JP2009517643A - 時計のムーブメント - Google Patents

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Abstract

この発明は、使用者の動作に応じて制御レバー(20)によって作動可能な制御部材を含み、コラムホイール(40)の形で具現化される時計のムーブメントに関する。前記制御部材は、クロノグラフ又はアラーム機能のような、少なくとも1つのムーブメント機能を示す第1及び第2の機構を制御するために、時計のムーブメントの枠上にそれに直交する軸Xの周りを回転可能に搭載される。この目的を達成するために、制御レバーと相互作用させるため及び前記機構を制御するために、制御部材は、軸Xの方向に第1、第2、及び第3の水準でそれぞれ心棒(41)上に搭載され、回転可能に固定された第1、第2、及び第3の部分(35,4,45,53)を含む。さらに、枠に関して軸支旋回可能に搭載された心棒(41)は少なくとも2つの軸受(49,51)が配置され、それらは、心棒の良好な安定性を確保するために互いに離れて配置され、第2及び第3の部分は枠の両側に配置される。好ましい発明の形態では、制御部材の反対側にある心棒(41)の端部には、第3の部分を支持するスリーブ(43)がそこに嵌め込まれている方形体(42)が備えられる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、基準面を定義する枠、その枠上で可動し、使用者の動作に応じて、ムーブメントの制御部材に作用するように設計された制御レバーを含む時計のムーブメントに関する。この制御部材は、少なくとも1つのムーブメント機能を示す、第1及び第2の機構を制御するために基準面に直交する軸Xの周りを回転するように枠上に搭載される。この目的のために、制御部材は、制御レバーと相互に作用し、かつ機構を制御するために、軸Xの方向に第1、第2、及び第3の水準でそれぞれ搭載された第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を備え、これらの3つの部分は一体となって回転する。
この発明における好ましい形態の1つは、ムーブメントの制御部材がコラムホイール(七つ車)であり、詳しくは、コラムホイールによって制御されるムーブメント機能が、クロノグラフ機能になることができる型のムーブメントに関する。
制御部材がカムであるクロノグラフ機能を有する多くの時計のムーブメントが、この技術の分野ではよく知られている。同様に、制御部材がコラムホイールであるクロノグラフ機能を有する多くのムーブメントが知られている。
さらに、クロノグラフ以外の他の機能を作動又は停止するためにこの型の制御部材を使用することもまた、従来技術からよく知られている。例えば、出願人がFrederic Piguet SAの特許出願EP 1 394 637には、アラーム機構を備えて成る時計のムーブメントが記載されており、そこでは、アラームの作動状態が伝統的なコラムホイールによって制御されている。
この文献に記載されているコラムホイールの構造及び組立体は、従来からのものであり、またカムシステム用のものにも対応している。このコラムホイールは、そこでコラムが切断される、リング形状をした制御手段と、ラチェット形状をした駆動手段とを備える。コラムホイールは、段付きネジが締め付けられる板と一体になるように中空支柱のその中心孔を通して噛み合わされる。従って、コラムホイールは、段付きネジの頭がその軸を確実に保持している支柱に関して自由に回転する。
コラムホイールの主要な利点は、ムーブメントにおけるいくつかの可動要素の動作を同時に及び厳密に制御することができることにあり、またかなり構造的に簡単であることにもある。
しかし、コラムホイールがムーブメントにおける所定の可動要素の動作を制御するとき、それは、これらの可動要素上で動作している1つ又はそれ以上のバネの力を、一般に越えて回転しなければならない。さらに、その角度位置は、かなりの堅さとそれが超えなければならない力とを有するジャンパーによって1ピッチだけ回転可能にすることが通常確保される。
