JP2009300621A - 光空間変調装置およびスペクトラム光源装置 - Google Patents

光空間変調装置およびスペクトラム光源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スペクトラム変調用の変調素子部の機能を使わずに突出波長帯域を抑圧する。
【解決手段】入力光が入力する面に沿って配列された複数の光学素子を有し、複数の光学素子を通過する入力光の偏光状態および強度の少なくともいずれか一方を、外部からの指令に基づいて光学素子ごとに互いに独立して変調した、出力光を出力する変調素子部と、入力光および出力光の少なくとも一方が通過するときに、入力光および出力光の少なくとも一方を、複数の光学素子の配列の方向の関数として予め定められた強度に変調する強度変調フィルタとを備える光空間変調装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光空間変調装置およびスペクトラム光源装置に関する。本発明は、特に、連続波長分布を有する光を任意の波長分布に変調する光空間変調装置およびスペクトラム光源装置に関する。
連続波長分布を有する光を任意の波長分布に変調するスペクトラム光源装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このスペクトラム光源は、連続波長分布を有する光を発する光源と、任意の分光透過率特性を有する変調素子としてのチューナブルフィルタとを有する。このスペクトラム光源装置において、光源からの入力光が、チューナブルフィルタを通過することによって任意の波長分布を有する光に変換されて出力される。より詳しくは、このスペクトラム光源装置において、チューナブルフィルタの分光器が形成したスペクトラム像の位置に、透過型液晶素子アレイとその前後に偏光板を設置し、個々の透過型液晶素子を独立に階調的に制御してスペクトラム像の透過光量を変調した後、再度、内蔵分光器によって波長合波することにより、入力光に対して任意の分光特性変調を付加した出力光を出力する。
特開平11−101944号公報
スペクトラム光源装置の光源として、キセノンランプが用いられる。キセノンランプは、は例えば近赤外域に局所的に突出した光強度を複数有する。この突出波長帯域を低く抑えて出力したい場合に、液晶素子と偏光板との組み合わせによる減衰能力では、入力光の突出部分を抑えるためにその能力のかなりの部分を使ってしまうので、さらに求めているスペクトラム特性を得る微調整のための液晶素子の減衰階調数が足りなくなる。また入力光の光強度が強すぎると、求めている減衰量が得ることが難しい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、入力光が入力する面に沿って配列された複数の光学素子を有し、複数の光学素子を通過する入力光の偏光状態および強度の少なくともいずれか一方を、外部からの指令に基づいて光学素子ごとに互いに独立して変調した、出力光を出力する変調素子部と、入力光および出力光の少なくとも一方が通過するときに、入力光および出力光の少なくとも一方を、複数の光学素子の配列の方向の関数として予め定められた強度に変調する強度変調フィルタとを備える光空間変調装置が提供される。
本発明の第2の形態においては、入力光を発生する光源と、入力光を特定の偏光状態に変換する偏光光学系と、特定の偏光状態に変換された光を、一方向について広がったスペクトラム像に分光する波長分散型分光光学系と、スペクトラム像の広がり方向に沿って配列された複数の光学素子および反射面を有し、反射面で反射されて複数の光学素子内を往復する入力光のスペクトラム像の偏光状態を、外部からの指令に基づいて光学素子内を往復する波長領域ごとに互いに独立して変調した、出力光を反射する変調素子部と、入力光および出力光が通過するときに、入力光および出力光を波長領域ごとに予め定められた強度に変調する強度変調フィルタとを備え、強度変調フィルタを通過した出力光は、波長分散型分光光学系に再入力されて波長合波され、波長合波された出力光は、偏光光学系に再入力されて一の偏光方向を有する偏光を他の偏光から分離して出力されるスペクトラム光源装置が提供される。
