JP2009292514A - 包装容器 - Google Patents

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Kazuhiro Yoshimura
一浩 吉村
Hiroko Murai
博子 村井
Hidehisa Tokita
秀久 時田
Masahiro Fukui
政弘 福井
Akihiro Saito
章弘 齊藤
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Toppan Inc
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Abstract

【課題】簡単な構成で、消費者に対するアピール度を向上させることができる包装容器を提供する。
【解決手段】ヒンジリッド型の包装容器2は、略直方体形状をなし、アウタボディ6と、このアウタボディ6に分離帯14を介して分離可能に接続されたヒンジリッド8とを備え、アウタボディ6およびリッド8は凹んだ底壁及びトップ壁をそれぞれ有し、分離帯14がリッド8およびアウタボディ6の双方から分離して除去されたとき、リッド8は、ヒンジ16を中心として回動し、開閉可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器に関し、より詳しくは、ヒンジリッド型の包装容器に関する。
被収容物を収容する包装容器としては、被収容物の性質を考慮し、種々のものが開発されている。被収容物がお菓子等の食品やたばこのようなものである場合、その包装容器は衛生的であることや、被収容物が変質しないような構造を要求する。また、これら被収容物が一度に消費されずに残ることがあるが、そのような場合、これら被収容物を収容する包装容器は、残った被収容物のケースとしてもしばらくの間使われることから、このような場合の包装容器は被収容物を外界から遮断できるように、蓋付きとすることが好ましい。
ここで、蓋付きの包装容器としては、例えば、特許文献1に示される紙巻き煙草などのためのヒンジ蓋付きボックスのようなヒンジリッド型包装容器が各種提案されている。
従来公知のヒンジリッド型包装容器は、ボックス形状のアウタボディを含み、アウタボディはその上端に開口端を有する。アウタボディはその内部にインナパックを収容し、このインナパックは煙草の束と、この煙草の束を包み込む内包材とを有する。
アウタボディの開口端はその後縁にヒンジを介してボックス形状のリッドを有し、リッドはヒンジを中心に回動し、開口端を開閉可能である。
特開平8−58777号公報
ところで、従来公知のヒンジリッド型包装容器においては、単純な角型のボックスタイプがほとんどであるので、デザインが画一的であり、消費者の購買意欲を促進させるアピール度に乏しい。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、消費者に対するアピール度を向上させることができる包装容器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の本発明の包装容器は、被収容物を収容した略直方体形状の包装容器において、上部に開口端を有する容器本体と、前記容器本体にヒンジを介して設けられ、前記容器本体に対して前記ヒンジを残して分離可能なヒンジリッドと
を備え、前記容器本体はその下面から凹んだ底壁及びこの底壁を囲む端周壁を有し、前記ヒンジリッドはその上面から凹んだトップ壁及びこのトップ壁を囲む端周壁を有することを特徴とするものである。
請求項2の本発明の包装容器は、請求項1に記載の包装容器において、前記底壁及び前記トップ壁は、対応する端周壁に接合されていることを特徴とする。
請求項3の本発明の包装容器は、請求項2に記載の包装容器において、前記各端周壁は包装容器の内側への折返しにより形成された二重構造をなし、前記底壁及び前記トップ壁はそれらの外周に、対応する端周壁内に挟み込まれるリムをそれぞれ有することを特徴とする。
請求項4の本発明の包装容器は、請求項1〜3の何れかに記載の包装容器において、前記容器本体及び前記ヒンジリッドを分離可能に接続する分離帯を備えていることを特徴とする。
