JP2009516554A - 義歯の製造方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)を製造する方法(100,200,300)、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造する方法(100,200,300)に関する。本発明は、更に、フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)を製造するシステム(40,50)及び対応のコンピュータプログラムに関する。義歯(17)をオペレータの技術とは無関係に短時間で且つ一定の品質で製造できるようにするため、次のステップ、即ち、前装(15)のための三次元幾何学的形状データを規定する(110,210,310)ステップと、フレームワーク(3)を用意する(101)又は調製する(218,318)ステップと、前装(15)の三次元幾何学的形状データに基づいて前装(15)のモデル(5,5a,5b,5c,5d)をフレームワーク(3)上に又は別個に製作する(120,220,329)ステップと、モデル(5,5a,5b,5c,5d)をフレームワーク(3)と成形材料(9)との間に納める(126,226,326)ことによって前装(15)の雌型(11)を製作し(124,224,324)、次にモデル(5,5a,5b,5c,5d)を除去する(128,228,328)ステップと、雌型(11)に前装材料を充填して(130,230,330)、前装義歯(17)を製造するステップが実施される。

Description

本発明は、フレームワーク及び前装(veneer:「ベニア」と呼ばれることがある)を有する義歯又は人工歯、特に歯冠(クラウン)、架工義歯(ブリッジ)、インレー、又はオンレーを製造する方法に関する。本発明は、フレームワーク及び前装を有し、又はこれらから成る義歯を製造するシステム並びにこれに対応するコンピュータプログラムに関する。
義歯、例えば歯冠は、損傷した又は破壊された歯を再建し、かかる歯に代わる、又はかかる歯を複製するために使用できる。義歯の構成材料に関し多くの互いに異なるオプションが利用可能である。
機能的な面について言えば、歯の一部又は全てを金属補綴物によって再建し又は交換できる。しかしながら、美的理由で、多くの場合、義歯全体を金属で作るには躊躇がある。
補綴物を作るためにガラス−セラミックスの利用は、美感(半透明性)ととりわけ生体適合性の両方の理由で増加傾向にある。この材料は、プレスセラミックスと呼ばれている。というのは、溶融ガラスを型の中にプレスするステップが製造方法に含まれるからである。次にこの補綴物をブラシで塗装することにより色階調をこの補綴物上に得ることができる。しかしながら、この種の全部セラミック材料の利用分野は、その強度が低いために、歯冠や最大3つのユニットを含む前残根歯に制限されている。
しかしながら、前装を備えたセラミック又は金属フレームワークを提供することにより最善の美的結果が得られる。この前装は、フレームワークの少なくとも一部に被着される。フレームワークは、主要な機械的性質、例えば強度及び曲げ強さを決定し、義歯の光学的性質及び一般的な表面特性は、前装によって定められる。一般に、前装材料としてプラスチック又はセラミックスが用いられる。前装セラミックスは、多くの場合、前装プラスチックと比較して好ましい。というのは、セラミックスの優れた機械的価値及び物理的価値、例えば硬度及び強度こそが、長期間使用を可能にするからである。
前装セラミックスを用いた場合、フレームワーク材料と前装材料の熱膨張係数(CTE)を合わせることが重要である。熱膨張係数が大きく違い過ぎる場合、応力が生じる場合がある。これにより、前装に分離が生じ又は亀裂が入る場合がある。
多くの場合、前装材料は、例えばブラシを用いて手でフレームワークに被着される。この前装方法では、セラミック又は金属フレームワークを例えば象牙質コア配合物、透明な配合物及び切歯配合物の層で被覆する。さらに、オペーキング(不透明にする)配合物も又前もって金属フレームワークに被着される。これら層の被着及び関連の焼成方法は、時間がかかり、オペレータの技術及び器用さに応じて、結果の品質にばらつきが生じることがある。
独国特許出願公開第2705770(A1)号明細書は、前装セラミックを金属フレームワークに被着させる電気泳動法の利用を提案している。しかしながら、電気泳動法による堆積により、一様な層を形成することができるに過ぎない。かかる電気泳動法による堆積は、外側輪郭(被膜の厚さではなく)に対して創造的な作用を可能にするわけではない。したがって、手作業による仕上げは、不可避である。さらに、この方法は、金属フレームワークに適しているに過ぎない。というのは、被覆されるべき表面は、導電性でなければならないからである。
前装金属及びセラミック歯冠を製造する方法が、米国特許第5,092,022号明細書から知られている。歯冠は、規定されたコンポーネント(フレームワーク及び前装)を互いに合わせることから作られ、フレームワークの外側輪郭と前層の内側輪郭は、標準化された仕方で規定され、フレームワークの内側輪郭及び前装の外側輪郭だけが、サブトラクティブ造形によって意図した用途に合わせられる。変形例として、まず最初にフレームワークを作り、前装の内側輪郭を機械加工してフレームワークの外側輪郭に合わせ、その後これら2つを組み立てる。米国特許第5,092,022号明細書は又、前装の外側輪郭を再現する外側型と一緒にフレームワークを所望の形状に作り、フレームワークと外側型を組み合わせて注型用の型を製作し、プラスチック前装を直接フレームワーク上に注型することを提案している。
標準化され規定された型は、個々の場合の特定の条件に合わせることができる場合が多いが、必ず困難が伴う。フレームワーク及び前装を米国特許第5,092,022号明細書の場合のように機械加工によって互いに適合させる場合、製造上の許容誤差は、非常に小さくなければならず、これを可能にするには、必ずこれに対応した多大な労力をかけなければならない。さらに、米国特許第5,092,022号明細書の注型用型は、少なくとも2つの部品又はコンポーネントから成り、その結果、特に型の部品相互間の接触面のところに注型欠陥が生じ、それにより、必要な仕上げの手間が増大する。
義歯を製造するために、前装セラミック構造体のワックスモデルを手作業で作り、このモデルをフレームワークと一緒に埋め込み、次にワックスモデルを焼き尽くし、このようにして製作された型をセラミック材料、例えばプレスセラミックスで充填することが知られている(これについては、ゲー・ゲー・ジェイ・ドレーゲ(G.G.J. Droge)著,「ディー・メタルゲルスト−コンストルクチオン・フューア・ダス・ハイスプレスベルファーレン(Die Metallgerust-konstruktion fur das Heisspressverfahren)」,ダス・デンタル−ラボル(das dental-labor),No.3/1977、ゲー・ゲー・ジェイ・ドレーゲ(G.G.J. Droge)著,「ディー・ポルツェラン−プレス−テクニーク(Die Porzellan-Press-Technik)(I)」,ダス・デンタル−ラボル(das dental-labor),No.4/1969及びイー・アール・マクフェー(E.R. McPhee)著,「ハイスプレスベルファーレン・バイ・デル・ポルツェラン/メタル−アウフブレンテクニーク(Heisspressverfahren bei der Porzellan/Metall-Aufbrenntechnik)」,ダス・デンタル−ラボル(das dental-labor),No.10/1976を参照されたい)。
