JP2009291262A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
カレーやシチュー等好ましくない調理物によって蒸気通路口が閉塞されるのを防止する炊飯器を提供する。
【解決手段】
内鍋3の上面開口部を覆う内蓋4に蒸気排出を制限する制限手段9を備え、制限手段9は内鍋3側に内蓋蒸気通路9cと、外蓋2側に外蓋蒸気通路9bと、内蓋蒸気通路9cに蒸気の通過を制限する鋼球9aを設け、蒸気の排気を制限する炊飯器において、制限手段9の内蓋蒸気通路9cの内鍋3側に蒸気フィルター5を備え、蒸気フィルター5は、略円形の底面部と、該底面部5dの外周面に設けられた立ち上げ壁5e及び立ち上げ壁5eの一部から横向きに突出した膨出部5fとで構成され、底面部5dには内鍋3と対向し、かつ、内蓋蒸気通路9cに連なる穴5a群が設けられ、立ち上げ壁5eの上面に内鍋3と内蓋蒸気通路9cとを繋ぐ開口部7が設けられ、膨出部5fにも内蓋蒸気通路9cに連なる凹部5cが設けられる。
【選択図】図4
カレーやシチュー等好ましくない調理物によって蒸気通路口が閉塞されるのを防止する炊飯器を提供する。
【解決手段】
内鍋3の上面開口部を覆う内蓋4に蒸気排出を制限する制限手段9を備え、制限手段9は内鍋3側に内蓋蒸気通路9cと、外蓋2側に外蓋蒸気通路9bと、内蓋蒸気通路9cに蒸気の通過を制限する鋼球9aを設け、蒸気の排気を制限する炊飯器において、制限手段9の内蓋蒸気通路9cの内鍋3側に蒸気フィルター5を備え、蒸気フィルター5は、略円形の底面部と、該底面部5dの外周面に設けられた立ち上げ壁5e及び立ち上げ壁5eの一部から横向きに突出した膨出部5fとで構成され、底面部5dには内鍋3と対向し、かつ、内蓋蒸気通路9cに連なる穴5a群が設けられ、立ち上げ壁5eの上面に内鍋3と内蓋蒸気通路9cとを繋ぐ開口部7が設けられ、膨出部5fにも内蓋蒸気通路9cに連なる凹部5cが設けられる。
【選択図】図4
Description
本発明は、内鍋内に圧力を加えて炊飯する圧力式の炊飯器に関するものである。
従来から美味しいご飯を炊き上げるために、炊飯過程の途中で内鍋内に圧力を加える炊飯器が数多く提案されている。
このような圧力式の炊飯器では、内鍋の上面開口部を外蓋の下面に設けられた内蓋で閉塞し、内鍋内部の圧力を1気圧以上に上げて炊飯するものであるが、内鍋内の圧力を制限する制限手段の蒸気通路口が調理物によって閉塞された場合、内鍋内部の圧力の調整が不可能になり、一定以上の圧力がかかると安全弁が働き、上手に炊飯が出来なくなる場合がある。
そこで、特許文献1には調理物によって蒸気通路口が容易に閉塞されないように、該蒸気通路口を複数個設けた圧力式鍋が開示されている。
該圧力式鍋は、蒸気通路となる蒸気吹出筒に袋状のナット兼用のフィルターを被せ、該フィルターの側壁6箇所と底壁に凹溝と該凹溝に連なる蒸気通過孔(蒸気通路口)を設けたものであり、調理中に例え1,2箇所の蒸気通過孔(蒸気通路口)に調理物が詰まっても、残りの蒸気通過孔(蒸気通路口)により蒸気通路が確保されるものである。
近年家電製品を取り巻く環境は大変厳しいものがあり、例えば取り扱い説明書で禁止している調理を誤って実施しても最低限の安全を確保する必要がある。
その禁止している調理の中には、特に「カレー」や「シチュー」のルーなど、のり状になる料理、また、「ジャム」など泡立つ料理、さらに、練り物の「ハンペン」など加熱中に膨らむ食材がある。
禁止の理由は、例えば、カレーやシチューを煮込んだ時に、ルーが泡立ち、泡が割れた時にルーが四方八方に飛び散り、飛び散ったルーが蒸気通路口に付着すると、お米のような固形物と違い、簡単に複数ある蒸気通路口を塞ぐことが考えられる。
また、ハンペンは加熱時に上面に浮き、煮込むことで膨らみ蒸気通路口を塞ぐ可能性も考えられる。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、請求項1では、本体と、該本体の上面開口部を覆う外蓋と、前記本体内に着脱自在に収納される内鍋と、該内鍋の上面開口部を覆う内蓋と、該内蓋に設けられた制限手段とを備え、該制限手段は前記内鍋側に設けられた内蓋蒸気通路と、前記外蓋側に設けられた外蓋蒸気通路と、前記内蓋蒸気通路からの蒸気の通過を制限する鋼球とで構成され、前記内鍋内の蒸気を前記内蓋蒸気通路から前記外蓋蒸気通路を通って本体外に排気する炊飯器において、前記内蓋蒸気通路の前記内鍋側に蒸気フィルターを備え、該蒸気フィルターは、略円形の底面部と、該底面部の外周面から上向きに立ち上げられた立ち上げ壁及び該立ち上げ壁の一部から横向きに突出した膨出部とで構成され、前記底面部には内鍋と対向し、かつ、内蓋蒸気通路に連なるように複数の穴群が設けられ、立ち上げ壁の上面に内鍋と内蓋蒸気通路とを繋ぐ開口部が設けられ、前記膨出部にも内蓋蒸気通路に連なるが凹部が設けられているものである。
