JP2009285902A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライン方式の記録ヘッドに対向する位置に記録媒体があったとしても、当該ヘッドのメンテナンスを可能とする。
【解決手段】このインクジェット記録装置には、記録媒体を支持するプラテンと、プラテン上を通過するように前記記録媒体を搬送する搬送装置と、プラテンに支持された記録媒体に対してインクを吐出するため、当該記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に延在するライン式の記録ヘッドを複数と、複数の記録ヘッドの吐出面がプラテンに対して対向するように記録ヘッドを支持するキャリッジと、複数の記録ヘッドのそれぞれの一端部に接続されて、当該記録ヘッドのそれぞれに対してインクを供給するためのインク供給部とが備えられている。複数の記録ヘッドは、当該記録ヘッドの一端側を中心にキャリッジに対して回動し、プラテン上に所定の空間が形成されるように退避する。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
従来より、用紙やプラスチック薄板等の記録媒体にインクを吐出して所定の画像を記録するインクジェットプリンタが提案され、実用化されている。インクジェットプリンタには、インクを吐出する記録ヘッドを所定の方向に移動させながら当該記録ヘッドから記録媒体に向けてインクを吐出することにより、所定の画像を記録するシリアル方式と、記録ヘッドを固定し、そのヘッドに対して記録媒体を移動させながら当該記録ヘッドから記録媒体に向けてインクを吐出することにより、所定の画像を記録するライン方式とがある。
ここで、安定したインク吐出を維持するために、いずれの方式であっても記録ヘッドに対して所定のタイミングでメンテナンスを施すようになっている。例えば、シリアル方式の場合には、記録ヘッドをメンテナンスするためのメンテナンスユニットを、記録ヘッドの走査方向における画像記録領域以外に配置して、メンテナンス時においてはメンテナンスユニットまで記録ヘッドを移動させることで、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている(例えば特許文献1参照)。
一方、ライン方式の場合には、記録媒体の搬送経路を挟んでメンテナンスユニットが記録ヘッドに対向するように配置されていて、記録媒体が搬送されていない状態のときにメンテナンスユニットが記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている(例えば特許文献2参照)。
特開平7−32602号公報 特開2003−182115号公報
ところで、記録媒体がロール紙である場合、シリアル方式であるとロール紙が記録ヘッドに対向する位置にあったとしても記録ヘッドがメンテナンスユニットまで移動するためにメンテナンス可能であるが、ライン方式では記録ヘッドとメンテナンスユニットの間にロール紙が介在するためにメンテナンスは不可能である。
そこで、本発明の課題は、ライン方式の記録ヘッドに対向する位置に記録媒体があったとしても、当該ヘッドのメンテナンスを可能とすることである。
請求項1記載の発明に係るインクジェット記録装置は、
記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテン上を通過するように前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
前記プラテンに支持された前記記録媒体に対してインクを吐出するため、当該記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に延在するライン式の記録ヘッドを複数と、
複数の前記記録ヘッドの吐出面が前記プラテンに対して対向するように前記記録ヘッドを支持するキャリッジと、
複数の前記記録ヘッドのそれぞれの一端部に接続されて、当該記録ヘッドのそれぞれに対してインクを供給するためのインク供給部とを備え、
複数の前記記録ヘッドは、当該記録ヘッドの一端側を中心に前記キャリッジに対して回動し、前記プラテン上に所定の空間が形成されるように退避することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
複数の前記記録ヘッドは、個別に前記キャリッジに対して前記回動をすることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のインクジェット記録装置において、
前記キャリッジは、前記プラテンに対して接離自在であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記プラテン上の前記記録媒体から退避した前記記録ヘッドの吐出面を摺擦するワイプ部が備えられていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記インク供給部は、
インクを貯留する複数のインクタンクと、
