JP2009534260A - 連結装置および2つの容器を同時に持上げるのを可能にする方法 - Google Patents

連結装置および2つの容器を同時に持上げるのを可能にする方法 Download PDF

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Abstract

連結装置(1)とこの連結装置(1)で相互連結した2つのコンテナ(27、29)を同時に持ち上げるのを可能にする方法であり、前記連結装置(1)が、各々、それぞれのコンテナの角隅取付具内に少なくとも部分的に挿入されるように適合されている2つの係合部分(2、3)を包含する。連結装置(1)は、前記係合部分(2、3)が、前記角隅取付具(26、28)と係合して前記角隅取付具(26、28)内に前記連結装置(1)を保持するように適合されている自動状態を備えており、前記連結装置(1)は、さらに、前記コンテナ(26、28)間の所定の相対運動の際に、前記係合部分(2、3)のうち少なくとも一方がそれぞれの角隅取付具から取り出すことができるように適合されている。本方法は、前記連結装置によって前記コンテナ(27、29)を相互連結する工程と、前記自動状態と、前記コンテナを相互連結したままにする錠止状態との間で前記連結装置(1)を切り換えるように適合されている手段を起動する工程とを包含する。

Description

本発明は、連結装置によって相互連結した2つの容器を同時に持上げるのを可能に方法であって、前記連結装置が、各々それぞれの容器の角隅取付具に少なくとも部分的に挿入するように適合されている2つの係合部分を包含し、前記連結装置が自動状態を備え、この自動状態において、前記係合部分が前記角隅取付具と係合して前記角隅取付具内に前記連結装置を保持するように適合されており、前記連結装置が、さらに、前記容器間の所定の相対的な移動の際に前記係合部分の少なくとも1つをそれぞれの角隅取付具から取り除くことができるように適合されている方法に関する。
本発明は、また、このような方法で使用される連結装置にも関する。
たとえば、貨物船、貨物列車、貨物トラックで物品を輸送するとき、部分荷積みコンテナ、貨物輸送コンテナ、サーモ・コンテナが広範囲にわたって用いられている。これらのコンテナは、寸法標準化ならびに複数のコンテナを積み重ねることができる頑丈な構造の故に荷積み、荷降ろしで取り扱いやすい。コンテナの積み重ねは、コンテナ内の物品を保管する際にも行われる。コンテナのこの設計(しばしばISOコンテナと呼ばれる)では、輸送の際、荷積み、荷降ろしの際にも輸送物品を良好に保護することができる。
上記タイプのコンテナは、通常、床、屋根、2つの側壁および2つの端壁を持つ矩形である。1つの端壁は、通常、ドア部分(しばしば一対のドアとして形成されている)からなり、ドア対の各ドアはこの端壁の対向縁にヒンジ止めされている。通常、楕円形の穴を有する角隅取付具が、コンテナの角隅に配置してあり、コンテナの連結、固縛を支援する。
2つまたはそれ以上のコンテナを連結、固縛するためには、ISOコンテナの角隅取付具に配置した開口に挿入できる連結を含む機器が使用される。このような連結は、通常、錠止機構を有し、コンテナの角隅取付具内に連結装置をしっかりと錠止するようになっている。
連結装置にはいくつかのタイプがある。或るタイプの連結装置は、「完全自動」連結装置と呼ばれるものであって、第1の角隅取付具に挿入した後、手作業での錠止、解錠の必要なしにコンテナの第2の角隅取付具に挿入したり、そこから取り出したりするような設計となっている。「完全自動」連結装置には種々の異なった構造があるが、たとえば、コンテナを互いから取り外すときに軽く向きを変えたり、回転させたり、ずり動かしたり、傾けたりして「完全自動」連結装置を積み重なった2つのコンテナとの係合から外さなければならない。完全自動連結装置による利点は、コンテナの荷積み、荷降ろし中の手作業の必要性が減るということである。手作業の必要性が減るということは、手作業する必要のある連結装置を利用するときと比べて、労力の必要性を減らすと共にコンテナの積み込み時間を減らすことになる。ひいては、これはコスト低減となる。
完全自動タイプの錠止可能な連結は、たとえば、ばね負荷式螺旋コーンとして設計した1つまたは2つの錠止部分を備えている場合がある。ばね負荷式螺旋コーンは、ISOコンテナの角隅取付具と錠止係合するように移動、回転するよう適合されている。2つの螺旋コーンは、しばしば、ハウジング内に回転自在に装着された軸部分によって連結される。この種の連結装置は、通常、「ツイストロック」と呼ばれ、「完全自動」であってもよい。上述タイプの別の連結装置は、係合部分の一方または両方が非回転要素である連結装置である。それ故、係合部分は、突出部分として、たとえば、固定、可動いずれでもよいノーズまたはキャッチとして形成されてもよい。突出部分は、使用中、角隅取付具内へ動かされ、角隅取付具の壁の内面と当接することができる。この種の連結装置も「完全自動」であり得る。
時には、たとえば、港のような積み込み現場でコンテナを配置するとき、2つの積み重ねて相互連結したコンテナを同時に持ち上げるのが好ましいことがある。これは、積み込み現場にコンテナを配置する時間を短縮し、それ故、積み込みコストを低減するために有用であるかも知れない。このような持ち上げは、クレーンを使って港湾労働者が最上部コンテナを持ち上げ、次いでコンテナを固定している連結装置を介して同様に下方コンテナも持ち上げようとしているときに生じる可能性がある。コンテナが十分に固着されていない場合には、コンテナが持ち上げ中に意図せずに分離してしまう可能性がある。これは、望ましくないばかりか、積み込み現場にいる、そして、そのまわりにいる作業員に危険ですらある。さらに、コンテナ、コンテナ内の物品および/または連結装置が損傷を受ける可能性があり、修理、交換の必要が生じる可能性があるのでコスト高となり得る。積み込み時間が長引いたりすることもあり、これは2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げようとする意図に反することになる。
それ故、積み重ねて相互連結した2つのコンテナを同時に持ち上げている最中にどちらのコンテナとの係合をもゆるめることのない「完全自動」連結装置の要望が存在する。
発明の概要
本発明の目的は、2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げるときに係合をゆるめない、コンテナを留めるための連結装置を提供することにある。
上記目的および以下の説明から明らかになる他の目的は、添付の特許請求の範囲に記載のコンテナの角隅取付具に連結するようになっている連結装置によって達成される。
