JPH05329174A - 歯科補綴物模型の製造方法 - Google Patents
歯科補綴物模型の製造方法Info
- Publication number
- JPH05329174A JPH05329174A JP13848092A JP13848092A JPH05329174A JP H05329174 A JPH05329174 A JP H05329174A JP 13848092 A JP13848092 A JP 13848092A JP 13848092 A JP13848092 A JP 13848092A JP H05329174 A JPH05329174 A JP H05329174A
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- JP
- Japan
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- model
- dental prosthesis
- laser lithography
- dental
- dental prosthetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 レーザーリソグラフィーにより、支台歯模型
上に歯科補綴物模型を形成することを特徴とする歯科補
綴物模型の製造方法。 【効果】 本発明の、レーザーリソグラフィーにより支
台歯模型上に歯科補綴物模型を形成する方法ではＣＡＤ
データから直接に、短時間で、しかも複数の歯科補綴物
模型を自動的に製造できるので生産性が良く、また、高
精度の歯科補綴物模型が得られる。そして、歯科補綴物
模型を加熱熔融性樹脂で製造するとロストワックス法に
おける基模型（消失型）として利用でき、ワックスアッ
プによる基模型製造と比較して、精度及び生産性を向上
できる。
上に歯科補綴物模型を形成することを特徴とする歯科補
綴物模型の製造方法。 【効果】 本発明の、レーザーリソグラフィーにより支
台歯模型上に歯科補綴物模型を形成する方法ではＣＡＤ
データから直接に、短時間で、しかも複数の歯科補綴物
模型を自動的に製造できるので生産性が良く、また、高
精度の歯科補綴物模型が得られる。そして、歯科補綴物
模型を加熱熔融性樹脂で製造するとロストワックス法に
おける基模型（消失型）として利用でき、ワックスアッ
プによる基模型製造と比較して、精度及び生産性を向上
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は歯科補綴物模型の製造方
法に関する。
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】歯科補綴物模型の製造方法としては、ま
ず、ワックスアップと呼ばれる方法がある。これは患部
支台歯の石膏模型上にワックスを溶かしたものをハケな
どで塗り重ねて歯科補綴物模型を製造する方法である。
（図３参照）その他にワックスまたは、その他の材料を
３軸または５軸制御で切削加工する方法がある。（図４
図５参照）
ず、ワックスアップと呼ばれる方法がある。これは患部
支台歯の石膏模型上にワックスを溶かしたものをハケな
どで塗り重ねて歯科補綴物模型を製造する方法である。
（図３参照）その他にワックスまたは、その他の材料を
３軸または５軸制御で切削加工する方法がある。（図４
図５参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】今後、歯科補綴物や歯
科補綴物模型製造のＣＡＤ／ＣＡＭ化は必須であると昨
今の補綴学分野の研究状況から判断できるが、ワックス
アップ法では昔ながらの手作業に頼っており、コンピュ
ーターシステムの活用がなされていない。また、３軸の
切削加工では材料の内側を加工した後、内側と同じ形状
に形成した保持具に被加工物をかぶせて外側を加工する
ので工程に手間がかかる。そして５軸の切削加工では被
加工物の保持が困難である。
科補綴物模型製造のＣＡＤ／ＣＡＭ化は必須であると昨
今の補綴学分野の研究状況から判断できるが、ワックス
アップ法では昔ながらの手作業に頼っており、コンピュ
ーターシステムの活用がなされていない。また、３軸の
切削加工では材料の内側を加工した後、内側と同じ形状
に形成した保持具に被加工物をかぶせて外側を加工する
ので工程に手間がかかる。そして５軸の切削加工では被
加工物の保持が困難である。
【０００４】本発明の目的は、従来技術の問題点を解決
し、生産性の良い、歯科補綴物模型の製造方法を提供す
ることにある。
し、生産性の良い、歯科補綴物模型の製造方法を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】従来技術の問題点を解決す
る為に、本発明ではレーザーリソグラフィーにより支台
歯模型上に歯科補綴物模型を形成した。
る為に、本発明ではレーザーリソグラフィーにより支台
歯模型上に歯科補綴物模型を形成した。
【０００６】