本発明の第3の形態においては、入力光を発生する光源と、入力光を特定の偏光状態に変換する入力偏光光学系と、特定の偏光状態に変換された光を、一方向について広がったスペクトラム像に分光する波長分散型分光光学系と、スペクトラム像の広がり方向に沿って配列された複数の光学素子を有し、入力光のスペクトラム像が複数の光学素子を透過するときに、偏光状態を外部からの指令に基づいて光学素子内を透過する波長領域ごとに互いに独立して変調した出力光を出力する変調素子部と、入力光および出力光の少なくとも一方が通過するときに、入力光および出力光の少なくとも一方を波長領域ごとに予め定められた強度に変調する強度変調フィルタと、スペクトラム像の出力光を波長合波する波長合波光学系と、波長合波された出力光のうち、一の偏光方向を有する偏光を他の偏光から分離して出力する出力偏光光学系とを備えるスペクトラム光源装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態の一例であるスペクトラム光源装置10の概略図を示す。スペクトラム光源装置10は、連続的な波長分布を有する光源20からの入力光90を、任意の波長分布を有する出力光92に変調して、オプティカルファイバ86へ出力する。図1に示すスペクトラム光源装置10は、光源20と、偏光光学系30と、スリット38と、波長分散型分光光学系40と、光空間変調装置50と、変調素子ドライバ66と、光学系84とを備える。
光源20は、連続的な波長分布を有する入力光90を発生する。光源20の一例は、キセノンランプである。キセノンランプのスペクトラムには特定波長帯域で光強度の突出があるが、波長に対する強度分布が既知であれば、光源20として用いることができる。
偏光光学系30は、光学系32、偏光ビームスプリッタ34および光学系36を有し、入力光90を特定の偏光状態に変換する。ここで、光学系32は、偏光光学系30からの入力光90をコリメートし、偏光ビームスプリッタ34は、電場の方向が図面平行方向の直線偏光を直進通過させると共に、これと直交する直線偏光の進行方向を曲げて破棄光94として破棄する。さらに、光学系36は、偏光ビームスプリッタ34を直進通過した直線偏光をフォーカスする。なお、図1において、進行方向80を矢印で示すと共に、当該矢印に重ねて偏光方向82を示した。図1の往復矢印は、偏光方向82が紙面に平行であることを示し、丸印は、偏光方向82が紙面に垂直であることを示す。
波長分散型分光光学系40は、コリメータ42、グレーティング44およびカメラ46を有し、上記直線偏光を、一方向について空間的に広がりを有するスペクトラム像に分光する。また、偏光光学系30と波長分散型分光光学系40との間には、スリット38が配される。この場合に、スリット38は、光学系36の後側焦点およびコリメータ42の前側焦点に位置することが好ましい。上記光学系36は、直線偏光を当該スリット38上にフォーカスする。スリット38のスリットを通過した光は拡散してコリメータ42に入力される。コリメータ42は、入力された拡散光をコリメートしてグレーティング44に入力させる。
グレーティング44は、入力光を、波長に応じて空間的に広がりを有するスペクトラム像に分光する。図1に示す例において、グレーティング44は、入力光を、波長の長いほうから低いほうへ紙面に垂直な方向に広がるスペクトラム光に分光する。ここで、グレーティング44にはコリメータ42でコリメートされた平行光束が入力されるので、グレーティング44を通過する過程での偏光状態変調のローカリティを抑えることができる。さらに、カメラ46でスペクトラム像を光空間変調装置50にフォーカスする。
光空間変調装置50は、強度を変調する強度変調フィルタ70、および、入力された光の偏光状態を変調して出力する変調素子部60を有する。これら強度変調フィルタ70および変調素子部60については後に詳述する。
変調素子部60から出力された光は、往路とは反対に、強度変調フィルタ70、カメラ46、グレーティング44、コリメータ42、スリット38および光学系36を通って、偏光ビームスプリッタ34に再入力される。ここで、強度変調フィルタ70を再通過した出力光は、カメラ46に再入力されてコリメートされ、さらにグレーティング44に再入力されて波長合波され、コリメータ42に再入力されてスリット38上にフォーカスされて、光学系36によりコリメートされる。
光学系36にコリメートされた出力光が偏光ビームスプリッタ34に再入力されると、偏光ビームスプリッタ34は、当該出力光のうち、一の偏光方向を有する偏光を他の偏光から分離して出力する。すなわち、偏光ビームスプリッタ34は、再入力された出力光のうち、強度変調フィルタ70で偏光方向が変調されなかった波長成分を直線透過させて破棄する。一方、偏光ビームスプリッタ34は、再入力された出力光のうち、強度変調フィルタ70で偏光方向が変調された波長成分の進行方向を曲げて(例えば、図1において90°)、光学系84に入力させる。光学系84は、入力された光を出力光92としてオプティカルファイバ86にフォーカスして出力する。なお、図1には、変調素子部60において変調された出力光が示されている。