第1の態様によれば、本発明は、連結装置によって相互連結した2つのコンテナを同時に持上げるのを可能に方法であって、前記連結装置が、各々それぞれのコンテナの角隅取付具に少なくとも部分的に挿入するように適合されている2つの係合部分を包含し、前記連結装置が自動状態を備え、この自動状態において、前記係合部分が前記角隅取付具と係合して前記角隅取付具内に前記連結装置を保持するように適合されており、前記連結装置が、さらに、前記コンテナ間の所定の相対的な移動の際に、それぞれの角隅取付具から前記係合部分の少なくとも1つを取り出すことができるように適合されている方法において、前記コンテナを前記連結装置によって相互連結する工程と、前記自動状態と前記コンテナが相互連結状態に留まる錠止状態とに前記連結装置を切り換えるようになっている手段を起動する工程とを包含する方法を提供する。
上述の要領で2つのコンテナを固縛することは本発明の意図した目的を果す。2つのコンテナを相互に固縛する自動状態を有する連結装置を利用することは、荷積み、荷降ろしの時間、したがって荷積み、荷降ろしのコストに関していくつかの利点を与える。自動状態から錠止状態に連結装置を切り換える手段を起動することによって、2つの相互に連結したコンテナを同時に持ち上げることが可能になる。これによって、連結装置をその錠止状態に切り換えてしまったとき、たとえ、連結装置がその自動状態にあるときにコンテナを切り離す所定の動きが生じたとしても2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げることが可能である。それ故、本発明の方法は、本発明方法で固着されていない2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げるときに存在する可能性のある危険および潜在的コストについてのリスクを低減する。
本発明方法によれば、錠止状態から自動状態への切り換えも可能である。これによって、コンテナの同時持ち上げを行うことを意図していないときに自動連結装置の利点を得ることができる。
好ましくは、前記連結装置の前記状態を切り換えるように適合されている手段の起動は、前記第2係合部分が前記第2角隅取付具に挿入されたときに実行される。
この要領で本方法を実施して、連結装置の第2係合部分を最初に角隅取付具に挿入してから、自動状態から錠止状態への切り換え、または、その逆の切り換えを行う手段を起動すると有利であるかも知れない。
本発明の一態様によれば、前記連結装置は、さらに、操作手段を包含し、前記方法は、さらに、前記連結装置の前記自動状態と前記錠止状態との状態切り換えを行うための手作業操作工程を包含する。
一態様によれば、操作者は、操作手段によって連結装置の状態を変えることができる。操作者が、最初に、連結装置の第2係合部分を角隅取付具に挿入し、その後、操作手段を操作して自動状態から錠止状態へ、または、その逆に状態切り換えを行うとさらに好ましいかも知れない。
適切には、前記連結装置の前記第1、第2の係合部分の少なくとも一方は、前記角隅取付具から前記係合部分の取り出し中に回転する。
自動連結装置の或るタイプは、第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方が角隅取付具からのその係合部分の取り出し中に回転するように設計されている。本発明方法は、このような連結装置を利用するときに実施することができる。
前記第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方を自動状態から錠止状態に操作する前記工程が、前記係合部分を前記角隅取付具から取り出している最中に前記係合部分が取る方向とは反対方向へ前記係合部分を回転させる工程を包含すると好ましいかも知れない。前記係合部分が前記角隅取付具から取り出される最中に前記係合部分が回転する方向と反対の前記方向に前記係合部分が回転することで、前記係合部分に外力が加えられたときに取り出し方向における回転が阻止されるように前記係合部分を位置決めするとさらに好ましいかも知れない。
係合部分の少なくとも一方が角隅取付具から取り出すときに回転する連結装置のタイプは、通常、連結を保持することと固縛目的のために角隅取付具内に固着することの組み合わせを可能とすると共に、連結装置が固縛するコンテナ間の所定の相対的な動きで係合部分を取り出すのを可能にする形態を有する。取り出し時に係合部分が回転する方向と反対の方向への強制回転で連結装置を操作する方法を利用することによって、係合部分を取り出し可能にする形態を有する係合部分の部分が、自動状態にある位置に比べて、角隅取付具に関して異なった位置に位置することになる。これによって、たとえコンテナ間の所定の相対的な動きがあったとしても連結装置は、角隅取付具から取り出しのために必要な回転を行うことができず、それ故、連結装置が錠止状態に操作される。
あるいは、前記連結装置に方向付け手段を設けると、前記方法は、さらに、所望の自動状態または錠止状態を得るために角隅取付具内で前記連結装置を方向付ける工程を含むことになる。
別の態様によれば、前記連結装置は方向付け手段を包含し、これが連結装置の状態(自動状態または錠止状態)に影響を及ぼす。これによって、連結装置を角隅取付具に挿入するときに、操作者は、連結装置を所望の向きに方向付けることによって連結装置をどの状態に配置すべきかを決定することができる。
本発明の別の態様によれば、前記連結装置の自動状態と錠止状態を切り換えるようになっている前記手段を起動する前記工程は、前記連結装置の前記第1の係合部分が前記第1の角隅取付具に挿入されたときに実行される。
連結装置の第1の係合部分を最初に第1の角隅取付具に挿入し、その後、第2係合部分を別の角隅取付具に挿入するのがむしろ普通である。したがって、たとえば、連結装置が方向付け手段を包含する場合、たとえば操作者が連結装置の第1の係合部分を角隅取付具に挿入したときに、連結装置の状態を切り換える手段を起動した方が好ましいかも知れない。
好ましくは、前記方法は、さらに、前記2つのコンテナを互いに対して垂直方向に配置して、前記連結装置が上方コンテナの下方角隅取付具と下方コンテナおよび上方角隅取付具とに係合するようにする工程をさらに包含する。
好ましくは、前記方法は、さらに、クレーンによって最上部コンテナを持ち上げ、少なくとも1つの相互連絡している下方コンテナを前記上下のコンテナ間の前記相互連結の結果として一緒に持ち上げる段階を包含する。
本発明の方法は、2つのコンテナを互いに重ねた状態で固縛するときに利用すると有用である。このように配置され、開示された方法で固定された2つのコンテナは、同時に持ち上げることができる。
