、dt、J11.2および3.2Hz)、2.44(1H、d、J10.4Hz)、2.8〜3.0(3H、m)、3.86(3H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.42(1H、dd、J13および4Hz)、4.52(1H、dd、J13および9Hz)、5.74(2H、s)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.23(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.01(1H、s)、8.33(1H、d、J1.6Hz)
MS(ES+)m/z470(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例72
4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
クロロホルム(1ml)およびメタノール(1ml)中の、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1(50mg、0.157mmol)、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)(26mg、0.157mmol)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて5時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(66.5mg、0.314mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去した。残渣を重炭酸ナトリウム水溶液および4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で処理し、振とうし、分離した。水相を4:1 ジクロロメタン:メタノール混合物で抽出し、その後合わせた有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタン/メタノール/0.88アンモニア 95:5:0.5で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(24mg、33%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.5〜2.0(m、交換可能性を含む)、2.15〜2.25(1H、m)、2.45(1H、d、J11.6Hz)、2.55〜2.65(2H、m)、2.8〜3.0(3H、m)、3.84(3H、s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.25〜4.35(4H,m)、4.42(1H、dd、J13および5Hz)、4.52(1H、dd、J13および9Hz)、6.81〜6.85(2H、m)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.11(1H、s)、8.33(1H、d、J1.6Hz)
MS(ES+)m/z468(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例73
4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
クロロホルム(1ml)およびメタノール(1ml)中の、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1(54mg)、2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例60を参照)(22.8mg)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて5時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(53mg)を加えた。実施例72の一般的手順により、標記の化合物の遊離塩基(25mg、41%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.5〜2.0(m、交換可能性を含む)、2.15〜2.25(1H、m)、2.45(1H、d、J10.8Hz)、2.55〜2.65(2H、m)、2.8〜3.0(3H、m)、3.15〜3.19(2H、m)、3.82(2H、s)、3.86(1H、ブロード s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.38〜4.45(3H,m)、4.52(1H、dd、J13および9Hz)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.03(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.03(1H、s)、8.33(1H、d、J1.2Hz)
MS(ES+)m/z484(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例74
3−フルオロ−4−({(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 塩酸塩
Figure 2009534444
クロロホルム(1ml)およびメタノール(1ml)中の、4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1(54mg)、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)を参照)(20.6mg)および3A分子ふるいの混合物を65℃にて5時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(53mg)を加えた。実施例72の一般的手順により、標記の化合物の遊離塩基(41mg、70%)を得た。
H NMR δ(CDCl) 1.5〜2.0(m、交換可能性を含む)、1.99〜2.06(2H、m)、2.15〜2.25(1H、m)、2.45(1H、d、J10.8Hz)、2.57〜2.66(2H、m)、2.77(2H、t、J6.4Hz)、2.8〜2.9(2H、m)、2.93(1H、dd、J12.4および5.2Hz)、3.84(2H、s)、3.86(1H、ブロード s)、4.05〜4.15(1H、m)、4.22(2H,t、J5.2Hz)、4.43(1H、dd、J13および4Hz)、4.52(1H、dd、J13および9Hz)、6.83(1H、d、J10Hz)、7.00(1H、s)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.08(1H、s)、8.33(1H、d、J1.2Hz)
MS(ES+)m/z466(MH、100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例75
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例6(c)参照)から、実施例24(b)の一般的方法に従って、28%の収率で調製した。
H NMR δ(CDCl) 1.3〜1.6(m、交換可能性を含む)、1.8〜2.0(2H、m)、2.11(1H、dt)、2.24(1H、dt)、2.45〜2.65(2H、m)、2.75〜3.05(3H、m)、3.42(2H、s)、3.78(2H、s)、4.0〜4.15(1H、m)、4.4〜4.55(2H、m)、6.8〜6.9(2H、m)、6.98(1H、dd、J8および1.5Hz)、7.26(1H、d、J8Hz)、7.89(1H、d、J10Hz)、8.13(1H、ブロード s)、8.32(1H、d、J1.5Hz)
MS(ES+)m/z480(MH、70%)、290(100%)
標記の化合物の遊離塩基はジクロロメタンに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例76
5−{[(1−{[(4R)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−カルバルデヒド
Figure 2009534444
氷酢酸(8mL)中の2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−カルバルデヒド(1.0g、6.75mmol)の溶液に、酢酸ナトリウム(664mg、8.1mmol)および臭素(0.7ml、13.5mmol)を10℃にてゆっくり加えた。反応物を2時間大気温度にて撹拌した。反応物を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(10mL)に希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、その後酢酸エチルで抽出した。有機層をあわせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で乾燥し、所望の化合物(1.4g、91%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー):m/z227(M+H)
(b)5−ホルミル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル
Figure 2009534444
