JP2009279774A - 造形物の製造方法、スタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置 - Google Patents

造形物の製造方法、スタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度に、短時間で造形物を製造することができる造形物の製造方法と、この造形物の製造方法に関連するスタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置とを提供する。
【解決手段】レンズアレイ650が有する第1の光学機能面652と同形状からなる第1の転写面602等を有するマスタ600を製造し、第1の転写面602の反対形状からなる第1の反対形状面622を有する第1のスタンパ620等を製造し、第1のスタンパ620等を用いてレンズアレイ650を製造する。マスタ600は、マスタ材料と転写体とを互いに接触させマスタ材料を変形させ、マスタ材料の変形した部分を硬化させ、マスタ材料と転写体とを離間させる転写工程を、マスタ材料の互いに異なる位置に転写体を接触させるように複数回、繰り返すことで製造される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばレンズアレイ等の光学部品等の成形に用いられマスタやスタンパ等の型や、電鋳に用いられる母型等の造形物を造形する造形物の製造方法と、この造形物の製造方法に関連するスタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置とに関する。
特許文献1には、レンズ形状を形成する面を有する金型を用いたマイクロレンズアレイの製造方法であって、前記金型により第1の基板上に第1の樹脂を前記レンズ形状に硬化させレンズ基板を複数形成する工程と、前記レンズ基板をアレイ状に配列する工程と、前記アレイ状のレンズ基板上にメッキして前記レンズ形状を形成する面を有するマスタを形成する工程と、前記マスタのレンズ形状を形成する面上にメッキしてマザーを形成する工程と、前記マザーにより成形型を形成する工程と、前記成形型により第2の基板上に第2の樹脂を前記レンズ形状に硬化させ形成する工程と、ドライエッチングにより前記第2の樹脂を除去するとともに前記第2の基板の一部を除去する工程とを含むマイクロレンズアレイの製造方法が開示されている(特許文献1)。
特開2005−41125号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数の基板をアレイ状に配置する工程が必要になるため、複数の基板の配置にズレが生じることで製造されるマイクロレンズアレイの精度が低下したり、複数の基板をアレイ状に並べるために時間を要したりすることがあるとの問題点があった。
本発明の目的は、従来の技術と比較して、高精度に、短時間で造形物を製造することができる造形物の製造方法と、この造形物の製造方法に関連するスタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置とを提供することにある。
本発明の第1の特徴とするところは、造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するマスタ製造工程と、前記転写面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、前記反対形状面を造形材料に転写して、前記造形物を製造する造形物製造工程と、を有し、前記マスタ製造工程は、マスタ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記マスタ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、前記マスタ材料の、少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、前記マスタ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、
を有し、前記マスタ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返す造形物の製造方法にある。
好適には、前記変形工程では、前記転写体として、前記転写形状が一箇所に形成された転写体を用いる。
また、好適には、光硬化性材料からなるマスタ材料を用い、前記硬化工程では、光を照射して前記マスタ材料を硬化させる。
また、好適には、熱硬化性材料からなるマスタ材料を用い、前記硬化工程では、加熱により前記マスタ材料を硬化させる。
また、好適には、光硬化性樹脂からなる造形材料を用い、前記造形物製造工程は、前記反対形状面が互いに対向するように配置され、同形状、又は互いに異なる形状の前記反対形状面を有する2つの前記スタンパの間に存する造形材料を、前記2つのスタンパの間から照射される光によって硬化する硬化工程を有する。
また、好適には、光硬化性材料からなる造形材料を用い、前記造形物製造工程は、前記スタンパと、前記スタンパの反対形状面に対向するように配置された対向部材との間に存する造形材料を、前記スタンパと前記対向部材との間から照射される光で硬化する硬化工程を有する。
また、好適には、熱硬化性材料からなる造形材利用を用い、前記造形物製造工程は、加熱により前記熱硬化材料を硬化させる。
