JP2015212798A - 波長分散素子 - Google Patents

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慶太 山口
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Shigeru Nemoto
成 根本
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Koichi Hadama
恒一 葉玉
鈴木 賢哉
Masaya Suzuki
賢哉 鈴木
和則 妹尾
Kazunori Senoo
和則 妹尾
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Yuichi Higuchi
雄一 樋口
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Joji Yamaguchi
城治 山口
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Abstract

【課題】偏向素子アレイを備えた波長選択スイッチにおいて用いられたときに、偏向素子間のチャネル境界の波長領域の分離を容易にする離散的な波長分散を実現する波長分散素子を提供すること。【解決手段】入出力ポートアレイ101、マイクロレンズアレイ102、波長分散の方向が後述の回折格子104とは反対であり回折格子104よりも短い自由スペクトル領域(FSR)を持つ波長分散素子103、回折格子104、回折格子からの出射光を集光するレンズ105、MEMSミラーアレイ106がこの順に配置されている。尚、波長分散素子103と回折格子104との分散軸は一致している。波長分散素子103に入射した光は、波長分散素子103のFSRの周期で周期的な回折を受けて、回折格子104に入射する。この時、波長分散素子103での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子104での波長分散が周期的に相殺される。【選択図】図1

Description

本発明は、波長多重(WDM)信号を分光する通信等に利用可能な波長分散素子に関する。
入射光を波長毎に異なる方角に分波させる波長分散素子は広く用いられており、特に光通信においては、光信号を波長ごとに多重化する波長分割多重通信(Wavelength Division Multiplex)において各波長信号(チャネル)の合分波素子として利用されている。通信用光デバイスではチャネル毎のモニタやスイッチングなどの機能を実現するため、MEMSミラー、空間光変調器、フォトディテクターなどのMEMSミラーアレイを配置し、波長分散素子により空間的に分波されたチャネルを素子で分離し、処理している。
代表的な波長分散素子として回折格子がある。回折格子での回折角の変化は波長に対して連続的である。そのため、素子の境界領域にも光が入射し、この境界領域に入射されるチャネル境界の波長の光は、透過帯域の狭窄など種々の特性劣化の要因となる。
一方、回折次数を高くして短い自由スペクトル領域(FSR)を持ち、周波数に対して回折角が周期的に変化することで回折角の変化が不連続になる波長分散素子も存在する。その代表例がArrayed−Waveguide Grating(AWG)とVirtually Imaged Phased Array(VIPA)である。両者ともに数十GHzという短いFSRを実現することが可能であり、回折角はFSRの周期で周期的に変化する。
特開2010−175646号公報 特開2010−160351号公報
H. Takahashi et al., "Arrayed-waveguide grating for wavelength division multi/demultiplexer with nanometre resolution", Electronics Letters, Vol 26, Issue: 2 pp.87-88 M. Shirasaki et al., "Dispersion Compensation Using The Virtually Imaged Phased Array", APCC/OECC'99, pp.1367-1370 D. M. Marom et al., "Nonlinear Spatial Dispersion Generation with a MZI-AWG for hybrid PLC-FSO Wavelength-Selective Switches and Wavelength Blockers", ECOC 2006, pp.1-2 John E. Greivenkamp 著、「フィールドガイド 幾何光学」、オプトロニクス出版社、P.46
しかしながら、これらの波長分散素子はチャネル内の分散補償などの用途に使われている例はあるが、前述のチャネル境界の波長領域での特性劣化の課題を解決するものではない。そのため、従来の波長分散素子では回折角が波長に対して連続的に変化することから、チャネル境界の分離が困難となり隣接チャネルとの境界領域に入射した光の成分を制御できず、損失や迷光となってしまうため、透過帯域特性などの種々の特性が劣化してしまう課題がある。
また、非線形な回折特性を持つ波長分散素子として、マッハツェンダー干渉計(MZI)とAWGを組み合わせた物が報告されている。しかし、この例ではMZIの透過帯域幅が狭いため、透過帯域幅を広く確保しようとすると透過帯域の平坦性が劣化する傾向にあり、透過帯域特性の0.5dB帯域幅は45%が限界となっており、広い透過帯域を確保することができないという課題がある。
