JP2009518784A - 3次の開口誤差及び1次1グレード(Grade)の軸上色誤差を除去するための補正装置 - Google Patents

3次の開口誤差及び1次1グレード(Grade)の軸上色誤差を除去するための補正装置 Download PDF

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Abstract

各補正部材は、複数の4重極フィールドと少なくとも1つの8重極フィールドから構成されていて、補正部材の真ん中の面に対して対称に構成されていて、奇数の、少なくとも5つの4重極フィールドと、少なくとも1つの8重極フィールドとから構成されており、真ん中の4重極フィールドは、補正部材の真ん中の面に対してセンタリングされて設けられていて電磁性であり、両補正部材の4重極フィールドは逆対称であり、各補正部材間に、トランスファレンズ系が、補正装置の真ん中の面に対して対称に設けられており、丸形レンズを有しているトランスファレンズ系の調整は、両補正部材の真ん中の面が相互にアナモルフィックに結像されるように行われ、一方の主平面内での倍率は、他方の主平面での倍率の逆数であり、各補正部材の真ん中の4重極フィールドは、8重極フィールドによって重畳されている。

Description

本発明は、光軸方向に前後連続して設けられた2つの補正部材から構成されている3次(Ordnung)の開口誤差及び1次(Ordnung)1グレード(Grade)の軸上色誤差を除去するための補正装置であって、各補正部材は、複数の4重極フィールドと少なくとも1つの8重極フィールドから構成されていて、各補正部材は、当該補正部材の真ん中の面に対して対称に構成されている補正装置に関する。
電子光学結像系は、電子顕微鏡の場合のように、拡大のためにも、電子投影リソグラフィでの縮小のためにも使用される。光電結像系に対する利点は、電子光学結像系の著しく高い解像度であり、この著しく高い解像度は、結像光ビームの著しく短い波長から得られる。光とは異なり、加速電圧に依存する電子光学結像系によると、約10のファクタだけ、解像度が改善される。結像のために、電子ビームを導入することは、電気及び/又は磁気レンズを用いて行われる。そのようなレンズ系は、当該レンズ系の構成及び当該レンズ系の配置に依存して、以下分類するような、極めて多種多様な結像誤差を生じる。
軸方向結像誤差:軸点の結像時に生じ、且つ、軸点から出たビームの開角にのみ依存するような結像誤差である。
軸外結像誤差:軸外結像誤差は、軸外結像点の結像時に生じ、結像点の、光軸からの間隔(並びに、場合によっては、更に付加的な、開角からの間隔)によって決められる。専ら、当該結像誤差の、光軸からの間隔によって決められるような結像誤差は、歪(Verzeichnung)と呼ばれる。
色結像誤差:結像される粒子は、モノクロではないので、即ち、種々異なった速度を有しているので、色誤差が生じ、この色誤差は、軸上色誤差と軸外色誤差に細分することができ、それに応じて、光軸に対する開角及び/又は間隔により一緒に特定される。
軸方向結像誤差及び軸外結像誤差は、色結像誤差に対して限定するために、まとめて、幾何誤差と呼ばれる。最後に、軸方向結像誤差は、単に開角にしか依存しないので、開口誤差とも呼ばれる。
例えば、電子顕微鏡で使われているような、高解像度電子光学系の性能は、対物レンズの球面収差(=3次の開口誤差)及び1次1グレード(Grade)の軸上色誤差によって制限される。相応の補正装置(Korrektive)を用いて、この誤差を除去するために、著しく尽力されてきた。有望なやり方の1つは、多極、殊に、4重極フィールド及び8重極フィールドを形成するような多極から構成された補正装置を用いることにある。
