JP2009523415A - 冷凍菓子製品および製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、冷凍菓子製品を製造するための方法であって、a)冷却された環境内に閉鎖端および開放端を有する金型を設けるステップと、b)上記金型に液体混合物を充填してシェルを形成するステップと、c)凝固していない液体混合物を少なくとも1回金型から取り除くステップと、d)金型内のシェルに冷凍菓子を圧力充填するステップと、e)冷凍菓子内にスティックを挿入するステップと、f)金型から製品を取り外し、上記製品を包装するステップと、を備える方法に関する。特に、本発明は、含有物が、液体混合物内および/または冷凍菓子内に均一に分配されてもよく、かつ/または冷凍菓子を金型に充填した後に冷凍菓子の上に堆積されてもよい、方法に関する。本発明は、このような方法によって得られ得る製品、ならびに成型氷菓子スティックバーにも関する。
【選択図】 図1

Description

発明の分野
本発明は、冷凍菓子製品に関する。本発明はまた、このような製品の製造のための方法に関する。
発明の背景
多くの冷凍菓子製品が知られている。高級カテゴリにおいて、補完的な組合せで異なる食用材料から形成された複合製品に対する消費者の需要が増大している。1つの望ましい組合せとしては、パリパリしたチョコレートと軟らかい含気アイスクリームとの間のテクスチャのコントラストを与える、チョコレートコーティングを有する、アイスクリームスティックバーが挙げられる。しかし、これらの材料を様々な形状や大きさで一体化して、一貫した、費用効果的な方法で人々の関心を引く新製品を製造するには、大きな製造上の困難が伴う。
冷凍菓子スティックバーは、成型によって、または押出しによって、工業的規模で製造される。
チョコレートベースの冷凍スティックバーを形成する押出し方法は、押出し物を押出ダイから冷却された板上へ鉛直に押出すことによって、フリーザから含気冷凍菓子のコアを提供する方法であり、これは、側部からスティックを挿入しつつ、押出し物を切断して断面が楕円形のスラブにし、冷気トンネル内でスラブを硬化させ、スティックによって支持板からスラブを取り出し、これらのスラブを、例えばチョコレートなどの脂肪ベースのコーティングの浴に浸漬して、行われる。押出しが採用される場合、−6℃〜−7℃程度の温度の比較的固い、可塑性の粘稠度を有するソーセージ状の形状が製造される。押出しによって、成型製品のテクスチャよりも細かくてより結晶の少ないテクスチャが製品に与えられる。押出しによって得られる細かいテクスチャは、主に、フリーザ内の冷凍条件、特に、フリーザからの出口のところの冷凍温度によるものである。すなわち、この温度が低ければ低いほど、形成される大きい結晶は少なくなる。これは、冷凍が急速であればあるほど、氷晶はより小さくなり、テクスチャはより細かくなることを意味する。この方法の1つの欠点は、非常に限定された形状しか製造されることができず、コーティングされた製品の表面の態様および輪郭の明確さが、全体的に貧弱であることである。加えて、コーティングの不規則な厚さ、割れや浸出などの浸漬に関連する問題がある。
チョコレートベースの菓子製品を形成するさらなる公知の方法は、成型を伴う。この方法は、溶融チョコレートを雌の金型に注入するまたは吹き付けるステップと、次いで、過剰分を注出して、残存の材料が金型の内面の周りで硬化することができるようにし、その結果、チョコレートシェルを作ることができるようにするステップと、を備える。この技術の1つの欠点は、組成によって変動し得る溶融チョコレートの粘度ならびに温度および周囲湿度に、結果が極めて左右されることである。このことが、どれだけの材料が金型に付着するか、したがって、注出される過剰材料の量を正確に調整することを困難にしている。その結果、最終製品の壁厚と質量とを予測することが難しい。さらなる問題は、この方法では、金型の最下部分に向かって、溶融チョコレートが溜まるために、製品内にしばしば不均一な壁厚が生じてしまうことである。
