JP2009287256A - 箱錠、及び、ラッチハブ - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のブロック状のケーシングを有する箱錠において、ラッチハブの復帰時に生じる衝突音の消音対策について、新規な構成を提案する。
【解決手段】樹脂製のケーシング1と、ケーシング1に対し進退移動するラッチボルト10と、前記ラッチボルト10のラッチ11をケーシング1内に引き込むために回動するラッチハブ20と、を有し、前記ラッチハブ20は、前記ケーシング1に形設される壁部3a・3cに対し、緩衝素材21n・23kを介して接触されることで、回動が規制される構成とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内ドアなどの戸体の開閉時に発生する音の消音対策に関する。
特許文献1に開示されるように、ドアに備えられる箱錠に関連し、ラッチボルトの動作時において生じる音を無くすための技術、即ち、消音対策に関する技術が知られている。
特許文献1に開示される技術では、箱形ケースに取り付けられるガイド兼支承板にて、進退移動するラッチボルトをガイドする構成としている。また、ドアハンドルの操作によって回動するラッチハブにより、ラッチボルトを箱形ケース内に引き込む構成としている。また、前記ラッチハブはバネによって元の位置に復帰させるように付勢されており、ドアハンドルを回動させた状態から手が離されると、バネの付勢力によってラッチハブが元の位置に復帰される。特許文献1では、このラッチハブの復帰時において、ガイド兼支承板とラッチハブの間に間隙を形成することで、ガイド兼支承板とラッチハブとの衝突を無くし、消音対策を図っている。
また、特許文献1において、ラッチハブの軸部の近傍にストッパーを配置し、このストッパーにラッチハブを当接せることで、ラッチハブの復帰時の回動を規制することとしている。これにより、モーメントの観点から衝突音も僅かなものとできることとしている。
実開平5−67781号公報
従来の箱錠においては、特許文献1の実施例にも記載されるように、金属製の箱形ケース内にガイド兼支承板などの各種機能部材を配置して構成されるものが一般的であったが、近年では、樹脂成形されたブロック状のケーシングを備える構成が採用されるようになった。
そして、樹脂成形されたブロック状のケーシングを有する箱錠の場合、特許文献1に開示されるガイド兼支承板として機能する部位を、ケーシングに一体的に形成される壁部にて構成することが検討される。即ち、ケーシングにラッチボルトを摺動させる空間を設けるとともに、ラッチボルトの摺動方向と直行する方向に略U字状の摺動部を設けることとするものである。
このようなブロック状のケーシングの構成の場合において、仮に、特許文献1のようにケーシングに筒又は柱といった棒状のストッパーを立設することによって、ストッパーにてラッチハブの回動を規制することも検討される。しかし、ラッチハブの衝突をストッパーにて受けることとすると、その耐久性を確保するため、ストッパーには高い剛性が必要とされるため、ストッパーの外径を大きくする必要が生じるといったように、ケーシングの設計の自由度が制限されることになる。
そこで、前述のケーシングに一体的に形成される壁部にラッチハブを衝突させることにより、ラッチハブから受ける荷重を壁部の広い面積にて分散させることで、剛性の問題を解決することも検討される。しかし、この構成では、壁部にラッチハブが衝突する際の衝突音の発生が問題となる。特に、ブロック状のケーシングの場合、壁部で生じる振動はケーシング全体に直接的に伝わることになるため、箱錠全体として共鳴し、衝突音が大きく聞こえてしまうことに繋がってしまう。
本発明は以上の問題点に鑑み、特に樹脂製のブロック状のケーシングを有する箱錠において、ラッチハブの復帰時に生じる衝突音の消音対策について、新規な構成を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
樹脂製のケーシングと、前記ケーシングに対し進退移動するラッチボルトと、前記ラッチボルトのラッチをケーシング内に引き込むために回動するラッチハブと、を有し、前記ラッチハブは、前記ケーシングに形設される壁部に対し、緩衝素材を介して接触されることで、回動が規制される構成とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、
前記ラッチボルトと前記ラッチハブは、緩衝素材を介して接触される構成とするものである。
また、請求項3に記載のごとく、
前記緩衝素材は、ラッチハブの表面を被覆するように設けられる構成とするものである。
また、請求項4に記載のごとく、
ケーシングを有する箱錠に用いられ、前記ケーシングに対し進退移動するラッチボルトを操作するためのラッチハブであって、