ジメチルアセトアミド(2mL)中の7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−カルバルデヒド(1.3g、4.7mmol)の溶液に、シアン化銅(I)(0.41g、4.7mmol)を加えた。反応物を18時間還流し、その後減圧下で濃縮した。残渣を温めた酢酸エチルでよく洗浄した。合わせた酢酸エチル層を濃縮し、乾燥した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、4:1および2:1 ヘキサン:酢酸エチルグラジエント)で精製して、所望の生成物(0.5g、50%)を得た。
MS(+ve イオンエレクトロスプレー):m/z174(M+H)
(c)標記の化合物
クロロホルム(2ml)およびメタノール(2ml)中の、(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.17mmol)および5−ホルミル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル(30mg、0.17mmol)および3A分子ふるいの混合物を80℃にて5時間加熱し、冷却し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(72mg、0.34mmol)を加えた。反応物を室温にて18時間撹拌し、その後固体をろ別し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタンおよびメタノールのグラジエント(0〜20%メタノール/ジクロロメタン)を使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(27mg、36%)を得た。
MS(ES+)m/z460(MH、50%)、158(100%)
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の4M HCl/1,4−ジオキサンを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。
実施例77
4−{[(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1混合物) 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−(メチロキシ)−1−ピペリジンカルボン酸フェニルメチル
Figure 2009534444
THF(12ml)中の(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボン酸フェニルメチル(合成はWO2004058144、実施例5(b)、シス−4−tertブトキシカルボニルアミノ−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−カルボン酸安息香酸エステル、エナンチオマー1を参照)(2.2g、6.28mmol)を50%水酸化ナトリウム溶液(12ml)、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム(0.04g)および硫酸ジメチル(1.31g、10.43mmol)で処理し、室温にて60時間撹拌した。水(100ml)を加え、生成物を酢酸エチル(150ml)で抽出した。有機相を分離し、乾燥した。ろ過および乾燥のための溶媒留去により、標記の化合物(2.2g)を得た。
MS(ES+)m/z387(M+Na、25%)。
(b)[(3R,4S)−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル
Figure 2009534444
(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−(メチロキシ)−1−ピペリジンカルボン酸フェニルメチル(2.204g、8.03mmol)をエタノール(100ml)に溶解し、大気温度にて18時間10%パラジウム炭素ペーストで水素化した。ろ過およびろ液の乾燥のための溶媒留去にて、標記の化合物(1.3g)を得た。
(c)3−[(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2混合物
Figure 2009534444
標記の化合物を、実施例2(d)の一般的方法に従って、[(3R,4S)−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル(1.29g、5.63mmol)および2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2−プロペン酸メチル(1.48g、5.63mmol)から調製し、所望の生成物(1.98g、71%)を得た。
MS(ES+)m/z493(MH、100%)。
(d)[(3R,4S)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物
Figure 2009534444
標記の化合物を、実施例2(e)の一般的方法に従って、3−[(3R,4S)−4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]−2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]プロピオン酸メチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物(1.98g、4mmol)から調製し、所望の生成物(0.71g、38%)を得た。
MS(ES+)m/z465(MH、100%)。
(e)[(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物
Figure 2009534444
[(3R,4S)−1−{2−[3−フルオロ−6−(メチロキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシプロピル}−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物(0.71g、1.5mmol)をクロロホルム(15ml)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.4ml、2.2mmol)およびメタンスルホン酸無水物(0.31g、1.8mol)で処理し、還流下で18時間加熱した。混合物を冷却しておき、その後飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、分離し、その後乾燥した。メタノール/ジクロロメタングラジエントを使用するシリカゲルのクロマトグラフィーにより、標記の化合物(0.213g、32%)を得た。
MS(ES+)m/z433(MH、30%)。
(f)4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物
Figure 2009534444
標記の化合物を、[(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]カルバミン酸1,1−ジメチルエチル ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物(0.43g、0.99mmol)から実施例2(g)の一般的方法に従って、調製した。反応混合物の溶媒留去の後、残渣メタノールに溶解し、アンバーリストA21イオン交換樹脂を通し、乾燥のため溶媒留去した。ジクロロメタン/メタノール/アンモニアのグラジエントで溶出するシリカゲルでのさらなる精製により、標記の化合物(0.2g、60%)を得た。
MS(ES+)m/z333(MH、50%)。
(g)標記の化合物
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO2004058144、実施例2(c)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率92%で調製した。
MS(ES+)m/z482(MH、100%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例78
4−{[(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物) 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物および3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例126(e)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率97%で調製した。
MS(ES+)m/z480(MH、100%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例79
3−フルオロ−4−({(3R,4S)−3−(メチロキシ)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物) 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004058144、実施例61を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率85%で調製した。