また、好適には、前記スタンパ製造工程は、前記マスタが有する前記転写面に金属イオンを堆積させる堆積工程と、金属イオンを堆積することにより形成されたスタンパと、前記マスタとを離間させる離間工程と、を有する。
また、好適には、前記造形物として、光学部品を製造する。
また、本発明の第2の特徴とするところは、造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するマスタ製造工程と、前記転写面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、を有し、前記マスタ製造工程は、マスタ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記マスタ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、前記マスタ材料の、少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、前記マスタ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、を有し、前記マスタ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返すスタンパの製造方法にある。
また、本発明の第3の特徴とするところは、造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ材料を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記マスタ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、前記支持部に支持された前記マスタ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、前記マスタ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記マスタ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、を有するマスタ製造装置にある。
また、本発明の第4の特徴とするところは、造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ製造装置と、前記マスタ製造装置で製造されたマスタが有する転写面の反対形状からなる反対形状面を有し、前記反対形状面を造形材料に転写して造形物を造形するために用いられるスタンパを製造するスタンパ製造装置と、を有し、前記マスタ製造装置は、造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ材料を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記マスタ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、前記支持部に支持された前記マスタ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、前記マスタ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記マスタ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、を有するスタンパ製造システムにある。
また、本発明の第5の特徴とするところは、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、前記反対形状面を造形材料に転写して、前記造形物を製造する造形物製造工程と、を有し、前記スタンパ製造工程は、光を透過するスタンパ材料を用い、該スタンパ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記スタンパ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、前記スタンパ材料の少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、前記スタンパ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、を有し、前記スタンパ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記スタンパ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返し、前記造形物製造工程は、光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を前記スタンパが有する反対形状面に倣って変形させる変形工程と、前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して前記造形材料を硬化させる硬化工程と、を有する造形物の製造方法にある。
