JP2009279777A - 画像記録装置および画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出方法 - Google Patents

画像記録装置および画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェット方式で画像を記録する装置が、複数のインク吐出ノズルから第1色のインクを吐出する第1の記録ヘッドと、複数の前処理剤吐出ノズルから記録媒体に対しインクの定着性を高める前処理剤を吐出する前処理剤吐出ヘッドと、これらの吐出動作を制御する制御手段とを備え、複数の前処理剤吐出ノズルと複数のインク吐出ノズルとは、記録媒体の搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応しており、制御手段が、前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体上に、前記複数のインク吐出ノズルのうち隣接しあうインク吐出ノズルからの吐出タイミングを異ならせた印刷パターンである不良検出印刷パターンが形成されるように、吐出用ノズルから第1色のインクを吐出させる処理とを実行させるようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット方式でインク吐出ノズルからインクを吐出して記録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関する。特に、インクの吐出による画像の記録より前に前処理剤を塗布する画像記録装置に関する。
インクジェット方式で画像を記録する画像記録装置においては、インク吐出ノズルが目詰まりすることや、インク供給経路に気泡等が混入することにより、インクの吐出不良が生じることがある。吐出不良となっているインク吐出ノズルを検出するための手法として、従来より、種々の方法が提案されている。
例えば、隣接するドットあるいは近隣のドットを形成するノズル同士のインクの吐出タイミングを異ならせる態様にてテストパターンを印刷し、この印刷結果から各ノズル毎の吐出が良好に行われているか否かを確認する方法が、公知である(例えば、特許文献1参照)。
一方、インクの定着性の悪い記録媒体、すなわち、インクの吸収率の低い記録媒体を用いて画像記録装置による画像の記録を行うに先立って、記録媒体へのインクの定着性を高めるための受容層を記録媒体表面しておく方法がある。例えば、画像の記録より前に、受容層を構成する材料である前処理剤を、インクジェット方式により記録媒体上の任意の領域に吐出しておく方法が公知である(例えば、特許文献2、3参照)。
特開平9−66650号公報 特開平11−58930号公報 特許第3372681号公報
特許文献2や特許文献3に開示の技術のように、記録媒体上に、インクジェット方式によって前処理剤を吐出して塗布する場合に、前処理剤には、画像の記録に用いるインクより視認性の低いもの(例えば、透明や略透明なもの)がしばしば用いられる。そして、このような前処理剤を吐出するノズル(前処理剤吐出ノズル)においても吐出不良を検出することは重要である。
しかしながら、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出する方法として、特許文献1に記載の上述したテストパターンを印刷する方法を用いても、視認性の低い前処理剤を用いる場合、吐出の正常なノズルにより前処理剤が塗布された領域と、ノズルの吐出不良により前処理剤が良好に塗布されていない領域との区別はつきづらく、従って、吐出不良ノズルの検出は困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、インクジェット方式で画像を記録する装置であって、記録媒体を搬送する搬送手段と、複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて画像記録用の第1色のインクを吐出する第1の記録ヘッドと、複数の前処理剤吐出ノズルを有し、前記複数の前処理剤吐出ノズルからインクジェット方式にて前記記録媒体に対し前記インクの定着性を高める前処理剤を吐出する前処理剤吐出ヘッドと、前記搬送手段における搬送動作と、前記第1の記録ヘッドおよび前記前処理剤吐出ヘッドにおける吐出動作とを制御する制御手段と、を備え、前記複数の前処理剤吐出ノズルと、前記複数のインク吐出ノズルとは、前記記録媒体における前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応しており、前記制御手段が、前記複数の前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出処理として、前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させつつ、前記記録媒体の略全面に、前記複数の前処理剤吐出ノズルから前記前処理剤を吐出させる前処理剤吐出処理と、前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体上に、前記複数のインク吐出ノズルのうち隣接しあうインク吐出ノズルからの吐出タイミングを異ならせた印刷パターンである不良検出印刷パターンが形成されるように、前記複数のインク吐出ノズルから前記第1色のインクを吐出させる第1色吐出処理と、を実行させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて、前記第1色のインクとは色の異なる第2色のインクを吐出する第2の記録ヘッドをさらに備え、前記制御手段は、前記吐出不良検出処理において、前記前処理剤吐出処理と、前記第1色吐出処理と、前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体の略全面に、前記第2の記録ヘッドの前記複数のインク吐出ノズルからインクを吐出させる第2色吐出処理と、を実行させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る画像読取手段と、前記不良検出パターンについての前記画像読取手段による読み取り結果に基づいて、前記複数の前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