JP2009145632A - 光フィルタ及び光可変フィルタ - Google Patents

光フィルタ及び光可変フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009145632A
JP2009145632A JP2007322878A JP2007322878A JP2009145632A JP 2009145632 A JP2009145632 A JP 2009145632A JP 2007322878 A JP2007322878 A JP 2007322878A JP 2007322878 A JP2007322878 A JP 2007322878A JP 2009145632 A JP2009145632 A JP 2009145632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
incident
patterning plate
patterning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007322878A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Sakurai
康樹 桜井
Naoyuki Mekata
直之 女鹿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntech Co
Original Assignee
Suntech Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntech Co filed Critical Suntech Co
Priority to JP2007322878A priority Critical patent/JP2009145632A/ja
Priority to US12/334,597 priority patent/US7777957B2/en
Publication of JP2009145632A publication Critical patent/JP2009145632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/46Systems using spatial filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

【課題】所望の波長選択特性や減衰率が得られる光フィルタ及び光可変フィルタを提供すること。
【解決手段】光ファイバ11からの光を光サーキュレータ12,光ファイバ13を介して分散素子16に入射する。分散素子16は入射光をその波長に応じて異なった方向に分散させレンズ17に加える。レンズ17では光の波長毎に異なった位置で光を集束させる。パターニング板18は所望の反射特性が形成されており、パターニング板18で反射した光は同一の経路を介して分散素子16で光が合成され、光サーキュレータ12を介して光ファイバ15より出射される。パターニング板18の反射特性を持つパターンを適宜変更しておくことにより、所望の特性を得ることができる。又パターニング板18を移動させることによって、光フィルタの特性を変化させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は光信号のスペクトルを所望のスペクトルに変換することができる光フィルタ及び光可変フィルタに関するものである。
光フィルタ、及び光可変フィルタは光通信分野、分光分析分野に代表されるように、現在広く利用されている。光通信分野では、特定の波長を選択(通過、もしくは阻止)する波長選択機能、光アンプを通過して波長毎に異なる利得となったスペクトルを均一にして光パワーレベルをそろえる利得等価機能、WDM信号を奇数と偶数のチャンネルの信号群に分波するインターリーブ機能等々、様々なスペクトル形状を持つ光フィルタが利用されている。更に、近年報告された、非特許文献1に示されるように、光伝送信号を複雑な波長スペクトル形状を持つ光フィルタを通過させることにより、光伝送信号の高速化を実現する方法が提案されており、光フィルタに求められるスペクトルの形状は益々多様化、複雑化している。
従来の光フィルタ、可変光フィルタとして、屈折率の異なる複数の材料を積層した誘電体多層膜フィルタや、光ファイバのコア内に屈折率の変調(回折格子)を施した光ファイバブラッググレーティングによる光フィルタ、更に2つの反射鏡間の多重干渉を利用したファブリ・ペロー・エタロンフィルタ等が知られている。誘電体多層膜フィルタは、波長スペクトル形状の設計自由度が高く、特に特殊なスペクトルを有する光フィルタを実現する上で最も広く利用されている。
IEEE Photon. Technol. Lett., vol. 19, no. 19 , pp. 1442-1444, Oct. 2007.
