JP2009533207A - ジェットミルを用いて非常に微細な粒子を生成する方法 - Google Patents

ジェットミルを用いて非常に微細な粒子を生成する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ジェットミル(1)を用いて非常に微細な粒子を生成する方法に関する。少なくともほぼ同軸上に設けられた複数の粉砕ジェット引込口(5)の相対距離a/dDuseは動作媒体の圧力に基づき調整され、当該複数の引込口(5)の中心線は少なくともほぼ1点において交差する。aはジェット長を表し、dDuseはノズル直径を表している。

Description

本発明は、ジェットミルを用いて非常に微細な粒子を生成する方法に関する。
分級されるべき又は粉砕されるべき材料は、粗い粒子及び微細な粒子からなり、当該粗い粒子及び微細な粒子は空気流に乗せられ、ジェットミルの空気分級器のハウジングに導かれるプロダクト流を形成する。プロダクト流は径方向に空気分級器の分級ホイールに導かれる。分級ホイールにおいて、粗い粒子は空気流から分けられ、微細粒子を有する空気流は流出パイプを経て軸方向に分級ホイールから離れる。フィルタにより除去されるべき又は生成されるべき微細粒子を有する空気流はフィルタに導かれ、例えば、空気のような流体と微細粒子とは互いに分けられる。
独国特許出願公開第19824062A1号から、上記のジェットミルが公知であり、高フローエネルギを有する過熱ストームから形成される高いエネルギ粉砕ジェットがジェットミルの粉砕チャンバに導かれる。この粉砕チャンバは、1つ以上の粉砕ジェットのためのインレット装置に加えて、粉砕材料のための入口と、プロダクトのための出口を有する。粉砕材料が、過熱流から形成される少なくとも1つの粉砕ジェットと交差する領域において、粉砕ジェット及び粉砕材料は少なくともほぼ同一の温度を有している。
さらに、例えば、欧州特許第0472930B1号から、特にジェットミルのための空気分級器が公知である。原理的には、この空気分級器及び操作方法は非常に申し分のないものである。
独国特許第3140294C2号から、異なる等級に粉砕され得る成分に材料の混合物を分けるための方法及び装置が公知である。異なる等級に粉砕され得る成分から形成される材料の混合物を粉砕が容易である成分及び粉砕が困難である成分に分けるために、材料の混合物は、蒸気又は気体流を導入することにより流体状態に設定され、このような方法で、衝突粉砕させられる。衝突粉砕の強さは、容易に粉砕される材料の成分だけが粉砕されるようなジェットの動作圧力、速度、方向を選択することにより設定される。衝突粉砕の後に、材料の混合物は遠心力分級される。この分級により、容易に粉砕される成分は、微細材料として分けられ、粉砕が困難である成分は、材料の粉砕されていない混合物から粗い材料として分けられる。独国特許第3140294C2号では、流動層上に遠心力分級器を有する流動層ジェットミルが使用され、粉砕ハウジングは、遠心力空気分級器の周囲領域における排出チャンバへの環状ギャップ開口部を有する。環状ギャップは粉砕ハウジングにガイドされる同軸リングにより幅を調整される。流動層ジェットミルの複数のジェットノズルの軸は、一平面に存在し、1点において交差し、互いの方向に向けられたノズル開口部は粉砕ハウジングに対して同軸である円周上に存在する。
独国特許第3825469A1号は、分級ジェットミルにより固体材料を分散させ、粉砕若しくは塊を壊し(deagglomeration)、分級するための方法を開示しており、当該分級ジェットミルは、ジェットミルと螺旋流分級器とを組み合わせている。プロダクトは、プロダクト供給器により注入器気体を介して分散スペースに供給される。当該分散スペースは、カバー、粉砕リング、及びベースプレートにより区画形成される。同時に分級気体でもある粉砕気体が、排出スペースと粉砕リングに配置されたノズルとを介して分散スペースに導かれる。この粉砕気体が、気体の許容圧力、量、及びノズルの形状に基づいて目標とされる荷重、滞留時間、及び固体における切断ポイントを決定する。滞留時間及び切断ポイントは、コーン状部材により分けられ且つ同軸ギャップを介して流れる第2の気体を供給することによって、より広い範囲にさらに変化させることができる。ギャップを通って調整可能な第2の気体を供給することにより、固体の滞留時間及び荷重を目標とされるように(望むような形で、所望の手順で)影響を与えることが可能となる。第2の流れは、収集コンテナにおける通過可能性を変化させ、分散スペース内の切断ポイントを大きな値の方へ変える。変化自在な幅の同軸ギャップにより、粗い部分又は分散が困難である部分を連続して引き出して、収集コンテナへ入れることが可能となる。粉砕気体圧力を変えること、粉砕リングを通る粉砕気体体積流を変えること、ノズル形状を変えること、及び第2の気体をより多く若しくはより少なくすることにより、粉砕及び分離結果は影響を受ける。
