JP2015182365A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。【解決手段】制御部は、検査吐出モードで連続紙に検査領域33を形成させ、印刷ヘッドからオーバーコート剤を検査領域33上に吐出させてオーバーコート用検査チャート31を形成させる。検査領域33は、検査吐出モードで印刷が行われるので、通常吐出モードよりもベタに近い状態で印刷が行われる。検査領域33におけるインクの均一性を高くでき、インクを吸収しにくい用紙において、インクが吸収されないうちにオーバーコート剤を吐出することで、インクがにじんで色味が変わるので、オーバーコート剤が不可視であったとしてもオーバーコート用検査チャート31の視認性を向上できる。その結果、特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。【選択図】図3

Description

本発明は、インクを吐出して画像を印刷するインクジェット印刷装置に係り、特に、印刷面を保護するために印刷するオーバーコート剤を確認するための技術に関する。
通常のインクジェット印刷装置では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各可視色のインクを各印刷ヘッドから印刷用紙に吐出させて画像を印刷する。また、印刷後における光沢感などの質感を向上させたり、対摩擦性を向上させたりするために、特にコート紙系の印刷用紙に対しては、オーバーコート剤が画像の印刷後に塗布されることがある。オーバーコート剤は、先に印刷されている画像領域の上に塗布することが前提であり、各可視色で用いられているのと同様の印刷ヘッドから透明色(不可視)の材料を吐出させる。
オーバーコート剤は透明色であるので、オーバーコート用の印刷ヘッドの全ノズルからオーバーコート剤が吐出しているか否かを、印刷用紙上では目視確認することが困難である。そこで、オーバーコート剤の吐出確認のために、蛍光または赤外光に感受性のあるオーバーコート剤を用いたり、紫外線吸収添加剤を混合したオーバーコート剤を用いたりするなどして、オーバーコート剤を塗布した後、画像認識カメラで認識させることにより、オーバーコート剤の塗布状態を確認する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−251243号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、特殊なオーバーコート剤及び画像認識カメラによって装置のコストが上昇するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、インクとオーバーコート剤を吐出するインクジェット印刷装置において、インクを吐出する印刷ヘッドと、オーバーコート剤を吐出するオーバーコート用ヘッドと、前記印刷ヘッド及び前記オーバーコート用ヘッドを操作して印刷媒体に対して印刷を行わせる制御部と、を備え、前記制御部は、印刷媒体に印刷を行うため印刷媒体における所定の面積に対する印字率が100%未満である通常吐出モードと、オーバーコート剤の吐出状態を確認するため、印刷媒体における所定の面積に対する印字率が、前記通常吐出モードよりも高い検査吐出モードと、を実行可能に構成され、前記検査吐出モードで前記印刷ヘッドを操作して印刷媒体に検査領域を形成させ、前記オーバーコート用ヘッドからオーバーコート剤を前記検査領域上に吐出させてオーバーコート用検査チャートを形成させることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御部は、検査吐出モードで印刷ヘッドを操作して印刷媒体に検査領域を形成させ、オーバーコート用ヘッドからオーバーコート剤を検査領域上に吐出させてオーバーコート用検査チャートを形成させる。検査領域は、検査吐出モードで印刷が行われるので、通常吐出モードよりもベタに近い状態で印刷が行われる。したがって、通常吐出モードによる印刷よりも検査領域におけるインクの均一性を高くできるとともに、インクを吸収しにくい用紙、例えばコート紙等において、インクが吸収されないうちにオーバーコート剤を吐出することにより、インクがにじんで色味が変わるので、オーバーコート剤が不可視であったとしてもオーバーコート用検査チャートの視認性を向上できる。その結果、特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。
また、本発明において、前記検査領域は、前記印刷ヘッドからシアン(C)のインクを吐出することにより形成されることが好ましい(請求項2)。
オーバーコート剤のにじみの影響により、検査領域をシアンにすることでオーバーコート用検査チャートの視認性がさらに向上できる。
また、本発明において、前記印刷ヘッドを複数個備えているとともに、そのうちの最上流にブラック(K)のインクを吐出する印刷ヘッドを備え、前記制御部は、前記ブラック(K)のインクを吐出する印刷ヘッドにより、前記検査領域に相当する領域に、搬送方向に沿った第1のパターンと、搬送方向に直交する方向の第2のパターンとを印刷させるとともに、前記オーバーコート用ヘッドにより、前記第1のパターンと前記第2のパターンに重ねてオーバーコート剤を吐出させることが好ましい(請求項3)。