また、導波路を用いた上記以外の非線形化の手法として光モード合成カプラを用いる手法等が報告されている。しかしながら、導波路を用いて多ポートからの入射光に対して波長分離を行うには、通常個別の導波路を用いる必要があり、集積化することが困難である。導波路を用いた際には他にも、誘電体中を伝搬させるために挿入損失が大きいこと、導波路の基板に対して垂直方向と平行方向で作製時に発生する応力が異なることから偏波依存性が発生することなどが課題となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、偏向素子アレイを備えた波長選択スイッチにおいて用いられたときに、偏向素子間のチャネル境界の波長領域の分離を容易にする離散的な波長分散を実現する波長分散素子を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、波長分散素子であって、第1の自由スペクトル領域(FSR)を有する第1の波長分散部と、前記第1のFSRよりも短い第2のFSRを有し、分散軸が前記第1の波長分散部と同一であり、前記第1の波長分散部に対して波長分散方向が逆である第2の波長分散部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の波長分散素子において、前記第1および第2の波長分散部は、前記第2のFSR単位で前記第1および第2の波長分散部を透過した光の出射角が一定となる分散能を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の波長分散素子において、前記第2の波長分散部は、AWGを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の波長分散素子において、前記第2の波長分散部は、VIPAを含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の波長分散素子において、2以上の入出力ポートが前記VIPAに光学的に接続されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の波長分散素子において、前記VIPAへの入射光を整形するビーム整形素子をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の波長分散素子において、前記第1の波長分散部と前記第2の波長分散部との間に設けられた分散角を拡大又は縮小する光学系をさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の波長分散素子において、前記第2のFSRが入射されるWDM信号のグリッド間隔と一致していることを特徴とする。
本発明は、偏向素子アレイを備えた波長選択スイッチにおいて用いられたとき、チャネル境界の波長領域の分離を容易にし、偏向素子間の境界領域に光が入射することによる特性劣化を防ぐ効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 (a)は、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子の分散特性を示す図であり、図2(b)に、FSRが短い波長分散素子の分散特性を示す図であり、(c)、(d)は、これら2種類の波長分散素子による波長分散が逆方向となるように設置したときの分散特性を示す図である。 本発明の実施形態2に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の実施形態5に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 VIPAの原理を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。なお、全図を通して同一の符合は同一または相当部分を示すものとする。
(実施形態1)
図1に、本発明の実施形態1に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態では、入出力ポート111−1、、、111−nを含む入出力ポートアレイ101、マイクロレンズアレイ102、波長分散の方向が後述の回折格子104とは反対であり回折格子104よりも短い自由スペクトル領域(FSR)を持つ波長分散素子103、回折格子104、回折格子からの出射光を集光するレンズ105、MEMSミラーアレイ106がこの順に配置されている。尚、波長分散素子103と回折格子104との分散軸は一致している。
まず、入出力ポートアレイ101に入力された光信号は、マイクロレンズアレイ102を経てコリメート光として空間に出射され、波長分散素子103に入射する。波長分散素子103に入射した光は、波長分散素子103のFSRの周期で周期的な回折を受けて、回折格子104に入射する。この時、波長分散素子103での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子104での波長分散が周期的に相殺される。回折格子104からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺により波長分散素子103のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ105で集光することにより、MEMSミラーアレイ106上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。MEMSミラーアレイ106により反射角が変化した光は再びレンズ105、回折格子104、波長分散素子103、マイクロレンズアレイ102を通過して、入出力ポートアレイ101中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
本実施形態ではFSRが短い波長分散素子103を回折格子104の前段に配置したが、波長分散素子103と回折格子104の配置が逆でも本発明の効果に変わりはない。
図2(a)に、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子の分散特性を示し、図2(b)に、FSRが短い波長分散素子の分散特性を示す。回折格子104は通常、数THzから数百THzオーダのFSRを持ち、光の周波数に対して連続的に回折角が変化する(図2(a))。それに対し、FSRが短い波長分散素子103では、そのFSRの周期で、周波数に対して周期的に回折角が変化する(図2(b))。
図2(c)、(d)に、これら2種類の波長分散素子による波長分散が逆方向となるように設置したときの分散特性を示す。FSRが短い波長分散素子103と回折格子104を波長分散が逆方向となるよう配置することで、回折格子104による波長分散を周期的に打ち消し、波長分散素子103のFSRの周期で回折角が波長に対して離散化する。この回折角が離散化する波長を、チャネル境界に合わせることで、チャネルごとに回折角を分離することが可能となり、レンズ105により集光した際にはチャネルごとに分離した回折角に応じた位置に集光される。
