JP2008079454A - 双方向dc−dcコンバータの制御方法 - Google Patents

双方向dc−dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】降圧動作時のスイッチング損失と同期整流の導通損失の低減、および同じ制御で双方向動作が可能な双方向DC−DCコンバータの制御方法を提供すること
【解決手段】トランスの高圧電圧側に備えられ、降圧動作で高圧側巻線に交互に逆方向の電圧印加、昇圧動作で同期整流動作をする第1および第2スイッチ素子と、トランスの低圧電圧側に備えられ、降圧動作で同期整流動作、昇圧動作で低圧側巻線に交互に逆方向の電圧印加する第3および第4スイッチ素子と、低圧電圧側で電流を連続させるインダクタンス素子とを備える双方向DC−DCコンバータの制御方法について、第1および第3スイッチ素子を導通する期間、第2および第4スイッチ素子を導通する期間、第1および第2スイッチ素子が所定期間、共に非導通であると共に、第3および第4スイッチ素子を共に非導通である期間を挟まずに切り替える期間を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、双方向DC−DCコンバータの制御方法に関するものであり、特に、簡単なスイッチング制御によりスイッチング損失および導通損失の低減が可能な双方向DC−DCコンバータの制御方法に関するものである。
非特許文献1に開示されている双方向形DC−DCコンバータは、一次側がMOSFETによるハーフブリッジコンバータ、二次側が電流形プッシュプルインバータでそれぞれ構成されている。高圧一次側の主電源E1をバッテリなどの定電圧電源、低圧二次側のスーパーキャパシタをエネルギー蓄積量に応じてその端子電圧が変化する可変電圧源として、二つの電源の間で電圧調整が行われる。
ここで、非特許文献1では、双方向形DC−DCコンバータの用途として電気自動車(EV)用補助電源等の用途を考えている。この場合、キャパシタ充電動作は主電源E1からのエネルギー回生・余剰電力の吸収が主目的であり、急速な応答性よりもエネルギー伝達効率の増大が要求される。
したがって、キャパシタへの充電時には、ハーフブリッジおよびプッシュプル回路のスイッチ素子を常時一定の最大デューティ(約50%)で動作させる。二次側コイルのインダクタンス値およびキャパシタの容量値による時定数で決まる電圧上昇率でキャパシタ電圧が上昇する。一方、キャパシタの放電動作では、キャパシタ電圧に応じてプッシュプル回路の各スイッチの重なりオン時間を調整して一次側の電源E1に印加される電圧が調整される。
三島 智和他、「スーパーキャパシタエネルギー貯蔵システム対応双方向形DC−DCコンバータ」、信学技報 社団法人電子情報通信学会、EE2005−35(2005−9)、p.19−24
非特許文献1では、キャパシタへの充電時に、ハーフブリッジ回路のスイッチ素子の制御として、50%を最大デューティとして制御することが記載されている。これにより、非特許文献1の双方向形DC−DCコンバータでは、ハーフブリッジ回路を構成する一対のスイッチ素子の導通時間がスイッチ素子間で同じ時間幅であり、各スイッチ素子が交互に導通制御されるPWM制御が行われることとなる。
非特許文献1では、ハーフブリッジ回路のスイッチ素子を制御する際のスイッチングデューティを最大デューティの50%に固定しているため、両スイッチ素子間のデッドタイムは最小時間に制限されている。しかしながら、一次側の電源E1や二次側のスーパーキャパシタの電圧の電圧条件によっては、50%とは異なるスイッチングデューティで制御することとなる。この場合、デッドタイムの継続時間が長くなってしまうことも考えられる。
デッドタイムの継続時間には、プッシュプル回路のスイッチ素子の導通により流れた電流は逆並列ダイオードを介して流れ続けることとなる。電流が逆並列ダイオードを介して流れる場合は、スイッチ素子に流れる場合に比して導通損失が増大してしまい問題である。
また、電圧条件に応じてデッドタイムの継続時間が変化するため、ハーフブリッジ回路のスイッチ素子について、所定タイミングでソフトスイッチング動作の制御を行うことができず、ハードスイッチング動作を行わざるを得ない。スイッチング損失の低減を図ることができず問題である。
本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、降圧動作時のスイッチング損失と同期整流の導通損失の低減、および同じ制御で双方向動作が可能な双方向DC−DCコンバータの制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、トランスと、トランスの高圧電圧側に備えられ、交互に導通することにより、降圧動作においてトランスの高圧側巻線に交互に逆方向に高圧電圧を印加し、昇圧動作において同期整流動作をして高圧側巻線から出力される電流を全波整流する第1および第2スイッチ素子と、第1および第2スイッチ素子にそれぞれ接続される逆並列ダイオードと、第1および第2スイッチ素子にそれぞれ並列接続される第1および第2コンデンサと、トランスの低圧電圧側に備えられ、第1および第2スイッチ素子の導通に応じて導通することにより、降圧動作において同期整流動作をしてトランスの低圧側巻線から出力される電流を全波整流し、昇圧動作において低圧側巻線に交互に逆方向に低圧電圧を印加する第3および第4スイッチ素子と、第3および第4スイッチ素子にそれぞれ接続される逆並列ダイオードと、トランスの低圧電圧側であって低圧電圧に至る経路に備えられ、経路電流を連続させるインダクタンス素子とを備える双方向DC−DCコンバータの制御方法であって、第1スイッチ素子が導通状態であると共に、第3スイッチ素子が導通状態であるステップと、第2スイッチ素子が導通状態であると共に、第4スイッチ素子が導通状態であるステップと、第1および第2スイッチ素子が共に所定時間の非導通状態であると共に、第3および第4スイッチ素子の導通状態を、共に非導通状態である期間を挟まずに切り替えるステップとを有することを特徴とする。
