JP2009292673A - シリコン単結晶の育成装置及びシリコン原料の溶解方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備を大型化させることなく、シリコンからなる塊状物又は粒状物の溶解を短時間で簡便に行う方法を提供する。
【解決手段】シリコン単結晶の育成装置は、シリコンからなる塊状物又は粒状物29を投入可能なルツボ17を内部に有する炉体11と、ルツボ17を包囲するように炉体11の内部に配置されルツボ17を加熱して塊状物又は粒状物29を溶解するサイドヒータ13と、ルツボ17の上方の炉体11内部に配置されサイドヒータ13とともに塊状物又は粒状物29を加熱するサブヒータ23とを備える。シリコン原料の溶解方法は、ルツボ17にシリコンからなる塊状物又は粒状物29を入れ、サイドヒータ13によりルツボ17を加熱して塊状物又は粒状物29を溶解する。塊状物又は粒状物29の溶解時にルツボ17の上部にサブヒータ23を配置し、そのサブヒータ23はサイドヒータ13とともに塊状物又は粒状物29を加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チョクラルスキー法(以下、「CZ法」という。)によりシリコン単結晶を育成する装置、及びその装置において、ルツボに入れられたシリコンからなる塊状物又は粒状物を溶解するシリコン原料の溶解方法に関するものである。
従来、シリコン単結晶の育成方法としてルツボ内のシリコン融液から半導体用の高純度シリコン単結晶を成長させるCZ法が知られている。この方法は、ルツボを内部に有する炉体の上部に設けられた回転・引上げ機構からワイヤを介してルツボの上方の炉体内部に吊り下げられた種結晶用ホルダに種結晶を取付け、ワイヤを繰り出してその種結晶をシリコン融液に接触させ、種結晶を引上げてシリコン融液から種絞り部分を作製し、その後目的とするシリコン棒の直径まで結晶を徐々に太らせて成長させることにより、必要な面方向を有する無転位の単結晶インゴットを得ることができるものである。シリコン融液はルツボ内に溶解されており、ルツボはそのルツボを包囲するように設けられたカーボンヒータにより加熱される。
しかし多結晶シリコンの溶解温度は約1400℃であり、シリコン単結晶を育成させるため、ルツボ内に当初充填された塊状物又は粒状物を完全に溶解するには比較的多くの時間を必要とする。特に今日の育成する単結晶の大口径化と長尺化に伴い比較的多量のシリコン融液を必要とし、このシリコンを溶解する時間はシリコン単結晶インゴット育成工程における効率低下と、塊状物又は粒状物が当初充填されるルツボの劣化という不具合を招いていた。
この点を解消するために、ルツボの上方部分に熱遮蔽板を設けたシリコン単結晶の育成装置(例えば、特許文献1参照。)や、シリコン単結晶の育成装置の炉体上方に、その育成装置に隣接してその育成装置とは別に原料溶解補助装置を設け、その補助装置からの赤外線やマイクロ波によりルツボに入れられた塊状物又は粒状物を直接加熱する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。前者の装置では熱遮蔽板で覆われたルツボをカーボンヒータにより効率よく加熱することができ、後者の装置では、ルツボに入れられた塊状物又は粒状物を直接的に加熱することができるようになっている。このため、これらの装置では、ルツボに入れられたシリコンからなる塊状物又は粒状物の溶解を短時間で行うことが期待されている。
特開平10−81593号公報(明細書[0008]〜[0012]、図1、図2) 特開平11−255593号公報(明細書[0007]、図1)
しかし、近年の単結晶の大口径化はルツボの大口径化を招くため、大口径の単結晶、特に直径が450mm以上のシリコンウェーハ用のシリコン単結晶を育成する場合には、熱遮蔽板を設ける前者の装置であっても、ルツボの周囲に設けられたヒータから最も遠くなるルツボの中央部分における放熱を十分に抑制することができず、その中央部分の塊状物又は粒状物を溶解するまでの時間を十分に短縮できない未だ解決すべき課題が残存していた。また、後者の原料溶解補助装置を育成装置と別に設置することは、従来の育成装置に大幅な改良を必要とするとともに、育成装置にこの補助装置を隣接して設けることは単結晶を育成する設備の大型化を招く不具合もあった。
本発明の目的は、設備を大型化させることなく、シリコンからなる塊状物又は粒状物の溶解を短時間で簡便に行うことができるシリコン単結晶の育成装置及びシリコン原料の溶解方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、シリコンからなる塊状物又は粒状物を投入可能なルツボを内部に有する炉体と、ルツボを包囲するように炉体の内部に配置されルツボを加熱してそのルツボに投入された塊状物又は粒状物を溶解するサイドヒータとを備えたシリコン単結晶の育成装置の改良である。