「ロストワックス」方法と呼ばれているこの方法は、例えば、完全に解剖学的にモデル製作された歯冠又は部分的に解剖学的にモデル化されたフレームワークを製作するために独国特許出願公開第19929441(A1)号明細書に従って用いられる。
伸縮式歯冠の主要部分のためのワックス注型モデルを製作する方法が、欧州特許出願公開第0033492(A1)号明細書から知られており、この方法では、注型モデルの輪郭を残根歯に関する記憶されている幾何学的形状データに基づいて計算し、次にサブトラクティブ法で造形する。
国際公開第03/017864(A1)号パンフレットは、中実注型金属補綴物を製造する方法を教示しており、この方法では、一組の歯に関する幾何学的形状データを用いて自動化手段により整形されるべき補綴物のプロトタイプを製作し、このプロトタイプは、次に、ロストワックス法を用いて補綴物全体のための注型用型を製作するのに役立つ。
欧州特許出願公開第0033492(A1)号明細書及び国際公開第03/017864(A1)号パンフレットから知られている方法は、単一の材料から一個構成の補綴物を製造するために用いることができるに過ぎず、しかしながら、フレームワーク及び前装を有する義歯を製造することができない。
フレームワーク及び前装を有する義歯を製造する方法が、独国特許出願公開第19922870(A1)号明細書から知られている。この場合、前装材料の手作業による被着に代えて、被覆ノズルを用いたコンピュータ支援自動被着が利用される。しかしながら、この方法は、複雑な機器構成を必要とし、したがって、これを使用しても実用面での意味は殆ど無い。
国際公開第2005/046502(A1)号パンフレットは、歯科用置換コンポーネントを製作するシステム及び装置に関する。この装置は、完全自動化であり、フレームワーク及び前装を有する再建物全体に関する三次元幾何学的形状データを用いるが、前装に関する三次元幾何学的形状データを使用しない。
欧州特許出願公開第1543797(A1)号明細書及び同様に米国特許第5,092,022号明細書の教示によれば、前装材料をプレス成形する型が、フライス加工又は研削により製造されるべき補綴物に関する一組の幾何学的形状データに基づいて製作される。
型は、前装されるべきフレームワークを保持し、前装セラミックは、残りのキャビティを充填するために残りのキャビティ内に注入される。
数個構成型注型又はプレス型を用いると、型部品の接触面のところに注型欠陥が生じやすく、特に、バリ又は鋳べそが生じる。幾つかの場合では、複雑な形状では、型を更に分割する必要がある。というのは、もしそうでなければ、型を機械加工にするために用いられるツールが、接近性が不十分な場所、例えばレリーフカットに到達することができないからである。
本発明の目的は、フレームワーク及び前装を有する義歯を製造する方法及びシステムを、対応のコンピュータプログラムと共に提供し、それにより上述の問題を回避し又は軽減することにある。
具体的に言えば、義歯を主としてオペレータの手の器用さとは無関係に、短時間で且つ首尾一貫した品質を備えた状態で所望の形状で製造することが可能でなければならない。所望の形状が出来合いの形状に既に一致している場合、製造上の欠陥を無くすため又は義歯を一組の歯の中の挿入箇所に合わせるための費用のかかる仕上げの必要性を大部分回避することができる。
義歯は、例えばフレームワーク及び前装だけから成っていても良い。しかしながら、義歯がフレームワーク及び前装に加えて別の要素を有することも又可能である。
本発明によれば、上記目的の一観点は、フレームワーク及び前装を有する義歯、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造する方法であって、次のステップ、即ち、
前装のための三次元幾何学的形状データを規定するステップと、
フレームワークを用意する又は形成するステップと、
前装の三次元幾何学的形状データに基づいて前装のモデルをフレームワーク上に又は別個に製作するステップと、
モデルをフレームワークと成形材料との間に収納することによって前装のネガ型を製作し、次にモデルを除去するステップと、
前装義歯を製造するためにネガ型に前装材料を充填するステップとを有することを特徴とする方法によって達成される。
前装に関する三次元幾何学的形状データは、その幾何学的形状を完全に規定する。しかしながら、三次元幾何学的形状データに基づいて製作された前装のモデルは、例えば層、例えば接着剤及び(又は)ライナ層又はオペーキング層をフレームワークと前装のモデルとの間に設けるためのスペースを空けるために例えば内側輪郭に関し、前装それ自体とは異なる場合がある。
前装のモデルが次に製作されるべき前装(その三次元幾何学的形状データは規定されている)とは内側輪郭が異なっている場合、ネガ型が例えばオペーキング層で作られている場合、隙間又は追加の層が、フレームワークとモデルとの間に設けられる。モデルは、好ましくは、手で好ましくは咬合器を用いてフレームワークに取り付けられる。
上述の目的の別の観点は、本発明によれば、フレームワーク及び前装を有する義歯、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造するシステムであって、次のステップ、即ち、
前装に関する三次元幾何学的形状データを規定する規定手段と、
フレームワークを用意する又は形成するフレームワーク調製手段と、
前装の三次元幾何学的形状データに基づいて前装のモデルをフレームワーク上に又は別個に製作するモデル製作手段と、
前装義歯を製造するためにモデルをフレームワークと成形材料との間に収納することによって前装のネガ型を製作し、次にモデルを除去することによって作られたネガ型に前装材料を充填する充填手段とを有することを特徴とするシステムによって達成される。
本発明の別の観点は、コンピュータプログラミングコードを含むコンピュータプログラムであって、フレームワーク及び前装を有する義歯を製造するためのコンピュータシステムが、コンピュータプログラムをコンピュータシステム上で実行しているときに本発明の方法を実施するようにするコンピュータプログラムに関する。
前装セラミックの層を手作業で被着させることはさておき、前装セラミックのプレス成形だけが、歯科業界において確立されたやり方になっている。前層セラミックをプレス成形することは、これまで、見た目が良くないもののかなり費用効果の良い解決策であった。この費用効果の良い解決策は、本発明により一段と改良されている。前装のモデルは、前装に関する三次元幾何学的形状データに基づいて好ましくはCAD/CAMによって製作される。
前装のモデルは、好ましくは、モデルに関してではなく別個に好ましくはフリーフォーム(free-form)方法(ラピッドプロトタイピング法)によって製作される。
好ましい実施形態では、本発明の方法は、追加のステップとして、コンピュータ支援製造法、好ましくはラピッドプロトタイピング法によってフレームワークのアディティブ造形及び(又は)サブトラクティブ造形を行うステップを有する。フレームワークの製作及び(又は)改造をこの方法に組み込むことにより、義歯をあらかじめ機械加工された出発製品、例えば仕上げを必要とする基本的フレームワークとは独立して全体的に製造することができ、これは、時間及び労力を節約することができる。
