JP6212456B2 - 波長選択スイッチ - Google Patents

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本発明は、光通信システムのノード等に用いられる波長選択光スイッチに関する。
近年続く爆発的なネットワークトラフィックの増大を背景に、ネットワークの大容量化や低コスト化への要求が高まると同時に災害時にも通信を確保する高い信頼性を持ったネットワーク構築の重要性がより注目されている。これらの要求を満たすネットワーク構成である、ROADM(Reconfigurable optical add/drop multiplexer)リングネットワークの導入が始まっている。このネットワーク下では光信号を電気信号に変換することなくパス切り替えを実現することで電力消費量の大きいOEO変換部を減らし、低コスト・低消費電力を両立しながら通信経路の冗長化を行うことが可能である。
ROADMネットワーク中では光信号を波長ごとに多重化した波長分割多重通信(WDM:Wavelength Division Multiplex)方式が採用され、波長ごとに方路を管理する必要がある。光ノードを構成する波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)は任意の波長を任意の方路に切り替えることが可能であり、ROADMネットワークのフレキシビリティ向上をもたらすキーデバイスとして注目されている。特に空間光学型WSSは多ポートの光路切り替えが可能であることから注目を集めている。
また、ネットワークの大容量化を目的として、ファイバー中の複数の伝搬モードを利用した空間多重伝送技術の研究開発も進められている。この伝送方式ではそれぞれの伝搬モードで個別の信号を伝送することにより、1つの伝搬モードのみを利用した場合や、伝搬する全ての伝搬モードで同一の信号を伝送するよりも伝送を大容量化することが可能となる。また、波長多重通信に空間多重伝送技術を適用することにより、さらなる大容量化を実現することができる。
ROADMネットワーク内では、WDM信号の光経路はWSSを多段に通過していることから、個々のWSSでのフィルター形状に影響を受けて光経路を透過できる波長成分は制限されるため、これが通過できるノード数を制限している。その為、個々のWSSの透過帯域を広く保つことが求められている。それに加え、複数の伝搬モードを信号の伝搬に用いる空間多重伝送技術を適用する際には、複数の伝搬モード間のクロストークが問題となる。これは、伝搬モード毎に異なる信号を伝搬している場合、本来伝搬している信号に異なる信号が混入することにより信号特性を劣化させるためである。
図8に、従来の空間光学型WSSの構成を示す。図8(a)、図8(b)は、それぞれ空間光学型WSSの側面図、上面図である。空間光学型WSSの基本的な光学系は入出力ポート群1001、波長分散素子1002、集光レンズ1003、偏向素子アレイ1004から構成されている。入射したWDM信号光は回折格子1002で分光され、次にレンズ1003を通して偏向素子アレイ1004の各偏向素子に入射する。この入射した光を偏向素子により、WDM信号のチャネルごとに偏向することで、接続ポートを切り替えている。
現在提案されている波長選択スイッチの構成では、波長分散軸にも各伝搬モード固有の光強度分布が存在し、偏向素子間に入射光がまたがった場合には一部の光が偏向できなくなり、伝搬モードの光強度分布を維持できなくなる。
上記のような理由で、伝搬モードの光強度分布が崩れると、他の伝搬モードへのモード間クロストークが発生するため、マルチモード伝搬を用いたWSSでは偏向後に伝搬モードの光強度分布を維持できる領域で、各チャネルの透過帯域幅が制限される。
また、波長分散が連続である場合には、偏向素子の設置位置の変動により偏向する波長の設計値からのずれが発生する。そのため、WSSの偏向素子の設置位置の設計値からのずれや設置後の位置の変動に対するトレランスの条件が厳しくなる。
一方、回折次数を高くして短い自由スペクトル領域(FSR)を持ち、周波数に対して回折角が周期的に変化することで回折角の変化が不連続になる波長分散素子も存在する。その代表例がArrayed−Waveguide Grating(AWG)とVirtually Imaged Phased Array(VIPA)である。両者ともに数十GHzという短いFSRを実現することが可能であり、回折角はFSRの周期で周期的に変化する。
これらの波長分散素子はチャネル内の分散補償などの用途に使われている例があるが、前述のチャネル境界の波長領域での特性劣化の問題を解決するものではない。
非線形な回折特性を持つ波長分散素子として、マッハツェンダー干渉計(MZI)とAWGを組み合わせた物が報告されているが、この例ではMZIの透過帯域幅が狭いために広い透過帯域を確保することができないことが問題となる。
特開2010−175646号公報 特開2010−160351号公報