請求項1に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法では、第1スイッチ素子と第3スイッチ素子とが共に導通状態である期間、および第2スイッチ素子と第4スイッチ素子とが共に導通状態である期間の間に、第1および第2スイッチ素子が共に所定時間の非導通状態にある期間に、第3および第4スイッチ素子の導通状態が、共に非導通状態である期間を挟まずに切り替わる。
これにより、トランスの低圧電圧側に備えられる第3および第4スイッチ素子を、トランスの高圧電圧側に備えられる第1および第2スイッチ素子の各々の導通に応じて導通制御するので、降圧動作において、第3および第4スイッチ素子を同期整流動作させることができる。低圧電圧側を全波整流してインダクタンス素子に流れる経路電流を連続させて平滑された低圧電圧を出力することができる。
また、第3および第4スイッチ素子の導通状態を共に非導通状態である期間を挟まずに切り替えるので、昇圧動作において、トランスの低圧側巻線への電圧印加が途切れることはなく、安定して交互に逆バイアスの電圧を印加することができる。低圧側巻線への電圧印加が途切れる場合に発生するおそれのあるサージ電圧は発生することはない。ここで低圧側巻線に印加される電圧は、インダクタンス素子に連続した経路電流が流れることにより生成される電圧である。
トランスを介して、高圧電圧側から低圧電圧側に電力を送る降圧動作、および低圧電圧側から高圧電圧側に電力を送る昇圧動作を、第1乃至第4スイッチ素子について同じスイッチングタイミングで行うことができる。
また、第1および第2スイッチ素子が共に非導通状態である時間は、高圧電圧および低圧電圧の電圧条件やその他の動作条件に関わらず所定時間に固定され、スイッチング制御のタイミングを不変に維持することができる。
また、請求項2に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、第3および第4スイッチ素子の導通状態を切り替えるタイミングは、降圧動作時に第1または第2スイッチ素子の非導通遷移に応じてトランスが転流動作を行う期間内のタイミングであることを特徴とする。
これにより、降圧動作において、トランスが転流動作を行っている期間内に第3および第4スイッチ素子の導通状態を切り替えることができる。トランスの転流動作の期間には低圧側巻線に起電圧は誘起されない。このため、導通状態を切り替える際に第3および第4スイッチ素子が共に導通状態になる期間を有し、トランスの低圧側巻線の端子間が短絡状態になる場合にも、端子間の短絡に伴う電流が流れてしまうことはない。
また、請求項3に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、第3または第4スイッチ素子の非導通状態への遷移タイミングは、遅くとも、降圧動作時に第1または第2スイッチ素子の非導通遷移に応じて行われるトランスの転流動作が完了するタイミングであることを特徴とする。
これにより、降圧動作において、第3および第4スイッチ素子が共に導通状態にある期間をトランスの転流動作の期間内に収めることができる。第3または第4スイッチ素子が共に導通して低圧側巻線の端子間が短絡する期間に、低圧側巻線の端子間に起電圧が誘起されることはなく、端子間の短絡に伴う電流が流れてしまうことはない。
また、請求項4に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、第4スイッチ素子の非導通遷移から第1スイッチ素子の導通遷移までの時間、または第3スイッチ素子の非導通遷移から第2スイッチ素子の導通遷移までの時間は、少なくとも、第2スイッチ素子、または第1スイッチ素子に備えられる逆並列ダイオードのリカバリー時間であることを特徴とする。
これにより、第1および第2スイッチ素子の逆並列ダイオードでは、順バイアス状態から逆バイアス状態への切り替え後のリカバリー時間には逆方向にも電流が流れることが知られている。昇圧動作において、第4スイッチ素子の非導通遷移から第1スイッチ素子の導通遷移までの時間、または第3スイッチ素子の非導通遷移から第2スイッチ素子の導通遷移までの時間を、第2または第1スイッチ素子に備えられる逆並列ダイオードのリカバリー時間以上の時間とすれば、切り替えられて導通する第1または第2スイッチ素子と、第2または第1スイッチ素子の逆並列ダイオードとを介して貫通電流が流れることはない。
また、請求項5に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、所定時間は、降圧動作時に第1または第2スイッチ素子の非導通遷移から、トランスの転流動作において高圧側巻線の漏れインダクタンスと第1および第2コンデンサとのLC共振により第1または第2スイッチ素子の端子間電圧が最小になるまでの時間であることを特徴とする。
これにより、降圧動作において、トランスの高圧側巻線における漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギーを、漏れインダクタンスと第1および第2コンデンサとの間でLC共振させることにより、所定のタイミングで、漏れインダクタンスと第1および第2コンデンサとの接続点、すなわち第1および第2スイッチ素子の接続点の電圧を極小値または極大値とすることができる。第1または第2スイッチ素子の端子間の電圧を最小の電圧値とすることができ、このタイミングで第1または第2スイッチ素子を導通状態に遷移させるソフトスイッチング動作を行うことができる。
また、請求項6に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項5に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、所定時間は、第1または第2スイッチ素子の非導通遷移から高圧側巻線の端子間電圧がなくなるまでの時間と、LC共振の1/4周期の時間とを加えた時間であることを特徴とする。