本発明の方法の別の実施形態では、フレームワークは、既定の三次元幾何学的形状データに基づいて造形される。フレームワークは、少なくとも一部が三次元幾何学的形状データによって決定された形状で又は対応の輪郭を備えた状態で製作される。フレームワークの造形は、例えば残根歯のモデルに関する一次元幾何学的形状データの例の場合のように既定の層厚さを備えたフレームワークを造形することに制約される必要はない。フレームワークの形状全体は、有利には、前もって決定でき、それにより、特に、個々の場合の特定の特徴を考慮に入れて組み込むことができる。例えば、フレームワークの解剖学的型を製作することができる。
本発明の別の実施形態では、フレームワークは、金属、金属合金及び(又は)セラミック材料を含み、又は金属、金属合金及び(又は)セラミック材料から成る。金属及び金属合金は、これらの機械的性質により、歯又はその一部の機能的置換に適している。機能的な観点では、歯のような性質も又、適当なセラミックスで達成できる。義歯全体の機械的性質は、フレームワークに適した材料を用いることにより多岐にわたって定めることができる。
本発明の方法の好ましい実施形態では、ユーザ入力及び(又は)フレームワーク、製造されるべき義歯、一組の歯及び(又は)残根歯に関する三次元幾何学的形状データ、好ましくはフレームワーク及び一組の歯に関する三次元幾何学的形状データを用いて前装に関する三次元幾何学的形状データを規定する。特に簡単な仕方では、フレームワークの外側輪郭及び反対側の組をなす歯に関する幾何学的形状データを用いて前装に関する所望の輪郭を計算するのが良い。しかしながら、補綴物が取り付けられるべき残根歯の幾何学的形状も又、前装に関する幾何学的形状データを定める際に考慮するのが良い。また、これは、例えば補綴物全体の機械的性質に関して実施できる。補綴物が嵌め込まれるべき一組の歯又は部分的な組をなす歯に関する別の幾何学的形状データも又、仕上げ作業の主として万全を期すために考慮に入れるのが良い。個々の場合において、前装に関する幾何学的形状データ又は幾何学的形状データそれ自体の規定に影響を及ぼす機会をユーザに与えることも又賢明である。
有利な実施形態では、本発明の方法は、フレームワーク、一組の歯及び(又は)残根歯に関する三次元幾何学的形状データを記録するステップを有する。三次元幾何学的形状データを記録することにより、不必要な誤差の原因を無くすことができ、その結果、例えばデータ伝送エラーによって幾何学的形状データがもはや損なわれることはなく、或いは、オペレータは、もはやデータをミックスアップして別の補綴物に属する幾何学的形状データを用いることはない。個々の患者の歯に関する三次元幾何学的形状データを記録する場合、前装又はフレームワークに関する幾何学的形状データを規定するために標準化された値又は個々に決定された値を用いるよう選択することが可能である。
記録されると共に(或いは)規定された三次元幾何学的形状データは、好ましくは、次に行われる方法ステップ及び中間結果の検証又は統計学的評価を可能にするようストレージされる。
本発明の方法の別の実施形態では、前装のモデルは、特にモデルがフレームワーク上ではなく別個に作られる場合、コンピュータ支援手段、好ましくはラピッドプロトタイピング法、特に、フライス加工、3D印刷及び(又は)光造形によって製作される。前装に関する規定された三次元幾何学的形状データをコンピュータにストレージした場合、かかる三次元幾何学的形状データは、所望の手段によってモデルを製作するよう容易に使用できる。手作業による処理に起因する誤差の原因は、このようにして回避される。
反対側の組をなす歯に関して利用できるデータが存在しない場合、前装のモデルは又、開始するのに必要なモデルよりも大きく作られるのが良い。歯科技師は、この場合、前装フレームワークを例えば咬合器内に配置して研削又はフライス加工によって過剰の前装材料を除去することになろう。
次いで、向上した美感を得るため、一様な色の前装セラミック層だけが被着された補綴物を種々の色を用いることにより更に設計変更できる。
有利な実施形態では、ネガ型が充填されると、特に色階調を備えたブランクをプレス成形することによって、色階調が前装中に実現される。ブランク中の色階調がネガ型内に導入されプレス成形された結果として変更された場合であっても、前装の所望の色階調をブランクの適当な調製によって達成することができる。
有利な実施形態では、前装に関するモデルを製作する際に、別の層が前層に被着されるということが考慮に入れられる。この方式は、補綴物の美感を向上させることができる。この場合、前装は、象牙質コア配合物を主成分とする前装であるのが良い。この場合、例えば透明な配合物及び切歯配合物を主成分とする別の層を次のステップで手作業で被着させても良く、或いは、同様に、プレス成形(前装と同様な仕方で)によって形成しても良く、後者の場合、多数の層/前装が連続的に被着される。前装フレームワークは、本発明の前装が設けられていない単純なフレームワークと同一の仕方で前装(別の前装)を備えることができる。
また、象牙質配合物に基づいて前もって形成された大きな前装を補綴物から検索し又はフライス加工して次の層のためのスペースを形成するのが良い。
本発明の方法の有利な実施形態では、ネガ型の充填及び(又は)モデルの除去を単純化する少なくとも1つのチャネル、特に、注型チャネルのためのポジ型が、前装のモデルに追加される。ポジ型の追加により、モデルの次の使い方が単純化される。ポジ型又はその幾何学的形状データをモデルの製作に組み込むのが良い。変形例として、ポジ型をモデルの製作後に適当な手段によってモデルに追加しても良い。
本発明の方法の別の実施形態では、前装の製作されたモデルは、閉じられた外面を有すると共にフレームワークに向いた側にキャビティを有する。かかるモデルは、前装のネガ型を製作する上で必要不可欠である前装の外側輪郭を再現し、他方、内側領域又はフレームワークに向いた側には、材料の節約を行うことができる凹部が設けられる。さらに、キャビティは、例えばモデル材料を溶かし尽くし又は焼き尽くすことによってモデル材料を除去するのを容易にする。また、モデルの下縁部だけがフレームワークに当接して位置すると共にモデルの正確な嵌合を内側領域では、換言すると、モデルとフレームワークとの間では無しで済ませることも可能であり、この場合、モデルとフレームワークとの間には隙間を生じさせず、それにより、例えば埋封配合物の侵入が可能になる場合がある。
本発明の方法の有利な実施形態では、前装のモデルの除去は、前装のモデルを焼き尽くすと共に(或いは)溶かし尽くすステップを含み、成形材料は、耐火材料、特に、埋封材料(歯科部門では従来用いられていた)である。焼き尽くし又は溶かし尽くし、換言すると、凝集体の状態及び(又は)化学的組成を改変するよう適度に高い温度及び(又は)環境条件を確立することは、前装のモデルの材料を型から除去し、前装材料で満たされた型を調製する簡単且つ効果的な手段である。可能な限り、成形材料それ自体は、不活性のままであり又は制御された仕方でのみその組成又は幾何学的形状を変える。同じことは、好ましくは、フレームワークにも当てはまる。材料は、例えばこれらの熱膨張に関して互いに合わせられる。ホスフェート結合を埋封配合物が好ましくは用いられる。これら埋封配合物では、石英とクリストバライトの転化(quartz and cristobalite inversion)と呼ばれている現象によって実現される。
本発明の方法の好ましい実施形態では、前装のモデルを、残滓を生じさせないで焼き尽くすことができると共に(或いは)残滓を生じさせないで溶かし尽くすことができ、モデルは、特にワックス及び(又は)プラスチックから作られる。材料が焼き尽くし及び(又は)溶かし尽くしによって残滓無く型から既に除去されている場合、例えば適当な溶剤による洗い落としによって型をクリーニングする追加の方法ステップを無しで済ますことができる。