さらに、本出願の発明者の欧州特許出願公開第1080786A1号は、流動層ジェット粉砕のための方法、この方法のための装置、及びこの装置のためのシステムを開示している。当該欧州特許出願公開第1080786A1号では、流動層に流入する少なくとも1つの高エネルギ流体流の領域における流動層に遠心力を生成するために、流動層は、遠心力とはほぼ反対方向に向けられた1つ以上の流体流に少なくともほぼ垂直に存在する軸の周りを回転するハウジングによって囲まれている。よって、高エネルギ流体流の一部となる固体粒子同士の間のエネルギ交換は、流動層への高エネルギ流の侵入の直後に既に始まり、一般的に、流体流内の固体粒子の濃度が改善されると有利である。
本発明の目的は、ジェットミルにより非常に微細な粒子を生成する方法をさらに最適化することである。
この目的は、請求項1に記載の非常に微細な粒子を生成する方法により達成される。
よって、ジェットミルにより非常に微細な粒子を生成する方法は、粉砕ジェット入口5の相対的な距離a/dDuseが動作手段圧力の関数として設定されることにより特徴付けられ、複数の粉砕ジェット入口5が少なくともほぼ同軸に配置され、複数の粉砕ジェット入口5の中心線は少なくともほぼ1点において交差する。aは噴射長を表し、dDuseはノズル直径を表している。
このように、圧縮気体によるジェットミルの高エネルギで最適化された動作のための方法が提供される。
各粉砕ジェット入口が入口ノズル又は粉砕ノズルにより形成されると好ましい。
また、装置に3つ又は4つの粉砕ジェット入口が設けられると有利である。
流動層ジェットミルが使用されると有利である。
さらに、ジェットミルに一体化された動的空気分級器が使用されると有利である。ここでは、空気分級器が、半径が減少するにつれて開口部高さが増大する分級ロータ又は分級ホイールを含み、動作の間、流れを運ぶ分級ロータ又は分級ホイールの領域が少なくともほぼ一定であるとさらに有利である。これとは別個に又は追加して、空気分級器が、埋込パイプ(Tauchrohr)を有する分級ロータ又は分級ホイールを含んでいてもよい。当該埋込パイプは特に交換可能であり、分級ロータ又は分級ホイールが回転するのと同時に回転するように形成される。
また、上記方法を実施する際に、下流に行くに従い断面が拡大する微細材料排出チャンバが使用されると有利である。
本発明の好ましい及び/又は有利な方法(実施の形態)は、請求項、請求項の組み合わせ、及び本出願の全てから明らかとなる。
本発明は単に例として図面を参照しつつ以下の実施例を使用してより詳しく説明される。
発明を実施するための形態
本発明は、以下において説明され且つ図面に示した実施例及び例示的な用途を参照しつつ、単に例としてより詳しく説明される。すなわち、本発明は、これら実施例及び例示的な用途、又は各実施例及び例示的な用途内の特徴のそれぞれの組み合わせに限定されない。方法及び装置の特徴は、装置及び方法の説明から同じように明らかとなる。
実際の実施例に関連して記載した及び/又は示した個々の特徴は、これら実施例又はこれら実施例の別の特徴との組み合わせに限定されず、代わりに、これらが与えられた文書において別個に扱われていなくても、その他の変形により技術的に可能な範囲内で組み合わされ得る。
各図面及び図面の装置における同一の参照符号は、同一若しくは類似する要素、又は同一若しくは類似する機能である要素を示している。図面を参照すると、上記特徴が以下において説明されているかいないかにかかわらず別個に参照符号を付された上記特徴は明らかになる。一方、本明細書に含められているが、図面において見られない又は示されていない特徴も、当業者により容易に理解される。
ジェットミルを用いて非常に微細な粒子を生成する方法については、本発明により与えられる新しいステップは、各ステップの図面を示さなくても明確であり、理解できる。
図1において、上記方法を実施するジェットミル1の実施例が、概略的に示されている。上述したように、本発明による方法は、手動又は自動で実施されてもよく、この選択は、上記方法の効果に基本的に影響を与えない。自動化した場合、稼働費用のさらなる低減が当然可能であり、当業者に対して公知である装置及び手段によって容易に実施することができる。しかしながら、これは、本発明により新しく提供された各ステップが当業者により知られているということを意味しているわけではない。いずれにせよ、通常の及び特定のセンサ、測定装置、プロセッサ、メモリ、制御装置、及びコントローラの説明が必要ではないことは明白である。なぜなら、本発明による方法のための装置によりこれらを実装することは、この知識のための進歩性を必要としないからである。
図1によるジェットミル1は、粉砕チャンバ3を取り囲む円筒状ハウジング2、粉砕チャンバ3のほぼ半分の高さに設けられた粉砕材料供給器4、粉砕チャンバ3の下方領域に設けられた少なくとも1つの粉砕ジェット入口5、及び粉砕チャンバ3の上方領域に設けられたプロダクト出口6を含んでいる。ある粒子サイズ未満の粉砕材料だけを粉砕チャンバ3からプロダクト出口6を介して排出し且つ選択された値より大きい粒子サイズを有する粉砕材料を別の粉砕プロセスに送るために、空気分級器7が、回転分級ホイール8と共に円筒状ハウジング2に配置され、当該回転分級ホイール8により、粉砕材料(図示せず)が分級される。