請求項5の本発明の包装容器は、請求項1〜4の何れかに記載の包装容器において、前記容器本体及び前記ヒンジリッドはその四隅にラウンドコーナを有することを特徴とする。
請求項6の本発明の包装容器は、請求項1〜5の何れかに記載の包装容器において、前記容器本体は、前記ヒンジリッドが分離され、回動により開かれたとき、その上部に形成される開口端と、前記開口端から一部が突出して設けられ、前記ヒンジリッドの開閉を案内するインナフレームとを含むことを特徴とする。
請求項1乃至請求項6に記載の本発明によれば、上下に凹みを有する包装容器が得られる。この包装容器は、外観がユニークであり消費者へのアピール度が向上する。また、この包装容器に上下方向の圧縮力が加わった場合、かかる圧縮力は上端および下端の端周壁にて受けるので、被収容物に圧縮力が直接加わることは防止される。
請求項2に記載の本発明によれば、本発明に係る包装容器の製造が容易となり製造効率が向上する。
請求項3に記載の本発明によれば、二重構造である端周壁内に底壁およびトップ壁のリムが挟み込まれる構造を有するので、包装容器の強度の向上が図れる。
請求項4に記載の本発明によれば、分離帯を引き剥がして除去することによりリッドと容器本体を容易に分離でき開封性にも優れている。
請求項5に記載の本発明によれば、包装容器の角部が面取りされたラウンドコーナとなっているので、よりユニークな外観を有し、消費者へのアピール度が更に向上する。
請求項6に記載の本発明によれば、インナフレームにより、容器本体の開口端が補強されるとともに、ヒンジリッドの開閉が円滑に行える。
以下、本発明に係る包装容器の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明が適用される包装容器としては特に限定はされないが、例えば、図1〜図3に示すようなフィルタシガレットやシガレット等のたばこ商品のヒンジリッド型パッケージに適用した場合を例に説明する。
このパッケージ2は、角が円弧状に面取りされたラウンドコーナ4を有する略直方体形状をなしており、アウタボディ(容器本体)6と、リッド8とを含む。パッケージ2は、たばこ商品のインナパック10を収容可能な大きさを有し、このインナパック10は例えば、長さが85mmのキングサイズの20本のたばこ商品を内包材により包み込んだものである。より詳しくは、前記内包材は、紙と、この紙の表面に蒸着されたアルミニウムの膜とを含む。前記内包材のアルミニウムの膜はたばこ商品の束を湿気から保護するばかりでなく、たばこ商品の束、すなわち、個々のたばこ商品からの芳香の放出を防止する。内包材には上述したアルミニウム蒸着紙に代えて、積層紙を使用することもでき、この積層紙はその内部に湿気や芳香の通過を防止する遮蔽層を有する。
本実施例の場合、パッケージ2はアウタボディ6の下部およびリッド8の上部にそれぞれ凹所12,13を有している。つまり、アウタボディ6はその下面から凹んだ底壁30およびこの底壁30を囲む端周壁11を有し、リッド8はその上面から凹んだトップ壁38及びこのトップ壁38を囲む端周壁15を有している。
パッケージ2が製造されたとき、リッド8は、アウタボディ6に対して分離帯14を介して連結された状態にあるが、この分離帯14を引き剥がして除去することにより、アウタボディ6の後壁上縁とリッド8とを接続するヒンジ16を残してアウタボディ6から分離される。
ここで、分離帯14は、分離線18,20,22で囲まれた領域からなる帯状体である。図1,2中、分離線18,20,22は1点鎖線で示され、例えば、穿孔列から形成されている。各分離線にて隣接する穿孔は均一な長さを有するか、又は、互いに異なる長さを有する。
アウタボディ6は、前壁24、2つの側壁26、後壁28および底壁30を有する。底壁30は、前壁24、2つの側壁26および後壁28の下端よりも上方に位置付けられ、アウタボディ6の下部に前記凹所12を形成する。
一方、リッド8もまた、前壁32、2つの側壁34、後壁36およびトップ壁38を有する。トップ壁38は、前壁32、2つの側壁34および後壁36の上端よりも下方に位置付けられ、リッド8の上部に前記凹所13を形成する。