ワックス及びプラスチック、特に光硬化性樹脂及び光硬化性ワックスが、好ましくは、モデル材料として用いられる。
モデル材料を溶かし尽くすのに加えて又はこれに代えて、モデル材料の昇華も又、除去中に起こる場合がある。
型からのモデル材料の排除は、必要な熱を充填材料と一緒に例えばホットプレス法によって型中に導入することにより更に達成できる。
本発明の方法の有利な実施形態では、ネガ型は、特にホットプレス法(プレス温度:〜900℃)によって注入可能な、好ましくは自由流動性の前装セラミック材料で充填される。ガラス−セラミック前装が、歯のような外観を義歯に与えるのに特に適している。プラスチックを用いるというオプションと比較して、セラミックを用いることにより、とりわけ、良好な適合性、良好な安定性、良好な強度及び良好な有効寿命という利点が得られる。
別の方法は、スリップ注型である。この場合、キャビティは、前装のグリーン圧縮粉を生じさせるために分散剤及びガラス−セラミック及び(又は)前装セラミック粒子を含むスリップで満たされる。
また、グリーン圧縮粉を生じさせることを目的として、バインダ(例えば、ワックス又はプラスチック/熱可塑性樹脂)及びガラス−セラミック及び(又は)前装セラミック粒子を含むブランクをホットプレス法と類似した仕方で型内にプレスすることが可能である。実際のホットプレス法とは対照的に、この場合の温度は、非常に低く、一般に、約50℃〜150℃である。
次に、このようにして形成されたグリーン圧縮粉をフレームワークと一緒に熱処理してグリーン圧縮粉が溶け又は焼結し、したがって硬化するようにする。しかしながら、この場合、体積の減少が生じる場合のあることを念頭に置かなければならず、かかる体積の減少は、外側輪郭を定める際に前もって考慮に入れられなければならない。
別の有利な実施形態では、本発明の方法は、数個構成型モデルを製作して使用すると共に(或いは)数個構成型義歯を製造するよう設計されている。数個構成型モデルは、例えばモデルがフレームワークとは別個に製作され、一個構成型モデルをフレームワークに取り付けることができない場合に有利である。
特に好ましい実施形態では、フレームワーク及び前装を有する義歯、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造する方法であって、次のステップ、即ち、
フレームワークに関する既定の三次元幾何学的形状データを用いてコンピュータ支援製造によってフレームワークのアディティブ及び(又は)サブトラクティブ造形を行うステップと、
フレームワークに関する三次元幾何学的形状データを用い、特に、ユーザ入力及び(又は)義歯が嵌め込まれるようになった一組の歯に関する既定の三次元幾何学的形状データを追加的に用いて前装に関する三次元幾何学的形状データを規定するステップと、
コンピュータ支援手段によって前装の三次元幾何学的形状データに基づき前装のモデルをフレームワーク上に又は別個に製作するステップと、
モデルをフレームワークと成形材料との間に収納することによって前装のネガ型を製作し、次にモデルを溶かし尽くすと共に(或いは)焼き尽くすステップと、
前装義歯を製造するためにネガ型に前装材料を充填するステップとを有する。
金属フレームワークの場合、モデルを取り付ける前に具体的にはフレームワークを調製することが有用な場合がある。貴金属又は非貴金属で作られたフレームワークは、表面に結合可能な接着剤酸化物を生じさせるために例えばサンドブラスチング及び酸化焼き鈍しによって調製される。また、特別な基材配合物(オペーキング配合物)を塗布して金属フレームワークに存在する見た目の良くない灰色の陰影を隠すのが良い。
他方、セラミックフレームワークの場合、ライナを薄い状態で被着させるのが良い。この目的は、フレームワークを隠すのではなく、フレームワークに或る特定の下地の色を与えることにある。
方法ステップのこの組み合わせにより、前装義歯を特に効果的に製造できるということが判明した。
次に、添付の図面を参照して本発明を説明する。
図1は、残根歯又は残根歯1のモデルを示している。この場合に特に重要なのは、フレームワークの内側輪郭(図2参照)を合わせる残根歯の外側輪郭に対する幾何学的形状データである。
図2は、残根歯1の外側輪郭に合わせられた内側輪郭を有するフレームワーク3を示している。フレームワーク3は、前装の内側輪郭を合わせるよう定めなければならない外側輪郭を有している。
図3は、第1の実施形態としてのフレームワーク3を示しており、このフレームワークの頂部には、前装のモデル5が取り付けられている。モデル5は、フレームワーク3に関する三次元幾何学的形状データに基づいて、フレームワーク3それ自体上に直接製作され又は別個に製作され、かかるモデルは、意図した義歯に対応した外側輪郭を有している。
図4は、第2の実施形態としてのフレームワーク3とモデルの組み合わせを示している。モデルは、2つのモデル部分5a,5bから成り、これらモデル部分は、フレームワーク3とは別個に製作されてフレームワーク3に取り付けられる。本発明との関連において、別個に製作されたモデルは、好ましくは、特にモデルの内側輪郭がフレームワークの外側輪郭(上記を参照されたい)に対応していない場合、咬合器を用いて手作業でフレームワークに取り付けられる。
図5は、第3の実施形態としてのフレームワーク3とモデル5cの組み合わせを示している。モデル5cは、図3のモデル5に対応しており、注型チャネルのポジ型7がモデル5cに付け加えられている。モデル5cは、フレームワーク3と一緒に耐火性埋封配合物9内に埋め込まれている。
図6は、第4の実施形態としてのフレームワーク3とモデル5dの組み合わせを示している。また、図5に示されているように、モデル5dは、フレームワーク3と一緒に耐火性埋封配合物9内に埋め込まれており、かかるモデルは、注型チャネルのためのポジ型7を有している。モデル5dは、フレームワーク3から遠ざかる方向に向いた側に、閉じられた外面(外側輪郭)を有し、これに対し、フレームワーク3に向いた側であってポジ型7の内部には、キャビティ10が設けられている。モデル5dの内側輪郭は、製作されるべき前装を複製する(図8及び図9の参照符号15を参照されたい)。モデル5dの閉じられた外面は、埋封配合物9が注型用の型のために設けられた空間中に入り込むのを阻止し、他方、キャビティ10は、材料の節約に役立ち、かかるキャビティにより、モデル材料を除去することが容易になる。
図7は、図5及び図6に示すような埋封配合物9内に埋め込まれたフレームワーク3を示しており、モデル5c又は5dは、省かれている。モデルに代えて、前装のネガ型11が設けられており、このネガ型は、注型チャネル13を介して充填されるのが良い。
図8の図は、図7の図に対応しており、前装のネガ型11は、前装材料15で充填されている。注型チャネルも又、前装材料13aを収容している。
図9は、フレームワーク3及び前装15を備えた完成状態の義歯17を示しており、この義歯は、残根歯1に装着される。充填状態の注型チャネル13aは、前もって前装15から除去してある。