すべてのこれらの抑制は、やがて、コラムホイールの位置及びその回転動作の精密性に対して害になり、特に、十分にバランスのとれた状態で、それらがホイールの回転軸の周りに配されていないときに害になる。さらに、コラムホイールの組立を実行するには、特に、支柱を格納するために板に孔の位置決めをすること、支柱の寸法を決定すること、及びコラムホイールの中心孔寸法を決定することに対して、比較的複雑であり、極度の緻密さが要求される。
上述の規定に合う解決策が提案されており、そこではコラムホイールは軸Xを有し、かつ第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を受ける心棒を備え、その心棒は互いに離れて配置された少なくとも2つの枠の軸受に回転可能に搭載されている。
1943年7月27日に発行され、出願人がSociete Industrielle de Sonceboz SAである特許US 2,325,539には、ムーブメントの枠に搭載された心棒を含み、かつ一体となって回転する3つの制御カムを支持する制御部材を備えて成るクロノグラフのムーブメントが記載されている。各カムは、クロノグラム機能と関連した特定の機構を制御するように配置される。しかし、現構造は、比較的嵩張り、ムーブメントの構成部品の配置に対してほとんど柔軟性がない。
1983年4月12日に発行され、出願人がP. Perret and P. Jeanotである特許CH 6505には、3つの異なる高さに配され、かつ単一軸受によってムーブメントの枠に回転可能に搭載された3つの部分を有する制御部材を備えて成るクロノグラフのムーブメントが記載されている。この機構は、前述のものより嵩張らないが、回転部材によって制御される、異なる機構の配置に対してはより一層柔軟性がない。
(発明の概要)
この発明の第1の目的は、時の経過及び摩耗を受けることによる、従来技術のムーブメントの、動作精度、信頼性、及び保持性を改善することであり、またムーブメントを稼動するのに必要な異なる機構の配置に対してムーブメントの設計者に高い柔軟性を与えることである。
この目的を達成するために、この発明は、上述した型の時計のムーブメントに関し、第2の部分及び第3の部分が、少なくとも1つの枠要素の両側に配置されるという事実によって特徴付けられる。
この特徴により、回転制御部材から制御される種々の機構が、その品質を低下させることなく、ムーブメントの容積を最適化するために、設計者の要求に応じて設計者によってムーブメントに配置可能である。
以下において、“軸受”という用語は、機能的な意味で解釈され、例えば、回転可能な要素の半径方向及び/又は軸方向への案内をそれぞれに提供可能な表面を有する、実質的に円筒状及び平面といった適宜の形状で実施可能なものとして、解釈される。
制御部材がそこで軸支旋回する心棒が、2つの軸受に搭載されるという事実のおかげで、前記心棒によって受ける応力がうまく分配され、その回転精度が良好になる。これらの特徴は、長期間にわたって制御部材の摩擦を低減するのに顕著に貢献する。
好ましくは、2つの軸受は第1の部分、第2の部分、及び第3の部分によって形成される組立体の両側に配置され、それによってムーブメントの枠に対して心棒の安定性をより一層改善することができる。より詳細には、この好ましい形態によると、第1及び第2の部分が先行技術におけるある構成に見られるような片持梁の状態をなくすことができる。さらに、駆動手段及び制御手段の機能をそれぞれ提供する第1及び第2の部分は、好ましくは、心棒と一体になって回転する。
ある特定の実施形態において、回転制御部材の心棒は、ムーブメントの第2機構を制御する第3の部分を受けるスリーブが噛み合わされている方形体が備えられる。
この発明における他の特徴及び利点については、限定されない例として示された添付図面に関してなされた、以下の詳細な説明によりさらに明らかになるだろう。
(図面の詳細な説明)
図1a及び1bは、特定の制御部材を示し、すなわち、従来技術で知られた型の構造を有するコラムホイール(七つ車)1を正面図及び断面図でそれぞれ示している。
このコラムホイールは、2つの部分、すなわちラチェット(つめ車)2及びコラム(柱)4を備えるディスク3を有し、それらは、例えば、伝統的なリベット固定又は鋳型工程を介して互いに一体になっている。コラムホイールは単一体に形成され、すなわち、のこぎり歯状の歯が付いたホイールがこのホイールに直交するコラムを提供する形状になっている。