各チャネルを分離する際、MEMSミラー、空間光変調器、フォトディテクターなど空間的に配置された素子アレイが用いられる。離散化された回折角により生じる空間的な変動の範囲がアレイ内の素子サイズ以下であれば、その透過帯域特性は素子間に対応する波長成分の減衰が無くなり、透過帯域が波長に対して変化しない矩形のフィルター形状を持つことが可能となる。
図2(d)は2種類の波長分散素子の分散能が一致し、相殺された場合の分散特性の例である。組み合わされた波長分散素子からの出射光は回折角がチャネル毎に一定値で離散化されるため、MEMSミラーアレイ106を適切に配置すればミラー間の境界領域に光が入射することによる損失が無くなるため、特性劣化を防ぐことができる。
このような効果は図2(c)のように2種類の分散能が一致していない場合でも同様であるが、特に、2種類の波長分散素子の分散能が完全に相殺される場合には、MEMSミラーアレイ106の設置トレランスの拡大や、素子サイズの縮小などの効果がさらに期待できる。
また2種類の波長分散素子は、それぞれ複数の回折の組合せでも良く、たとえば回折格子104は2枚の回折格子を組み合わせた構成でもよい。その場合、組み合わせた最終的な回折角が離散的になるように各波長分散素子を設定すればよい。
上記のように、バルクの波長分散素子と、それとは逆方向の波長分散を持った波長分散素子を組み合わせることにより、波長分散素子のFSRの周期で離散的な波長分散を得ると同時に、導波路構造の際に問題となる挿入損失や偏波依存性を抑制することが可能となる。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態では、入出力ポート311−1、、、311−nを含む入出力ポートアレイ301、マイクロレンズアレイ302、波長分散の方向が後述の回折格子306とは反対であり回折格子306よりも短いFSRを持つ波長分散素子303、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ304、305、回折格子306、回折格子からの出射光を集光するレンズ307、MEMSミラーアレイ308がこの順に配置されている。尚、波長分散素子303と回折格子306との分散軸は一致している。
まず入出力ポートアレイ301に入力された光信号は、マイクロレンズアレイ302を経てコリメート光として空間に出射され、波長分散素子303に入射する。波長分散素子303に入射した光は、波長分散素子303のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ304、305によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子306に入射する。この時、波長分散素子303での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子306での波長分散が周期的に相殺される。回折格子306からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺により波長分散素子303のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ307で集光することにより、MEMSミラーアレイ308上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。MEMSミラーアレイ308により反射角が変化した光は再びレンズ307、回折格子306、レンズ305、304、波長分散素子303、マイクロレンズアレイ302を通過して、入出力ポートアレイ301中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
本実施形態ではFSRが短い波長分散素子303を先に配置したが、回折格子306との順番が反対でも本発明の効果に変わりはない。
2種類の波長分散素子、波長分散素子303および回折格子306は、それぞれ複数の回折の組合せでも良く、たとえば回折格子306は回折格子を2枚組み合わせた構成でもよい。その場合、組み合わせた最終的な回折角が離散的になるように各波長分散素子を設定すればよい。
次に、短いFSRを持つ波長分散素子303と回折格子306の波長分散の大きさをレンズ304、305により調整する手法について説明する。一般的に、FSRが短い波長分散素子303の方が波長分散能は大きくなるため、回折格子306の波長分散能と組み合わせて分散角を相殺させるには設計条件が厳しくなる。そこで、FSRが短い波長分散素子と回折格子の間にレンズ304、305を追加し、分散角を拡大・縮小する機能を追加する。
FSRが短い波長分散素子303と、回折格子306の波長分散能の比から、レンズ304、305の焦点距離の比を式(1)のように設定することで、波長分散を相殺することが出来る(非特許文献4参照)。
ここで、f1,f2はそれぞれレンズ304、レンズ305の焦点距離、(dθ/dλ)g1はFSRが短い波長分散素子303の波長分散能、(dθ/dλ)g2は回折格子306の波長分散能である。式(1)のように焦点距離の比を設定することにより、回折格子306がMEMSミラーアレイ307上で発生させる線分散をFSRが短い波長分散素子303による線分散が周期的に打ち消すことになり、波長分散を相殺する。
(実施形態3)
図4に、本発明の実施形態3に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態では、入出力ポート411−1、、、411−nを含む入出力ポートアレイ401と、波長分散の方向が後述の回折格子405とは反対であり回折格子405よりも短いFSRを持つAWGアレイ402、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ403、404、回折格子405、回折格子405で回折された光を集光するレンズ406とMEMSミラーアレイ407がこの順に配置されている。尚、AWGアレイ402と回折格子405との分散軸は一致している。