上記のように、従来のWSSでは、複数の伝搬モードを利用した空間多重技術を適用した場合、その内部の波長分散素子での回折角が波長に対して連続的に変化することから、チャネル境界の波長の光成分において、モード間クロストークが発生して信号特性の劣化が発生することで、実用に足る通信品質を保証できる波長成分が制限される。また、偏向素子の設置位置の変動により偏向できる波長が変化してしまうことから、その設置精度や位置変動トレランスが厳しくなっている。
偏向素子間領域の影響による透過帯域狭窄を抑制する方法として、波長分散を離散化する方法が挙げられる。離散的な波長分散を行う為の構成として、マッハツェンダー干渉計(MZI)とAWGを組み合わせた構成が報告されている。
しかしながら、MZIとAWGによる上記の構成では波長分散素子では透過帯域特性の0.5dB帯域幅は45%が限界となり、十分な透過帯域を確保することが出来ない。
他にも、導波路を用いた上記以外の波長分散の非線形化の手法としては、光モード合成カプラとAWGや、AWGとAWG、多段のMZIとAWGを組み合わせる手法等(特許文献1、2参照)が報告されている。しかしながら、導波路を用いた際には、誘電体中を伝搬させるために挿入損失が大きいこと、導波路の基板に対して垂直方向と平行方向で作製時に発生する応力が異なることから偏波依存性が発生することなどが問題となる。これらは、WSSを透過するWDM信号を劣化させてしまうという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、WSS内の波長分散素子の波長分散を離散的にすることで、偏向素子のチャネル境界の波長領域でのモード間クロストークおよび透過帯域の狭窄を抑制し、透過帯域の広い波長選択スイッチを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、波長選択スイッチであって、2つ以上の入出力ポートと、前記入出力ポートから入射された、高次の伝搬モードが多重化された入射光を、伝搬モード毎に波長分散する分散軸が一致した2つ以上の波長分散部と、前記2つ以上の波長分散部により離散的に波長分散された光を集光する集光素子と、前記集光素子により離散的に集光された光をそれぞれ偏向し、前記集光素子、前記2つ以上の波長分散部を介して前記入出力ポートに入射する偏向部と、を備え、前記2つ以上の波長分散部の内、少なくとも1つの第1の波長分散部は、自由スペクトル領域が他の第2の波長分散部よりも短く、波長分散が他の前記第2の波長分散部と逆方向であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の波長選択スイッチにおいて、前記2つ以上の波長分散部は、波長の変化に対する回折角の変化が前記2つ以上の波長分散部全体として一定となる波長領域を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の波長選択スイッチにおいて、前記偏向部は、偏向方向を個別に制御可能な2つ以上の偏向領域を含み、離散的に集光された光の集光位置の間隔と前記偏向領域の間隔とが一致することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至2のいずれかに記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散部は、2つ以上のAWGを含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散部は、VIPAを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の波長選択スイッチにおいて、前記VIPAへの入射光を整形するビーム整形素子をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散部から出射された光の角度を調整するレンズ系をさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の波長選択スイッチにおいて、前記第1の波長分散部の自由スペクトル領域は、前記入力ポートに入力されるWDM信号のグリッド間隔に一致することを特徴とする。
本発明は、WSSにおいて、偏向素子のチャネル境界の波長領域でのモード間クロストークおよび透過帯域の狭窄を抑制し、透過帯域を広くする効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 (a)は回折格子の分散特性を示す図であり、(b)は周波数に対して周期的に回折角が変化する波長分散素子の分散特性を示す図であり、(c)は波長分散が逆方向となるように設置された2種類の波長分散素子の分散特性を示す図であり、(d)は波長分散が逆方向となるように設置され、波長分散が完全に相殺された2種類の波長分散素子の分散特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る波長選択スイッチの構成を示す図である。 VIPAの原理を説明する図である。 (a)は従来の空間光学型WSSの構成を示す側面図であり、(b)はその上面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、全図を通して同一の符合は同一または相当部分を示すものとする。
