JP2009296770A - 絶縁形dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時における補助スイッチ用トランジスタの誤動作を防止することができる絶縁形DC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】トランス10の一次巻線11と主スイッチ用MOSトランジスタQmと直流電源15とが直列に接続され、クランプコンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路がトランス10の一次巻線11に対し並列に接続されている。駆動信号が、主スイッチ用MOSトランジスタのゲート駆動回路20、および、インバータ43を介して補助スイッチ用MOSトランジスタのゲート駆動回路30に送られる。駆動信号における絶縁形DC−DCコンバータの起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンさせる信号をスイッチ50、ディレー回路51を用いてマスクすることにより絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において補助スイッチ用MOSトランジスタQsを先にオンさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁形DC−DCコンバータに関するものである。
絶縁形DC−DCコンバータとして、アクティブクランプ回路を用いたDC−DCコンバータが利用されている(例えば特許文献1)。具体的には、例えば図13に示すように、トランスTの1次巻線側の回路構成として主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsが用いられ、コンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsによりアクティブクランプ回路を構成している。両トランジスタQm,Qsは交互にオンされる。
トランジスタQm,Qsの駆動信号について、主スイッチ用MOSトランジスタQmに対する駆動信号(パルス信号)に対し、補助スイッチ用MOSトランジスタQsへの駆動信号は主スイッチ用MOSトランジスタQmへの駆動信号を反転して作られる。
一方、トランスTの偏磁、突入電流などの防止ためにソフトスタート(主スイッチ用MOSトランジスタQmのデューティがゼロか最小デューティから少しずつ大きくさせる方法)でDC−DCコンバータを起動させる。
特開2005−278380号公報
起動時には、2つのMOSトランジスタQm,Qsの内、主スイッチ用MOSトランジスタQmが先にオンされる。その時、補助スイッチ用MOSトランジスタQsに電圧が印加される。詳しくは、MOSトランジスタの等価回路においてはドレイン・ソース間(D−S間)、ゲート・ドレイン間(G−D間)、ゲート・ソース間(G−S間)の容量(C)が存在しており、それぞれの容量が電圧印加により充電される。主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲート・ソース間(G−S間)の容量が充電されると、図14に示すように補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間の電圧Vgsが持ち上がり、ゲート・ソース電圧Vgsが補助スイッチ用MOSトランジスタQsの閾値電圧Vthまで達すると、補助スイッチ用MOSトランジスタQsが誤動作(誤オン)してしまう。すると、図13において一点鎖線で示すように貫通電流が流れ、回路破損に至るおそれがある。つまり、アクティブクランプ回路を利用するDC−DCコンバータにおいてトランスTの一次巻線側ではハイサイドスイッチである補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりが発生して閾値電圧Vthに達すると貫通電流が流れてコンバータが破損するおそれがある。
補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりによる誤動作を防止するために、第1の手法として、補助スイッチ用MOSトランジスタQsの駆動回路にマイナスバイアスかける対策がある。具体的には、図15に示すように、ゲート駆動回路100のパルストランス101の二次巻線に中間タップ102cを設け、コンデンサ103を充電させ、マイナス電源を作る。これにより、図16に示すように補助スイッチ用MOSトランジスタQsのターンオフ時に補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間に負電圧V1を印加する。詳しくは、パルストランス101の一次巻線に接続したトランジスタ107のオン時にコンデンサ103を充電し、トランジスタ107のターンオフ時にパルストランス101の二次巻線の中間タップ102c→コンデンサ103→抵抗104→ダイオード105の寄生容量→二次巻線の一端102aの経路で電流を流すとともに補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート→バイポーラトランジスタ106のエミッタ・ベース間→ダイオード105の寄生容量→二次巻線の一端102aの経路でベース電流を流し、バイポーラトランジスタ106をオンする。これによりコンデンサ103により補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートがコンデンサ103のマイナス端子に接続され、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのソースがコンデンサ103のプラス端子に接続されるため、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間に負電圧V1が印加される。このようにして、マイナス電源により補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤オンを防止する。つまり、ゲート電圧の持ち上がりが生じても閾値電圧Vthまで至らないようにゲート・ソース電圧Vgsにマイナスバイアスをかける。