分級ホイール8は、空気分級器に用いられる典型的な分級ホイールであってもよい。これら分級器のブレード(以下の説明、例えば図3に関連した説明を参照)は、径方向のブレードチャネルを画定し、当該ブレードチャネルの外側端において分級空気が入り込み、小さな粒子サイズ又は小さな質量の粒子が中心出口及びプロダクト出口6に沿って取り込まれ、一方、大きな粒子又は大きな質量の粒子は遠心力の影響を受けてそらされる。特に、空気分級器7及び/又は少なくとも当該空気分級器7の分級ホイール8は、欧州特許第0472930B1号による少なくとも1つの構造的な特徴(部)を備えている。
単に説明のため及び理解を容易にするために、例えば、複数の粉砕ジェット入口5が設けられ、各粉砕ジェット入口5は径方向に向けられた入口開口部又は入口ノズル9から形成され、例えば、当該粉砕ジェット入口5は、粉砕ノズル9として示されることができ、そのことにより、粉砕ジェット10は、粉砕材料供給器4から粉砕ジェット10の領域に高エネルギで導かれた粉砕材料粒子にぶつかることができ、且つ当該粉砕材料粒子は小さな粒子に粉砕されて、当該小さな粒子が対応する小ささ又は質量を有しているならば、当該小さな粒子は分級ホイール8から引き出され、プロダクト出口6を通って外方向に供給される。粉砕ジェット入口5、又はより正確には対応するように配置された入口ノズル若しくは粉砕ノズル9の配置(複数の粉砕ジェット入口5が少なくとも同軸上に配置され且つこれらの中心線が少なくとも1点において交差するような配置)により、衝突粉砕ジェット10は、衝突する粒子がより強い効果を有するように形成される。特に、所定の数の粉砕ジェット、特に好ましくは、3つ又は4つの粉砕ジェットが生成されるならば、たった1つの粉砕ジェット10において可能である効果よりもより良い効果が達成される。
本発明において、圧縮気体を用いて、例えば、流動層ジェットミルのようなジェットミル1の動作をエネルギ的に最適化する方法を提供するために、粉砕ジェット入口5の相対距離a/dDuseが動作手段圧力の関数として設定される。複数の粉砕ジェット入口5は少なくともほぼ同軸上に設けられ且つ複数の粉砕ジェット入口5の中心線は少なくとも1点において交差する。aは噴射長を表し、dDuseはノズル直径を表している。前述の条件、すなわち、粉砕ジェット入口5が互いに対向し、特に対になっている条件が満たされていることは必ずしも必要ではない。代わりに、3つ又は4つの粉砕ジェット入口5が設けられると有利である。好ましくは、各粉砕ジェット入口5は入口ノズル又は粉砕ジェット9により形成される。さらに、手動及び自動の起動・駆動及び制御が使用されることができ、適切な検出装置が、各粉砕ジェット入口5の動作手段圧力及び相対距離を検出するために設けられる。値を検出、判断、及び比較する装置、並びにこれらの相対距離を設定するために粉砕ジェット入口5を制御及び移動する装置が当業者により公知であり、当業者は、進歩性を必要とする創作・発明行為を行うことなく、本発明の知識を用いて、前記検出装置等を選択し、使用することができる。値を検出、判断、及び比較する装置、並びに特にこれらの相対距離を設定するために粉砕ジェット入口5を制御及び移動する装置のより詳しい説明は必要ではない。
さらに、例えば、処理温度は、粉砕材料供給器4と粉砕ジェット10の領域との間の内部熱源11若しくは粉砕材料供給器4の外側領域における熱源12の使用によって影響を受け得るか、又は熱損失を防ぎつつ粉砕材料供給器4に導かれた既に加熱された粉砕材料の処理粒子によって影響を受け得る。供給パイプ13は断熱スリーブ14により囲まれている。熱源11又は12は、所定の要求に従い任意に選択され、所定の目的に従い使用されてもよく、市販されているかどうかに従い選択されてもよく、さらなる説明は必要とされない。
温度については、特に、1つの粉砕ジェット又は複数の粉砕ジェット10の温度が関係しており、粉砕材料の温度は少なくともほぼこの粉砕ジェット温度に一致しているべきである。
粉砕ジェット入口5を通って粉砕チャンバ3に導かれる粉砕ジェット10を形成するために、例えば過熱流が使用されてもよいが、その他の適切な流体が使用されてもよい。過熱流の使用のために、各粉砕ジェット入口5の入口ノズル9の後の水流の熱容量は、入口ノズル9の前の熱容量より非常に低くないことが仮定される。衝突粉砕のために必要とされるエネルギは、フローエネルギにより主に与えられるので、入口ノズル9の入口5と出口16との間の圧力低下は大きくてもよく(圧力エネルギの大部分は、フローエネルギに変えられる)、温度低下が大きくてもよい。特に、この温度低下は、少なくとも2つの交差する粉砕ジェット10が存在する場合又は2つの粉砕ジェット10が複数存在する場合、粉砕材料及び粉砕ジェット10が粉砕チャンバ3の中心17の領域において同一の温度を有するように、粉砕材料の加熱により十分に補償されるべきである。