しかし誘電体多層膜フィルタは同時に複数のパスバンドを持つ波長スペクトル形状や、急峻なエッジを有する波長スペクトル形状の実現は原理的に困難である。今後予想される種々の用途に向けては、大幅にスペクトル形状の自由度を改善した全く異なる原理の光フィルタが望まれる。
本発明はこのような従来の欠点に鑑みてなされたものであって、所望の特性が得られる光フィルタ及びスペクトル形状を変化させることができる光可変フィルタを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光をその光の波長毎に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、前記分散素子によって波長毎に分散させた各波長の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長を任意の反射率で反射するパターニング板と、を具備するものである。
ここで入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備するようにしてもよい。
ここで前記パターニング板は、選択すべき波長の光を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射するようにしてもよい。
この課題を解決するために、本発明の光フィルタは、入射光をその光の波長毎に分散させて出射する第1の分散素子と、前記第1の分散素子の波長毎に分波されている各波長の光を相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長の光を任意の透過率で透過させるパターニング板と、前記パターニング板を透過した各波長の光を集光する集光手段と、前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備するものである。
ここで前記パターニング板は、選択すべき波長の光を透過すると共に、その他の波長の光を反射するようにしてもよい。
ここで前記パターニング板は、その表面に反射粒子の密度及び厚さの少なくともいずれか一方を変化させることによって反射パターンを形成するようにしてもよい。
この課題を解決するために、本発明の光可変フィルタは、入射光をその光の波長毎に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、前記分散素子によって波長毎に分散させた各波長の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長を任意の光強度で反射するパターニング板と、前記パターニング板を移動及び回転のいずれかにより駆動する駆動部と、を具備するものである。
ここで入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備するようにしてもよい。
ここで前記パターニング板は、選択すべき波長を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射するようにしてもよい。
この課題を解決するために、本発明の光可変フィルタは、入射光をその光の波長毎に分散させて出射する第1の分散素子と、前記第1の分散素子の波長毎に分波されている各波長の光を相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長の光を任意の透過率で透過させるパターニング板と、前記パターニング板を透過した各波長の光を集光する集光手段と、前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、前記パターニング板を移動及び回転のいずれかにより駆動する駆動部と、を具備するものである。
ここで前記パターニング板は、選択すべき波長の光を透過すると共に、その他の波長の光を反射するようにしてもよい。
ここで前記パターニング板は、その表面に反射粒子の密度及び厚さの少なくともいずれか一方を変化させることによって反射パターンを形成するようにしてもよい。
以上詳細に説明したように本発明によれば、パターニング板の反射特性や透過特性を種々変更することによって任意の特性の光フィルタを実現することができる。又パターニング板を移動させることによって、選択特性を自由に変化させる光可変フィルタとすることができる。
(第1の実施の形態)
図1(a)は本発明の第1の実施の形態による反射型光フィルタの構成を示すZ軸方向から見た側面図、図1(b)はこの実施の形態のX軸方向から見た側面図である。これらの図において、入射光は光ファイバ11を介してサーキュレータ12に与えられる。入射光は光ファイバ11を介してサーキュレータ12に入力されるようにしてもよく、又直接入力されるようにしてもよい。サーキュレータ12は入射光を光ファイバ13を介してコリメートレンズ14に出射すると共に、光ファイバ13から入射された光を光ファイバ15に出射するものである。又光ファイバ13からコリメートレンズ14を介して出射された光は分散素子16に入射される。分散素子16はXY平面上で光を波長に応じて異なった方向に分散するものである。ここで分散素子16としては、透過型又は反射型の回折格子であってもよく、又プリズムやVIPA(Virtually Imaged Phased Array)等を用いることができる。VIPAは薄板の両面に反射膜をコーティングした分散素子である。こうして分散素子16で分散された光はレンズ17に与えられる。分散素子16とレンズ17との間隔は、レンズ17の焦点距離f1と等しいものとする。レンズ17はXY平面上で分散した光をY軸方向に平行に集束する集束手段であって、その光は焦点位置f2に配置されたパターニング板18に入射される。尚ここでは3つの異なった波長の光を例示しているが、入射光が一様なスペクトルを有するものであればXY平面に沿って広がった帯状の出力がパターニング板18に加わる。