冒頭に記載したような補正装置は、同一出願人のドイツ公開特許第10159308号に記載されており、当該文献には、4重極フィールド及び8重極フィールドの2重対称の配列が示されている。この配列の欠点としては、3次の軸外コマ収差の補正用の8重極フィールドが設けられておらず、開口誤差の補正用の8重極は、当該8重極の配列のために、大きなコマ状の5次の結像誤差を誘発してしまう点がある。非点中間結像内の開口誤差及び色誤差補正の示された方式は、極めて高解像度の透過型電子顕微鏡にとってどうしても必要な、高い結像点の個数の要件と両立できないことが分かった。
冒頭に記載したような装置に基づいて、本発明の課題は、3次の開口誤差並びに1次1グレード(Grade)の軸上色誤差を補正することができるようにすることにある。
この課題は、本発明によると、各補正部材は、奇数の、少なくとも5つの4重極フィールドと、少なくとも1つの8重極フィールドとから構成されており、真ん中の4重極フィールドは、補正部材の真ん中の面に対してセンタリングされて設けられていて電磁性であり、両補正部材の4重極フィールドは、逆対称であり、各補正部材間に、トランスファレンズ系が、補正装置の真ん中の面に対して対称に設けられており、トランスファレンズ系は、少なくとも1つの丸形レンズを有しており、トランスファレンズ系の調整は、両補正部材の真ん中の面が相互にアナモルフィックに結像されるように行われ、一方の主平面内での倍率は、他方の主平面での倍率の逆数(Reziproke)であり、各補正部材の真ん中の4重極フィールドは、8重極フィールドによって重畳されていることにより解決される。
電気的な4重極フィールドと磁気的な4重極フィールドとの比は、組み合わされた各エレメントの合成された屈折力とは無関係に変化し、補正装置と対物レンズからなる全システムの色誤差がなくなるように調整することができる。補正部材の電気−磁気4重極フィールドには、8重極フィールドが、開口誤差の補正のために重畳されている。2つの補正部材内の4重極フィールドは、第1の補正部材内の4重極フィールドに対して逆対称に配向されている。それに対して、開口誤差補正用の4重極フィールドは、補正装置の真ん中の面に関して対称に配向されている。両補正部材間のトランスファレンズ系は、少なくとも1つの丸形レンズから形成されている。トランスファレンズ系は、両補正部材の真ん中の面が光学的に共役な面であるように調整されている。これら両面間の合成された結像は、無収差及びアナモルフィックであり、即ち、両主平面に関する倍率が種々異なり、その際、更に一方の平面(第1の主平面)での倍率が、他方の平面(第2の主平面)の倍率の逆数(Reziproke)である。各補正部材の両真ん中の面間の第1及び第2の主平面での倍率は、相互に異なっており、その結果、組み合わされた電気−磁気的な4重極フィールドの領域内で、1つの画点から出た軸方向のビーム束は、それ故、強い楕円の横平面を有している。第1の補正部材内では、横平面楕円の比較的長い半軸がx方向に配向されており、有利に、xz平面内で補正される。第2の補正部材内では、横断面楕円の比較的長い半軸がy方向に配向されており、有利に、y方向で補正される。両補正部材は協働して、両主平面内の対物レンズの1次1グレード(Grade)の軸上色誤差及び3次の開口誤差を完全に補正する。
相互に共役なアナモルフィックな各面内での補正の原理は、本発明によると、非点収差中間結像での補正の原理に代替される。補正装置は、当該補正装置の対称性のために、2重(zweizaehligen)の3次のStern(星形状)の誤差(Sternfehler)Sを生じない。従って、補正装置によって導入された4重(vierzaehlige)の3次非点収差Aを補正することが残されている。これは、個別の8重極フィールドによって、補正部材の真ん中の面に対して光学的に共役な面内に位置付けられるようにして行われる。
