JP2009222879A - 光フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の周波数間隔で繰り返すWDM信号の各チャンネルについて全て同一の任意のスペクトル形状や位相特性とすることができる光フィルタを提供すること。
【解決手段】入力信号を光ファイバ11、サーキュレータ12、光ファイバ13を介して分散素子16に入射する。分散素子16はWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定角度の範囲に分散させて出射する。分散された各チャンネル毎に所定角度範囲に分散した周波数の光をレンズ17で集束し、位相制御板18及び光強度制御板19によってその位相特性とスペクトル強度を変化させる。この光を同一の経路を介して光ファイバ15に導く。これによりWDM信号の各チャンネルについて同一の操作を行う光フィルタを実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は光信号のスペクトルを所望のスペクトルに変換することができる光フィルタに関するものである。
光フィルタは光通信分野、分光分析分野に代表されるように、現在広く利用されている。光通信分野では、特定の波長を通過、もしくは阻止する波長選択機能、光アンプを通過して波長毎に異なる利得となったスペクトルを均一にして光パワーレベルをそろえる利得等価機能、WDM信号を奇数と偶数のチャンネルの信号群に分波するインターリーブ機能等々、様々なスペクトル形状を持つ光フィルタが利用されている。更に、近年報告された、非特許文献1に示されるように、複雑な波長スペクトル形状を持つ光フィルタに光伝送信号を通過させることにより、光伝送信号の高速化を実現する方法が提案されており、光フィルタに求められるスペクトルの形状は益々多様化、複雑化している。
従来の光フィルタとしては、屈折率の異なる複数の材料を積層した誘電体多層膜フィルタや、光ファイバのコア内に屈折率の変調(回折格子)を施した光ファイバブラッググレーティングによる光フィルタ、更に2つの反射鏡間の多重干渉を利用したファブリ・ペロー・エタロンフィルタ等が知られている。誘電体多層膜フィルタは、波長スペクトル形状の設計自由度が高く、特に特殊なスペクトルを有する光フィルタを実現する上で最も広く利用されている。
又近年光通信においては、50GHz又は100GHz間隔の信号を一括して伝送するWDM伝送が広く用いられている。このように一定の周波数間隔の多チャンネルの信号が重畳された信号については、全てのチャンネルに対し同一特性のフィルタリングをする必要性が高い。従来はインターリーバや光イコライザにおいてこれが実現されている。光イコライザについては特許文献1がある。
米国特許6,804,434 IEEE Photon. Technol. Lett., vol. 19, no. 19 , pp. 1442-1444, Oct. 2007.
しかし従来の光イコライザにおいてもWDM信号を入力とする場合、各チャンネルに対して同一スペクトル形状とし、スペクトル形状を自由に整形したり可変する光フィルタは実現されていない。
本発明はこのような従来の欠点に鑑みてなされたものであって、特定の周波数間隔で繰り返すWDM信号の各チャンネルについて位相、振幅共に全て同一の任意のスペクトル形状とするための光フィルタを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、前記位相制御板の各周波数に対する位相を制御する位相制御部と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光の光強度を変化させる光強度制御板と、前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する光強度を制御する光強度制御部と、前記位相制御板及び光強度制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備するものである。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の波長の光を任意の位相に変換する位相制御板と、前記位相制御板の各波長に対する位相を制御する位相制御部と、前記位相制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備するものである。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光の光強度を変化させる光強度制御板と、前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する光強度を制御する光強度制御部と、前記光強度制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備するものである。
ここで前記光強度制御板及び位相制御板は、光が入射される面の裏面に反射膜を施して前記反射部としてもよい。