第1のパターンと第2のパターンとの重なり具合により、ブラック(K)の印刷ヘッドとオーバーコート用ヘッドとの吐出位置ずれを確認できるのでブラック(K)の吐出位置を基準とした場合に、オーバーコート剤の吐出位置を基準に合わせることができる。
また、本発明において、前記制御部は、前記オーバーコート用検査チャートを形成させる際に、前記オーバーコート用ヘッドの複数個のノズルのうち、搬送方向に直交する方向に配置された隣接するノズルからの吐出を搬送方向にずらして行わせることが好ましい(請求項4)。
隣接するノズルからのオーバーコート剤が検査領域で広がっても視認することができるので、各ノズルからのオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置によれば、制御部は、検査吐出モードで印刷ヘッドを操作して印刷媒体に検査領域を形成させ、オーバーコート用ヘッドからオーバーコート剤を検査領域上に吐出させてオーバーコート用検査チャートを形成させる。検査領域は、検査吐出モードで印刷が行われるので、通常吐出モードよりもベタに近い状態で印刷が行われる。したがって、通常吐出モードによる印刷よりも検査領域におけるインクの均一性を高くできるとともに、インクを吸収しにくい用紙、例えばコート紙等において、インクが吸収されないうちにオーバーコート剤を吐出することにより、インクがにじんで色味が変わるので、オーバーコート剤が不可視であったとしてもオーバーコート用検査チャートの視認性を向上できる。その結果、特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。
実施例に係るインクジェット印刷システムの全体を示す概略構成図である。 連続紙と各印刷ヘッドとの平面視における位置関係を示す模式図である。 印刷処理用データによるオーバーコート用検査チャート(第1検査チャート)の模式図である。 印刷処理用データによるオーバーコート用検査チャート(第2検査チャート)の模式図である。 オーバーコート用検査チャート(第1検査チャート)の実際の印刷例である。 オーバーコート用検査チャート(第2検査チャート)の実際の印刷例である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係るインクジェット印刷システムの全体を示す概略構成図であり、図2は、連続紙と各印刷ヘッドとの平面視における位置関係を示す模式図である。
実施例に係るインクジェット印刷システムは、給紙部1と、インクジェット印刷装置3と、排紙部5とを備えている。
給紙部1は、ロール状の連続紙WPを水平軸周りに回転可能に保持し、インクジェット印刷装置3に対して連続紙WPを巻き出して供給する。排紙部5は、インクジェット印刷装置3で印刷された連続紙WPを水平軸周りに巻き取る。連続紙WPの供給側を上流とし、連続紙WPの排紙側を下流とすると、給紙部1はインクジェット印刷装置3の上流側に配置されており、排紙部5はインクジェット印刷装置3の下流側に配置されている。
インクジェット印刷装置3は、給紙部1からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ7を上流側に備えている。駆動ローラ7によって給紙部1から巻き出された連続紙WPは、複数個の搬送ローラ9に沿って下流の排紙部5に向かって搬送される。最下流の搬送ローラ9と排紙部5との間には、駆動ローラ11が配置されている。この駆動ローラ11は、搬送ローラ9上を搬送されている連続紙WPを排紙部5に向かって送り出す。
なお、上記の連続紙WPが本発明における「印刷媒体」に相当する。
インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ7と駆動ローラ11との間に、印刷ユニット13と、乾燥部15と、検査部17とを上流側からその順序で備えている。乾燥部15は、印刷ユニット13によって印刷された部分の乾燥を行う。検査部17は、印刷された部分に汚れや抜け等がないかを検査する。
印刷ユニット13は、可視のインクや、不可視のオーバーコート剤を吐出する複数個の印刷ヘッド19を備えている。本実施例では、印刷ヘッド19が5個備えられている構成を例にとって説明する。ここでは、各印刷ヘッド19を、上流側から順に、印刷ヘッド19aと、印刷ヘッド19bと、印刷ヘッド19cと、印刷ヘッド19d、印刷ヘッド19eとする。本明細書では、各印刷ヘッド19を区別する必要がある場合には、符号19に符号(aなど)を付加するが、区別する必要がない場合には、符号19のみとする。各印刷ヘッド19は、それぞれインクを吐出する複数個のノズル21を備えている。複数個のノズル21は、連続紙WPの搬送方向に二列に、連続紙WPの搬送方向と直交する方向に配置され、搬送方向においては前列と後列のノズル21が重ならないように配置されている。これらの印刷ヘッド19a〜19eは、少なくとも一色の可視のインクと、少なくとも不可視の一種類のオーバーコート剤とを連続紙WPに吐出可能に構成されている。ここでは、例えば、印刷ヘッド19aがブラック(K)インクを吐出し、印刷ヘッド19bがシアン(C)インクを吐出し、印刷ヘッド19cがマゼンタ(M)インクを吐出し、印刷ヘッド19dがイエロー(Y)インクを吐出し、印刷ヘッド19eが不可視のオーバーコート剤を吐出する。各印刷ヘッド19a〜19eは、搬送方向に沿って所定距離だけ互いに離間して配置されている。