ラチェット2は、ここでは円筒状の中心孔5を有し、かつその表面の1つに軸受け筒6を有する環形状に形成されている。ラチェットは、孔5に同軸であり、かつ環形状部における別の表面に配置され、かつその孔よりも大きな直径を有する円筒凹部7をさらに含む。コラムを備えるディスク3は、ラチェット2における軸受け筒6が嵌め込まれる中心孔8をまた有する。
コラムホイール1は、円筒状の中空支柱10に搭載され、時計のムーブメントの枠要素に圧入されるかあるいはリベットで留められる。図1bでは、ムーブメントの板12と一体に設けられているクロノグラフバー11上に支柱10の位置が示されている。
我々は、この図面で板の凹部15に格納されたバレル部13もまた示している。
支柱10は、クロノグラフバー11に対してその軸の位置を確保するための放射状土手16を有し、また、それが所定位置に嵌め込まれたときにコラムホイールの軸受け筒6に対する軸受表面を規定する。
大型頭部ネジ17は、その頭部18が支柱の自由端に接する位置まで支柱にねじ込まれる。ネジ17の頭部18は、このときラチェット2の凹部7の内側に嵌め込まれ、コラムホイールが自由に回転するように支柱でその軸の維持を確保する。
制御ホック20の端部はラチェット2における2つの歯の間にある。伝統的には、制御ホックは、ムーブメントが外部制御部材、通常、ムーブメントが収容されている時計ケースの押しボタンの作動に連動する可動制御レバー(図示せず。)の負荷がかかっている。従って、外部制御部材にかけられた各圧力は2分の1ピッチだけコラムホイールを回転させる。コラムホイールの角度位置は、ジャンパー(図示せず。)の使用を通して典型的には保証される。もちろん、本発明の範囲内であれば、別の制御部材も代わりに使用可能である。
コラム4は、ラチェット2の回転動作と共に実質的に回転し、例えば、連結ヨークがバネ(図示せず。)の動作を介してコラムホイールと接続し続けるように、ヨークの端部21に作用する。外部制御部材への繰返し動作に応じて、コラムホイールが回転するとき、ヨークの端部21は、2つのコラム4の間に及び特定の1つのコラム上のいずれかに見出され、それはムーブメントの機構に作用するために、その旋回軸の周りを振動させる効果を有する。詳しくは、従来からの連結ヨークの動作により、クロノグラフ輪列とクロノグラフを駆動するホイールとの連続的な連結及び非連結が可能になる。
クロノグラフのムーブメントは、ハンマーバネの影響下で、コラムホイールに当接している部分を有するように設計された、少なくとも1つのリセットハンマーを一般に有する。同様に、既に上述したように、板に対するコラムホイールの角度位置は、ラチェットにおける2つの隣り合う歯に実質的に圧力をかけているコラムホイールジャンパーによって確保される。
バネと制御ホックとの総合作用が、位置の精度及びコラムホイールの回転動作に対して、特に使用するにつれて損害を与えることになる。さらに詳細には、支柱10の小さい部分のみが枠と一体になっており、片持梁に配置された、その最も大きい部分が、コラムホイールの位置を確保しなければならないという事実が、長期間に渡る全機構の安定性に悪影響を与える。
この発明は、ムーブメントの枠に互いに離れて配置された2つの旋回筒に搭載された心棒によって制御部材が軸受されているために、特にその位置がより精度良く、かつその回転動作がよりバランスの取れている制御部材を提供することにより、これらの欠点を解決することを目的とする。
図2は、本発明の第1の実施形態によるコラムホイールについての、図1bの断面図と同様の部分断面図を示している。
一般に、コラムホイールは、ムーブメントの板のバー側に配置される。本発明によるコラムホイールが板の両側に延在する心棒を備える場合には、板の文字盤側に配置される心棒の端部は、補助制御手段を有することができる。
