JP2009287229A - 支柱の支持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支柱2と、支柱2に設けられた第1固定部21と、一端部31が第1固定部21に固定された3本以上の紐状部材3と、設置面Sに打ち込まれた杭4と、杭4に設けられ紐状部材3を引っ掛ける第1引掛部41と、支柱2に設けられ紐状部材3を引っ掛ける第2引掛部22と、支柱2の長手方向に移動自在であり支柱2に固定自在な牽引体5と、牽引体5に設けられ紐状部材3の他端部32が固定される第2固定部51とを備え、紐状部材3における、第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51を経由する長さは実質的に同じであり、牽引体5は、紐状部材3の他端部32を上方に牽引した状態で支柱2に固定されており、これにより紐状部材3が緊張状態となっている。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の支柱の支持構造の一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示す支柱の支持構造を示す正面図である。図3は、図1に示す支柱の支持構造を示す平面図である。図4は、図1に示す支柱における嵌合部分を示す部分縦断面図である。図5〜図10は、図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。
牽引体5は、第2固定部51それぞれに固定された紐状部材3それぞれの他端部32を上方に牽引した状態で、支柱2における所定位置に固定されており、これにより、紐状部材3が緊張状態となっている。
同様に、第2円筒体62の下部の外周面には、下端から離間して第2ストッパ64bが設けられている。第2ストッパ64bは、C形のリング形状を有し、第2円筒体62の外周面から径方向外方に突出した状態で、第2円筒体62の外周面に固定されている。
同様に、第2円筒体62の下端部を第3円筒体63の上端部の開口に嵌合させると、第2ストッパ64bが第3円筒体63の上端部に突き当たり、そのため、第2円筒体62と第3円筒体63とを連結することができる。
3個の第1固定部21は、第1円筒体61を中心に、平面視で120度あけて放射状に延びている。
第1固定部21には、後述するように紐状部材3の一端部31が固定される。
3個の第2引掛部22は、3個の杭4に対応して設けられ、支柱2(第3円筒体63)を中心に、平面視で120度あけて基部23の上面に配置されている。
3個の第2固定部51は、第3円筒体63を中心に、平面視で120度あけて放射状に延びている。
杭4の下部は、設置面Sに打ち込むことが可能なように尖鋭形状を有している。
杭4は、設置面Sからの杭4の抜け難さを実現する観点から、杭4の下部が支柱2の径方向内側に斜めに打ち込まれていることが好ましい。
第2固定部51には、後述するように紐状部材3の他端部32が固定される。
まず、図5に示すように、縮ませた状態の支柱2、即ち、第3円筒体63の内部に第2円筒体62の大部分が収納され、第2円筒体62の内部に第1円筒体61の大部分が収納された状態の支柱2を設置面Sに横倒しにする。第1円筒体61の上端には、仮設アンテナTが取り付けられる。
尚、この時点では、紐状部材3は、ある程度は緊張しているが、完全には緊張していない(更に緊張できる余地がある)。
牽引体5は、第2固定部51に固定された紐状部材3の他端部32を上方に牽引した状態で、支柱2における所定位置に固定されており、これにより、紐状部材3が緊張状態となっている。そのため、3本の紐状部材3の長さ調整が容易であると共に、紐状部材3を簡便な操作で均一な張力で引っ張ることができるため、支柱2を容易に垂直に起立させることができる。
例えば、伸縮自在な支柱2における隣接する円筒体同士を固定する構造としては、図11に示す構造を採用することができる。図11は、支柱における嵌合部分の別の構造を示す部分縦断面図(図4対応図)である。
図11に示すように、第1円筒体61の下部及び第2円筒体62の上部に、直径方向に貫通する貫通孔61a及び62aを設け、この貫通孔61a及び62aに挿通されたボルト65a及び該ボルト65aと対となるナット65bを利用して、第1円筒体61の下部と第2円筒体62の上部とを固定することができる。
紐状部材3、杭4、第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51の個数(本数)は、3個に制限されず、4個以上でもよい。
緩衝部材24の位置及び構成に制限はない。
本発明の支柱の支持構造は、仮設アンテナ用支柱の支持構造に制限されない。
2 支柱
2a 上部
2b 下部
21 第1固定部
22 第2引掛部
3 紐状部材
31 一端部
32 他端部
4 杭
41 第1引掛部
5 牽引体
51 第2固定部
S 設置面
Claims (5)
- 設置面に起立させた支柱と、
該支柱の上部に設けられた3個以上の第1固定部と、
それぞれの一端部が該第1固定部それぞれに固定された3本以上の紐状部材と、
前記支柱から離間して設置面に打ち込まれた3個以上の杭と、
それぞれが該杭それぞれに設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第1引掛部と、
それぞれが、前記支柱の下部に前記杭それぞれに対応して設けられ、前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第2引掛部と、
前記支柱における前記第2引掛部の上方に設けられ、前記支柱の長手方向に移動自在であると共に該支柱における所定位置で固定自在な牽引体と、
前記牽引体に設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれの他端部が固定される3個以上の第2固定部と、を備え、
前記紐状部材それぞれにおける、前記第1固定部それぞれ、前記第1引掛部それぞれ、前記第2引掛部それぞれ及び前記第2固定部それぞれを経由する長さは互いに実質的に同じであり、
前記牽引体は、前記第2固定部それぞれに固定された前記紐状部材それぞれの他端部を上方に牽引した状態で、前記支柱における所定位置に固定されており、これにより、前記紐状部材が緊張状態となっていることを特徴とする支柱の支持構造。 - 前記支柱は、該支柱の長手方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱の支持構造。
- 前記紐状部材それぞれには、該紐状部材の長さを測定する目盛りが付されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱の支持構造。
- 前記牽引体の下方に緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の支柱の支持構造。
- 前記支柱は仮設アンテナ用の支柱であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の支柱の支持構造。
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