また、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりによる誤動作を防止するために、第2の手法として、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのオフした後のパルストランスのリセット電圧(逆起電力)を利用して、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間(G−S間)のインピーダンスを強制的にゼロにさせる方法がある。具体的には、図17に示すように、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート駆動回路200においてトランジスタ206のオンに伴いパルストランス201の二次巻線202aに発生する電圧によりダイオード204を介して補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間の容量を充電してオン動作させる。トランジスタ206のターンオフ時に二次巻線202bに発生する電圧によりダイオード205を介してバイポーラトランジスタ203をオンさせる。補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間に蓄えられた電荷はバイポーラトランジスタ203を経て放電される。このバイポーラトランジスタ203のオンにより、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間のインピーダンスを強制的にゼロにして、図18においてP1で示す補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりをなくす。
しかしながら、起動時は上記の図15,16,17,18に示した方法では補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤動作を防止することができない。つまり、図15に示す回路の場合、図16に示すように起動時にはコンデンサ103の充電ができないため、起動に伴う主スイッチ用MOSトランジスタQmのオンにて補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧が閾値電圧Vth以上の値に持ち上がり(P2)、補助スイッチ用MOSトランジスタQsもオンしてしまうため、貫通電流が流れてしまう。同様に、図17に示す回路の場合、図18に示すように起動時には補助スイッチ用MOSトランジスタQsにリセット電圧(逆起電力)が発生しないためにバイポーラトランジスタ203がオンせず、起動に伴う主スイッチ用MOSトランジスタQmのオンにて補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧が閾値電圧Vth以上の値に持ち上がり(P3)、補助スイッチ用MOSトランジスタQsもオンしてしまうため、貫通電流が流れてしまう。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、起動時における補助スイッチ用トランジスタの誤動作を防止することができる絶縁形DC−DCコンバータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、トランスの一次巻線と主スイッチ用トランジスタと直流電源とが直列に接続されるとともに、コンデンサと補助スイッチ用トランジスタの直列回路が前記トランスの一次巻線または前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタとが交互にオンされる絶縁形DC−DCコンバータにおいて、絶縁形DC−DCコンバータの起動時において前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせるようにしたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、絶縁形DC−DCコンバータの起動時において主スイッチ用トランジスタと補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせることにより、起動時に主スイッチ用トランジスタのオンに伴う補助スイッチ用トランジスタのゲート電圧の持ち上がりが回避され、起動時における補助スイッチ用トランジスタの誤動作を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、コイルと主スイッチ用トランジスタと直流電源とが直列に接続されるとともに、トランスの一次巻線と第1のコンデンサの直列回路が前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、第2のコンデンサと補助スイッチ用トランジスタの直列回路が前記トランスの一次巻線または前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタとが交互にオンされる絶縁形DC−DCコンバータにおいて、絶縁形DC−DCコンバータの起動時において前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせるようにしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、絶縁形DC−DCコンバータの起動時において主スイッチ用トランジスタと補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせることにより、起動時に主スイッチ用トランジスタのオンに伴う補助スイッチ用トランジスタのゲート電圧の持ち上がりが回避され、起動時における補助スイッチ用トランジスタの誤動作を防止することができる。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の絶縁形DC−DCコンバータにおいて前記主スイッチ用トランジスタのゲートには第1のゲート駆動回路が接続され、前記補助スイッチ用トランジスタのゲートには第2のゲート駆動回路が接続され、前記第1のゲート駆動回路、および、インバータを介して前記第2のゲート駆動回路に送られる駆動信号は、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動時に前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号であり、マスク手段により、前記主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号が前記第1のゲート駆動回路に入力されないようにしてもよい。
