JP2009287229A - 支柱の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱を紐状部材によって支持する構造で、紐状部材の長さ調整が容易で、紐状部材を簡便な操作で均一な張力で引っ張ることができる支柱の支持構造を提供する。
【解決手段】支柱2と、支柱2に設けられた第1固定部21と、一端部31が第1固定部21に固定された3本以上の紐状部材3と、設置面Sに打ち込まれた杭4と、杭4に設けられ紐状部材3を引っ掛ける第1引掛部41と、支柱2に設けられ紐状部材3を引っ掛ける第2引掛部22と、支柱2の長手方向に移動自在であり支柱2に固定自在な牽引体5と、牽引体5に設けられ紐状部材3の他端部32が固定される第2固定部51とを備え、紐状部材3における、第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51を経由する長さは実質的に同じであり、牽引体5は、紐状部材3の他端部32を上方に牽引した状態で支柱2に固定されており、これにより紐状部材3が緊張状態となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮設アンテナ用支柱などの支柱を設置するための支柱の支持構造に関する。
アンテナを支持するアンテナ用の支柱などが破損する等して修理や交換が必要になった場合には、その支柱などを撤去し、修理や交換が終わるまで、上部にアンテナが固定された仮設アンテナ用の支柱を設置して対応することが多い。
仮設アンテナ用の支柱は、例えば、以下のように設置され、支持される。具体的には、支柱が伸縮式の場合には、支柱を地面に倒した状態で支柱を伸長させる。また、支柱が連結式の場合には、支柱を地面に倒した状態で支柱を構成する筒体(長さ50cm程度)を連結し、支柱を組み立てる。そして、支柱の上部に3本のロープを固定した後、支柱を起立させる。その後、支柱が垂直に起立するように、3本のロープを所定角度(一般的には120度)あけて引っ張る(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2002−266520号公報
しかし、支柱を起立させた後、支柱を垂直に起立させるには、3本のロープの長さを均一にすると共に、3本のロープを均一な張力で引っ張る必要がある。また、3本のロープの長さ調整はロープごとに個別に行う必要があり、長さ調整の作業は手間を要する。更に、作業者は感覚に頼りながらロープを引っ張っており、ロープを均一な張力で引っ張ることは実作業上困難である。仮にロープを均一な張力で引っ張ることができたとしても、長い作業時間を要する。
従って、本発明は、設置された支柱を3本以上のロープ等の紐状部材によって支持する支柱の支持構造において、3本以上の紐状部材の長さ調整が容易であると共に、紐状部材を簡便な操作で均一な張力で引っ張ることができるため、支柱を容易に垂直に起立させることができる支柱の支持構造を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、設置面に起立させた支柱と、該支柱の上部に設けられた3個以上の第1固定部と、それぞれの一端部が該第1固定部それぞれに固定された3本以上の紐状部材と、前記支柱から離間して設置面に打ち込まれた3個以上の杭と、それぞれが該杭それぞれに設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第1引掛部と、それぞれが、前記支柱の下部に前記杭それぞれに対応して設けられ、前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第2引掛部と、前記支柱における前記第2引掛部の上方に設けられ、前記支柱の長手方向に移動自在であると共に該支柱における所定位置で固定自在な牽引体と、前記牽引体に設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれの他端部が固定される3個以上の第2固定部と、を備え、前記紐状部材それぞれにおける、前記第1固定部それぞれ、前記第1引掛部それぞれ、前記第2引掛部それぞれ及び前記第2固定部それぞれを経由する長さは互いに実質的に同じであり、前記牽引体は、前記第2固定部それぞれに固定された前記紐状部材それぞれの他端部を上方に牽引した状態で、前記支柱における所定位置に固定されており、これにより、前記紐状部材が緊張状態となっていることを特徴とする支柱の支持構造である。
(2) 前記支柱は、該支柱の長手方向に伸縮自在に構成されていることが好ましい。
(3) 前記紐状部材それぞれには、該紐状部材の長さを測定する目盛りが付されていることが好ましい。
(4) 前記牽引体の下方に緩衝部材が設けられていることが好ましい。
