JP2009295206A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気ヘッドの外面に付着する汚れを確実に除去することができ、磁気ヘッドの記録・再生特性を良好に維持し、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】磁気記録媒体12が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプ20が設けられた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッドが前記退避位置と前記磁気記録媒体にロードされる位置との移動経路内に、前記磁気ヘッドの移動動作と干渉しない配置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部32が設けられ、前記磁気記録媒体12に前記磁気ヘッドをロードした際に、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流により、前記磁気ヘッドの外面に付着した汚れが除去されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気ディスク装置に関し、より詳細には、磁気ヘッドのクリーニング機構を備えた磁気ディスク装置に関する。
磁気ディスク装置においては、磁気記録媒体を高速で回転駆動し、磁気ヘッドとの間において情報を記録・再生する処理がなされる。磁気ヘッドはアクチュエータアームに支持されて磁気記録媒体上を揺動するが、アンロード状態において磁気ヘッドを退避させる方法として、磁気記録媒体が配置されている領域の外側に設けたランプに磁気ヘッドを退避させる方法がある。ランプには磁気ヘッドを支持する係止部が設けられており、磁気ヘッドを支持するヘッドサスペンションに設けられたフックを係止部に支持することにより、磁気ヘッドが退避位置に保持される。
磁気記録媒体の表面には潤滑油がコーティングされており、この潤滑油が磁気ヘッドの浮上面(ABS面)に付着することが見られている。また、磁気ディスク装置のモータやベアリング等の回転部品の潤滑油が磁気ディスク装置のケーシング内に飛散し、磁気ヘッドの外面に付着することもある。
磁気ヘッド(ヘッドスライダ)のABS面には、凹凸形状に浮上パターンが形成されており、とくに磁気ヘッドの素子近傍に形成された凹部に潤滑油等の汚れが付着しやすいことが認められている。
最近の磁気ディスク装置は高記録密度になるとともに、磁気記録媒体の表面からの磁気ヘッドの浮上量が低くなるように設定され、磁気記録媒体の表面と磁気ヘッドのABS面との離間間隔がきわめて狭くなってきている。この結果、磁気ヘッドの浮上量をより高精度に制御する必要があり、磁気ヘッドのABS面に汚れが付着することによって、磁気ヘッドの浮上量が変動し、磁気ヘッドによる記録・再生特性が劣化することが問題となっている。磁気ヘッドに潤滑油等の汚れが付着する問題を解消する方法として、磁気ディスク装置に磁気ヘッドのクリーニング機構を設けることが検討されている。
特開2006−302412号公報 特開平11−195213号公報
しかしながら、従来の磁気ヘッドのクリーニング機構は、クリーニングパッドに磁気ディスクの外面を接触させて汚れを除去するといった方法によるため、磁気ヘッドから的確に汚れを除去できなかったり、クリーンングパッドから汚れが磁気ヘッドに再付着するといったという問題があった。また、磁気ヘッドにクリーニングパッドを接触させる場合は、繰り返して磁気ヘッドがクリーニングパッドに接触することによって磁気ヘッドが損傷するといったことが起こり得る。
本発明はこれらの課題を解消すべくなされたものであり、磁気ヘッドの外面に付着する汚れを確実に除去することを可能とし、磁気ヘッドの記録・再生特性を良好に維持することを可能として、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を備える。
すなわち、磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッドが前記退避位置と前記磁気記録媒体にロードされる位置との移動経路内に、前記磁気ヘッドの移動動作と干渉しない配置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられ、前記磁気記録媒体に前記磁気ヘッドをロードした際に、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流により、前記磁気ヘッドの外面に付着した汚れが除去されることを特徴とする。
また、磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、前記退避位置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられるとともに、前記ランプに、前記磁気記録媒体が回転することによって生じる気流を導入するエア導入口と、前記退避位置に保持された前記磁気ヘッドの外面に向けて前記エア導入口に流入したエアを吹き出すエア吹出口を設けたことを特徴とする。