特に、請求項4に記載のように、前記マスク手段は、前記第1のゲート駆動回路への駆動信号の伝達経路に設けられ、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動前には開路している開閉手段と、前記主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号が送られた後に前記開閉手段を閉路させる開閉制御手段と、を備える構成とするとよい。
請求項5に記載のように、請求項1または2に記載の絶縁形DC−DCコンバータにおいて前記主スイッチ用トランジスタのゲートには第1のゲート駆動回路が接続され、前記補助スイッチ用トランジスタのゲートには第2のゲート駆動回路が接続され、前記第1のゲート駆動回路、および、インバータを介して前記第2のゲート駆動回路に送られる駆動信号は、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動時に前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号であり、前記駆動信号を第1のインバータを介して反転させ、当該反転させた信号を、第1のゲート駆動回路、および、第2のインバータを介して第2のゲート駆動回路に送るようにするとよい。
本発明によれば、起動時における補助スイッチ用トランジスタの誤動作を防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1には本実施形態における絶縁形DC−DCコンバータ1の回路構成を示す。トランス10の一次巻線11と主スイッチ用MOSトランジスタQmと直流電源15とが直列に接続されている。詳しくは、トランス10の一次巻線11の一端が直流電源15の正極端子と接続されている。直流電源15の負極端子は接地されている。トランス10の一次巻線11の他端が主スイッチ用MOSトランジスタQmのドレインと接続されている。主スイッチ用MOSトランジスタQmのソースは接地されている。
また、クランプコンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路がトランス10の一次巻線11に対し並列に接続されている。クランプコンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsによりアクティブクランプ回路が構成されている。
主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲートには第1のゲート駆動回路20が接続され、主スイッチ用MOSトランジスタQmは第1のゲート駆動回路20によりオン・オフされる。
第1のゲート駆動回路20は、パルストランス21を備えており、パルストランス21の二次巻線23に主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲートが接続されている。
パルストランス21の一次巻線22の一端が直流電源24の正極端子と接続されている。直流電源24の負極端子は接地されている。パルストランス21の一次巻線22の他端がMOSトランジスタ25のドレインと接続されている。MOSトランジスタ25のソースは接地されている。
MOSトランジスタ25のゲートにHレベルの駆動信号が時定数回路42aを介して送られると、MOSトランジスタ25がオンし、これに伴いパルストランス21の二次巻線23に発生する電圧が主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲートに印加されて主スイッチ用MOSトランジスタQmがオンする。
主スイッチ用MOSトランジスタQmのオン時において、主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲート・ソース間(G−S間)の容量が充電されると、図14に示したように補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間の電圧Vgsの持ち上がりが発生する。
補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートには第2のゲート駆動回路30が接続され、補助スイッチ用MOSトランジスタQsは第2のゲート駆動回路30によりオン・オフされる。この第2のゲート駆動回路30は図15のゲート駆動回路100と同一構成である。
第2のゲート駆動回路30は、パルストランス31を備えており、パルストランス31の二次巻線33の一端33aはダイオード34のアノードと接続され、ダイオード34のカソードはダイオード35のアノードと接続され、ダイオード35のカソードは補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートと接続されている。パルストランス31の二次巻線33の他端33bはダイオード36のカソードと接続され、ダイオード36のアノードはpnpトランジスタ37のコレクタと接続され、pnpトランジスタ37のエミッタは補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートと接続されている。パルストランス31の二次巻線33の中間タップ33cにはコンデンサ38の一方の電極が接続され、コンデンサ38の他方の電極はダイオード36のアノードと接続されている。また、二次巻線33の中間タップ33cは補助スイッチ用MOSトランジスタQsのソースと接続されている。抵抗39はその一端がpnpトランジスタ37のコレクタと接続されるとともに他端がpnpトランジスタ37のベースおよびダイオード34,35間に接続されている。一方、パルストランス31の一次巻線32の一端が直流電源40の正極端子と接続されている。直流電源40の負極端子は接地されている。パルストランス31の一次巻線32の他端がMOSトランジスタ41のドレインと接続されている。MOSトランジスタ41のソースは接地されている。
この第2のゲート駆動回路30には、MOSトランジスタ41のゲートに駆動信号がインバータ43および時定数回路42bを介して送られる。