本発明の第2の態様によれば、上述の方法で使用することができる連結装置が提供される。この連結装置は、少なくとも第1、第2の係合部分を包含し、前記第1、第2の係合部分が、第1、第2のコンテナに設けられたそれぞれの第1、第2の角隅取付具に挿入されるように適合されており、前記連結装置が自動状態を有し、この自動状態において、前記第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方が、角隅取付具と係合して前記連結装置を前記角隅取付具内に保持するように配置してあり、前記係合部分のうち少なくとも一方が、前記コンテナ間の所定の相対的な動きの際にその角隅取付具から取り出すことができ、前記連結装置を前記自動状態と錠止状態との間で切り換える手段が設けてあり、前記連結装置の前記係合部分のうち少なくとも一方が、前記錠止状態に配置されたときに、前記角隅取付具と係合したままとなる。
自動状態を有する連結装置は、コンテナの荷積み、荷降ろしの時間およびその結果のコストに関していくつかの利点を有する。連結装置の自動状態から錠止状態への切換を行う手段を設けることによって、連結装置がいずれかのコンテナとの係合をゆるめるというリスクなしに、2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げることができるという利点も得られる。これによって、連結装置がその錠止状態に切り換えられてしまったときに、たとえ連結装置がその自動状態に位置するときに生じるコンテナを切り離す所定の動きが生じたとしても、2つの相互連結したコンテナを同時に持ち上げることが可能になる。上記の連結装置は、2つのコンテナを固定する上記方法において有利に利用され得る。
好ましくは、前記第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方は、角隅取付具からの取り出し中に回転できるように配置され、前記連結装置を錠止状態に配置する前記手段は、前記第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方の係合部分の前記回転運動を阻止するように配置される。
或るタイプの自動連結装置は、第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方が角隅取付具からの取り出し中に回転するように設計される。この回転運動を阻止することによって、係合部分は、角隅取付具との係合をゆるめるのを阻止されることになる。
係合部分を角隅取付具から切り離すのに回転運動を利用する連結装置の或る設計は、ハウジングを包含し、前記第2係合部分が、前記ハウジング内に延びる軸部分によって前記ハウジングに対して回転自在に装着され、前記第2係合部分が、前記角隅取付具と共に係合部分を案内する案内部を有し、前記案内部が、水平方向において前記角隅取付具に対して係合部分を案内する並進案内路を有し、この並進案内路が、前記軸部分の軸線に関して非回転対称であり、前記案内部が、係合部分の回転のための回転案内路を有する。
好ましくは、前記第2係合部分の前記回転運動が阻止される前記錠止状態と、前記第2係合部分の前記回転運動が許される前記自動状態との間で前記連結装置を切り換える操作手段を設ける。
本発明の一態様によれば、連結装置が操作手段を包含すると好ましいかも知れない。連結装置が2つのコンテナの2つの角隅取付具のそれぞれに固定されているときでも操作手段が操作者によって操作され得るのも好ましくかも知れない。
本発明の一態様によれば、前記操作手段は、前記第2係合部分を回転させるように配置され、前記第2係合部分の少なくとも1つの実質的に水平な表面が、前記角隅取付具の係合開口を取り囲む内面に向いていて前記錠止状態を達成できるようになっている。
この順で操作手段を配置することによって、連結装置の状態を自動状態から錠止状態へ切り換えることが可能になる。案内部および案内経路を包含する第2係合部分の形態は、この操作手段によって案内部および案内経路が第2係合部分の角隅取付具からの取り出しのための所望の要領で係合部分を案内することができなくなるように位置決めされ得る。コンテナの切り離す力が所定の要領でコンテナに作用するときでも、第2係合部分の実質的に水平な表面が、第2係合部分を回転させることはない。
あるいは、前記連結装置は、前記連結装置に対して固定配置した錠止装置と、前記錠止装置に対して回転自在に配置した係合手段とを包含し、前記操作手段が前記係合手段の回転を阻止しているときに前記連結装置の自動状態と錠止状態との前記切り換えが行われる。
連結装置の所望の機能、すなわち、連結装置を錠止状態に配置し、自動状態、錠止状態の切り換えを行うことができる機能を果すために錠止装置および係合手段を利用すると好ましいかも知れない。
前記係合手段は、さらに、前記第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方に関して一緒に回転できるように配置した回転軸の上部に対して配置するとよく、その場合、前記係合手段および前記回転軸部分の相対的な角度位置は可変であり、前記係合手段は、前記回転軸部分に対する前記係合手段の角度位置に応じて前記錠止装置と係合するように配置される。好ましくは、前記操作手段は、前記係合手段の回転を制限することによって前記係合手段の前記回転軸部分に対する角度位置に影響を及ぼす。
第1、第2の係合部分のうち少なくとも一方の動きが生じたとき、係合手段は、この係合手段と係合部分のうち少なくとも一方とを連結する回転軸と連動して回転することができる。しかしながら、係合手段が操作手段によってその回転を阻止された場合、回転軸に対する係合手段の角度位置は変化することになる。係合手段の角度位置が変えられたとき、錠止装置が係合し、さらなる動きが阻止されることになり、それ故、第2係合部分は、角隅取付具から取り出されるほど充分に回転することができなくなる。こうして、連結装置の錠止状態が確立される。
本発明の別の態様では、前記連結装置は方向付け手段を包含し、前記方向付け手段は、角隅取付具内の前記連結装置の向きに応じて前記第2係合部分の前記回転を阻止することができる。
角隅取付具内の連結装置の向きに応じて、前記連結装置の状態を切り換える手段を起動したり、起動しなかったりする方向付け手段を有する連結装置を提供することが好ましいかも知れない。これによって、連結装置を角隅取付具に挿入するときに、操作者は、連結装置を所望の向きに方向付けることによって連結装置をどの状態に配置すべきかを決定することができる。方向付け手段がある場合、操作者は、連結装置の状態を切り換える操作手段を操作してはいけない。
この発明の概念を他の種類の自動連結装置、たとえば、フック、傾斜面等に適用することも可能である。これは、たとえば、フック/係合部分全体の可動部分、表面または傾斜/回転として実施することができる。
本発明による方法および連結装置では、連結装置の意図しない分離を錠止状態において阻止するのがすべてである。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付例示図面を参照しながらさらに詳しく説明する。
添付図面において、
図1aは、本発明の第1の実施形態による連結装置を、ハウジングの片面を取り外した状態で示す斜視図である。
図1bは、本発明による連結装置の一部を、ハウジングを取り外した状態で示す側面図である。