(実施形態1)
図1に、本発明の実施形態1に係る波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態に関る光学系は、入出力ポート群101、マイクロレンズアレイ102、波長分散の方向が後述の回折格子104とは反対であり回折格子104よりも短いFSRを持つ波長分散素子103、回折格子104、回折格子104からの出射光を集光するレンズ105、MEMSミラーアレイ106がこの順に配置されている。
まず入出力ポート群101に入力された複数の伝搬モードを含んだ光信号は、マイクロレンズアレイ102を経てコリメート光として空間に出射され、波長分散素子103に入射する。波長分散素子103に入射した光は、波長分散素子103のFSRの周期で周期的な回折を受けて、回折格子104に入射する。この時、波長分散素子103での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子104での波長分散が周期的に相殺される。回折格子104からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺により波長分散素子103のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ105で集光することにより、偏向素子アレイ106上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。MEMSミラーアレイ106により反射角が変化した光は再びレンズ105、回折格子104、波長分散素子103、マイクロレンズアレイ102を通過して、入出力ポート群101中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
尚、本実施形態ではFSRが短い波長分散素子103を先に配置したが、回折格子104との順番が反対でも本発明の効果に変わりはない。
ここで、本発明の波長分散部について説明する。図2(a)に、WSSで用いられる代表的なバルクの波長分散素子である回折格子の分散特性を示し、図2(b)に、周波数に対して周期的に回折角が変化する波長分散素子の分散特性を示す。回折格子104は通常、数THzから数百THzオーダのFSRを持ち、光の周波数に対して連続的に回折角が変化する(図2(a))。それに対し、高い次数の回折光を利用することでFSRが短い波長分散素子103では、そのFSRの周期で、周波数に対して周期的に回折角が変化する(図2(b))。
これら2種類の波長分散素子を波長分散が逆方向となるように設置することで、回折格子104による波長分散を周期的に打ち消し、波長分散素子103のFSRの周期で回折角が波長に対して離散化する(図2(c))。この回折角が離散化する波長を、チャネル境界に合わせることで、チャネルごとに回折角を分離することが可能となり、レンズ105により集光した際にはチャネルごとに分離してMEMSミラーアレイ106の各ミラー上に集光される。
WSSの特性を改善するための、本発明のWSSの波長分散部における波長分散離散化の条件は以下の3つである。
条件1.レンズ105で集光した光がMEMSミラーアレイ106のミラー間のギャップに入らないこと
条件2.離散化した集光位置の間隔がMEMSミラーアレイ106のミラーピッチに一致していること
条件3.波長分散素子103のFSRがWDM信号のグリッド間隔に一致していること
条件1について説明する。前述のように回折格子104と回折格子104よりもFSRが短い波長分散素子103を組み合わせることで、図2(c)のような離散的な波長分散を得ることが出来る。さらに、離散化された際のチャネル内の集光位置の変化が、集光した光がMEMSミラーアレイ106のミラー間のギャップに入射しない範囲であれば、このWSSがミラー間のギャップによる影響や透過帯域の制限を受けることがなくなる。
次に条件2について説明する。集光位置が離散化された際には、各チャネルに対応した波長は全て同じ位置に集光することになるため、それら光は各チャネルに対応したMEMSミラーアレイ106の各ミラー上に集光する必要がある。よって、離散化された集光位置の間隔は、偏向素子であるMEMSミラーアレイ106のミラーピッチに一致している必要がある。
最後に条件3について説明する。前述のとおり、回折格子104と回折格子104よりもFSRが短い波長分散素子103の組み合わせにより波長分散を離散化する際には、離散化される波長間隔は波長分散素子103のFSRに従う。WSSとして利用する際には、この離散化により各波長チャネルを分離しなければならない為、波長分散素子103のFSRはWDM信号のグリッド間隔に一致させる必要がある。
上記の条件1〜3を満たすことにより、WDM信号を波長チャネル毎に分離し、MEMSミラーアレイ106のミラー間の境界領域やミラー間ギャップの影響を受けずに方路の切り替えを行うことが可能となり、透過帯域が波長に対して変化しない矩形のフィルター形状を持つことができる。これにより、広帯域化が可能となる。