その特徴ある構成は、ルツボの上方の炉体内部に配置されサイドヒータとともに塊状物又は粒状物を加熱するためのサブヒータを備えたところにある。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、サブヒータが炉体の上部に設けられた回転・引上げ機構からワイヤを介して吊り下げられたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、サブヒータがルツボの開口部に水平状態に保たれる円板状のカーボンヒータであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、単結晶育成装置の炉体内部に設けられたルツボにシリコンからなる塊状物又は粒状物を入れ、ルツボの周囲に設けられたサイドヒータによりルツボを加熱して塊状物又は粒状物を溶解するシリコン原料の溶解方法の改良である。
その特徴ある点は、塊状物又は粒状物の溶解時にルツボの上部にサブヒーターを配置し、そのサブヒータはサイドヒータとともに塊状物又は粒状物を加熱するところにある。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、サブヒータが炉体の上部に設けられた回転・引上げ機構からワイヤを介して吊り下げられたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4又は5に係る発明であって、サブヒータがルツボの開口部に水平状態に保たれる円板状のカーボンヒータであることを特徴とする。
本発明では、サイドヒータによりルツボを加熱すると、ルツボに入れられたシリコンからなる塊状物又は粒状物は周囲から溶解が開始する。溶解が開始したシリコンのルツボ上面からは熱が放出するけれども、ルツボの上方に位置するサブヒータも発熱するので、ルツボ上面からの熱の放散はこのサブヒータが発熱することにより抑制される。そして、サブヒータはそれ自体が発熱することによりサイドヒータから最も遠くなるルツボの中央部分に存在するシリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱して溶解させる。このため、ルツボに投入されたシリコンからなる塊状物又は粒状物を溶解する時間を従来に比較して十分に短縮することができる。
また、シリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱して溶解させるサブヒータを、従来から種結晶を引上げるために用いられているワイヤに取付けることにより、育成装置自体の改良を不要とすることができる。また、シリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱するための別の装置を、この育成装置に隣接して設けるようなことも必要としない。従って、本発明では、設備を大型化させることなく、シリコンからなる塊状物又は粒状物の溶解を短時間で簡便に行うことができるようになる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、CZ法によるシリコン融液から単結晶を育成する装置では、炉体11の内部に炉体11と同心円状に断熱材12とサイドヒータであるカーボンヒータ13が配置され、炉体11中央の回転軸14の上端に固定された黒鉛サセプタ16に有底円筒状の石英ルツボ17が嵌合される。炉体11の上部には円筒状のチャンバ15を介して回転・引上げ機構18が設けられ、ルツボ17の上方にはこの回転・引上げ機構18からワイヤ19が吊り下げられる。このワイヤ19はシリコン単結晶を引上げる際に必要となる図示しない種結晶を吊り下げるものであり、シリコン単結晶を育成させる際には、この回転・引上げ機構18はワイヤを繰り出してその種結晶をシリコン融液に接触させ、その後引上げることによりその種結晶から成長した高純度のシリコン単結晶インゴットを回転しつつ引上げて種結晶の下端に高純度のシリコン単結晶インゴットを成長させるようになっている。
一方、炉体11とチャンバ15はヒンジ15aを介して取付けられ、チャンバ15が取付けられる炉体11の上部には、その部分における開口部11aを閉止可能な遮蔽板22が設けられる。遮蔽板22は炉体11に設けられた収容部11bに収納状態でその開口部11aを開放し、収容部11bから突出すると開口部11aを閉止するように構成される。ワイヤ19の下端には、単結晶引上げ時に用いる種結晶に代えて、サイドヒータ13とともに、ルツボ17に投入されたシリコン原料であるシリコンからなる塊状物又は粒状物29を加熱するためのサブヒータ23が取り外し可能に取付けられる。
図3に示すように、サブヒータ23の取付けはセラミックから成る電気絶縁性の円錐状物24を介してワイヤ19に取付けられる。即ち、ワイヤ19は導電物であるので耐熱性と電気絶縁性のあるセラミックからなる円錐状物24を介してサブヒータ23はワイヤ19に取付けられる。サブヒータ23はカーボンヒータであって、塊状物又は粒状物29を効率よく加熱するために円板状に形成されるとともに、円錐状物24の底部の外径より小さな内径を有する丸孔23aがその中央に形成される。この丸孔23aに円錐状物24をその頂部から挿入することによりサブヒータ23は円錐状物24の中間に取付けられる。この円板状のカーボンヒータからなるサブヒータ23は、丸孔23aから周囲に至るスリット23bが形成され、そのスリット23bから円周方向に外周と内周から交互に切り込み23cが形成されて円周方向に方形波状のサブヒータ23が形成される。そして、そのサブヒータ23の両端部であるスリット23bの両側には電力入力用の耐熱性のある電極26,26がそれぞれ接続され、これらの電極26,26に電力を供給することによりサブヒータ23が発熱し、サイドヒータ13とともにルツボ17に投入されたシリコンからなる塊状物又は粒状物29を加熱するように構成される。