(5) 前記支柱は仮設アンテナ用の支柱であることが好ましい。
本発明によれば、設置された支柱を3本以上のロープ等の紐状部材によって支持する支柱の支持構造において、3本以上の紐状部材の長さ調整が容易であると共に、紐状部材を簡便な操作で均一な張力で引っ張ることができるため、支柱を容易に垂直に起立させることができる。
以下、本発明の支柱の支持構造の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の支柱の支持構造の一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示す支柱の支持構造を示す正面図である。図3は、図1に示す支柱の支持構造を示す平面図である。図4は、図1に示す支柱における嵌合部分を示す部分縦断面図である。図5〜図10は、図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。
本実施形態の支柱の支持構造1は、図1〜図3に示すように、支柱2、紐状部材3、杭4及び牽引体5を主体として構成されており、例えば、牽引体5を備えた支柱2を設置面Sに起立させ、設置面Sに杭4を打ち込み、支柱2の上部2aに設けられた第1固定部21に紐状部材3の一端部31を固定し、杭4に設けられた第1引掛部41及び支柱2の下部2bに設けられた第2引掛部22に紐状部材3を順次引っ掛け、牽引体5に設けられた第2固定部51に紐状部材3の他端部32を固定することで形成される。
詳述すると、本実施形態の支柱の支持構造1は、設置面Sに起立させた支柱2と、支柱2の上部2aに設けられた3個の第1固定部21と、それぞれの一端部31が第1固定部21それぞれに固定された3本の紐状部材3と、支柱2から離間して設置面Sに打ち込まれた3個の杭4と、それぞれが杭4それぞれに設けられ、それぞれに紐状部材3それぞれを引っ掛けることが可能な3個の第1引掛部41と、それぞれが、支柱2の下部2bに杭4それぞれに対応して設けられ、紐状部材3それぞれを引っ掛けることが可能な3個の第2引掛部22と、支柱2における第2引掛部22の上方に設けられ、支柱2の長手方向に移動自在であると共に支柱2における所定位置で固定自在な牽引体5と、牽引体5に設けられ、紐状部材3の他端部32が固定される3個の第2固定部51と、を備えている。
また、紐状部材3それぞれにおける、第1固定部21それぞれ、第1引掛部41それぞれ、第2引掛部22それぞれ及び第2固定部51それぞれを経由する長さは、互いに実質的に同じである。
牽引体5は、第2固定部51それぞれに固定された紐状部材3それぞれの他端部32を上方に牽引した状態で、支柱2における所定位置に固定されており、これにより、紐状部材3が緊張状態となっている。
まず、支柱2及び設置面Sについて説明する。本実施形態における支柱2は、仮設アンテナT用の支柱であり、支柱2の上部に仮設アンテナTが取り付けられる。支柱2は、設置面Sに起立されて設置される。設置面Sは、支柱2を設置する面であり、一般的には地面であるが、支柱2を起立させることができれば、地面に制限されない。
支柱2は、その長手方向に伸縮自在に構成されている。伸縮自在な構成は、例えば、大径の円筒体の内部に小径の円筒体が収納されており、大径の円筒体から小径の円筒体を引き出して支柱2を形成する構造(いわゆる「伸縮式」)でもよく、複数の円筒体をその長手方向に連結して支柱2を形成する構成(いわゆる「連結式」)でもよい。
本実施形態における支柱2は、3本の円筒体61,62及び63から構成される伸縮式の支柱である。第1円筒体61は、支柱2における上方の約3分の1を形成する部材である。第3円筒体63は、支柱2における下方の約3分の1を形成する部材である。第2円筒体62は、第1円筒体61と第3円筒体63との間に位置する部材であり、支柱2の全長の約3分の1の長さを有する。
図4に示すように、第1円筒体61の外径は、第2円筒体62の内径とほぼ同じである。同様に、第2円筒体62の外径は、第3円筒体63の内径とほぼ同じである。従って、第1円筒体61の下端部を第2円筒体62の上端部の開口に嵌合させることができ、同様に、第2円筒体62の下端部を第3円筒体63の上端部の開口に嵌合させることができる。
図4に示すように、第1円筒体61の下部の外周面には、下端から離間して第1ストッパ64aが設けられている。第1ストッパ64aは、C形のリング形状を有し、第1円筒体61の外周面から径方向外方に突出した状態で、第1円筒体61の外周面に固定されている。
同様に、第2円筒体62の下部の外周面には、下端から離間して第2ストッパ64bが設けられている。第2ストッパ64bは、C形のリング形状を有し、第2円筒体62の外周面から径方向外方に突出した状態で、第2円筒体62の外周面に固定されている。