前記ラッチハブにおける、前記ケーシングと接触する表面が、緩衝素材にて覆われる構成とする、ラッチハブとするものである。
また、請求項5に記載のごとく、
前記ラッチハブにおける、前記ラッチボルトと接触する表面が、緩衝素材にて覆われる構成とする、ラッチハブとするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、ラッチハブがケーシングに一体的に形成される壁部と直接的に衝突することがないため、「衝突音」を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明においては、ラッチボルトとラッチハブが直接的に接触して、衝突、若しくは、擦れ合うといったことがなくなるため、「衝突音」や「擦れ音」を低減することができる。
また、請求項3に記載の発明においては、ラッチハブについてのみ、緩衝素材を被覆する加工を施すことで消音対策を図ることができ、箱錠の他の部品については、特別な加工が不要となることから、制作費の削減を図ることが可能となる。
また、請求項4に記載の発明においては、このようなラッチハブを用いることにより、ラッチハブとケーシングとの間で発生し得る音の消音対策を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明においては、このようなラッチハブを用いることにより、ラッチハブとラッチボルトとの間で発生し得る音の消音対策を図ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は、箱錠100を構成するケーシング1、及び、その内部に配置される各種機能部材の配置について示すものである。このケーシング1は、樹脂成形品であり、底板部2から壁部3a・3bなどを立ち上げるようにして複数の区画4a・4bが形成されている。なお、このケーシング1は、図示せぬ樹脂製のカバー板などで全体が覆われ、樹脂製のカバー板で囲まれた箱錠100が構成されることになっている。また、ケーシング1やカバー板の素材としては、ポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチックの適用が考えられる。
また、図1に示すごとく、ケーシング1には、図において左右方向に移動するラッチボルト10が移動自在に設けられている。このラッチボルト10の先端部には、ラッチ11が設けられており、このラッチ11が、フロント板31から突出されるようになっている。また、ラッチボルト10は軸状に構成され、ケーシング1の壁部3a・3bを貫装するように配置されている。この壁部3a・3bは、ラッチボルト10の進退方向と直交するようにケーシング1に形設されている。
また、図1に示すごとく、ラッチボルト10の長手方向における中途部においては、ラッチボルト10の軸部12よりも径の大きい大径部10bが形設されている。また、壁部3bと大径部10bの間には、緩衝部材3mが配置されている。この緩衝部材3mは、ゴム、樹脂などの衝撃を吸収する一般的な弾性素材で構成される。
また、図1に示すごとく、壁部3a・3bの間には、圧縮スプリングなどで構成されるバネ32を収容するための区画4aが形成されている。このバネ32は、ラッチボルト10の大径部10bと壁部3aの間に挟装されており、このバネ32の付勢力によってラッチボルト10のラッチ11がフロント板31から突出するように付勢されている。また、このバネ32は、ラッチボルト10において大径部10bを挟んでラッチ11の反対側の部位に構成される軸部12に巻装される。また、この軸部12は、壁部3aに貫装されるように配置される。
また、図1に示すごとく、ラッチボルト10において、ラッチ11の反対側となる端部には、軸部12よりも径が大きく構成される後端部13が設けられている。この後端部13は、壁部3aを挟んで区画4aの反対側となる区画4b内に配置されるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、区画4bには、図示せぬドアハンドルによって回動操作されるラッチハブ20が配置されている。このラッチハブ20は、ドアハンドルの回動軸部を嵌装するための軸嵌装部23を有しており、この軸嵌装部23を形成する部位から図において上方に向けて第一アーム部21が形成されている。この第一アーム部21は、ラッチ11の復帰状態(突出している状態)において、壁部3aに対向するように配置される。
また、図3(a)(b)及び図4に示すごとく、ラッチハブ20において、第一アーム部21は、ラッチボルト10の軸部12の外周面を囲むように、二つの板状のアーム21a・21bが間隔を開けて対向配置されて構成されている。これにより、略U字状の貫装部21cが形成され、この貫装部21cにラッチボルト10の軸部12が貫装される。