また、前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、前記エア導入口は、前記磁気記録媒体ごとに磁気記録媒体の上面と下面の周縁の近傍に設けられていることにより、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流が効率的にエア導入口に流入し、磁気ヘッドの外面に付着したよごれを効果的に除去することができる。
また、前記磁気ディスク装置は、複数枚の磁気記録媒体を備え、前記光放射部は、前記複数枚の磁気記録媒体にロードされる磁気ヘッドごとに配置されていることにより、複数枚の磁気記録媒体を備える磁気ディスク装置においても磁気ヘッドの汚れを効果的に除去することができる。
また、前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、前記光放射部は、前記磁気記録媒体にロードされる一対の磁気ヘッドごとに配置されていることにより、磁気記録媒体の両面にロードされる磁気ヘッドについても好適にクリーニングすることができる。
また、前記光放射部は、前記磁気ヘッドが光放射部を横切って移動した際に、前記磁気ヘッドの浮上面の全面にレーザ光が照射されるようにレーザ光の放射領域が設定されていることを特徴とする。
本発明に係る磁気ディスク装置によれば、レーザ光を利用して磁気ヘッドの外面を加熱し、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流を利用して、磁気ヘッドをクリーニングするから、磁気ヘッドを損傷することなく、かつ確実に磁気ヘッドの汚れを除去することができる。また、退避位置に磁気ヘッドが退避した状態であっても、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流をエア導入口から取り込み、磁気ヘッドに吹き出すことによって、効果的に汚れを除去することができる。磁気ヘッドの外面に付着する汚れを除去することにより、磁気ヘッドの浮上量が変動することを抑え、信頼性の高い磁気ディスク装置として提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る磁気ディスク装置の第1の実施の形態についての概略構成を示す平面図である。
本実施形態の磁気ディスク装置は、平面形状が四角形の箱状に形成されたケーシング10内に、磁気記録媒体12と、磁気記録媒体12との間で情報を記録・再生する磁気ヘッド14を支持するアクチュエータアーム16を配する。
本実施形態においては、磁気記録媒体12は、軸12aに1枚、取り付けられ、スピンドルモータによって一方向に回転駆動される。
アクチュエータアーム16は、磁気記録媒体12の側方に軸支され、アクチュエータにより、アームが磁気記録媒体12の面に対して平行な面内において揺動するように駆動される。
アクチュエータアーム16の先端にはヘッドサスペンション18が取り付けられ、ヘッドサスペンション18の先端に、ヘッドサスペンション18を退避位置に支持するためのフック18aが設けられている。
磁気ヘッド14はヘッドサスペンション18の先端に磁気記録媒体12にABS面を対向させて搭載される。図1においては、磁気ヘッド14はヘッドサスペンション18の下面側に位置し、図にあらわれていない。
本実施形態の磁気ディスク装置は、磁気ヘッド14をアンロードさせる際に、磁気記録媒体12が配置されている領域の外側に磁気ヘッド14を移動させて退避させる方式のものである。
ランプ20は磁気ヘッド14を退避位置に退避させるためのものであり、磁気記録媒体12の周縁部の外側位置に配置されている。ランプ20には、磁気ヘッド14を退避位置に保持するため、ヘッドサスペンション18に設けたフック18aを係止する係止部が設けられている。
図1においてA位置は、フック18aがランプ20に係止され、磁気ヘッド14が退避位置にある状態である。B位置は、ランプ20から磁気記録媒体12に向けてアクチュエータアーム16が回動している状態である。C状態は、磁気記録媒体12上に磁気ヘッド14がある状態で(ロード状態)である。
本実施形態の磁気ディスク装置において特徴とする構成は、磁気ヘッドの外面、具体的にはABS面をクリーニングする機構として、アクチュエータアーム16がB位置にある状態において、レーザ光を用いて磁気ヘッドのABS面を加熱する機構を設けたことにある。
加熱機構は、レーザ光源30と、磁気ヘッド14に向けてレーザ光を放射する光放射部32と、レーザ光源30と光放射部32とを接続する光ファイバー等の導波路36とを備える。レーザ光源30には、たとえば半導体レーザが用いられる。