MOSトランジスタ41のゲートにHレベルの駆動信号が入力されるとMOSトランジスタ41がオンし、これに伴いパルストランス31の二次巻線33に電圧が発生する。このMOSトランジスタ41のオン時にコンデンサ38が充電され、MOSトランジスタ41のターンオフ時にパルストランス31の二次巻線33の中間タップ33c→コンデンサ38→抵抗39→ダイオード34の寄生容量→パルストランス31の二次巻線33の経路で電流が流れるとともに補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート→pnpトランジスタ37のエミッタ・ベース間→ダイオード34の寄生容量→パルストランス31の二次巻線33の経路でベース電流が流れる。これによりpnpトランジスタ37がオンしてコンデンサ38により補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間に負電圧V10(図2参照)が印加される。このようにして補助スイッチ用MOSトランジスタQsのオフ時にゲートに負電圧V10が印加され、閾値電圧Vthまで至らないようにゲート・ソース電圧Vgsにマイナスバイアスが印加される。
このように、本実施形態における絶縁形DC−DCコンバータ1は、ゲート駆動回路30を有しているため、補助スイッチ用MOSトランジスタQsが駆動した後に、主スイッチ用MOSトランジスタQmが駆動される場合、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのマイナスバイアスが確保できる。これによって、起動時に少なくとも1周期後においては主スイッチ用MOSトランジスタQmのオンに伴い補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりが生じても閾値電圧Vthまで至らず補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤オンが防止できる。
駆動信号は、パルス信号であって、主スイッチ用MOSトランジスタQmのオン/オフを指示する信号である。この駆動信号は、インバータ43および時定数回路42bを介して第2のゲート駆動回路30に入力されるため、駆動信号がLレベル(主スイッチ用MOSトランジスタQmをオフするよう指示する)の場合、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのオンも指示し、駆動信号がHレベル(主スイッチ用MOSトランジスタQmをオンするよう指示)の場合、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのオフも指示する。
また、この駆動信号は、図2に示すように絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsの内の主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する。本実施の形態では、起動時にHレベルとなる。
ここで、本実施形態における絶縁形DC−DCコンバータ1は、第1のゲート駆動回路20への駆動信号の伝達経路、詳しくは時定数回路42aの駆動信号入力ラインには開閉手段としてのスイッチ50が設けられている。このスイッチ50は絶縁形DC−DCコンバータ1の起動前には開路している。スイッチ50には開閉制御手段としてのディレー回路51が接続されている。ディレー回路51は、駆動信号を入力して、起動時に最初に送られるパルス通過後に、即ち、絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号が送られた後にスイッチ50を閉路させるようになっている。スイッチ50とディレー回路51により、駆動信号における起動時の最初のパルスが第1のゲート駆動回路20に入力されないようにするためのマスク手段が構成されている。
なお、トランス10の二次巻線12に接続される二次側の回路構成として図1ではダイオードD1,D2と抵抗R1,R2とコンデンサC10が使用されている。
次に、このように構成した絶縁形DC−DCコンバータ1の作用を説明する。
図1の時定数回路42aが駆動信号を入力し、図2に示すように駆動信号の立ち上がりに対して若干遅れて立ち上がる信号を出力するとともに信号の立ち下がりに対して同期して立ち下がる信号を出力する。時定数回路42aから送出された駆動信号はゲート駆動回路20に送られる。また、図1のインバータ43を介して時定数回路42bが駆動信号を入力し、駆動信号の立ち下がりに対して若干遅れて立ち上がる信号を出力するとともに駆動信号の立ち上がりに対して同期して立ち下がる信号を出力する。時定数回路42bから送出された駆動信号はゲート駆動回路30に送られる。
一方、スイッチ50は絶縁形DC−DCコンバータ1の起動前には開路しており、ディレー回路51は、起動時に最初に送られるパルスが通過した後、即ち、絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsの内の主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号が送られた後にスイッチ50を閉路させる。
これによって、絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号がゲート駆動回路20に入力されることを防ぐことができる(起動時に最初に送られるパルスがマスクされる)。これにより、絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において図2に破線で示す主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲート・ソース電圧G1の印加が無くなり、補助スイッチ用MOSトランジスタQsが先にオンされる。