これにより、導通状態にある第1または第2スイッチ素子の一方により高圧側巻線には高圧電圧が印加されている。第1または第2スイッチ素子が共に非導通状態に遷移することにより、高圧側巻線のエネルギーが第1および第2コンデンサに充放電されて高圧側巻線の端子間電圧が減少する。高圧側巻線の端子間電圧がなくなった後は、漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギーが、漏れインダクタンスと第1および第2コンデンサとの間でLC共振を行う。LC共振の1/4共振周期で第1または第2スイッチ素子の端子間の電圧は最小値となる。両者の時間を加えて、第1または第2スイッチ素子が共に非導通状態にある所定時間とすれば、第1または第2スイッチ素子をソフトスイッチング動作させることができる。
また、請求項7に係る双方向DC−DCコンバータに制御方法は、請求項5に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法において、第3および第4スイッチ素子の導通状態を切り替えるタイミングは、第1および第2スイッチ素子が共に非導通状態である期間の略中央のタイミングであることを特徴とする。
これにより、降圧動作において、第3および第4スイッチ素子の導通状態の切替タイミングを、実質的にトランスの転流動作期間とすることができる。
本発明によれば、高圧電圧側に第1および第2スイッチ素子を備え低圧電圧側に第3および第4スイッチ素子を備えて、同じスイッチングのタイミングにより降圧および昇圧動作を行うことができると共に、第1および第2スイッチ素子が共に非導通状態である期間を電圧条件やその他の条件に関わらず所定時間とすることにより、この期間の導通損失を低減することができると共に、固定された非導通状態の所定時間に合わせてソフトスイッチング動作を行うことによりスイッチング損失を低減することが可能な双方向DC−DCコンバータの制御方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の双方向DC−DCコンバータの制御方法について具体化した実施形態を図1乃至図18に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1には本実施形態の双方向DC−DCコンバータの回路図を示す。トランスTを介して、高圧電圧EHから低圧電圧ELに電力を送出する降圧動作と、低圧電圧ELから高圧電圧EHに電力を送出する昇圧動作との、双方向の電力伝達が可能なDC−DCコンバータの一例である。図1に示す双方向DC−DCコンバータの制御方法について以下に説明する。
先ず、双方向DC−DCコンバータの回路図は以下の構成を有している。トランスTの高圧側巻線LHの基準端子(図1中、●印が付されている端子)は、MOSトランジスタQ1のドレイン端子およびMOSトランジスタQ2のソース端子に接続されている。また、高圧側巻線LHの非基準端子は、コンデンサC1およびC2の一端子が接続されている。
また、MOSトランジスタQ1のソース端子とコンデンサC1の他端子は、共に高圧電圧EHの負極に接続されており、MOSトランジスタQ2のドレイン端子とコンデンサC2の他端子は、共に高圧電圧EHの正極に接続されている。
ここで、MOSトランジスタQ1、Q2は、共に逆並列ダイオードD1、D2を備え、更に、コンデンサCP1、CP2が並列に接続されている。
トランスTの低圧EL側は、中間タップを挟んで2つの低圧側巻線LL1、LL2を備えている。中間タップは、低圧側巻線LL2の基準端子(図1中、●印が付されている端子)と低圧側巻線LL1の非基準端子とが接続されている。中間タップはインダクタンス素子LOの一端に接続されており、インダクタンス素子LOの他端は低圧電圧ELの正極に接続されている。また、低圧側巻線LL1の基準端子および低圧側巻線LL2の非基準端子は、それぞれMOSトランジスタQr1、Qr2のドレイン端子が接続されており、MOSトランジスタQr1、Qr2のソース端子は低圧電圧ELの負極に接続されている。尚、MOSトランジスタQr1、Qr2は、共に逆並列ダイオードDr1、Dr2を備えている。
図1の双方向DC−DCコンバータにおいて、降圧動作または/および昇圧動作を奏するMOSトランジスタQ1、Q2、Qr1、Qr2のスイッチング制御のタイミング図を図2に示す。
本実施形態では、図1に示す双方向DC−DCコンバータにおいて、降圧動作および昇圧動作を共に同じスイッチング制御で行うことができる。以下に示す8つのスイッチング状態を順次繰り返すスイッチング制御で行うことができる。
スイッチング状態(1)では、MOSトランジスタQ1のゲート電圧VGQ1、およびMOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1をハイレベルとすることにより、MOSトランジスタQ1、Qr1を共に導通状態とする。
スイッチング状態(2)では、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQ1のゲート電圧VGQ1をローレベルとする。MOSトランジスタQr1を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQ1を非導通状態とする。
スイッチング状態(3)では、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2をハイレベルとする。MOSトランジスタQr1を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQr2を導通状態とする。
スイッチング状態(4)では、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1をローレベルとする。MOSトランジスタQr2を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQr1を非導通状態とする。
尚、スイッチング状態(3)の継続時間を僅かとし、スイッチング状態(2)からスイッチング状態(4)に直ちに移行する構成としても良い。すなわち、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1をローレベルとするタイミングと略同時に、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2をハイレベルとする。MOSトランジスタQr1を非導通状態にすると略同時に、MOSトランジスタQr2を導通状態とする。