良の有無を判定する不良判定手段と、をさらに備え、前記不良検出パターンが、それぞれのラインが異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって形成された複数のラインからなり、前記不良判定手段は、前記第1色のインクにより形成された前記複数のラインの全てについてのライン幅を検出し、前記複数のラインの中に前記ライン幅が所定の閾値の範囲外である幅超過ラインが存在する場合に、前記幅超過ラインを形成した前記第1の記録ヘッドの前記インク吐出ノズルと前記吐出位置が対応する前処理剤吐出ノズルを吐出不良ノズルと判定する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、インクジェット方式の画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良を検出する方法であって、前記画像記録装置が、記録媒体を搬送する搬送手段と、複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて画像記録用の第1色のインクを吐出する第1の記録ヘッドと、複数の前処理剤吐出ノズルを有し、前記複数の前処理剤吐出ノズルからインクジェット方式にて前記記録媒体に対し前記インクの定着性を高める前処理剤を吐出する前処理剤吐出ヘッドと、前記搬送手段における搬送動作と、前記第1の記録ヘッドおよび前記前処理剤吐出ヘッドにおける吐出動作とを制御する制御手段と、を備え、前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させつつ、前記前処理剤吐出ヘッドからの前記前処理剤の吐出と前記インク吐出ノズルからの第1色のインクの吐出とを行うことで、画像記録を行うものであり、前記複数の前処理剤吐出ノズルと、前記複数のインク吐出ノズルとは、前記記録媒体における前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応しており、前記記録媒体の略全面に、前記複数の前処理剤吐出ノズルから前記前処理剤を吐出させる前処理剤吐出工程と、前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体上に、前記複数のインク吐出ノズルのうち隣接しあうインク吐出ノズルからの吐出タイミングを異ならせた印刷パターンである不良検出印刷パターンが形成されるように、前記複数のインク吐出ノズルから前記第1色のインクを吐出させる第1色吐出工程と、を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の吐出不良検出方法において、前記画像記録装置が、複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて、前記第1色のインクとは色の異なる第2色のインクを吐出する第2の記録ヘッドをさらに備え、前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体の略全面に、前記第2の記録ヘッドの前記複数のインク吐出ノズルからインクを吐出させる第2色吐出工程、をさらに備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の吐出不良検出方法において、前記記録媒体上に形成された前記不良検出パターンを前記画像記録装置に備わる画像読取手段によって読み取る読取工程と、前記不良検出パターンについての前記画像読取手段による読み取り結果に基づいて、前記複数の前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良の有無を判定する不良判定工程と、をさらに備え、前記不良検出パターンが、それぞれのラインが異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって形成された複数のラインからなり、前記不良判定工程においては、前記第1色のインクにより形成された前記複数のラインの全てについてのライン幅を検出し、前記複数のラインの中に前記ライン幅が所定の閾値の範囲外である幅超過ラインが存在する場合に、前記幅超過ラインを形成した前記第1の記録ヘッドの前記インク吐出ノズルと前記吐出位置が対応する前処理剤吐出ノズルを吐出不良ノズルと判定する、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項6の発明によれば、記録媒体において、前処理剤吐出ノズルによる前処理剤の吐出が良好になされていない領域では、第1色のインクの記録媒体上への定着性が低いために、第1色のインクより形成された印刷パターンに滲みが生じる。従って、この滲みが生じた領域に対応する前処理剤吐出ノズルが吐出不良であると判定することで、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出することができる。
請求項2および請求項5の発明によれば、前処理剤の吐出が良好になされていない領域では、第1色および第2色のインクが混ざり合って滲みとなるので、滲みを生じさせるインクの量が多くなり、より高い精度で前処理剤吐出ノズルの吐出不良を検出することができる。
請求項3および請求項6の発明によれば、吐出不良が生じている前処理剤吐出ノズルを検出することができる。
<画像記録装置>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像記録装置1の構成を示す側面断面図である。また、図2は、画像記録装置1の構成を示す斜視図であって、画像記録部4の図示を省略した図である。
画像記録装置1は、記録媒体RM(図6参照)に対して、インクジェット方式により画像の記録を行うためのものである。画像の記録は、画像記録装置1が備える記録ヘッド41、42、43、44に設けられた多数のノズル(インク吐出ノズル)の吐出口からインクを吐出させ、記録媒体RMに付着させることによって行われる。
記録媒体RMは、一般的な画像記録装置において用いられる紙のみならず、布、プラスチックフィルム、皮革等、広くインクを受容可能なものである。本実施の形態においては、記録媒体RMがシート状の印刷用紙である場合を例として説明する。