図2は光空間変調装置50を入力光が入力する方向から見た正面図であり、図3は光空間変調装置50の平面図であり、図4は光空間変調装置50の側面図である。光空間変調装置50は、保護ガラス76、強度変調フィルタ70および変調素子部60を有する。
変調素子部60は、反射型液晶であって、複数の液晶素子62、これら液晶素子62を封止するカバーガラス68、および、液晶素子62の背面に密着した平面ミラー64を有する。カバーガラス68には、これら液晶素子62に対して個別に電界を付与する透明電極が形成される。なお、液晶素子62は光学素子の一例であり、平面ミラー64は反射面の一例である。
ここで、図2に示すように、複数の液晶素子62は、一次元的に配列されており、その配列方向は、スペクトラム像の広がり方向(例えば、図2における左右方向)に沿っている。個々の液晶素子62は図1の変調素子ドライバ66によって独立的に制御され、個々の液晶素子62内を往復する光には液晶素子62ごとに異なるリターデーションが付加される。よって、変調素子部60から出てきたスペクトラム像は、液晶素子62ごとに、すなわち波長領域ごとに異なる楕円偏光になる。
これにより、変調素子部60は、平面ミラー64で反射されて複数の液晶素子62内を往復する入力光のスペクトラム像の偏光状態を、変調素子ドライバ66からの指令に基づいて、波長領域ごとに互いに独立して変調した、出力光を出力する。この場合に、変調素子部60は反射型であるので、大きな開口率を得ることができる。
また、カバーガラス68の入出力面上には強度変調フィルタ70が接合される。強度変調フィルタ70の上には、保護ガラス76が接合される。保護ガラス76の外面には、反射防止コートが施される。ただし、保護ガラス76なしで強度変調フィルタ70上に直接反射防止コートを施してもよい。保護ガラス76の外面からの、または、保護ガラス76がない場合における強度変調フィルタ70の外面からの表面反射光が迷光を抑えるべく、図4に示すように、保護ガラス76をウェッジ型にしてもよい。これにより、保護ガラス76の外面反射光の進路を信号光から分離し出力光に混入するのを防ぐことができる。なお、強度変調フィルタ70と保護ガラス76との接合面については、屈折率マッチングを取ることにより、反射率を極小に抑えて、迷光を抑えることができる。また、光源20から発せられてグレーティング44で分光された光のスペクトラム像は、平面ミラー64上に形成されるが、強度変調フィルタ70は図1に示す通り平面ミラー64のごく近傍に存在配されるので、強度変調フィルタ70上にも該スペクトラム像がわずかにデフォーカスした状態で形成される。
図5(a)はスペクトラムの一例を示し、図5(b)は強度変調フィルタ70の正面図である。強度変調フィルタ70は、光を遮光する遮光部73、および、光を透過する窓72を有するフィルムである。例えば強度変調フィルタ70は、透明で複屈折性がほとんどない樹脂製のフィルム上に、窓72に対応する領域を除いて、黒色インクを遮光部73として印刷することにより形成される。強度変調フィルタ70は、当該窓72の形状に基づいて強度変調フィルタ70を通過する光を、複数の液晶素子62の配列方向の関数として予め定められた強度に変調する。
例えば、図5(b)に示す例において、窓72は、通過する光の強度を小さくすべき領域ほど、液晶素子62の配列方向に直交する方向の幅が狭い。これにより、強度変調フィルタ70は、液晶素子62の配列方向に波長分散された変調素子部60への入力光、および、変調素子部60からの出力光すなわち強度変調フィルタ70への再入力光が通過するときに、入力光および出力光を波長領域ごとに窓72に対応した強度に変調する。なお、窓72は、液晶素子62の配列方向を軸として対称形を有するが、窓72の形状は非対称形であってもよい。
ここで、図5(b)の窓72の形状は、光源20で発生する光の波長に対する強度分布に対応する。例えば、光源20で発生する光の波長λに対する強度Iが図5(a)の細線で示す分布を有し、波長λsから波長λlまでが使用波長領域であるとする。この場合に、図5(b)に示すように、グレーティング44によって分散された波長領域について、光源20で発生する光の強度が大きい領域ほど、窓72の幅(図中の縦方向の長さ)を狭くする。これにより、強度変調フィルタ70は、光源20で発生する光のうち強度が大きい波長領域ほど相対的に多く遮光する。よって、図5(a)の太線に示すように、強度変調フィルタ70および液晶素子62内を往復した光の波長の強度分布を、光源20の強度分布に比較してより平坦にすることができる。