特に閉ざされたシステム(closed system)の場合、過熱流から粉砕ジェット10を形成し、調整を行うために、独国特許出願公開第19824062A1号を参照されたい。このことについては、当該独国特許出願公開第19824062A1号の全開示内容は、全範囲を本明細書に含めるものとし、この参照により単なる同一内容の繰り返しを避ける。閉ざされたシステムにより、例えば、最適な効率でホットスラグ(hot slag)(粉砕材料)を粉砕することが可能になる。
動作手段若しくは動作媒体Bの供給をそれぞれ示しているジェットミル1の本発明の実施例の図面において、貯蔵器又は生成装置18、例えばタンク18aが示されており、動作手段又は動作媒体Bは、当該タンク18aからチャネル装置19を介して1つの粉砕ジェット入口5又は複数の粉砕ジェット入口5に導かれ、1つの粉砕ジェット10又は複数の粉砕ジェット10を形成する。タンク18aの代わりに、例えばコンプレッサを使用して、対応する動作媒体Bを提供することができる。
特に、上記空気分級器7を備えているジェットミル1によって、一体化された動的空気分級器7を有するこのジェットミル1による非常に微細な粒子を生成する方法が実行される。この点における実施例は、本明細書において、単なる例であり且つ限定を意図しておらず、単なる例であり且つ限定ではないことが理解されるべきである。動作手段Bとして通常、流体が使用され、好ましくは、当該流体は、上記の流れであるが、水素ガス、ヘリウムガス、又は単なる空気であってもよい。
さらに、分級ロータ8が、半径を減少しつつ増大する開口部高さ、すなわち高さ方向に増大する開口部高さを有するならば、特に、流れを運ぶ分級ロータ8の面積は一定であると有利である。これに加えて又はこれとは別個に、下流に行くに従い断面が拡大する微細材料排出チャンバ(図示せず)が設けられてもよい。
ジェットミル1について特に好ましい例は、交換可能な同時回転埋込パイプ20を有する分級ロータ8を含んでいる。
単に説明のため及び全体の理解を深めるために、処理されるべき材料から生成されるべき粒子に関する更なる詳細が以下において説明される。例えば、この材料は、ジェットミルにより粉砕されるアモルファスSiO2、又はその他のアモルファス化学生成物を含んでいる。その他の材料は、ケイ酸、シリカゲル、又はカーボンブラックに基づいた若しくは含んでいるケイ酸塩若しくは材料である。
以下において、図2及び図3を参照しつつ、ジェットミル1及びジェットミル1の部品の例示的な例の更なる詳細及び実施例が説明される。
図2の概略図からわかるように、ジェットミル1は一体化された空気分級器7を含んでいる。流動層ジェットミルのようなジェットミル1の場合、この空気分級器は動的空気分級器7であり、当該動的空気分級器7は、ジェットミル1の粉砕チャンバ3の中心に配置されていると有利である。粉砕材料の所望の細かさは粉砕気体体積流量及び分級器の回転速度の関数として影響を受け得る。
図2によるジェットミル1の空気分級器7において、垂直型空気分級器7の全体は分級器ハウジング21により囲まれており、当該分級器ハウジング21はハウジングの上方部分22とハウジングの下方部分23とからほぼ形成されている。ハウジングの上方部分22及びハウジングの下方部分23は、上方エッジ及び下方エッジに外方向に向けられた周囲フランジ24及び25をそれぞれ有している。空気分級器8の取り付けられた状態又は機能する状態において、2つの周囲フランジ24、25は一方が他方の上に存在し、適切な手段により互いに対して固定されている。このような固定するために適切な手段は、例えばネジ接続手段(図示せず)である。クランプ(図示せず)等が取り外し可能な取付手段として使用され得る。
フランジ周縁の事実上任意の位置において、周囲フランジ24及び25はヒンジ26により互いに結合されており、ハウジングの上方部分22は、フランジ結合手段の取り外しの後に、ハウジングの下方部分23に対して矢印27の方向に上方に回動(旋回)されることができ、ハウジングの上方部分22は下方からアクセス可能になり、ハウジングの下方部分23は上方からアクセス可能になる。ハウジングの下方部分23は、当該下方部分23の一部として、2つの部品から形成され、上方開口端部に周囲フランジ25を有する円筒状の分級スペースハウジング28と下方向に同軸で先細になった排出コーン状部材29とを含んでいる。排出コーン29及び分級スペースハウジング28は、フランジ30及び31を有する上方端部又は下方端部において一方が他方の上に存在し、排出コーン状部材29及び分級スペースハウジング28の2つのフランジ30、31は、周囲フランジ24、25のように取り外し可能な取付手段(図示せず)により互いに結合されている。このように組み立てられる分級器ハウジング21は支持アーム28a内に吊されるか支持アーム28aに(から)吊される。これら支持アームの幾つかは、ジェットミル1の空気分級器7の分級器又はコンプレッサハウジング21の周囲の周りに、できる限り均一な間隔で配置され、円筒状の分級スペースハウジング28と接触している。