MS(ES+)m/z484(MH、100%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例80
5−({[(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]アミノ}メチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物) 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物の遊離塩基を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の混合物および5−ホルミル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリルから、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率28%で調製した。
MS(ES+)m/z490(MH、80%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルムに溶解し、1当量の1M HCl/ジエチルエーテルを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
実施例81
4−[((3R,4S)−4−{[(7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルバルデヒド(合成はGuillaumetら、Tetrahedron Letters(1988)、29(22)、2665−2666を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率72%で調製した。
MS(ES+)m/z545および547(MH、それぞれ90%および100%)。
実施例82
4−({(3R,4S)−4−[(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チオフェン−2−カルバルデヒド
Figure 2009534444
5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チオフェン−2−カルボン酸(市販品:Matrix Chemicals)(0.5g、2.97mmol)を乾燥ジエチルエーテル(16ml)に懸濁し、水素化アルミニウムリチウム溶液(ジエチルエーテル中の1.0M溶液、4.0ml、4.0mmol)で滴下で処理した。混合物を還流下で3時間加熱し、その後冷却し、水(1.0ml)、その後1M HClで滴下で処理し、沈殿した白色の固体を溶解した。生成物をジエチルエーテル(3×10ml)中に抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去して白色の固体である5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イルメタノール(420mg)を得た。これをジクロロメタン(60ml)に溶解し、二酸化マンガン(2.0g)で処理した。室温にて一晩撹拌した後、混合物を珪藻土を通してろ過し、溶媒を留去して黄色の油分である標記の化合物(0.295g、64%)を得た。
MS(AP+)m/z153(MH、100%)
(b)標記の化合物
標記の化合物を4−{[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1および5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チオフェン−2−カルバルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率53%で調製した。
MS(ES+)m/z455(MH、20%)
実施例83
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例8(e)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率29%で調製した。
MS(ES+)m/z482(MH、30%)。
実施例84
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成はWO2002056882、実施例22(g)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率23%で調製した。
MS(ES+)m/z498(MH、50%)。
実施例85
(4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イルメチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および8−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルバルデヒド(合成はWO2004052373、実施例45(中間体24)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率17%で調製した。
MS(ES+)m/z482(MH、35%)。
実施例86
(4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成はWO02056882、実施例40(e)を参照)から、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率28%で調製した。
MS(ES+)m/z452(MH、10%)。
実施例87
(4R)−4−({4−[(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チオフェン−2−カルバルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率21%で調製した。
MS(ES+)m/z437(MH、35%)。
実施例88
(4R)−4−({4−[(6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩
Figure 2009534444
(a)3−[3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−チエニル]−1−プロパノール
Figure 2009534444
2−(4,5−ジブロモ−2−チエニル)−1,3−ジオキソラン(合成は、J.Org.Chem.,1976,41,8を参照)(6.05g、19.2mmol)を乾燥THF(500ml)に溶解し、−78℃に冷却した。15分後、反応混合物を3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−ヨードプロパン(6.3g、1.1当量)(合成はJ.Chem.Soc.Perkin.Trans.1、1190、1111を参照)で処理した。15分後、冷却槽を除き、反応物を室温に一晩温めておいた。反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。残渣をヘキサン中の0〜10%酢酸エチルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行った。生成物を含む画分を合わせ、溶媒留去して無色の油分(5.61g)とした。これをTHF(100ml)に溶解し、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(THF中の2M溶液、16ml)で処理し、室温にて一晩撹拌した。溶媒を留去し、残渣を水および酢酸エチルの間に分配した。有機相を分離し、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒留去した。残渣をヘキサン中の1〜100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、標記の化合物(2.48g、44%)を得た。
MS(ES+)m/z295(MH、100%)
(b)2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン
Figure 2009534444
3−[3−ブロモ−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−チエニル]−1−プロパノール(1.86g、6.3mmol)を乾燥トルエン(150ml)に溶解し、炭酸セシウム(3.58g、1.5当量)を加え、混合物を排出し、アルゴンでパージした。排出/パージの手順を2回繰り返した。分離フラスコ中にrac−2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−1,1’−ビナフチル(Stream chemicals、257mg)およびトルエン(50ml)中の酢酸パラジウム(II)(148mg)を入れた。フラスコにおいて、排出およびアルゴンでのパージの手順をさらに2回繰り返した。10分後、得られた黄色の触媒溶液をチオフェンを含むフラスコにシリンジを経由して加え、フラスコにおいて、もう1回排出およびアルゴンでのパージを行った。反応混合物を100℃に、アルゴン雰囲気下で3日間加熱した。反応混合物を冷却し、珪藻土を通してろ過し、溶媒留去して減量した。残渣をヘキサン中の0〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー処理を行い、白色の固体である所望の化合物(0.48g、36%)を得た。