パターニング板18は入射光を部分的に反射するものであり、詳細については後述する。パターニング板18によって反射された光は、同一の経路を通ってレンズ17に加わり、再び分散素子16に加わる。分散素子16は反射光に対しては元の入射光と同一方向に集束し、コリメートレンズ14を介して光ファイバ13に出射する。この光はサーキュレータ12によって光ファイバ15に出射される。ここでパターニング板18の反射特性に応じて光フィルタの透過特性が決定される。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態による反射型の光フィルタについて説明する。図2(a)は本発明の第2の実施の形態による反射型光フィルタの構成を示す図であり、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付している。この実施の形態では、光ファイバ11の出射した光をコリメータ21を介して直接分散素子16に入力している。又分散素子16は図2(b)に示すようにZ方向で入射光と出射光との位置を異ならせ、レンズ17を介してパターニング板18に入射するようにしたものである。これによってサーキュレータ12を用いることなく入射光と出射光を分離するようにしている。
前述した第1及び第2の実施の形態において、図1(b),図2(b)に示すように、パターニング板18をXZ平面上で図中破線で示す駆動部19によってZ軸方向に移動できるようにしてもよい。そしてパターニング板18の反射特性をZ軸方向に応じて異ならせるようにしておけば、パターニング板18の移動によって反射特性が異なり、フィルタのスペクトル形状が異なる反射型の光可変フィルタとすることができる。尚移動方向はZ軸方向に限らず、X,Z平面内で移動させればよく、又XZ平面内で回転させてもよい。ここで反射特性を移動や回転方向に合わせて変化させておくものとし、詳細については後述する。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態による透過型の光フィルタについて説明する。図3(a)において入射光は光ファイバ31からコリメートレンズ32に入射され、平行な光ビームとして第1の分散素子33に与えられる。分散素子33は第1の実施の形態の分散素子と同様に、回折格子やプリズム、VIPAが用いられる。分散素子33は光の波長毎にXY平面上で異なった方向に光を出射するものである。この光はいずれもレンズ34に入射される。分散素子33とレンズ34との間隔は、レンズ34の焦点距離f1と等しいものとする。レンズ34はXY平面上で分散した光をY軸方向に平行に集束する集束手段である。又レンズ34の焦点距離f2の位置には、パターニング板35が配置される。パターニング板35は入射光を部分的に透過するものであり、詳細については後述する。パターニング板35を透過した光はレンズ36に入射される。レンズ34、第2の分散素子33とレンズ36、分散素子37はパターニング板35の中心線に対して対称である。分散素子37は異なった波長成分の異なった方向からの光を合成して出射するものであり、レンズ36はXY平面上の平行な光を集光する集光手段である。分散素子37によって合成された光はコリメートレンズ38を介して光ファイバ39に与えられる。
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態による透過型光フィルタについて図4を用いて説明する。この実施の形態では第3の実施の形態と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。第4の実施の形態では入射コリメート光の入射位置をわずかに異ならせ、図4(b)に示すように、レンズ34により入射光をパターニング板35に対してZ方向にわずかにずらせて集束する。このためパターニング板35を透過した光はレンズ36を介して分散素子37に与えられ、第3の実施の形態と同様に光ファイバ39より出射される。本実施の形態4では、パターニング板35によって反射された光成分はレンズ34に入射し、レンズで集束されて分散素子33に入射する。分散素子33は入射した光を合成するように機能し、合成された光はコリメートレンズ40を介して光ファイバ41より出射される。
又第3及び第4の実施の形態においても図3(b),図4(b)に示すように、XZ平面内でパターニング板35を駆動部42によってZ軸に沿って動作するようにし、パターニング板35への入射位置をZ軸方向に応じて異ならせるようにしておけば、パターニング板35の移動によってフィルタのスペクトル形状が異なる透過型の光可変フィルタとすることができる。尚移動方向はZ軸方向に限らず、X,Z平面内で移動させればよく、又XZ平面内で回転させてもよい。ここで透過特性を移動や回転方向に合わせて変化させておくものとし、詳細については後述する。
(パターニング板の構成)
次にここで用いられる第1,第2の実施の形態に用いられる反射型光フィルタ、光可変フィルタのパターニング板について説明する。図5においてパターニング板18はその中央部にパターン18aが形成されている。光を波長によって分散させ、平行な帯状の光としてパターニング板18に入射したとき、パターン18aへの入射領域Rは破線で示す長方形状の領域であるとする。パターン18aの面には光を反射させる微小な反射粒子を設けておく。反射粒子の密度はパターニング板18の全体にわたって同一とし、その密度が異なる種々のパターニング板を用意する。図6(a)は2枚のパターニング板のX軸方向の光の入射位置での反射率の変化を示す図であり、直線A又はBに示すようにパターニング板毎に反射率は異なっているが、X軸のどの位置でも反射率は夫々一定とする。第1,第2の実施の形態の光フィルタではパターニング板18を選択することによって、図6(b)に示す透過特性の光フィルタとすることができ、入射光に対して全ての波長帯域で所望の減衰率を持った光信号とすることができる。