また、常に各チャネルに対応する偏向素子の中心に光が集光するため、偏向素子間の境界領域で発生する制御できない波長成分がなくなることから、偏向素子間の境界領域に由来する迷光等の特性劣化を抑制することが出来る。同時に、集光した光がそのチャネルに対応した偏向素子から出ない範囲であれば、偏向素子、ここではMEMSミラーアレイ106の配置位置がずれたとしても光学的な影響が発生しない。
このような効果は図2(c)のように2種類の分散能が一致していない場合でも同様であるが、特に、2種類の波長分散素子の分散能が図2(d)のように、チャネル毎に、対応する波長領域内において完全に相殺される場合には、MEMSミラーアレイ106の設置トレランスの拡大や、素子サイズの縮小などの効果がさらに期待できる。
尚、高次の伝搬モードが多重化された信号を波長分散素子でモード毎に分離した場合、レンズ焦点でのビーム径はモード毎に異なる。また、モード毎に分離された高次の伝搬モードのビームが部分的に削れるなどしてビーム形状が変わると、モード間クロストークが発生する。そのため、高次の伝搬モードが多重化された信号を入射光として利用する場合、各モードのビームが対応する各偏向素子に収まるよう注意が必要である。
また2種類の波長分散素子は、それぞれ複数の回折の組合せでも良く、たとえば波長分散素子103、回折格子104は、それぞれ2枚の波長分散素子を組み合わせた構成でも問題ない。その場合、組み合わせた最終的な回折角が離散的になるように各波長分散素子を設定すればよい。
上記のように、WSSの波長分散部としてバルクの波長分散素子と、それとは逆方向の波長分散を持った波長分散素子を組み合わせることにより、偏向素子の中心にのみ光を集光することが可能となり、偏向素子間に入射する波長成分の光による特性劣化を抑制することが出来る。また、導波路構造の際に問題となる挿入損失や偏波依存性を抑制することが可能となる。
尚、本実施形態では偏向素子として、MEMSミラーアレイ106を用いたが、Liquid Crystal on Silicon(LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
(実施形態2)
図3に、本発明の実施形態2に係る波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態に関る光学系は、入出力ポート群301、マイクロレンズアレイ302、波長分散の方向が後述の回折格子306とは反対であり回折格子306よりも短いFSRを持つ波長分散素子303、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ304、305、回折格子306、回折格子からの出射光を集光するレンズ307、MEMSミラーアレイ308がこの順に配置されている。
まず入出力ポート群301に入力された光信号は、マイクロレンズアレイ302を経てコリメート光として空間に出射され、波長分散素子303に入射する。波長分散素子303に入射した光は、波長分散素子303のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ304、305によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子306に入射する。この時、波長分散素子303での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子306での波長分散が周期的に相殺される。
回折格子306からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺により波長分散素子303のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ307で集光することにより、MEMSミラーアレイ308上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。MEMSミラーアレイ308により反射角が変化した光は再びレンズ307、回折格子306、レンズ305、304、波長分散素子303、マイクロレンズアレイ302を通過して、入出力ポート群301中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
本実施形態ではFSRが短い波長分散素子303を先に配置したが、回折格子306との順番が反対でも本発明の効果に変わりはない。
2種類の波長分散素子は、それぞれ複数の回折の組合せでも良く、たとえば波長分散素子303、回折格子306は2枚の波長分散素子を組み合わせた構成でも問題ない。その場合、組み合わせた最終的な回折角が離散的になるように各波長分散素子を設定すればよい。
次に、短いFSRを持つ波長分散素子303と回折格子306の波長分散の大きさをレンズ304、305により調整する手法について説明する。一般的に、FSRが短い波長分散素子303の方が波長分散能は大きくなるため、回折格子306の波長分散能と組み合わせて分散角を相殺させるには、実施形態1で述べた条件1の設計条件が厳しくなる。