前記複数のインクタンクのそれぞれと、複数の前記記録ヘッドのそれぞれの一端部とを連通するインク供給管と、
前記複数のインクタンクを個別に昇降させる昇降部とを有し、
前記昇降部は、
前記プラテン上から退避している前記記録ヘッドに対しては、当該退避している記録ヘッドに対応する前記インクタンクを前記退避している記録ヘッドの水頭値基準位置よりも上方に配置し、
前記プラテン上から退避していない前記記録ヘッドに対しては、当該退避していない記録ヘッドに対応する前記インクタンクを前記退避していない記録ヘッドの水頭値基準位置よりも下方に配置することが可能であることを特徴としている。
本発明によれば、複数の記録ヘッドが、当該記録ヘッドの一端側を中心にキャリッジに対して回動し、プラテン上に所定の空間が形成されるように退避するので、プラテン上に記録媒体があったとしても、記録ヘッドの下方にメンテナンス用の空間を確保することができる。これにより、記録媒体を取り除かなくとも記録ヘッドのメンテナンスが可能となる。
また、インク供給部と接続された一端部側を中心に記録ヘッドが回動するために、退避時においては他端部側がプラテンから離れることになる。つまり、プラテンが水平に配置されている場合には、インク供給部と接続された一端部側が他端部側よりも下方に位置することになるため、記録ヘッドのノズルからインクが漏れ出て記録媒体を汚してしまうことを防止することができる。
以下、本実施形態のインクジェット記録装置を例示し説明する。図1はインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は側面図である。図1及び図2に示すように、インクジェット記録装置1には、記録媒体(図示省略)を支持するプラテン2と、プラテン2上を通過するように記録媒体を搬送する搬送装置3と、プラテン2により支持された記録媒体に対して光硬化型インク(以下、インクと記載。)により画像を記録する画像記録部4と、画像記録部4にインクを供給するインク供給部5と、各種指示が入力される入力パネル6と、これらを支持するフレーム7とが設けられている。
搬送装置3には、ロール状に巻かれた画像記録前の記録媒体を回転可能に保持する記録媒体供給部31と、画像が記録された記録媒体を巻き取る巻き取り部32と、記録媒体供給部31と巻き取り部32との間で記録媒体に対して搬送力を付与する搬送部33とが備えられている。搬送部33は、画像記録部4に対して搬送方向の下流側に配置されている。
図3は、画像記録部4の概略構成を示す斜視図である。この図3に示すように、画像記録部4には、プラテン2に支持された記録媒体に対してインクを吐出するインク吐出部8と、記録媒体に着弾したインクを硬化させるため、当該記録媒体に対して光を照射する照射部9と、インク吐出部8及び照射部9を支持するキャリッジ10とが備えられている。
インク吐出部8には、インクを吐出する複数のヘッド部81が、搬送方向に沿って所定間隔を開けて配列されている。各ヘッド部81には、記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッド82と、記録ヘッド82の駆動基板83と、記録ヘッド82及び駆動基板83を支持する基台84とが設けられている。
記録ヘッド82はライン式の記録ヘッドであり、搬送方向に直交する方向(前後方向)に延在していて、これによりノズル列も同一方向に沿って配列されている。記録ヘッド82の後端部には、インク供給部5のインク供給管51が接続されている。
駆動基板83は、基台84から立設する立設片85に固定されていて、記録ヘッド82の上方に配置されている。
基台84の前端部には、取っ手86が設けられているとともに、後端部には基台84をキャリッジ10に対して回動自在とする例えばヒンジ等の回動部87(図5参照)が設けられている。作業者が取っ手86を持って基台84を回動させると、それに伴って記録ヘッド82及び駆動基板83も、記録ヘッド82の後端側にある回動部87を中心にして回動することになる(図4参照)。回動部87は各ヘッド部81に設けられているために、各ヘッド部81毎に個別に回動させることが可能となっている。ここで、図3では記録ヘッド82の吐出面821(図4参照)とプラテン2とが対向している画像記録状態を示しており、図4では1つのヘッド部81のみがプラテン2上に所定の空間が形成されるように回動された状態を示している。このようにヘッド部81が回動すると記録ヘッド82はプラテン2の直上から退避して吐出面821が露出するので、この退避によって形成された空間を当該吐出面821のメンテナンスに使用することが可能となる。以降、この状態を第1メンテナンス状態と称す。
照射部9には、図3に示すように、各ヘッド部81から吐出されたインクを記録媒体に着弾直後に半硬化(ピニング)させるための第1照射部91と、画像記録部4の下流側に配置されて記録媒体上のインクを完全に硬化させるための第2照射部92(図1,2参照)とが設けられている。
第1照射部91には、プラテン2上の記録媒体に対して光を照射する複数の光源911(図5参照)と、各光源911を覆うカバー部912とが設けられている。