図2aは、積み重ねた2つのコンテナおよびそれぞれの角隅取付具を示している。
図2bは、本発明による連結装置を、第1の角隅取付具と係合した状態で示す斜視図である。
図3aは、本発明の第1の実施形態による連結装置を自動状態で角隅取付具内に配置した状態で示す斜視図である。
図3bは、本発明の第1の実施形態による連結装置を錠止状態で角隅取付具内に配置した状態で示す斜視側面図である。
図4aは、本発明の第2の実施形態による連結装置を自動状態で示す斜視図である。
図4bは、本発明の第2の実施形態による連結装置を錠止状態で示す斜視図である。
図5aは、本発明の第3の実施形態による連結装置を自動状態で角隅取付具内に配置した状態で示す側面図である。
図5bは、本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に自動状態で配置した状態で示す部分断面斜視図である。
図5cは、本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に錠止状態で配置した状態で示す側面図である。
図5dは、本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に錠止状態で配置した状態で示す部分断面斜視図である。
本発明の好ましい実施例の詳細な説明
以下、実施例および添付図面を参照しながら例示の目的で本発明をさらに詳しく説明する。
ISOコンテナの現存する角隅取付具に連結するようになっている本発明による連結装置1の実施形態が図1a、1bに示してある。この連結装置1は、ハウジング25と、ばね負荷式係合手段42とを包含する。ハウジング25の上部および係合手段42が 第1の係合部分2を構成しており、この第1係合部分2は、第1の角隅取付具26内に少なくとも部分的に挿入可能である。連結装置1は、さらに、第2係合部分3を包含し、この第2係合部分3は、第2角隅取付具28内に少なくとも部分的に挿入可能であり、第2角隅取付具28から解放することができる。第2係合部分3は、ハウジング25内に延びる軸部分30によってハウジング25内に回転自在に装着されている。
第2係合部分3は、前記角隅取付具と共に係合部を案内する案内部45を有し、案内部45は、軸5の軸線47に対して偏心して設置したコア46を有する形状となっている。さらに、コア46から半径方向に突出する2つのネジ形状のフランジがあり、それぞれ、第1の上方案内面48、48’および第2下方案内面49、49’を有する。フランジは、周方向に傾斜していて、半径方向下向きに細くなっている。傾斜した回転案内面の角度は、第2係合部分3の回転中に穴の縁と自己錠止するのを避けるに充分に大きくなければならない。
案内部45はカム部分50を備えていてもよく、カム50の偏心部分は、軸30の軸線47に対する案内部45の偏心方向とほぼ同じ方向を有する。
案内部45のねじ状フランジは、複動式ねじりコーンということができ、第2係合部分3の回転軸線に対して非対称となっている。複動式ねじりコーンは、自動状態において、連結1と角隅取付具との係合、解放時の両方において回転するように第2係合部分3を駆動し、連結1の垂直方向移動は、係合部分3の強制回転に部分的に変換される。コンテナの荷降ろしの時に偏心とカム50が協働してコンテナを強制的に側方へ移動させる。一方、カム50および偏心ねじりコーンは、荷積み時には、回転が反対方向になるので、異なった方法で作用する。
連結装置1、さらに、2つの係合部分2、3間に配置された部分4を包含する。この部分4は、使用時に、2つの積み重ねられたコンテナ27、29間に位置するように配置してあり、それ故、2つのコンテナ間にスペースを創り出す。
部分4の下部には面取り部53も設けてあり、これにより、自動状態での取り出し中に連結1を上方側方へ移動させることができる。
図2aに示すようにコンテナを積み重ねるとき、通常、本発明による連結装置の第1の係合部分2は、荷積みしようとしている第1のコンテナ27の4つの下方角隅取付具26の穴内に装着される。ハウジング25および係合手段42の設計により、連結装置を角隅取付具26にしっかりと保持することができる。クレーンまたは他の持上げ装置が、第1のコンテナ27を第2のコンテナ29の上方に持ち上げ、次いで、第1のコンテナ27を第2のコンテナ29上に真っすぐに降ろす。第1のコンテナ27の下降中、連結装置1の第2係合部分3は、穴の縁と第2係合部分3の回転案内経路との接触により、下から見て時計方向に回転することになる。案内部45は、回転および長手方向移動を行うことになる。これは、案内部45のコア46が軸30の回転軸線47から偏心して位置しているからである。案内部45が穴のほぼ長円方向に移動するので、第1のコンテナは、第2係合部分3と第2のコンテナ29の上方角隅取付具28の穴との係合中に、第2のコンテナ上へ真っすぐ垂直方向に下降させることができる。
第1のコンテナがこの位置から下降するとき、穴内で案内されることになる案内面のピッチにより、第2係合部分3が回転し始める。
第2係合部分3の案内部45が角隅取付具内に完全に入ったときの2つのコンテナの最終結合段階で、ばね31が、第2係合部分3を回転させて中立位置へ戻し、それ故、第1、第2のコンテナを相互に錠止することになる。これは、案内部45が偏心して位置しているからであり、また、案内部45が水平横断面で長方形状を有し、角隅取付具の楕円形の穴を直接通り抜けることができないからである。
したがって、上記の自動状態により、2つのコンテナを荷積みし、互いに連結することは完全に自動的に行われ得る。
角隅取付具に対して水平方向に係合部を案内するための並進案内経路としてカム50の表面とねじ51の表面との組み合わせを使用することが可能である。
コンテナが意図せずに引き離される場合、これは、穴の1つの長縁とカム50が接触し、さらに回転案内路と接触することによって阻止されることになる。
自動状態での荷降ろし中、持上げ装置を用いて第1のコンテナ27を所定の相対移動を行って第2のコンテナ29から持ち上げる。第1のコンテナおよび4つの連結装置1の持ち上げ中、案内部45の第2案内面49のピッチにより、下から見て反時計方向に第2係合部分3を回転させることになる。第2係合部分が回転するとき、カム50の並進移動経路が、穴の長辺との相互作用を行い、ハウジング25を側方へ押す。案内部45の偏心位置のコア46により、荷降ろし中にハウジング25および第1のコンテナ27は、コンテナの短辺に対して平行な方向へ、水平方向成分により強制的に移動させられることになる。
第1の係合部分2を用いることによって第1のコンテナ27の角隅取付具26に連結しているので、連結装置1は持ち上げられたコンテナに追従することになる。4つの連結は同時に上向き側方へ移動することになり、必要に応じて待機することになる。