図10は、義歯を製造するための本発明の方法の第1の実施形態を示す流れ図である。方法100の第1のステップ101では、製造されるべき義歯用のフレームワークを用意する。次に、フレームワークを走査し(ステップ105)、換言すると、フレームワークに関する三次元幾何学的形状データを記録する。また、変形例として、フレームワークに関する三次元幾何学的形状データをフレームワークと一緒に用意しても良い。次に、前装に関する三次元幾何学的形状データをフレームワークに関する今や知られている幾何学的形状データに基づいて規定する(ステップ110)。次に、前装に関するこの幾何学的形状データを用いて前装のモデルを製作し(ステップ120)、ステップ124において、このモデルを用いて前装のネガ型を製作する。ネガ型の製作(ステップ124)では、フレームワークを前装のモデルと一緒に成形材料中に埋め込み(ステップ126)、次に、モデル材料を除去する(ステップ128)。埋め込みステップ(126)中、チャネルを形成し(ステップ127)、このチャネルは、モデル材料を除去する(ステップ128)のに役立つ。このチャネルを用いてステップ130においてネガ型を前装材料で充填し、それにより義歯を製造する。
ネガ型は、好ましくは、ホットプレス法(図7の参照符号11参照)によって充填される。セラミックを適当な型内でホットプレスする方法は、当業者にはそれ自体知られており、したがって、この方法をここで詳細に説明する必要はないであろう。ホットプレス法によって歯科用置換部品を製造する方法及び適当なキルンは、例えば欧州特許出願公開0231773(A1)号明細書に記載されている。フレームワークとして酸化ジルコニウムピンを備えた中実セラミック歯科用構造体を製造するためにこの方法を用いることは、独国特許出願公開第19630412(A1)号明細書において提案されている。欧州特許出願公開第0231773(A1)号明細書の方法の別の改造例を独国特許出願公開第10136584(A1)号明細書から得ることができる。
図11は、義歯を製造するための本発明の方法の第2の実施形態を示す流れ図である。この方法200では、フレームワークに関する三次元幾何学的形状データは、既に規定されている。前装に関する三次元幾何学的形状データをフレームワークに関する規定された幾何学的形状データに基づいて規定し(ステップ210)、この幾何学的形状データはステップ216において、ユーザに出力され、このユーザから受け取った入力を同様に用いて前装に関する幾何学的形状データを規定する。前装に関する三次元幾何学的形状データの規定とは独立して、ステップ218においてフレームワークに関する三次元幾何学的形状データを用いてフレームワークを造形する。フレームワークをアディティブ方式又はサブトラクティブ方式によるコンピュータ支援製造法によって造形する(ステップ218)。また、前装の幾何学的形状を規定するステップ(210)とフレームワークを造形するステップ(218)との間で、他のステップに影響を及ぼすデータを交換するのが良い。造形(ステップ218)は、前装に関する幾何学的形状データを規定するステップ210の実施前若しくは後、又は同時に実施するのが良い。フレームワークそれ自体のアディティブ又はサブトラクティブ造形に代わる手段として、フレームワークをロストワックス法によって製作しても良く、フレームワークのモデルは、コンピュータ支援手段によって製作される。
前装のモデルをフレームワークそれ自体上に製作する場合、フレームワークの造形ステップ218に続き、製作されるべき前装に関する規定された幾何学的形状データを用いて前装のモデルを造形後のフレームワーク上に製作する(ステップ220)。変形例として、前装のモデルをフレームワークとは別個に製作しても良く(ステップ220)、この場合、フレームワークの造形ステップ218と前装のモデルの製作ステップ220は、相互に独立した時期に行われるのが良い。フレームワークの造形ステップ218及び前装のモデルの製作ステップ220の完了時に、フレームワークとモデルを組み立てる(ステップ222)。また、モデルの一部をフレームワーク上に製作すると共に別個にその一部上に製作することが可能である。また、モデルは、コンピュータ支援手段によって製作できる。この場合、ラピッドプロトタイピング法(略して「PR法」と呼ばれることがあり、「積層造形法」又は「迅速原型製造法」と呼ばれることもある)を有利に利用することができる。
コンピュータ支援製造又は製作の基本的方法は、これが一般のアディティブ造形法であるにせよサブトラクティブ造形法であるにせよ、例えば、フライス加工又は被覆であるにせよラピッドプロトタイピング法であるにせよいずれにせよ、公知であると考えることができるので、ここではそれ以上の説明は不要であろう。
製作ステップ220又は組み立てステップ222に続き、組み合わせ状態のフレームワークとモデルを用いて前装のネガ型を製作する(ステップ224)。前装のモデル及びフレームワークを一緒に埋封配合物中に埋め込み(ステップ226)、モデルの材料を熱処理によって除去する(ステップ228)。その結果得られた型をプレスセラミックで充填して前装義歯を製造する(ステップ230)。
図12は、義歯を製造するための本発明の方法の第3の実施形態を示している。方法300の第1のステップ302では、残根歯を含む患者の歯に関する三次元幾何学的形状データを記録する。この目的のため、歯及び残根歯のモデルを成形によって製作し、そしてこれを光学的に記録する。変形例として、患者の口の中に対する直接的な光学的画像化(光学式走査)により(又は、例えばX線画像化により)、直接又は間接的な機械的記録(機械式走査)又は他の適当な手段によってデータを記録しても良い。種々の記録方法の組み合わせが、同様に可能である。次に、フレームワーク及び前装のモデルに関する幾何学的形状データを規定する(ステップ304及びステップ306)。その規定ステップ304の実施中、フレームワークに関する幾何学的形状データをユーザに出力し、ユーザは、対応の入力によってこの規定に影響を及ぼすことができる(ステップ308)。フレームワークに関する幾何学的形状データの規定ステップ304と並行して、モデルに関する三次元幾何学的形状データを規定する(ステップ306)。このステップは、製作されるべき前装に関する三次元幾何学的形状データの規定ステップ310と、モデルに設けられた(フレームワーク側に)キャビティに関する三次元幾何学的形状データの規定ステップ312と、次に行われる型からのモデルの除去を単純化するためのチャネルと一緒に注型チャネルシステムに関する三次元幾何学的形状データの規定ステップ314とから成る。意図した前装、キャビティ及びチャネルシステムに関する幾何学的形状データを用いてモデルに関する三次元幾何学的形状データを規定する。規定された幾何学的形状データを個々に且つ組み合わせ状態でユーザに表示し、ユーザは、幾何学的形状データの個々のアイテム又は全てのアイテムに影響を及ぼすことができる(ステップ316)。モデルに関する幾何学的形状データを規定するステップ306の際に、歯及び残根歯に関する先に記録された幾何学的形状データを考慮に入れる。フレームに関する幾何学的形状データ及びモデルに関する幾何学的形状データも同様に他のデータを規定する際に用いる。
図11を参照して説明した本発明の方法の実施形態と同様、変形例として個々の組み合わせ規定ステップで編集できるフレームワーク及び前装のモデルに関する幾何学的形状データの規定(ステップ304及びステップ306)に続き、フレームワークの製作ステップ318及び前装のモデルの製作ステップ320を実施する。原理的には、モデルの製作ステップ320は、フレームワーク上で又は少なくとも幾つかの部分については別個に実施可能である。モデルの部分をフレームワークとは別個に製作する場合、モデルとフレームワークの組み合わせをステップ322で完了させる。