光軸の方向での構成は以下のようである:先ず、2つの4重極フィールドが順次連続して間隔をおいて形成される。当該4重極フィールドに続く第3の4重極フィールドに、1つ又は複数の8重極フィールドが対応付けられる。それに続いて、真ん中の4重極フィールドの真ん中の面に対して対称的に、別の2つの4重極フィールドが対称な配列で続いている。両補正部材間に、対称面内に、トランスファレンズ系が設けられており、トランスファレンズ系は、同様に真ん中の面に対して対称である。トランスファレンズ系は、極めて簡単な構成では、少なくとも1つの丸形レンズから形成されている。トランスファレンズ系は、両補正部材の真ん中の4重極フィールド及び8重極フィールドが相互に結像されるように調整されている。前述の補正装置により、3次の開口誤差C並びに1次1グレード(Grade)の色誤差C(色収差)を除去することができるようになる。
同一焦点距離fの2つの丸形レンズから構成されたトランスファレンズ系が有利である。トランスファレンズ系の第1の丸形レンズに対する第1の補正部材の最後の4重極の間隔は、第2の丸形レンズの、第2の補正部材の第1の4重極からの間隔と同様に、fである。両丸形レンズの間隔は、2fである。各レンズの極性は、当該各レンズの極性の、ラーモア回転に対する寄与が近似的に補償されるように、相互に逆である。
有利な実施例では、補正装置の調整は、一層正確には、4重極フィールドとトランスファレンズ系の調整は以下のように行われ、つまり、軸方向基本路が、結像の真ん中の点から出た、最初の4重極及び最後の4重極内の(xα,yβ)路として、光軸を交差する補正部材を形成し、つまり、そこでは、中間結像が形成され、更に、各々xy平面乃至yz平面内に位置している軸外路(xγ,yδ)が、光軸を交差する補正部材の真ん中の4重極フィールドの真ん中に形成され、従って、そこでは、入力結像面の無収差回折結像が形成されるように調整が行われる。従って、基本路は、以下の経過を有している。
xz平面では、基本路xαが、第1の4重極の真ん中を通り、従って、偏向されない。従って、そこでは、中間結像は形成されない。第2及び第3の4重極フィールド内では、偏向は逆方向で行われ、その際、基本路の後続の経過は、補正部材の対称性に基づいて同様に対称的である。トランスファレンズ系は、基本路が第2の補正部材内に、第1の補正部材の場合と同様に入るように作用する。4重極フィールドの逆対称性に基づいて、第2の補正部材内の後続の経過は、第1の補正部材内のyβ路の経過に相応する。
xz平面内で、軸外基本路xγは、基本路が軸平行に第1の4重極内に入り、これにより、4重極の真ん中の点を通るので、そのために、偏向しない基本路xαとは逆に、光軸の方向に偏向するようになる。基本路xγは、軸近傍領域内で第2の4重極を通り、その結果、ほんの僅かに偏向し、その際、第3の4重極の真ん中で光軸を交差する。基本路xγの後続の経過は、補正部材の真ん中の面に対して逆対称(antisymmetrisch)である。それに続くトランスファレンズ系では、基本路xγは、同様に逆対称であり、それ故、光軸は、トランスファレンズ系の真ん中で交差する。この理由から、基本路xγは、第1の補正部材と同様に第2の補正部材内に入る。4重極フィールドの逆対称性に基づいて、第2の補正部材内のxγ路の後続の経過は、第1の補正部材内の基本路yδの経過に相応する。
yz平面内では以下の通りである:結像の真ん中の点から出た基本路yβは、第1の4重極内の光軸を突き通し、従って、何ら影響を受けない。第2の4重極内では、光軸の方向に偏向する。第3の4重極内では、それに続く第2の半部内で、フィールドの対称性に基づいて、第1の補正部材の真ん中の面に対しても対称に経過するようにするために、光軸から離れてyβが偏向する。トランスファレンズ系内では、基本路は、光軸に対して、yβが第2の補正部材内に第1の補正部材内の場合と同じ方向で入るようにして偏向される。4重極フィールドの逆対称性に基づいて、第2の補正部材内のyβ路の後続の経過は、第1の補正部材内の基本路xαの経過に相応する。