ここで、サブヒータ23の外径は引上げるシリコン単結晶の直径の95〜105%の範囲にあることが好ましい。下限値未満では加熱効果に乏しく、上限値を超えると、ルツボ17上部に図示しないコーン状の断熱材を設ける場合には、この断熱材の開口部の直径を広げる必要が生じ、シリコン単結晶を引上げるときに放熱してしまう不具合がある。また、サブヒータ23の厚さは5〜30mmの範囲にあることが好ましい。下限値未満では耐久性に乏しく、上限値を超えると、サブヒータ23がサブヒータ23自身の重みに耐えられなくなる不具合がある。
次に、このような育成装置における本発明のシリコン原料の溶解方法を説明する。
図2に示すように、先ずシリコンからなる塊状物又は粒状物29を炉体内部に設けられたルツボ17に入れる。この実施の形態におけるシリコンは粒状物からなる新規の多結晶シリコンであるが、シリコンは育成に失敗した単結晶を砕いたものであっても良く、またシリコンは塊状物であってもよい。その後、炉体11の上部に設けられた回転・引上げ機構18から繰り出されたワイヤ19にサブヒータ23を取付ける。サブヒータ23の取付けは、炉体11に対してチャンバ15を傾動させてチャンバ15の下端からワイヤ19の下端を引出した状態で行われる。そして、図3に示すように、サブヒータ23中央の丸孔23aに円錐状物24をその頂部から挿入し、その後その円錐状物24をワイヤ19の下端に取付ける。このようにしてサブヒータ23をワイヤ19の下端に取付けた後、そのサブヒータ23をワイヤ19の下端とともに炉体11内部に戻す。
図1に示すように、サブヒータ23をワイヤ19の下端とともに炉体11内部に戻した後、チャンバ15を再び戻してそのサブヒータ23をルツボ17の上方に位置させて、その円板状のサブヒータ23を水平状態に保つ。次に、ワイヤ19を繰り出してサブヒータ23を下降させ、そのサブヒータ23がルツボ17の近傍に達した時点でワイヤ19の繰り出しを停止させ、ルツボ17の開口部の一部を覆うように円板状のサブヒータ23を水平に保持する。その後、サイドヒータであるカーボンヒータ13によりそのルツボ17を加熱するとともに、サブヒータ23も発熱させてルツボ17に入れられた塊状物又は粒状物29を溶解する。
ルツボ17の周囲に配置されたサイドヒータ13の熱により周囲からルツボ17に入れられた多結晶シリコンからなる塊状物又は粒状物29の溶解が開始する。溶解が開始した多結晶シリコンのルツボ17上面からは熱が放出するけれども、ルツボ17の上方に位置するサブヒータ23も発熱するので、ルツボ17上面からの熱の放散はこのサブヒータ23が発熱することにより抑制される。そして、ルツボ17上面からの熱の放散を抑制するとともに、サブヒータ23はそれ自体が発熱することによりサイドヒータ13から最も遠くなるルツボ17の中央部分に存在するシリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱して溶解させる。このため、ルツボ17に投入されたシリコンからなる塊状物又は粒状物が完全に溶解するまでの時間を従来に比較して十分に短縮することができる。
また、シリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱して溶解させるサブヒータ23は、従来から種結晶を引上げるために用いられているワイヤ19に取付けるものであるので、この育成装置自体を改良する必要はない。また、シリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱する別の装置をこの育成装置に併設するようなことも必要としない。従って、本発明では、設備を大型化させることなく、シリコンからなる塊状物又は粒状物の溶解を短時間で簡便に行うことができるようになる。
シリコンからなる塊状物又は粒状物が溶解した後には、このシリコン融液31から半導体用の高純度シリコン単結晶を成長させる。この成長に際して、サブヒータ23に代えて図示しない種結晶をワイヤ19の下端に取付ける。サブヒータ23の取り外し及び種結晶の取付けは、炉体11に対してチャンバ15を傾動させてチャンバ15の下端からワイヤ19の下端を引出した状態で行われる。この際、図2に示すように、遮蔽板22を収容部11bから突出させて炉体11の開口部11aを閉止することにより炉体11内部が冷却されることを防止する。そして、サブヒータ23を図示しない種結晶に代えた後、このチャンバ15を再び戻すとともに、遮蔽板22を収容部11bに収納して開口部11aを再び開放する。その後、種結晶をシリコン融液31に接触させ、回転・引上げ機構18はその種結晶から成長した高純度のシリコン単結晶インゴットを回転しつつ引上げて種結晶の下端に高純度のシリコン単結晶インゴットを成長させる。