ステップ324では、フレームワークをモデルと一緒に用いて前装のネガ型を製作する。この目的のため、モデルを成形材料中でフレームワーク上に埋め込み(ステップ326)、次に除去する(ステップ328)。ステップ330では、公知の手段によって型に前装材料を充填する。
ネガ型を前装材料で充填するステップ330により、フレームワーク及び前装を有する基本的義歯が製造される。義歯の製造は、適当な仕上げ作業によって、特にチャネルシステムを除去することによりステップ332で完了する。
図13は、義歯を製造するための本発明のシステムの第1の実施形態を示している。フレームワーク及び前装を有する義歯を製造するシステム40は、規定手段42、フレームワーク調製手段44、モデル製作手段46及び充填手段48を有する。規定手段は、前装に関する三次元幾何学的形状データを規定するのに役立つ。義歯を特定の一組の歯に合わせるため、適当なソフトウェアを備えた従来型コンピュータにより提供される規定手段42は、例えば問題の一組の歯に関する三次元幾何学的形状データを受け取る。この歯のデータに基づいて、規定手段42は、意図されている前装に関する三次元幾何学的形状データを計算する。規定手段42は又、フレームワークに関する三次元幾何学的形状データを受け取る。
フレームワークに関する幾何学的形状データをフレームワーク調製手段44に与え、このフレームワーク調製手段は、例えば従来型のフライス盤によって構成されており、この従来型フライス盤は、規定手段42によって制御され、これには規定手段42により規定されたデータが与えられる。フレームワーク調製手段44は、フレームワークを規定された幾何学的形状データによりセラミックブロックからフライス加工する。変形例として、金属フレームワークを金属ブロックからフライス加工しても良い。
規定手段42によって規定された前装に関する三次元幾何学的形状データを用いて前装のモデルに関する三次元幾何学的形状データを求め、かかる前装のモデルに関する三次元幾何学的形状データは、例えば追加された注型チャネルに関する幾何学的形状データを更に含むのが良い。この決定を規定手段42又はモデル製作手段46によって行うことができる。モデル製作手段46、例えば、光造形法又は3D印刷法のための従来型ラピッドプロトタイピング装置は、前装のモデルに関する三次元幾何学的形状データを用いて前装のモデルを製作し、その内側輪郭は、例えば、フレームワークの外側輪郭とは異なる。
製作したモデルを、特に内側輪郭がフレームワークの外側輪郭とは異なっている場合、好ましくは手で咬合器を用いて、製造されたフレームワークに取り付ける。フレームワークとモデルを公知の手段により埋封配合物中に埋め込み、その後、モデルの材料をこのようにして製作された型から除去し、後には前装のネガ型が残る。除去は、好ましくは、モデル材料を焼き尽くし又は溶かし尽くすことによって行われ、モデル材料は、好ましくは、ワックス又はプラスチックである。
ネガ型の充填を充填手段48によって行い、このようにして義歯を製造する。充填手段は、例えば、欧州特許出願公開第0231773(A1)号明細書又は独国特許出願公開第10136584(A1)号明細書に記載されたホットプレスキルンである。
図14は、義歯を製造するための本発明のシステムの第2の実施形態を示している。フレームワーク及び前装を有する義歯を製造するシステム50は、図13に示すシステムよりも実質的に複雑であり、このシステム50は、規定手段52と、フレームワーク調製手段54と、モデル製作手段56と、型製作手段58と、充填手段60と、制御ユニット62と、出力手段64と、入力手段66と、記録手段68とを有する。図13に関する線図においてコンポーネントを互いに関連付ける連続した矢印は、データの流れを指示し、これに対し、破線の矢印は、オブジェクト、例えばフレームワーク、モデル又は義歯の動きを指示している。これらシステムコンポーネントは、それ自体、当業者には十分に知られており、したがって、コンポーネントの機能を説明して当業者の専門的知識に基づいて適当な構造上の特徴を把握するのを当業者に委ねれば十分であろう。注目されるべきこととして、義歯コンポーネントを動かすのではなく又はこれに加えて、システムコンポーネントを動かしても良い。
制御ユニット62は、システム50で行われる方法ステップ及びデータを集中管理方式で制御すると共に管理する。変形例として、制御ユニットの機能のうちの幾つか又は全てをシステム50の他のコンポーネントに与えて場合によっては、独立したユニットとしての制御ユニットを無しで済ますことができるようにすることが可能である。例えば適当なソフトウェアを備えた従来型コンピュータ又はハードウェアプログラミングを備えたマイクロコントローラによって制御ユニット62を提供することができる。
規定手段52は、三次元幾何学的形状データを規定するのに役立ち、この目的のために、制御ユニット62からの入力を受け取る。これら入力の程度は、義歯が嵌め込まれるべき歯(残りの歯)、義歯が取り付けられるべき残根歯、フレームワーク及び製造されるべき義歯に関する単純な基本的幾何学的形状データ又は実際には標準化された幾何学的形状データから一組の三次元幾何学的形状データ一式にわたる場合がある。これに基づいて規定された三次元幾何学的形状データは、規定手段52から制御ユニット62に送られる。また、規定手段52は、制御ユニット62に組み込まれても良く又は別個のプロセッサ若しくはコンピュータであっても良い。
フレームワーク調製手段54は、規定手段52と同様、制御ユニット62と連絡状態にある。フレームワーク調製手段54は、用意ステップ70及び製作ユニット72から成る。用意ユニット70は、義歯のための前もって製作されたフレームワークを用意するのに役立つ。製作ユニット72は、フレームワークを製作するようになっており、この目的のため、三次元幾何学的形状データを制御ユニット62によって規定するのが良い。フレームワーク調製手段54は、フレームワークをモデル製作手段56、型製作手段58及び記録手段68に送るよう設計されている。特に、製作ユニット72の場合、コンピュータ支援アディティブ又はサブトラクティブ製作のための多くの装置が、市販されている。
モデル製作手段56は、制御ユニット62によりこれに送られた前装又はモデルに関する三次元幾何学的形状データに基づいて前装のモデルを製作する。このモデルをオプションとしてフレームワーク上に直接製作することができるようにするため、モデル製作手段56は、フレームワーク調製手段54からフレームワークを受け取るよう設計されている。さらに、モデル製作手段56は、製作したモデルを型製作手段58に移送するよう設計されている。特に、フレームワーク調製手段54の製作ユニット72と丁度同様、市販のコンピュータ支援製造機械をモデル製作手段56として用いることができる。
型製作手段58は、製作したモデルをモデル製作手段56から受け取る。このモデルがフレームワーク上にまだ製作されていない場合、型製作手段58は、フレームワーク調製手段54からフレームワークをも受け取る。型製作手段は、埋め込みユニット74及びモデル除去ユニット76から成る。埋め込みユニット74により、モデルは、フレームワークと一緒に成形材料中に埋め込まれる。埋め込みユニット74の単純な実施形態は、フレームワークとモデルの組み合わせ及び成形材料を保持するよう構成されていて、成形材料をこれが組み合わせの周りで凝固するまで成形材料を固定する容器から成る。モデル除去ユニット76は、モデル材料を埋め込みプロセスによって製作された型から除去するのに役立つ。モデル除去ユニット76の一例は、キルンであり、このキルンは、モデル材料を溶かし尽くし、焼き尽くし又は違ったやり方で除去するために、成形材料中のフレームワークとモデルの組み合わせを加熱する。別の考えられる手段は、除去のための溶剤を提供することから成り、かかる溶剤は、モデル材料を溶かし、この溶剤をモデル材料と一緒に型から除去する。モデル材料が除去された前装のネガ型を充填手段60に移送する。型製作手段58は、制御ユニット62によって制御される。