次にパターニング板の他の例について説明する。パターニング板の反射率の分布は一様ではなく、少なくとも光が入射する入射領域ではX軸方向に対する反射率変化を図7(a)の曲線A、B、又は直線C,Dに示すように変化させた異なった種類のパターニング板を用いてもよい。適宜パターニング板を選択すれば、選択したパターニング板の反射率特性に応じて光フィルタの透過特性は図7(b)に示すように曲線A,B、又は直線C,Dに示すように変化する。このようにパターニング板の反射率をX軸方向の位置に対して異ならせておけば、光フィルタの透過特性も反射率の変化に対応した波長選択特性とすることができる。
図8は他のパターニング板のパターンを示している。このパターニング板ではZ軸方向に平行に細長い直線状の反射率100%の多数の領域51a〜51nを等間隔で設けておく。ここでパターニング板の反射領域51a〜51nに光が入射すると、入射光はそのまま反射されて出力側に得られる。又反射領域の間に入射する波長の光は反射されず、光ファイバ15には得られない。従ってこのパターニング板18を用いた光フィルタでは、図9に示す矩形波状の波長選択特性が得られることとなる。
図10は更に他のパターニング板の反射パターンを示す。この場合には反射率が100%となる反射領域52a〜52nを夫々の幅がZ軸方向に正となるに従って細くなるように形成しておく。この場合図1又は図2に破線で示すように、駆動部19を付加してパターニング板18をZ軸方向にシフトできるように構成しておく。こうすれば光がパターニング板18に入射すると、反射領域の幅に対応したパスバンドの幅が得られる。即ちパターニング板をZ軸方向の+Z方向に移動させ、光の入射位置が相対的にR1の位置にあれば、図11(a)に示すように波長を選択する幅が狭い選択特性が得られる。そして図10において光の入射位置が例えばR2となるようにパターニング板を−Z方向に移動させれば、図11(b)に示すようにパスバンドの幅を広くすることができる。
更に図12に示すように、Z軸方向とX軸方向の対角線上にパターニング板の反射パターン53a〜53nを形成しておくようにしてもよい。この場合にはパターニング板18をZ軸方向に移動させることによって、いずれかの反射領域と入射領域とが重なった光のみが光可変フィルタを通過することとなる。従って例えば入射領域が図12に示すR3又はR4の場合、光可変フィルタの特性は図13の(a)又は(b)に示すものとなり、駆動部19によってパスバンドの波長を不連続に変化させることができる。
次に図14はパターニング板の他のパターンの例を示す図である。本図に示すようにパターニング板はX軸方向の位置に対して図14に示すようにZ軸に平行で連続的に変化する反射率特性を有するものとする。このパターニング板を用いれば、光フィルタの光透過特性も反射率特性と同じく図15に示すものとなる。従って光アンプを用いた場合、光の透過率を光アンプの特性と反転させたものとしておけば、このフィルタを透過したときに光アンプの特性が打ち消され、一定レベルのスペクトルとすることができる。
次に図16はパターニング板の他のパターンの例を示す図である。このパターンでは、X軸方向の位置に応じて異なった反射率分布とすることに加えて、Z軸方向でその反射率のレベルを徐々に変化させるようにしたものである。即ち図16においてZ軸方向の異なった位置において、X軸方向の位置に対する反射率は、Z軸の正方向に対して反射率を徐々に増加させている。このパターニング板18を図1(b),図2(b)に示すように光可変フィルタに用いて、入射位置を相対的にZ軸の正の方向に移動させることによって、図17(a)に示すような波長選択特性が得られることとなる。又同様にして駆動部19により光のZ軸の負方向に示す位置にすれば、図17(b)に示す光フィルタ透過率特性が得られる。これらの間も連続的に透過率が変化する特性が得られる。
次に図18は他のパターニング板の他のパターンの例を示す図である。このパターンでは、Z軸に平行に多数の反射領域54a〜54nが一定の幅で設けられる。そしてその各反射領域の中央部にはZ軸方向にスリット状の反射率の低い領域が更に形成される。このパターニング板を用いることにより、光のフィルタは図19(a)に示す透過特性が得られることとなる。ここで1つの波長選択部分を波長軸方向に拡大して図19(b)に示す。ここで各反射領域のスリットの幅を適宜選択しておくことによって、図19(a)に示す各光の選択領域の中での中央部の透過率が低下するレベルを変化させることができる。
更に図20はこのパターニング板の他のパターンの例であり、各パターニング板にZ軸に平行な多数の反射領域が存在する。そして夫々の反射領域内に反射レベルの低いスリット状の領域がZ軸方向に正になるように従って狭くなるように形成しておく。第1,第2の実施の形態において、駆動部19によりこのパターニング板をZ軸方向に移動させれば、図21(a)又は図21(b)に示すように、選択領域の中での中央の透過率の低下するレベルを連続的に変化させることができる。
又図22は他のパターニング板の他のパターンの例を示す図である。この例ではパターニング板の反射領域の幅自体を変化させ、各反射領域のスリットの幅は一定としておく。こうすれば駆動部19によりZ軸方向にパターニング板18を移動させることによって、図23(a)又は(b)に示すように夫々の波長の光を選択するパスバンド幅を広げたり狭くすることができる。
次に図24はパターニング板18を円板とし、その中心点に対して回転自在とし、駆動部19によって回転させるようにしたものである。そしてこのパターニング板には一定の半径方向に対して太さが異なる環状の複数の反射領域を同心円状に形成しておく。こうすればパターニング板18を半回転させることによって、光可変フィルタの透過率を図25(a),(b)に示すように透過幅の狭い状態から広い状態に連続的に変化させることができる。