係る画像記録装置1は、給紙部2と、記録媒体RMをその上に保持可能なテーブル20を移動させるテーブル移動機構3と、画像記録部4と、排紙部5とを備える。
給紙部2は、収容している記録媒体RMを一枚ずつテーブル移動機構3へ搬送する部位であり、ストッカー部10と、コンベア11とを備えている。
ストッカー部10は、その上に記録媒体RMを載置しており、さらに、載置してある記録媒体RMを最上位のものから一枚ずつ吸着して、コンベア11へ搬送する。
コンベア11は、ストッカー部10から搬送された記録媒体RMを、その上に保持し、記録媒体RMの搬送方向下流側へと搬送して、テーブル移動機構3のテーブル20へ受け渡す。
テーブル移動機構3は、給紙部2より受け取った記録媒体RMをテーブル20に吸着保持し画像記録部4へ搬送するとともに、画像記録部4における画像記録時にはテーブル20を精度よく移動させ、画像の記録が終了した後にテーブル20を排紙部5へと移動させる。テーブル移動機構3は、吸着穴21により記録媒体RMを吸着保持可能なテーブル20と、吸着ファン22と、チェーン23と、リニアモータ機構24と、リニアガイドのレール25と、スプロケット26、27、28、29と、チェーン30と、スプロケット31、32とを主として備えている。
テーブル20は、ローラ部材としての一対のスプロケット26と索体としてのチェーン23とにより構成される無端状搬送機構によって周回軌道に沿って高速で移動するとともに、画像記録部4においてなされる画像の記録時には無端状搬送機構から切り離されて、その移動が無端状搬送機構からリニアモータ機構24(詳細は後述)に切り換えられる。これにより、画像記録時には、テーブル20は、精度よく移動できるようになっている。そして、このとき、テーブル20の四隅に配設されたリニアガイドの受け部(図示せず)は、図2に図示する側板33に配設された左右一対のリニアガイドのレール25と一体となっている。このレール25は無端状の形状を有しており、テーブル20は、レール25および受け部からなる無端状のリニアガイドにより案内され、周回軌道に沿って移動可能となっている。
また、テーブル20は吸着穴21を有しており(図2参照)、この吸着穴21を利用してテーブル20表面に記録媒体RMを吸着保持することができるようになっている。具体的には、テーブル20は中空状の構造を有しており、テーブル20の表面には、テーブル20の中空部と連通する吸着穴21が形成されている。さらに、テーブル20の走行経路の下方には吸着ファン22が配設されている。そして、吸着ファン22から排気を行うことにより、テーブル20の表面に供給された記録媒体RMをテーブル20上に吸着保持することが可能となっている。
一対のスプロケット26は、画像記録装置1の一方の側板33(図2参照)に回転可能に配設されている。この一対のスプロケット26にはチェーン23が巻回されている。
スプロケット27は、一対のスプロケット26の一方の側方に付設されてなる。このスプロケット27は、モータの駆動により駆動するスプロケット28および従動スプロケット29と、チェーン30によって連結されている。これにより、チェーン23は、駆動スプロケット28の駆動により一対のスプロケット26に巻回された状態で回動する。
2対のスプロケット31、32は、テーブル20が画像記録部4に到達するより前および画像記録部4による画像の記録を終えた後に、無端状搬送機構からリニアモータ機構24へテーブル20の受け渡しを行うために、周回軌道の途中でチェーン23の高さ位置の変更を行う。
リニアモータ機構24においては、テーブル20の下方において図示しない可動子がテーブル20と着脱自在に設けられてなり、テーブル20の移動方向に配設されてなる図示しない固定子を、該可動子をテーブル20に連結した状態で磁極変化させることにより、テーブル20を移動させることができるようになっている。
テーブル20は、画像記録部4による画像記録時には、リニアモータ機構24により搬送され、それ以外のときには、テーブル20は上述したチェーン23を利用した無端状搬送機構により搬送される。すなわち、チェーン23とテーブル20とは画像の記録前(すなわちテーブル20が後述する前処理剤吐出ヘッド40に対向するより前)に連結が解除され、画像の記録後(すなわち、後述する記録ヘッド41、42、43、44、ヒータ45、46、47、48、49、およびスキャナ50と順次に対向した後)、再び連結されることとなる。このような構成によって、無端状搬送機構により複数のテーブル20を周回軌道に沿って高速で移動させるとともに、画像の記録時にはリニアモータ機構24により複数のテーブル20を精度よく一方向に移動させることが可能となる。
画像記録部4は、テーブル移動機構3の上方に設けられてなり、テーブル移動機構3により一方向に走行するテーブル20の上面に吸着保持された記録媒体RMに対し、インクジェット方式で画像を記録する部位である。画像記録部4は、前処理剤吐出ヘッド40と、4つの記録ヘッド41、42、43、44と、5つのヒータ45、46、47、48、49と、スキャナ50とを備える。以下、前処理剤吐出ヘッド40と記録ヘッド41〜44とをまとめて単にヘッドとも称する。
前処理剤吐出ヘッド40は、4つの記録ヘッド41〜44による画像の記録より前に、記録媒体RMに前処理剤を塗布するためのものである。前処理剤は、インクの定着性の低い記録媒体RM、すなわち、インクの吸収率の低い記録媒体RMを用いて画像記録装置1による画像の記録を行う際に、記録媒体RM上へのインクの定着性を高める目的で塗布される。なお、前処理剤には、透明あるいは略透明なものがしばしば用いられる。
4つの記録ヘッド41、42、43、44はそれぞれ、ブラックインク用の記録ヘッド41と、シアンインク用の記録ヘッド42と、マゼンタインク用の記録ヘッド43と、イエローインク用の記録ヘッド44とである。記録ヘッド41〜44は、図1に示すように、テーブル移動機構3の上方に、記録媒体RMが搬送される向き(図1の場合であれば右から左に向かう向き)にこの順に配設されてなる。前処理剤吐出ヘッド40と記録ヘッド41〜44との構造の詳細については後述する。
5つのヒータ45、46、47、48、49は、プレヒート用のヒータ45と、中間ヒート用のヒータ46、47、48と、メインヒート用のヒータ49とである。ヒータ45〜49は、各々に対向する位置へ搬送されてきた記録媒体RMに対し熱風を吹き付けることができるように構成されており、記録媒体RMを乾燥する役割を担う。