ここで入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備するようにしてもよい。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、前記第1の分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、前記位相制御板の各波長に対する位相を制御する位相制御部と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の透過率で透過する光強度制御板と、前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する透過レベルを制御する光強度制御部と、前記位相制御板及び前記光強度制御板を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備するものである。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、前記第1の分散素子の各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、前記位相制御板の各周波数に対する位相を制御する位相制御部と、前記位相制御部を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備するものである。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、前記第1の分散素子の各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の透過率で透過する光強度制御板と、前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する透過レベルを制御する光強度制御部と、前記光強度制御手段を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備するものである。
ここで前記分散素子はVIPA素子(Virtually Imaged Phased Array)としてもよい。
ここで前記位相制御板は、液晶セルに多数のセグメント電極を形成したものであり、前記位相制御部は、その電極への印加電圧を変化させたものとしてもよい。
ここで前記光強度制御板は、液晶セルに多数のセグメント電極を形成したものであり、前記光強度制御部は、その電極への印加電圧を変化させたものとしてもよい。
ここで前記光強度制御板は、MEMSアレイ素子としてもよい。
ここで前記光強度制御板は、選択すべき波長を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射するパターニング板としてもよい。
ここで前記光強度制御板は、選択すべき波長の光を透過するパターニング板としてもよい。
ここで前記位相制御部は、前記位相制御板による光の位相を任意に変更可能とするようにしてもよい。
前記光強度制御部は、前記光強度制御板の光強度を任意に変更可能とするようにしてもよい。
以上詳細に説明したように本発明によれば、WDM信号の各チャンネルに対して同一のフィルタリング操作をすることができる。位相制御板、光強度制御板の特性を種々変更することによって任意の特性の光フィルタを実現することができ、選択特性を自由に変化させる光フィルタとすることができる。
(第1の実施の形態)
図1(a)は本発明の第1の実施の形態による反射型の光フィルタの構成を示す図であり、Z軸方向から見た側面図、図1(b)はこの実施の形態の光フィルタをX軸方向から見た側面図である。これらの図において、入射光は一定の周波数間隔で多数の光信号を多重したWDM信号とし、WDM信号が光ファイバ11を介してサーキュレータ12に与えられる。入射光は光ファイバ11を介することなく直接サーキュレータ12に入力してもよい。サーキュレータ12は入射光を光ファイバ13を介してコリメートレンズ14に出射すると共に、光ファイバ13から入射された光を光ファイバ15に出射するものである。又光ファイバ13からコリメートレンズ14を介して出射された光は分散素子16に入射される。分散素子16はXY平面上でWDM信号のチャンネル毎に、各チャンネル内の周波数変化に応じて一定の角度範囲内でWDM信号を分散するものであり、詳細については後述する。分散素子16で分散された光はレンズ17に与えられる。分散素子16とレンズ17との間隔は、レンズ17の焦点距離F1と等しいものとする。レンズ17はXY平面上で分散した光をY軸方向に平行に集束する集束手段であって、光軸上のレンズ17の焦点位置F2の近傍には、位相制御板18、及び光強度制御板19が設けられる。位相制御板18は入射光の位相を制御するものであり、詳細については後述する。光強度制御板19は入射光の光強度を変化させるものである。光強度制御板19は光を反射する反射部としての機能を含んでおり、詳細については後述する。