光放射部32は、磁気ヘッド14がランプ20に保持された退避位置から、磁気記録媒体12にロードされる位置、具体的には磁気記録媒体12の外周縁位置との間を移動する移動経路内に、磁気ヘッド14に向けて光を放射する配置に設ける。実際には、磁気ヘッド14のロード・アンロード操作を効率的に行うため、ランプ20は磁気記録媒体12の外縁の近傍に配置される。
図2(a)は、ヘッドサスペンション18に支持された磁気ヘッド(ヘッドスライダ)14の移動経路の下方に光放射部32が配置されることを示す。光放射部32は、ケーシング10の底面上に配置されている。図2(b)は、ヘッドサスペンション18に支持された磁気ヘッド14が、A位置からB位置、C位置へと、光放射部32を横切るように移動することを示す。磁気ヘッド14がA位置からB位置を通過して、磁気記録媒体12上のC位置にまで移動する際に、光放射部32から磁気ヘッド14に向けてレーザ光が照射される。
図3は、光放射部32における内部構成を示す。レーザ光源30から導波路36を介して光放射部32に導いたレーザ光を、図3(b)に示すように、レンズ33を用いて拡散させ、拡散光を光ファイバーにより光放射部32の本体32a内に導く。本体32a内には、拡散光を反射するミラーまたはプリズム34を配置し、ミラーまたはプリズム34によって反射されたレーザ光を本体32aの上部に設けた開口窓35から放射する。
図3(a)は、光放射部32を平面方向から見た状態であり、それぞれのミラー34によって反射されたレーザ光が3つの楕円が連なった形状に放射されることを示す。
図3(c)は、光放射部32を右側面方向から見た状態である。レーザ光は側面方向から見た場合は細幅に放射されることを示す。
光放射部32からのレーザ光の放射領域を長手方向(磁気ヘッドが移動する方向とは直交する方向)に延びる形態としているのは、磁気ヘッド14がランプ20から磁気記録媒体12に向けて移動する際に、磁気ヘッド14のABS面をスイープするようにレーザ光を照射するためである。図3(a)、(b)において、レーザ光の放射領域の長手方向の寸法は、ヘッドスライダーの長手方向の長さよりも長く設定する。これによって、ランプ20から磁気記録媒体12上に磁気ヘッド14が移動する際に、磁気ヘッド14のABS面の全面にレーザ光がスイープされるようにして照射される。
なお、磁気ヘッド14において汚れが付着しやすい素子近傍のみの汚れを除去する場合には、素子近傍部分のみにレーザ光を照射するようにしてもよい。
磁気ヘッド14の外面に付着する汚れは、潤滑油等の比較的低温で軟化する性質のものである。潤滑油等であれば40℃〜60℃程度に加熱することによって軟化する。アクチュエータアーム16が、ランプ20から磁気記録媒体12上に移動する際に、磁気ヘッド14に光放射部32からのレーザ光が照射される時間が短時間であるとしても、レーザ光のパワーを調節することによって、磁気ヘッド14の外面を所要の温度に加熱することができる。なお、レーザ光は磁気ヘッド14の外面のうち主としてABS面に照射されるが、レーザ光の放射方向あるいは磁気ヘッド14の形態によっては、ABS面以外の側面にレーザ光が照射され、ABS面以外の磁気ヘッド14の外面が加熱されることは生じ得る。
光放射部32によって磁気ヘッド14の外面が加熱され、磁気記録媒体12上に磁気ヘッド14が移動すると、磁気記録媒体12が回転することによって生じる気流あるいは風圧により磁気ヘッド14の外面、主としてABS面に付着した汚れが飛散して除去される。このように、磁気ヘッド14の外面に付着した汚れを除去する作用は、磁気記録媒体12による気流、風圧を利用するものであるから、磁気ヘッド14を加熱する際には、磁気記録媒体12の回転によって生じる気流を利用して汚れが除去できる程度に加熱する必要がある。加熱機構によって磁気ヘッド14を加熱する温度は適宜設定すればよいが、通常は、磁気ディスク装置の環境温度以上程度に加熱する。
本実施形態のクリーニング機構によれば、磁気ヘッド14をロードするごとにクリーニング操作をすることによって、磁気ヘッド14は毎回、その外面(ABS面)がクリーニングされた状態から記録・再生操作が開始されることになる。磁気ヘッド14を退避位置から磁気記録媒体12上にロードする操作は繰り返してなされる操作であるから、磁気ヘッド14をロードするごとにクリーニングすることによって、磁気ヘッド14を常時、きれいな状態に維持することが可能となる。
磁気ディスク装置を動作させると、ケーシング10内には磁気記録媒体12以外から汚れが発生し、これらの汚れが磁気ヘッド14の外面に付着する可能性があるが、磁気ヘッド14をロードするごとにクリーニングすることによってこれらの汚れについても繰り^ニングされる。
こうして、磁気ヘッド14のABS面に潤滑油等による汚れが付着しても、クリーニング機構によって汚れが除去されることにより、磁気ヘッド14の浮上特性が好適に維持さ、磁気ヘッド14による記録・再生操作の信頼性を向上させることが可能となる。