更に、スイッチング状態(5)では、MOSトランジスタQ2のゲート電圧VGQ2、およびMOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2をハイレベルとすることにより、MOSトランジスタQ2、Qr2を共に導通状態とする。
スイッチング状態(6)では、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQ2のゲート電圧VGQ2をローレベルとする。MOSトランジスタQr2を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQ2を非導通状態とする。
スイッチング状態(7)では、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1をハイレベルとする。MOSトランジスタQr2を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQr1を導通状態とする。
スイッチング状態(8)では、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1はハイレベルに維持したまま、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2をローレベルとする。MOSトランジスタQr1を導通状態に維持したまま、MOSトランジスタQr2を非導通状態とする。
尚、スイッチング状態(7)の継続時間を僅かとし、スイッチング状態(6)からスイッチング状態(8)に直ちに移行する構成としても良い。すなわち、MOSトランジスタQr2のゲート電圧VGQr2をローレベルとするタイミングと略同時に、MOSトランジスタQr1のゲート電圧VGQr1をハイレベルとする。MOSトランジスタQr2を非導通状態にすると略同時に、MOSトランジスタQr1を導通状態とする。
図2のスイッチング制御では、MOSトランジスタQ1、Q2が共に非導通状態にあるデッドタイムは、高圧電圧EH、低圧電圧ELや、その他の動作条件に関わらず所定時間に固定とされる。これにより降圧動作においては非対称PWM制御が行われる。また、MOSトランジスタQr1、Qr2においては、導通状態の切り替えに際し、共に非導通状態になるデッドタイムは設けない。
以上に説明したスイッチング状態(1)〜(8)によりスイッチング制御を行い、図1の双方向DC−DCコンバータについて、降圧動作および昇圧動作を共に行うことができる。図3〜図11により降圧動作を、図12〜図15により昇圧動作を説明する。
先ず、降圧動作について説明する。図3はスイッチング状態(1)の動作状態である。MOSトランジスタQ1が導通し、コンデンサC1、C2から高圧側巻線LHを介してMOSトランジスタQ1を経て接地電位に電流が流れる。高圧側巻線LHの非基準端子に高電圧が印加され、トランスTの励磁が開始される。これにより、低圧側巻線LL1の非基準端子からインダクタンス素子LOを介して低圧電圧ELに電流が流れる。この状態では、MOSトランジスタQr1は、導通状態にあり同期整流素子として機能する。
尚、図3中、MOSトランジスタQ1に接地電位側から流れる電流(図中、破線で表示)は、前のサイクルにおけるトランスTの転流動作に伴う電流である。転流動作の完了に先立ってMOSトランジスタQ1を導通することにより、転流動作の完了に引き続いて高圧側巻線LHの非基準端子から電流が流れトランスTの励磁が開始される。
図4はスイッチング状態(2)の動作状態である。図4では、MOSトランジスタQ1の非導通直後の状態を示している。MOSトランジスタQ1が非導通とされることにより、コンデンサCP1の充電およびコンデンサCP2の放電が行われ、高圧側巻線LHの端子間に印加されている電圧が減少する。但し、高圧側巻線LHの端子間電圧は減少するものの、スイッチング状態(1)(図3)と同じバイアス関係が維持されるので、低圧側巻線LL1の非基準端子からインダクタンス素子LOを介して低圧電圧ELに電流は流れ続ける。MOSトランジスタQr1も同期整流素子として機能する。
図5はスイッチング状態(3)の動作状態である。スイッチング状態(3)の動作状態に先立ち、高圧側巻線LHの端子間電圧が減少すると、高圧側巻線LHと低圧側巻線LL1、LL2との間の励磁電圧はなくなり、高圧側巻線LHには漏れインダクタンス成分による起電力が現れる。高圧側巻線LHでは基準端子側が高電圧となり高圧側巻線LHに流れる電流は維持される。一方、低圧側巻線LL1、LL2には励磁電圧が現れず、端子間は短絡された状態となる。トランスTによる転流動作である。
この転流動作が開始された後、MOSトランジスタQr2を導通状態にしてスイッチング状態(3)の動作状態に移行する。トランスTが転流動作の期間にあるので、低圧側巻線LL1、LL2の端子間には起電圧は誘起されない。MOSトランジスタQr1、Qr2を共に導通した場合のインダクタンス素子LOに流れる出力電流は、低圧側巻線LL1、LL2に共に流れ、順次低圧側巻線LL1から低圧側巻線LL2に切り替わることとなる。出力コイルとして機能するインダクタンス素子LOに流れる電流が連続するように電流経路が切り替えられる。
その後、図6のスイッチング状態(4)の動作状態に移行する。転流動作が継続し低圧側巻線LL1に流れる電流が残留している状態で、MOSトランジスタQr1を非導通状態とする。非導通後は、MOSトランジスタQr1の逆並列ダイオードDr1により電流は継続して流すことができる。これと相前後して、高圧側巻線LHでは基準端子の電圧が高電圧に達し、MOSトランジスタQ2の逆並列ダイオードD2を介して高圧電圧EHに向かって電流が流れるようになる。
