JP2009280883A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009280883A5 JP2009280883A5 JP2008136541A JP2008136541A JP2009280883A5 JP 2009280883 A5 JP2009280883 A5 JP 2009280883A5 JP 2008136541 A JP2008136541 A JP 2008136541A JP 2008136541 A JP2008136541 A JP 2008136541A JP 2009280883 A5 JP2009280883 A5 JP 2009280883A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- main body
- joint part
- outer periphery
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
前記従来の課題を解決する為に、請求項1の発明のロールは、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、前記ロールはロール部及び台座を有し、前記台座は開口部が形成された本体部、及び前記本体部の両端に連接される継ぎ手部A及び継ぎ手部Bを有し、前記継ぎ手部A及び/又は前記継ぎ手部Bは中空部が形成され、前記中空部は前記開口部と連通されてあり、前記本体部の外周には前記開口部に連通する孔部が開設されてあり、前記本体部の外周外側には前記ロール部が形成され、前記ロール部は不織布からなる概円環状の複数のロール片が積層されると共に、内周に切欠き部が設けられた前記ロール片を有し、前記切欠き部が前記本体部の長手方向に連なることにより、前記本体部の外周との間に複数の流体拡散溝部が形成され、前記孔部の前記ロール部側に前記流体拡散溝部が位置するもので、液体が付着した被洗浄面は、ロール部と接触すると、ロールのダム機能と吸排機能により、液体が除去される。ロールは、吸排機能により、ロール部を構成する不織布が有する繊維の毛細管現象により、ロール部の内部に液体を放出すると共に、外部に排出する。前記の吸排機能を繰り返す内に、ロール部は徐々に吸液飽和状態となる。ところで、本発明のロールは、台座を構成する継ぎ手部A及び/又は継ぎ手部Bに中空部が形成されると共に、本体部に開口部が形成され、中空部と開口部は連通している。継ぎ手部A及び/又は継ぎ手部Bに配管を介してコンプレッサーを接続し、コンプレッサーから圧縮流体を噴射すると、圧縮流体は配管を介して、継ぎ手部A及び/又は継ぎ手部Bに形成された中空部、次いで、本体部に形成された開口部の順に流入する。そして、圧縮流体は、開口部に充満すると、本体部の外周に開口部に連通するよう形成された孔部を介して流体拡散溝部に流れ込み、均一にロール部に流出すると共に、ロール部に吸収された液体と共にロールの外部に排出される。従って、吸液飽和状態となったロール部は、液体が圧縮流体と共にロールの外部に排出されることから、吸排機能により吸い上げられる液体を、吸収する空隙部が再び確保されるので、吸液飽和状態が解消され、吸排機能が持続する為、ロールは長期間に亘って、被洗浄面に付着した液体を、確実に除去、搾取、洗浄することができる。なお、圧縮流体を噴射するタイミングとしては、ロールの非稼動時がよい。
請求項3の発明のロールは、特に、請求項1又は2のロールにおいて、ロール部はロール片よりも回転外径が小である補強部材を有するもので、ロール部の表面部は、芯部に比べて硬度が低く、柔軟性が高いことから、ロールの弾力性が向上し、ロール部と被洗浄面の接触面積が広がり、被洗浄面から効率よく確実に液体が除去、搾取、洗浄される。一方、ロール部の芯部は、ロール片と補強部材が積層されているので、表面部に比べて硬く、ロールの回転中において、ロール片が本体部から位置ズレを生じ、ロール部の表面部に凹凸が発生することが防止される。その為、ロールは被洗浄面に残滓マークを発生させることがなく、被洗浄面に付着した液体を、確実に除去、搾取、洗浄することができると共に、高い耐久性を保持することができる。
請求項5の発明のロールは、特に、請求項1から4のいずれかのロールにおいて、ロール片及び補強部材の有する切欠き部は内周の等分箇所に形成されてあるもので、ロールはバランスがよく、回転ブレを発生することがなく、安定した回転が保持される為、長期間に亘り、優れた液体除去性能が発揮される。
請求項6の発明のロールは、特に、請求項1から5のいずれかのロールにおいて、本体部の外周にたいする孔部の開口面積の比率が、本体部の端部の近傍よりも略中央部の方が大にて形成されてあるもので、本体部の略中央部の近傍において、より多くの圧縮流体が流体拡散溝部に沿って流れると共に、ロール部の外周からロールの外部に流出する。ところで、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面は、さまざまな幅のものがロール部に接触し、通過するが、ロール部の略中央部の近傍は、必ず前記被洗浄面が通過する。従って、ロール部の略中央部の近傍は、最も液体が吸収される箇所である。その為、本体部の略中央部の近傍から、より多くの圧縮流体がロール部に流れ込む形態とすることにより、ロール部からの液体の排出性能が飛躍的に向上する。
Claims (7)
- 鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄する為のロールにおいて、前記ロールはロール部及び台座を有し、前記台座は開口部が形成された本体部、及び前記本体部の両端に連接される継ぎ手部A及び継ぎ手部Bを有し、前記継ぎ手部A及び/又は前記継ぎ手部Bは中空部が形成され、前記中空部は前記開口部と連通されてあり、前記本体部の外周には前記開口部に連通する孔部が開設されてあり、前記本体部の外周外側には前記ロール部が形成され、前記ロール部は不織布からなる概円環状の複数のロール片が積層されると共に、内周に切欠き部が設けられた前記ロール片を有し、前記切欠き部が前記本体部の長手方向に連なることにより、前記本体部の外周との間に複数の流体拡散溝部が形成され、前記孔部の前記ロール部側に前記流体拡散溝部が位置することを特徴とするロール。
- 請求項1記載の構成よりなるロールにおいて、流体拡散溝部はロール部の長手方向における一方の端部の近傍と他方の端部の近傍との範囲内に形成されてあることを特徴とするロール。
- 請求項1又は2記載の構成よりなるロールにおいて、ロール部はロール片よりも回転外径が小である補強部材を有することを特徴とするロール。