請求項2では、前記立ち上げ壁の上面に前記内鍋と前記内蓋蒸気通路とを繋ぐ開口部が得られるように複数の凸部が設けられ、前記膨出部は一個以上設けられているものである。
上記本発明によれば、通常の炊飯はもちろん、例えば取り扱い説明書で禁止している調理を実施しても、内蓋蒸気通路および外蓋蒸気通路を塞ぐことの無い安全な炊飯器を提供することができる。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る炊飯器の全体の縦断面図である。図2は、同炊飯器の内蓋部を左側から見た分解斜視図である。図3は、同炊飯器の蒸気フィルターを制限手段側から見た斜視図である。図4は、同炊飯器の内蓋部の中央縦断面図(図2のA−A断面図)である。
図において、ジャー炊飯器の本体1は、内側に上面が開口した保護枠11が設けられ、保護枠11内には内鍋3が着脱自在に収納されている。
内鍋3は、有底筒状であり、その上端部は、本体1から着脱操作がしやすいように、略水平に折り曲げられている。
保護枠11の外側底面部と外側側面部には、内鍋3の底面部を誘導加熱する底面加熱コイルと、側面部を誘導加熱する側面加熱コイルからなる加熱手段12が設けられている。
本体1の上面開口部には、該上面開口部を覆う外蓋2が開閉自在に取付けられており、該外蓋2の下面には、内鍋3の上面開口部を塞ぐ内蓋4がシールパッキン4eを介して外蓋2の下面と近接する(接触する場合を含む)ように設けられている。なお、内蓋4は、外蓋2に一体に組み込まれていてもよく、外周面の上下に着脱部材4a,4bを設けて外蓋2の下面受け部(図示せず)に着脱自在に取付けてもよい。
9は、内蓋4に設けられた制限手段で、内蓋4を貫通し内鍋3側で発生した蒸気を通す内蓋蒸気通路9cと、本体1の蒸気排気口9dと繋がる外蓋蒸気通路9bと、内蓋蒸気通路9cの上面に乗せられ、該内蓋蒸気通路9cを塞ぐ鋼球9aとで構成されている。
そして、内鍋3内部の蒸気圧が所定圧力より高まると、その蒸気圧により鋼球9aが持ち上げられて外蓋蒸気通路9bから圧力が抜け、蒸気排気口9dを通して本体1外に排出され、その圧力が所定圧力より低くなると再び鋼球9aが内蓋蒸気通路9cを塞いで蒸気圧が高まる。この繰り返しで内鍋3と内蓋4内の圧力が一定圧力に調整される。
5は、蒸気フィルターで、樹脂で成形され、内蓋4の内鍋3側に内蓋蒸気通路9cと連なるように着脱自在(詳細は省略する)に取付けられている。その詳細は、図3に示すように、略円形の底面部5dと、底面部5dの外周面から上向きに立ち上げられた立ち上げ壁5e及び該立ち上げ壁5eの一部から横向きに突出した一個以上(図では2個)膨出部5fとで構成されている。
そして、底面部5dには内鍋3と対向し、かつ、内蓋蒸気通路9cに連なるように複数の穴5a群が設けられ、立ち上げ壁5eの上面に内鍋3と内蓋蒸気通路9cとを繋ぐ開口部7が得られるように複数の凸部5bが設けられ、膨出部5fにも前記凸部5bによる開口部7から内蓋蒸気通路9cに連なる凹部5cが設けられている。
外蓋2には蓋加熱手段10が設けられており、外蓋2に近接した内蓋4を加熱するものである。
13は、内鍋3の底面の温度を検知する温度センサー、14は制御回路で、本体1内の下部空間に配置されており、温度センサー13からの温度情報に基づいて加熱手段12,蓋加熱手段10の通電状態を制御する。
本実施例は以上の構成よりなり、次にその動作を説明する。
使用者が内鍋3に適量の米と水を入れ、外蓋2を閉めると、内鍋3の上部を内蓋4が塞ぎ、密閉した空間となる。
その後、使用者が炊飯操作をすると、炊飯が開始される。炊飯はいわゆる「始めチョロチョロ中パッパ」の言い伝えの如く、火加減が重要であり、制御部(図示なし)に収められた炊飯プログラムに従って、温度センサー13の温度情報を基に炊飯量に応じて加熱手段12と蓋加熱手段10を制御して内鍋3が加熱される。
やがて、内鍋3内が沸騰すると、制限手段9によって調圧機能が働き、制限手段9を通った蒸気は本体1の外に噴出し蒸気量を調整することで、内鍋3の内部を一定の圧力に保つ。そして、蒸らし,保温へと進行し、炊飯は終了する。
一方、上記炊飯器で、カレーやシチューを調理した場合には、煮込んだ時にルーが泡立ち、泡が割れることでルーが四方八方に飛び散る。