【作用】レーザーリソグラフィー（光造形法）は物体の
３次元形状データ（ＣＡＤデータ）を水平に薄くスライ
スし、その輪切り像に沿って１層ずつ紫外線レーザーを
液状の紫外線硬化樹脂に照射しながら固め、各層を重ね
合わせることにより立体モデルを製造する技術である。
つまり、この方法により、３次元ＣＡＤシステムでデザ
インされた物体の形状データから自動的に短時間で、複
数のプラスチック立体モデルが製造できる。この立体モ
デルはデザイン評価用モデル、機構評価用モデル、組み
立て・組み付け評価用モデル、ロストワックス法におけ
る消失型などに使用される。
３次元形状データ（ＣＡＤデータ）を水平に薄くスライ
スし、その輪切り像に沿って１層ずつ紫外線レーザーを
液状の紫外線硬化樹脂に照射しながら固め、各層を重ね
合わせることにより立体モデルを製造する技術である。
つまり、この方法により、３次元ＣＡＤシステムでデザ
インされた物体の形状データから自動的に短時間で、複
数のプラスチック立体モデルが製造できる。この立体モ
デルはデザイン評価用モデル、機構評価用モデル、組み
立て・組み付け評価用モデル、ロストワックス法におけ
る消失型などに使用される。
【０００７】このレーザーリソグラフィーにより、歯科
補綴物模型を形成する場合に、支持台なしで模型を形成
すると肉厚の薄いマージライン付近の強度が不足するの
で、支台歯模型を支持台として、この支台歯模型上に歯
科補綴物模型を形成すると良い。また、接着剤用のオフ
セットがある時は支台歯にオフセットを付加した形状の
支持台を作製し、その上に歯科補綴物模型を形成する。
補綴物模型を形成する場合に、支持台なしで模型を形成
すると肉厚の薄いマージライン付近の強度が不足するの
で、支台歯模型を支持台として、この支台歯模型上に歯
科補綴物模型を形成すると良い。また、接着剤用のオフ
セットがある時は支台歯にオフセットを付加した形状の
支持台を作製し、その上に歯科補綴物模型を形成する。
【０００８】歯科補綴物模型を加熱溶融性樹脂で形成す
ると、ロストワックス法における基模型（消失型）とし
て使用できる。（図２参照）
ると、ロストワックス法における基模型（消失型）とし
て使用できる。（図２参照）
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。基準となる平
面がでている座標系合わせ用の直方体（３）の上に患部
支台歯模型（１）を設置してから、直方体（３）の一つ
の角を基準点（４）として計測を行った。この基準点
（４）は加工の時の基準点（４）にもなる。（図１参
照）尚、接着剤用のオフセットがある時はオフセットを
付加した形状の支台歯模型（１）を使用した。
面がでている座標系合わせ用の直方体（３）の上に患部
支台歯模型（１）を設置してから、直方体（３）の一つ
の角を基準点（４）として計測を行った。この基準点
（４）は加工の時の基準点（４）にもなる。（図１参
照）尚、接着剤用のオフセットがある時はオフセットを
付加した形状の支台歯模型（１）を使用した。
【００１０】計測データをＣＡＤに取り込み、補綴物模
型（１１）の設計を行った。オフセットがある場合はオ
フセットのデータを付加した。直方体（３）上の基準点
（４）をレーザーリソグラフィーの基準点（４）とし
て、支台歯模型（１）の上にレーザーリソグラフィーに
より歯科補綴物模型（１１）を形成した。形成はマージ
ライン（２）付近から開始した。歯科補綴物模型（１
１）の材料は１５０℃で溶融する樹脂を使用した。
型（１１）の設計を行った。オフセットがある場合はオ
フセットのデータを付加した。直方体（３）上の基準点
（４）をレーザーリソグラフィーの基準点（４）とし
て、支台歯模型（１）の上にレーザーリソグラフィーに
より歯科補綴物模型（１１）を形成した。形成はマージ
ライン（２）付近から開始した。歯科補綴物模型（１
１）の材料は１５０℃で溶融する樹脂を使用した。
【００１１】この様にして製造した歯科補綴物模型（１
１）を使用してロストワックス法により歯科補綴物（１
５）を製造できる。
１）を使用してロストワックス法により歯科補綴物（１
５）を製造できる。
【００１２】
【発明の効果】以上の様に本発明の、レーザーリソグラ
フィーにより支台歯模型（１）上に歯科補綴物模型（１
１）を形成する方法ではＣＡＤデータから直接に、短時
間で、しかも複数の歯科補綴物模型（１１）を自動的に
製造できるので生産性が良く、また、高精度の歯科補綴
物模型（１１）が得られる。そして、歯科補綴物模型
（１１）を加熱溶融性樹脂で製造すると、ロストワック
ス法における基模型（消失型）として利用でき、ワック
スアップによる基模型製造と比較して、精度及び生産性
を向上できる。
フィーにより支台歯模型（１）上に歯科補綴物模型（１
１）を形成する方法ではＣＡＤデータから直接に、短時
間で、しかも複数の歯科補綴物模型（１１）を自動的に
製造できるので生産性が良く、また、高精度の歯科補綴
物模型（１１）が得られる。そして、歯科補綴物模型
（１１）を加熱溶融性樹脂で製造すると、ロストワック