なお、上述した印刷ヘッド19eが本発明における「オーバーコート用ヘッド」に相当する。
制御部25は、図示しないCPUやメモリを備えている。制御部25は、図示しない外部コンピュータから印刷データを受け取って、印刷処理用データに変換した後、駆動ローラ7,11を操作して連続紙WPを搬送させつつ、印刷処理用データに応じて印刷ヘッド19からインクを吐出させ、印刷データに基づく画像を連続紙WPに印刷させる。制御部25は、以下に説明するような、連続紙WPにおいて検査用チャートの印刷処理用データを予め記憶している。インクジェット印刷システムのオペレータが検査用チャートの印刷を指示すると、制御部25は、検査用チャートの印刷処理用データを読み出して、駆動ローラ7,11及び印刷ヘッド19を操作して検査用チャートを連続紙WPに印刷させる。
上述した制御部25は、印刷のモードとして二種類のモードを備えている。一つは通常吐出モードであり、もう一つは検査吐出モードである。
通常吐出モードとは、連続紙WPに対して通常の印刷を行うモードであって、連続紙WPに印刷を行うために連続紙WPにおける所定の面積に対する印字率が100%未満である。検査吐出モードとは、印刷ヘッド19eからのオーバーコート剤の吐出状態を確認するためのモードであって、連続紙WPにおける所定の面積に対する印字率が、通常吐出モードよりも高い。例えば、通常吐出モードでは印字率が最大でも95%であるが、検査吐出モードでは100%である。
これは、インクジェット印刷装置3の特性に起因する。つまり、インクが連続紙WPに吐出されると、インクが連続紙WP面において広がるので、印刷データにおいて100%の印字率であったとしても、印刷処理用データに変換される際には、例えば、95%に変換される。一方、検査吐出モードでは、印刷データにおいて100%であればそのまま100%で印刷処理用データに変換される。なお、検査吐出モードは、通常吐出モードの最大値よりも大きければ、100%である必要はない。
設定部27は、オペレータなどにより操作され、制御部25に対して印刷に係る指示を行うためのものである。制御部25は、上述した二つのモードでの印刷を実行可能であるが、設定部27で検査吐出モードが設定されている場合には、以下に説明するオーバーコート用検査チャート31において100%の印字率で印刷を行う。
この例におけるオーバーコート用検査チャート31は、例えば、検査領域33と、第1検査チャート35と、第2検査チャート37とを備えている。
検査領域33は、例えば、印刷ヘッド19bによって印刷される。この検査領域33は、印刷ヘッド19bによってシアンのインクが100%の印字率で印刷される。いわゆるベタでの印刷である。したがって、95%などの印刷に比較してインクの均一性を高くできる。その後、印刷ヘッド19eからオーバーコート剤を吐出させて第1検査チャート35と、第2検査チャート37とを印刷させる。
ここで、第1検査チャート35と第2検査チャート37について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は、印刷処理用データによるオーバーコート用検査チャート(第1検査チャート)の模式図であり、図4は、印刷処理用データによるオーバーコート用検査チャート(第2検査チャート)の模式図である。
第1検査用チャート35は、検査領域33にパターンPを印刷して構成される。パターンPは、印刷ヘッド19eの各ノズル21からのオーバーコート剤を吐出する態様である。パターンPのうち搬送方向に直交するパターンPaは、印刷ヘッド19eの搬送方向に直交する方向に配列されている各ノズル21からのオーバーコート剤によって、搬送方向に直交する方向に直線状に印刷されている。パターンPのうち搬送方向のパターンPbは、搬送方向に直交する方向にて隣接するノズル21同士から吐出されたオーバーコート剤が視認できるように、ノズル21ごとに搬送方向においてずらして印刷される。
第2検査用チャート37は、最上流に配置された印刷ヘッド19aによる第1のパターンP1と、第2のパターンP2と、それらに重複する第3のパターンとを印刷して構成される。第1のパターンP1は、搬送方向に沿った直線状のものである。第2のパターンP2は、搬送方向と直交する方向に印刷された直線状のものである。また、第2検査用チャート37は、第3のパターンP3として、第1のパターンP1に沿った直線状のものと、搬送方向と直交する方向に印刷された直線状のものを含む十字状である。また、第3のパターンP3は、第2のパターンP2に沿った直線状のものを含む。
次に、図5及び図6を参照して、上述した第1検査チャート35と第2検査チャート37を実際に印刷した結果について説明する。なお、図5は、オーバーコート用検査チャート(第1検査チャート)の実際の印刷例であり、図6は、オーバーコート用検査チャート(第2検査チャート)の実際の印刷例である。
図5を見ると、パターンPbが2本欠落していることが容易に視認できる。これは、100%の印字率でシアンを印刷した検査領域33の上にオーバーコート剤を印刷したことにより、インクが吸収されていない状態で吐出されたオーバーコート剤がインクににじみを生じさせるためである。
また、図6を見ると、第3のパターンP3は、第2のパターンP2に対する搬送方向におけるズレはない。一方、十字状の第3のパターンP3は、第1のパターンP1に対する搬送方向と直交する方向におけるズレが大きいことが容易にわかる。これにより、印刷ヘッド19a(K)に対して、印刷ヘッド19e(OC)までに斜行または蛇行等に起因して、吐出ズレが生じていることがわかる。