空気分級器7の取り付けられたハウジング装置の必須の部分は、上方カバー32、軸方向にスペースを空けられた下方流出側カバー33、及びブレード34を有する分級ホイール8であり、当該ブレード34は、2つのカバー32及び33の外方エッジ同士の間に好ましい輪郭を有し、これらカバーに堅固に結合され、分級ホイール8の周囲の周りに均一に配置されている。この空気分級器7において、分級ホイール8は上方カバー32により駆動され、一方、下方カバー33は流出側カバーである。分級ホイール8の支持部は、好ましくは強制的に駆動される分級ホイールシャフト35を含み、当該分級ホイールシャフト35は、その上端が分級器ハウジング21の外に導かれ、浮遊ベアリングで分級器ハウジング21内の下端が回転不能に固定された分級ホイール8を支持している。分級器ハウジング21の外に分級ホイールシャフト35を導くことは一対の処理プレート36、37で実現され、当該一対の処理プレート36、37は、上方に錐台状になったハウジング端部38の上方端部において分級器ハウジング21を閉ざし、分級ホイールシャフト35を案内し、分級ホイールシャフト35の回転動作を邪魔することなくこのシャフト通路を封止する。好ましくは、上方プレート36が、分級ホイールシャフト35における回転あそび(rotational play)無しにフランジとして設けられ、下方プレート37における回転ベアリング35aによって回転自在に支持される。当該下方プレート37はその側面においてハウジング端部38に配置される。流出側カバー33の下側は周囲フランジ24と25との間の共有面に存在し、分級ホイール8の全体はハウジングの折り重なる上方部22内に配置されている。円錐形のハウジング端部38の領域において、ハウジングの上方部22は、粉砕材料供給器4のパイプ状のプロダクト供給ポート39を有し、当該プロダクト供給ポート39の長手軸は、分級ホイール8、駆動部、又は分級ホイールシャフト35の回転軸40に平行であり、ハウジングの上方部22において径方向の外方向に配置された分級ホイール8、駆動部、又は分級ホイールシャフト35の回転軸40からできる限り離れている。
分級器ハウジング21は管状排出ポート20を収容している。当該管状排出ポート20は、分級ホイール8と同軸に配置され、当該管状排出ポート20の上端は分級ホイール8の流入側カバー33の下に隙間無く存在するが、前記分級ホイールに結合されていない。同じ様な管状である排出チャンバ41が存在しているが、当該排出チャンバ41の直径は排出ポートの直径よりも非常に大きく、この実施例においては、排出ポート20の直径の少なくとも2倍である。この排出チャンバはパイプとして設けられた排出ポート20の下端に同軸に配置される。よって、排出ポート20と排出チャンバ41との間の遷移部における直径には明らかな違い(大きな差)がある。排出ポート20は排出チャンバ41の上方カバープレート42に挿入される。底部において、排出チャンバ41は取り外し可能なカバー43により閉ざされている。排出ポート20と排出チャンバ41から形成される構造ユニットは、当該構造ユニットの周囲の周りに一様に星状に配置された幾つかの支持アーム44により保持され、排出ポート20の領域における当該支持アーム44の内端は当該構造ユニットに堅固に結合され、当該支持アーム44の外端により分級器ハウジング21に固定されている。
排出ポート20は円錐形リングハウジング45により囲まれ、当該円錐形リングハウジング45の下方の長い外径は排出チャンバ41の直径に少なくともほぼ一致し、当該円錐形リングハウジング45の上方の短い外径は分級ホイール8の直径に少なくともほぼ一致している。支持アーム44は、リングハウジング45の円錐形壁部まで伸び、この壁部に堅固に結合され、排出ポート20と排出チャンバ41から形成される構造ユニットの一部となっている。
支持アーム44及びリングハウジング45は、空気噴射(flushing air)装置(図示せず)の一部であり、空気噴射装置からの所定量・所定速度の空気が、分級ホイール8と排出ポート20との間のギャップ、より詳しくは分級ホイール8の下方カバー3と排出ポート20との間のギャップに分級器ハウジング21の内部スペースからの材料の侵入を防止する。この空気噴射装置からの所定量・所定速度の空気がリングハウジング45に届き、当該リングハウジング45から開いたままにされるべきギャップに届くことを可能にするために、支持アーム44はパイプとして設けられ、当該支持アーム44の外端部は分級器ハウジング21の壁部を貫通し、吸込フィルタ46を介して所定量・所定速度の空気の供給源(図示せず)に結合されている。リングハウジング45は穴を開けられたプレート47により上方から閉ざされており、ギャップは、穴を開けられたプレート47と分級ホイール8の下方カバー33との間の領域において軸方向に調整可能なリングディスクにより調整され得る。