- 請求項3記載の構成よりなるロールにおいて、補強部材の内周には切欠き部が形成されてあることを特徴とするロール。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の構成よりなるロールにおいて、ロール片及び補強部材の有する切欠き部は内周の等分箇所に形成されてあることを特徴とするロール。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の構成よりなるロールにおいて、本体部の外周にたいする孔部の開口面積の比率が、本体部の端部の近傍よりも略中央部の方が大にて形成されてあることを特徴とするロール。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載されたロールと、前記ロールを回転駆動する駆動手段と、継ぎ手部Aあるいは継ぎ手部Bの少なくとも一方に配管を介して連通されるコンプレッサーを有する洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008136541A JP5455105B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | ロール及び洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008136541A JP5455105B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | ロール及び洗浄装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009280883A JP2009280883A (ja) | 2009-12-03 |
JP2009280883A5 true JP2009280883A5 (ja) | 2011-07-07 |
JP5455105B2 JP5455105B2 (ja) | 2014-03-26 |
Family
ID=41451635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008136541A Expired - Fee Related JP5455105B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | ロール及び洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5455105B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4484168B1 (ja) | 2009-08-12 | 2010-06-16 | 株式会社増田製作所 | ラチス状気液導通路構造を備えた機能性ロール |
KR101800159B1 (ko) | 2010-12-13 | 2017-12-20 | 엘지디스플레이 주식회사 | 롤 투 롤 장비 및 그를 이용한 플렉시블 기판 처리 방법 |
JP6245676B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2017-12-13 | 株式会社コーワ | ロール及び洗浄装置 |
JP5930706B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-06-08 | 株式会社コーワ | ロール及び洗浄装置 |
KR101418447B1 (ko) * | 2012-09-27 | 2014-07-14 | (주)폴리텍 | 부직포 롤 |
CN105599041B (zh) * | 2014-04-13 | 2019-08-16 | 岳西神农氏农业科技有限公司 | 一种用于茯苓切刀的擦拭装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3224461B2 (ja) * | 1993-10-19 | 2001-10-29 | 株式会社増田製作所 | 高速対応吸液ロールの排液機能回復方法と、その排液装置 |
JPH08178866A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Nkk Corp | 塗油鋼板の表面欠陥検出装置 |
JPH1061657A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-06 | Nippon Steel Corp | 不織布ロール |
JP4738980B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-08-03 | 株式会社コーワ | ロール |
JP4739109B2 (ja) * | 2006-05-12 | 2011-08-03 | 株式会社コーワ | ロール |
-
2008
- 2008-05-26 JP JP2008136541A patent/JP5455105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009280883A5 (ja) | ||
EP2329757A2 (en) | Dishwasher | |
CN207606031U (zh) | 一种机械零件清洗装置 | |
RU2011119512A (ru) | Распределяющий жидкость щеточный узел и способ его работы | |
JP5455105B2 (ja) | ロール及び洗浄装置 | |
JP4739109B2 (ja) | ロール | |
JP2010214265A5 (ja) | ||
JP2007068954A5 (ja) | ||
JP2008126922A (ja) | 洗車ブラシ及び洗車装置 | |
JP5511044B2 (ja) | ロール | |
JP2009274591A (ja) | 乾燥用ブラシ | |
JP2009281695A5 (ja) | ||
JP2005076162A5 (ja) | ||
JP2009192092A5 (ja) | ||
KR100772230B1 (ko) | 식기 세척기의 급수방법 | |
JP2009219986A5 (ja) | ||
JP5279067B2 (ja) | ロールの排液方法と、この排液方法に使用するロール | |
JP4172311B2 (ja) | トイレ装置 | |
JP2010188218A5 (ja) | ||
JP2012088014A (ja) | レンジフード用フィルタとそれを用いたレンジフード | |
CN109395902B (zh) | 喷臂和清洗装置 | |
JP2007313976A (ja) | 洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 | |
JP2006346077A (ja) | 消音板を備える食器洗い機 | |
JP4118250B2 (ja) | ノズルチップ | |
JP2008087721A (ja) | 洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 |