そこで、FSRが短い波長分散素子303と回折格子306の間にレンズ304、305を追加し、分散角を拡大・縮小する機能を追加する。FSRが短い波長分散素子303と、回折格子306の波長分散能の比から、レンズ304、305の焦点距離の比を式(1)のように設定することで、波長分散を相殺し、偏向素子アレイ、ここではMEMSミラーアレイ308中の各チャネルに対応した偏向素子の中心部にのみ光を集光させることが可能となる。
ここで、f1、f2はそれぞれレンズ304、305の焦点距離、(dθ/dλ)g1はFSRが短い波長分散素子303の波長分散能、(dθ/dλ)g2は回折格子306の波長分散能である。
式(1)を満たすレンズ304、305を挿入する事により、波長分散離散化の条件1を満たすことができる。
尚、本実施形態では偏向素子として、MEMSミラーアレイ308を用いたが、Liquid Crystal on Silicon (LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
(実施形態3)
図4に、本発明の実施形態3に係る波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態は、入出力ポート群401、波長分散の方向が後述の回折格子405とは反対であり回折格子405よりも短いFSRを持つ積層されたAWGアレイ402、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ403、404、回折格子405、回折格子405で回折された光を集光するレンズ406とMEMSミラーアレイ407がこの順に配置されている。
本実施形態における説明では、波長分散を調整するレンズにはレンズ403、404を2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いても問題はない。また、波長分散の大きさがAWGアレイ402と回折格子405で同じ場合には、レンズ403、404を配置する必要はない。
また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子405を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いても問題はない。
AWGアレイ402は複数(n個)のAWGを積層しており、順番に、AWG412−1、AWG412−2、、、、AWG412−nが積層されている。説明のために、入力ポートをAWG412−1、出力ポートはAWG412−2、、、、AWG412−nとする。以下の説明では、出力ポートとしてAWG412−2を選択した場合の動作について説明する。
まず入出力ポートに入力された光はAWG412−1に入射され、AWG412−1を経てAWG402−1のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ403、404によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子405に入射する。この時、AWG412−1での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子405での波長分散が周期的に相殺される。
回折格子405からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりAWG412−1のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ406で集光することにより、MEMSミラーアレイ407上での集光位置は波長に対して離散的に変化し、各チャネルに対応したMEMSミラーの中心部にのみ集光する。
MEMSミラーアレイ407により反射角が変化した光は再びレンズ406、回折格子405、レンズ404、503、入力とは異なるAWG412−2を通過して、入出力ポート群401中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
本実施形態においては、AWG412−1を用いて周期的な波長分散を発生させることにより、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子405の波長分散を周期的に相殺することで、回折格子405での回折角が離散的になり、MEMSミラーアレイ407の各ミラーの中心部にのみ光を集光させ、ミラーエッジでの透過帯域の狭窄化などを回避できる。また、AWG412−1と回折格子405の波長分散の大きさを、レンズ403、404で調整することができる。
波長分散の大きさを調整する為のレンズ403の焦点距離f1とレンズ404の焦点距離f2の比は、AWG412−1の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子405の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすよう設定する。
WDM信号のグリッド間隔は、一般的に数十GHz〜数百GHzが用いられる。このような短いFSRを実現するためには、高い次数の回折光を利用する必要があるが、高い次数の回折を発生させる波長分散素子として、AWGを用いることができる。また、AWGを用いることにより、同様に周期的な変動があるマッハツェンダー干渉計(MZI)を用いるよりも、透過帯域の平坦性を高く保つことができ、広い透過帯域を実現可能である。