スキャナ50は、記録された画像全体やパッチの濃度を測定するための装置であり、テーブル移動機構3の上方、かつ、記録ヘッド41〜44の設置位置より記録媒体RMの搬送方向下流側に設けられている。画像記録装置1において、スキャナ50はライン状のCCDカメラによって構成されている。なお、スキャナ50は、ライン状のCCDカメラに限る必要はなく、エリアセンサ等を用いることも可能である。
排紙部5は、画像記録部4における画像記録を終えて、テーブル移動機構3により搬送されてきた記録媒体RMを排出する部位であり、排紙胴60と、コンベア61、62と、排紙テーブル63とを備える。
排紙胴60は、画像記録部4における画像の記録を終えて、テーブル20に吸着保持されテーブル移動機構3の動作により搬送されてきた記録媒体RMを、その外周部に巻回してテーブル20から分離する。
コンベア61、62は、排紙胴60によりテーブル20から分離された記録媒体RMを排紙テーブル63へ搬送する役割を担う。具体的には、コンベア61は、排紙胴60より受け取った記録媒体RMをその上に保持して搬送しコンベア62へと受け渡し、コンベア62は、コンベア61より受け取った記録媒体RMをその上に保持して排紙テーブル63まで搬送し、記録媒体RMを受け渡す。
排紙テーブル63は、搬送されてきた記録媒体RMを回収するための部位である。コンベア62より受け渡された該記録媒体RMは排紙テーブル63上に順次載置される。
以上のような構成を有する画像記録装置1において、給紙部2から送り出された記録媒体RMは、テーブル移動機構3における無端状搬送機構により移動するテーブル20上に供給される。そして、テーブル20が無端状搬送機構からテーブル移動機構3におけるリニアモータ機構24に受け渡された後、画像記録部4による記録媒体RMへの画像の記録が実行される。しかるのち、テーブル20が、リニアモータ機構24から無端状搬送機構に受け渡された後、テーブル20上の記録媒体RMが排紙部5に排出される。
<前処理剤吐出ヘッドおよび記録ヘッドの構成>
次に、前処理剤吐出ヘッド40および記録ヘッド41〜44の構成について説明する。本実施の形態においては、前処理剤吐出ヘッド40および記録ヘッド41〜44が同じ構造であるとする。
図3は、前処理剤吐出ヘッド40の構成例(すなわち記録ヘッド41〜44の構成例でもある)を示す図である。図3においては、前処理剤吐出ヘッド40を図1において図面視下側から見た様子を示す。また、記録媒体RMの搬送される向き(図面視で右から左に向かう向き)を図示している。なお、本実施の形態においては、説明の便宜のため、前処理剤吐出ヘッド40(および記録ヘッド41〜44)が60個のノズルN1〜N60を有する場合を例として説明する。
前処理剤吐出ヘッド40は、3つのヘッドユニットU1、U2、U3が、この順で、図面視で下側から上側に向かって(図1では、図面視で奧側から手前側に向かって)千鳥状に配列されることによって構成される。ヘッドユニットU1、U2、U3は、それぞれ、ノズルN1〜N20、ノズルN21〜N40、ノズルN41〜N60を有している。また、各ヘッドユニットU1〜U3においては、図面視で上下方向に5つのノズルが一列に配設されており、図面視で左右方向には、4つのノズルが階段状に配列されている。
なお、あるノズルに対して、図面視上下方向に一番近い距離に位置するノズルを隣接するノズルと呼ぶことにする。つまり、あるノズルとこれに隣接するノズルとは、図面視上下方向に、隣り合うドットが形成されるようにインクを吐出することができるノズルの組合せであるとも言える。図3では、図面視で下側から順に、ノズルN1、N2、N3・・・N59、N60がこの順に隣接していることになる。
すなわち、ヘッドユニットU1においては、ノズルN1とノズルN2とは隣接するノズル同士であり、ノズルN2には、ノズルN1に加えてノズルN3も隣接していることになる。また、ノズルN4に対しては、ノズルN3とノズルN5が隣接していることになる。また、ヘッドユニットU1のノズルN20とヘッドユニットU2のノズルN21とが隣接しており、ヘッドユニットU2のノズルN40とヘッドユニットU3のノズルN41とが隣接していることになる。
なお、前処理剤吐出ヘッド40は、記録媒体RMの搬送方向に直交する方向(図3においては、図面視で上下方向)において、記録媒体RMの幅より広い範囲でのインクの吐出が可能とされてなる。
このような構成によって、多数のノズルが、図面視上下方向に高い線密度で配設されることとなる。
上記のように構成される前処理剤吐出ヘッド40は、各ノズルにおける前処理剤の吐出量および吐出タイミングが制御されることで、記録媒体RMの任意の領域に所定の量の前処理剤を吐出することが可能となっている。
例えば、ヘッドユニットU1のノズルN1〜N20を使用して、図面視上下方向に直線状に前処理剤を吐出することを考える。まず、図面視右側から搬送されてきた記録媒体RMおいて、前処理剤吐出の対象となる領域が、ノズルN1、N5、N9、N13、N17(一列目のノズル群)と対向したら、これらのノズルから記録媒体RM上へ向けて所定量の前処理剤吐出がされる。
続いて、一列目のノズル群により前処理剤を塗布された記録媒体RMが搬送され、前処理剤吐出の対象となる領域が、ノズルN2、N6、N10、N14、N18(2列目のノズル群)に対向する位置に到達したら、2列目のノズル群による前処理剤の吐出が行われる。つまり、2列目のノズル群による前処理剤の吐出は、1列目のノズル群による前処理剤の吐出よりも遅いタイミングで行われることとなる。このように前処理剤の吐出タイミングをずらすことによって、一列目のノズル群と2列目のノズル群とは、記録媒体上において、図面視上下方向に同じ位置に前処理剤を吐出することできる。
同様に、ノズルN3、N7、N11、N15、N19(3列目のノズル群)の吐出が、2列目のノズル群による吐出より所定のタイミングだけ遅れて行われ、ノズルN4、N8、N12、N16、N20(4列目のノズル群)の吐出が、3列目のノズル群による吐出よりも所定のタイミングだけ遅れて行われる。このように各ノズルの前処理剤の吐出タイミングを調整することで、図面視上下方向に直線状に前処理剤を吐出することができる。