光強度制御板19によって反射された光は同一の経路を通ってレンズ17に加わり、再び分散素子16に加わる。分散素子16は反射光に対しては元の入射光と同一方向に集束し、コリメートレンズ14を介して光ファイバ13に出射する。この光はサーキュレータ12によって光ファイバ15に出射される。ここで位相制御板18と光強度制御板19の特性に応じて光フィルタの透過特性が決定される。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態による反射型の光フィルタについて説明する。図2(a)は本発明の第2の実施の形態による反射型光フィルタの構成を示す図であり、Z軸方向から見た側面図である。図2(b)はこの実施の形態の光フィルタをX軸方向から見た側面図である。本図において、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付している。この実施の形態では、光ファイバ11の出射した光をコリメータ21を介して直接分散素子16に入力している。又分散素子16は図2(b)に示すようにZ方向で入射光と出射光との位置を異ならせ、レンズ17を介して位相制御板18及び光強度制御板19に入射するようにしたものである。これによってサーキュレータ12を用いることなく入射光と出射光を分離するようにしている。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態による透過型の光フィルタについて説明する。図3(a)は本発明の第3の実施の形態による透過型の光フィルタの構成を示す図であり、Z軸方向から見た側面図、図3(b)はこの実施の形態の光フィルタをX軸方向から見た側面図である。図3(a)において入射光は光ファイバ31からコリメートレンズ32に入射され、平行な光ビームとして第1の分散素子33に与えられる。分散素子33は第1,第2の実施の形態の分散素子16と同様に、WDM信号のチャンネル毎に各チャンネルの周波数変化に応じて入射光をXY平面上で異なった方向に分散させるものである。この光はいずれもレンズ34に入射される。分散素子33とレンズ34との間隔は、レンズ34の焦点距離F1と等しいものとする。レンズ34はXY平面上で分散した光をY軸方向に平行に集束する集束手段である。又レンズ34の焦点距離F2の位置には、位相制御板35及び光強度制御板36が配置される。位相制御板35は入射光の位相を制御するものであり、詳細については後述する。光強度制御板36は入射光を選択的に透過するものであり、詳細については後述する。光強度制御板36を透過した光はレンズ37に入射される。レンズ34、第1の分散素子33とレンズ37、分散素子38は位相制御板35と光強度制御板36の境界線に対して対称である。第2の分散素子38は異なった波長成分の異なった方向からの光を合成して出射するものであり、レンズ37はXY平面上の平行な光を集光する集光手段である。分散素子38によって合成された光はコリメートレンズ39を介して光ファイバ40に与えられる。
(第1の変形例)
前述した第1及び第2の実施の形態において、レンズ17の焦点位置に位相制御板18と光強度制御板19を配置しているが、レンズ17の焦点位置には位相制御板18のみを配置してもよい。第1の変形例では焦点位置に反射ミラーを設ける。この場合には位相制御のみが行われる。
(第2の変形例)
第2の変形例では、位相制御板18のみを用い、その背面に反射膜を形成しておく。その他は第1の変形例と同様である。
(第3の変形例)
更に前述した第1,第2の実施の形態において、レンズ17の焦点位置に位相制御板18と光強度制御板19を配置しているが、光強度制御板19のみを配置してもよい。この場合には光強度の制御のみが行われる。
(第4の変形例)
この変形例では光強度制御板19のみを用い、その背面に反射膜等を形成することに代えて、焦点位置に反射ミラーを設ける。その他は第3の変形例と同様である。
(第5の変形例)
前述した第3の実施の形態において、レンズ34の焦点位置には位相制御板35と光強度制御板36を配置しているが、位相制御板35のみを配置してもよい。この場合には位相制御のみが行われる。
(第6の変形例)
更に前述した第3の実施の形態において、レンズ34の焦点位置に位相制御板35と光強度制御板36を配置しているが、光強度制御板36のみを配置してもよい。この場合には光強度の制御のみが行われる。
(分散素子の構成)
ここで前述した各実施の形態に用いられる分散素子16,33,38について説明する。各分散素子は同一のものであってよいので、以下分散素子16について詳細に説明する。さて分散素子16としては、図4に示す回折格子16A、図5に示すアレイ導波路格子16B、及び図6に示すVIPA素子(VIPA:Virtually Image Phased Array)16Cを用いることが考えられる。回折格子16Aは鋸歯状、正弦波状、または矩形状の断面を有し、そのピッチをd1とする。又入射角をαとし、反射角をθとする。この回折格子16Aの回折式、角度分散(dθ/dλ)、及びFSRは図7で示される。ここでmは回折次数である。
アレイ導波路格子16Bは図5に示すように、ベース101上に導波路が形成されたものである。スラブ導波路102は面に沿った層状媒質で構成され、面に沿った方向に光を閉じ込める導波路であり、その屈折率をnsとする。スラブ導波路102からは多数のアレイ導波路103が隣接して分岐する。隣接する各アレイ導波路間の間隔を全てd2とし、隣接するアレイ導波路毎の光路長差をΔLとし、各アレイ導波路の実効屈折率をncとする。分岐された多数のアレイ導波路103はいずれもスラブ導波路104に導かれ、この導波路104の端部より出射する。このアレイ導波路格子16Bの回折式、角度分散及びFSRは、図7で示される。図7において、ngは群屈折率であり、出射光の法線に対する角度をθとする。尚アレイ導波路16Bについては、IEEE JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL.12, No. 6,989-995, 1994に詳細に示されている。