その結果、本実施形態では、起動時にハイサイドスイッチである補助スイッチ用MOSトランジスタQsが先にオンされるようにゲートシーケンスを変更している。これによって、起動時、主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsの内の補助スイッチ用MOSトランジスタQsが先にオンされるため、起動時における補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤動作を防止することができ、貫通電流が流れることが防止できる。換言すると、貫通電流が流れても壊れないような大容量のデバイスは不要となる。さらに、貫通電流が流れることを防止するための構成として、ゲート駆動回路を複雑な構成としなくてもよい。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsの内の補助スイッチ用MOSトランジスタQsを先にオン(始動)させるようにした。よって、起動時における補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤動作を防止することができる。
(2)マスク手段(50,51)により、駆動信号における絶縁形DC−DCコンバータの起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号が第1のゲート駆動回路20に入力されないようにマスクすることにより絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において補助スイッチ用MOSトランジスタQsを先にオンさせるようにした。よって、補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤動作防止が図られる。
(3)マスク手段は、第1のゲート駆動回路20への駆動信号の伝達経路に設けられ、絶縁形DC−DCコンバータ1の起動前には開路しているスイッチ(開閉手段)50と、駆動信号における絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号が送られた後にスイッチ50を閉路させるディレー回路(開閉制御手段)51とを備える。よって、簡単な構成にて信号をマスクすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図3には本実施形態における絶縁形DC−DCコンバータ1の回路構成を示す。図4には本実施形態におけるタイミングチャートを示す。
図3において、図1と同一の構成部分については同一符号を付すことによりその説明は省略する。
図3においては、図1におけるゲート駆動回路30に代わり、ゲート駆動回路60を用いている。このゲート駆動回路60は図17のゲート駆動回路200と同一構成である。
ゲート駆動回路60は、パルストランス61を備えており、パルストランス61の二次巻線63の一端63aはダイオード64のアノードと接続され、ダイオード64のカソードは補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートと接続されている。パルストランス61の二次巻線63の中間タップ63cは補助スイッチ用MOSトランジスタQsのソースと接続されている。補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間にはnpnトランジスタ65が接続されている。詳しくは、npnトランジスタ65のコレクタが補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲートに接続され、また、npnトランジスタ65のエミッタが補助スイッチ用MOSトランジスタQsのソースに接続されている。パルストランス61の二次巻線63の他端63bはダイオード66のアノードと接続され、ダイオード66のカソードはnpnトランジスタ65のベースと接続されている。一方、パルストランス61の一次巻線62の一端が直流電源67の正極端子と接続されている。直流電源67の負極端子は接地されている。パルストランス61の一次巻線62の他端はMOSトランジスタ68のドレインと接続されている。MOSトランジスタ68のソースは接地されている。
ゲート駆動回路60は、MOSトランジスタ68のゲートに、インバータ43を介して、時定数回路42bを経たHレベルの駆動信号が送られると、MOSトランジスタ68がオンし、MOSトランジスタ68のオンに伴うパルストランス61の二次巻線63の一端63aと中間タップ63cとの間に発生する電圧によりダイオード64を介して補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間の容量が充電されて補助スイッチ用MOSトランジスタQsがオンする。MOSトランジスタ68のターンオフ時に二次巻線63の他端63bと中間タップ63cとの間に発生する電圧によりダイオード66を介してnpnトランジスタ65がオンする。補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間に蓄えられた電荷はnpnトランジスタ65を経て放電される。このnpnトランジスタ65のオンにより補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート・ソース間のインピーダンスが強制的にゼロにされ、図4に示すように、補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりP1(図18参照)をなくすことができる。
本実施形態においても、図3においてスイッチ50およびディレー回路51が設けられ、ディレー回路51は駆動信号における絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時に主スイッチ用MOSトランジスタQmを先にオンするよう指示する信号が送られた後にスイッチ50を閉路させる。よって、起動時において補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート電圧の持ち上がりP3(図4および図18参照)を防止することができ、これにより起動時における補助スイッチ用MOSトランジスタQsの誤動作を防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図5には本実施形態における絶縁形DC−DCコンバータ1の回路構成を示す。図6には本実施形態におけるタイミングチャートを示す。
図5において、図1と同一の構成部分については同一符号を付すことによりその説明は省略する。