以上、前処理剤吐出ヘッド40を例としてその構造について説明したが、記録ヘッド41〜44においても、各ノズルのインクの吐出量および吐出タイミングが制御されることで、所望の領域へインクの吐出が可能である。
また、前処理剤吐出ヘッド40に備わるノズルN1〜N60と、該前処理剤吐出ヘッド40と同様の構造を有する記録ヘッド41〜44のノズルN1〜N60とはそれぞれ、記録媒体RMの搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応している。すなわち、前処理剤吐出ヘッド40および記録ヘッド41〜44のノズルN1同士、ノズルN2同士・・・ノズルN60同士は、記録媒体RMの搬送方向と直交する方向について同一位置に前処理剤あるいはインクを吐出することがきるようになっている。
<画像記録装置の制御系>
次に、画像記録装置1の制御系について説明する。
図4は、画像記録装置1の制御系の構成を概略的に示す図である。画像記録装置1の制御系は、主として、CPU101、ROM102、およびRAM103を備える制御部100と、搬送制御回路104と、ヘッド制御回路105と、スキャナ制御回路106、不良判定手段107とによって構成される。
制御部100は、画像記録装置1における画像の記録に関する処理や、各部のデータ処理や制御を統括的に行う。上記のように、制御部100はその機能を実現するため、CPU101と、ROM102と、RAM103とを備える。
CPU101は、画像記録装置1の各部におけるデータ処理や制御を実行する。
ROM102は、画像記録装置1を用いて記録媒体RMに画像を記録するための各処理手順に関するプログラムなどが記憶されている。ROM102に格納されているプログラムがCPU101により読み出され実行されることによって、画像記録装置1の各部のデータ処理や制御が統括的に行われ得るようになっている。
また、ROM102は、本発明に係る前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良検出の処理を行うために必要なプログラムを格納している。係る吐出不良ノズルの検出処理が実行されるにあたっては、CPU101が、ROM102に格納されているプログラムを読み出して実行することで、画像記録装置1の各部を作用させることとなる。
RAM103は、画像記録装置1の各部のデータ処理や制御を実行する際に、データを一時的に記憶しておくワークエリアとして用いられる。例えば、図示しないパソコン等のホスト装置から受信された画像データを所定の領域に格納する。
搬送制御回路104は、制御部100から与えられた駆動条件に従って、テーブル移動機構3、すなわち、無端状搬送機構およびリニアモータ機構24の駆動制御を実行する。
ヘッド制御回路105は、制御部100から与えられた駆動条件に従って、前処理剤吐出ヘッド40からの前処理剤の吐出および記録ヘッド41〜44からのインクの吐出を制御する。また、ヘッドの駆動に併せてヒータによる加熱の制御も実行する。
スキャナ制御回路106は、制御部100から与えられた駆動条件に従って、スキャナ50を制御する。
不良判定手段107は、吐出不良が生じている前処理剤吐出ノズルを特定する不良判定処理を行う。後述するように、吐出不良が生じているノズルの特定は、記録媒体RM上にテストパターンを印刷した結果に基づいて行われる。なお、不良判定手段107は、制御部100の機能によって実現される仮想的構成要素であっても良い。
<前処理吐出ノズルにおける吐出不良検出処理の流れ>
次に、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良検出処理(単に、吐出不良検出処理とも称する)の流れについて説明する。以下に説明する処理は、制御部100により画像記録装置1の各部が制御されることで実現される。
なお、以下で説明する前処理剤吐出ヘッド40、記録ヘッド41、44、およびスキャナ50における処理は、各々の処理が実行可能な位置に記録媒体RM上の処理対象とする領域が到達した時点で行われる。すなわち、上記の各部の処理は、必要に応じて、記録媒体RM上の異なる領域で並行して行われることとなる。
図5は、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良検出処理の流れを示す図である。画像記録装置1において、吐出不良検出処理が実施されるにあたっては、まず、記録媒体RMが画像記録部4へ搬送される(ステップS1)。
次に、画像記録部4において、前処理剤吐出ヘッド40に対向する位置へ搬送された記録媒体RMに対し、所定のテストパターンTP1が形成されるように、前処理剤の塗布が行われる(ステップS2)。
図6は、テストパターンTP1を示す図である。テストパターンTP1は、記録媒体RM全面に前処理剤を均一な濃度で塗布する印刷パターンである。図6においては、図の都合上、テストパターンTP1を斜線で表している。なお、テストパターンTP1を形成するための前処理剤の吐出タイミングおよび吐出量は、あらかじめROM102等に記憶されている。
続いて、記録ヘッド41に対向する位置へ搬送された記録媒体RMに対して、所定のテストパターンTP2が形成されるようにブラックインクの吐出が行われる(ステップS3)。テストパターンTP2は、記録ヘッド41の各ノズルにおいて、少なくとも隣り合うノズルからのインクの吐出タイミングをずらして形成される印刷パターンである。
図7は、ステップS3において形成されるテストパターンTP2の例を示す図である。記録ヘッド41のノズルN1〜N60によってインクが塗布された領域をそれぞれラインL1〜L60とする。テストパターンTP2は、記録ヘッド41のノズルから、図3において図面視で下側にドットを形成可能なノズルを順に4個ずつ1組とした15組(ノズルN1〜N4、N5〜N8、N9〜N12、・・・、N53〜N56、N57〜N60の15組)に分け、それぞれの組において、図3の図面視で下側のノズルから(すなわち、ノズルN1、N5、N9、N13・・・N53、N57から)順に、1ノズル毎に吐出タイミングをずらしてインクを吐出させることで、階段状に印刷されるパターンが形成される。
なお、ステップS3にてブラックインクで形成されるテストパターンTP2を形成するためのブラックインクの吐出タイミングおよび吐出量は、あらかじめROM102等に記憶されている。また、記録媒体RM上での印刷位置と対応する記録ヘッド41のノズルとの情報についてもROM102に格納されている。