自動状態での連結1の解放時、案内部45の案内面49のピッチで第2係合部分3の垂直方向持ち上げ運動が駆動回転に変換し、この駆動回転が案内部45の形態によって用いられてハウジング25を水平方向成分を持つ方向に移動させ、さらに所定の相対的な運動を達成する。
第1のコンテナが解放され、連結1の第2係合部分3が角隅取付具との係合から外れたとき、ばね31が第2係合部分を回転させて中立位置へ戻すことになる。
中立回転位置は、軸30に作用するばね31によって達成され、それにより、第2係合部分3を、中立位置から時計方向、反時計方向の両方向に回転位置から中立位置に戻す。
上記タイプの連結装置1と相互連結した2つまたはそれ以上のコンテナ、または、任意の他のタイプの完全自動連結装置と相互連結した2つまたはそれ以上のコンテナの垂直方向のタンデム持ち上げを行うためには、連結装置1の完全自動機能を少なくとも一時的に解除する必要があるかも知れない。
図1、3a、3bに示す本発明の第1実施形態によれば、第2係合部分3に対して配置した操作手段16を包含する連結装置1は、完全自動機能のこの一時的な解除を達成することができる。図1、3a、3bでわかるように、この実施形態による操作手段16は、ワイヤ7と端ノブ9とからなる。ワイヤ7は回転軸30に取り付けられ、この回転軸が順次に第2係合部分3に取り付けてある。図3a、3bでもわかるように、ハウジング25の部分4が、2つの相互接続した開口36、37を包含し、これらの開口を貫いてワイヤ7が延びており、端ノブ9がハウジング25の外側に突出する。2つの開口36、37間の相互接続により、操作手段16は、2つの異なった状態との間に移動させられ得る。ワイヤが図3aに示すように第1の開口36を貫いて延びるとき、連結装置1はその完全自動状態にある。操作手段は、ボタンその他の適切な機構として設計してもよい。
しかしながら、港湾労働者のような操作者が、図1bでわかるようにワイヤ7が第2開口37を貫いて延びるように操作手段16の位置を変える場合、第2係合部分3が、下から見て時計方向に強制的に回転させられることになる。この強制回転は、連結装置1の2つの実質的に水平な表面38、38’を、第2のコンテナ29の角隅取付具28の楕円穴を取り囲んでいる表面に向かって移動させるか、または、これらの表面と接触させる。錠止状態において、コンテナ27、29または連結装置1のいずれかに力が作用する場合、案内経路は、角隅取付具28と接触していないか、接触しようとし、連結装置1の完全自動状態が不可能となる。それ故、連結装置1は、今や錠止状態に位置しており、連結装置1を分離する所定の運動がある場合でも、第2係合部分3を角隅取付具28から分離させることなく、2つの相互連結したコンテナを持ち上げることが可能である。
連結装置1の状態を切り換えて自動状態へ戻すためには、操作者は、操作手段16を操作して第1の開口36へ戻さなければならない。
この実施形態では、操作手段16はワイヤを含む。しかしながら、これは絶対必要なわけではなく、第2係合部分3の状態を切り換えることができる任意適当な手段を利用することができる。
本発明の第2の実施形態が図4a〜4bに示してある。この実施形態においては、連結装置1は、さらに、ハウジング25内に配置したワッシャ5を包含する。ワッシャ5は、回転軸30の上方部分8対して回転自在に配置してある。ワッシャ5は、錠止歯または係合手段22を包含し、 対応する錠止装置6がハウジング25内に設けてある。
錠止装置6(この実施形態では錠止出張り23を包含する)は、連結装置1のハウジング25に対して固定配置してある。この実施形態においては、錠止出張り23はハウジング25の一体部分として作ってある。錠止出張り23はワッシャ5の錠止歯22と同じ中心面に位置しており、この場合、前記中心面は、回転軸部分8の長手方向軸線に対して垂直な方向に延びている。この配置により、ワッシャ5の錠止歯22は錠止装置6の錠止出張り23と係合させられ得る。
回転軸30の上方部分8は、頂面図で見たとき、鍵穴、すなわち、実質的に円形の部分13に類似する形状と、回転軸30の上方部分8の実質的に反対側で延びている円の一部として成形された細長い部分18とを有する。ワッシャ5は、孔または貫通穴12と、回転軸部分8の円形部13に対応する円形部分14とを備えている。これは、孔の円形部分14が回転軸部分8の円形部13によって満たされてワッシャ5の回転軸線21、それ故、回転軸30の軸線、したがって回転軸部分8に対して偏心する錠止歯22を提供するように回転軸部分8の鍵形部(13、18)が孔内に延びることを意味する。回転軸部分8の部分18は、幾分細長くなるように設計してあり、円形部分13から延びる孔部分15内に延びている。部分18は、ワッシャ5の軸線方向に見て孔12の部分15のほぼ半分部分を満たすだけであり、ワッシャ5の角運動量を制限するようになっている。
回転軸30に作用している力がワッシャ5および回転軸部分8をそれらの初期相対位置に保持しているばね力を克服するほど急激または強くならない限り、または、外力がワッシャ5の回転を阻止しない限り、ワッシャ5および回転軸30が一緒に回転するようにばね手段10がワッシャ5および回転軸30に対して配置してある。
さらに、起動時にワッシャ5の動きを妨げる操作手段16’がハウジング25に対して配置してある。操作手段16’は、ワッシャ5のところでくぼみ39と係合させられ得るレバーを包含する。操作手段16’の端部(操作者が操作できるように配置してある)は、使用時に2つの積み重なったコンテナ27、29間に位置するハウジング25(図示せず)の部分4(図示せず)から延びている。
以下、本発明の第2実施形態の機能を説明する。中立位置において、細長い部分18が、ばね手段10の作用の下に、孔15の側壁19に対して位置している。この状態において、錠止歯22および錠止出張り23は互いに係合してない。それ故、回転軸30が回転するときワッシャ5は自由に回転できる。回転軸30が充分にゆっくり回転する場合、すなわち、側壁19に向って細長い部分18を保持するばね力を超えない動きがある場合、または、ワッシャ5の動きが操作手段16’によって妨げられない場合、ワッシャ5は回転軸30と一緒に回転することになる。それ故、第2係合部分3を角隅取付具28に挿入し、そこから取り出すための回転軸30および第2係合部分3の必要な回転が達成可能である。
操作者が第1係合部分2に対する第2係合部分3の動きを阻止できるように、操作手段16’または手動錠止レバーが設けられる。操作手段16’による手動錠止が確立されたとき、ワッシャ5は回転軸部分8と共に回転するのを制限される。それ故、回転軸部分8が回転するとき、ワッシャ5がレバーによって保持され、したがって、ばね手段10が突出し、ワッシャの回転軸線21が回転軸部分8に対して再位置決めされる。その後ワッシャ5が回転するとき、それはその軸線21まわりに回転することになる。回転軸30および上方回転軸部分8の回転のために、今や、ワッシャ5は回転軸30に対して新しい相対位置にある。その結果、ワッシャ5の錠止歯22が短距離の変位を行い、錠止出張り23と接触することになる。これにより、連結装置1の回転軸30が即座に錠止され、係合部分2、3のさらなる相対移動、たとえば、第2係合部分3のさらなる回転を阻止する。