光源911は、例えば蛍光管であり、前後方向に延在するように形成されている。各光源911は、各ヘッド部81に対して搬送方向の直下流に配置されている。そして、各光源911はカバー部912により支持されている。
カバー部912は、各光源911を個別に格納する格納部913を備えている。格納部913は、各光源911の周囲及び上部を覆い、下方のみが開口していて、この開口を介して光源911の光が照射されるようになっている。また、格納部913は、ヘッド部81の上方を開放する形状に形成されていて、ヘッド部81の回動を阻害しないようになっている。
カバー部912の前端部には、取っ手914が設けられているとともに、後端部にはカバー部912をキャリッジ10に対して回動自在とする例えばヒンジ等の回動部915(図5参照)が設けられている。作業者が取っ手914を持ってカバー部912を回動させると、それに伴って各光源911も、カバー部912の後端側にある回動部915を中心にして回動することになる。ここで、図3は上述したように画像記録状態を示しており、この画像記録状態では各光源911がプラテンに対向している。また、図5では、プラテン2上に所定の空間が形成されるようにカバー部912及び複数の光源911が回動された状態を示している。このようにカバー部912が回動すると複数の光源911はプラテン2の直上から退避して露出するので、この退避によって形成された空間を当該各光源911のメンテナンスに使用することが可能となる。以降、この状態を第2メンテナンス状態と称す。
そして、第1照射部92を回動するための回動部915と、ヘッド部81を回動させるための回動部87とは別体であるために、複数の記録ヘッド82と、複数の光源911とは、個別に退避可能となっている。
キャリッジ10には、図3〜5に示すように複数のヘッド部81を支持する支持板11と、支持板11の周囲を囲んで当該支持板11を支持する枠体12とが設けられている。
支持板11には、各記録ヘッド82の吐出面821を露出させる複数のヘッド用開口(図示省略)と、各ヘッド用開口における搬送方向の下流側に配置されて光源911を露出させる複数の光源用開口111とが形成されている。光源用開口111は、記録媒体上のインクに対して確実に光を照射できるように、その前後方向の大きさが、記録ヘッド82のノズル列長さよりも大きく形成されている。また、支持板11におけるヘッド用開口の後端側には、各ヘッド部81の回動部87が取り付けられている。
支持板11の前端部には、取っ手112が設けられているとともに、後端部には支持板11を枠体12に対して回動自在とする例えばヒンジ等の回動部113が設けられている。作業者が第2メンテナンス状態から、取っ手112を持って支持板11を回動させると、それに伴って複数のヘッド部81も一括で、ヘッド部81の後端側にある回動部113を中心にして回動することになる。ここで、図6では、プラテン2上に所定の空間が形成されるように支持板11及び第1照射部91が回動された状態を示している。このように支持板11が回動すると全てのヘッド部81はプラテン2の直上から退避する。この際、各記録ヘッド82の吐出面821は、ヘッド用開口を介して露出しているので、形成された空間を当該吐出面821のメンテナンスに使用することが可能となる。以降、この状態を第3メンテナンス状態と称す。
枠体12の前端部には、取っ手121が設けられている。また、枠体12の左右方向における両側部には、枠体12をプラテン2に対して昇降させる一対のアーム部122が取り付けられている。アーム部122の基端は、フレーム7に回動自在に取り付けられている。作業者が取っ手121を持って枠体12を持ち上げると、これに連動してアーム部122も基端を中心に回動して起立する(図7,8参照)。この場合、枠体12及び支持板11はプラテン2から離間しており、プラテン2上に所定の空間Sが形成される(図9参照)。この空間Sによってプラテン2の表面若しくはプラテン2上の記録媒体が露出するため、これらのメンテナンスが可能となる。アーム部122の起立状態は図示しないロック機構によって維持され、枠体12及び支持板11がプラテン2から離間した状態も維持されることになる。以降、この状態を第4メンテナンス状態と称す。
第4メンテナンス状態から、作業者がロック機構を解除して取っ手121を持って枠体12を下げ、枠体12及び支持板11をプラテン2に対して接近させると、これに連動してアーム部122も基端を中心に回動し転倒する(図3,10参照)。
インク供給部5は、図1,2に示すように、画像記録部4の後方に配置されている。このインク供給部5には、インクを貯留する複数のインクタンク52と、複数のインクタンク52を個別に昇降させる昇降部53とが備えられている。複数のインクタンク52のそれぞれは、インク供給管51を介して、複数の記録ヘッド82のそれぞれの一端部に連通している。