本実施例によると、制御部25は、検査吐出モードで印刷ヘッド19を操作して連続紙WPに検査領域33を形成させ、印刷ヘッド19eからオーバーコート剤を検査領域33上に吐出させてオーバーコート用検査チャート31を形成させる。検査領域33は、検査吐出モードで印刷が行われるので、通常吐出モードよりもベタに近い状態で印刷が行われる。したがって、通常吐出モードによる印刷よりも検査領域33におけるインクの均一性を高くできるとともに、インクを吸収しにくい用紙、例えばコート紙等において、インクが吸収されないうちにオーバーコート剤を吐出することにより、インクがにじんで色味が変わるので、オーバーコート剤が不可視であったとしてもオーバーコート用検査チャート31の視認性を向上できる。その結果、特殊なオーバーコート剤を用いることなく、安価にかつ容易にオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。
また、第2検査チャート35において各ノズル21の吐出を搬送方向にずらしているので、隣接するノズル21からのオーバーコート剤が検査領域33で広がっても視認することができる。したがって、各ノズル31からのオーバーコート剤の吐出状態を確認できる。
また、第2検査チャート37の第1のパターンP1と第2のパターンP2との重なり具合により、ブラック(K)の印刷ヘッド19aとオーバーコート剤の印刷ヘッド19eとの吐出位置ずれを確認できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、印刷媒体として連続紙WPを例にとって説明したが、本発明は、印刷媒体が紙に限定されるものではない。他の印刷媒体として、例えば、フィルムなどが例示される。
(2)上述した実施例では、検査領域33をシアン(C)で印刷しているが、オーバーコート剤の種類によっては他の色で印刷するようにしてもよい。
(3)上述した実施例では、オーバーコート用検査チャート31として第1検査チャート35と第2検査チャート37とを印刷する場合を例にとって説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、オーバーコート用検査チャート31として、少なくとも第1検査チャート35を印刷すればよい。
WP … 連続紙
1 … 給紙部
3 … インクジェット印刷装置
5 … 排紙部
13 … 印刷ユニット
15 … 乾燥部
17 … 検査部
19、19a〜19e … 印刷ヘッド
21 … ノズル
25 … 制御部
27 … 設定部
31 … オーバーコート用検査チャート
33 … 検査領域
35 … 第1検査チャート
37 … 第2検査チャート
P、Pa、Pb … パターン
P1 … 第1のパターン
P2 … 第2のパターン
P3 … 第3のパターン

Claims (4)

  1. インクとオーバーコート剤を吐出するインクジェット印刷装置において、
    インクを吐出する印刷ヘッドと、
    オーバーコート剤を吐出するオーバーコート用ヘッドと、
    前記印刷ヘッド及び前記オーバーコート用ヘッドを操作して印刷媒体に対して印刷を行わせる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    印刷媒体に印刷を行うため印刷媒体における所定の面積に対する印字率が100%未満である通常吐出モードと、
    オーバーコート剤の吐出状態を確認するため、印刷媒体における所定の面積に対する印字率が、前記通常吐出モードよりも高い検査吐出モードと、
    を実行可能に構成され、
    前記検査吐出モードで前記印刷ヘッドを操作して印刷媒体に検査領域を形成させ、前記オーバーコート用ヘッドからオーバーコート剤を前記検査領域上に吐出させてオーバーコート用検査チャートを形成させることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット印刷装置において、
    前記検査領域は、前記印刷ヘッドからシアン(C)のインクを吐出することにより形成されることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置において、
    前記印刷ヘッドを複数個備えているとともに、そのうちの最上流にブラック(K)のインクを吐出する印刷ヘッドを備え、
    前記制御部は、前記ブラック(K)のインクを吐出する印刷ヘッドにより、前記検査領域に相当する領域に、搬送方向に沿った第1のパターンと、搬送方向に直交する方向の第2のパターンとを印刷させるとともに、前記オーバーコート用ヘッドにより、前記第1のパターンと前記第2のパターンに重ねてオーバーコート剤を吐出させることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記制御部は、前記オーバーコート用検査チャートを形成させる際に、前記オーバーコート用ヘッドの複数個のノズルのうち、搬送方向に直交する方向に配置された隣接するノズルからの吐出を搬送方向にずらして行わせることを特徴とするインクジェット印刷装置。
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