上述の実施形態において、錠止装置6および係合手段22は、それぞれ、錠止出張りおよび錠止歯を包含するものとして説明してきた。しかしながら、錠止装置6および係合手段22のいずれかまたは両方に幾つかの錠止突起を設けることも可能である。
近年、たとえば船でのコンテナの輸送中に「スラミング」と呼ばれる現象が発見された。スラミングとは、たとえば、波によって生じた突発的な力が、コンテナを互いに対して、または、輸送媒体に対して持ち上げようとする傾向が意図せずに生じる方向でコンテナに作用することを意味する。この持ち上げ力が、或る種の状況の下に、連結装置の1つまたはいくつかを係合から離脱させる可能性があるという理論がある。そうなると、もはや、意図した方法でコンテナは固定できなくなり、輸送媒体で作業している作業員にとっても、コンテナの荷降ろし中の作業員にとっても安全に対するリスクになる。さらに、コンテナがしっかりと積み重ね固縛されていない場合、コンテナで輸送される物品が失われたり、損傷を受けたりする可能性がある。コンテナおよび/または連結装置も損傷を受け、修繕および/または交換を行う必要が生じてコスト高となる可能性がある。
したがって、動きに対抗する或る種の慣性を与える重量をワッシャ5に与えると好ましいかも知れない。連結装置が意図しない第2係合部分3の回転運動を生じさせる急激な力を受けた場合、回転軸30も同様に回転することになる。この運動中に回転加速度が或る限界を超えた場合、ワッシャ5が、その慣性により、回転軸30に対して或る回転角度だけ遅れて作用し、ばね10が突出する。その後ワッシャ5が回転するときにはその軸線21まわりに回転することになる。こうなると、回転軸30および上方回転軸部分8があるためにワッシャ5は回転軸30に対して新しい相対位置をとる。その結果、ワッシャ5の錠止歯22が短距離の回転変位を行い、錠止出張り23と接触することになる。これにより、連結装置1の回転軸30が即座に錠止され、係合部分2、3のさらなる相対運動を阻止することになる。回転軸部分8の細長い部分18はこの錠止位置にあり、孔12の側壁20に対して位置する。これによって、この実施形態による連結装置1がスラミング現象により係合を失うというリスクが減る。
図5a〜5dにおいて、本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態においては、ハウジング25が方向付け手段を備え、この方向付け手段は、この実施形態では突出ノーズ34からなる。突出ノーズ34は、可動ユニット24に連結してあり、この実施形態では一体に形成してある。可動ユニット24は、ハウジング25内部の実質的に線形の経路において移動可能である。さらに、回転軸30は、連結装置の第2係合部分3上方に配置したアバットメント部分11を備える。可動ユニット24は、回転軸30が第2係合部分3の角隅取付具への挿入またはそこからの取り出しで回転するときに回転軸30のアバットメント部分11が可動ユニット24を通過できるようにするくぼみ32を包含する。
普通のISOコンテナの角隅取付具は、通常、隣り合った壁に設けた2つの側部開口40、40’のみを有する。これらの側部開口40、40’は互いに対して直角に位置している。ハウジング25の設計により、第1係合部分2を2つの交互の向きで角隅取付具に挿入することが可能である。連結装置1は、2つの交互の向きの間で180度回転する。図5a、5bに示す第1の向きにおいて、ノーズ34は、角隅取付具26の側部開口の1つ40に対して位置しており、したがって、ノーズ34は側部開口40を貫いて突出することができる。連結装置1がこの位置に位置するとき、可動ユニット24のくぼみ32は、第2係合部分3の挿入、取り出し中に可動ユニット24に当接することなく回転軸30のアバットメント部分11が回転できるように位置する。それ故、連結装置1がこの位置に位置するときには、連結装置1の機能は完全自動となる。
しかしながら、図5c、5dに示すように、連結装置1が図5a、5bで見て180度回転し、第1の角隅取付具26に挿入されたときには、突出ノーズ34は、貫いて突出する側部開口がないので、角隅取付具26の側壁41に当接することになる。突出ノーズ34が側壁41に当接するので、可動ユニット24は強制的に直線変位させられることになる。これによって、突出ノーズ34は、方向付け手段として機能する。直線変位により、可動ユニット24のアバットメント部分35が回転軸30に隣接して位置することになる。第2係合部分3が回転するとき、たとえば、第2係合部分3がその角隅取付具28から取り出されるとき、回転軸30のアバットメント部分11は、可動ユニット24のアバットメント部分35に当接することになる。それ故、回転軸30のさらなる回転、したがって、第2係合部分3の回転が阻止されることになる。
この第3実施形態による連結装置1が錠止状態に位置してしまったときには、第2係合部分3は、それを角隅取付具28から取り出すための所望の回転を行うことを阻止される。第2係合部分3を角隅取付具から取り外すことができるようにするために、操作手段16’’が設けてある。この実施形態においては、操作手段16’’は、回転軸30に連結したワイヤ7’’と、操作者が操作手段16’’を操作することができるようにハウジング25の部分4の外側に位置した端部9’’とを包含する。操作時、操作手段16’’は、第2係合部分3を連結装置1の下から見て時計方向に回転させる。第2係合部分3は時計方向に回転すると全開状態になり、その状態では、第2係合部分3はさらに回転することなく角隅取付具から取り出され得ることになる。
本発明の第3実施形態は、アバットメント部分11を有するものとして示してきたが、これは、連結装置1が錠止状態に位置するときに第2係合部分3の回転に際して可動ユニット24に当接することを意図している。しかしながら、回転軸30が少なくとも1つの非円形部分を包含するように回転軸30の形態を変えることも可能である。これは、たとえば、可動ユニット24に面している回転軸30の側部に実質的に平らでもよいカットアウト部を設けることによって達成することができる。この第4実施例の可動ユニット24は、第3実施形態におけるノーズ34に類似した突出ノーズ34を包含するが、可動ユニット24のハウジング25内の部分が短くなっていてもよい。ノーズ34が角隅取付具の側部開口40を貫いて突出することができるように連結装置1を角隅取付具に挿入したとき、可動ユニット24は回転軸30の動きを妨げることがない。しかしながら、突出ノーズ34が角隅取付具の側壁41に当接するように連結装置1が位置するとき、可動ユニット24は、回転軸30のカットアウト部に隣接して位置するように変位することになる。その後、第2係合部分3にかかる力が作用して回転軸30を回転させたとき、回転軸30の実質的に平らな面と可動ユニット24との当接によって回転が阻止されることになる。回転軸30のカットアウト部と可動ユニット24とが当接するために、この第4実施例における回転軸30はアバットメント部分11を備える必要がない。