又VIPA素子16Cは図6に示すように、一定の屈折率を有する透明の平板111であって、例えば平行平板のガラス板が用いられる。光の入射面には一定の開口部分を除いて反射コーティング112が施されている。又他方の面にも全面にわたって反射コーティング113が施されている。反射コーティング112は100%の反射率を有するものであり、出射面の反射コーティング113は100%以下、例えば95%の反射効率を有するものである。この屈折率をnvとし、その厚さをd3とする。ここで出射光の法線に対する角度を出射角θとする。このVIPA素子についても回折式、角度分散及びFSRは、図7で与えられる。
さてこの光フィルタに入射するWDM信号を1550nm帯域の光信号とし、そのFSRを50GHzとする。これは波長では0.4nmに相当する。この場合には、回折次数mは1550/0.4より3875となる。この回折次数mを図7に示すVIPA素子16Cの回折式に代入すると、その右辺を約6mmと設定すればよい。このため屈折率をn3を例えば1.5とし、板厚d3を2mmとすることによって容易にVIPA素子を分散素子16Cとして用いることができる。一方回折格子の場合には格子ピッチを数mmとする必要がある。又アレイ導波路素子の場合にはアレイ導波路間隔d2及び導波路長差ΔLを数mmとする必要があり、いずれも形状が大きくなる。従って分散素子16としては、VIPA素子を用いることが好ましい。以下ではVIPA素子を用いるものとして説明する。
このようなVIPA素子16Cに図1に示すようにチャンネル1〜チャンネルnまでのnチャンネルのWDM信号が加わるものとし、その各チャンネル毎の周波数間隔をΔf、ここでは50GHzとする。そしてチャンネル1の周波数をf1〜fmとすると、チャンネル2の周波数はf1+Δf〜fm+Δfとなる。同様にしてチャンネルnの周波数はf1+nΔf〜fm+nΔfとなる。ここでmは各チャンネルの周波数を等分した任意の数であり、特に意味のあるものではない。このWDM信号が分散素子16に入射すると、分散の角度範囲の一方の端部には各チャンネルの最も低い周波数であるf1、f1+Δf、f1+2Δf・・・f1+nΔfの光が出力される。他端には各チャンネルの最も高い周波数であるfm、fm+Δf・・・fm+nΔfが出力される。この間もWDM信号のチャンネル毎にそのチャンネル内の分散素子の出射角度範囲の一端から他端まで光が連続的に分散することとなる。即ちある角度には周波数f1+iΔf、f2+iΔf・・・fm+iΔf(iは1〜nの整数)が出射される。
(位相制御方式)
次に位相制御板18及び35及び位相制御部について説明する。位相制御板は同一のものであってよいので、以下位相制御板18について説明する。位相制御板18の一例として、液晶空間変調素子18Aを示す。図8において、図中X軸方向を光の分散方向とする。ここで液晶セル130は印加される電圧に応じて屈折率を変化させるものであり、例えばネマティック液晶を用いる。液晶セル130の表面には、光の分散方向に垂直なY軸に平行に透明の多数のセグメント電極131が形成される。液晶空間変調素子110の背面全面には、図示しない透明電極が形成される。このセグメント数はWDM信号の1チャンネル分の光信号に対するフィルタリング操作の分解能を決定するため、多い方が好ましい。液晶空間変調素子18Aはセグメント電極131側の面をXY平面に合わせて配置する。
液晶空間変調素子18Aは、各セグメント電極毎に異なった電圧を印加することによってその位相を制御することができる。各セグメント電極131には図8に示すように、交流電源部133とそのレベルを制御する振幅制御部134が接続されている。交流電源部133は各セグメント毎に一定レベルの矩形波を出力するものである。振幅制御部134は各セグメント毎に印加する電圧のピーク値を変化させるものであり、電圧のピークレベルを適宜設定することによって所望の位相となるように制御する。セグメント電極の電圧を連続して変化させることによって、例えば図9に示すように各チャンネル内のWDM信号の光の位相特性を変化させることができる。ここで交流電源部133、振幅制御部134は位相制御板の各周波数に対する位相を制御する位相制御部135を構成している。
液晶空間型変調素子18Aの変調方式としては、振幅制御部134によって振幅レベルを変化する方式に代えて、交流電源部133より発生する交流電圧のデューティ比を各セグメント毎に変化させ、これによって各セグメントを透過する光の位相を変化させるようにしてもよい。
又この背面を透明電極でなく反射電極とすれば、第2の変形例に用いる反射型の位相制御板を実現することができる。
(光強度制御方式)
次に光強度制御板19,36及び光強度制御部について説明する。光強度制御板は同一のものであってよいので、以下光強度制御板19について説明する。光強度制御板19の第1の例として、回折方式による液晶空間変調素子19Aを示す。この液晶空間変調素子19Aは第1,第2の実施の形態、第3の変形例に用いることができる。図10において、図中X軸方向を光の分散方向とする。ここで液晶セルは印加される電圧に応じて屈折率を変化させるものであり、例えばネマティック液晶を用いる。この液晶セル140の表面には、光の分散方向に垂直に透明の多数のセグメント電極141が形成される。液晶空間セル140の背面全面には、反射電極142が形成される。このセグメント数はWDM信号の1チャンネル分の光信号に対するフィルタリング操作の分解能を決定するため、多い方が好ましい。