また、窓72は、光源20の光における波長の強度分布に対応した形状に限られず、他の形状を有してもよい。例えば、光学系32、グレーティング44および液晶素子62等を光が通過する場合に光の吸収について波長依存性がある場合に、窓72は、この波長依存性に対応して、光学系32等での吸収率が大きいほど、窓72の幅を広くした形状を有してもよい。
さらに、強度変調フィルタ70は、変調素子部60に対して着脱可能に接合されてもよい。これにより、光源20を取り替えて使う場合に、それぞれの光源20における波長の強度分布に対応した窓72の形状を有する強度変調フィルタ70を用いることにより、いずれの光源20に対しても強度分布をより平坦にすることができる。
以上、本実施形態によれば、キセノンランプのように特定波長帯域で光強度の突出があるような光源を用いる場合において、各波長領域の偏光状態を変調する変調素子部60の機能を使わずに、突出波長帯域を抑圧することができる。よって、変調素子部60を各波長領域の偏光状態を変調する機能に適用することができ、よりきめ細かな階調で偏光状態を変調することができる。
図6は、強度変調フィルタ70の他の例を示す正面図である。図6の強度変調フィルタ70は、液晶素子62の配列方向に直交する方向について均一であって、強度を小さくすべき領域ほど、透過率が低いパターン74を有する。例えば、透明で複屈折性がほとんどない樹脂製のフィルム上に、黒色インクで濃淡が印刷されることにより、強度変調フィルタ70のパターン74が形成される。
図5の遮光部73、および図6のパターン74は黒色インクの代わりにクロム薄膜など鏡面状の薄膜を使ってよい。この場合にパターン74はエッチングによって、強度を小さくすべき領域ほど表面を鏡面状に形成する。これにより、強度変調フィルタ70において、強度を小さくすべき領域ほど入力光を反射する。強度変調フィルタ70で反射された入力光の偏光状態が波長分散型分光光学系40、スリット38を通過中にほとんど変化しない場合は、強度変調フィルタ70によって反射された光は、偏光光学系30によって出力成分から振り分けれられ廃棄側に出力されるので、出力光92の方には出て行かない。
図1から図6に示す実施形態において、変調素子部60は反射型液晶であるが、液晶は反射型に限られない。他の例として、透過型液晶が用いられてもよい。この場合には、スペクトラム光源装置10は下記構成を有する。
すなわち、スペクトラム光源装置10は、図1に示す光源20、偏光光学系30、スリット38、波長分散型分光光学系40を備えると共に、図1における変調素子部60が配される位置に、透過型液晶を有する。さらに、光源20、スリット38および波長分散型分光光学系40と共役な位置に、これらと同一の構成が配される。これにより、スペクトラム光源装置10は、入力偏光光学系としての偏光光学系30およびこれと共役な出力偏光光学系、並びに、波長分散型分光光学系40およびこれと共役な波長合波光学系を有する。
スペクトラム光源装置10はさらに、波長分散型分光光学系40と透過型液晶素子との間、透過型液晶素子と波長合波光学系との間、または、それらの両方に、図5(b)または図6に示す強度変調フィルタ70を有する。これにより、図1から図6に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。
この場合に、偏光ビームスプリッタ34およびこれと共役な偏光ビームスプリッタに代えて、特定の偏光方向の光を透過する偏光板がそれぞれの個所に配されてもよい。また、これらの偏光板が、図1の偏光ビームスプリッタ34およびこれと共役な偏光ビームスプリッタの位置に代えて、波長分散型分光光学系40と透過型液晶素子との間、および、透過型液晶素子と波長合波光学系との間に配されてもよい。この場合に、透過型液晶素子とこれらの偏光板とは、スペクトラム光の強度を、液晶素子毎すなわち当該液晶素子に入力される波長領域毎に互いに独立して変調する。この場合に、強度変調フィルタ70は、透過型液晶素子と偏光板との間に配されてもよいし、偏光板の外側に配されてもよい。
また、変調素子部60が反射型および透過型のいずれの場合であっても、その共役像を形成しそこに強度変調フィルタ70を設置してもよい。これにより、変調素子部60に強度変調フィルタ70を密着配置した場合と同様の効果を得られる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