続いて、記録ヘッド44に対向する位置へ搬送された記録媒体RMに対して、所定のテストパターンTP3が形成されるように、イエローインクの吐出が行われる(ステップS4)。テストパターンTP3は、記録媒体RM全面にイエローインクが均一な所定の濃度で塗布される印刷パターンである。つまり、本ステップによってイエローインクが吐出される記録媒体RM上の領域(ライン)は、ステップS2で前処理剤が吐出されたのと同様の領域(ライン)である(図6参照)。
以上のステップS4までの処理によって、係る検出処理に必要なテストパターンの印刷が完了する。
図8は、ステップS4までの処理で、記録媒体RM上に形成された画像を例示する部分拡大図である。図8において、ラインL25、L29、L30は、前処理剤吐出ノズルから前処理剤の吐出が正常に行われている場合を示している。前処理剤が正常に塗布されている場合、その上に吐出されるインクは記録媒体RM上に安定して定着するため、各ラインは良好な幅aで印刷される。
一方、ラインL26は、前処理剤が良好に吐出されていない領域上に塗布されたブラックインクにより形成されたパターンを示すものである。この場合、ラインL26が形成されている領域ではインクが安定して定着せず、このため、テストパターンTP3を形成するイエローインクとテストパターンTP2を形成するブラックインクとが混じり合い、滲みD1が生じている。滲みD1が生じている領域は幅bとなり、良好なラインの幅aより大きな値となる。そして、滲みD1が生じている領域を吐出対象とする前処理剤吐出ノズルは吐出不良であると判断され得ることとなる。
従って、ステップS4における処理を終えた時点で、記録媒体RM上には吐出不良ノズルに対応する箇所のテストパターンTP2においては滲みが生じている。この滲みは、例えば、1ノズルが印刷するラインの幅やテストパターンTP2を印刷するインクの色によっては肉眼で確認することも可能である。これにより、少なくとも吐出不良が生じていることを把握することが可能である。このように、インクの滲みの有無によって前処理剤の吐出不良の有無を把握するようにすることで、視認性が低く、単に記録媒体に塗布しただけでは吐出不良の検出が困難であるような前処理剤を用いるような場合であっても、確実に吐出不良を検出することができる。
以下のステップでは、吐出不良が生じている前処理剤吐出ノズルを特定するための処理の流れを説明する。
スキャナ50に対向する位置へ記録媒体RMが搬送されてくると、スキャナ50が、該記録媒体RM上に印刷されたテストパターンの画像を読み取る(ステップS5)。
続いて、ステップS5で得られた画像から、ステップS3で形成されたテストパターンTP2の各ラインの幅が不良判定手段107により検出される(ステップS6)。テストパターンTP2の各ラインの幅は、例えば、得られた画像に2値化処理を施して、印刷パターンとそれ以外とを区別した後、各ラインの幅を検出することで求めることができる。図8に示した例においては、ラインL25、L28、L29については、幅aが検出される。また、ラインL26については、滲んでいる領域D1の幅bが検出されることになる。
読み取られたラインの幅が、あらかじめ定められた閾値の範囲内であるかどうかの判定が不良判定手段107により行われる(ステップS7)。すなわち、図8に示すように形成された記録媒体RM上の印刷パターンの各ラインの幅が、良好なライン幅aを基準として所定の範囲内であるか否かの判定が行われる。
ステップS7において、ラインの幅が閾値の範囲内であった場合は、不良判定手段107により、対応する前処理剤吐出ノズルからは正常に吐出が行われているともの判定され、判定結果が保存される(ステップS8)。ノズルの吐出が正常であることを示す情報は、例えば、RAM103に記憶される。
一方、ステップS7において、ラインの幅が閾値の範囲外であった場合は、不良判定手段107により、対応する前処理吐出ノズルは吐出不良であると判定され、判定結果が保存される(ステップS9)。ノズルが吐出不良であることを示す情報は、例えば、RAM103に記憶される。
ステップS8あるいはステップS9での処理を終えた後、全ての前処理剤吐出ノズルに対応したラインについて幅の検出および幅が閾値の範囲内であるか否かの判定がなされたかどうかが判定される(ステップS10)。全てのノズルについて、ライン幅の検出および幅が閾値の範囲内か否かの判定が終了していないのであれば、ステップS6に戻って、引き続きラインの幅の検出およびラインの幅が閾値の範囲内であるか否かが判定される。全てのノズルについて判定が終了している場合は判定結果を出力し、係る検出処理は終了する。判定結果の出力は、例えば、前処理剤吐出ノズルの位置と各ノズルの吐出が正常であるか否かとの対応関係を一覧表などにして、ディスプレイ等の表示装置に表示したり、あるいは印刷して出力することにより行われる。
以上のような処理によって、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出することができる。
なお、上記ステップS4でなされる処理は、吐出不良ノズルの検出において、検出力を高めるための処理、すなわち、吐出不良ノズルの検出精度を向上するために行われる処理である。本実施の形態においては、ステップS3において形成するテストパターンTP2は、少なくとも隣り合うドットを形成するノズル同士の吐出タイミングをずらして行うため、滲みを多くすることが望ましいと言える。ステップS4における処理を行うことによって、前処理剤吐出ノズルの吐出不良ノズルに対応する領域の滲みをより多くすることができるようになっている。これにより吐出不良ノズルと吐出が正常に行われているノズルとをよりはっきりと区別することができる。このような方法によって、インクの量を多くすることで吐出不良ノズルの検出力を高めている。