図4は、加熱機構によるクリーニング機構を備えた磁気ディスク装置の他の構成例を示す。この磁気ディスク装置においては、磁気ディスク装置のケーシング10の外部にレーザ光源30を配置し、コネクタ38を介して、レーザ光源30と光放射部32とを導波路36によって接続する構成としている。光放射部32の構成は上述した実施の形態と同様である。
図4に示す磁気ディスク装置は、磁気記録媒体12に信号を記録する際に磁気記録媒体12を局所的に加熱する熱アシスト機構を備えた製品の例である。熱アシスト機構は、磁気ヘッド14から磁気記録媒体12にレーザ光を照射して磁気記録媒体12を局所的に加熱する。図4において、レーザ光源40は熱アシスト機構に用いるものであり、導波路42を介してレーザ光源40から磁気ヘッド14にまでレーザ光が導かれている。
このように、レーザ光を用いた熱アシスト機構を備える場合は、熱アシスト機構に用いるレーザ光源40をクリーニング機構のレーザ光源30として共用することも可能である。レーザ光源40をクリーニング機構の光源としても利用する場合は、クリーニング用にレーザ光源40のレーザ光のパワーを制御し、磁気ヘッド14を磁気記録媒体12上にロードする際にクリーニング作用をなすようにレーザ光を切り換えるといった制御を行えばよい。
また、本実施形態においては、レーザ光源30と光放射部32とを導波路36を介して接続する構成としたが、光放射部32自体に半導体レーザ素子のようなレーザ光源を内蔵して磁気ヘッド14を加熱する構造とすることも可能である。磁気ヘッド14の素子近傍部分のみにレーザ光を照射して加熱するような場合には、光放射部32は、単にレーザ素子を配置する構成とすることも可能である。
(第2の実施の形態)
図5は本発明に係る磁気ディスク装置の第2の実施の形態についての概略構成を示す平面図である。
本実施形態の磁気ディスク装置は、磁気記録媒体12の両面を記録面として使用する場合のように、複数のアクチュエータアーム16を備える磁気ディスクにおいて、各々のアクチュエータアームに支持された磁気ヘッド14をクリーニングする機構を設けた例である。
本実施形態においても、磁気ヘッド14のクリーニング機構として、レーザ光源30と、磁気ヘッド14にレーザ光を照射する光放射部32と、レーザ光源30と光放射部32とを接続する光ファイバー等の導波路36を備える。磁気ヘッド14を退避位置(アンロード位置)に支持するランプ20を備える構成ついても、第1の実施の形態と同様である。
図6に、磁気記録媒体12の上面と下面の各々に、ABS面を対向させて磁気ヘッド14をロードさせる場合における、磁気ヘッドのクリーニングに用いる加熱機構を示す。
磁気ヘッド14の退避位置に配置されたランプ20には、磁気ヘッド14を支持するヘッドサスペンション18に設けたフック18aが係止される係止部21が形成されている。係止部21は、各々の磁気ヘッド14を支持するヘッドサスペンション18の高さ位置に合わせて形成され、高さ方向には離間する配置となっている。
図6は、1枚の磁気記録媒体12の両面に磁気ヘッド14が配した例であるが、磁気記録媒体12を複数枚備える磁気ディスク装置の場合は、各々の磁気記録媒体12ごとに上面と下面とに磁気ヘッド14が配され、これらの磁気ヘッド14を支持するヘッドサスペンション18の高さ位置に合わせてランプ20に係止部21が設けられる。
本実施形態においては、磁気ヘッド14が退避位置から磁気記録媒体12にロードされる位置まで移動する移動経路内に、磁気記録媒体12ごとに対向する配置に支持された一対の磁気ヘッド14に対して一度にレーザ光を照射する光放射部32を配置している。ヘッドサスペンション18に支持された磁気ヘッド14の対向するABS面の間には、一定の離間間隔が確保されるから、この離間スペース内に光放射部32を配置する。
本実施形態においては、ランプ20の本体から、対向して支持されている磁気ヘッド14の離間スペースに向けて支持アーム22を延設し、支持アーム22に磁気ヘッド14の外面と干渉しない配置(高さ位置)に光放射部32を支持した。光放射部32は、磁気ヘッド14をロードする際に、磁気ヘッド14のABS面が光放射部32を横切るように配置する。
光放射部32とレーザ光源30とは、ケーシング10の底面に沿って延設された導波路36に、ランプ20の本体に沿って起立して配置された導波路36aを接続し、導波路36aから光放射部32に接続する導波路36bを分岐させて接続する。導波路36bは支持アーム22に沿って、光放射部32に延設する。
磁気記録媒体12が複数枚設置され、各々の磁気記録媒体12の上面と下面に磁気ヘッド14がロードされる場合は、各磁気記録媒体12ごとに光放射部32を配置し、光放射部32とレーザ光源30とを同様に接続すればよい。
光放射部32は、光放射部32の上側と下側を横切るようにして通過する磁気ヘッド14の双方にレーザ光を照射する。
図6(a)は、図3に示した光放射部32を、レーザ光が上向きと下向きに放射されるように上下2段に配置し、一対の磁気ヘッド14に一度にレーザ光を照射するようにした例である。