従って、第1円筒体61の下端部を第2円筒体62の上端部の開口に嵌合させると、第1ストッパ64aが第2円筒体62の上端部に突き当たり、そのため、第1円筒体61と第2円筒体62とを連結することができる。
同様に、第2円筒体62の下端部を第3円筒体63の上端部の開口に嵌合させると、第2ストッパ64bが第3円筒体63の上端部に突き当たり、そのため、第2円筒体62と第3円筒体63とを連結することができる。
第1円筒体61の上部には、仮設アンテナTが取り付けられる。仮設アンテナTは、仮設に適した形状及び重量を有するアンテナである。
紐状部材3は、紐状の部材であれば、紐に制限されず、各種ロープ(綱、縄)、チェーン等でもよい。
支柱2の上部2aには、詳細には第1円筒体61の上部の外周面には、3個の第1固定部21が設けられている。第1固定部21は、第1固定部21の外周面から水平方向に延び、途中で垂直上方に延びるL字形状を有しており、紐状部材3の一端部31を固定するのに適した形状を有している。
3個の第1固定部21は、第1円筒体61を中心に、平面視で120度あけて放射状に延びている。
第1固定部21には、後述するように紐状部材3の一端部31が固定される。
第3円筒体63の下部には、支柱2の基部23が設けられている。基部23は、第3円筒体63の外周面よりも十分に大きい外径を有している。
支柱2の下部2bには、詳細には支柱2の基部23には、3個の第2引掛部22が設けられている。第2引掛部22は、定滑車から構成されており、紐状部材3を引っ掛け得る溝を有する円盤が上方に位置するように、基部23の上面に固定されている。
3個の第2引掛部22は、3個の杭4に対応して設けられ、支柱2(第3円筒体63)を中心に、平面視で120度あけて基部23の上面に配置されている。
支柱2における第2引掛部22の上方には、牽引体5が設けられている。牽引体5は、支柱2の長手方向に移動自在であると共に、支柱2における所定位置で固定自在となっている。本実施形態における牽引体5は、支柱2の第3円筒体63の外径とほぼ同じ内径を有する円筒形状を有している。牽引体5は、第3円筒体63の外周面に沿って摺動し、第3円筒体63の外周面における所定位置で固定できる。牽引体5を支柱2(第3円筒体63)の長手方向に沿って移動させると共に支柱2における所定位置で固定させる構成は、特に制限されないが、例えば、チェーン及び歯車からなるチェーン歯車機構が用いられる。
牽引体5の外周面には、3個の第2固定部51が設けられている。第2固定部51は、牽引体5の外周面から水平方向に延び、途中で垂直上方に延びるL字形状を有しており、紐状部材3の他端部32を固定するのに適した形状を有している。
3個の第2固定部51は、第3円筒体63を中心に、平面視で120度あけて放射状に延びている。
前述したように、3個の第1固定部21、3個の第2引掛部22及び3個の第2固定部51は、何れも平面視で120度あけて放射状に配置されており、図3に示すように、平面視で、支柱2を中心に第1固定部21、第2引掛部22及び第2固定部51の延びる方向が重なっている。
設置面Sには、3個の杭4が、支柱2から離間して打ち込まれている。杭4の上部には、紐状部材3を引っ掛けることができる第1引掛部41が設けられている。第1引掛部41は、定滑車から構成されており、紐状部材3を引っ掛け得る溝を有する円盤が上方に位置するように、杭4の上部に固定されている。
杭4の下部は、設置面Sに打ち込むことが可能なように尖鋭形状を有している。
3個の杭4は、平面視で、支柱2を中心に第1固定部21、第2引掛部22及び第2固定部51が延びる方向に離間して、設置面Sに打ち込まれている。従って、対応する杭4及び第1固定部21が3組でき、同様に、対応する杭4及び第2引掛部22が3組できる。3組の支柱2と杭4との距離は適宜設定される。
杭4は、設置面Sからの杭4の抜け難さを実現する観点から、杭4の下部が支柱2の径方向内側に斜めに打ち込まれていることが好ましい。
第2固定部51には、後述するように紐状部材3の他端部32が固定される。
対応する杭4と第1固定部21との距離は3組共に実質的に同じになっている。また、対応する杭4と第2引掛部22との距離は3組共に実質的に同じになっている。従って、紐状部材3の長さは、詳細には第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51を経由する紐状部材3の長さは、実質的に同じとなっている。
前述したように、牽引体5は、第2固定部51に固定された紐状部材3の他端部32を上方に牽引した状態で、支柱2における所定位置に固定されている。これにより、紐状部材3が緊張状態となっている。そのため、3本の紐状部材3によって垂直に起立した支柱2における起立状態が保持される。