次いで、液体組成物が金型内へ全体として注入され、この金型内で液体組成物が冷凍される。冷凍溶液中に浸水させた金型内で簡単な熱伝導を通して成型することによって、冷凍されるべき液体組成物を冷凍することは、時間がかかり、かなり大きな結晶を形成することにつながる。この方法では、冷凍される組成物は、満足のいく充填状態を保証するために、またエアポケットが作成されないようにするために、常に液体状態で計測されて金型へ入れられる。この組成物の温度は、−2℃から−3℃程度である。冷凍水の割合は低く、また、製品を冷凍する方法の大部分が、金型の中で行われる。このことが、結晶の大きさが増大するために、テクスチャが粗く、より結晶化されてしまうことを説明している。
成型によってチョコレートでコーティングされたアイスクリームスティックバーを製造するための方法が、米国特許第2002/0146496号および米国特許第2002/0149488号において開示されている。この方法の目的は、冷凍方法を著しく減速させる断熱空気ケーシングが金型の壁と形成されたチョコレート層との間に作られている、ブライン冷却設備を使用する公知の成型方法の欠点を回避することである。この方法は、チョコレートの層が金型の壁に当接して形成されるまで、予め冷却した金型にチョコレートを充填するステップと、液体チョコレートのコアを吸引して空洞を作るステップと、チョコレートでライニングした金型にペースト状、すなわち非冷凍のアイスクリームミックスを充填するステップと、窒素を供給したエアートンネル内で上面を冷やして、空洞を閉じるための栓を作るステップであって、この栓によって冷凍が行われるや否や充填物が鉛直方向に膨張しないようにし、その代わりに、金型の壁の方へアイスクリーム充填物を差し向け、ブライン浴内で冷凍が完了した際により効率よく充填されているようにするステップと、を備える。
本発明の目的は、コーティングされた冷凍菓子製品の成型を改善することである。
この目的は、独立請求項の特徴によって達成される。
従属請求項は、本発明の中心概念をさらに発展させたものである。
発明の概要
第1の態様において、本発明は、冷凍菓子製品を製造するための方法であって、
閉鎖端と開放端とを有する金型を、冷却された環境内に提供するステップと、
上記金型に液体混合物を充填して、シェルを形成するステップと、
金型から凝固していない液体混合物を少なくとも1回取り除くステップと、
金型内のシェルに冷凍菓子を圧力充填するステップと、
冷凍菓子内にスティックを挿入するステップと、
金型から製品を取り外し、上記製品を包装するステップと、
を備える方法を提供する。
含有物が、液体混合物内および/または冷凍菓子内に均一に分配されてもよく、かつ/または冷凍菓子を金型に充填した後に、冷凍菓子の上に堆積されてもよい。
ある特定の態様において、本方法は、含有物を有するまたは有さない、菓子用脂肪ベースの組成物の層または冷凍菓子の層で氷菓子バーの頂部を閉鎖する、さらなるステップを提供する。
第2の態様においては、本発明は、このような方法によって得られ得る製品を提供する。
第3の態様においては、本発明は、成型氷菓子スティックバーであって、
成型によって菓子用脂肪ベースの組成物から形成された成形シェルであって、このシェルが開放端および閉鎖端ならびに実質的に一定である壁厚を有するシェルと、
氷菓子の充填物と、
を備え、
シェルの形状が、金型の内表面に対応した正確な輪郭を有し、
シェルの外表面が、滑らかかつ光沢のある外観を有し、
乾燥含有物が、シェル内で均一に分配されている、
氷菓子スティックバーを提供する。
場合により、成型氷菓子スティックバーは、シェルの開放端を閉じるための含有物を有するまたは有さない、菓子用脂肪ベースの組成物または冷凍菓子でできた、頂部充填物を備える。
第4の態様においては、方法であって、
a.閉鎖端と開放端とを有する金型を、冷却された環境内に提供するステップと、
b.上記金型に液体混合物を充填して、金型をライニングするシェルを形成するステップと、
c.凝固していない液体混合物を、少なくとも1回、金型から取り除くステップと、
d.金型のシェルライニングに菓子を充填するステップと、