本実施形態における説明では、波長分散を調整するレンズにはレンズ403、404を2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いても問題はない。また、波長分散の大きさがAWG402と回折格子405で同じ場合には、レンズ403,404を配置する必要はない。
また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子405を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いてもよい。
また、AWGアレイ402は複数(n個)のAWGを積層しており、順番に、AWG412−1、AWG412−2、、、、AWG412−nが積層されている。
説明のために、入力ポートをAWG412−1に接続された入出力ポート411−1とし、出力ポートをAWG412−2に接続された入出力ポート411−2、、、、AWG412−nに接続された入出力ポート411−nとする。以下の説明では、出力ポートとしてAWG412−2を選択した場合の動作について説明する。
まず入力ポート411−1に入力された光信号は、AWGアレイ412−1を経てAWG412−1のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光信号はレンズ403、404によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子405に入射する。この時、AWG412−1での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子405での波長分散が周期的に相殺される。回折格子405からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりAWG412−1のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ406で集光することにより、MEMSミラーアレイ407上での集光位置は波長に対して離散的に変化し、各チャネルに対応したMEMSミラーの中心部にのみ集光する。
MEMSミラーアレイ407により反射角が変化した光は再びレンズ406、回折格子405、レンズ404、403、入力とは異なるAWG412−2を通過して、入出力ポートアレイ401中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
本実施形態においては、AWG412を用いて周期的な波長分散を発生させることにより、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子405の波長分散を周期的に相殺することで、回折格子405での回折角を離散的にすることが可能となること、AWG412と回折格子405の波長分散の大きさを調性するためにレンズ403、404を内包している事が特徴である。
波長分散の大きさを調性する為のレンズ403の焦点距離f1とレンズ404の焦点距離f2の比は、AWG412の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子405の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすように選ぶ。
WDM信号のグリッド間隔は、一般的に数十GHz〜数百GHzが用いられる。このような短いFSRを実現するためには、高い次数の回折光を利用する必要がある。高い次数の回折を発生させる波長分散素子として、AWGを用いることができる。また、同様に周期的な変動があるマッハツェンダー干渉計(MZI)を用いるよりも、透過帯域の平坦性を高く保つことができ、広い透過帯域を実現可能である。また、バルクの波長分散素子を用いることにより、すべての波長分散素子を導波路構造で作製するよりも挿入損失、偏波依存性を回避することができる。
回折格子405の分散能が完全に相殺される場合には、MEMSミラーアレイ407の設置トレランスの拡大や、素子サイズの縮小などの効果がさらに期待できる。
AWG412に代わりVirtual Imaged Phased Array (VIPA)を用いることで、本構成と同様の効果を持ちながら、入出力ポートを多ポート化することが容易となる。次の実施形態にて詳細を説明する。
(実施形態4)
図5に、本発明の実施形態4に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態では、入出力ポートアレイ501と、波長分散の方向が後述の回折格子505とは反対であり回折格子505よりも短いFSRを持つVIPA502、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ503、504、回折格子505、回折格子505で回折された光を集光するレンズ506とMEMSミラーアレイ507がこの順に配置されている。入出力ポートアレイ501は、入出力ポート511−1、、、511−nを含む。尚、VIPA502と回折格子505との分散軸は一致している。
本実施形態における説明では波長分散を調整するレンズにはレンズ503、504を2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いても問題はない。また、波長分散の大きさがVIPA502と回折格子505で同じ場合には、レンズ503、504を配置する必要はない。また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子505を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いても問題はない。