図5においては、図1におけるスイッチ50およびディレー回路51は設けておらず、その代わりに駆動信号の伝達経路における時定数回路42aへの経路とインバータ43への経路の分岐点αよりも上流側にインバータ70を設けている。これにより、図6に示すように、駆動信号をインバータ70を介して反転させ、当該反転させた信号を、主スイッチ用MOSトランジスタQmのゲート駆動回路20、および、インバータ43を介して補助スイッチ用MOSトランジスタQsのゲート駆動回路30に送ることにより絶縁形DC−DCコンバータ1の起動時において補助スイッチ用MOSトランジスタQsを先にオンさせることができる。
以上のように、主スイッチ用MOSトランジスタQmへの駆動信号(パルス信号)を元にして補助スイッチ用MOSトランジスタQsへの駆動信号(パルス信号)を作る際に、ゲート駆動回路20,30の駆動の論理を逆にさせ、いわゆるオンデューティ制御するではなくオフデューティ制御を行う。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・第3の実施形態における手法を第2の実施形態に適用してもよい。つまり、図3におけるスイッチ50およびディレー回路51は設けずに、かつ、駆動信号の信号伝達経路に図5に示したインバータ70を設けてもよい。
・図2等においては、起動時、補助スイッチ用MOSトランジスタQsを最初にオンさせた後に、主スイッチ用MOSトランジスタQmをオンさせるようにしたが、補助スイッチ用MOSトランジスタQsを2回以上オン/オフ繰り返した後、主スイッチ用MOSトランジスタQmをオンさせてもよく、要は少なくてとも、起動時、主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsの内の補助スイッチ用MOSトランジスタQsを先に駆動させればよい。
・主スイッチ用トランジスタおよび補助スイッチ用トランジスタとしてMOSトランジスタQm,Qsを用いたが、MOSトランジスタに代わりIGBTを用いてもよい。
・図1等における時定数回路42a,42bは無くてもよく、それに代わり、例えば、給電電流iを小さくすることにより対処してもよい。
・絶縁形DC−DCコンバータの基本回路構成として、図7〜図12に示す回路に適用してもよい。
図7は、アクティブクランプフォワード回路であって、トランス71の一次巻線72と主スイッチ用MOSトランジスタQmと直流電源15とが直列に接続されるとともに、コンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路がトランス71の一次巻線72に対し並列に接続されている。主スイッチ用MOSトランジスタQmと補助スイッチ用MOSトランジスタQsとが交互にオンされる。主スイッチ用MOSトランジスタQmにはダイオードD10が逆並列に接続され、また、補助スイッチ用MOSトランジスタQsにはダイオードD11が逆並列に接続されている。トランス71の二次巻線73の第1端子73aと第2端子73bとの間には、コイル76とコンデンサ77とMOSトランジスタ74が直列に接続されている。コンデンサ77には抵抗(負荷)78が並列に接続されている。トランス71の二次巻線73の第1端子73aはMOSトランジスタ75を介してMOSトランジスタ74のソースと接続されている。MOSトランジスタ74にはダイオードD12が逆並列に接続され、また、MOSトランジスタ75にはダイオードD13が逆並列に接続されている。
図8は、図7と同様にアクティブクランプフォワード回路であるが、コンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路が主スイッチ用MOSトランジスタQmに対し並列に接続されている。
図9は、ブーストハーフブリッジ回路であって、コイル82と主スイッチ用MOSトランジスタQmと直流電源15とが直列に接続されるとともに、トランス79の一次巻線80とコンデンサ(第1のコンデンサ)C10の直列回路が主スイッチ用MOSトランジスタQmに対し並列に接続されている。コンデンサ(第2のコンデンサ)C11と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路がトランス79の一次巻線80に対し並列に接続されている。主スイッチ用MOSトランジスタQmにはダイオードD10が逆並列に接続され、また、補助スイッチ用MOSトランジスタQsにはダイオードD11が逆並列に接続されている。トランス79の二次巻線81の中間タップ81cと第2端子81bとの間には、コイル76とコンデンサ77とMOSトランジスタ74が直列に接続されている。コンデンサ77には抵抗(負荷)78が並列に接続されている。トランス79の二次巻線81の第1端子81aはMOSトランジスタ75を介してMOSトランジスタ74のソースと接続されている。MOSトランジスタ74にはダイオードD12が逆並列に接続され、また、MOSトランジスタ75にはダイオードD13が逆並列に接続されている。
図10は、図9と同様にブーストハーフブリッジ回路であるが、コンデンサC11と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路が主スイッチ用MOSトランジスタQmに対し並列に接続されている。
図11は、2トランス方式アクティブクランプフォワード回路であって、トランス88とトランス89を備えている。トランス88の一次巻線88aとトランス89の一次巻線89aと主スイッチ用MOSトランジスタQmと直流電源15とが直列に接続されている。コンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路が、トランス88の一次巻線88aとトランス89の一次巻線89aの直列回路に対し並列に接続されている。トランス88の一次巻線88aにはコイル94が並列に接続され、また、トランス89の一次巻線89aにはコイル95が並列に接続されている。主スイッチ用MOSトランジスタQmにはダイオードD10が逆並列に接続され、また、補助スイッチ用MOSトランジスタQsにはダイオードD11が逆並列に接続されている。トランス88の二次巻線88bとトランス89の二次巻線89bとが直列に接続され、両方の二次巻線88b,89bの中間点にはコイル91を介して直流電源92の負極端子が接続されている。直流電源92の正極端子は、ダイオード90を介してトランス88の二次巻線88bに、また、ダイオード93を介してトランス89の二次巻線89bに接続されている。