更に図26はパターニング板を円板とした他の例を示している。この例では円板状のパターニング板の中心点に対して回転自在となるように構成しており、その円周上には半径方向に異なった距離に半径に対して垂直に長方形状の微小な反射領域を形成したものである。この反射領域は全体として渦巻状になるように配置する。このパターニング板を用いて回転させることによって、光可変フィルタの特性は図27の(a)又は(b)に示すように、駆動部19によってパスバンドの波長を不連続に変化させることができる。
ここで説明したパターニング板の形状や反射領域の位置は例示であり、所望のフィルタ特性に応じてパターニング板の反射領域を設定することにより、任意の特性の反射型の光フィルタとすることができる。
前述した種々のパターニング板は第1,第2の実施の形態による反射型光フィルタ又は光可変フィルタのパターニング板18として用いるものであるが、各反射領域を透過領域とし、その透過率を種々変化させるようにすれば、パターニング板35とすることができ、第3及び第4の実施の形態による透過型の光フィルタにそのまま適用することができる。この場合には100%の透過率を有する部分は単なる開口部としてもよい。
次に上述したパターニング板の反射率を変化させる方法について説明する。パターニング板には反射機能を持った粒子を張り付けるようにして構成することができる。この場合に図28に示すように反射粒子の形状を変化させて反射率を変化させるようにしてもよく、又同一形状の反射粒子の密度を異ならせてもよい。反射率を100%とする場合には、反射粒子がパターニング板全体を覆うようにしておく。更に図29に示すように、パターニング板の反射膜の膜厚を変化させ、これによって反射率を異ならせるようにしてもよい。透過率としてパターニング板35を形成する場合も同様である。
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態の反射型光フィルタについて図30を用いて説明する。この実施の形態では、前述した第2の実施の形態と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。この実施の形態では入射光を導く光ファイバ11の端部にコリメートレンズ21が設けられ、出射光を導く光ファイバ15及び23に対してコリメートレンズ22と24が設けられる。この実施の形態ではパターニング板25には図30(a),(b)に示すように、部分的に光の入射領域に選択光と非選択光とで反射角度を異ならせるように断面が三角形状のウエッジ状25aの領域を設けている。光がこのパターニング板25の平面部に入射した場合には、光はそのまま非選択光となってレンズ17に加わり、更に分散素子16からコリメートレンズ24を介して光ファイバ23に出射される。又ウエッジ状部25aに入射した光はレンズ17を介して分散素子16から光ファイバ15に加わる。このようにすれば選択光と非選択光とを分離することができる。このウエッジ部の角度を変化させることによって、選択光の反射角度を異ならせることができる。
この場合には、図31(a)に示すように、ウエッジ状の角度を異ならせて各波長に応じたウエッジの角度とすることによって、互いに異なった方向に光を反射することができ、光を分離することができる。又図31(b)に示すように、傾斜の角度を連続的に異ならせて反射レベルを変化させるようにすることも考えられる。
第5の実施の形態において、破線で示すように、パターニング板18をXZ平面上で図中破線で示す駆動部19によってZ軸方向に移動できるようにしてもよい。そしてパターニング板18の反射特性をZ軸方向に応じて異ならせるようにしておけば、パターニング板18の移動によって反射特性が異なり、フィルタのスペクトル形状が異なる反射型の光可変フィルタとすることができる。尚移動方向はZ軸方向に限らず、X,Z平面内で移動させればよく、又XZ平面内で回転させてもよい。
本発明の第1の実施の形態による反射型の光フィルタ及び光可変フィルタの光学的な位置を示す図である。 本発明の本実施の形態による反射型の光フィルタ及び光可変フィルタの光学的配置を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による透過型の光フィルタ及び光可変フィルタの光学的配置を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による透過型の光フィルタ及び光可変フィルタの光学的配置を示す図である。 パターニング板のパターンと光の入射位置を示す図である。 このパターニング板の反射率と位置及び光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板の反射率と位置及び光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンと光の入射位置を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンと光の入射位置を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンと光の入射位置を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンの例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンの例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 他のパターニング板のパターンを示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 パターニング板のパターンの他の例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 パターニング板のパターンの他の例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 パターニング板のパターンの他の例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 パターニング板のパターンの他の例を示す図である。 このパターニング板を用いた光フィルタの透過率と波長との関係を示すグラフである。 パターニング板の反射密度の変化を示す図である。 パターニング板の反射膜厚の変化を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による反射型光フィルタの光学的配置を示す図である。 パターニング板の形状を加工する例を示す図である。