軸外基本路yδは、第1の4重極内に光軸に対して平行に間隔をおいて入り、光軸から離れて偏向し、第2の4重極内で光軸の方に偏向する。第3の4重極フィールドの真ん中内で、光軸が突き通され、対称なフィールドに基づいて、基本路は、第1の補正部材から180°回転し、従って、第1の補正部材内で、第3の4重極の真ん中に対して逆対称の経過を有している。後続の経過では、yδは、トランスファレンズ系を逆対称に通過する。第2の補正部材内には、第1の補正部材の場合と同様に入る。4重極フィールドの逆対称性に基づいて、第2の補正部材内のyδ路の後続の経過は、第1の補正部材内の基本路xγの経過に相応する。
補正装置の前述の構成は、一般的な場合、1次の4重(vierzaehligen)の非点収差が付着されている。この非点収差の除去のために、択一的な2つの手段が示されている。第1の手段では、トランスファ無為の真ん中に、8重極フィールドが設けられているようにされ、この8重極フィールドは、4重の非点収差が補償されるように調整される。択一手段として、同じ画像誤差の補正のための8重極フィールドを、補正装置の外側に設けてもよい。後者の場合、付加的な簡単なトランスファレンズTL3が必要であり、このトランスファレンズTL3は、外部の8重極フィールドの真ん中が補正部材の真ん中の面に対して共役であるようにされている。外部の8重極フィールドと、付加的なトランスファレンズは、ビーム方向で見て、補正装置の前又は後ろ側に設けるとよい。8重極フィールドがトランスファレンズ系の真ん中に位置している場合、この条件は、付加的なトランスファレンズTL3を用いなくても充足される。
4重極フィールド及び8重極フィールドの構造上の構成及び実施のために、それ自体公知のマルチポール(Multipole)を用いてもよく、このマルチポールは、そのマルチ性乃至多重性(Zaehligkeit)に依存して、4重極フィールドも形成し、8重極フィールドも形成することができる。従って、構造ユニットのマルチポールにより、重畳した多重のフィールドが形成される。有利には、ドデカ(12)ポールエレメントを用いるとよく、このドデカ(12)ポールエレメントによると、電気路及び/又は磁気路上に重畳した4重極フィールド及び8重極フィールドを同時に形成することができる。
5次の軸方向誤差を低減するために、上述の本発明は、既述のシステムを越えて、補正部材の領域内で、対称的な装置構成の補正部材の真ん中に12重極フィールドを重畳することによって、更に改善することができる。中央乃至外部の8重極フィールドに12重極フィールドを重畳してもよい。特に有利には、補正装置の真ん中の面に対して逆対称の配向で、各補正部材の真ん中のマルチポールエレメント上、及び、このマルチポールエレメント上に、補正部材の真ん中の4重極フィールドの直ぐ前と直ぐ後ろに12重極フィールドを形成するとよい。この12重極フィールドは、補正部材の真ん中に対して対称的に、且つ、補正装置の真ん中に対して逆対称に配向されている。この最後に説明した特に有利な実施例によると、振幅コントラスト形成と透過型電子顕微鏡での位相コントラスト結像用の光結像条件を含む、0を中心とした広い領域に亘って、5次の球面収差を調整することができるようになる。
軸方向の結像点用に達成可能な点の解像度の他に、同じ光学的品質で伝送可能な結像誤差の大きさは、高解像度電子顕微鏡にとって決定的な意味がある。同じ光学的品質で伝送可能な結像点の個数によって定量化される有効な結像フィールドの大きさは、結像点の、光軸からの間隔にリニアに依存する軸外誤差によって特定される。軸からの間隔の比較的高い力に依存する結像誤差は、超高解像度の場合には、当該結像誤差が小さいために何ら影響しない。
従来技術の対物レンズの3次の、軸間隔にリニアに依存する結像誤差は、軸外コマ収差と呼ばれる。この結像誤差は、従来の構造形式の補正装置では補正できない。この欠点の結果、従来の対物レンズ及び色誤差及び開口誤差の補正用の補正装置を用いると、200kVの加速電圧で0.05nmの点解像度の場合に、400x400結像点より少ない結像フィールドしか伝送することができず、それでは、超高解像度電子顕微鏡で使用するためには不十分である。超高解像度電子顕微鏡では、使用されている平面電子検出器(CCDカメラ)の容量を完全に利用することができるためには、少なくとも2000x2000結像点の伝送が必要である。比較可能な光学的品質で伝送可能な結像点の個数を増大するためには、対物レンズの3次の軸外コマ収差の補正用の付加的な8重極フィールドを設けて、8重極フィールドの適切な構成によって、誘起された5次のコマ状誤差を所期のように最小にすることが不可避であることが分かった。と言うのは、さもないと、結像点の個数が許容し得ない程制限されるからである。