また、図2及び図3(b)に示すごとく、ラッチボルト10の後端部13は、アーム21a・21bにおける、壁部3aの反対側の表面21dと係合するように構成されている。また、図4に示すごとく、後端部13は、横長の楕円状に構成することで、アーム21a・21bの表面21dと広い範囲で係合されるようになっている。この構成により、図2に示すごとく、ラッチハブ20を図において時計方向に回動させると、第一アーム部21がラッチボルト10の後端部13と係合し、ラッチボルト10をケーシング1内へと引き込む。これにより、ラッチ11がフロント板31から突出されなくなって、ドアを開くことができるようになっている。
また、図1及び図2に示すごとく、ラッチハブ20において、軸嵌装部23を形成する部位から図において下方に向けて第二アーム部22が形成されている。この第二アーム部22には、スライダー34の端面が接触されている。このスライダー34は、ケーシング1内においてラッチボルト10の進退方向と同じ方向に移動自在に設けられつつ、圧縮スプリングなどで構成されるバネ33により、第二アーム部22を押圧するように付勢されされている。これにより、ラッチハブ20が、スライダー34から受ける荷重によって図において反時計方向に回動するように付勢されている。
また、図1及び図2に示すごとく、図示せぬドアハンドルの回動時には、第二アーム部22がスライダー34を押圧して移動させることで、ラッチハブ20が時計方向に回動される(図2の状態)。そして、ドアハンドルを回動させた状態から手が離されると、スライダー34から受ける荷重によって第二アーム部22が押圧され、ラッチハブ20は反時計方向に回動されて元の位置に復帰する(図1の状態)。
また、図1に示すごとく、ラッチハブ20が反時計方向に回動された際には、ラッチハブ20の第一アーム部21の部位が、ケーシング1の壁部3aによって押えられることにより、その回動が規制される。
以上のように構成することで、図1及び図2に示すごとく、ドアハンドルの回動操作に応じてラッチハブ20が回動することで、ラッチ11の引き込み/突出が行われる。即ち、図2に示すごとく、ラッチ11が引き込まれる際には、ドアを開くことができるようになる。また、図1に示すごとく、ドアを閉じた状態ではラッチ11が突出することで、図示せぬトロヨケ内にラッチが収容されて、ドアが閉じた状態が維持される。
次に、消音対策に関する構造について説明する。
まず、ドアを開くハンドル操作の際に発生する音の消音対策について説明する。
ドアを開く際には、図1に示す状態からラッチハブ20が回動されて図2の状態になる。この際、ラッチハブ20の軸嵌装部23を形成する部位において、ラッチボルト10の引き込み方向側に形成される表面23aが、ケーシング1の壁部3cに向かって移動することになる。そこで、軸嵌装部23の表面23aが、緩衝素材23kにて被覆される構成とする。これにより、緩衝素材23kがケーシング1の壁部3cに衝突することになり、表面23aが壁部3cに直接的に衝突することがないため、「衝突音」(衝突によって発生し得る音)を低減することができる。なお、緩衝素材23kについては、軸嵌装部23の表面23aを被覆する代わりに、壁部3cを被覆すること、若しくは、表面23aと壁部3cの両方を被覆することとしてもよい。
また、ドアを開くハンドル操作の際には、図1に示す状態からラッチハブ20の第一アーム部21がラッチボルト10の後端部13に係合して、ラッチボルト10が引き込まれる。この際に、第一アーム部21がラッチボルト10の後端部13に向かって移動することになる。そこで、図1、図3(b)、及び図4に示すごとく、アーム21a・21bにおけるラッチボルト10の後端部13側の表面21dが、緩衝素材21mにて被覆される構成とする。これにより、緩衝素材21mがラッチボルト10の後端部13に衝突することになり、第一アーム部21が後端部13に直接的に衝突することがないため、「衝突音」を低減することができる。なお、緩衝素材21mについては、第一アーム部21の表面21dを被覆する代わりに、ラッチボルト10の後端部13を被覆すること、若しくは、表面21dと後端部13の両方を被覆することとしてもよい。
次に、ドアハンドルから手が離されて、図2に示す状態から図1に示す状態のように、ラッチハブ20が復帰する際に発生する音(衝突音)の消音対策について説明する。
まず、ドアハンドルから手が離されると、ラッチハブ20は、スライダー34によって第二アーム部22が押圧されて反時計方向に回転する。これにより、第一アーム部21の壁部3a側の表面21eがケーシング1の壁部3aに向かって移動することになる。