ここで、MOSトランジスタQr1の非導通状態への遷移タイミングは、トランスTの転流動作が継続している期間であることが好ましい。転流動作の継続期間であれば、低圧側巻線LL1、LL2の端子間には起電圧が誘起されないところ、転流動作が完了した時点で励磁電圧が誘起されることとなる。この時点でMOSトランジスタQr2に加えてMOSトランジスタQr1も導通状態にあると、低圧側巻線LL1、LL2の端子間が短絡された状態にあるため、励磁電圧により低圧EL側に電流が流れてしまうおそれがあるからである。
尚、転流動作の期間であれば、MOSトランジスタQr2の導通とMOSトランジスタQr1の非導通とは、同時に行ってもよい。MOSトランジスタQr1、Qr2が非導通であっても、逆並列ダイオードDr1、Dr2を介して電流が流れるからである。
図7はスイッチング状態(5)の動作状態である。スイッチング状態(4)でMOSトランジスタQr1を非導通状態とし、高圧側巻線LHでは基準端子が高電圧に達し、MOSトランジスタQ2の逆並列ダイオードD2を介して高圧電圧EHに向かって電流が流れている状態で、MOSトランジスタQ2を導通状態に遷移する。
その後、高圧電圧EHからMOSトランジスタQ2を介して高圧側巻線LHを経てコンデンサC1、C2に電流が流れる。高圧側巻線LHの基準端子に高電圧が印加され、トランスTの逆方向に励磁が開始される。これにより、低圧側巻線LL2の基準端子からインダクタンス素子LOを介して低圧電圧ELに電流が流れる。この状態では、MOSトランジスタQr2は導通状態にあり同期整流素子として機能する。
図8はスイッチング状態(6)の動作状態である。スイッチング状態(2)(図4)に対応する動作状態である。図8では、MOSトランジスタQ2の非導通直後の状態を示している。MOSトランジスタQ2が非導通とされることにより、コンデンサCP1の放電およびコンデンサCP2の充電が行われ、高圧側巻線LHの端子間に印加されている電圧は減少する。但し、高圧側巻線LHの端子間電圧は減少するものの、スイッチング状態(5)(図7)と同じバイアス関係が維持されるので、低圧側巻線LL2の基準端子からインダクタンス素子LOを介して低圧電圧ELに電流は流れ続ける。MOSトランジスタQr2も同期整流素子として機能する。
図9はスイッチング状態(7)の動作状態である。スイッチング状態(3)(図5)に対応する動作状態である。スイッチング状態(7)の動作状態に先立ち、高圧側巻線LHの端子間電圧が減少すると、高圧側巻線LHと低圧側巻線LL1、LL2との間の励磁電圧はなくなり、高圧側巻線LHには漏れインダクタンス成分による起電力が現れる。高圧側巻線LHでは非基準端子側が高電圧レベルとなり高圧側巻線LHに流れる電流は維持される。一方、低圧側巻線LL1、LL2には励磁電圧が現れず、端子間は短絡された状態となる。トランスTによる転流動作である。
この転流動作が開始された後、MOSトランジスタQr1を導通状態にしてスイッチング状態(7)の動作状態に移行する。トランスTが転流動作の期間にあるので、低圧側巻線LL1、LL2の端子間には起電圧は誘起されない。MOSトランジスタQr1、Qr2を共に導通した場合のインダクタンス素子LOに流れる出力電流は、低圧側巻線LL1、LL2に共に流れ、順次低圧側巻線LL2から低圧側巻線LL1に切り替わることとなる。出力コイルとして機能するインダクタンス素子LOに流れる電流が連続するように電流経路が切り替えられる。
その後に移行する図10のスイッチング状態(8)の動作状態は、スイッチング状態(4)(図6)に対応する動作状態である。転流動作が継続し低圧側巻線LL2に流れる電流が残留している状態で、MOSトランジスタQr2を非導通状態とする。非導通後は、MOSトランジスタQr2の逆並列ダイオードDr2により電流は継続して流すことができる。これと相前後して、高圧側巻線LHでは非基準端子が高電圧に達し、MOSトランジスタQ1の逆並列ダイオードD1を介して電流が流れるようになる。
ここで、MOSトランジスタQr2の非導通状態への遷移タイミングは、トランスTの転流動作が継続している期間であることが好ましい。転流動作の継続期間であれば、低圧側巻線LL1、LL2の端子間には起電圧が誘起されないところ、転流動作が完了した時点で励磁電圧が誘起されることとなる。この時点でMOSトランジスタQr1に加えてMOSトランジスタQr2も導通状態にあると、低圧側巻線LL1、LL2の端子間が短絡された状態にあるため、励磁電圧により低圧側に電流が流れてしまうおそれがあるからである。
尚、転流動作の期間であれば、MOSトランジスタQr1の導通とMOSトランジスタQr2の非導通とは、同時に行ってもよい。MOSトランジスタQr1、Qr2が非導通であっても、逆並列ダイオードDr1、Dr2を介して電流が流れるからである。
図11は、MOSトランジスタQ1、Q2が共に非導通状態にあるデッドタイム期間の動作を詳細に示すタイミング図である。
スイッチング状態(1)で、ゲート電圧VGQ1がハイレベル、ゲート電圧VGQ2がローレベルであることにより、MOSトランジスタQ1は導通状態にあり、MOSトランジスタQ2は非導通状態にある。高圧側巻線LHにおいて、基準端子に対する非基準端子の電位を正にとると、端子間電圧VLHは高い電圧レベルにある。ここで、端子間電圧VLH0はトランスTの励磁電圧分である。
ゲート電圧VGQ1がローレベルに遷移しMOSトランジスタQ1が非導通状態に移行してスイッチング状態(2)になると、高圧側巻線LHの端子間電圧VLH、VLH0が減少し、やがて励磁電圧に係る高圧側巻線LHの端子間電圧VLH、VLH0が0Vになる(図11中、(A))。
次にスイッチング状態(3)、(4)に移行する。ここではトランスTには励磁電圧は印加されず(図11中、(B))、低圧側巻線LL1、LL2の端子間電圧が0Vとなる(不図示)。他方、高圧側巻線LHには漏れインダクタンス成分が存在するので、端子間電圧VLHが0Vとなった後は、漏れインダクタンス成分に残留する電磁エネルギーが放出される。放出先は、コンデンサCP1、CP2である。漏れインダクタンス成分とコンデンサCP1、CP2との間でLC共振が開始される(図11中、(C))。LC共振により、端子間電圧VLHが負電圧となり極小値に至る時点で、ゲート電圧VGQ2をハイレベルに遷移してMOSトランジスタQ2を導通状態に遷移する。