図6(b)、(c)は、光放射部32の本体32aの上面と下面に開口窓35を設け、光放射部に入射したレーザ光を上方と下方に反射するミラーまたはプリズム34aを用いて反射させ、光放射部32から上方と下方にレーザ光が照射して、磁気ヘッド14の双方にレーザ光を照射する例である。
光放射部32に入射する光を拡散させてレーザ光のビーム幅を広げること、レーザ光を複数のビームとして放射すること、レーザ光の放射領域が磁気ヘッド14の長手方向の全域に及ぶようにすることは第1の実施の形態におけると同様である。
こうして、本実施形態の磁気ディスク装置においては、ランプ20から磁気記録媒体12上に磁気ヘッド14が移動する際に、光放射部32から一対の磁気ヘッド14の双方にレーザ光が照射され、双方の磁気ヘッド14の外面を加熱する。磁気ヘッド14が加熱され磁気ヘッド14の外面に付着した汚れが軟化することにより、磁気ヘッド14が磁気記録媒体12上にロードされた際に、磁気記録媒体12の回転によって生じる気流あるいは風圧によって汚れが飛散され、磁気ヘッド14の外面がクリーンングされる。このクリーニング作用は、磁気記録媒体12の上面と下面にロードされる磁気ヘッド14に対して、まったく同様に作用する。
こうして、磁気記録媒体12の両面に磁気ヘッド14がロードされる場合であっても、光放射部32を用いた加熱機構を利用することによって磁気ヘッド14をクリーニングした状態で、磁気ヘッド14の記録・再生処理を開始させることができる。
磁気ディスク装置には、複数枚の磁気記録媒体12を備え、磁気記録媒体12の片面のみに磁気ヘッド14をロードする製品がある。この場合には、磁気記録媒体12にロードされる磁気ヘッド14の高さに合わせて、図3に示す片側からレーザ光が放射される光放射部32を配置すればよい。光放射部32は、各々の磁気ヘッド14が通過する移動経路内に、磁気ヘッド14の外面(ABS面)がレーザ光によってスイープされるように配置する。
図5では、磁気記録媒体12の周囲に磁気ヘッド14から飛散した潤滑油等の汚れを吸着・捕集する捕集部材としてフィルター50a、50b、50cを配置している。磁気ヘッド14に付着した汚れは、磁気記録媒体12の周縁部に磁気ヘッド14を移動させたtころで飛散するから、磁気記録媒体12の周囲に近接させてフィルター50a〜50cを配置することは有効である。
図6は、ランプ20の本体の側面にフィルター50dを配置したことを示す。ランプ20は磁気記録媒体12の周縁部に近接して配置され、磁気記録媒体12の回転方向について磁気ヘッド14の下流側に位置するから、ランプ20の本体の側面にフィルター50dを設けることは有効である。
フィルター50a〜50dには、潤滑油等のフィルターに捕集した汚れがフィルターから散逸しないように吸着する素材を使用して、磁気ディスク内で再汚染が生じないようにするのがよい。
(第3の実施の形態)
図8は本発明に係る磁気ディスク装置の第3の実施の形態についての概略構成を示す平面図である。
本実施形態の磁気ディスク装置における磁気ヘッド14のクリーニング機構は、磁気ヘッド14が退避位置にある状態において、磁気ヘッド14をクリーニングする構造としたものである。このため、ランプ20の位置に光放射部32を配置し、ランプ20に磁気ヘッド14が退避した際に、磁気ヘッド14のABS面が加熱されるようにしている。レーザ光源30と光放射部32とは導波路36を介して接続される。
本実施形態においては、ランプ20に、磁気記録媒体12が回転することによって生じる気流を導入するエア導入口23と、退避位置にある磁気ヘッド14のABS面に向けてエアを吹き出すエア吹出口24とを設ける構造としている。
図11に、ランプ20の部分斜視図を示す。ランプ20の磁気記録媒体12に対向する側面には、磁気記録媒体12の周縁部の上方に先端が延出するエア導入部23aが形成されている。エア導入部23aの、磁気記録媒体12の回転によって生じる気流が流入する側にエア導入口23が開口する。図のように、エア導入部23aは、1枚の磁気記録媒体12の周縁部分を挟む配置に一対設けられ、各々のエア導入部23aにエア導入口23が設けられている。
ランプ20の正面には、ヘッドサスペンション18に設けられたフック18aを係止する係止部21が設けられている。係止部21の磁気記録媒体12に対向する側の側面はスロープ面に形成される。磁気ヘッド14が磁気記録媒体12にロードされていた状態から退避位置に退避する際に、ヘッドサスペンション18のフック18aがスロープ面によってガイドされながら係止部21上にスライド移動し、係止部21にフック18aが接することによって支持される。係止部21は、磁気ヘッド14を支持するヘッドサスペンション18ごとに、ランプ20において上下に所定間隔をあけて配置される。
エア吹出口24は上下に離間する係止部21の中間に、磁気ヘッド14の退避位置に合わせて開口する。各々の磁気記録媒体12ごとに一対設けられているエア導入口23は、ランプ20の本体内に形成された連絡流路を介してエア吹出口24に連通する。