ス法における基模型（消失型）として利用でき、ワック
スアップによる基模型製造と比較して、精度及び生産性
を向上できる。
【図１】は本発明実施例における支台歯模型（１）の計
測及び加工における座標系の説明図である。
測及び加工における座標系の説明図である。
【図２】は歯科補綴物を形成するロストワックス法のプ
ロセス図である。
ロセス図である。
【図３】は従来技術であるワックスアップ法のプロセス
図である。
図である。
【図４】は従来技術である５軸切削加工法の説明図であ
る。
る。
【図５】は従来技術である３軸切削加工法のプロセス図
である。
である。
【符号の説明】 １・・・患部支台歯模型 ２・・・マージライン ３・・・（座標系合わせ用の）直方体 ４・・・基準点 １１・・歯科補綴物模型 １２・・埋没材 １３・・金属注入口 １４・・成型物 １５・・歯科補綴物
Claims (2)
- 【請求項１】 レーザーリソグラフィーにより、支台歯
模型上に歯科補綴物模型を形成することを特徴とする歯
科補綴物模型の製造方法。 - 【請求項２】 歯科補綴物模型が加熱溶融性樹脂である
ことを特徴とする請求項１記載の歯科補綴物模型の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848092A JPH05329174A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 歯科補綴物模型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848092A JPH05329174A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 歯科補綴物模型の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329174A true JPH05329174A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15223062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13848092A Pending JPH05329174A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 歯科補綴物模型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05329174A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1021997B1 (de) | 1999-01-19 | 2007-05-09 | BEGO Bremer Goldschlägerei Wilh. Herbst GmbH & Co. KG | Verfahren zur Herstellung von Zahnersatz und dentalen Hilfsteilen |
| JP2009516554A (ja) * | 2005-11-22 | 2009-04-23 | ベゴ・ブレーマー・ゴルトシュレーゲライ・ヴィルヘルム・ヘルプスト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト | 義歯の製造方法及びシステム |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP13848092A patent/JPH05329174A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1021997B1 (de) | 1999-01-19 | 2007-05-09 | BEGO Bremer Goldschlägerei Wilh. Herbst GmbH & Co. KG | Verfahren zur Herstellung von Zahnersatz und dentalen Hilfsteilen |
| EP1021997B2 (de) † | 1999-01-19 | 2020-07-01 | BEGO Bremer Goldschlägerei Wilh.-Herbst GmbH & Co KG | Verfahren zur Herstellung von Zahnersatz und dentalen Hilfsteilen |
| JP2009516554A (ja) * | 2005-11-22 | 2009-04-23 | ベゴ・ブレーマー・ゴルトシュレーゲライ・ヴィルヘルム・ヘルプスト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト | 義歯の製造方法及びシステム |
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