この目的を達成するために、コラムホイール40はムーブメントにおける他の可動要素に対して、個別の機能を提供する3つの部分を有する。第1の部分として、例えばラチェット35は、使用者による動作に対応してホイールを回転駆動させることができる。第2の部分として、制御部、例えばコラム4は、コラムホイール40から例えばクロノグラフ機構のような特定の機能に関するムーブメントの機構まで回転動作を再伝達することができる。コラムホイール40は、第3の部分として、コラムホイールから補助機構まで回転動作を再伝達することのできる制御部を有する。
第3の部分を支持するために、コラムホイール40の心棒41は、その主要部分に方形体42を有する。第3の部分は、延在した中空のスリーブ43を有し、その中心孔44はコラムホイールの方形体と共にスリーブを回転させるのに適した形状を有する。スリーブは星型体45(図4でよく見える。)を受け、好ましくはそれはスリーブと共に単一体に形成され、心棒41の端部の側面に配置される。
この心棒41はまた、中心領域46及び2つの端部47,48を有し、伝統的な型の石の形状でここに示されている、枠と一体の軸受に回転可能に搭載されている。
第1の軸受49は、コラムホイールバー34に収容され、第2の軸受50は、クロノグラフバー11に収容され、第3の軸受51は、板12における文字盤側と一体になっている補助バー52に収容される。
コラムホイール40は第1と第2の軸受49,50の間に配置され、スリーブ43は第2と第3の軸受50,51の間に配置される。
このような構造を有するので、特に、2つの軸受49,51が互いに距離が離れているために、心棒の位置及びその結果コラムホイールの位置は、高い精度を有する。さらに、コラムホイールの安定性は、長期間それが維持されるものとして保証される。
例示された実施形態において、ラチェットとコラムとによって形成される組立体の両側に2つの軸受を配置することにより、上述した利点が最適化されることは注目にあたいする。この型の配置は、特に限定されることなく、上記で説明したように、組立体の要素が片持梁の構成をとらないことにより、ラチェット上とコラム上とのいずれにも適用される応力のより良い吸収を実際に保証することができる。
第1の軸受49は、心棒41を、結果としてコラムホイール40を半径方向及び軸方向の両方向に保持するように、第1端部47と相互作用することが図2から分かる。第2の軸受50は、特に軸方向への大きな動きを限定するように、軸方向に保持するようにコラムホイール40に作用する。第3の軸受51は、心棒41を半径方向に保持するように第2端部48と協働し、この機能の効果は、第1の軸受49と第3の軸受51との距離を比較的離すことにより増強される。
スリーブ43は、一方は心棒41の中心領域46によってスリーブに対する第1の土手を規定し、他方は例示された構成ではスリーブが置かれている第3の軸受51によって規定され、軸方向に沿って設けられている。
好ましくは、完全ではないが、心棒41は、コラムホイールのラチェット35と単一体を形成し、コラム4を有するディスク3は、図1a及び1bに関して記載されたことと同様に、ラチェット35に圧入されるか又はリベットで留められる。
スリーブ43及びそれを備えた星型体45は、実質的に心棒41及びそれを備えたコラムホイール40と共に回転駆動されることが、前の記載によって示されている。使用者の動作によって制御されるこれらの回転動作により、ムーブメントの補助機構を制御することを、有利に利用することができる。
図3は、本発明の好ましい形態における、このような機構の一例を示している。
この図は、クロノグラフ機能を有するムーブメントにおいて文字盤側に配設された、時間計測機構の所定の部品要素の簡略化した上面図を示している。
星型体45は、8つの枝状体53、すなわち図3において示されているコラム4(点線)と同じ数の枝状体を有し、枝状体の位置はコラムの位置に割出しされるように示されている。
香箱から通常駆動される中間歯車54は、計測された時間を示す針(図示せず。)を支持する時カウンターの歯車56を駆動する。時カウンターは、外部リセット部材への使用者の動作に応じて、時カウンターのリセットハンマー58によって回転駆動されるように設計された、従来からのリセットハートカム57を備える。
リセットハンマー58は、それがハートカム57から離れるとき実線で示された、その休止位置に示され、及び一点鎖線で示されたその押え位置にあるとき、それはハートカム57に当接し、計測された時間を示す針がゼロに維持されるようにハートカムの位置は確保される。