図9は、ランプ20と光放射部32との平面配置を示す。
ランプ20に設けられたエア導入部23aが、磁気記録媒体12の周縁部上に延出し、エア導入口23とエア吹出口24が連絡流路25を介して連通する。
ヘッドサスペンション18に支持された磁気ヘッド14が退避位置にある下方に、光放射部32が配置される。光放射部32はケーシング10の底板に立設されたスタッド26および支持アーム27によって支持される。
図10に、ランプ20における光放射部32と磁気ヘッド14との配置、エア導入口23とエア吹出口24の配置位置関係を示す。
光放射部32は、係止部21にヘッドサスペンション18が支持され、一対の磁気ヘッド14がABS面を対向させて支持された状態において、磁気ヘッド14の中間位置に磁気ヘッド14と干渉しない位置に設けられる。
光放射部32とレーザ光源30とは、ケーシング10の底面に配された導波路36と、スタッド26に沿って起立する導波路36aと、支持アーム27に支持された導波路36bを介して接続される。
図10においては、1枚の磁気記録媒体12に対して光放射部32を配置した例を示した。磁気記録媒体12が複数枚設置されている場合は、各々の磁気記録媒体12について、スタッド26に同様の構成によって光放射部32を配すればよい。
光放射部32からは、上下に配置された磁気ヘッド14のABS面に向けてレーザ光が照射される。光放射部32の構成は、図6、7に示した構成と同様である。ただし、前述した実施形態においては、レーザ光によって磁気ヘッド14のABS面をスイープするようにして加熱したが、本実施形態においては、磁気ヘッド14が停止した状態で加熱するから、レーザ光がABS面の全面に照射されるようにする。場合によっては、ABS面の全面にレーザ光を照射するかわりに、リード・ライト素子近傍といった、汚れが溜まりやすい部位について局所的に加熱するようにしてもよい。
本実施形態のクリーニング機構は、磁気ヘッド14がランプ20によって支持される退避位置に退避した際に、磁気ヘッド14に向けて光放射部32からレーザ光を照射し、エア導入口23から導入されたエアをエア吹出口24から磁気ヘッド14のABS面に吹き出すことによってなされる。磁気ヘッド14のABS面にレーザ光を照射することにより、ABS面に付着した潤滑油等の汚れが軟化し、エア吹出口24から吹き出されるエアによって汚れが磁気ヘッド14から飛散されて除去される。
磁気ヘッド14がロード位置から退避位置に移動した際であっても、磁気記録媒体12は一定時間回転するから、その際に磁気ヘッド14をクリーニングすることができる。また、磁気ヘッド14をアンロード位置から磁気記録媒体12上にロードする際にも、磁気記録媒体12が回転開始することによって生じる気流を利用して、磁気ヘッド14のABS面をクリーニングしてからロードすることが可能である。ランプ20に汚れを吸着して捕集するフィルター50eを設けることも有効である。
上述した実施形態は、磁気記録媒体12の両面に磁気ヘッド14をロードする磁気ディスク装置の例である。磁気記録媒体12の片面のみに磁気ヘッド14をロードする場合も、上述したと同様の構成によって、磁気ヘッド14が退避位置にある状態で磁気ヘッド14の外面をクリーニングすることができる。この場合は、退避位置にある磁気ヘッド14の外面にレーザ光を照射する光放射部32を設け、エア導入口23に流入したエアをエア吹出口24から磁気ヘッド14の外面(ABS面)に向けて吹き出させるようにすればよい。
図12は、磁気ヘッド14がアンロード状態にある場合と、ロード状態にある場合とでランプ20の向きが変えられるように、ランプ20を軸28を支点として平面内において回動可能に形成した例である。図12(a)は、アンロード状態、図12(b)はロード状態を示す。磁気ヘッド14がアンロード状態においては、ランプ20の向きをエア導入口23が磁気記録媒体12の周縁上に延出する向き(クリーニング位置)とし、ロード状態においては、エア導入口23が磁気記録媒体12の周縁と干渉しない外側に位置する(退避位置)ようにランプ20の向きを設定する。
このように、ランプ20の向きを可変にすることにより、磁気ヘッド14をロードしている際に、ランプ20が磁気ヘッド14等の動作に影響を与えないようにすることができる。
ランプ20に磁気ヘッド14が退避した位置にある場合には、このように磁気ヘッド14を加熱した状態において、気流あるいは風圧を利用することにより、磁気ヘッド14のABS面から効率的に汚れを除去することができる。このように、磁気ヘッド14が退避位置にある状態においてクリーニングする方法は、第1、第2の実施形態のように、磁気ヘッド14が光放射部32を横切る際に磁気ヘッド14を加熱する方法と比較して、磁気ヘッド14を加熱する時間的な余裕があるという利点がある。