また、本発明の第6の特徴とするところは、光を透過するスタンパ材料を用い、該スタンパ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記スタンパ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、前記スタンパ材料の少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、前記スタンパ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、を有し、前記スタンパ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記スタンパ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記スタンパ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り繰り返し、光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を、スタンパが有し、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状に倣って変形させ、変形した前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して、前記造形材料を硬化させて造形物を製造するために用いられるスタンパを製造するスタンパの製造方法にある。
また、本発明の第7の特徴とするところは、光を透過するスタンパ材料であって、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するために用いられるスタンパ材料を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記スタンパ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、前記支持部に支持された前記スタンパ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、前記スタンパ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、前記転写体が前記スタンパ材料に接触する部分が、先に前記転写体が前記スタンパ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記スタンパ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、を有し、光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を、スタンパが有し、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状に倣って変形させ、変形した前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して、前記造形材料を硬化させて造形物を製造するために用いられるスタンパを製造するスタンパ製造装置にある。
本発明によれば、従来の技術と比較して、高精度に、短時間で造形物を製造することができる造形物の製造方法と、この造形物の製造方法に関連するスタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置とを提供することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明が適用される第1の光学部品製造システム5が示されている。また、図2には、本発明が適用される第1の光学部品製造システム5を用いて造形物として用いられるレンズが製造される工程が示されている。
光学部品製造システム5は、レンズアレイや、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の受光素子を備えたカメラ等に用いられるレンズ等の光学部品を製造するために用いられ、光学部品製造システム5によって、本発明の実施形態に係る造形物の製造方法が実施される。図1に示されるように、光学部品製造システム5は、造形装置10と、スタンパ製造装置300と、レンズアレイ製造装置400と、分離装置500とを有する。造形装置10は、マスタを製造するマスタ製造装置として用いられている。また、造形装置10とスタンパ製造装置300とで、本発明の実施形態に係るスタンパ製造システムが構成される。
図2に示されるように、レンズを製造する際には、まず、ステップS100でマスタが製造され、次のステップS200でスタンパが製造され、次のステップS300でレンズアレイが製造され、次のステップS400でレンズが製造される。そして、ステップS400で製造されたレンズは、例えばカメラの製造に用いることができる(ステップS500参照)。ここで、ステップS100のマスタを製造する工程には造形装置10が用いられ、ステップS200のスタンパを製造する工程にはスタンパ製造装置300が用いられ、ステップS300のレンズアレイを製造する工程にはレンズアレイ製造装置400が用いられ、ステップS400のレンズを製造する工程には分離装置500が用いられる。
図3及び図4には、光学部品製造システム5を用いてレンズ700が製造される工程が、図2に示された工程順に説明されている。ここで説明される工程においては、造形物として用いられるレンズアレイ650、又はレンズアレイ680を製造した後に、レンズアレイ650、又はレンズアレイ680を切断する等して分離してレンズ700を製造する。