図1,2から明らかなように、分離帯14は、前壁24,32間を分離可能に連結するフロント部分14f、並びに対応する側の側壁26,34間をそれぞれ分離可能に連結するサイド部分14sを有する。なお、分離帯14は、パッケージ2のそれぞれのラウンドコーナ部分においてもそのラウンドコーナに沿って形成され、全体として連続する帯状体となっている。
より詳しくは、フロント部分14fは、ヒンジ16よりも下方、すなわち、アウタボディ6の底壁30側に位置付けられ、ヒンジ16と平行に延びている。各サイド部分14sは、対応する側のフロント部分14fの端とヒンジ16の端との間を延び、これらの端を互いに接続している。従って、各サイド部分14sはヒンジ16からフロント部分14fに向けて下方且つ斜めに延びている。
アウタボディ6は、更に、インナフレーム40を有している。インナフレーム40は、略U字形状をなし、前面フレーム42と前面フレーム42の両側縁にそれぞれ連なる側面フレーム44とを有する。
図3から明らかなように、インナフレーム40は、アウタボディ6の上端部の開口から部分的に突出した状態で、アウタボディ6の内面、すなわち、アウタボディ6の前壁24および側壁26の内面に接着されている。インナフレーム40は、アウタボディ6の開口を補強するとともに、リッド8の開閉を案内するガイドとしても機能する。このインナフレーム40においても、アウタボディ6のラウンドコーナ4と合致するように、そのコーナ部分は円弧状に面取りされたラウンドコーナとなっている。また、前面フレーム42は、略矩形状の切欠凹所46を有している。切欠凹所46は、インナフレーム40の前面部分を大きく開き、たばこ商品の取り出しを容易にしている。更に、前面フレーム42と側面フレーム44との間のコーナ部分には、側方に僅かに突出した耳片48が設けられている。耳片48は、リッド8が閉じられた際に、リッド8の内面と接触し、リッド8が不用意に開くことを抑える働きをする。
パッケージ2は、底壁30、トップ壁38およびインナフレーム40を除いてアウタボディ6およびリッド8を成形するメインブランク50と、インナフレーム40を成形するサブブランク94と、トップ壁38および底壁30を成形するトップ板材104、ボトム板材108とから形作ることができる。
メインブランク50は、図4に示されるように、アウタボディ6の胴体部分となるアウタボディ区域52、リッド8の胴体部分となるリッド区域54および分離帯14となる分離区域56を有している。
アウタボディ区域52は、アウタボディ6の後壁28となる後壁パネル58を有しており、後壁パネル58の一方の側縁(例えば、図4中左側)にはアウタボディ6の一方の側壁26の一部となる第1側壁パネル60が連なっている。また、後壁パネル58には、第1側壁パネル60とは反対側に位置してアウタボディ6の他方の側壁26となる第2側壁パネル62が連なっている。第2側壁パネル62には、後壁パネル58とは反対側に位置してアウタボディ6の前壁24となる前壁パネル64が連なっている。前壁パネル64には、第2側壁パネル62とは反対側に位置してアウタボディ6の一方の側壁26の残部となり且つ前記第1側壁パネル60とオーバラップする第3側壁パネル66が連なっている。第1側壁パネル60、後壁パネル58、第2側壁パネル62、前壁パネル64および第3側壁パネル66の下端には、アウタボディ6側の端周壁11の一部となる折返しフラップ68が連なっている。折返しフラップ68は、図4中二重線で示す折返し線D1より、前述のパネル58〜66に対して区画されている。