磁気ヘッド14が退避位置にある状態においてエア流を利用することは有効であるが、場合によっては、エア流を利用せす、単に、磁気ヘッド14が退避位置にある状態において、光放射部32により磁気ヘッド14を加熱することによってクリーニングすることも可能である。この場合は、磁気ヘッド14を磁気記録媒体12にロードする事前に、磁気ヘッド14を加熱しておき、磁気ヘッド14が磁気記録媒体12上にロードされた際に、気流によって磁気ヘッド14のABS面から汚れを飛散させて除去する。この場合は、従来のランプ20を使用することができる。
以上説明したように、本発明に係る磁気ディスク装置は、磁気ヘッドの外面に付着する潤滑油等の汚れをクリーニングする方法として、レーザ光を利用して磁気ヘッドを加熱し、磁気記録媒体12の回転によって生じる気流、風圧を利用して汚れを除去するものである。したがって、磁気ヘッドにクリーニングパッドを接触させたりすることなく、無接触によってクリーニングすることができ、磁気ヘッドを擦ったりすることによって損傷させることがないという利点がある。
また、磁気ヘッドを磁気記録媒体にロードする操作の際にクリーニングすることによって、繰り返してクリーニングすることができ、磁気ヘッドを常時きれいな状態に維持することができる。これによって、磁気ヘッドの浮上量をきわめて低く設定するような場合であっても、磁気ヘッドを正確に浮上させることができ、磁気ヘッドの記録・再生特性を良好な状態に維持することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
(付記1) 磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッドが前記退避位置と前記磁気記録媒体にロードされる位置との移動経路内に、前記磁気ヘッドの移動動作と干渉しない配置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられ、前記磁気記録媒体に前記磁気ヘッドをロードした際に、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流により、前記磁気ヘッドの外面に付着した汚れが除去されることを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記2) 磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、前記退避位置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられるとともに、前記ランプに、前記磁気記録媒体が回転することによって生じる気流を導入するエア導入口と、前記退避位置に保持された前記磁気ヘッドの外面に向けて前記エア導入口に流入したエアを吹き出すエア吹出口を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記3) 前記ランプは、前記磁気ヘッドがアンロードの状態において前記エア導入口が前記磁気記録媒体の周縁上に位置するクリーニング位置と、前記磁気ヘッドがロード状態において、前記エア導入口が前記磁気記録媒体の周縁上から退避した退避位置との間で可動に設けられていることを特徴とする付記2記載の磁気ディスク装置。
(付記4) 前記エア導入口は、前記磁気記録媒体の周縁の近傍に設けられていることを特徴とする付記2または3記載の磁気ディスク装置。
(付記5) 前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、前記エア導入口は、前記磁気記録媒体ごとに磁気記録媒体の上面と下面の周縁の近傍に設けられていることを特徴とする付記2〜4のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記6) 前記磁気ディスク装置は、複数枚の磁気記録媒体を備え、前記光放射部は、前記複数枚の磁気記録媒体にロードされる磁気ヘッドごとに配置されていることを特徴とする付記1〜5のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記7) 前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、前記光放射部は、前記磁気記録媒体にロードされる一対の磁気ヘッドごとに配置されていることを特徴とする付記1〜5のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記8) 前記光放射部は、前記磁気記録媒体にロードされる一対の磁気ヘッドの双方にレーザ光を照射する配置に設けられていることを特徴とする付記7記載の磁気ディスク装置。