昇降部53は、各インクタンク52に対して周知の昇降機構(図示省略)が設けられている。この昇降機構は手動であっても自動であってもよいが、少なくともプラテン2上から退避している記録ヘッド82に対しては、当該退避している記録ヘッド82に対応するインクタンク52を前記退避している記録ヘッド82の基準位置(水頭値基準位置)よりも上方に配置することが可能であるとともに、プラテン2上から退避していない記録ヘッド82に対しては、当該退避していない記録ヘッド82に対応するインクタンク52を前記退避していない記録ヘッド82の基準位置よりも下方に配置することが可能であるものであることが好ましい。手動式の場合には記録ヘッド82の状況を確認して、インクタンク52を昇降させて、自動式の場合には記録ヘッド82の状態を検出するセンサを設け、このセンサの検出結果に応じてインクタンク52を自動で昇降させることになる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
待機時においては、図3に示すように各ヘッド部81及び第1照射部91は画像記録状態となっている。また、画像記録指示の入力前には作業者は昇降部53を動作させて、全てのインクタンク52を、全ての記録ヘッド82の基準位置よりも下方に配置して、ノズルの内圧を負圧としておく。これにより、画像記録中にノズルからインクが漏れ出ることが防止される。
そして、入力パネル6に画像記録指示が入力されると、搬送装置3が記録媒体を間欠搬送し、第1照射部91及び第2照射部92が光を照射する。各記録ヘッド82は、搬送装置3の間欠搬送によって記録媒体が一旦停止した際に記録媒体に対してインクを吐出する。記録媒体に着弾したインクは、記録媒体が搬送されることによって第1照射部91からの光が当たると半硬化し、第2照射部92からの当たると完全硬化する。これにより、インクにより形成された画像が記録媒体上に定着することになる。
各ヘッド部81を個別にメンテナンスする場合、作業者は、画像記録状態からメンテナンス対象のヘッド部81を回動して、図4に示す第1メンテナンス状態にする。また、作業者は昇降部53を動作させて、メンテナンス対象の記録ヘッド82に対応するインクタンク52を、当該記録ヘッド82の基準位置よりも上方に配置する。これにより、ノズルの内圧が正圧となった状態で、メンテナンス対象の記録ヘッド82の吐出面821が露出するので、記録ヘッド82に対してメンテナンスを施すことが可能となる。記録ヘッド82に対するメンテナンスとしては、吐出面821のワイピングや、ノズルの確認、ノズルに対するインク導入、記録ヘッド82の交換等が挙げられる。
第1照射部91をメンテナンスする場合、作業者は第1メンテナンス状態から、カバー部912を回動して、図5に示す第2メンテナンス状態にする。これにより、第1照射部91の光源911が露出するので、当該光源911に対してメンテナンスを施すことが可能なる。光源911に対するメンテナンスとしては、光源911の清掃、交換等が挙げられる。
各ヘッド部81を一括してメンテナンスする場合、作業者は第2メンテナンス状態から、支持板11を回動して、図6に示す第3メンテナンス状態にする。また、作業者は昇降部53を動作させて、全てのインクタンク52を全ての記録ヘッド82の基準位置よりも上方に配置する。これにより、ノズルの内圧が正圧となった状態で、全ての記録ヘッド82の吐出面821が露出するので、各吐出面821に対してメンテナンスを施すことが可能となる。
プラテン2の表面若しくはプラテン2上の記録媒体をメンテナンスする場合、作業者は第1メンテナンス状態から、枠体12を持ち上げて、図9に示す第4メンテナンス状態にする。これにより、プラテン2上に空間Sが形成されるので、プラテン2の表面若しくはプラテン2上の記録媒体に対してメンテナンスを施すことが可能となる。
本実施形態によれば、複数の記録ヘッド82が、当該記録ヘッド82の一端側を中心にキャリッジ10に対して回動し、プラテン2上に所定の空間が形成されるように退避するので、プラテン2上に記録媒体があったとしても、記録ヘッド82の下方にメンテナンス用の空間を確保することができる。これにより、記録媒体を取り除かなくとも記録ヘッド82のメンテナンスが可能となる。
また、インク供給部5と接続された一端部側を中心に記録ヘッド82が回動するために、退避時においては他端部側がプラテン2から離れることになる。つまり、プラテン2が水平に配置されている場合には、インク供給部5と接続された一端部側が他端部側よりも下方に位置することになるため、記録ヘッド82のノズルからインクが漏れ出て記録媒体を汚してしまうことを防止することができる。
また、複数の記録ヘッド82が個別にキャリッジ10に対して回動をするようになっているので、記録ヘッド82を個別にメンテナンスすることも可能である。
そして、キャリッジ10もプラテン2に対して接離自在であるので、プラテン2上にメンテナンス用の空間Sを形成することができ、プラテン2の表面若しくはプラテン2上の記録媒体に対してメンテナンスを施すことも可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、図11,12に示すようにインクジェット記録装置1に、プラテン2上の記録媒体から退避した記録ヘッド82の吐出面821を摺擦するワイプ部20を搭載することもかのうである。ワイプ部20には、吐出面821を摺擦するワイプ21と、ワイプ21に付着したインクLを吸収する吸収体22とが設けられている。吸収体22は吐出面821の後端側に固定されている。ワイプ21は、画像記録状態においては吐出面821の先端側に配置されていて(図11参照)、記録ヘッド82が回動して第1メンテナンス状態若しくは第3メンテナンス状態となっている場合にはその回動に連動し吐出面821を摺擦して、吸収体22に接触するようになっている(図12参照)。これにより、記録ヘッド82の回動動作に連動して吐出面821を摺擦することができる。