リッド区域54は、リッド8の後壁36となる後壁パネル70を有しており、後壁パネル70の下端は、ヒンジ16となるヒンジライン72を介してアウタボディ区域52の後壁パネル58と接続されている。また、後壁パネル70の一方の側縁(例えば、図4中左側)にはリッド8の一方の側壁34の一部となる第1側壁パネル74が連なっている。後壁パネル70には、第1側壁パネル74とは反対側に位置してリッド8の他方の側壁34となる第2側壁パネル76が連なっている。第2側壁パネル76には、後壁パネル70とは反対側に位置してリッド8の前壁32となる前壁パネル78が連なっている。前壁パネル78には、第2側壁パネル76とは反対側に位置してリッド8の一方の側壁34の残部となり且つ前記第1側壁パネル74とオーバラップする第3側壁パネル80が連なっている。第1側壁パネル74、後壁パネル70、第2側壁パネル76、前壁パネル78および第3側壁パネル80の上端には、リッド8側の端周壁15の一部となる折返しフラップ82が連なっている。折返しフラップ82は、図4中二重線で示す折返し線D2により、前記パネル70〜80に対して区画されている。
分離区域56は、分離帯14のフロント部分14fとなるフロント部84と、分離帯14のサイド部分14sとなる第1サイド部86、第2サイド部88および第3サイド部90とからなる。より詳しくは、フロント部84は、アウタボディ区域52の前壁パネル64とリッド区域54の前壁パネル78との間に位置し、第1サイド部86は、アウタボディ区域52の第1側壁パネル60とリッド区域54の第1側壁パネル74との間に位置し、第2サイド部88は、アウタボディ区域52の第2側壁パネル62とリッド区域54の第2側壁パネル76との間に位置し、第3サイド部90は、アウタボディ区域52の第3側壁パネル66とリッド区域54の第3側壁パネル80との間に位置している。
なお、図4から明らかなように、分離区域56の第3サイド部90の端部においては、その下側に位置するアウタボディ区域52の第3側壁パネル66の一部と、その上側に位置するリッド区域54の第3側壁パネル80の一部が切り欠かれており、ここでの切り欠きは、分離体14のためのプルエンド91を形成する。
ここで、メインブランク50において、第3側壁パネル66,80を区分する2点鎖線Lより右側(図中矢印A方向)の部位は、第1側壁パネル60,74と重ね合わされるべきオーパラップ部分となる。
また、メインブランク50において、パッケージ2のラウンドコーナ4に相当する部分には、メインブランク50の折り込み成形時、断面が円弧状となるように、複数の筋が入れてある。より詳しくは、メインブランク50は、第1側壁パネル60,74と後壁パネル58,70との間、後壁パネル58,70と第2側壁パネル62,76との間、第2側壁パネル62,76と前壁パネル64,78との間、前壁パネル64,78と第3側壁パネル66,80との間のそれぞれの部分にパッケージ2でみて長手方向に延びる複数の筋を形成したラウンドコーナ区域92を備えている。
サブブランク94は、図5に示すように、インナフレーム40の前面フレーム42となる前面パネル96を有し、前面パネル96の両側縁には、インナフレーム40の側面フレーム44となる側面フラップ98がそれぞれ連なっている。
サブブランク94は、メインブランク50上において図4中鎖線で示される位置にインナパック10とともに配置される。このとき、メインブランク50においては、第3側壁パネル66,80の2点鎖線Lよりも右側部分(図中矢印A方向)が前述したオーバラップ領域となるので、このオーパラップ領域にサブブランク94の対応する側の側面フラップ98が重ならないように、インナパック10およびサブブランク94の位置決めがなされる。つまり、右側の側面フラップ98は、2点鎖線Lよりも左側(図中矢印B方向)の範囲の第3側壁パネル66,80の部分のみと重なるように、左側の側面フラップ98に比べ、その幅方向の寸法が短くなっている。
サブブランク94においても、前面パネル96と両側面フラップ98との間には、その折り込み成形時、ラウンドコーナ4の内面に沿って断面が円弧状となるように、複数の筋が入れられている。つまり、メインブランク50と同様に、サブブランク94は、前面パネル96と両側面フラップ98との間のそれぞれの位置にパッケージ2でみて長手方向に延びる複数の筋を形成したラウンドコーナ部100を備えている。
また、サブブランク94においては、前面パネル48の切り込み凹所46の両側にラウンドコーナ部100と重なり、且つ、切込み凹所46に向けて開くような縦長のC字状をなす切込み102をそれぞれ有している。切込み102は、サブブランク94の折り込みがなされた際、インナフレーム40のラウンドコーナから外側に僅かに突出した上述の耳片48を形成する。