そこで、図1及び図3(a)に示すごとく、第一アーム部21の壁部3a側の表面21eが、緩衝素材21nにて被覆される構成とする。ラッチハブ20が復帰した際には、緩衝素材21nがケーシング1の壁部3aに衝突することになり、第一アーム部21が壁部3aに直接的に衝突することがないため、「衝突音」を低減することができる。なお、緩衝素材21nについては、第一アーム部21の表面21eを被覆する代わりに、ケーシング1の壁部3aを被覆すること、若しくは、表面21eと壁部3aの両方を被覆することとしてもよい。
また、図1及び図2に示すごとく、ラッチボルト10がバネ32の付勢力によって、壁部3bに向かって移動することになる。そこで、図1に示すごとく、壁部3bにおける大径部10b側の部位に、円盤状の緩衝部材3mが設けられる構成としている。これにより、ラッチボルト10の大径部10bが壁部3bに衝突することになり、大径部10bが壁部3bに直接的に衝突することがないため、「衝突音」を低減することができる。なお、この緩衝部材3mは円盤状に構成するほか、緩衝素材で壁部3bを被覆すること、若しくは、大径部10bと壁部3bの両方を被覆することとしてもよい。
また、図1に示すごとく、本実施形態では、緩衝素材3mに大径部10bを当接させることによって、ラッチボルト10の移動が規制される構成とするが、ラッチボルト10の後端部13をラッチハブ20の緩衝素材21mに当接させることによって、ラッチボルト10の移動を規制することとしてもよい。この場合においても、緩衝素材21mの存在により、この衝突によって発生し得る「衝突音」は低減されるものとなる。
また、図3(a)(b)及び図4に示すごとく、ラッチハブ20の第一アーム部21において、アーム21a・21bの内表面21fがラッチボルト10の軸部12と擦れ合うことにより、いわゆる「擦れ音」が発生することが懸念される。特に、ラッチハブ20が金属で構成され、ラッチボルト10が硬質樹脂で構成される場合には、その擦れ音が波長の短い高い音となって響くことが懸念される。
そこで、第一アーム部21におけるラッチボルト10の軸部12と摺接し得る箇所、即ち、アーム21a・21bの内表面21fが、緩衝素材21pにて被覆される構成とする。これにより、ラッチボルト10の軸部12がラッチハブ20の第一アーム部21に直接的に接触することがなくなるため、「擦れ音」を低減することができる。なお、緩衝素材21pについては、第一アーム部21の内表面21fを被覆する代わりに、ラッチボルト10の軸部12を被覆すること、若しくは、内表面21fと軸部12の両方を被覆することとしてもよい。
また、図1、図2、及び図4に示すごとく、ケーシング1においては、ラッチボルト10が移動する際において、ラッチボルト10の後端部13が底板部2と擦れ合うことにより、いわゆる「擦れ音」が発生することが懸念される。特に、後端部13においては、ラッチハブ20の第一アーム部21と係合させるべく、その外径がラッチボルト10の軸部12よりも大きく構成されるため、「擦れ音」の発生が懸念される。
そこで、図1、図2、及び図4に示すごとく、ケーシング1の底板部2に、ラッチボルト10の後端部13との接触を避けるための溝部2kが設けられる構成とする。この溝部2kは、例えば、溝断面を円弧状とするなどして、ラッチボルト10の後端部13との接触を避けることができるように構成することができる。これにより、ラッチボルト10の後端部13とケーシング1の直接的な接触を防ぐことができ、接触によって発生し得る音(摺動音)を低減することができる。なお、ラッチボルト10の後端部13や溝部2kを緩衝素材にて被覆することとして、さらなる消音対策が施された構成としてもよい。
また、以上の消音のための各構成は、単独で適用してもよいし、組み合わせて適用してもよい。また、緩衝素材は、周知のゴム、樹脂、発泡材などであって、例えば、ウレタンゴム、CRゴム、EPDゴム、フッ素ゴム、シリコンゴムなどの利用が考えられる。また、表面の摺動性(すべり性)を向上させるために、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などで弾性素材の表面をコーティングしたり、弾性素材に配合してもよい。また、被覆の形態には、弾性素材で構成した別部材を接着剤などで接着固定(貼り付ける)する、溶液状の弾性素材を適用箇所に塗布する、さらには、熱をかけながらプレスによって溶着させるなど、様々な形態が含まれるものとする。
以上のようにして、本発明を実施することができる。
即ち、図1及び図2に示すごとく、樹脂製のケーシング1と、ケーシング1に対し進退移動するラッチボルト10と、前記ラッチボルト10のラッチ11をケーシング1内に引き込むために回動するラッチハブ20と、を有し、前記ラッチハブ20は、前記ケーシング1に形設される壁部3a・3cに対し、緩衝素材21n・23kを介して接触されることで、回動が規制される構成とするものである。