また、本実施形態では、記録ヘッド82の回動、第1照射部91の回動及びキャリッジ10のプラテン2に対する接離動作が手動により実行される場合を例示して説明したが、これらの動作は自動であっても構わない。
本実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図である。 図1のインクジェット記録装置に備わる画像記録部の概略構成を示す斜視図である。 図3の画像記録部の第1メンテナンス状態を示す斜視図である。 図3の画像記録部の第2メンテナンス状態を示す斜視図である。 図3の画像記録部の第3メンテナンス状態を示す斜視図である。 図3の画像記録部の第4メンテナンス状態を示す斜視図である。 図7の画像記録部とフレームとの関係を示す斜視図である。 図7の画像記録部とプラテンとの関係を示す斜視図である。 図3の画像記録部とフレームとの関係を示す斜視図である。 記録ヘッドに対して設置されたワイプ部を示す側面図である。 第1若しくは第3メンテナンス状態における記録ヘッドとワイプ部との関係を示す側面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 プラテン
3 搬送装置
4 画像記録部
5 インク供給部
6 入力パネル
7 フレーム
8 インク吐出部
9 照射部
10 キャリッジ
11 支持板
12 枠体
20 ワイプ部
21 ワイプ
22 吸収体
31 記録媒体供給部
32 巻き取り部
33 搬送部
51 インク供給管
52 インクタンク
53 昇降部
81 ヘッド部
82 記録ヘッド
83 駆動基板
84 基台
85 立設片
86 取っ手
87 回動部
91 第1照射部
92 第2照射部
111 光源用開口
112 取っ手
113 回動部
121 取っ手
122 アーム部
821 吐出面
911 光源
912 カバー部
913 格納部
914 取っ手
915 回動部

Claims (5)

  1. 記録媒体を支持するプラテンと、
    前記プラテン上を通過するように前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
    前記プラテンに支持された前記記録媒体に対してインクを吐出するため、当該記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に延在するライン式の記録ヘッドを複数と、
    複数の前記記録ヘッドの吐出面が前記プラテンに対して対向するように前記記録ヘッドを支持するキャリッジと、
    複数の前記記録ヘッドのそれぞれの一端部に接続されて、当該記録ヘッドのそれぞれに対してインクを供給するためのインク供給部とを備え、
    複数の前記記録ヘッドは、当該記録ヘッドの一端側を中心に前記キャリッジに対して回動し、前記プラテン上に所定の空間が形成されるように退避することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
    複数の前記記録ヘッドは、個別に前記キャリッジに対して前記回動をすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1又は2記載のインクジェット記録装置において、
    前記キャリッジは、前記プラテンに対して接離自在であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記プラテン上の前記記録媒体から退避した前記記録ヘッドの吐出面を摺擦するワイプ部が備えられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記インク供給部は、
    インクを貯留する複数のインクタンクと、
    前記複数のインクタンクのそれぞれと、複数の前記記録ヘッドのそれぞれの一端部とを連通するインク供給管と、
    前記複数のインクタンクを個別に昇降させる昇降部とを有し、
    前記昇降部は、
    前記プラテン上から退避している前記記録ヘッドに対しては、当該退避している記録ヘッドに対応する前記インクタンクを前記退避している記録ヘッドの水頭値基準位置よりも上方に配置し、
    前記プラテン上から退避していない前記記録ヘッドに対しては、当該退避していない記録ヘッドに対応する前記インクタンクを前記退避していない記録ヘッドの水頭値基準位置よりも下方に配置することが可能であることを特徴とするインクジェット記録装置。
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