前述したトップ部材104は、図6に示すように、四隅が円弧状に丸められた略矩形形状をなし、トップ壁38を形成する蓋105と、この蓋105の外周縁に形成され、上向きに起立した外周リム106とを有している。トップ部材104は、帯状のブランク(図示せず)を打ち抜き、絞り成形することにより得られる。
ボトム部材108は、図7に示すように、四隅が円弧状に丸められた略矩形形状をなし、底壁30を形成する蓋107と、この蓋107の外周縁に形成され、下向きに垂下した外周リム110とを有している。ボトム部材108もまた、帯状の紙材からなるブランク(図示せず)を打ち抜き、絞り成形することにより得られる。
本実施例の場合、メインブランク50、サブブランク94およびトップ部材104とボトム部材108のための帯状ブランクは、紙を基材とし、この基材の表面と裏面にポリエチレンからなる層を有する複合シート材であり、それらの秤量は180〜270g/m、それらの厚みは0.2〜0.5mmである。
パッケージ2は、サブブランク94を備えたインナパック10の回りにメインブランク50を折り込んで,上下が開口したパッケージ2の中間体を成形した後、この中間体の上下にトップ部材104およびボトム部材108をそれぞれ熱圧着することにより得られる。
以下、図8を参照して、パッケージ2の製造方法をより詳しく説明する。まず、メインブランク50にインナフレーム40を備えたインナパック10が組み合わされる。この後、インナパック10を囲繞するようにメインブランク50の折り込みがなされ、メインブランク50から断面略矩形状の中間体116が成形される。このとき、ラウンドコーナ区域92が曲成されることにより、中間体116はそのコーナ部分が円弧状に面取りされた丸みを帯びた形態となる。
一方、別工程にて、帯状ブランク112,114をそれぞれ打ち抜いて、絞り成形することにより、前述したトップ部材104およびボトム部材108が用意される。ここで、トップ部材104およびボトム部材108の平面視形状は、中間体116の上端開口および下端開口の平面視形状と合致するものとなっている。
次に、中間体116の下端開口よりボトム部材108を挿入し、中間端116の下部内面にボトム部材108における外周リム110の外周面を糊付けする。その後、中間体116の下端外周部を折返し線D1(図4参照)より内方に折返し、ボトム部材108の外周リム110の内周面に熱を加えながら押しつける。このとき、中間体116の内面層を形成するポリエチレンと、ボトム部材108における外周リム110の内周面層を形成するポリエチレンとが溶融し、中間体116の折返しフラップ68とボトム部材108の外周リム110とが熱圧着され、互いに接合される。このように、折返しフラップ68を折返すことにより形成された端周壁11内に外周リム110が挟み込まれる。
そして、中間体116の上端開口よりトップ部材104が挿入された後、ボトム部材108の場合と同様にして中間体116にトップ部材104が接合される。
このようにして、中間体116の上下両端にトップ部材104からなるトップ壁38およびボトム部材108からなる底壁30を備えたパッケージ2が成形される。
なお、パッケージ2の成形が完了したとき、図1に示されているように、パッケージ2は、リッド8が閉じた状態にある。つまり、リッド8およびアウタボディ6は分離帯体14を介して接続されている。
上述のパッケージを購入した消費者は、分離帯14のプルエンド91(図2参照)より分離帯14を引き剥がせば、リッド8とアウタボディ6とは完全に分離される。
リッド8とアウタボディ6とが完全に分離されると、リッド8はヒンジ16を中心に回動できるから、図3に示すように、リッド8を開くことができる。これにより、インナパック10の内包材を破いて、中からたばこ商品を取り出すことができる。その後、リッド8を閉じれば、パッケージ2は、たばこのケースとして使われる。
パッケージ2においては、分離帯14を引きはがして除去すると、アウタボディ6およびリッド8の双方には分離線の破断痕がそれぞれ残る。このような破断痕は、インナパック10、すなわちたばこ商品に対する悪戯防止対策として有効に機能する。