e.菓子内にスティックを挿入するステップと、
f.金型から製品を取り外し、上記製品を包装するステップと、
を備え、
ステップb)もしくはステップd)のうちの少なくとも1つにおいて、またはステップd)とステップf)との間において、含有物が加えられる、
方法によって得られ得る、冷凍菓子製品が提供される。
本発明を、添付図面に示した本発明の好ましい実施形態のうちの1つを参照しながら、さらに以下に説明する。
上述の図1を参照すると、このシステムは、ポンプ(2)を介して液体混合物配量システム(3)に連結された液体混合物用容器(1)と、第1の吸引装置(4)および第2の吸引装置(5)と、アイスクリーム充填機(6)と、オプションの乾燥含有物配量システム(7)と、スティックインサート(8)と、チョコレートまたは液体配量システム(9)と、を含む。
上述の図2を参照すると、最終製品は、滑らかかつ光沢のある表面を示しており、「クロージャ」のさまざまな可能性を示している。製品Aは、含有物を含むクロージャを示す。製品Bは、コーティングとは異なる組成物でできたクロージャを示しており、一方、製品Cは、クロージャがコーティングと同じ組成物でできていてもよいことを示している。
発明の詳細な説明
本発明は、成型された「シェルアンドコア」製品の製造であって、シェルが、冷却された金型と接触するや否や凝固する液体混合物によって提供され、かつコアが主に冷凍含気菓子からなる製品の製造に関する。
本製造方法は、開放端と閉鎖端とを有する冷却された金型を設けるという第1のステップにある。これは、好ましくは、インライン機械を提供することによって達成される。金型は、0℃より低い温度、例えば約−5℃、に冷却される。
次いで金型には、「液体混合物」が充填される。「液体混合物」という言葉は、シェルを製造する際に使用される任意の調製物を意味する。このような調製物は、好ましくは、菓子用脂肪、すなわち、植物性脂肪もしくはその一部、できれば水素添加したもの、またはこのような脂肪およびその一部でできている混合物を備える。このような液体混合物でできた組成物は、チョコレートの場合のように、砂糖またはミルク固形物を含むことができる。「液体混合物」の温度は、全ての成分が液相を形成するような温度に保たれる。典型的な温度は、30℃〜70℃の範囲である。
場合により、「液体混合物」は、砂糖菓子からできた含有物、例えばゲル、マシュマロ、ファッジ、または保存果物片、ナッツ、アーモンド、ヌーガティーン、ココナッツ、カカオニブ、あぶった、膨らませた、もしくは焙煎したシリアルフレーク、ビスケット片など、およびこれらの組合せなど、をさらに含む。含有物は、金型と接触する前に、液体混合物内に均一に分配される。
液体混合物は、金型の冷却された壁に接触するや否や、急速に凝固する。次いで、いかなる凝固していない液体混合物も、例えば吸引技術を使用して、取り除かれる。このような技術は、欧州特許第0842609号に記述されている。凝固していない液体混合物を取り除くための他の技術も、同様に使用することができる。
2つの吸引ユニットが連続して供給されることが好ましい。これにより、残存する溜まった液体混合物(凝固していないもの)が取り除かれることができ、したがって、このようにして形成されたシェルの底部に液体混合物が堆積することが回避される。
チョコレートが「液体混合物」として使用される場合、チョコレートの選択は、チョコレートの降伏値と塑性粘度とに従って行われ得る。降伏値が低ければ低いほど、吸引後のチョコレートの流れが速くなる。これにより、薄くて実質的に一定であるシェルの壁厚が提供される。チョコレート液体混合物の典型的な降伏値は、50℃で0.10Pa未満である。この降伏値は、50℃で0.02Paであることが好ましい。チョコレートの塑性粘度は、50℃で0.15Pa・sより大きくなければならず、50℃で0.23Pa・sであることが好ましい。これらの範囲のパラメータを用いると、結晶化相のための時間は、従来の方法におけるよりも短くなる。これによって、有利なことに、本発明の製品に望ましい感覚的性質を与える、チョコレートのパリパリ感が向上する。