支柱2の下端部近傍における牽引体5の下方には、緩衝部材24が設けられている。緩衝部材24は、各種の緩衝素材からなる。本実施形態の緩衝部材24は、硬質のゴムからなり、支柱2の第3円筒体63の外径とほぼ同じ内径を有する円筒形状を有している。つまり、緩衝部材24は、牽引体5の横断面とほぼ同じ横断面を有している。緩衝部材24の上面は、第2引掛部22の上端よりも高い位置に位置する。
前述したように、3本の紐状部材3における、第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51を経由する長さ(以下「紐状部材3の有効長さ」ともいう)は、実質的に同じである。ここでいう「実質的に同じ」とは、本発明の効果を阻害しない範囲で、3本の紐状部材3の有効長さが異なっていてもよいことを意味する。紐状部材3の有効長さが実質的に同じであるため、支柱2は設置面Sに垂直に起立することになる。
紐状部材3には、目盛り(図示せず)が付されており、目盛りを利用して紐状部材3の長さを測定できるようになっている。特に、第1固定部21に固定された紐状部材3の一端部31と、第2固定部51に固定された紐状部材3の他端部32との間の長さ、つまり、紐状部材3の有効長さを、目盛りを利用して測定できるようになっている。
次に、本実施形態の支柱の支持構造1の形成手順の一例について、図5〜図10を参照しながら説明する。
まず、図5に示すように、縮ませた状態の支柱2、即ち、第3円筒体63の内部に第2円筒体62の大部分が収納され、第2円筒体62の内部に第1円筒体61の大部分が収納された状態の支柱2を設置面Sに横倒しにする。第1円筒体61の上端には、仮設アンテナTが取り付けられる。
次に、図6に示すように、支柱2を伸長させる。即ち、第3円筒体63から第2円筒体62の大部分を引き出し、第2円筒体62から第1円筒体61の大部分を引き出す。
次に、図7に示すように、支柱2に第1ストッパ64a及び第2ストッパ64bを取り付け、支柱2の伸長状態を固定する。即ち、第1ストッパ64aを第1円筒体61の下部に固定することにより、第2円筒体62の内部に第1円筒体61が収納されないようにする。また、第2ストッパ64bを第2円筒体62の下部に固定することにより、第3円筒体63の内部に第2円筒体62が収納されないようにする。
次に、図8に示すように、3本の紐状部材3及び3個の杭4を用意し、紐状部材3の中間部分を、対応する杭4における第1引掛部41及び支柱2の第2引掛部22に引っ掛ける。そして、紐状部材3の一端部31を支柱2の第1固定部21に結び付けて固定する。また、紐状部材3の他端部32を牽引体5の第2固定部51に結び付けて固定する。
次に、図9に示すように、支柱2を設置面Sに起立させる。そして、支柱2を中心に第1固定部21、第2引掛部22及び第2固定部51が延びる方向に離間して、設置面Sに杭4を打ち込む。ここで、紐状部材3に付された目盛りを利用して、紐状部材3の長さを測定する。詳細には、第1固定部21に固定された紐状部材3の一端部31と、第2固定部51に固定された紐状部材3の他端部32との間の長さ、つまり、紐状部材3の有効長さを測定する。
尚、この時点では、紐状部材3は、ある程度は緊張しているが、完全には緊張していない(更に緊張できる余地がある)。
次に、図10に示すように、牽引体5を支柱2の長手方向に沿って支柱2の上部2a側に移動させる。これにより、紐状部材3が他端部32側に引っ張られる。その結果、支柱2の第1固定部21から、杭4の第1引掛部41、支柱2の第2引掛部22を経由して牽引体5の第2固定部51に固定されている紐状部材3は、完全に緊張状態となる。従って、支柱2は安定して支持され、支柱2の起立状態が保持され、支柱の支持構造1が完成する。
前述した構成を有する本実施形態の支柱の支持構造1によれば、以下の各効果が奏される。
牽引体5は、第2固定部51に固定された紐状部材3の他端部32を上方に牽引した状態で、支柱2における所定位置に固定されており、これにより、紐状部材3が緊張状態となっている。そのため、3本の紐状部材3の長さ調整が容易であると共に、紐状部材3を簡便な操作で均一な張力で引っ張ることができるため、支柱2を容易に垂直に起立させることができる。
支柱2は、支柱2の長手方向に伸縮自在に構成されているため、支柱2の未使用時において、支柱2をコンパクトな状態とすることができる。
紐状部材3には、紐状部材3の長さを測定する目盛りが付されているため、目盛りを用いて紐状部材3の長さを容易に測定することができる。
牽引体5の下方に緩衝部材24が設けられているため、牽引体5の取り扱い上のミス等によって、牽引体5を支柱2の下方に移動させた場合であっても、牽引体5の移動が緩衝部材24によって緩衝されて阻害される。そのため、牽引体5によって支柱2の一部を破壊したり、牽引体5自体が破損すること等を防止できる。