図3(d)に示されるように、レンズアレイ650は、それぞれが造形面として用いられる第1の光学機能面652と、第2の光学機能面654とを有し、第1の光学機能面652には、光学部品部として用いられる複数の凸レンズ部656が整列した状態で形成され、第2の光学機能面654には、光学部品部として用いられる複数の凹レンズ部658が整列して成形されている。
また、光学部品製造システム5では、レンズアレイ650の一方の面と他方の面とに、それぞれ第1の光学機能面652、及び第2の光学機能面654を有するレンズアレイ650を製造することに替えて、図3(d)に示すように、一方の面だけに光学機能面682を有するレンズアレイ680を製造することもできる。光学機能面682には、光学部品部として用いられる複数の凸レンズ部684が整列した状態で成形されている。
レンズ700を製造する際には、図3(a)に示すように、まず、マスタ600が製造される。マスタ600は、レンズアレイ650が備える第1の光学機能面652、及び第2の光学機能面654と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタとして用いられていて、第1の光学機能面652と同形状の第1の転写面602と、第2の光学機能面654と同形状の第2の転写面604を有している。転写面602には、凸レンズ部656と同形状、同数の凸部606が、凸レンズ部656と同間隔で成形されている。また、第2の転写面604には、凹レンズ部658と同形状、同数の凹部608が、凹レンズ部658と同間隔で成形されている。
以上では、レンズアレイ650を製造する際に用いられるマスタ600について説明をしたが、レンズアレイ680を製造する場合は、マスタ600に替えて、レンズアレイ680と同形状のマスタが用いられる。マスタ600の製造方法の詳細は後述する。
光学部品製造システム5では、マスタ600の製造に続いて、スタンパが製造される。すなわち、図3(b)、図3(c)に示すように、マスタ600が備える第1転写面602の反対形状(反転形状)からなる第1の反対形状面622を有する第1のスタンパ620と、マスタ600が備える第2の転写面604の反対形状からなる第2の反対形状面628を有する第2のスタンパ626とが製造される。
第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626を製造するには、図3(b)に示されるように、マスタ600の第1の転写面602、及び第2の転写面604に、電鋳によって例えばNi(ニッケル)等の金属イオンをそれぞれ堆積させ、その後、金属イオンの堆積によって造られた第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626を、マスタ600から離間する。
以上では、レンズアレイ650を製造する際に用いられる第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626の製造方法について説明したが、レンズアレイ680を製造する場合は、第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626に替えて、レンズアレイ680と同形状であるマスタに対する反対形状面642を有する1つのスタンパ640が製造される。尚、第1のスタンパ620、第2のスタンパ626、及びスタンパ640の製法の詳細は後述する。
光学部品製造システム5では、第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626の製造に続いて、第1のスタンパ620の第1の反対形状面622と、第2のスタンパ626の第2の反対形状面628とを、造形材料として用いられる光硬化性樹脂に、例えばナノインプリント(nanoimprint)の技術を用いて転写してレンズアレイ650が製造される。すなわち、図4(e)に示されるように、まず、第2のスタンパ626を第2の反対形状面628が上方を向くように配置して、第2の反対形状面628に樹脂供給装置402を用いて光硬化性樹脂を供給し、供給された樹脂に第1のスタンパ620の第1の反対形状面622を上方から押圧するように重ね合わせることによって、光硬化性樹脂を第1の反対形状面622、及び第2の反対形状面628に倣って変形させる。次に、変形した状態にある光硬化性樹脂に光を照射し、光硬化性樹脂を硬化させることでレンズアレイ650を製造する。
以上では、第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626を用いてレンズアレイ650を製造する場合について説明したが、同様にして、スタンパ640を用いてレンズアレイ680を製造することができる。また、以上のように、造形材料として用いられるレンズアレイ650の材料として光硬化性樹脂を用い、光を照射することで光硬化性樹脂を硬化させることに替えて、レンズアレイ650の材料として熱硬化性樹脂を用い、熱を照射することで熱硬化性樹脂を硬化させるようにしても良い。レンズアレイ650、レンズアレイ680を製造する工程の詳細は後述する。
成形されたレンズアレイ650、680は、図4(f)、図4(g)に示すように、必要に応じて複数枚が接合され、複数のレンズアレイが接合された接合レンズアレイ690とされ(接合工程)、接合レンズアレイ690が、少なくとも1つのレンズ部(凸レンズ部656及び凹レンズ部658と、凸レンズ部684との少なくともいずれか一方)を有するように分割されて(分割工程)、図4(h)に示されるように、凸レンズ部656、レンズ部を少なくとも1つ有するレンズ700が製造される。レンズ700は、例えば、CMOSセンサ等の受光素子に取り付けることでカメラを製造することができ、製造されたカメラは、例えば携帯電話機に内蔵されるカメラとして用いられる。