排出チャンバ41の出口は微細材料排出パイプ48により形成され、当該微細材料排出パイプ48は、外に伸び、分級器ハウジング21に入っており、排出チャンバ41に接線方向に結合されている。微細材料排出パイプ48はプロダクト出口6の一部である。偏向コーン状部材49が、排出チャンバ41への微細材料排出パイプ48の開口部のライニング(lining)として使用される。
円錐形ハウジング端部38の下端において、分級空気入口螺旋部50及び粗い材料の排出部51は、ハウジング端部38に水平方向に配置されている。分級空気入口螺旋部50の回転方向は分級ホイール8の回転方向と反対である。粗い粒子の排出部51は、取り外し可能にハウジング端部38に設けられ、フランジ52が、ハウジング端部38の下端に設けられ、フランジ53が粗い材料の排出部51の上端に設けられている。フランジ52及び53は、空気分級器7が動作するように準備されたとき、公知の手段により互いに取り外し可能に結合される。
形成されるべき分散領域は符号54により示されている。きれいな流れのガイド及び単純なライニングのために内部エッジにおいて加工されたフランジ(傾斜を設けられたフランジ)は符号55により示されている。
最後に、密閉部分として取替可能な保護チューブ56が排出ポート20の内壁に設けられ、取替可能な保護チューブ57が排出チャンバ41の内壁に設けられ得る。
図示した動作状態における空気分級器7の動作の始めにおいて、分級空気は、所定の要求(条件)に従い選択された圧力降下と流入速度を有して空気分級器7に分級空気入口螺旋部50を介して導かれる。特にハウジング端部38の先細になった部分と共に螺旋部により分級空気を導入したので、分級空気は分級ホイール8の領域に螺旋のように上方に上昇する。同時に、異なる質量の固体粒子から形成される「プロダクト」はプロダクト供給ポート39を介して分級器ハウジング21に投入される。このプロダクトのうち、粗い材料、すなわち大きな質量を有する粒子の部分は分級空気に対向して粗い材料の排出部51の領域に動き、さらなる処理をなされる。微細粒子、すなわち小さな質量を有する粒子の部分は分級空気と混合され、分級ホイール8により、外側から内側に径方向に動かされ、排出ポート20及び排出チャンバ41に入り、最終的に微細粒子排出パイプ48を介して微細材料排出部すなわち出口58に入り、そして、そこからフィルタに導かれる。当該フィルタにおいて、例えば空気のような流体である動作手段と微細材料とは互いに分けられる。より粗い微細材料成分(微細材料の中の質量の大きい成分)は、分級ホイール8の外に径方向に遠心分離され粗い材料と混合された後、粗い材料と共に分級器ハウジング21から取り除かれるか、当該より粗い微細材料成分(微細材料の中の質量の大きい成分)が分級空気により排出される粒子サイズの微細材料になるまで分級器ハウジング21において循環させられる。
排出ポート20から排出チャンバ41に断面が急激に拡大するので、微細材料と空気との混合物の流速の明らかな減速がそこにおいて起こる。よって、この混合物は、排出チャンバ41を通り、微細材料排出パイプ48を介して、微細材料出口58に非常に遅い流速で導かれ、排出チャンバ41の壁部は少ししか摩耗されない。一方、保護チューブ57は、単なる予防(予備的な)手段である。しかしながら、よい分別技術の故に、分級ホイール8における速い流速が、排出部すなわち出口ポート20においてまだ存在している。これは、保護チューブ56が保護チューブ57より重要である理由である。特に重要なことは、排出ポート20から排出チャンバ41への遷移部における直径の拡大による直径の差である。
なお、空気分級器7は、説明されたような分級器ハウジング21の再分割と各サブハウジングへの分級器の部品の配置とによって容易に修理され、損傷を受けた部品は比較的低コスト及び短いメンテナンス時間で取替られ得る。
図2の概略図は、2つのカバー32及び33、並びにこれらカバー同士の間に配置されたブレードカラー(collar)59を有する分級ホイール8を示しており、ブレード(59)のブレード34は、平行且つ平行な表面のカバー32及び33を有する既に公知である典型的な形を有している。一方、図3は有利なように改良された空気分級器7の別の実施例のための分級ホイール8を示している。