MS(ES+)m/z213(MH、50%)、169(100%)。
(c)6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−カルバルデヒド
Figure 2009534444
2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン(0.48g、2.24mmol)をアセトン(25ml)および水(25滴)に溶解し、ポリスチレン−硫酸樹脂(MP−TsOH、Arugonaut Technologies inc.、1.35mmol/g、200mg、0.27mmol)と共に一晩撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を溶媒留去し、トルエンと共沸した。オレンジ色の油分である標記の化合物(0.44g)が得られた。
H NMR δ(CDCl) 2.03〜2.12(2H、m)、2.84(2H、tのように見える、J6.4Hz)、4.20(2H、dd、J5.2、6.4Hz)、7.24(1H、s)、9.75(1H、s)。
(d)標記の化合物
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−カルバルデヒドから、実施例2(h)の一般的方法に従って、収率14%で調製した。
MS(ES+)m/z453(MH、100%)。
実施例89
(4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩
Figure 2009534444
標記の化合物を(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1および2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキシアルデヒド(アルドリッチ)から、実施例2(h)の一般的方法(二塩酸塩の調製を除く)に従って、収率71%で調製した。
MS(ES+)m/z451(MH、100%)。
実施例90
(4R)−3−フルオロ−4−({4−[([1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン 二塩酸塩
Figure 2009534444
THF(1ml)中の[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イルメタノール(合成はWO2003064431、実施例1(b(iv))を参照)(28mg、0.166mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.023ml、0.166mmol)、その後塩化メタンスルホニル(0.013ml、0.166mmol)を加え、反応物をその後室温にて2時間撹拌した。DMF(1ml)、続いて(4R)−4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1(50mg、0.166mmol)をその後加え、反応物を室温にてさらに72時間撹拌して、溶媒留去した。残渣をジクロロメタン、メタノールのグラジエントを使用するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに供し、標記の化合物の遊離塩基(20mg、27%)を得た。
MS(ES+)m/z452(MH、100%)。
標記の化合物の遊離塩基はクロロホルム−メタノールに溶解し、過剰の1,4−ジオキサン中の4M HClを加え、その後溶媒留去して乾燥することにより二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基としてである。
生物学的活性
抗微生物活性アッセイ:
全細胞抗微生物活性は、臨床検査標準協会(Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI))が推奨する手法、ドキュメントM7−A7、「好気的に生育する細菌のための希釈感受性試験方法(Methods for Dilution Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically)」を用いる培養液微量希釈によって測定した。化合物は、0.016〜16mcg/mLの範囲で1連の2倍希釈において試験した。
化合物は、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、ストレプトコッカス・ニューモニエ(Streptococcus pneumoniae)、ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptococcus pyogenes)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)およびエンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)を含むグラム陽性生物のパネルに対して評価された。
さらに、化合物は、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)、モラキセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、クラミジア・ニューモニエ(Chlamydia pneumoniae)、エンテロバクター・クロアカエ( Enterobacter cloacae)、エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)およびステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)を含むグラム陰性生物のパネルに対して評価された。
レジオネラ・ニューモフィラ(L.pneumophila)分離株は培養液微量希釈の改良されたCLSI手法を用いて試験した。このアッセイのため、化合物を濃度範囲が0.03〜32mcg/mLの一連の二重の希釈液で試験した。各々の試験で接種する分離株は、緩衝化酵母ブロスで調製し、比重をマクファーランド標準液の0.5と同等に調整した。植菌後、マイクロタイタープレートを37℃、72時間培養した。
クラミジア・ニューモニエ(C.pneumoniae)分離株のため、保存菌株を溶解し、CCM中に希釈して、〜1×10封入体形成単位/ml(IFUs/ml)を含む接種材料を得た。接種材料の100μLアリコートを、成長濃度まで生育したHEp−2細胞を含むマイクロタイタープレートの全てのウェルに加えた。マイクロタイタープレートを1時間1700gで遠心分離し、その後5%CO中で35℃1時間培養した。CCM/シクロヘキシミド中への一連の2倍希釈により調製した希釈した試験化合物の100μLを、その後マイクロタイタープレートに加えた。5%CO2中の35℃72時間の培養の後、マイクロタイタープレートをフルオレセイン標識マウスモノクローナル抗体(Kallestad Cat.#532 Roche Biomedical Products)で製造者推奨に従って染色した。染色すると、100倍で観察したときに、IFUは青りんご色を生成し、赤色に対比染色されたHEp−2細胞と対照的に見える。MICはIFUが見られなかった最低の濃度と定義される。
最小阻害濃度(MIC)は、可視的な生育を阻害した化合物の最低濃度と決定した。MIC終点の決定を補助するためにミラーリーダーを用いた。
本出願において同定されている一連の実施例の各々は、遊離塩基で試験した実施例49を除き、少なくとも1つの典型的な塩形態において試験し、上記した少なくとも1つの生物の株に対して、2μg/ml以下のMICを有した。シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)の株に対してはいくつかの実施例が4μg/ml以下のMICを有していたのを除き、上記した全ての生物の少なくとも一つの株について、少なくとも一つの実施例は2μg以下のMICを有した。

Claims (11)

  1. 式(I):
    Figure 2009534444
    [式中:
    1aおよびR1bは独立して、水素;ハロゲン;シアノ;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;カルボキシ;(C1−6)アルキルもしくは(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ;(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキル;ヒドロキシ(C1−6)アルキル;1または2個の(C1−6)アルキル、ホルミル、(C1−6)アルキルカルボニルもしくは(C1−6)アルキルスルホニル基でN−置換されていてもよいアミノ基;またはアミノ基が(C1−4)アルキルで置換されていてもよいアミノカルボニルから選択され;
    は水素もしくは(C1−4)アルキル、またはRと一体となって以下に定義されるYを形成し;
    Aは式(i)群:
    Figure 2009534444
    (式中、RはR1aまたはR1bで定義される通りであるか、またはオキソであり、nは1または2である)
    で示される基であるか;または
    Aは式(ii):
    Figure 2009534444
    (式中:
    、WおよびWはCRであり、またはWおよびWはCRであり、ならびにWはWとNの間の結合を示し;
    XはO、CR、またはNRであり;
    1個のRはR1aおよびR1bで定義される通りであり、残りおよびRは水素であるか、または1個のRおよびRが一体となっているオキソであり、ならびに残りが水素であり;
    は水素もしくは(C1−6)アルキルであり;またはRと一体となってYを形成し;
    は水素;ハロゲン;(C1−6)アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ;または(C1−6)アルキルであり;
    YはCRCH;CHCR;(C=O);CR;CR(C=O);もしくは(C=O)CRであり;
    もしくはXがCRである場合、RとRは一体となって結合を示す)
    で示される基であり;
    UはCO、およびCHから選択され;
    は、式(B):
    Figure 2009534444
    (式中:
    環(a)および(b)の少なくとも一個は芳香族であり;
    は芳香族環の一部である場合にはCもしくはNであり、または非芳香族環の一部である場合にはCR14であり;
    は芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COもしくはCR14であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
    およびXは独立してNまたはCであり;
    は、芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合には、各々の原子が独立してN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるものである0から4個の原子のリンカー基であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
    は、芳香族もしくは非芳香族環の一部である場合には、各々のY原子が独立してN、NR13、O、S(O)、CO、CR14から選択される2から6個の原子のリンカー基であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
    14およびR15の各々は、独立してH;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;カルボキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−4)アルコキシ(C1−4)アルキル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;(C1−4)アルキルでモノ−もしくはジ−置換されていてもよいアミノもしくはアミノカルボニルから選択され;または
    14およびR15は一体となってオキソを示してもよく;
    各々のR13は独立してH;トリフルオロメチル;ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−6)アルキルスルホニル;アミノ基が(C1−4)アルキルでモノもしくはジ−置換されていてもよいアミノカルボニルであり;
    各々のxは、独立して、0、1または2である)
    で示される、各々の環において4個までのヘテロ原子を含む、置換されていてもよい二環式の炭素環式または複素環式環系である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそれらのN−オキシド。
  2. 1aが水素、クロロまたはフルオロであり、R1bが水素である、請求項1記載の化合物。
  3. が水素である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. Aが、nが1であり、Rが水素またはヒドロキシである式(ia)の基である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. UがCHである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. が芳香族複素環(B)であって、2〜4個のヘテロ原子を含む8〜11個の環原子を有するものであり、ヘテロ原子の少なくとも1個はNもしくはNR13によるものであって、Yが2〜3個のへテロ原子を含み、その中の1個がSであり、1〜2個がNであって、1個のNがXと結合している芳香族複素環(B)であるか、または芳香族複素環(B)が置換されていてもよいベンゾ、ピリドおよびピリダジノより選択される芳香族の環(a)および非芳香族の環(b)を有し、Yが少なくとも1個のヘテロ原子を含む3〜5個の原子、より詳細には4個の原子を有し、O、S、CHもしくはNR13でXに結合しており、ここでR13は水素以外であり、Nを経由してXに結合するNHCOであるか、もしくはXに結合するO、S、CHもしくはNHである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. が:
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
    2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、
    [1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル、
    3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル、
    [1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、
    2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトロ−7−イル、
    8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、
    2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、
    から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    ラセミ体の3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    N−{1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド、
    4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    N−{1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサミド、
    3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、ジアステレオマー1、
    3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、ジアステレオマー2、
    4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル{メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    3−クロロ−4−[((3R,4S)−4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2、
    3−クロロ−4−[((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    N−{(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド、
    3−クロロ−4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    3−クロロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1 塩酸塩、
    3−クロロ−4−({4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−[(4−{[(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    7−[({(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル ジアステレオマー1、
    3−クロロ−4−({(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    3−クロロ−4−({(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    3−クロロ−4−({4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−3−フルオロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4S)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    (4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1e、