実施形態の一例であるスペクトラム光源装置10の概略図を示す。 光空間変調装置50を入力光が入力する方向から見た正面図である。 光空間変調装置50の平面図である。 光空間変調装置50の側面図である。 (a)はスペクトラムの一例を示し、(b)は強度変調フィルタ70の正面図である。 強度変調フィルタ70の他の例を示す正面図である。
符号の説明
10 スペクトラム光源装置、20 光源、30 偏光光学系、32 光学系、34 偏光ビームスプリッタ、36 光学系、38 スリット、40 波長分散型分光光学系、42 コリメータ、44 グレーティング、46 カメラ、50 光空間変調装置、60 変調素子部、62 液晶素子、64 平面ミラー、66 変調素子ドライバ、68 カバーガラス、70 強度変調フィルタ、72 窓、73 遮光部、74 パターン、76 保護ガラス、80 進行方向、82 偏光方向、84 光学系、86 オプティカルファイバ、90 入力光、92 出力光、94 破棄光

Claims (8)

  1. 入力光が入力する面に沿って配列された複数の光学素子を有し、前記複数の光学素子を通過する入力光の偏光状態および強度の少なくともいずれか一方を、外部からの指令に基づいて前記光学素子ごとに互いに独立して変調した、出力光を出力する変調素子部と、
    前記入力光および前記出力光の少なくとも一方が通過するときに、前記入力光および前記出力光の前記少なくとも一方を、前記複数の光学素子の配列の方向の関数として予め定められた強度に変調する強度変調フィルタと
    を備える光空間変調装置。
  2. 前記強度変調フィルタは、強度を小さくすべき領域ほど、前記複数の光学素子が配列された方向に直交する方向について、光が透過する幅が狭い窓を有する請求項1に記載の光空間変調装置。
  3. 前記窓は、前記複数の光学素子が配列された方向を軸として対称形を有する請求項2に記載の光空間変調装置。
  4. 前記強度変調フィルタは、前記複数の光学素子が配列された方向に直交する方向について均一であって、強度を小さくすべき領域ほど、透過率が低いパターンを有する請求項1に記載の光空間変調装置。
  5. 前記変調素子部は、反射型液晶である請求項1から4のいずれかに記載の光空間変調装置。
  6. 前記変調素子部は、透過型液晶である請求項1から4のいずれかに記載の光空間変調装置。
  7. 入力光を発生する光源と、
    前記入力光を特定の偏光状態に変換する偏光光学系と、
    前記特定の偏光状態に変換された光を、一方向について広がったスペクトラム像に分光する波長分散型分光光学系と、
    前記スペクトラム像の広がり方向に沿って配列された複数の光学素子および反射面を有し、前記反射面で反射されて前記複数の光学素子内を往復する前記入力光のスペクトラム像の偏光状態を、外部からの指令に基づいて前記光学素子内を往復する波長領域ごとに互いに独立して変調した、出力光を反射する変調素子部と、
    前記入力光および前記出力光が通過するときに、前記入力光および前記出力光を波長領域ごとに予め定められた強度に変調する強度変調フィルタと
    を備え、
    前記強度変調フィルタを通過した前記出力光は、前記波長分散型分光光学系に再入力されて波長合波され、波長合波された出力光は、前記偏光光学系に再入力されて一の偏光方向を有する偏光を他の偏光から分離して出力されるスペクトラム光源装置。
  8. 入力光を発生する光源と、
    前記入力光を特定の偏光状態に変換する入力偏光光学系と、
    前記特定の偏光状態に変換された光を、一方向について広がったスペクトラム像に分光する波長分散型分光光学系と、
    前記スペクトラム像の広がり方向に沿って配列された複数の光学素子を有し、前記入力光のスペクトラム像が前記複数の光学素子を透過するときに、偏光状態を外部からの指令に基づいて前記光学素子内を透過する波長領域ごとに互いに独立して変調した出力光を出力する変調素子部と、
    前記入力光および前記出力光の少なくとも一方が通過するときに、前記入力光および前記出力光の前記少なくとも一方を波長領域ごとに予め定められた強度に変調する強度変調フィルタと、
    前記スペクトラム像の出力光を波長合波する波長合波光学系と、
    前記波長合波された出力光のうち、一の偏光方向を有する偏光を他の偏光から分離して出力する出力偏光光学系と
    を備えるスペクトラム光源装置。
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