このために、各補正部材の真ん中の4重極フィールドの始めと終わりに、各々直ぐに続いて8重極フィールドが設けられる。トランスファレンズ系内には、同様に、補正装置の真ん中の面の前後に同じ間隔で2つの8重極フィールドが設けられる。トランスファレンズ系内に4重(vierzaehligen)の非点収差の補正装置が設けられている場合には、その際、3つの8重極フィールドがトランスファレンズ系内に設けられる。更に、各補正部材内には、真ん中の4重極フィールドの各々直ぐ前後に2つの8重極フィールドが設けられる。この付加的な8重極フィールドは、上述の別の2つの8重極フィールドと一緒にトランスファ系の領域内で、3次の軸外コマ収差が補償されるように調整される。対物レンズと共に、補正装置は、その際、アプラナート及びアクロマチックの結像系を形成し、つまり、開口誤差、軸方向誤差、及び、軸外コマ収差が同時に補償される。既述の結像誤差の補正に関して、補正装置は、一般性を特別なやり方に制限せずに、高解像度透過型電子顕微鏡(TEM)に使用するのに適している。高解像度にとつて重要な、3次の開口誤差の除去及び色結像誤差の他に、軸外コマ収差の除去により、大きな結像誤差を伝送することができるようになる。
補正装置と対物レンズとの間に、少なくとも1つの丸形レンズから構成されたトランスファレンズ系が必要である。対物レンズと共に、このトランスファ系は、対象面を拡大して補正装置の入力結像面内に結像する。トランスファ系の調整は、補正部材の真ん中の面が、対物レンズの、補正装置側の焦点面に対して光学的に共役であるように、即ち、対象の平行な照射の際に、対象面の回折結像が、補正部材の真ん中に位置するように選定される。
この特別な装置構成に基づいて、光軸からの間隔がリニアである、5次の全ての軸外結像誤差は小さい。と言うのは、真ん中の4重極内の8重極フィールド、及び、トランスファレンズ系の真ん中の光学的な8重極フィールドも、択一的な、3次の軸方向結像誤差の補正に使われる補正装置の端の光学的な8重極フィールドも、各々回折結像内に位置していて、結像誤差の制限に寄与しない。
本発明の別の詳細点、特徴及び利点について、以下説明する。ここで、本発明の補正装置の構成及び近軸ビーム路について、略示した図を用いて詳細に説明する。
その際:
図1は、補正装置のフォーカシングエレメントの配置構成をxz面、及び、yz面で示した図、
図2は、図1のシステムでの8重極フィールドの配置構成を示す図、
図3は、図1のシステムでの外部8重極フィールドの配置構成を示す図である。
以下、4重極フィールドをQPで示し、8重極フィールドをOPで示し、トランスファレンズをTLで示す。
補正装置は、4重極フィールドの観点で真ん中の面に対して逆対称であり、第1の(第2の)補正部材内で真ん中の面S(S’)に対して対称である。 結像系の対称面が、対物レンズ、及び、場合によっては、トランスファレンズによって、第1の補正部材の4重極フィールドQP1によって結像される。それに応じて、軸方向の基本路xα,yβは、近似的に4重極フィールドQP1の中心を通過し、偏向しない。軸外基本路xγ,yδは、両基本路が種々異なった主平面内を通過するので、種々異なった方向に偏向される。ビーム路の方向に、光軸に沿って続く直ぐ次の4重極フィールドQP2は、軸外基本路xγ,yδを、当該4重極フィールドQP2が、第3の4重極フィールドQP3内で真ん中の光軸を通過するように偏向される。軸方向の基本路xα,yβは、QP3から光軸の方に屈折され、並びに、光路から屈折される。この第3の4重極フィールドQP3は、電気的、磁気的に結合するように構成されており、その結果、全強度を維持しつつ、且つ、電気的及び磁気的な4重極フィールドの成分の調整により、1次1グレード(Grade)の軸上色誤差の制御及び除去が可能となる。各補正部材が当該補正部材の真ん中の面Sに対して対称的に形成されているので、4重極フィールドQP2’及びQP1’は、対称的に続いている。