このとき、調理物と対向した面に有る蒸気フィルター5の穴5aは飛び散ったルーによって閉塞される可能性があり、また、立ち上げ壁5eの上面に設けられた内蓋蒸気通路9cに連なる開口部7も同様に閉塞される可能性がある。
しかし、立ち上げ壁5eの一部から横向きに突出した膨出部5fがある部分では、ルーの泡は該膨出部5fの下面によって受止められて開口部7まで達せず、該開口部7と内蓋蒸気通路9cは連なっており、内鍋3内の蒸気が一定以上になった場合には鋼球aが持ち上げられて外蓋蒸気通路9b,蒸気排出口9dを通して外部に輩出され、内鍋3内の蒸気を一定に保つ。
また、ハンペンを調理した場合でも、立ち上げ壁5eの一部から横向きに突出した膨出部5fがある部分では、膨らんだハンペンは該膨出部5fの下面によって受止められて開口部7まで達せず、該開口部7と内蓋蒸気通路9cは連なっており、内鍋3内の蒸気が一定以上になった場合には鋼球aが持ち上げられて外蓋蒸気通路9b,蒸気排出口9dを通して外部に輩出され、内鍋3内の蒸気を一定に保つ。
上記したように、本実施例によれば、炊飯器の内鍋で好ましくない調理物を加熱しても内蓋蒸気通路および外蓋蒸気通路を塞ぐことが無い安全な炊飯器を提供することができる。
1 本体
2 外蓋
3 内鍋
4 内蓋
5 蒸気フィルター
7 開口部
9 制限手段
2 外蓋
3 内鍋
4 内蓋
5 蒸気フィルター
7 開口部
9 制限手段
Claims (2)
- 本体と、該本体の上面開口部を覆う外蓋と、前記本体内に着脱自在に収納される内鍋と、該内鍋の上面開口部を覆う内蓋と、該内蓋に設けられた制限手段とを備え、該制限手段は前記内鍋側に設けられた内蓋蒸気通路と、前記外蓋側に設けられた外蓋蒸気通路と、前記内蓋蒸気通路からの蒸気の通過を制限する鋼球とで構成され、前記内鍋内の蒸気を前記内蓋蒸気通路から前記外蓋蒸気通路を通って本体外に排気する炊飯器において、前記内蓋蒸気通路の前記内鍋側に蒸気フィルターを備え、該蒸気フィルターは、略円形の底面部と、該底面部の外周面から上向きに立ち上げられた立ち上げ壁及び該立ち上げ壁の一部から横向きに突出した膨出部とで構成され、前記底面部には内鍋と対向し、かつ、内蓋蒸気通路に連なるように複数の穴群が設けられ、立ち上げ壁の上面に内鍋と内蓋蒸気通路とを繋ぐ開口部が設けられ、前記膨出部にも内蓋蒸気通路に連なるが凹部が設けられていることを特徴とする炊飯器。
- 前記立ち上げ壁の上面に前記内鍋と前記内蓋蒸気通路とを繋ぐ開口部が得られるように複数の凸部が設けられ、前記膨出部は一個以上設けられていることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008145255A JP2009291262A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008145255A JP2009291262A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 炊飯器 |
Publications (1)
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JP2009291262A true JP2009291262A (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=41540030
Family Applications (1)
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JP2008145255A Withdrawn JP2009291262A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009291262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107713755A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-23 | 江门市乐米电器有限公司 | 一种电热产品破泡组件 |
-
2008
- 2008-06-03 JP JP2008145255A patent/JP2009291262A/ja not_active Withdrawn
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