液晶空間変調素子19Aのセグメント電極141には、図10に示すように交流電源部143とそのレベルを制御する振幅制御部144が接続されている。交流電源部143は各セグメント毎に一定レベルの矩形波を出力するものである。振幅制御部144は各セグメント毎に印加する電圧のピーク値を変化させるものである。ここで交流電源部143、振幅制御部144は位相制御板の各周波数に対する位相を制御する光強度制御部145を構成している。
この液晶空間変調素子19Aは反射レベルを変化させるために回折方式を用いている。回折方式は各セグメント電極に印加する電圧によってその電極下の屈折率を変化させる。そして光強度を同一値に制御したい同一波長の光ビームの範囲内で屈折率の凹凸を作り、これによって入射光を回折させる。印加電圧のレベルによって回折の程度が変化するため、液晶空間変調素子から出射される光、即ち反射光のレベルを変化させることができる。そして各セグメントに印加する電圧レベルを適宜設定することによって、所望のスペクトル形状を作り出すことができる。例えば中心付近にあるセグメント電極に高い電圧を印加することによって、その直下の液晶セルの屈折率が変化し、回折によって光が図11(a)に示すように入射光の光軸とは異なった角度に反射される。このため光強度のレベルを減少させたスペクトル特性とすることができる。
次に光強度制御板の第2の例について説明する。この光強度制御板は前述した第4の変形例及び第3の実施の形態、第6の変形例の光強度制御板に用いることができる。この液晶空間型変調素子19B,36Bの主要部分は第1の例と同様であるので、詳細な説明を省略する。この光強度制御板では、液晶セル140の背面を反射電極142でなく透明電極146とする。その他の構成は前述した空間型変調素子19Aと同様であり、これによって透過型の光強度制御板を実現することができる。この場合には図11(b)に示すように各セグメントに電圧を印加しなければ入射光がそのまま透過する。又セグメント電極に電圧を印加すれば、その電圧レベルに応じて液晶セルの屈折率が変化するため、光がいずれかの方向に回折し、出力光のレベルが減少する。このようにして各セグメントに印加する電圧レベルを変化させることによって、各チャンネルのスペクトルを変化させることができる。
又ここで用いた光強度制御板の空間型変調方式としては、振幅レベルを変化する方式に代えて、交流電源より印加する交流電圧のデューティ比を各セグメント毎に変化させ、これによって反射レベル、透過レベルを変化させるようにしてもよい。
次に光強度制御板の第3の例である消光方式の液晶空間変調素子19Cについて図12を用いて説明する。この光強度制御板は第1,第2の実施の形態、第3の変形例に用いることができる。図12において、図中X軸方向を光の分散方向とする。ここで液晶セルは電圧に応じて偏波を回転させるものであって、例えばTN液晶を用いる。この液晶セル150の表面には、光の分散方向に垂直に透明の多数のセグメント電極151が形成される。液晶セル150の背面全面には、反射電極152が形成される。このセグメント数はWDM信号の1チャンネル分の光信号に対するフィルタリング操作の分解能を決定するため、多い方が好ましい。
消光方式においては、図13に示すように液晶空間変調素子19Cの前面に偏光子156を設けて偏光方向をそろえたWDM光を液晶空間変調素子に入射する。例えばP偏光成分のみを液晶空間変調素子19Cに入射する。そして各セグメント電極の直下の液晶の複屈折率差を制御することによって、各セグメントに対応する光の偏光状態を独立に制御できる。そして反射光のうちP偏光成分のみが偏光子156を通過して出射し、光フィルタのスペクトルを変化させることができる。
次に光強度制御板の第4の例について説明する。この光強度制御板は前述した第4の変形例及び第3の実施の形態、第6の変形例の光強度制御板に用いることができる。この液晶空間型変調素子19D,36Dの主要部分は第3の例と同様であるので、詳細な説明を省略する。この光強度制御板では、液晶セル150の背面を反射電極152でなく透明電極157とする。その他の構成は前述した空間型変調素子19Cと同様であり、これによって透過型の光強度制御板を実現することができる。この場合には図14に示すように各セグメントに電圧を印加しなければ入射光がそのまま透過する。又セグメント電極に電圧を印加すればその電圧レベルに応じて液晶セルの偏光方向が変化するため、出力光のレベルが減少する。このように各セグメントに印加する電圧レベルを変化させることによって、各チャンネルのスペクトルを変化させることができる。
又消光方式においては光軸に対して45°の角度で光を入射させ、セグメント電極に印加する電圧を変化させることによって偏波面を回転させ、これによって透過率を変化させるようにしてもよい。この場合は例えばネマティック液晶を用いることができる。
次に光強度制御板の第5の例であるMEMSアレイ素子19Eについて説明する。MEMSアレイ素子19Eは図15に示すように、図10のセグメント電極に相当する1次元のMEMSミラーを光の分散方向に垂直に多数並列に配置したものである。MEMS素子駆動部161は各MEMSミラーを夫々独立に、所望の微小角度回転駆動するもので、光強度制御部として動作する。各ミラーは入射光を反射し、この反射角度を変化させ入射側に戻る光のレベルを変化させることによって、各チャンネル内でのスペクトルを変化させることができる。MEMSアレイ素子を用いた光強度制御板は、第1,第2の実施の形態、第3の変形例に用いることができる。