端子間電圧VLHが極小値に至る時点では、高圧側巻線LHの基準端子の電位は最大となり、MOSトランジスタQ2のドレイン・ソース端子間の端子間電圧は最小となる。この時点でMOSトランジスタQ2をスイッチングすることにより、ソフトスイッチング動作を実現することができる。ここで、LC共振が開始してから端子間電圧VLHが極小値になるまでの時間は、LC共振の略1/4周期であることが知られている。
トランスの励磁電圧が減少する期間(A)と、高圧側巻線LHの漏れインダクタンスに残留している電磁エネルギーにより、漏れインダクタンスとコンデンサCP1、CP2との間で行われるLC共振の略1/4周期の期間(B)とを加算した時間を、MOSトランジスタQ1、Q2のデッドタイムとし降圧動作において非対称PWM動作を行うので、MOSトランジスタQ1、Q2のデッドタイムが所定時間に固定され、導通状態への遷移をソフトスイッチング動作により行うことができる。
本実施形態の降圧動作では、トランスTの低圧電圧EL側に備えられるMOSトランジスタQr1、Qr2を、高圧電圧EH側に備えられるMOSトランジスタQ1、Q2の各々の導通に応じて導通制御し同期整流素子として機能させることができる。低圧電圧EL側を全波整流してインダクタンス素子LOに流れる出力電流を連続させて平滑された低圧電圧ELを出力することができる。
この場合、同期整流機能を奏するMOSトランジスタQr1、Qr2は、導通状態が切り替わる際、共に非導通状態となる期間がない。常に同期整流素子として機能するMOSトランジスタQr1またはQr2に電流が流れ逆並列ダイオードDr1、Dr2には流れない。低圧電圧EL側の導通損失を低減することができる。
また、MOSトランジスタQ1、Q2が共に非導通状態であるデッドタイムの期間は、高圧電圧EHおよび低圧電圧ELの電圧条件やその他の動作条件に関わらず、図11における(A)および(C)の時間に固定され、MOSトランジスタQ1、Q2のソフトスイッチング制御を行うことができる。降圧動作において、MOSトランジスタQ1、Q2を非対称PWM制御する場合、ソフトスイッチング制御によりスイッチング損失の低減を図ることができる。
また、MOSトランジスタQr1、Qr2の導通状態の切替タイミングは、MOSトランジスタQ1、Q2の非導通遷移に応じてトランスTが転流動作を行う期間内のタイミングである。トランスTの転流動作の期間には低圧側巻線LL1、LL2には励磁電圧が誘起されないため、導通状態の切り替えの際、MOSトランジスタQr1、Qr2が共に導通状態になる期間を有し低圧側巻線LL1、LL2の端子間が短絡状態になる場合にも、端子間に無用な電流が流れてしまうことはない。低圧側巻線LL1、LL2の一方から他方への電流経路の切り替えをスムーズに行うことができる。
また、MOSトランジスタQr1、Qr2の非導通状態への遷移タイミングは、遅くともMOSトランジスタQ1、Q2の非導通遷移に応じて行われるトランスTの転流動作が完了するタイミングであるので、MOSトランジスタQr1、Qr2が共に導通状態にある期間をトランスTの転流動作の期間内に収めることができる。MOSトランジスタQr1、Qr2が共に導通して低圧側巻線LL1、LL2の端子間が短絡する期間に、低圧側巻線LL1、LL2の端子間に電圧が誘起されることはなく無用な電流が流れてしまうことはない。
また、MOSトランジスタQ1、Q2が共に非導通状態にあるデッドタイムの期間は、MOSトランジスタQ1、Q2の非導通遷移から、トランスTの転流動作において高圧側巻線LHの漏れインダクタンスとコンデンサCP1、CP2とのLC共振によりMOSトランジスタQ1、Q2のドレイン・ソース端子間の電圧が最小になるまでの時間である。これにより、高圧側巻線LHにおける漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギーを,漏れインダクタンスとコンデンサCP1、CP2との間でLC共振させ、MOSトランジスタQ1、Q2を導通状態に遷移させるソフトスイッチング動作を行うことができる。
ここで、MOSトランジスタQ1、Q2のデッドタイムが、トランスTの励磁電圧の解消期間と、漏れインダクタンスとコンデンサCP1、CP2とのLC共振による転流期間とに、略2分される場合には、MOSトランジスタQr1、Qr2の導通状態の切替タイミングを、MOSトランジスタQ1、Q2のデッドタイムの略中央のタイミングとすることができる。
次に、図12〜図15により昇圧動作を説明する。図12はスイッチング状態(8)から(1)〜(2)の動作状態である。MOSトランジスタQr1が導通し、低圧電圧ELから、インダクタンス素子LO、低圧側巻線LL1を介しMOSトランジスタQr1を経て接地電位に至る経路で電流が流れる。トランスTが励磁され、高圧側巻線LHの非基準端子に高電圧が誘起される。このとき、MOSトランジスタQ1が導通していれば同期整流素子として(スイッチング状態(1))、導通していなければ逆並列ダイオードD1により(スイッチング状態(2))、高圧側巻線LHを介してコンデンサC1が充電される。
図13はスイッチング状態(3)〜(4)の動作状態である。MOSトランジスタQr2が導通し、これと同時にあるいは共に導通状態になる期間を経て、MOSトランジスタQr1が非導通状態となる。
MOSトランジスタQr1、Qr2が共に導通状態にあれば(スイッチング状態(3))、低圧側巻線LL1、LL2の端子間は短絡状態となる。トランスTへの励磁電圧の印加はなくなるので、高圧側巻線LHの端子間にも起電圧は誘起されず、スイッチング状態(2)(図12)の電流が流れ続ける。即ち、逆並列ダイオードD1から高圧側巻線LHを介してコンデンサC1に電流が流れ続ける。
MOSトランジスタQr1が非導通状態になれば(スイッチング状態(4))、低圧電圧EL側では、インダクタンス素子LOに流れる電流が連続しながら低圧側巻線LL1から低圧側巻線LL2へと移る。トランスTの励磁方向が逆転して高圧側巻線LHの基準端子が高電圧となり、MOSトランジスタQ2の逆並列ダイオードD2を介してコンデンサC2を充電する方向に電流が流れる。