図3によるこの分級ホイール8は、ブレード34を有するブレードカラー59に加えて、上方カバー32及び軸方向に間隔を開けられた下方流出側カバー33を含み、回転軸40の周りを回転することができ、従って空気分級器7の長手軸の周りを回転することができる。分級ホイール8の直径は、回転軸40すなわち空気分級器7の長手軸に垂直方向に広がっている(回転軸40及び上記長手軸が垂直であるか水平であるかに依存しない)。下方流出側カバー33は、排出ポート20を同軸で囲んでいる。ブレード34はカバー33及び32に結合されている。2つのカバー32及び33は、従来とは異なり円錐形に形成され、上方カバー32から流出側カバー33までの長さは、好ましくは、ブレード34のカラー59から内側に向かって、すなわち回転軸40の方向に向かって大きくなっており、例えば、線形又は非線形で連続しており、よって、流れを運ぶ円筒形スリーブの面積がブレード排出エッジと排出ポート20との間で各半径を一定にしたままであるという効果を有する。公知の解決策においては、より小さくなる半径のために小さくなる流出速度は、この解決策においては、一定のままである。
上方カバー32及び下方カバー33の構造について上記において説明し且つ図3に示した実施例に加えて、これら2つのカバー32又は33の一方だけが上記したような円錐形の構造を有し、他方のカバー33又は32は、図2による実施例と共に用いたカバー32及び33の場合のように、平坦であることも可能である。特に、本明細書においては非平行な表面カバーの形状は、流れを運ぶ円筒状スリーブの領域が、ブレード排出エッジと排出ポート20との間の各半径について少なくともほぼ一定であるようにしてもよい。
以下において、さらなる説明のため且つさらなる進歩性を有する形態の基礎として、ジェットミルのための最適な噴射長が説明される。
低圧範囲(p0<4bar(abs))におけるテスト結果を考察すると、粉砕気体圧力に対する最適な噴射長の依存性が推定され得る。この依存性を定量化するアプローチが以下に示されている。同時に、理論上の予想は、粉砕気体温度に対する依存性があるかどうかを考慮して行われる。
ジェット膨張の間のプロセスを説明するために、加速され且つ底部において粉砕されるために、粉砕されるべき固体粒子がジェットに導かれるジェット被覆部(jet envelope)を考慮した圧力関係と、2つ以上のジェットがぶつかることが可能な「停滞面(backup surface)」を考慮した圧力関係とが一定であるべきであることがまず仮定される。
上記の圧力関係はジェットにおける衝撃流の密度(pulse flow density)と相関関係がある。すなわち、
式1
Figure 2009533207
であり、ここで、
Strahl[m2] ジェットの表面積
1 定数
*[N/m2] 衝撃流の密度
L[kg/s] 気体質量流
ad[m/s] ノズルの後の断熱気体速度
である。(ジェットにおける衝撃流は維持されているので、衝撃流の密度はノズル流出部における質量流及び速度により計算され得る。)
ジェットが円錐形に伝搬し且つジェット開口角度αが圧力及び温度から独立している(少なくとも、開口角度αが圧力から独立していることは、1981年のマックスプランク流体力学研究所からのレポート第72号におけるジョアキムヘンゲル(Joachim hangele)による、「マイクロノズルからのエアゾールジェットにおける実験的研究(Experimental studies on aerosol jets from micro-nozzle)」と題した研究により、圧力関係について適用されるラバル管のような一定に先細になったノズルについて判定・確認された)という必要条件の下では、両表面は幾何学形状の関係
式2
Figure 2009533207
に従い計算され得る。ここで、
式3
Figure 2009533207
であり、さらに、
2 定数
a[m] 噴射長
である。ノズルを通る気体質量流は、
式4
Figure 2009533207
と与えられ、断熱的なジェット排出速度は、
式5
Figure 2009533207
となる。ここで、さらに、
Duse[m] ノズル直径
L[kg/s] 気体質量流
1[bar(abs)] 膨張圧
0[bar(abs)] ノズルの前の気体圧力
R[kJ/kgK] 気体定数
0[K] ノズルの前の気体温度
κ 断熱指数
Ψmax 流出係数
である。式2、式4、及び式5を式1に代入すると、
式6
Figure 2009533207
が得られる。ここで、
式7
Figure 2009533207
であり、
式8
Figure 2009533207
である。さらに、C3は定数である。
最後に、
式9
Figure 2009533207
と設定するならば(Cは定数である)、再び整理し直すと、
式10
Figure 2009533207
が得られる。最後に、
rel 相対噴射長
である。したがって、噴射長arelは粉砕気体圧力p0、圧力比p1/p0、及びκだけに依存し、粉砕気体温度には依存しない。
テスト(文献「tiz」の109巻(1985)1、23ページ以降に記載された著者R.ニード(R.Nied)の「流動層対向式ジェットミルにおけるジェット粉砕(Jet milling in fluidized bed counter jet mill)」を参照)から、
0=7bar(abs)の粉砕気体圧力、
圧力比、
κ=1.4、
が知られている。
相対噴射長はarel=20である、