一方、ステップS4における処理は検出力を高める処理であるので、ステップS4の処理を行わずとも、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良の検出を行うことは可能である。この場合、前処理剤の吐出が良好でない箇所においては、イエローインクとブラックインクとが混じり合って滲みを生じるのではなく、ブラックインクが単色で滲みを生じることとなる。この滲みを検出することで吐出不良を検出することもできる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、記録媒体上において前処理剤吐出ノズルによる前処理剤の吐出が良好になされていない領域では、前処理剤塗布後に吐出されたブラックインクおよびイエローインクの記録媒体上への定着性が低いために、ブラックインクとイエローインクが混ざり合い、テストパターンTP2に滲みが生じる。従って、この滲みが生じた領域に対応する前処理剤吐出ノズルが吐出不良であると判定することで、前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良を検出することができる。
なお、このような吐出不良検出は、テストパターンTP2の印刷に用いられるブラックインクおよびテストパターンTP3の印刷に用いられるイエローインクより前処理剤の視認性が低い場合(例えば、前処理剤が透明または略透明である場合)に、特に、有効である。
さらに、テストパターンの印刷結果をスキャナで読み取り、得られた読取画像から、テストパターンTP2の印刷によって形成された各ラインの幅を検出し、該ラインの幅と所定の閾値との大小関係に基づいて吐出不良の有無を判定するとともに、該ラインの形成位置と前処理剤吐出ノズルの配置関係とに基づいて、吐出不良ノズルの特定を行うようにしているので、吐出不良ノズルを確実に検出することができる。
<変形例>
本実施の形態においては、複数のノズルをそれぞれ有する複数のヘッドユニットを千鳥状に配列することによって、記録媒体RMの搬送方向に直交する方向に、記録媒体RMの幅方向全幅に渡って印刷可能に構成されたラインヘッドを用いて態様を示したが、記録媒体RMの全幅以上に形成された長尺なヘッド本体の長手方向に複数のノズルを一列に配設させる構造をもつラインヘッドを用いても構わない。
また、前処理剤吐出ヘッド40および記録ヘッド41〜44は、ラインヘッドであるものについて説明したが、記録ヘッドおよび前処理剤吐出ヘッドは、記録媒体RMの幅方向に往復動作する、シリアルヘッドであっても本発明は適用可能である。
また、ステップS3とステップS4との処理において記録媒体RMに印刷されるインクの色は上述の実施形態の態様に限られるものではない。つまり、画像記録装置における画像記録部の構成に併せて、ステップS3およびステップS4で用いるインクの色を変えてもよい。但し、ステップS3で用いられるインクの色は視認性が高いものが望ましく、ステップS4で用いられるインクの色は視認性が中程度のものが望ましい。
また、ステップS2での処理に続いて、ステップS4のテストパターンTP3の印刷を行った後に、ステップS3のテストパターンTP2の印刷を行う態様であってもよい。
また、上述の実施の形態においては、インクとして、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローを用いる場合について説明したが、これらの色のインクに加えて他の色のインクを併用する場合においても本発明は適用可能である。また、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー以外の色を用いて画像の記録を行う装置においても本発明は適用可能である。
本願のテストパターンの印刷に合わせて、例えば、各記録ヘッド41〜44の各ノズルの吐出状況を検査するテストパターンを印刷した後に、続いて、本発明に係る前処理剤吐出ノズルの吐出不良を検出するテストパターンの印刷を行う態様であってもよい。
上記説明においては、ステップS2およびステップS4でのパターンは一様な濃度で記録媒体RM全面に前処理剤を塗布するテストパターンTP1、あるいはインクを塗布するテストパターンTP3である場合について説明したが、これに限られることはない。具体的には、ステップS2のパターンはテストパターンTP1に限られず、ステップS4のパターンはテストパターンTP3に限られず、ステップS2において形成されたパターンと略同一のパターンであればよい。
画像記録装置1の構成を示す側面断面図である。 画像記録装置1の構成を示す斜視図であって画像記録部4の図示を省略した図である。 前処理剤吐出ヘッド40および記録ヘッド41〜44の構成例を示す図である。 画像記録装置1の制御系の構成を示す図である。 吐出不良検出処理の流れを示す図である。 テストパターンTP1を示す図である。 テストパターンTP2を示す図である。 テストパターンの印刷結果を例示する部分拡大図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 給紙部
3 テーブル移動機構
4 画像記録部
5 排紙部
40 前処理剤吐出ヘッド
41 ブラックインク用の記録ヘッド
42 シアンインク用の記録ヘッド
43 マゼンタインク用の記録ヘッド
44 イエローインク用の記録ヘッド
50 スキャナ
100 制御部
104 搬送制御回路
105 ヘッド制御回路
106 スキャナ制御回路
107 不良判定手段
N1〜N60 ノズル
RM 記録媒体
TP1 テストパターン
TP2 テストパターン
TP3 テストパターン

Claims (6)

  1. インクジェット方式で画像を記録する装置であって、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて画像記録用の第1色のインクを吐出する第1の記録ヘッドと、
    複数の前処理剤吐出ノズルを有し、前記複数の前処理剤吐出ノズルからインクジェット方式にて前記記録媒体に対し前記インクの定着性を高める前処理剤を吐出する前処理剤吐出ヘッドと、
    前記搬送手段における搬送動作と、前記第1の記録ヘッドおよび前記前処理剤吐出ヘッドにおける吐出動作とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルと、前記複数のインク吐出ノズルとは、前記記録媒体における前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応しており、
    前記制御手段が、前記複数の前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出処理として、前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させつつ、