図14はスイッチング状態(5)〜(6)の動作状態である。MOSトランジスタQr2が導通し、低圧電圧ELから、インダクタンス素子LO、低圧側巻線LL2を介しMOSトランジスタQr2を経て接地電位に至る経路で電流が流れる。トランスTの励磁により、高圧側巻線LHの基準端子に高電圧が誘起される。このとき、MOSトランジスタQ2が導通していれば同期整流素子として(スイッチング状態(5))、導通していなければ逆並列ダイオードD2により(スイッチング状態(6))、高圧側巻線LHを介してコンデンサC2が充電される。
ここで、MOSトランジスタQ2が導通状態に遷移するスイッチング状態(5)のタイミングは、少なくとも、それ以前のスイッチング状態(4)においてMOSトランジスタQ1の逆並列ダイオードD1に電流に逆バイアスが印加された時点からダイオードのリカバリー時間の経過後である必要がある。リカバリー時間の経過前にMOSトランジスタQ2を導通状態に遷移すると、MOSトランジスタQ2から逆並列ダイオードD1を介して貫通電流が流れてしまうからである。
具体的には、MOSトランジスタQr1の非導通状態への遷移タイミング(スイッチング状態(3)〜(4))から、MOSトランジスタQ2の導通状態への遷移タイミング(スイッチング状態(5))の時間が、逆並列ダイオードD1のリカバリー時間以上であることが好ましい。
図15はスイッチング状態(7)〜(8)の動作状態は、 図13はスイッチング状態(3)〜(4)の動作状態と同様である。MOSトランジスタQr1が導通し、これと同時にあるいは共に導通状態になる期間を経て、MOSトランジスタQr2が非導通状態となる。
MOSトランジスタQr1、Qr2が共に導通状態にあれば(スイッチング状態(7))、低圧側巻線LL1、LL2の端子間は短絡状態となる。トランスTへの励磁電圧の印加はなくなるので、高圧側巻線LHの端子間にも起電圧は誘起されず、スイッチング状態(6)(図14)の電流が流れ続ける。即ち、逆並列ダイオードD2を介してコンデンサC2に電流が流れ続ける。
MOSトランジスタQr2が非導通状態になれば(スイッチング状態(8))、低圧電圧EL側では、インダクタンス素子LOに流れる電流が連続しながら低圧側巻線LL2から低圧側巻線LL1へと移る。トランスTの励磁方向が逆転して高圧側巻線LHの非基準端子が高電圧となり、MOSトランジスタQ1の逆並列ダイオードD1を介してコンデンサC1を充電する方向に電流が流れる(図12と同様な状態)。
本実施形態の昇圧動作では、MOSトランジスタQr1、Qr2の導通状態が切り替わる際、共に非導通状態になる期間を挟まないので、トランスTの低圧側巻線LL1、LL2への電圧印加が途切れることはない。サージ電圧の発生を抑制することができ安定して交互に逆バイアスの電圧を印加することができる。ここで低圧側巻線LL1、LL2に印加される電圧は、インダクタンス素子LOに連続した経路電流が流れることにより生成され、低圧電圧ELに対して昇圧された電圧となる。
また、MOSトランジスタQr2の非導通遷移からMOSトランジスタQ1の導通遷移までの時間は、少なくとも、MOSトランジスタQ2に備えられる逆並列ダイオードD2のリカバリー時間であり、またはMOSトランジスタQr1の非導通遷移からMOSトランジスタQ2の導通遷移までの時間は、少なくとも、MOSトランジスタQ1に備えられる逆並列ダイオードD1のリカバリー時間であるので、切り替えられて導通するMOSトランジスタQ1、Q2と、逆並列ダイオードD1、D2とを介して貫通電流が流れることはない。
トランスTを介して、高圧電圧EHから低圧電圧ELに電力を送る降圧動作、および低圧電圧ELから高圧電圧EHに電力を送る昇圧動作を共に、MOSトランジスタQ1、Q2、Qr1、Qr2について、図2で示したスイッチング制御のタイミングで行うことができる。双方向DC−DCコンバータの何れの方向への制御も同じにすることができ、制御を簡略化することができる。
ここで、MOSトランジスタQ1、Q2、Qr1、Qr2は、第1〜第4スイッチ素子の一例であり、コンデンサCP1、CP2は、第1、第2コンデンサの一例である。
図16〜図18は、本発明の双方向DC−DCコンバータの制御方法である図2のスイッチングタイミングを適用することができる別回路例である。
図16はブーストハーフブリッジ回路、図17は、アクティブクランプフォワード回路、図18はアクティブクランプフォワード回路にカレントダブラ整流回路を付加した回路である。いずれも、図1の回路と同じ符号を付した素子は、同じ作用、機能を奏するものである。
以上詳細に説明したとおり、本実施形態に係る双方向DC−DCコンバータの制御方法によれば、降圧動作および昇圧動作を同じスイッチング制御のタイミングで制御することができ、制御を簡略化することができる。
降圧動作においては、高圧電圧EH側のMOSトランジスタQ1、Q2に対して非対称PWM制御を行うことにより、デッドタイムを所定時間に固定することができる。このため、MOSトランジスタQ1、Q2に対してソフトスイッチング動作を行わせることができ、スイッチング損失を低減することができる。
また、低圧電圧EL側のMOSトランジスタQr1、Qr2については、共に非導通状態にある期間が存在しないので、降圧動作において、MOSトランジスタQr1、Qr2により同期整流動作をする際、逆並列ダイオードDr1、Dr2に電流が流れる期間が短くなるので、導通損失を低減することができる。
また、昇圧動作において、MOSトランジスタQr1、Qr2のうち少なくとも何れか一方は導通状態にあるので、インダクタンス素子LOから低圧側巻線LL1、LL2に流れる電流が不連続になることはなく、導通状態の切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、MOSトランジスタQr1、Qr2に逆並列ダイオードDr1、Dr2を備えるとして説明したが、本発明においては、MOSトランジスタQr1、Qr2が共に非導通状態になる期間はないので、逆並列ダイオードDr1、Dr2を備えない構成とすることもできる。