第3実施形態と同様に、操作手段16’’が設けてあり、操作手段16’’は、操作者によって操作されたとき、第2係合部分3を全開状態に持って行き、その結果、第2係合部分3は、さらに回転することなく、角隅取付具との係合から外れることができる。
第3、第4の実施形態において、突出ノーズ34は、それを最も突出した位置に位置させるように作用するばね手段(図示せず)を備えていてもよい。これによって、ノーズ34は、側壁41のような外力によって影響されない状態を有することになり、この状態において、連結装置1はその自動状態に位置する。
角隅取付具の側部開口40、40’は、時には、連結装置1が角隅取付具内に位置するときに角隅取付具にターンバックル、固縛バーなどの機器を挿入するために利用してもよい。ターンバックル、固縛バーなどは、側部開口40、40’への挿入後、側部開口を取り囲む角隅取付具の側壁と係合する。それ故、このゾーンは、入口ゾーンとしても、ターンバックルおよび固縛バーのための係合ゾーンとしても機能することができる。このゾーンへの機器の挿入を可能にするためには、少なくとも或る期間中、連結装置1の部分がそこにまったく位置しないようにこのゾーンを空にする必要があるかも知れない。これを可能にするためには、一時的に、すなわち、連結装置1が角隅取付具内に位置しているが、取り出すことを意図していないときに、回転軸30の回転運動を阻止する位置に可動ユニット24を位置させるとよい。これにより、入口/係合ゾーンを空にすることができる。角隅取付具から連結装置1を取り出したいときには、まず、ターンバックル、固縛バーなどを取り出し、その後、再度側部開口を貫いて突出するようにノーズ34の位置を変え、その後回転軸30を回転させ、第2係合部分3を角隅取付具28から取り出すとよい。
一般的な角隅取付具は、通常、2つの側部開口を持っているので、上述の第3、第4の実施例の両方において、ノーズ34を図示した位置から90度回転させて位置させることが可能である。その場合、連結装置1が角隅取付具内でその完全自動状態に位置するとき、ノーズ34は側部開口40’を貫いて突出することができる。
本発明をその特別な実施形態と関連して説明してきたが、当業者であれば発明の精神、範囲から逸脱することなく種々の変形、変更および改造を実施することが可能であることは了解されたい。
また、発明の範囲から外れることなく異なった実施形態を組み合わせることも可能である。たとえば、第1、第2の実施形態を組み合わせて自動状態と錠止状態とを切り換えることができ、スラミングのよる係合の喪失を防ぐ手段も有する連結装置を得ることができる。この組み合わせにおいては、タンデム持ち上げを可能にし、スラミングを防止できる手段を別々のユニットとして設けてもよい。第3、第4の実施形態の可動ユニットをスラミングの潜在的損害を制限するように作用する手段と組み合わせた別の例も可能である。その場合、錠止出張り23を可動ユニット上に配置し、スラミング時に錠止歯22が可動ユニットと係合するようにするとよい。この係合時、可動ユニットは線形に変位することができ、アバットメント部分11が可動ユニットのアバットメント部分34に当接することができる。これによって、回転軸30は、スラミングの結果として回転することができなくなる。第3の可能性ある例は、実質的に水平な表面38、38’が、連結装置の向きに応じて角隅取付具の係合開口を取り囲んでいる内面に面するように第2係合部分3を回転させることである。この場合、連結装置の向きを区別するために突出ノーズ34を利用すると有利であるかも知れない。もちろん、他の組み合わせの可能性もある。
さらにまた、第2実施形態の上方回転軸部分8ならびにワッシャ5およびそれに取り付けた係合手段22は、偏心軸線まわりの係合手段の限られた角運動を得るという別の要領で配置することができる。さらにまた、係合手段が回転運動を行う必要はない。第1、第2の係合部分の意図しない相対運動が生じたときに、この運動が係合手段を錠止装置と係合させる線形の軸線方向または半径方向の変位運動であってもよい。
連結装置1はハウジングを持つものとして図示してきた。しかしながら、これは必要な設計ではなく、ハウジングが存在する場合、このハウジングを多くの別の形状としてもよい。第1係合部分2が第2係合部分3と同様の形状を持つこともあり得るので、ハウジングそのものがある必要すらないかも知れない。
さらに、操作手段およびそれと第2係合部分または回転軸との連結形態は、任意他の適当な要領で設計することもできる。
本発明の第1の実施形態による連結装置を、ハウジングの片面を取り外した状態で示す斜視図である。 本発明による連結装置の一部を、ハウジングを取り外した状態で示す側面図である。 積み重ねた2つのコンテナおよびそれぞれの角隅取付具を示している。 本発明による連結装置を、第1の角隅取付具と係合した状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による連結装置を自動状態で角隅取付具内に配置した状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による連結装置を錠止状態で角隅取付具内に配置した状態で示す斜視側面図である。 本発明の第2の実施形態による連結装置を自動状態で示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による連結装置を錠止状態で示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態による連結装置を自動状態で角隅取付具内に配置した状態で示す側面図である。 本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に自動状態で配置した状態で示す部分断面斜視図である。 本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に錠止状態で配置した状態で示す側面図である。 本発明の第3の実施形態による連結装置を、角隅取付具内に錠止状態で配置した状態で示す部分断面斜視図である。

Claims (19)

  1. 連結装置(1)で相互連結した2つのコンテナ(27、29)を同時に持ち上げるのを可能にする方法であって、該連結装置(1)が、各々、それぞれのコンテナの角隅取付具内に少なくとも部分的に挿入されるように適合されている2つの係合部分(2、3)を包含し、該連結装置(1)が自動状態を備えており、この自動状態において、該係合部分(2、3)が、角隅取付具(26、28)と係合して該角隅取付具(26、28)内に該連結装置(1)を保持するように適合されており、該連結装置(1)が、さらに、該コンテナ(26、28)間の所定の相対運動の際に、該係合部分(2、3)のうち少なくとも一方がそれぞれの角隅取付具から取り出すことができるようになっている方法において、