符号の説明
11,13,15,23,31,39,41 光ファイバ
12 光サーキュレータ
14,21,22,24,32,38,40 コリメートレンズ
16,33,37 分散素子
17,34,36 レンズ
18,25,35 パターニング板
19,42 駆動部

Claims (12)

  1. 入射光をその光の波長毎に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、
    前記分散素子によって波長毎に分散させた各波長の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長を任意の反射率で反射するパターニング板と、を具備する光フィルタ。
  2. 入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備する請求項1記載の光フィルタ。
  3. 前記パターニング板は、選択すべき波長の光を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射する請求項1記載の光フィルタ。
  4. 入射光をその光の波長毎に分散させて出射する第1の分散素子と、
    前記第1の分散素子の波長毎に分波されている各波長の光を相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長の光を任意の透過率で透過させるパターニング板と、
    前記パターニング板を透過した各波長の光を集光する集光手段と、
    前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、を具備する光フィルタ。
  5. 前記パターニング板は、選択すべき波長の光を透過すると共に、その他の波長の光を反射する請求項4記載の光フィルタ。
  6. 前記パターニング板は、その表面に反射粒子の密度及び厚さの少なくともいずれか一方を変化させることによって反射パターンを形成した請求項1〜5のいずれか1項記載の光フィルタ。
  7. 入射光をその光の波長毎に分散させて出射すると共に、選択された反射光を前記入射光の入射方向に再び合波する分散素子と、
    前記分散素子によって波長毎に分散させた各波長の光を、相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長を任意の光強度で反射するパターニング板と、
    前記パターニング板を移動及び回転のいずれかにより駆動する駆動部と、を具備する光可変フィルタ。
  8. 入射光を前記分散素子に入射すると共に、前記分散素子によって合波された反射光を前記入射光とは異なった方向に出射するサーキュレータを更に具備する請求項7記載の光可変フィルタ。
  9. 前記パターニング板は、選択すべき波長を前記分散素子に反射すると共に、その他の波長の光を異なった方向に反射するものである請求項7記載の光可変フィルタ。
  10. 入射光をその光の波長毎に分散させて出射する第1の分散素子と、
    前記第1の分散素子の波長毎に分波されている各波長の光を相対的な入射位置関係を保持したまま同一平面上に焦点を結ぶ集束手段と、
    前記集束手段からの帯状の光が焦点を結ぶ位置に設けられ、任意の波長の光を任意の透過率で透過させるパターニング板と、
    前記パターニング板を透過した各波長の光を集光する集光手段と、
    前記集光手段によって集光された分散光を合成する第2の分散素子と、
    前記パターニング板を移動及び回転のいずれかにより駆動する駆動部と、を具備する光可変フィルタ。
  11. 前記パターニング板は、選択すべき波長の光を透過すると共に、その他の波長の光を反射するものである請求項10記載の光可変フィルタ。
  12. 前記パターニング板は、その表面に反射粒子の密度及び厚さの少なくともいずれか一方を変化させることによって反射パターンを形成した請求項7〜10のいずれか1項記載の光可変フィルタ。
JP2007322878A 2007-12-14 2007-12-14 光フィルタ及び光可変フィルタ Pending JP2009145632A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322878A JP2009145632A (ja) 2007-12-14 2007-12-14 光フィルタ及び光可変フィルタ
US12/334,597 US7777957B2 (en) 2007-12-14 2008-12-15 Optical filter and tunable filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322878A JP2009145632A (ja) 2007-12-14 2007-12-14 光フィルタ及び光可変フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009145632A true JP2009145632A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40752851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007322878A Pending JP2009145632A (ja) 2007-12-14 2007-12-14 光フィルタ及び光可変フィルタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7777957B2 (ja)