図12は、図11と同様に2トランス方式アクティブクランプフォワード回路であるが、コンデンサC1と補助スイッチ用MOSトランジスタQsの直列回路が主スイッチ用MOSトランジスタQmに対し並列に接続されている。また、トランス88は一次巻線96を有するとともにトランス89は一次巻線97を有している。コンデンサ98と一次巻線96と一次巻線97の直列回路が、主スイッチ用MOSトランジスタQmに対し並列に接続されている。
第1の実施形態における絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 第1の実施形態における作用を説明するためのタイムチャート。 第2の実施形態における絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 第2の実施形態における作用を説明するためのタイムチャート。 第3の実施形態における絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 第3の実施形態における作用を説明するためのタイムチャート。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 別例の絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 従来技術を説明するための絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 絶縁形DC−DCコンバータについてのタイムチャート。 絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 絶縁形DC−DCコンバータについてのタイムチャート。 絶縁形DC−DCコンバータの回路構成図。 絶縁形DC−DCコンバータについてのタイムチャート。
符号の説明
1…絶縁形DC−DCコンバータ、10…トランス、11…一次巻線、15…直流電源、20…第1のゲート駆動回路、30…第2のゲート駆動回路、43…インバータ、50…スイッチ、51…ディレー回路、60…ゲート駆動回路、70…インバータ、79…トランス、80…一次巻線、82…コイル、C1…クランプコンデンサ、C10…コンデンサ、C11…コンデンサ、Qm…主スイッチ用MOSトランジスタ、Qs…補助スイッチ用MOSトランジスタ。

Claims (5)

  1. トランスの一次巻線と主スイッチ用トランジスタと直流電源とが直列に接続されるとともに、コンデンサと補助スイッチ用トランジスタの直列回路が前記トランスの一次巻線または前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタとが交互にオンされる絶縁形DC−DCコンバータにおいて、
    絶縁形DC−DCコンバータの起動時において前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせるようにした
    ことを特徴とする絶縁形DC−DCコンバータ。
  2. コイルと主スイッチ用トランジスタと直流電源とが直列に接続されるとともに、トランスの一次巻線と第1のコンデンサの直列回路が前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、第2のコンデンサと補助スイッチ用トランジスタの直列回路が前記トランスの一次巻線または前記主スイッチ用トランジスタに対し並列に接続され、前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタとが交互にオンされる絶縁形DC−DCコンバータにおいて、
    絶縁形DC−DCコンバータの起動時において前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の補助スイッチ用トランジスタを先にオンさせるようにした
    ことを特徴とする絶縁形DC−DCコンバータ。
  3. 前記主スイッチ用トランジスタのゲートには第1のゲート駆動回路が接続され、前記補助スイッチ用トランジスタのゲートには第2のゲート駆動回路が接続され、
    前記第1のゲート駆動回路、および、インバータを介して前記第2のゲート駆動回路に送られる駆動信号は、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動時に前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号であり、
    マスク手段により、前記主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号が前記第1のゲート駆動回路に入力されないようにする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁形DC−DCコンバータ。
  4. 前記マスク手段は、
    前記第1のゲート駆動回路への駆動信号の伝達経路に設けられ、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動前には開路している開閉手段と、
    前記主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号が送られた後に前記開閉手段を閉路させる開閉制御手段と、
    を備えた
    ことを特徴とする請求項3に記載の絶縁形DC−DCコンバータ。
  5. 前記主スイッチ用トランジスタのゲートには第1のゲート駆動回路が接続され、前記補助スイッチ用トランジスタのゲートには第2のゲート駆動回路が接続され、
    前記第1のゲート駆動回路、および、インバータを介して前記第2のゲート駆動回路に送られる駆動信号は、前記絶縁形DC−DCコンバータの起動時に前記主スイッチ用トランジスタと前記補助スイッチ用トランジスタの内の主スイッチ用トランジスタを先にオンするように指示する信号であり、
    前記駆動信号を第1のインバータを介して反転させ、当該反転させた信号を、第1のゲート駆動回路、および、第2のインバータを介して第2のゲート駆動回路に送る
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁形DC−DCコンバータ。
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