また、レンズアレイ650、レンズアレイ680は、接合することなく単層のまま分割することで、単層からなるレンズとして用いることができる。また、レンズアレイ650、レンズアレイ680、接合レンズアレイ690は、分割することなく利用することもできる。
図5には、レンズ700を用いたカメラ720が示されている。
カメラ720は、レンズ700に受光素子722が装着されることによる製造される。受光素子722は、例えばCOMSセンサからなり、フォトダイオード領域724を有していて、入力された光を電気的信号に変換することによって映像を記録するために用いられる素子である。受光素子722としては、COMSセンサに替えて、例えばCCDセンサ等を用いることもできる。
カメラ720の上方から光が入射されると、光は、レンズ700において収束するように屈折し、フォトダイオード領域724へと入射され、入射された光がフォトダイオード領域724によって電気的信号に変換される。
図6には、造形装置10が示されている。造形装置10は、先述のように、マスタ600の造形に用いられ、設置面に設置される基台12を有し、基台12の上に可動台24が支持されている。可動台24の上側面には、さらに支持台14が支持されている。
可動台24は、下側に突出した形状の突出部25が形成された下側部分26と、下側部分26の上側に位置する上側部分27とからなり、突出部25が基台12の上向きの面12aに形成されたy軸方向の溝(不図示)に嵌め込まれるように基台12に取り付けられている。このため、y軸方向の溝にガイドされ、可動台24は、面12a上でy軸方向に移動可能となっている。突出部25には、送りネジ28が噛み合っている。送りねじ28は、軸の方向(長手方向)がy軸方向となるように、軸受30、30を用いて基台12に回動自在に支持されている。送りネジ28の図1における左端部には、基台12に固定されたy軸モータ32が連結されている。したがって、y軸モータ32を回転させることで、送りネジ28を介して突出部25に駆動が伝達され、可動台24がy軸方向に移動する。可動台をy軸のいずれの方向に移動させるかは、y軸モータ32の回転方向を制御することで決することができる。
可動台24の上側部分27には、θ軸モータ34が設けられている。θ軸モータ34は、可動台24の上側部分27を、可動台24の下側部分26に対してZ軸に垂直な方向の回転軸を中心に回転させる。このように、可動台24は全体としてy軸方向に移動可能であるとともに、上側部分27が下側部分26に対して回転可能となっている。
支持台14には、例えばガラス等からなるウエハWが載置され、支持台14は載置されたウエハWを重力方向下側から支持する。また、支持台14には、例えばモータ等を備えた駆動源18が連結されている。このため、支持台14は、可動台24の上側部分27に対してウエハWと一体として回転することができるようになっていて、ウエハWにいわゆるスピンコートで樹脂等を塗布する際に用いられるスピンコート用の回転テーブルとして構成されている。支持台14は、例えばガラス等の光透過性を有する材料を用いる等、後述する光照射装置60が発する光が通過することができるようになっている。尚、支持台14にウエハWを載置し、支持台14に載置された状態からウエハWを除去するには、例えばロボット等からなる載置・除去装置(不図示)を用いても良いし、操作者が手作業で行っても良い。
可動台24の上側部分27には、マスタ材料として用いられる光硬化性樹脂を、ウエハWに供給する供給装置36が設けられている。供給装置36には、バルブ38を介して、光硬化性樹脂を貯蔵する貯蔵部40が接続されていて、供給装置36は、貯蔵部40に貯蔵された光硬化性樹脂を、略円形(円板形状)からなるウエハWの略中心部に上方から落下させるように供給することができる。ウエハWに供給された光硬化性樹脂は、支持台14が予め定められた所定時間回転することで遠心力によって拡散し、ウエハW表面に略均一な厚さで塗布された状態となる。
また、可動台24の上側部分27には、硬化装置として用いられる光照射装置60が設けられている。光照射装置60は、光伝達手段として用いられる光ファイバー68によって光源70に接続されていて、ウエハWに塗布された光硬化性樹脂に光を照射するために用いられる。この実施形態では、光照射装置60は、支持台14、ウエハW、及びウエハWに塗布された光硬化性樹脂に対して、後述する転写体62とは逆側である下側に設けられている。このため、転写体62を光硬化性樹脂に接触させた状態で、転写体62に遮られることなく光硬化性樹脂に光を照射することができる。
基台12には、可動台24が装着されているとともに支柱42が固定されている。支柱42には、支柱42に対してx軸方向に移動可能に可動ユニット44が取り付けられている。可動ユニット44は、図中左側に位置する左側部分48と、左側部分48に固定された右側部分50とからなる。左側部分48は、支柱42に対してx軸方向に移動可能に支持され、送りネジ52が噛み合っている。送りねじ52は、軸の方向がx軸方向となるように軸受54により支柱42に回動可能に取り付けられている。