液体混合物は、凝固後、このようにしてシェルまたは菓子コーティングとなる。このシェルまたは菓子コーティングは、「複合」コーティング、果物ベースのコーティング、ガナッシュコーティング、ソフトビスケット調製物からできたコーティングなどであってもよい。このシェルまたは菓子コーティングは、チョコレートコーティングであることが好ましい。チョコレートは、ブラックチョコレート、ミルクチョコレートまたはホワイトチョコレートであってもよい。含有物は、シェル用の液体混合物と共に供給される場合、液体混合物と共に、金型の内部壁と接触しているシェルの連続した層を形成する。
本発明の金型は、いかなる形状のいかなる金型であってもよい。特に、金型は、魅力的に設計された成型製品を得るために、例えば湾曲部、縁部、波形部を有することができる。
一旦シェルが形成されると、コアが導入される。本発明の製品の「コア」は、冷凍菓子であり、この冷凍菓子は、いかなる含気された冷凍菓子または含気されていない冷凍菓子であってもよい。この冷凍菓子は、アイスクリーム、シャーベット、ウォーターアイスなどであってもよい。
冷凍菓子は、いかなる風味であってもよく、さらに、チョコレートソース、果物ソース、カラメルソースまたはこれらの混合物から選ばれた、ソースを含むことができる。
冷凍菓子はまた、シェルの含有物に追加して、または代替的に、望ましいテクスチャコントラストを提供する、乾燥した固体成分である含有物を含むことができる。含有物は、例えば、ゲル、マシュマロ、ヌーガティーン、ファッジ、保存果物片などの砂糖菓子から選ばれ、また、ナッツ、アーモンド、ココナッツ、カカオニブ、あぶった、膨らませた、もしくは焙煎したシリアルフレーク、ビスケット片、またはこれらの組合せであってもよい。含有物は、大きさが5mmを超えないことが好ましい。含有物は、2mm〜4mmの間であることがさらに好ましい。これらは、冷凍菓子の中に好ましくは均一に分配される。
この冷凍菓子は、例えば1.5〜2バールの圧力下で、金型のシェルライニング内に分配される。このような技術は、気泡の形成を防止する。
さらに、分配されている冷凍菓子は、例えば−6℃の温度で維持される。この低温の充填物により、押出成形された製品と同様のクリーム状のテクスチャを有する製品を製造することができる。これにより、従来技術の成型技術に改良がもたらされる。第1に、分配の前に既に冷凍されているこの冷凍菓子は、従来技術製品の粗くかつより結晶化された構造を有さない。従来技術では、金型内で生じている冷凍方法がより遅いため、結晶の大きさはより大きいものとなる。さらに、冷凍菓子の膨張が金型内で生じないため、このような膨張を防止するための従来技術(米国特許第2002/0146496号を参照)で使用されるいかなる手段をも回避することができる。
冷凍菓子は、シェルの頂部から5mmのところまで充填されることが好ましい。通常、これは、70〜120mlの容積になる。
次いで、後続のステップにおいて、乾燥含有物が、(シェル内および/または冷凍菓子内に存在する他の任意の含有物に対して代替的にまたは追加的に)加えられ得る。既に冷凍されている菓子の粘度のために、含有物が、冷凍菓子内に沈み込まずに冷凍菓子の上(金型の開放端)に集まり堆積する。
本明細書の請求項の枠組みにおいては、「頂部端」は、金型の開放端のことであり、したがって、スティックが配置される菓子製品の端部であることに留意されたい。
含有物は、本発明の製品に感覚的利点を与える砂糖菓子、例えば、ゲル、マシュマロ、ヌーガティーン、ファッジ、保存果物片、および、ナッツ、アーモンド、ココナッツ、カカオニブ、あぶった、膨らませた、もしくは焙煎したシリアルフレーク、ビスケット片、またはこれらの組合せなどから選ばれる、いかなる乾燥した固体成分であってもよい。
この後続ステップでは、制御された状態で含有物をシェル内に不均一に分配することになる。これは、含有物の押出し技術によって生じる均一な分配とは対照的である。