第1の補正部材に続いて、トランスファレンズ系TL2が設けられており、このトランスファレンズ系は、相互に距離2fで設けられている、焦点距離fの同一丸形レンズTL21及びTL22から構成されている。トランスファレンズ系TL2は、入力結像面が、第1の補正部材の最後の4重極フィールドQP1’の真ん中の面、及び、第2の補正部材の第1の4重極フィールドQP1’’の真ん中の面を示す4f系を形成する。4重極フィールドの所要の逆対称に基づいて、第2の補正部材は、4重極フィールドの配向に関して逆対称に構成されている。極性を無視した空間的構成は、個別多極性要素の場合同一である。xy面内には、第1の補正部材内のyz面内に相応する第2の補正部材内のビーム路が形成され、yz面内には、第1の補正部材内のxy面内に相応する第2の補正部材内のビーム路が形成される。
図2は、図1に示されている補正装置での8重極フィールドの装置構成を示す。従って、構成は、図1に示されたものと一致し、その結果、繰り返しを避けるために図1が参照される。
4重極フィールドQP3,QP3’には、各々8重極OP1,OP1’が重畳され、補正装置Mの真ん中の面内に別の8重極フィールドがある。既述の8重極フィールドは、真ん中の面Mに関して対称に配向されており、3次の軸方向誤差を完全に補正するのに使われる。真ん中の4重極フィールドQP3乃至QP3’の直前及び直後に、8重極フィールドOP3,OP3’乃至OP3’’、OP3’’’が位置している。同様に、8重極フィールドOP4,P4’の対が、各トランスファレンズTL21/TL22間に設けられている。軸外基本面のゼロ位置の領域内に位置している、この8重極フィールドは、3次の軸外コマ収差を完全に補正するのに使われる。補正装置の真ん中の面内に設けられている8重極フィールドOP2は、4重(vierzaehligen)の3次の非点収差を補正するのに使われる。
図3は、補正装置の外側に設けられた8重極フィールドOP5によって補正される場合の4重(vierzaehligen)の3次の非点収差を示す。従って、構成は、図1に示されたものと一致し、その結果、繰り返しを避けるために図1が参照される。4重極フィールドQP3,QP3’には、各々8重極フィールドOP1,OP1’が重畳されている。焦点距離f’の個別の付加的なトランスファレンズTL3は、最後の4重極フィールドQP1’’’の真ん中から距離fの第2の補正部材のところで終わり、補正部材S,S’の真ん中の面の結像が、4重極フィールドQP1’’’の真ん中から距離2fのところに位置し、そこに8重極フィールドOP5が位置している。既述の8重極フィールドOPI,OPTは、面Mに関して対称に配向されており、3次の軸方向誤差を完全に補正するのに使われる。
補正装置のフォーカシングエレメントの配置構成をxz面、及び、yz面で示した図 図1のシステムでの8重極フィールドの配置構成を示す図 図1のシステムでの外部8重極フィールドの配置構成を示す図

Claims (13)

  1. 光軸方向に前後連続して設けられた2つの補正部材から構成されている3次(Ordnung)の開口誤差及び1次(Ordnung)1グレード(Grade)の軸上色誤差を除去するための補正装置であって、前記各補正部材は、複数の4重極フィールド(QP)と少なくとも1つの8重極フィールド(OP)から構成されていて、前記各補正部材は、当該補正部材の真ん中の面(S,S’)に対して対称に構成されている補正装置において、
    各補正部材は、奇数の、少なくとも5つの4重極フィールド(QP)と、少なくとも1つの8重極フィールド(OP)とから構成されており、