(付記9) 前記光放射部は、前記磁気ヘッドの浮上面の全面にレーザ光が照射されるようにレーザ光の放射領域が設定されていることを特徴とする付記1〜8のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記10) 前記光放射部は、前記磁気ヘッドに設けられたリード・ライト素子の近傍範囲にレーザ光が照射されるように設けられていることを特徴とする付記1〜8のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記11) 前記光放射部は、導波路を介してレーザ光源に接続されていることを特徴とする付記1〜10のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記12) 前記レーザ光源が、熱アシストに用いるレーザ光源であることを特徴とする付記11記載の磁気ディスク装置。
(付記13) 前記磁気ヘッドから飛散した汚れを吸着して捕集する捕集部材が設けられていることを特徴とする付記1〜12のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
(付記14) 前記捕集部材は、前記磁気記録媒体の周縁に沿って配置されていることを特徴とする付記13記載の磁気ディスク装置。
磁気ディスク装置の第1の実施の形態を示す平面図である。 磁気ヘッドをクリーニングする状態を示す説明図である。 磁気ディスク装置の他の構成例を示す平面図である。 識別層をパターニングした状態の断面図(a)および平面図(b)である。 磁気ディスク装置の第2の実施の形態を示す平面図である。 クリーニング機構の構成を示す説明図である。 光放射部の構成を示す説明図である。 磁気ディスク装置の第3の実施の形態を示す平面図である。 ランプと光放射部の平面図である。 磁気ヘッドが退避位置にある状態における光放射部等との配置位置関係を示す説明図である。 ランプの部分斜視図である。 ランプをクリーニング位置と退避位置との間で可動に形成した例を示す説明図である。
10 ケーシング
12 磁気記録媒体
14 磁気ヘッド
16 アクチュエータアーム
18 ヘッドサスペンション
18a フック
20 ランプ
21 係止部
22 支持アーム
23 エア導入口
24 エア吹出口
25 連絡流路
30 レーザ光源
32 光放射部
34、34a ミラー
35 開口窓
36、36a、36b 導波路
40 レーザ光源
50a、50b、50c、50d、50e フィルター

Claims (6)

  1. 磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、
    前記磁気ヘッドが前記退避位置と前記磁気記録媒体にロードされる位置との移動経路内に、前記磁気ヘッドの移動動作と干渉しない配置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられ、
    前記磁気記録媒体に前記磁気ヘッドをロードした際に、磁気記録媒体が回転することによって生じる気流により、前記磁気ヘッドの外面に付着した汚れが除去されることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 磁気記録媒体が配置された領域の外側に、磁気ヘッドを退避位置に保持するランプが設けられた磁気ディスク装置において、
    前記退避位置に、前記磁気ヘッドの外面にレーザ光を照射して磁気ヘッドの外面を加熱する光放射部が設けられるとともに、
    前記ランプに、前記磁気記録媒体が回転することによって生じる気流を導入するエア導入口と、前記退避位置に保持された前記磁気ヘッドの外面に向けて前記エア導入口に流入したエアを吹き出すエア吹出口を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、
    前記エア導入口は、前記磁気記録媒体ごとに磁気記録媒体の上面と下面の周縁の近傍に設けられていることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記磁気ディスク装置は、複数枚の磁気記録媒体を備え、
    前記光放射部は、前記複数枚の磁気記録媒体にロードされる磁気ヘッドごとに配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記磁気ディスク装置は、1枚または複数枚の磁気記録媒体を備え、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体の両面にロードされ、
    前記光放射部は、前記磁気記録媒体にロードされる一対の磁気ヘッドごとに配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記光放射部は、前記磁気ヘッドが光放射部を横切って移動した際に、前記磁気ヘッドの浮上面の全面にレーザ光が照射されるようにレーザ光の放射領域が設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の磁気ディスク装置。
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