また、回折格子405としてバルクの波長分散素子を用いることにより、すべての波長分散素子を導波路構造で作製するよりも挿入損失、偏波依存性を回避することができる。
回折格子405の分散能が完全に相殺される場合には、偏向素子アレイ407の設置トレランスの一層の拡大や、素子サイズの縮小などの効果がさらに期待できる。
AWGアレイ402に代わりVirtual Imaged Phased Array(VIPA)を用いることで、本構成と同様の効果を持ちながら、入力ポートを多ポート化することが容易となる。次の実施形態4にて詳細を説明する。
また、本実施形態では偏向素子として、MEMSミラーアレイ407を用いたが、Liquid Crystal on Silicon(LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
(実施形態4)
図5に、本発明の実施形態4に係る波長選択スイッチの構成を示す。図5(a)、図5(b)は、それぞれ波長選択スイッチの上面図と側面図である。本実施形態は入出力ポート群501と、波長分散の方向が後述の回折格子505とは反対であり回折格子505よりも短いFSRを持つVIPA502、波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ503、504、回折格子505、回折格子505で回折された光を集光するレンズ506とMEMSミラーアレイ507がこの順に配置されている。
本実施形態における説明では波長分散を調整するレンズにはレンズ503、504を2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いても問題はない。また、波長分散の大きさがVIPA502と回折格子505で同じ場合には、レンズ503、504を配置する必要はない。また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子505を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いても問題はない。
本実施形態の動作は、入出力ポート511−1に関与する機能部を例として、以下のとおりである。まず入力ポート501−1に入力された光信号は、VIPA502を経てVIPA502のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ503、504によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子505に入射する。
この時、VIPA502での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子505での波長分散が周期的に相殺される。回折格子505からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりVIPA502のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ506で集光することにより、MEMSミラーアレイ507上での集光位置は波長に対して離散的に変化し、各チャネルに対応した偏向素子の中心部にのみ集光する。
偏向素子アレイ、ここではMEMSミラーアレイ507により反射角が変化した光は、再びレンズ506、回折格子505、レンズ504、503、VIPA502を通過して、入出力ポート群501中の入力ポートとは異なるポートに結合される。
図7に、VIPAの原理を説明する図を示す。VIPA701に入射した光は、VIPA701内で内部反射による一定の光路長差が付きながら、VIPA出射面から繰り返し段階的に出射する。各出射光の光路長差により、VIPA701の出射面では波長ごとに異なる角度で波面が揃うことで、波長分散素子として働く。出射光同士の光路長差はVIPA701の板厚、設置角度、硝材などで制御することが可能であり、光路長差が長いほどFSRが短くなる。
本実施形態においては、VIPA502を用いて周期的な波長分散を発生させ、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子505の波長分散を周期的に相殺することで、回折格子505での回折角を離散的にしてMEMSミラーアレイ507の各ミラーの中心部にのみ光を集光させ、ミラーエッジでの透過帯域の狭窄化などを回避できる。また、VIPA502と回折格子505の波長分散の大きさ、レンズ503、504で調整することができる。さらに、1つのVIPA502を複数の入力ポート群501で共有することができる。
波長分散の大きさを調整する為のレンズ503の焦点距離f1とレンズ504の焦点距離f2の比は、VIPA502の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子505の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすように設定する。