よって、定数Cの値は、
式11
C=9.922(11)
と計算され得る。
図4において、ノズルの前の気体圧力p0と相対噴射長arelとの間の関係が、式11のCを有する式10のグラフ評価に基づいて図示されている。
本発明は、上記説明及び図面における実施例を参照しつつ単に例として説明され、これら実施例だけに限定されず、むしろ、当業者が本出願、特に特許請求の範囲、本明細書の導入部の全体的な説明、実施例の説明、図面について示したものから考えられる変形、変更、置換、及び組み合わせの全てを含んでいてもよく、当業者の技術的知識及び従来技術を組み合わせてもよい。特に、本発明の各特徴の全て、可能な形態、及びこれらの変形物が組み合わされてよい。
ジェットミルの実施例を部分的に断面図で示した概略図である。 垂直配置されたジェットミルの空気分級器の実施例の中心長手軸方向の断面の概略図であり、分級空気と固体粒子とから形成される混合物のための出口パイプが分級ホイールに配置された状態を示している。 空気分級器の分級ホイールの垂直方向の断面の概略図である。 ノズルの前の気体圧力p0と相対噴射長arelとの間の関係のグラフである。
参照符号
1 ジェットミル
2 円筒状ハウジング
3 粉砕チャンバ
4 粉砕材料供給器
5 粉砕ジェット入口
6 プロダクト出口
7 空気分級器
8 分級ホイール
9 入口開口部、入口ノズル、又は粉砕ノズル
10 粉砕ジェット
11 熱源
12 熱源
13 供給パイプ
14 断熱スリーブ
15 入口
16 出口
17 粉砕チャンバの中心
18 貯蔵器又は生成装置
19 チャネル装置
20 排出ポート
21 分級器ハウジング
22 ハウジングの上方部分
23 ハウジングの下方部分
24 周囲フランジ
25 周囲フランジ
26 ヒンジ
27 矢印
28 分級スペースハウジング
28a 支持アーム
29 排出コーン状部材
30 フランジ
31 フランジ
32 カバー
33 カバー
34 ブレード
35 分級ホイールシャフト
35a 回転ベアリング
36 上方の処理プレート
37 下方の処理プレート
38 ハウジング終端部
39 プロダクト供給ポート
40 回転軸
41 排出チャンバ
42 上方カバープレート
43 取り外し可能なカバー
44 支持アーム
45 円錐形リングハウジング
46 吸引フィルタ
47 穴を開けられたプレート
48 微細材料排出パイプ
49 偏向コーン状部材
50 分級空気入口螺旋部
51 粗い材料の排出部
52 フランジ
53 フランジ
54 排出領域
55 内部エッジ及び内側を処理された(傾斜を設けられた)フランジ
56 取替可能な保護パイプ
57 取替可能な保護パイプ
58 微細材料の出口/入口
59 ブレードカラー

Claims (8)

  1. ジェットミル(1)により非常に微細な粒子を生成する方法であって、複数の粉砕ジェット入口(5)の相対距離a/dDuseが動作手段圧力の関数として設定され、前記複数の粉砕ジェット入口(5)は少なくともほぼ同軸に配置され、前記複数の粉砕ジェット入口(5)の中心線は少なくともほぼ1点において交差し、aは噴射長を表し、dDuseはノズル直径を表していることを特徴とする方法。
  2. 前記粉砕ジェット入口(5)の各々は、入口ノズル又は粉砕ノズル(9)により形成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 3つ又は4つの粉砕ジェット入口(5)が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 流動層ジェットミルが使用されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記ジェットミル(1)に一体化されている動的空気分級器(7)が使用されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記空気分級器(7)は、半径が減少するにつれて開口部高さが増大する分級ロータ又は分級ホイール(8)を含み、動作の間、流れを運ぶ前記分級ロータ又は分級ホイール(8)の領域は少なくともほぼ一定であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記空気分級器(7)は、特に交換可能な埋込パイプ(20)を有する分級ロータ又は分級ホイール(8)を含み、前記交換可能な埋込パイプ(20)は、前記分級ロータ又は分級ホイール(8)が回転するのと同時に回転するように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の方法。
  8. 下流に行くに従い断面が拡大する微細材料排出チャンバ(41)が設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の方法。
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