この構成により、図1及び図2に示すごとく、ラッチハブ20がケーシング1に一体的に形成される壁部3a・3cと直接的に衝突することがないため、「衝突音」を低減することができる。特に、樹脂にて構成されるケーシング1に一体的に形成された壁部3a・3cにてラッチハブ20の回動を規制する構成では、ラッチハブ20が衝突することで生じる振動がケーシング1全体に直接的に伝わることになるため、箱錠全体として共鳴し、衝突音が大きく聞こえてしまうことに繋がってしまうが、上記の実施形態によれば、この問題を解決することが可能となる。
また、図1、図2、及び図3(a)(b)に示すごとく、前記ラッチボルト10と前記ラッチハブ20は、緩衝素材21m・21pを介して接触される構成とするものである。
この構成により、ラッチボルト10とラッチハブ20が直接的に接触して、衝突、若しくは、擦れ合うといったことがなくなるため、「衝突音」や「擦れ音」を低減することができる。
また、図1、図2、及び図3(a)(b)に示すごとく、前記緩衝素材21n・21m・21p・23kは、ラッチハブ20の表面21d・21e・21f・23aを被覆するように設けられる構成とするものである。
この構成により、ラッチハブ20についてのみ、緩衝素材を被覆する加工を施すことで消音対策を図ることができ、箱錠の他の部品については、特別な加工が不要となることから、制作費の削減を図ることが可能となる。
また、図1、図2、及び図3(a)(b)に示すごとく、樹脂製のケーシング1を有する箱錠100に用いられ、前記ケーシング1に対し進退移動するラッチボルト10を操作するためのラッチハブ20であって、前記ラッチハブ20における、前記ケーシング1と接触する表面21d・23aが、緩衝素材にて覆われる構成とする、ラッチハブ20とする。
このような、ラッチハブ20を箱錠100に用いることにより、ラッチハブ20とケーシング1との間で発生し得る音の消音対策を図ることができる。
また、図1、図2、及び図3(a)(b)に示すごとく、ケーシング1を有する箱錠100に用いられ、前記ケーシング1に対し進退移動するラッチボルト10を操作するためのラッチハブ20であって、前記ラッチハブ20における、前記ラッチボルト10と接触する表面21e・21fが、緩衝素材にて覆われる構成とする、ラッチハブ20とする。
このような、ラッチハブ20を箱錠100に用いることにより、ラッチハブ20とラッチボルト10との間で発生し得る音の消音対策を図ることができる。
また、上記の形態の他、ケーシング全体を遮音シートで覆うことにより、さらなる消音対策を図ることとしてもよい。また、この遮音シートについては、上述した緩衝素材にて構成することとしてもよい。
本発明の活用例として、ドアに設けられる箱錠について幅広く適用可能であり、例えば、室内ドア、玄関ドアといったものの他、さらには、トイレドア、浴室ドア、クローゼットの扉など、様々な形態の戸体に設けられる箱錠について幅広く適用可能である。
ラッチが突出した状態における箱錠の内部構成を示す正面図。 ラッチが引き込まれた状態における箱錠の内部構成を示す正面図。 (a)は、ラッチハブの構成について示す斜視図。(b)は、ラッチハブの構成について示す他の斜視図。 ケーシングの底板部に設けられる溝部について説明する図。
符号の説明
1 ケーシング
2 底板部
3a 壁部
3b 壁部
3c 壁部
3m 緩衝部材
4a 区画
4b 区画
10 ラッチボルト
11 ラッチ
12 軸部
13 後端部
20 ラッチハブ
21 第一アーム部
22 第二アーム部
31 フロント板
32 バネ
33 バネ
34 スライダー
100 箱錠

Claims (5)

  1. 樹脂製のケーシングと、
    前記ケーシングに対し進退移動するラッチボルトと、
    前記ラッチボルトのラッチをケーシング内に引き込むために回動するラッチハブと、
    を有し、
    前記ラッチハブは、前記ケーシングに形設される壁部に対し、緩衝素材を介して接触されることで、回動が規制される構成とする、箱錠。
  2. 前記ラッチボルトと前記ラッチハブは、緩衝素材を介して接触される構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の箱錠。
  3. 前記緩衝素材は、ラッチハブの表面を被覆するように設けられる構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の箱錠。
  4. ケーシングを有する箱錠に用いられ、前記ケーシングに対し進退移動するラッチボルトを操作するためのラッチハブであって、
    前記ラッチハブにおける、前記ケーシングと接触する表面が、緩衝素材にて覆われる構成とする、ラッチハブ。
  5. 前記ラッチハブにおける、前記ラッチボルトと接触する表面が、緩衝素材にて覆われる構成とする、請求項4に記載のラッチハブ。

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