充填手段60は、型製作手段58から受け取った前装のネガ型を充填するために設けられており、充填プロセスは、前装をフレームワーク上に形成し、それにより義歯を製造する。型を例えばセラミック材料又はプラスチックで充填する多くの考えられる装置が、当業者には利用可能であり、かかる装置を充填手段60として適当な仕方で用いることができる。セラミックスのホットプレスの例が、欧州特許出願公開第0231773(A1)号明細書、独国特許出願公開第19630412(A1)号明細書及び独国特許出願公開第10146584(A1)号明細書に記載されている。充填手段60も又、制御ユニット62によって制御されると共にモニタされる。義歯は、充填手段から出力され、オプションとして、状況によっては更に仕上げステップが実施される。
出力手段64は、スクリーンとして設計され、この出力手段は、ユーザへの出力を可能にし、特に、ユーザがシステムで用いられ又は決定された三次元幾何学的形状データを知ることができるようにするのに役立つ。入力手段66は、ユーザが入力をすることができるようにするのに役立ち、入力は、特に、システム中に存在する三次元幾何学的形状データを操作し又は訂正する目的で設けられている。入力手段66は、従来型入力装置、例えばキーボード、マウス又はタッチスクリーンを含む。
記録手段68は、例えば一組の(残りの組の)歯、残根歯又はフレームワークに関する三次元幾何学的形状データを記録するために設けられている。三次元幾何学的形状データを記録する多くの種々の装置が、当業者に利用でき、検査されるべきオブジェクトは、特に、光学的に且つ(或いは)機械的に走査される。広義においては、例えばX線断層撮影法も又、光学式であると見なされる場合がある。記録されたデータを制御ユニットに送り、システムで用いる。
本発明は、特に、フレームワーク及び前装を有する義歯を製造する方法及びシステムを提供し、この場合、三次元幾何学的形状データは、既存の歯に対応し、かかるデータを用いて例えばコンピュータ支援規定及び製造(CAD/CAM)によって金属又はセラミックフレームワークを製作することができ、かかるデータは、前装に関する三次元幾何学的形状データの規定のために、特に、コンピュータ支援による幾何学的形状データの作成のために用いられる。規定された三次元幾何学的形状データを用いて前装のモデルを製作し、このモデルは、特にロストワックス法によって義歯を製造するのに役立つ。
歯科技師は、自分が歯科再建を行うことを意図しているマスターモデル、例えば前方領域の3ユニット架工義歯に関する幾何学的形状データをコンピュータ支援手段によって記録する。コンピュータで処理されたデータを用いて、例えば高密度に焼結された酸化ジルコニウムブロックをフライス加工することによりフレームワークをセラミックブランクとして製作する。このようにして製作されたフレームワーク、特にその外側輪郭に関する幾何学的形状データを、反対側の組をなす歯に関して同様に記録された三次元幾何学的形状データと一緒にコンピュータで処理し、これを用いて前装のモデルに関する三次元幾何学的形状データを規定する。かかるモデルは、数個構成型モデルであっても良く、かかるモデルを例えば光造形法によりプラスチックで製作することができる。モデル又はモデル部品又はコンポーネントをセラミックフレームワークに取り付けた後、ユニット全体を埋封配合物中に埋め込む。埋封配合物が硬化すると、プラスチックを熱処理により型から焼き尽くし、この熱処理プロセスにおいて、モデルは、残滓無く燃え尽きる。例えばホットプレス法により残りのキャビティに前装セラミックを充填するのが良く、かかる前装セラミックは、フレームワークと一緒になって、義歯を製作する。
本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 本発明の義歯の製造の中間結果の概略断面図である。 義歯を製造するための本発明の方法の第1の実施形態を示す流れ図である。 義歯を製造するための本発明の方法の第2の実施形態を示す流れ図である。 義歯を製造するための本発明の方法の第3の実施形態を示す流れ図である。 義歯を製造するための本発明のシステムの第1の実施形態の略図である。 義歯を製造するための本発明のシステムの第2の実施形態の略図である。

Claims (17)

  1. フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造する方法(100,200,300)であって、次のステップ、即ち、
    前記前装(15)のための三次元幾何学的形状データを規定する(110,210,310)ステップと、
    前記フレームワーク(3)を用意する(101)又は形成する(218,318)ステップと、
    前記前装(15)の前記三次元幾何学的形状データに基づいて前記前装(15)のモデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)上に又は別個に製作する(120,220,329)ステップと、
    前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)と成形材料(9)との間に収納する(126,226,326)ことによって前記前装(15)のネガ型(11)を製作し(126,226,326)、次に前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を除去する(128,228,328)ステップと、
    前装義歯(17)を製造するために前記ネガ型(11)に前装材料を充填する(130,230,330)ステップとを有する、
    ことを特徴とする方法(100,200,300)。
  2. 以下の追加のステップ、即ち、
    コンピュータ支援製造法、好ましくはラピッドプロトタイピング法によって前記フレームワーク(3)のアディティブ及び(又は)サブトラクティブ造形(218,318)を行うステップを有する、
    請求項1に記載の方法(100,200,300)。
  3. 前記フレームワーク(3)は、既定の三次元幾何学的形状データに基づいて造形される、
    請求項1又は2に記載の方法(100,200,300)。
  4. 前記フレームワーク(3)は、金属、金属合金及び(又は)セラミック材料を含み又は金属、金属合金及び(又は)セラミック材料から成る、
    請求項1ないし3の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  5. ユーザ入力(216,316)及び(又は)前記フレームワーク(3)、製造されるべき義歯(17)、一組の歯及び(又は)残根歯(1)に関する三次元幾何学的形状データ、好ましくは前記フレームワーク(3)及び一組の歯に関する三次元幾何学的形状データを用いて前記前装(15)に関する三次元幾何学的形状データを規定する(110,210,310)、
    請求項1ないし4の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  6. 前記方法(100,200,300)は、前記フレームワーク(3)、一組の歯及び(又は)残根歯(1)に関する三次元幾何学的形状データを記録する(105,302)ステップを有する、