また、VIPA502はAWG同様、高い次数の回折を発生させる波長分散素子である。よって、VIPA502の波長分散の方向が回折格子505と逆方向になるように配置することにより、WDM信号のグリッド間隔のような短い周期での波長分散の離散化を得ることが可能である。
また、WSSには多くの入出力ポートを同時に処理する機能が求められており、入出力ポートには多ポート化が求められる。AWG等の導波路構造を持つ波長分散素子を用いて複数のポートを構成させる場合には、その導波路を基板に対して平行に並べて作製するか、垂直に重ねて作製する必要がある。
しかしながら、導波路構造を基板に平行に並べる方法はデバイスの面積が巨大化してしまうため、多ポート化には不向きである。同時に、導波路構造を多層化する際には、積層などでの層ごとの特性の変化などが問題となる。
一方、導波路構造を持たないVIPA502では光を局所的に閉じ込めることがないため、1つのVIPA502に複数の入出力ポート511を配置することが可能である。複数のポートから入射した光は波長チャネル毎に離散的に分光され、MEMSミラーアレイ507中の各波長チャネルに対応した偏向素子の中心部にのみ集光される。
よって、高い次数を発生させるVIPA502とバルクの波長分散素子、ここでは回折格子505を組み合わせることにより、波長分散を離散化してMEMSミラーアレイ507の各ミラーの中心部にのみ集光させると同時に、多ポート化を行うことが容易となる。導波路構造を利用せずに波長分散を離散化することが可能なため、挿入損失や偏波依存性を抑制することもできる。
(実施形態5)
図6に、本発明の実施形態5に係る波長選択スイッチの構成を示す。本実施形態は、入出力ポート群601と、VIPA603へ入射する光のプロファイルを整形するビーム整形素子602、波長分散の方向が後述の回折格子606とは反対であり回折格子606よりも短いFSRを持つVIPA603、上記の波長分散素子間の波長分散の大きさを調整するために配置された2枚のレンズ604、605、回折格子606と、回折格子606で回折された光を集光するレンズ607とMEMSミラーアレイ608がこの順に配置されている。
本実施形態では偏向素子として、MEMSミラーアレイ608を用いたが、Liquid Crystal on Silicon(LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
本実施形態における説明では波長分散を調整するレンズには、レンズ604、605を2枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば何枚のレンズを用いても構わず、またどのような配置を用いても問題はない。また、波長分散の大きさがVIPA603と回折格子606で同じ場合には、レンズ604、605を配置する必要はない。
また、本実施形態における説明ではバルクの波長分散素子として回折格子606を1枚のみを用いているが、同様の光学特性を有する構成であれば複数のどのようなバルクの波長分散素子の組み合わせでも良く、またどのような配置を用いても問題はない。
まず入出力ポート611−1に入力された光信号は、ビーム整形素子602を経てsinc関数形状のビームとしてVIPA603に入射される。その後、VIPA603のFSRの周期で周期的な回折を受けて空間に出射される。周期的な回折を受けた光はレンズ604、605によって波長に対する回折角の変化量が拡大もしくは縮小され、回折格子606に入射する。この時、VIPA603での波長に対する周期的な回折角の変化により、回折格子606での波長分散が周期的に相殺される。回折格子606からの出射角は、前述の周期的な波長分散の相殺によりVIPA603のFSRの周期で離散化された回折角となる。この光をレンズ607で集光することにより、MEMSミラーアレイ608上での集光位置は波長に対して離散的に変化する。
また、VIPA603への入射光のフーリエ変換が波長に対する光強度の分布形状となるため、VIPA603への入射光をsinc関数形状にしたことで、離散化された後の波長に対する光強度分布の形状は矩形になり、光強度の波長依存性は抑制され、平坦で広い透過帯域を獲得することが出来る。偏向素子アレイ、ここではMEMSミラーアレイ608により反射角が変化した光は再びレンズ607、回折格子606、レンズ605、604、VIPA603、ビーム整形素子602を通過して、入出力ポート群601中の入力ポート611−1とは異なるポートに結合される。
本実施形態においては、VIPA603を用いて周期的な波長分散を発生させることにより、代表的なバルクの波長分散素子である回折格子606の波長分散を周期的に相殺することで、回折格子606での回折角を離散的にし、各チャネルに対応するMEMSミラーアレイ608の各ミラーの中心部にのみ集光することで、ミラーエッジでの透過帯域の狭窄化などを回避できる。また、ビーム整形素子602により、光強度の波長依存性を低減することで、平坦で広い透過帯域事を得ることが出来る事が特徴である。