本発明の動作は、入力ポートアレイ501に関与する機能部を例として、以下のとおりである。まず入力ポート501−1に入力された光信号は、VIPA502を経てVIPA502のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ503、504によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子505に入射する。この時、VIPA502での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子505での波長分散が周期的に相殺される。回折格子505からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりVIPA502のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ506で集光することにより、MEMSミラーアレイ507上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。
本発明の動作は、入出力ポート511−1に関与する機能部を例として、以下のとおりである。まず入力ポート511−1に入力された光信号は、VIPA502を経てVIPA502のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ503、504によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子505に入射する。この時、VIPA502での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子505での波長分散が周期的に相殺される。回折格子505からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりVIPA502のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ506で集光することにより、MEMSミラーアレイ507上での集光位置は波長に対して離散的に変化し、各チャネルに対応した偏向素子の中心部にのみ集光する。
偏向素子アレイ、ここではMEMSミラーアレイ507により反射角が変化した光は、再びレンズ506、回折格子505、レンズ504、503、VIPA502を通過して、入出力ポートアレイ501中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
波長分散の大きさを調性する為のレンズ503の焦点距離f1とレンズ504の焦点距離f2の比は、VIPA502の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子505の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすように選ぶ。
VIPA502はAWG同様、高い次数の回折を発生させる波長分散素子である。よって、VIPA502の波長分散の方向が回折格子505と逆方向になるように配置することにより、WDM信号のグリッド間隔のような短い周期での波長分散の離散化を得ることが可能である。
また、AWG等の導波路構造を持つ波長分散素子を用いて複数のポートを構成させる場合、その導波路を基板に対して平行に並べて作製するか、垂直に重ねて作製する必要がある。しかしながら、導波路構造を基板に平行に並べる方法はデバイスが大型化してしまうため、多ポート化には不向きである。同時に、導波路構造を多層化する際には、積層などでの層ごとの特性の変化などが問題となる。
一方、VIPA502では、導波路構造を持つ波長分散素子とは異なり、光を局所的に閉じ込めることがないため、1つのVIPA502に複数の入力ポート501を配置することが可能である。複数のポートから入射した光は波長チャネルごとに離散的に分光され、MEMSミラーアレイ507中の各波長チャネルに対応した偏向素子の中心部にのみ集光される。
よって、高い次数を発生させるVIPAとバルクの波長分散素子を組み合わせることにより、波長分散を離散化すると同時に、多ポート化することが容易となる。導波路構造を利用せずに波長分散を離散化することが可能なため、挿入損失や偏波依存性を抑制することもできる。
(実施形態5)
図6に、本発明の実施形態5に係る波長分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態では、入出力ポート611−1、、、611−nを含む入出力ポートアレイ601と、後述のVIPA603へ入射する光のプロファイルを整形する素子602、波長分散の方向が後述の回折格子606とは反対であり回折格子606よりも短いFSRを持つVIPA603、上記の波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ604、605、回折格子606と、回折格子606で回折された光を集光するレンズ607とMEMSミラーアレイ608がこの順に配置されている。尚、VIPA603と回折格子606との分散軸は一致している。
本実施形態における説明では波長分散を調整するレンズには、レンズ604、605の2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いてもよい。また、波長分散の大きさがVIPA603と回折格子606で同じ場合には、レンズ604、605を配置する必要はない。
また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子606を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いてもよい。
まず、入出力ポート611−1に入力された光信号は、ビーム整形素子602を経てsinc関数形状のビームとしてVIPA603に入射される。これは、VIPAを用いた場合、VIPAからレンズを1枚透過した後の出射光強度の波長依存性はVIPAへの入射光形状に依存する、具体的には、VIPAへの入射光形状をフーリエ変換した形状が、FSR1周期内の出射光強度の波長依存性プロファイルとなるためである。
図7に、VIPAの原理を説明する図を示す。VIPAへの入射光形状が一般的に用いられるガウシアンビームである場合、出射光強度の波長依存性はガウス分布となる。そのため、分散角を離散化し、チャネル分離が容易になったとしても、チャネル内の強度が波長依存性を持ち、これが特性の劣化を引き起こす。波長依存性がフラットになるよう改善するためには、VIPA603への入射光形状が矩形関数の逆フーリエ変換であるsinc関数になるように整形することが有効である。ビーム形状の整形手法として、ビームシェイパーやホログラム技術などが挙げられる。VIPA603への入射光形状を整形するため、その前段にビームシェイパーやホログラム素子等のビーム整形素子602を配置し、その形状を変化させる。