次に光強度制御板の第6の例について図16を用いて説明する。これは光強度制御板として特願2007−322878号に示されているように、パターニング板19Fを用いて構成したものである。パターニング板19Fでは基板上に反射ミラーを任意の形で配置する。そしてパターニングミラー駆動部171で図中Y軸方向に移動させることによって、各周波数成分の反射量、透過量又は吸収量を制御してスペクトルを整形する。このパターニングの形状を適宜変化させたりY軸方向への移動によってフィルタ特性を変化させることができる。透明基板上に反射ミラーを貼り付けたパターニング板を用いた光強度制御板19Fは、第1,第2の実施の形態、第3の変形例に用いることができる。
ここで光強度制御板として透明基板上に光吸収板を貼り付けたパターニング板を用いることができる。このようなパターニング板は、第3の実施の形態、第4,第6の変形例に用いることができる。
図17(a)は各実施の形態による光フィルタに入射されるnチャンネルのWDM信号を示す図である。図17(b)は位相制御を行った状態を示す図である。更に図17(c)は光強度を制御した状態を示す図である。これらの図に示されるように、各チャンネルについて同一の位相特性及びスペクトル強度とすることができる。
尚前述した各実施の形態及び変形例において、振幅制御部の振幅や交流電源部のデューティ比を光フィルタ製造時に設定しておくことにより、一定の特性を持つ光フィルタとすることができる。又フィルタの製造後に任意に変化させるようにしてもよい。これにより任意の位相特性及びスペクトルとする光可変フィルタとして光フィルタを実現することができる。光強度制御板の第5,第6の例に示すようにミラーの角度を変化させたり、パターニング板の位置を変化させることにより、光可変フィルタとして光フィルタを実現することができる。
本発明の第1の実施の形態による反射型の光フィルタの光学的な位置を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による反射型の光フィルタの光学的配置を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による透過型の光フィルタの光学的配置を示す図である。 分散素子として用いられる回折格子を示す図である。 分散素子として用いられるアレイ導波路格子を示す図である。 分散素子として用いられるVIPA素子を示す図である。 分散素子として用いられる回折格子、アレイ導波路格子、VIPA素子の回折式と角度分散及びFSRを示す図である。 本発明の各実施の形態に用いる位相制御部及び位相制御板の一例を示す図である。 WDM光に対して位相制御を行ったときの位相と周波数の関係を示す図である。 本発明の実施の形態による光強度制御部及び光強度制御板の第1の例を示す図である。 第1,第2の例による光強度制御板を通過する入射光及び出射光を示す図である。 本発明の実施の形態による光強度制御部及び光強度制御板の第3の例を示す図である。 この光強度制御板を通過する入射光及び出射光を示す図である。 本発明の実施の形態による光強度制御部及び光強度制御板の第4の例を示す図である。 本発明の実施の形態による光強度制御部及び光強度制御板の第5の例を示す図である。 本発明の実施の形態による光強度制御部及び光強度制御板の第6の例を示す図である。 入射するWDM光の周波数と位相特性及びスペクトルを示す図である。
符号の説明
11,13,15,31,40 光ファイバ
12 光サーキュレータ
14,21,22,32,39 コリメートレンズ
16,33,38 分散素子
17,34,37 レンズ
18,35 位相制御板
18A 液晶空間変調素子
19,36 光強度制御板
19A,19B,19C,19D,36B,36D 液晶空間変調素子
19E MEMSアレイ素子
19F パターニング板
130,140,150 液晶セル
131,141,151 セグメント電極
142,152 反射電極
133,143,153 交流電源部
134,144,154 振幅制御部
135 位相制御部
145 光強度制御部
146,157 透明電極
156,158 偏光子

Claims (17)

  1. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、
    前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、
    前記位相制御板の各周波数に対する位相を制御する位相制御部と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光の光強度を変化させる光強度制御板と、
    前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する光強度を制御する光強度制御部と、
    前記位相制御板及び光強度制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備する光フィルタ。
  2. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、
    前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の波長の光を任意の位相に変換する位相制御板と、