    該連結装置によって該コンテナ(27、29)を相互連結する工程、
    該自動状態と該コンテナを相互連結したままにする錠止状態との間で該連結装置(1)を切り換えるように適合されている手段を起動する工程
    とを包含する上記方法。
  2. 連結装置(1)の状態を切り換えるように適合されている手段を起動する工程が、第2係合部分(3)が第2角隅取付具(27)内に挿入されてしまった時に実行されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 連結装置(1)が、さらに、操作手段(16、16’、16’’)を包含し、方法が、さらに、該連結装置(1)の自動状態と錠止状態との状態切り換えを行うための手作業操作工程を包含する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 連結装置(1)の第1、第2の係合部分(2、3)のうち少なくとも一方が、該係合部分の角隅取付具からの取り出し中に回転する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 第1、第2の係合部分(2、3)の少なくとも一方を自動状態から錠止状態に切り換える操作工程が、該係合部分の角隅取付具からの取り出し中に動く方向から反対の方向に該係合部分を回転させる工程と包含する、請求項3または4に記載の方法。
  6. 係合部分の角隅取付具位置からの取り出し中に該係合部分が回転している方向と反対の方向への該係合部分の該回転が、外力が該係合部分に加えられたときに取り出し方向への回転を阻止するように該係合部分を位置決めする、請求項5に記載の方法。
  7. 連結装置(1)に方向付け手段が設けてあり、所望の自動状態または錠止状態を得るために角隅取付具内で該連結装置(1)を方向付ける工程をさらに包含する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 連結装置(1)の第1の係合部分(2)が第1の角隅取付具(26)内に挿入されるときに、該連結装置(1)の自動状態と錠止状態とを切り換えるように適合されている手段を起動する工程が実行される、請求項7に記載の方法。
  9. 連結装置(1)が上方コンテナの下方角隅取付具と下方コンテナの上方角隅取付具内に係合するように2つのコンテナを互いに対して垂直方向に配置する工程をさらに包含する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. クレーンによって最上部コンテナを持ち上げる工程をさらに包含し、少なくとも1つの相互連結した下方コンテナを上下のコンテナ間の相互連結で持ち上げることができる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 少なくとも第1、第2の係合部分(2、3)を包含する連結装置(1)であって、該第1、第2の係合部分(2、3)が、第1、第2のコンテナ(27、29)のそれぞれに設けたそれぞれの第1、第2の角隅取付具(26、28)内に挿入されるように適合されており、該連結装置(1)が自動状態を有し、この自動状態で、該第1、第2の係合部分(2、3)のうち少なくとも一方が、内部に該連結装置(1)を保持する角隅取付具と係合するように配置してあり、該コンテナ(27、29)間の所定の相対運動の際に該係合部分(2、3)のうち少なくとも一方がその角隅取付具から取り外し可能である連結装置(1)において、該自動状態と錠止状態間での該連結装置(1)の状態の切り換えを行う手段が設けてあり、該連結装置(1)の該係合部分(2、3)のうち少なくとも一方が、該錠止状態に位置するとき、該角隅取付具と係合したままとなることを特徴とする連結装置(1)。
  12. 第1、第2の係合部分(2、3)のうち少なくとも一方が、角隅取付具からの取り出し中に回転できるように配置してあり、連結装置(1)を錠止状態に位置させる手段が、該第1、第2の係合部分(2、3)のうち少なくとも一方の係合部分の回転運動を阻止するように配置してある、請求項11に記載の連結装置(1)。
  13. 連結装置(1)が、ハウジング(25)を包含し、第2係合部分(3)が、ハウジング(25)内に延びる軸部分(30)によって該ハウジング(25)に対して回転自在に装着され、該第2係合部分(3)が、角隅取付具(28)と共に係合部分(3)を案内する案内部(45)を有し、該案内部(45)が、係合部分(3)を水平方向に該角隅取付具(28)に対して案内する並進案内路を有し、この並進案内路が、該軸部分(30)の軸線に対して非回転対称となっており、該案内部(45)が係合部分(3)の回転を可能にする回転案内路を有する、請求項11または12に記載の連結装置(1)。
  14. 第2係合部分(3)の回転運動が阻止される錠止状態と、該第2係合部分(3)の回転運動が許される自動状態との間で連結装置(1)を切り換える操作手段(16、16’、16’’)が設けてある、請求項13に記載の連結装置(1)。
  15. 操作手段(16)が、第2係合部分(3)を回転させて、該第2係合部分(3)の少なくとも1つの実質的に水平な表面(38、38’)が、角隅取付具(28)の係合開口部を取り囲んでいる内面に向き、錠止状態を達成できるように配置してある、請求項14に記載の連結装置(1)。
  16. 連結装置(1)が、連結装置に対して固定配置してある錠止装置(6)と、該錠止装置(6)に対して回転自在に配置してある係合手段(22)とを包含し、該連結装置(1)の自動状態、錠止状態の切り換えが、操作手段(16’)が該係合手段(22)の回転を阻止しているときに行われる、請求項11〜15のいずれか1項に記載の連結装置(1)。
  17. 係合手段(22)が、第1、第2の係合部分(2、3)の少なくとも一方に対して一緒に回転できるように配置した回転軸(30)の上方部分(8)に対して配置してあり、該係合手段(22)と回転軸部分(8)の相対角位置が可変であり、該係合手段(22)が、該回転軸部分(8)に対する該係合手段(22)の角度位置に応じて錠止装置(6)と係合するように配置してある、請求項16に記載の連結装置(1)。
  18. 操作手段(16’)が、係合手段(22)の回転を制限することによって回転軸部分(8)に対する該係合手段(22)の角度位置に影響を及ぼす、請求項16または17に記載の連結装置(1)。
  19. 連結装置(1)が方向付け手段(34)を備えており、この方向付け手段(34)が、該連結装置(1)の角隅取付具内の向きに応じて第2係合部分(3)の回転の阻止を行うことができる、請求項11〜16のいずれか1項に記載の連結装置(1)。
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