次いで、スティックが冷凍菓子に挿入される。スティックが挿入された後、本発明の製品の頂部は、充填物によって「閉鎖」され得る。充填物は、菓子用脂肪の層、または、例えばアイスクリーム、シャーベットもしくはそれらの混合物などの冷凍菓子の層であってもよい。充填物は、低温(−4℃)に保たれる。
閉鎖後、本発明の製品は、従来の抽出機械を使用して金型から取り出され、包装される。
本発明の方法によって得られる製品は、ライン製造された成型製品と比較すると、最適化された薄い、均一かつ一定の厚さのシェルを有する。実際に、シェルの下部と上部との間の厚さの差は、1mmを超えず、好ましくは、0.5mmを超えない。押出成形された製品の標準的なチョコレートコーティングを使用する場合にしばしば見られる「浸出」の問題は、こうして回避される。
本発明の製品はまた、シェル内に含有物が有るにもかかわらず(含有物が有る場合)、突出部のない、魅力的で滑らかな光沢のある表面を有する。これは、シェル内のいかなる含有物も、シェルの外面と同じ高さになるからである。
最後に、シェルのパリパリ感のテクスチャのコントラスト、シェル内の含有物の固体相、および冷凍菓子のクリーム状の細かいテクスチャは全て、このようにして達成された成型製品における改良点を示す特徴である。
本発明は、特定の追加の空気/窒素冷却ステーションを伴わずに、従来のスティック成型設備を使用した簡単な方法によって、シェルの形状の極めて明確な輪郭と、押出成形されたスティックバーと同様のテクスチャの質を有する氷菓子のコアとを有する、高級な質の成型アイスクリームスティックバーを製造することが可能であることを見いだした。
本発明を一実施例を用いて以下に説明するが、これは本発明の適用範囲を限定するものではない。
設備:
成型ライン(例えば、インライン機械)
特定のミキサを有するチョコレートタンク(チョコレート温度:40〜60℃)
チョコレート再循環用のポンプ
チョコレート用の2重ジャケットを有する容積計量充填機
チョコレート吸引用の2重ジャケットを有する2つの吸引ユニット
ボトムアップアイスクリーム充填機(アイスクリームの温度:−6℃)
アイスクリーム用の打ち抜きシステム(必要に応じて)
乾燥成分用の配量システム(必要に応じて)
頂部充填物用の容積計量充填機(温度:0℃)
製造方法ための実施例:
15〜23のストローク/分リズムで作動している成型ラインが、ブライン浴(−38℃〜−40℃)を通過することによって冷却される。50〜130mlのチョコレートが、再循環ポンプを介してチョコレートタンクに関連づけられた2重ジャケットを有する容積計量充填機によって、各金型内に配分される。シェルの分が配量された後、各金型の内側が、2つの吸引ユニットと順番に接触する。この吸引ステップの後、17〜23mLのチョコレートシェルが得られる。−6℃に保たれ、かつ例えば100%のオーバーランを有する40mL〜80mLの冷凍菓子(コア)が、ボトムアップの充填機から250〜350l/hの速度で金型に配分される。次いで、(周囲温度に保たれた)1〜3gの乾燥成分が金型に加えられ、その後スティックが挿入される。次いで、(0℃に保たれた)2〜7mLの液体調製物が、クロージャとして加えられる。次いで、金型は水浴(12℃〜15℃)を通過し、最終製品が、型から取り出され、このようにして提供される。
本発明の製品を製造するために設置された、典型的な設備を示す図である。 縮小して示した、本発明の方法によって得られる最終製品を示す図である。

Claims (31)

  1. 冷凍菓子製品を製造する方法であって、
    a.閉鎖端および開放端を有する金型を、冷却された環境内に設けるステップと、
    b.前記金型に液体混合物を充填して、前記金型をライニングするシェルを形成するステップと、
    c.前記金型から、凝固していない液体混合物を少なくとも1回取り除くステップと、
    d.前記金型の前記シェルに冷凍菓子を圧力充填するステップと、
    e.前記冷凍菓子内にスティックを挿入するステップと、
    f.前記金型から前記製品を取り外し、前記製品を包装するステップと
    を備える、方法。
  2. 含有物が、前記ステップbの前記液体混合物内に均一に分配される、請求項1に記載の方法。