本実施形態の双方向DC−DCコンバータの回路図である。 本実施形態のスイッチング制御のタイミング図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(1)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(2)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(3)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(4)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(5)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(6)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(7)の動作状態を示す図である。 降圧動作におけるスイッチング状態(8)の動作状態を示す図である。 MOSトランジスタQ1、Q2のデッドタイム期間に動作を示すタイミング図である。 昇圧動作におけるスイッチング状態(8)、(1)〜(2)の動作状態を示す図である。 昇圧動作におけるスイッチング状態(3)〜(4)の動作状態を示す図である。 昇圧動作におけるスイッチング状態(5)〜(6)の動作状態を示す図である。 昇圧動作におけるスイッチング状態(7)〜(8)の動作状態を示す図である。 本発明が適用される別例の回路図であるブーストハーフブリッジ回路を示す図である。 本発明が適用される別例の回路図であるアクティブクランプフォワード回路を示す図である。 本発明が適用される別例の回路図であるアクティブクランプフォワード回路にカレントダブラ整流回路を付加した回路を示す図である。
符号の説明
C1、C2、CP1、CP2 コンデンサ
D1、D2、Dr1、Dr2 逆並列ダイオード
EH 高圧電圧
EL 低圧電圧
LH 高圧側巻線
LL1、LL2 低圧側巻線
LO インダクタンス素子
Q1、Q2、Qr1、Qr2 MOSトランジスタ
T トランス

Claims (7)

  1. トランスと、
    前記トランスの高圧電圧側に備えられ、交互に導通することにより、降圧動作において前記トランスの高圧側巻線に交互に逆方向に前記高圧電圧を印加し、昇圧動作において同期整流動作をして前記高圧側巻線から出力される電流を全波整流する第1および第2スイッチ素子と、
    前記第1および第2スイッチ素子にそれぞれ接続される逆並列ダイオードと、
    前記第1および第2スイッチ素子にそれぞれ並列接続される第1および第2コンデンサと、
    前記トランスの低圧電圧側に備えられ、前記第1および第2スイッチ素子の導通に応じて導通することにより、降圧動作において同期整流動作をして前記トランスの低圧側巻線から出力される電流を全波整流し、昇圧動作において前記低圧側巻線に交互に逆方向に前記低圧電圧を印加する第3および第4スイッチ素子と、
    前記第3および第4スイッチ素子にそれぞれ接続される逆並列ダイオードと、
    前記トランスの低圧電圧側であって前記低圧電圧に至る経路に備えられ、経路電流を連続させるインダクタンス素子とを備える双方向DC−DCコンバータに制御方法であって、
    前記第1スイッチ素子が導通状態であると共に、前記第3スイッチ素子が導通状態であるステップと、
    前記第2スイッチ素子が導通状態であると共に、前記第4スイッチ素子が導通状態であるステップと、
    前記第1および第2スイッチ素子が共に所定時間の非導通状態であると共に、前記第3および前記第4スイッチ素子の導通状態を、共に非導通状態である期間を挟まずに切り替えるステップとを有することを特徴とする双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  2. 前記第3および第4スイッチ素子の導通状態を切り替えるタイミングは、降圧動作時に前記第1または第2スイッチ素子の非導通遷移に応じて前記トランスが転流動作を行う期間内のタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  3. 前記第3および第4スイッチ素子の導通状態の切り替えにおいて、前記第3または第4スイッチ素子の非導通状態への遷移タイミングは、遅くとも、降圧動作時に前記第1または第2スイッチ素子の非導通遷移に応じて行われる前記トランスの転流動作が完了するタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  4. 前記第4スイッチ素子の非導通遷移から前記第1スイッチ素子の導通遷移までの時間、または前記第3スイッチ素子の非導通遷移から前記第2スイッチ素子の導通遷移までの時間は、少なくとも、第2スイッチ素子、または第1スイッチ素子に備えられる逆並列ダイオードのリカバリー時間であることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  5. 前記所定時間は、降圧動作時に前記第1または第2スイッチ素子の非導通遷移から、前記トランスの転流動作において前記高圧側巻線の漏れインダクタンスと前記第1および第2コンデンサとのLC共振により前記第1または第2スイッチ素子の端子間電圧が最小になるまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  6. 前記所定時間は、前記第1または第2スイッチ素子の非導通遷移から前記高圧側巻線の端子間電圧がなくなるまでの時間と、前記LC共振の1/4周期の時間とを加えた時間であることを特徴とする請求項5に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
  7. 前記第3および第4スイッチ素子の導通状態を切り替えるタイミングは、前記第1および第2スイッチ素子が共に非導通状態である期間の略中央のタイミングであることを特徴とする請求項5に記載の双方向DC−DCコンバータに制御方法。
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