    請求項1ないし5の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  7. 前記前装(15)の前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)の前記製作(120,220,320)は、コンピュータ支援手段、好ましくはラピッドプロトタイピング法、特に、フライス加工、3D印刷及び(又は)光造形によって行われる、
    請求項1ないし6の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  8. さらに、前記ネガ型(11)の前記充填(130,230,330)及び(又は)前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)の前記除去を単純化する少なくとも1つのチャネル(13)、特に、注型チャネル(13)のためのポジ型(7)が、前記前装(15)の前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)に追加される、
    請求項1ないし7の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  9. 前記前装(15)の前記製作されたモデル(5,5a,5b,5c,5d)は、閉じられた外面を有すると共に前記フレームワーク(3)に向いた側にキャビティ(10)を有する、
    請求項1ないし8の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  10. 前記前装(15)の前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)の前記除去(128,228,328)は、前記前装(15)の前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を焼き尽くすと共に(或いは)溶かし尽くすステップを含み、前記成形材料(9)は、耐火材料、特に、埋封材料(9)である、
    請求項1ないし9の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  11. 前記前装(15)の前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を、残滓を生じさせないで焼き尽くすことができると共に(或いは)残滓を生じさせないで溶かし尽くすことができ、前記モデルは、特にワックス及び(又は)プラスチックから作られる、
    請求項10に記載の方法(100,200,300)。
  12. 前記ネガ型(11)は、特にホットプレス法(230)によって前装セラミック材料で充填される、
    請求項1ないし11の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  13. 特に、色階調を備えたブランクをプレス成形することによって、前記ネガ型(11)が充填されると、色階調が前記前装中に実現される、
    請求項1ないし12の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  14. 前記方法(100,200,300)は、数個構成型モデル(5a,5b)を製作して使用すると共に(或いは)数個構成型義歯を製造するよう設計されている、
    請求項1ないし13の何れか1項に記載の方法(100,200,300)。
  15. フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造する方法(100,200,300)であって、次のステップ、即ち、
    前記フレームワーク(3)に関する既定の三次元幾何学的形状データを用いてコンピュータ支援製造によって前記フレームワーク(3)のアディティブ及び(又は)サブトラクティブ造形(218,318)を行うステップと、
    前記フレームワーク(3)に関する前記三次元幾何学的形状データを用い、特に、ユーザ入力(216,316)及び(又は)前記義歯(17)が嵌め込まれるようになった一組の歯に関する既定の三次元幾何学的形状データを追加的に用いて前記前装(15)に関する三次元幾何学的形状データを規定する(110,210,310)ステップと、
    コンピュータ支援手段によって前記前装(15)の前記三次元幾何学的形状データに基づき前記前装(15)のモデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)上に又は別個に製作する(120,220,329)ステップと、
    前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)と成形材料(9)との間に収納する(126,226,326)ことによって前記前装(15)のネガ型(11)を製作し(126,226,326)、次に前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を溶かし尽くすと共に(或いは)焼き尽くす(128,228,328)ステップと、
    前装義歯(17)を製造するために前記ネガ型(11)に前装材料を充填する(230,230,330)ステップとを有する、
    ことを特徴とする方法(100,200,300)。
  16. フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)、特に歯冠、架工義歯、インレー、又はオンレーを製造するシステム(40,50)であって、次のステップ、即ち、
    前記前装(15)に関する三次元幾何学的形状データを規定する(110,210,310)規定手段(42,52)と、
    前記フレームワーク(3)を用意する(101)又は形成する(218,318)フレームワーク調製手段(44,54)と、
    前記前装(15)の前記三次元幾何学的形状データに基づいて前記前装(15)のモデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)上に又は別個に製作する(120,220,329)モデル製作手段(46,56)と、
    前記前装義歯(17)を製造するために前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を前記フレームワーク(3)と成形材料(9)との間に収納する(126,226,326)ことによって前記前装(15)のネガ型(11)を製作し、次に前記モデル(5,5a,5b,5c,5d)を除去する(128,228,328)ことによって作られたネガ型(11)に前装材料を充填する(130,230,330)充填手段(48,60)とを有する、
    ことを特徴とするシステム(40,50)。
  17. コンピュータプログラミングコードを含むコンピュータプログラムであって、フレームワーク(3)及び前装(15)を有する義歯(17)を製造するためのコンピュータシステムが、前記コンピュータプログラムを前記コンピュータシステム上で実行しているときに請求項1ないし14の何れか1項に記載の方法(100,200,300)を実施するようにするコンピュータプログラム。
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