    (4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    4−({シス−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−フルオロ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−[(シス−3−フルオロ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−[(シス−3−フルオロ−4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−({(シス−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−3−フルオロ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−{[シス−4−ヒドロキシ−3−({[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}メチル)−1−ピペリジニル]メチル}−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−[(シス−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−[((2S)−2−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−モルホリニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−[((2S)−2−{[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]メチル}−4−モルホリニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−{[(2S)−2−({[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}メチル)−4−モルホリニル]メチル}−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    3−クロロ−4−({4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    3−クロロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー2、
    3−クロロ−4−({(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−フルオロ−4−({(3R、4S)−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    7−[({(3R,4S)−1−[(3−クロロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル ジアステレオマー2、
    4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    4−({4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    7−{[(1−{[(4R)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル エナンチオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−7−インドリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    3−クロロ−4−[(4−{[(2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−イソキノリニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−4−[(4−{[(7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−4−[(4−{[(7−ブロモ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    4−({(3S,4R)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    4−({(3S,4R)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー2、
    4−({(3R、4S)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    4−({(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    4−({(3R、4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    3−フルオロ−4−({(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    5−{[(1−{[(4R)−3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル]メチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル エナンチオマー1、
    4−{[(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物)、
    4−{[(3R,4S)−4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−3−(メチロキシ)−1−ピペリジニル]メチル}−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物)、
    3−フルオロ−4−({(3R,4S)−3−(メチロキシ)−4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物)、
    5−({[(3R,4S)−1−[(3−フルオロ−7−オキソ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−4−イル)メチル]−3−(メチロキシ)−4−ピペリジニル]アミノ}メチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボニトリル(ジアステレオマー1およびジアステレオマー2の1:1の混合物)、
    4−[((3R,4S)−4−{[(7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)メチル]−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    4−({(3R,4S)−4−[(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン ジアステレオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−3−フルオロ−4−[(4−{[(8−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)メチル]−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チエン−2−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2−b]ピラン−2−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン エナンチオマー1、
    (4R)−4−({4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−3−フルオロ−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、および
    (4R)−3−フルオロ−4−({4−[([1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}メチル)−4,5−ジヒドロ−7H−ピロロ[3,2,1−de]−1,5−ナフチリジン−7−オン、
    から選択される化合物またはこれらの化合物のいずれかの医薬上許容される塩。
  9. 哺乳動物、特にヒトにおける細菌感染を治療する方法であって、このような治療を必要とする哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、方法。
  10. 哺乳動物における細菌感染症の治療への使用のための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
  11. 請求項1に記載の化合物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
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