JP (1) JP2009145632A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9588299B2 (en) 2014-01-29 2017-03-07 Oplink Communications, Inc. 2×2 wavelength selective switch array
KR20160095684A (ko) 2015-02-03 2016-08-12 한국전자통신연구원 파장/대역폭 가변형 광필터 및 그의 구동방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224158A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光フィルター及びその光フィルターを用いた光増幅装置
JPH09258117A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Fujitsu Ltd 光イコライザ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224158A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光フィルター及びその光フィルターを用いた光増幅装置
JPH09258117A (ja) * 1996-03-27 1997-10-03 Fujitsu Ltd 光イコライザ

Also Published As

Publication number Publication date
US7777957B2 (en) 2010-08-17
US20090153984A1 (en) 2009-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9297960B2 (en) Multiport tunable optical filters
EP1445631B1 (en) Optical device with slab waveguide and channel waveguides on substrate
AU781433B2 (en) Dense wavelength division multiplexer/demultiplexer based on echelle grating
JP2009222879A (ja) 光フィルタ
US8437634B2 (en) Wavelength selective optical switch device
CN103999303B (zh) 集成亚波长光栅系统
JP2006079095A (ja) 空間的アポダイゼーションを使用して光学装置のダイナミックレンジを改善する方法および装置
US7587112B2 (en) Optical device and light control method
US6327280B1 (en) Custom optical filters
JP4898484B2 (ja) 光可変フィルタ
JP2008530592A (ja) アパーチャ時間が長い光タップ遅延線
JP2009145632A (ja) 光フィルタ及び光可変フィルタ
CN112526678B (zh) 一种光谱处理装置以及可重构光分插复用器
JP2011179979A (ja) ダブルパスモノクロメータ、波長選択光スイッチ、および光チャンネルモニタ
US20090290217A1 (en) Three-Dimensional Diffractive Structure, Method For Making, and Applications Thereof
US6728488B1 (en) Optical systems employing anamorphic beams and diffraction gratings
US6882775B1 (en) Apparatus and method for multiplexing and de-multiplexing optical signals employing a anamorphic beams and diffraction gratings
CN113777712B (zh) 一种基于倾斜光栅的可编程光谱滤波器
US7161739B2 (en) Optical system, optical device including the same, and optical device designing method
McMahon et al. Echelon grating multiplexers for hierarchically multiplexed fiber-optic communication networks
JP2012145373A (ja) 分光装置及びそれを用いた波長選択スイッチ
JP4407382B2 (ja) 光フィルタ装置
US8107818B2 (en) Tunable filter
CN220019930U (zh) 波分复用器
US20050094272A1 (en) Wavelength characteristic variable filter, optical amplifier, and optical communications apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121030