柱60を介して軸支旋回可能に板に搭載されたブレーキレバー59は、ハンマー58がその休止位置にあるとき及び時間測定が実行されていないとき、時カウンターの位置を維持可能にする。慣例の摩擦により、クロノグラフ機能を停止中又はリセット作動中、中間歯車に対して時カウンターの歯車56が固定されるようになっている。
ハンマー58は、リセットの作動中に、ブレーキレバーと協働するように配置されたピン61を支持する。ハンマーが作動し、それがハートカム57の方向に動くと、既知の方法でピン61はブレーキレバーに圧力をかけ、時カウンターの歯車56を解除するようにそれは軸支旋回し、ゼロに復帰する。ブレーキレバーは、ハンマー58がハートカム57を押えるとき、図3の一点鎖線で示される。
さらに、ブレーキレバー59は、星型体45の領域に配置された嘴状体62を有し、コラムホイール40の回転動作中に枝状体53と協働する。
時カウンターの機構は、図3で停止位置が示され、ブレーキレバー59は、歯車56に当接している。使用者がクロノグラフ機能を開始するために外側制御部材を作動するとき、コラムホイール40は、2分の1ピッチだけ回転駆動し、コラム4はクロノグラフ機構を始動するヨーク21に作用する。同時に、星型体45は、2分の1ピッチ回転し、ブレーキレバーの嘴状体62は、時カウンターの歯車56から離れるようにアーム53によって押し上げられる。前記歯車56は、このとき計測された時間を示すように駆動可能である。使用者が外側制御部材を再び作動するとき、コラムホイール40は、新たに2分の1ピッチ回転し、嘴状体62はそのとき2つのアーム53の間に形成された空間の向こう側に認められる。その結果、ブレーキレバー59は、その回転を停止するための従来からのバネ(図示せず。)によって、時カウンターの歯車56の方向に押し戻される。
この段階で、時間の計測は、無限回数を使用者の外側制御部材への新しい動作によって再始動され、それから同様の方法で停止される。クロノグラフ機能が中断されるとき、リセットは前述のように実行される。
図4に示されて成る制御部材において、コラムホイールバー34は、圧入された円筒ロッド63が備えられ、円筒ロッドは、その両端部で保持されるように動きの遊びもなくバー52の孔64に嵌め込まれる。ロッド63の直径は、これらの2つの端部63a及び63bより若干大きい。コラムホイール40は、その全長に亘ってその中心部が貫通され、ロッド63の収容部として提供される円筒孔65を備えている。コラムホイール40は、ロッド63の端部63a及び63bによって、このように半径方向に位置決めされる。軸の位置はロッド63を構成している肩部63cによってバー側部34から確保され、バー52によってその他の側部から確保される。コラムホイール40は、完全に制御された軸及び側部に遊びを有し、それゆえにロッド63上で自由に回転可能である。従って、ロッド63とバー52とは共に、コラムホイール40の軸支旋回を確実にする2つの軸受を形成する。
本発明によるムーブメントの構造は、従来技術で知られている型のムーブメントに対して益々簡単になっている。特に、時カウンターが備えられ、この時カウンターの機構が板の文字盤側から配置されている技術分野におけるクロノグラフのムーブメントは、この機構の制御を確実にするためにより多くの要素を備えることが要求される。
さらに、既に述べたように、コラムホイール40の維持が複数の軸受によって確実にされ、特に半径方向の維持が互いに離れた2つの軸受により保証されるという事実のために、使用者の動作に応じた機構の動作は、高い信頼性で実行される。
先の記載は、特にラチェット又はコラムに関して示され及び記載された形状に関して、記載された好ましい実施形態に完全ではないが対応する。ラチェットは、コラムホイールの心棒に取り付けられた一片を構成し、これら2つの要素が回転中に互いに一体になるように実行される手段を提供可能である。スリーブに関しては、機構を制御するための他の適当な形状を考えることができる。図2に示される実施形態に代わって、本発明の範囲を超えずに、中間軸受50及び/又はコラム4を省略することができ、この場合に、対応する制御部材は単一ムーブメント機構を制御するための星型体45のみを備えている。