    前記記録媒体の略全面に、前記複数の前処理剤吐出ノズルから前記前処理剤を吐出させる前処理剤吐出処理と、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体上に、前記複数のインク吐出ノズルのうち隣接しあうインク吐出ノズルからの吐出タイミングを異ならせた印刷パターンである不良検出印刷パターンが形成されるように、前記複数のインク吐出ノズルから前記第1色のインクを吐出させる第1色吐出処理と、
    を実行させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて、前記第1色のインクとは色の異なる第2色のインクを吐出する第2の記録ヘッドをさらに備え、
    前記制御手段は、前記吐出不良検出処理において、
    前記前処理剤吐出処理と、
    前記第1色吐出処理と、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体の略全面に、前記第2の記録ヘッドの前記複数のインク吐出ノズルからインクを吐出させる第2色吐出処理と、
    を実行させることを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記記録媒体上に形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    前記不良検出パターンについての前記画像読取手段による読み取り結果に基づいて、前記複数の前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良の有無を判定する不良判定手段と、
    をさらに備え、
    前記不良検出パターンが、それぞれのラインが異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって形成された複数のラインからなり、
    前記不良判定手段は、前記第1色のインクにより形成された前記複数のラインの全てについてのライン幅を検出し、前記複数のラインの中に前記ライン幅が所定の閾値の範囲外である幅超過ラインが存在する場合に、前記幅超過ラインを形成した前記第1の記録ヘッドの前記インク吐出ノズルと前記吐出位置が対応する前処理剤吐出ノズルを吐出不良ノズルと判定する、ことを特徴とする画像記録装置。
  4. インクジェット方式の画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良を検出する方法であって、
    前記画像記録装置が、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて画像記録用の第1色のインクを吐出する第1の記録ヘッドと、
    複数の前処理剤吐出ノズルを有し、前記複数の前処理剤吐出ノズルからインクジェット方式にて前記記録媒体に対し前記インクの定着性を高める前処理剤を吐出する前処理剤吐出ヘッドと、
    前記搬送手段における搬送動作と、前記第1の記録ヘッドおよび前記前処理剤吐出ヘッドにおける吐出動作とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させつつ、前記前処理剤吐出ヘッドからの前記前処理剤の吐出と前記インク吐出ノズルからの第1色のインクの吐出とを行うことで、画像記録を行うものであり、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルと、前記複数のインク吐出ノズルとは、前記記録媒体における前記搬送手段による前記記録媒体の搬送方向と直交する方向についての吐出位置が1対1に対応しており、
    前記記録媒体の略全面に、前記複数の前処理剤吐出ノズルから前記前処理剤を吐出させる前処理剤吐出工程と、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体上に、前記複数のインク吐出ノズルのうち隣接しあうインク吐出ノズルからの吐出タイミングを異ならせた印刷パターンである不良検出印刷パターンが形成されるように、前記複数のインク吐出ノズルから前記第1色のインクを吐出させる第1色吐出工程と、
    を備えることを特徴とするインクジェット方式の画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出方法。
  5. 請求項4に記載の吐出不良検出方法において、
    前記画像記録装置が、複数のインク吐出ノズルを有し、前記複数のインク吐出ノズルからインクジェット方式にて、前記第1色のインクとは色の異なる第2色のインクを吐出する第2の記録ヘッドをさらに備え、
    前記複数の前処理剤吐出ノズルによる吐出の対象とされた前記記録媒体の略全面に、前記第2の記録ヘッドの前記複数のインク吐出ノズルからインクを吐出させる第2色吐出工程、
    をさらに備えることを特徴とするインクジェット方式の画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の吐出不良検出方法において、
    前記記録媒体上に形成された前記不良検出パターンを前記画像記録装置に備わる画像読取手段によって読み取る読取工程と、
    前記不良検出パターンについての前記画像読取手段による読み取り結果に基づいて、前記複数の前処理剤吐出ノズルにおける吐出不良の有無を判定する不良判定工程と、
    をさらに備え、
    前記不良検出パターンが、それぞれのラインが異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって形成された複数のラインからなり、
    前記不良判定工程においては、前記第1色のインクにより形成された前記複数のラインの全てについてのライン幅を検出し、前記複数のラインの中に前記ライン幅が所定の閾値の範囲外である幅超過ラインが存在する場合に、前記幅超過ラインを形成した前記第1の記録ヘッドの前記インク吐出ノズルと前記吐出位置が対応する前処理剤吐出ノズルを吐出不良ノズルと判定する、ことを特徴とするインクジェット方式の画像記録装置における前処理剤吐出ノズルの吐出不良検出方法。
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