本発明は、上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施例では、リッド8とアウタボディ6との間に分離帯14を設けたが、分離線18だけ設ける形態でも構わない。この場合、分離線18を破断させるだけでリッド8とアウタボディ6とを分離できる。
また、本実施例では、長さが85mmのキングサイズのたばこ商品を20本収容するインナパック10を包装する大きさのパッケージについて説明したが、長さが95mm〜100mm程度のスーパーキングサイズのたばこに対応する大きさとしても構わない。
また、ブランクとして、紙製の基材にポリエチレンを積層させた複合シートを採用したが、この態様に限定されるものではなく、熱圧着できるものであればよい。特に、パッケージのガスバリア性を向上させるために、ポリエチレン層の外層の内側に、更に、ポリエチレンテレフタレートフィルムや無機酸化物蒸着フィルムなどを積層した複合シート材を採用することもできる。
また、本発明の包装容器は、たばこ商品用のパッケージに限定されるものではなく、たばこ商品の他、菓子などの食品のパッケージなど各種商品にも採用することができる。
実施例に係るヒンジリッド型パッケージの開封前の状態を前壁側から見た斜視図である。 図1のパッケージを一部破断して示した図である。 図1のパッケージのリッドを開いた状態を示す図である。 メインブランクの展開図である。 サブブランクの展開図である。 トップ部材を示す斜視図である。 ボトム部材を一部破断して示した斜視図である。 図1のパッケージの製造工程の概略を説明するための図である。
符号の説明
2 パッケージ
4 ラウンドコーナ
6 アウタボディ(容器本体)
8 リッド
10 インナパック
11 端周壁
12 凹所
13 凹所
14 分離帯
15 端周壁
16 ヒンジ
18 分離線
20 分離線
22 分離線
24 前壁
26 側壁
28 後壁
30 底壁
32 前壁
34 側壁
36 後壁
38 トップ壁
40 インナフレーム
50 メインブランク
94 サブブランク
104 トップ部材
108 ボトム部材
112 帯状ブランク
116 中間体

Claims (6)

  1. 被収容物を収容した略直方体形状の包装容器において、
    上部に開口端を有する容器本体と、
    前記容器本体にヒンジを介して設けられ、前記容器本体に対して前記ヒンジを残して分離可能なヒンジリッドと
    を備え、
    前記容器本体はその下面から凹んだ底壁及びこの底壁を囲む端周壁を有し、
    前記ヒンジリッドはその上面から凹んだトップ壁及びこのトップ壁を囲む端周壁を有することを特徴とする包装容器。
  2. 前記底壁及び前記トップ壁は、対応する端周壁に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記各端周壁は包装容器の内側への折返しにより形成された二重構造をなし、
    前記底壁及び前記トップ壁はそれらの外周に、対応する端周壁内に挟み込まれるリムをそれぞれ有することを特徴とする請求項2に記載の包装容器。
  4. 前記容器本体及び前記ヒンジリッドを分離可能に接続する分離帯を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装容器。
  5. 前記容器本体及び前記ヒンジリッドはその四隅にラウンドコーナを有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の包装容器。
  6. 前記容器本体は、
    前記ヒンジリッドが分離され、回動により開かれたとき、その上部に形成される開口端と、
    前記開口端から一部が突出して設けられ、前記ヒンジリッドの開閉を案内するインナフレームと
    を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の包装容器。
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