スリーブを備えて成る設計の変更として、制御部材を挿入可能な側部開口部を板が有するようにすることができる。
勿論、記載されている原理をシャトルとも称される、カム型の制御部材に適用することも可能である。
さらに、ムーブメントの機能は、クロノグラフ機能以外のものになることも可能である。先行技術の上述した出願EP1 394 637を参照すると、アラーム機能を備えている時計のムーブメントにおいて本発明を実行することができる。この場合、コラムホイールは上述した出願に記載されているように使用可能であり、板の文字盤側に配置された、本発明によるコラムホイールの第3の部分は、アラームの作動状態を示す機構、例えばヨーク系を介して制御するために利用される。
図1aは、支軸手段の構造が従来技術から知られている構造に類似した制御部材の斜視図を示している。 図1bは、制御部材が時計のムーブメントの枠に配置されたときの、図1aに示す制御部材における横断面図を示している。 図2は、本発明の第1の実施形態による、図1a及び1bの制御部材と同じ型の制御部材の部分断面図を示している。 図3は、クロノグラフ型の時計のムーブメントにおいて補助制御手段の機能を有する、図2に示した制御部材における詳細な上面図を示している。 図4は、本発明の第2の実施形態による、図2に示した制御部材と類似した制御部材の部分断面図を示している。

Claims (7)

  1. 基準面を規定する枠(11,12)と、
    前記枠上で可動し、かつ使用者の動作に応じて動くように設計された制御レバー(20)と、
    少なくとも1つのムーブメント機能を提供する第1及び第2の機構(21,59)を制御するように設計され、この制御部材は、前記基準面に直交する軸Xの周りを回転可能に前記枠上に搭載され、及び前記制御レバーと協働するために、かつ前記第1及び第2の機構を制御するために、前記軸Xの方向に第1、第2及び第3の水準でそれぞれ配置された、第1、第2及び第3の部分(35,4,45,53)を備えた制御部材(40)とを含み、前記部分は、一体となって回転し、前記制御部材は、前記部分を支持する軸Xを有する心棒(41)を備え、かつ互いに離れて配置されて成る前記枠の少なくとも2つの軸受(49,51)に軸支旋回可能に搭載されている、タイムピースのムーブメントであって、
    前記第2及び第3の部分が前記枠(11,12)の少なくとも1つの要素の両側に配置されていることを特徴とするタイムピースのムーブメント。
  2. 前記心棒(41)は、方形体(42)を有し、そこに第3の部分を支持するスリーブ(43)が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に記載のムーブメント。
  3. 前記軸受(49,51)は、前記第1、第2、及び第3の部分(4,35,45,53)によって形成された組立体の両側に配置されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のムーブメント。
  4. 前記第1及び第2の部分は、前記心棒(41)に取り付けられ、この心棒と一体となって回転することを特徴とする前記請求項のうちのいずれか1項に記載のムーブメント。
  5. 前記制御部材は、コラムホイール(40)であり、前記第1の部分はラチェット(35)を含み、前記第2の部分は複数のコラム(4)を含むことを特徴とする前記請求項のうちのいずれか1項に記載のムーブメント。
  6. 前記ムーブメントがクロノグラフ型であるとき、前記第1の機構が板(12)の第1の側に配置された、秒及び分計測のための制御機構(21)を含み、前記第2の機構が前記板の第2の側に配置された時間計測のための制御機構(59)を含むことを特徴とする請求項5に記載のムーブメント。
  7. 前記第2の機構(59)は、アーム(53)の数が前記コラムホイール(40)のコラム(4)の数と等しい星型体(45)を含むことを特徴とする請求項6に記載のムーブメント。
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