波長分散の大きさを調整する為のレンズ604の焦点距離f1とレンズ605の焦点距離f2の比は、VIPA603の波長分散能(dθ/dλ)g1と回折格子606の波長分散能(dθ/dλ)g2として式(1)を満たすように選ぶ。
波長分散は、VIPA603のFSRの周期で離散化される。よって、光通信で用いられるWDM信号のグリッド間隔に一致したFSRを持つVIPA603を利用することで、WDM信号の波長チャネルを離散的に分離することが可能となる。
また、VIPA603を用いた場合、VIPA603からレンズを1枚透過した後の出射光強度の波長依存性はVIPA603への入射光形状に依存する。具体的には、VIPA603への入射光形状をフーリエ変換した形状が、FSR1周期内の出射光強度の波長依存性プロファイルとなる。図7に示すように、VIPAへの入射光形状が一般的に用いられるガウシアンビームである場合、出射光強度の波長依存性はガウス分布となる。そのため、分散角を離散化し、MEMSミラーアレイの各ミラーの中心部にのみ集光した場合でも、チャネル内の強度が波長依存性を持ち、これが特性の劣化を引き起こす。
波長依存性がフラットになるよう改善するためには、VIPA603への入射光形状が矩形関数の逆フーリエ変換であるsinc関数になるように整形することが有効である。ビーム形状の整形手法として、ビームシェイパーやホログラム技術などが挙げられる。本実施形態では、単一の素子として光のプロファイルを整形するビーム整形素子602を記述したが、ビームシェイパーやホログラム素子、レンズ等の組み合わせによりsinc関数形状のビームを作製してもよい。
例えば、ガウシアンビームを矩形に変形させるビームシェイパーを用いる場合、矩形ビームを生成したのちにレンズによるフーリエ変換作用を利用し、sinc関数形状の入射光を生成する。このようなVIPA入射光形状の整形により、MEMSミラーアレイの各ミラー上に集光した光強度の波長依存性が低減され、透過帯域を広くフラットに保つことが出来る。
本実施形態では偏向素子として、MEMSミラーアレイ608を用いたが、Liquid Crystal on Silicon(LCOS)などの他の空間光変調器を用いた時も同様の効果を得ることが出来る。
101、301、401、501、601、1001 入出力ポート群
102、302 マイクロレンズアレイ
103、303、1002 波長分散素子
104、306、405、505、606 回折格子
105、304、305、307、403、404、406、503、504、506、604、605、607、702、1003 レンズ
106、307、407、507、608、1004 MEMSミラーアレイ
402 AWGアレイ
412 AWG
502、603、701 VIPA
511 入出力ポート
1004 偏向素子アレイ

Claims (8)

  1. 2つ以上の入出力ポートと、
    前記入出力ポートから入射された、高次の伝搬モードが多重化された入射光を、伝搬モード毎に波長分散する分散軸が一致した2つ以上の波長分散部と、
    前記2つ以上の波長分散部により離散的に波長分散された光を集光する集光素子と、
    前記集光素子により離散的に集光された光をそれぞれ偏向し、前記集光素子、前記2つ以上の波長分散部を介して前記入出力ポートに入射する偏向部と、
    を備え、前記2つ以上の波長分散部の内、少なくとも1つの第1の波長分散部は、自由スペクトル領域が他の第2の波長分散部よりも短く、波長分散が他の前記第2の波長分散部と逆方向であることを特徴とする波長選択スイッチ。
  2. 前記2つ以上の波長分散部は、波長の変化に対する回折角の変化が前記2つ以上の波長分散部全体として一定となる波長領域を有することを特徴とする請求項1に記載の波長選択スイッチ。
  3. 前記偏向部は、偏向方向を個別に制御可能な2つ以上の偏向領域を含み、離散的に集光された光の集光位置の間隔と前記偏向領域の間隔とが一致することを特徴とする請求項1に記載の波長選択スイッチ。
  4. 前記第1の波長分散部は、2つ以上のAWGを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の波長選択スイッチ。
  5. 前記第1の波長分散部は、VIPAを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の波長選択スイッチ。
  6. 前記VIPAへの入射光を整形するビーム整形素子をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の波長選択スイッチ。
  7. 前記第1の波長分散部から出射された光の角度を調整するレンズ系をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の波長選択スイッチ。
  8. 前記第1の波長分散部の自由スペクトル領域は、前記入力ポートに入力されるWDM信号のグリッド間隔に一致することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の波長選択スイッチ。
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