  3. 含有物が、前記ステップdの前記冷凍菓子内に均一に分配される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 含有物が、前記ステップdに続くステップにおいて加えられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ステップeの後、含有物を有する菓子用脂肪ベースの組成物の層もしくは冷凍菓子の層で、または、含有物を有さない菓子用脂肪ベースの組成物の層もしくは冷凍菓子の層で、前記氷菓子の頂部を閉鎖するさらなるステップを備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記液体混合物が、液体菓子用脂肪である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記液体混合物が、チョコレート、果物ベースコーティング、ガナッシュ、ソフトビスケット調製物、またはこれらの混合物から選ばれる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記凝固していない液体混合物が吸引によって取り除かれる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記冷凍菓子が、アイスクリーム、シャーベットまたはウォーターアイスである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記冷凍菓子が、チョコレートソース、果物ソース、カラメルソース、またはこれらの混合物から選ばれたソースを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 冷凍菓子の圧力充填が−5℃で実施される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記圧力充填が1〜3バール、好ましくは1.5〜2バールの圧力下で実施される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記冷凍菓子が、前記シェルの前記頂部から3mm〜8mmのところまで充填される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記含有物が、例えば、ゲル、マシュマロ、ファッジ、保存果物片、アーモンド、ナッツ、ヌーガティーン、ココナッツ、カカオニブ、あぶった、膨らませた、もしくは焙煎したシリアルフレーク、ビスケット片、またはこれらの組合せその他の砂糖菓子から選ばれた乾燥した固体成分である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記含有物の大きさが、8mm、好ましくは5mmを超えない、請求項14に記載の方法。
  16. 前記含有物の大きさが2〜4mmの間である、請求項14または15に記載の方法。
  17. 冷凍菓子製品を製造するための方法であって、
    a.閉鎖端と開放端とを有する金型を、冷却された環境内に設けるステップと、
    b.前記金型に液体混合物を充填して、前記金型をライニングするシェルを形成するステップと、
    c.前記金型から凝固していない液体混合物を少なくとも1回取り除くステップと、
    d.前記金型の前記シェルに菓子を充填するステップと、
    e.前記菓子内にスティックを挿入するステップと、
    f.前記金型から前記製品を取り外し、前記製品を包装するステップと
    を備え、
    前記ステップbまたは前記ステップdのうちの少なくとも1つにおいて、または前記ステップdと前記ステップfとの間で含有物が加えられる、方法。
  18. a.閉鎖端と開放端とを有する金型を、冷却された環境内に設けるステップと、
    b.前記金型に液体混合物を充填して、シェルを形成するステップと、
    c.前記金型から凝固していない液体混合物を取り除くステップと、