なお、上述した実施の形態では、円板状のカーボンヒータからなるサブヒータ23を説明したが、図4に示すように、サブヒータは、電気絶縁性セラミック製の円錐物25の下部に装着されたカーボン円柱35を覆う筒状のヒータ本体33と、カーボン円柱35の下部に水平に設けられヒータ本体33の発熱により昇温して塊状物又は粒状物29を加熱するカーボン円盤34とを備えるようなものであっても良い。図4に示すカーボン円盤34は中央にカーボン円柱35の底部の外径より小さな内径を有する丸孔34aが形成され、この丸孔34aにカーボン円柱35をその頂部から挿入することによりこのカーボン円盤34はカーボン円柱35の下部に水平に取付けられる。このカーボン円盤34の丸孔34aの周囲には、塊状物又は粒状物29を溶解させる際に炉体11内部に流通させる不活性ガスを通過させる複数の扇形のガス孔34bが形成される。これらのガス孔34bは、カーボン円盤34が小径の場合、形成しなくても良い。
一方、ヒータ本体33はカーボン円柱35に嵌入した際にその内面がカーボン円柱35の外面と5〜10mmの間隔をあけるような筒状に形成される。この筒状のヒータ本体33は、図示しない支持具によりルツボ17の上方で固定される。このヒータ本体33には、周方向の連続を絶ってカーボン円柱35への嵌入を可能とするスリット33bが縦方向に形成される。そのスリット33bから周方向に上端と下端から交互に切り込み33cが形成されて周方向に方形波状のヒータ本体33が形成される。そして、そのヒータ本体33の両端部であるスリット33bの両側には電力入力用の耐熱性のある電極26,26がそれぞれ接続され、これらの電極26,26に電力を供給することによりヒータ本体33が発熱する。その熱がカーボン円柱35を介してカーボン円盤34に伝達することよりそのカーボン円盤34が昇温されるとともに、円錐物25によってワイヤ19には熱が伝達されないように構成される。そして、昇温したカーボン円盤34はそれ自体が発熱してサイドヒータ13とともにルツボ17に投入されたシリコンからなる塊状物又は粒状物29を加熱するように構成される。
図4に示すようなサブヒータ33,34であっても、ルツボ17に入れられた多結晶シリコンからなる塊状物又は粒状物29を溶解させる際に、ルツボ17上面からの熱の放散を抑制するとともに、ヒータ本体33の発熱により昇温したカーボン円盤34はサイドヒータ13から最も遠くなるルツボ17の中央部分に存在するシリコンからなる塊状物又は粒状物を積極的に加熱して溶解させる。このため、ルツボ17に投入されたシリコンからなる塊状物又は粒状物が完全に溶解するまでの時間を従来に比較して十分に短縮することができる。
本発明実施形態のシリコン単結晶の育成装置の概略断面図である。 そのチャンバが傾動した状態を示す図1に対応する概略断面図である。 その円板状のサブヒータを示す斜視図である。 ヒータ本体とカーボン円盤からなる別のサブヒータを示す斜視図である。
符号の説明
11 炉体
13 サイドヒータ
17 ルツボ
18 回転・引上げ機構
19 ワイヤ
23 サブヒータ
29 シリコンからなる塊状物又は粒状物

Claims (6)

  1. シリコンからなる塊状物又は粒状物を投入可能なルツボを内部に有する炉体と、前記ルツボを包囲するように前記炉体の内部に配置され前記ルツボを加熱して前記ルツボに投入された前記塊状物又は粒状物を溶解するサイドヒータとを備えたシリコン単結晶の育成装置において、
    前記ルツボの上方の炉体内部に配置され前記サイドヒータとともに前記塊状物又は粒状物を加熱するためのサブヒータを備えたことを特徴とするシリコン単結晶の育成装置。
  2. サブヒータが炉体の上部に設けられた回転・引上げ機構からワイヤを介して吊り下げられた請求項1記載のシリコン単結晶の育成装置。
  3. サブヒータがルツボの開口部に水平状態に保たれる円板状のカーボンヒータである請求項1又は2記載のシリコン単結晶の育成装置。
  4. 単結晶育成装置の炉体内部に設けられたルツボにシリコンからなる塊状物又は粒状物を入れ、前記ルツボの周囲に設けられたサイドヒータにより前記ルツボを加熱して前記塊状物又は粒状物を溶解するシリコン原料の溶解方法において、
    前記塊状物又は粒状物の溶解時に前記ルツボの上部にサブヒーターを配置し、
    前記サブヒータは前記サイドヒータとともに前記塊状物又は粒状物を加熱する
    ことを特徴とするシリコン原料の溶解方法。
  5. サブヒータが炉体の上部に設けられた回転・引上げ機構からワイヤを介して吊り下げられた請求項4記載のシリコン原料の溶解方法。
  6. サブヒータがルツボの開口部に水平状態に保たれる円板状のカーボンヒータである請求項4又は5記載のシリコン原料の溶解方法。
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