    前記位相制御板の各波長に対する位相を制御する位相制御部と、
    前記位相制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備する光フィルタ。
  3. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、
    前記分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光の光強度を変化させる光強度制御板と、
    前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する光強度を制御する光強度制御部と、
    前記光強度制御板を透過した光を反射する反射部と、を具備する光フィルタ。
  4. 前記光強度制御板は、光が入射される面の裏面に反射膜を施して前記反射部とした請求項1又は3記載の光フィルタ。
  5. 前記位相制御板は、光が入射される面の裏面に反射膜を施して前記反射部とした請求項2記載の光フィルタ。
  6. 入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備する請求項1〜3のいずれか1項記載の光フィルタ。
  7. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、
    前記第1の分散素子によって各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、
    前記位相制御板の各波長に対する位相を制御する位相制御部と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の透過率で透過する光強度制御板と、
    前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する透過レベルを制御する光強度制御部と、
    前記位相制御板及び前記光強度制御板を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、
    前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備する光フィルタ。
  8. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、
    前記第1の分散素子の各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の位相に変換する位相制御板と、
    前記位相制御板の各周波数に対する位相を制御する位相制御部と、
    前記位相制御部を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、
    前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備する光フィルタ。
  9. 入射光であるWDM信号を各チャンネル毎に各チャンネル内の周波数変化に応じて所定の角度の範囲に分散させて出射する第1の分散素子と、
    前記第1の分散素子の各チャンネル毎に所定の角度範囲に分散させた各周波数の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置の近傍に設けられ、任意の周波数の光を任意の透過率で透過する光強度制御板と、
    前記光強度制御板の光強度制御手段の各周波数に対する透過レベルを制御する光強度制御部と、
    前記光強度制御手段を透過した各周波数の光を集光する集光手段と、
    前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備する光フィルタ。
  10. 前記分散素子はVIPA素子である請求項1〜9のいずれか1項記載の光フィルタ。
  11. 前記位相制御板は、液晶セルに多数のセグメント電極を形成したものであり、
    前記位相制御部は、その電極への印加電圧を変化させたものである請求項1,2,7,8のいずれか1項記載の光フィルタ。
  12. 前記光強度制御板は、液晶セルに多数のセグメント電極を形成したものであり、
    前記光強度制御部は、その電極への印加電圧を変化させたものである請求項1,3,7,9のいずれか1項記載の光フィルタ。
  13. 前記光強度制御板は、MEMSアレイ素子である請求項1,3,7,9のいずれか1項記載の光フィルタ。
  14. 前記光強度制御板は、選択すべき波長を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射、もしくは透過、吸収するパターニング板である請求項1又は3記載の光フィルタ。
  15. 前記光強度制御板は、選択すべき波長の光を透過するパターニング板である請求項1〜9のいずれか1項記載の光フィルタ。
  16. 前記位相制御部は、前記位相制御板による光の位相を任意に変更可能とした請求項1,2,7,8のいずれか1項記載の光フィルタ。
  17. 前記光強度制御部は、前記光強度制御板の光強度を任意に変更可能とした請求項1,3,7,9のいずれか1項記載の光フィルタ。
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