    d.前記金型内の前記シェルに冷凍菓子を圧力充填するステップと、
    e.前記冷凍菓子内にスティックを挿入するステップと、
    f.前記金型から前記製品を取り外し、前記製品を包装するステップと
    を備える方法によって得られる製品。
  19. 乾燥含有物が、前記液体混合物内に均一に分配されていることを特徴とする、請求項18に記載の製品。
  20. 乾燥含有物が前記冷凍菓子内に均一に分配されていることを特徴とする、請求項18または19に記載の製品。
  21. 乾燥含有物が前記冷凍菓子の上に堆積され、前記冷凍菓子の端部から前記スティックが突出していることを特徴とする、請求項18〜20のいずれか一項に記載の製品。
  22. 前記スティックが突出している前記端部が、菓子用脂肪、アイスクリーム、シャーベット、またはこれらの混合物の層によって閉鎖されていることを特徴とする、請求項18〜21のいずれか一項に記載の製品。
  23. 当該製品の表面が、突出部がなく滑らかであることを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項に記載の製品。
  24. 前記含有物が、砂糖菓子、例えば、ゲル、マシュマロ、ファッジ、保存果物片、アーモンド、ナッツ、ヌーガティーン、ココナッツ、カカオニブ、あぶった、膨らませた、もしくは焙煎したシリアルフレーク、ビスケット片、またはこれらの組合せから選ばれた、乾燥した固体成分であることを特徴とする、請求項18〜23のいずれか一項に記載の製品。
  25. 前記液体混合物が液体菓子用脂肪であることを特徴とする、請求項18〜23のいずれか一項に記載の製品。
  26. 前記液体混合物が、チョコレート、果物ベースコーティング、ガナッシュ、ソフトビスケット調製物、またはこれらの混合物から選ばれたものであることを特徴とする、請求項25に記載の製品。
  27. 前記冷凍菓子がアイスクリーム、シャーベットまたはウォーターアイスであることを特徴とする、請求項18〜26のいずれか一項に記載の製品。
  28. 前記冷凍菓子が、チョコレートソース、果物ソース、カラメルソース、またはこれらの混合物から選ばれたソースを含むことを特徴とする、請求項27に記載の製品。
  29. 成型氷菓子スティックバーであって、
    成型によって菓子用脂肪ベースの組成物から形成された成形シェルであり、開放端および閉鎖端を有すると共に、実質的に一定である壁厚を有する、成形シェルと、
    氷菓子の充填物と
    を備え、
    前記成形シェルが滑らかな外面を有し、
    前記成形シェルの前記外表面が滑らかかつ光沢のある外観を有し、
    乾燥含有物が前記成形シェル内に均一に分配されており、前記乾燥含有物は前記成形シェルの前記外面から突出していない、成型氷菓子スティックバー。
  30. 前記成形シェルの前記開放端を閉鎖するための含有物を有する菓子用脂肪ベースの組成物もしくは冷凍菓子でできた頂部充填物、または、前記成形シェルの前記開放端を閉鎖するための含有物を有しない菓子用脂肪ベースの組成物もしくは冷凍菓子でできた頂部充填物を備える、請求項29に記載の成型氷菓子スティックバー。
  31. 冷凍菓子製品であって、
    a.閉鎖端と開放端とを有する金型を、冷却された環境内に設けるステップと、
    b.前記金型に液体混合物を充填して、前記金型をライニングするシェルを形成するステップと、
    c.前記金型から凝固していない液体混合物を少なくとも1回取り除くステップと、
    d.前記金型の前記シェルラに菓子を充填するステップと、
    e.前記菓子内にスティックを挿入するステップと、
    f.前記金型から前記製品を取り外し、前記製品を包装するステップと
    を備え、
    前記ステップbまたは前記ステップdのうちの少なくとも1つにおいて、または前記ステップdと前記ステップfとの間で、含有物が加えられる、方法によって得られる、冷凍菓子製品。
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