    真ん中の4重極フィールド(QP3)は、前記補正部材(S,S’)の真ん中の面に対してセンタリングされて設けられていて電磁性であり、
    前記両補正部材の4重極フィールド(QP)は、逆対称であり、
    前記各補正部材間に、トランスファレンズ系(TL)が、補正装置の真ん中の面(M)に対して対称に設けられており、
    前記トランスファレンズ系(TL)は、少なくとも1つの丸形レンズを有しており、前記トランスファレンズ系(TL)の調整は、前記両補正部材の前記真ん中の面(S,S’)が相互にアナモルフィックに結像されるように行われ、一方の主平面内での倍率は、他方の主平面での倍率の逆数(Reziproke)であり、前記各補正部材の真ん中の4重極フィールド(QP3,QP3’)は、8重極フィールド(OP1,OP1’)によって重畳されていることを特徴とする補正装置。
  2. トランスファレンズ系は、焦点距離fの2つの丸形レンズ(TL21,TL22)から構成されており、前記2つの丸形レンズは、各々、第1及び第2の補正部材の隣接した4重極フィールド(QP1’,QP1’’)に対して間隔fをおいて設けられ、間隔2fをおいて相互に設けられている請求項1記載の補正装置。
  3. 4重極フィールド(QP)は、第1の4重極フィールド(QP1)及び最後の4重極フィールド(QP1’)内で、各補正部材に中間結像が形成されるように調整される請求項1又は2記載の補正装置。
  4. トランスファレンズ系(TL)は、補正装置の真ん中の面(M)を中心にしてセンタリングされて設けられている付加的な8重極フィールド(OP2)を有している請求項1から3迄の何れか1記載の補正装置。
  5. 補正装置の外側で、補正部材の真ん中の面(S,S’)に対して光学的に共役の(konjugierten)面内に、8重極フィールド(OP5)が設けられている請求項1から4迄の何れか1記載の補正装置。
  6. 真ん中の4重極フィールド(QP3)が、重畳された8重極フィールド(OP1)としてもマルチポールエレメント内に形成される請求項1から5迄の何れか1記載の補正装置。
  7. マルチポールエレメントは、12重極(ドデカポール)エレメントである請求項6記載の補正装置。
  8. トランスファレンズ系(TL)は、補正装置の真ん中の面(M)の前後に等距離で設けられている付加的な2つの8重極フィールド(OP4,OP4’)を有している請求項1から7迄の何れか1記載の補正装置。
  9. 付加的な8重極フィールド及び/又は12重極(ドデカポール)フィールドは、重畳されている請求項1から8迄の何れか1記載の補正装置。
  10. 各補正部材に、各々真ん中の4重極フィールド(QP3)の直ぐ前及び後に、8重極フィールド(OP3,OP3’)が設けられている請求項1から9迄の何れか1記載の補正装置。
  11. 請求項1から10迄の何れか1記載の補正装置を用いた電子顕微鏡において、補正装置の前後に対物レンズが設けられており、前記補正装置と前記対物レンズとの間にトランスファレンズ系が設けられており、前記トランスファレンズ系は、対象面を拡大して、前記対物レンズの入口結像面の領域内に結像し、補正部材(S,S’)の真ん中の面及び前記対物レンズの、前記補正装置側の焦点面は、共役面にされることを特徴とする電子顕微鏡。
  12. 請求項1から10迄の何れか1記載の補正装置を用いた電子顕微鏡において、補正装置の前後に別のトランスファレンズ(TL3)及び8重極フィールド(OP5)が設けられており、前記別のトランスファレンズ(TL3)は、補正部材(S,S’)の真ん中の面を前記8重極フィールド(OP5)の真ん中の面に結像することを特徴とする電子顕微鏡。
  13. 請求項1から10迄の何れか1記載の補正装置を用いた電子顕微鏡において、各8重極フィールドの各々を、対物レンズの、補正装置側の焦点面に対して共役である面に位置付けることを特徴とする電子顕微鏡。
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