本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。
例えば、伸縮自在な支柱2における隣接する円筒体同士を固定する構造としては、図11に示す構造を採用することができる。図11は、支柱における嵌合部分の別の構造を示す部分縦断面図(図4対応図)である。
図11に示すように、第1円筒体61の下部及び第2円筒体62の上部に、直径方向に貫通する貫通孔61a及び62aを設け、この貫通孔61a及び62aに挿通されたボルト65a及び該ボルト65aと対となるナット65bを利用して、第1円筒体61の下部と第2円筒体62の上部とを固定することができる。
伸縮自在な支柱2を構成する円筒体の個数は、3個に制限されず、2個又は4個以上でもよい。支柱2は、円筒体以外の筒体(例えば角筒体)から構成することができる。支柱2は、伸縮不能な構成でもよい。
紐状部材3、杭4、第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51の個数(本数)は、3個に制限されず、4個以上でもよい。
第1固定部21、第1引掛部41、第2引掛部22及び第2固定部51の各構成は、前記実施形態における各構成に制限されない。第1固定部21への紐状部材3の一端部31の固定及び第2固定部51への紐状部材3の他端部32の固定は、結び付ける以外の手段又は構成を採用することができる。
緩衝部材24の位置及び構成に制限はない。
本発明の支柱の支持構造は、仮設アンテナ用支柱の支持構造に制限されない。
本発明の支柱の支持構造の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す支柱の支持構造を示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造を示す平面図である。 図1に示す支柱における嵌合部分を示す部分縦断面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 図1に示す支柱の支持構造の一形成手順を順次示す正面図である。 支柱における嵌合部分の別の構造を示す部分縦断面図(図4対応図)である。
符号の説明
1 支柱の支持構造
2 支柱
2a 上部
2b 下部
21 第1固定部
22 第2引掛部
3 紐状部材
31 一端部
32 他端部
4 杭
41 第1引掛部
5 牽引体
51 第2固定部
S 設置面

Claims (5)

  1. 設置面に起立させた支柱と、
    該支柱の上部に設けられた3個以上の第1固定部と、
    それぞれの一端部が該第1固定部それぞれに固定された3本以上の紐状部材と、
    前記支柱から離間して設置面に打ち込まれた3個以上の杭と、
    それぞれが該杭それぞれに設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第1引掛部と、
    それぞれが、前記支柱の下部に前記杭それぞれに対応して設けられ、前記紐状部材それぞれを引っ掛けることが可能な3個以上の第2引掛部と、
    前記支柱における前記第2引掛部の上方に設けられ、前記支柱の長手方向に移動自在であると共に該支柱における所定位置で固定自在な牽引体と、
    前記牽引体に設けられ、それぞれに前記紐状部材それぞれの他端部が固定される3個以上の第2固定部と、を備え、
    前記紐状部材それぞれにおける、前記第1固定部それぞれ、前記第1引掛部それぞれ、前記第2引掛部それぞれ及び前記第2固定部それぞれを経由する長さは互いに実質的に同じであり、
    前記牽引体は、前記第2固定部それぞれに固定された前記紐状部材それぞれの他端部を上方に牽引した状態で、前記支柱における所定位置に固定されており、これにより、前記紐状部材が緊張状態となっていることを特徴とする支柱の支持構造。
  2. 前記支柱は、該支柱の長手方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱の支持構造。
  3. 前記紐状部材それぞれには、該紐状部材の長さを測定する目盛りが付されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱の支持構造。
  4. 前記牽引体の下方に緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の支柱の支持構造。
  5. 前記支柱は仮設アンテナ用の支柱であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の支柱の支持構造。
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