本実施形態では単一の素子として光のプロファイルを整形する素子602を記述したが、ビームシェイパーやホログラム素子、レンズ等の組み合わせによりsinc関数形状のビームを作製してもよい。例えば、ガウシアンビームを矩形に変形させるビームシェイパーを用いる場合、矩形ビームを生成したのちにレンズによるフーリエ変換作用を利用し、sinc関数形状の入射光を生成する。このようなVIPA入射光形状の整形により、波長依存性が低減され、特性劣化が改善される。
光信号がビーム整形素子602を経てsinc関数形状のビームとしてVIPA603に入射された後、VIPA603のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ604、605によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子606に入射する。この時、VIPA603での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子606での波長分散が周期的に相殺される。回折格子606からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりVIPA603のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ607で集光することにより、MEMSミラーアレイ608上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。
MEMSミラーアレイ608により反射角が変化した光は、再びレンズ607、回折格子606、レンズ605、604、VIPA603、ビーム整形素子602を通過して、入出力ポートアレイ601中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
また、VIPA603への入射光のフーリエ変換が波長に対する光強度の分布形状となるため、VIPA603への入射光をsinc関数形状にしたことで、離散化された後の波長に対する高度分布の計上は矩形になり、光強度の波長依存性は抑制され、平坦で広い透過帯域を獲得することが出来る。
本実施形態においては、VIPA603を用いて周期的な波長分散を発生させることにより、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子606の波長分散を周期的に相殺することで、回折格子606での回折角を離散的にすることが可能となる。また、ビーム整形素子602によって光強度の波長依存性を低減することで、平坦で広い透過帯域事を得ることが出来る。
また、波長分散の大きさを調性する為のレンズ604の焦点距離f1とレンズ605の焦点距離f2の比は、VIPA603の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子606の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすように選ぶ。
波長分散は、VIPA603のFSRの周期で離散化される。よって、光通信で用いられる波長多重(WDM)信号のグリッド間隔に一致したFSRを持つVIPA603を利用することで、WDM信号の波長チャネルを離散的に分離することが可能となる。
尚、実施形態1〜5では偏向素子として、MEMSミラーを用いたが、Liquid Crystal on Silicon(LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
101、301、401、501、601 入出力ポートアレイ
111、311、411、511、611 入出力ポート
102、302 マイクロレンズアレイ
103、303 波長分散素子
104、306、405、505、606 回折格子
105、304、305、307、403、404、406、503、504、506、604、605、607、702 レンズ
106、308、407、507、608 MEMSミラーアレイ
402 AWGアレイ
412 AWG
502、603、701 VIPA
602 ビーム整形素子

Claims (8)

  1. 第1の自由スペクトル領域(FSR)を有する第1の波長分散部と、
    前記第1のFSRよりも短い第2のFSRを有し、分散軸が前記第1の波長分散部と同一であり、前記第1の波長分散部に対して波長分散方向が逆である第2の波長分散部と、
    を備えたことを特徴とする波長分散素子。
  2. 前記第1および第2の波長分散部は、前記第2のFSR単位で前記第1および第2の波長分散部を透過した光の出射角が一定となる分散能を有することを特徴とする請求項1に記載の波長分散素子。
  3. 前記第2の波長分散部は、AWGを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長分散素子。
  4. 前記第2の波長分散部は、VIPAを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長分散素子。
  5. 2以上の入出力ポートが前記VIPAに光学的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の波長分散素子。
  6. 前記VIPAへの入射光を整形するビーム整形素子をさらに備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の波長分散素子。
  7. 前記第1の波長分散部と前記第2の波長分散部との間に設けられた分散角を拡大又は縮小する光学系をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の波長分散素子。
  8. 前記第2のFSRが入射されるWDM信号のグリッド間隔と一致していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の波長分散素子。
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