送りネジ52の一端部には、支柱42に取り付けられたx軸モータ56が連結されている。したがって、x軸モータ56を回転させると、送りネジ52を介して左側部分48にx軸モータ56の駆動が伝達され、可動ユニット44の左側部分48と右側部分50とが一体としてx軸方向に移動する。可動ユニット44をx軸方向におけるいずれの方向に移動させるかは、x軸モータ56の回転方向を制御することで決することができる。
可動ユニット44の右側部分50には、転写体62が、支持部材45を介して装着されている。支持部材45は、可動ユニット44に対してz軸方向に移動可能に取り付けられていて、図1中左側に突出した突出部46と、突出部46に固定された支持部47とからなる。支持部47には、例えば下向きの面に転写体62が着脱できるように装着されている。
突出部46には送りネジ58が螺合している。送りネジ58は、可動ユニット44の右側部分50に、軸受61、61を用いて軸方向がz軸方向となるように回動可能に取り付けられている。送りネジ58の上端部は、支持部材用z軸モータ64に連結されている。よって、支持部材用z軸モータ64を回転させると、送りネジ58を介して支持部材45に駆動が伝達され、支持部材45と、支持部材45に支持された転写体62とが一体としてz軸方向に移動する。
可動ユニット44の右側部分50には、ウエハW及び転写体62の位置を検知する検知手段として用いられる検知装置72が、支持部材45とは独立して上下動可能に(z軸方向に移動可能に)取り付けられている。検知装置72は、例えばCCDカメラからなる撮影部74と、撮影部74のウエハWの側に設けられたレンズユニット76と、撮影部74による良好な撮影のための明るさを確保する照明手段として用いられるライト78とを有する。検知装置72には、検知装置用z軸モータ80が取り付けられていて、検知装置用z軸モータ80は、検知装置72を可動ユニット44に対してz軸方向に移動させるための駆動源として用いられ、検知装置72を上下動させることにより、撮影部74の焦点を転写体62等に合わせることができる。
以上のように、支持部材45は、可動ユニット44に対してz軸方向に移動可能に取り付けられていて、可動ユニット44は支柱42に対してx軸方向に移動可能に取り付けられている。よって、x軸モータ56と支持部材用z軸モータ64とを制御することで、支持部材45とともに転写体62を、x軸方向とz軸方向とに移動させることができる。また、先述のように、支持台14は、y軸モータ32及びθ軸モータ34を駆動することで、可動台24とともにy軸方向に移動し、回転する。よって、y軸モータ32、x軸モータ56、支持部材用z軸モータ64、及びθ軸モータ34を制御することにより、ウエハWと、光照射装置60及び転写体62との相対的な位置関係を変更することができる。
そして、ウエハWと転写体62との相対的な位置関係を変更することで、ウエハWに塗布された光硬化性樹脂と転写体62とを、互いに当接させ離間させることができる。このように、この実施形態では、y軸モータ32、x軸モータ56、支持部材用z軸モータ64、及びθ軸モータ34が、送りネジ28、52、58等とともに、光硬化樹脂と転写体62とを互いに当接させ離間させるように、光硬化性樹脂及び転写体62の少なくともいずれ一方を移動させる移動装置として用いられている。y軸モータ32、x軸モータ56、支持部材用z軸モータ64、及びθ軸モータ34の制御の詳細については後述する。
以上で説明をした実施形態において、光硬化性樹脂とは、例えば紫外線硬化樹脂等の不可視の光を照射することにより硬化する樹脂を含むものである。また、以上で説明した実施形態においては、マスタ600の材料であるマスタ材料として光硬化性樹脂が用いられているが、マスタ材料としては、転写体62が当接することで、又は転写体62を圧接することで転写体62の形状に倣って変形可能であり、変形した状態を保って硬化させることができる材料を適宜用いることができ、例えば、加熱することで硬化する熱硬化性樹脂を用いることができる。また、この実施形態では、被造形物を硬化させる硬化装置として、光硬化性樹脂を硬化させる光照射装置が用いられているが、硬化装置は被造形物として用いられる材料に応じて適宜選択される。例えば、前述のように被造形物として熱硬化性樹脂が用いられる場合、硬化装置としては、熱硬化性樹脂を加熱するヒータが選択される。
図7には、転写体62及びウエハWの詳細が示されている。
図7に示されるように、ウエハWは、基板W1の上方に、保持板W2が重ねられた構造をしている。基板W1は、例えば光が透過することができる材料であるガラスからなり、その厚さt1は、例えば400μである。保持板W2は、例えば液体からなり、流動性が高い硬化前の光硬化性樹脂を所定の位置に保持するために用いられ、例えばシリコンからなり、その厚さt2は、例えば725μであり、上方から下方に貫通する貫通孔hが複数形成されている。それぞれの貫通孔hは、例えば、上方から下方に向かって狭くなるすり鉢形状をしている。
転写体62は、例えば金属からなり、例えば凸部90の表面に転写形状が形成されている。凸部90の表面に形成された転写形状の形状に倣って光硬化性樹脂を変形させ、変形した状態で光硬化性樹脂を硬化させることで、凸部90の表面に形成された転写形状が光硬化樹脂へと転写される。凸部90に形成される転写形状は、例えば球面、又は非球面からなり、転写体62を例えば機械的に加工することで形成される。光硬化性樹脂を硬化させて造形された造形物を、例えばレンズ等の光学部品や、光学部品を成形する際に用いる型として用いる場合、被造形物には精度が要求される。このため、凸部に形成される転写形状にも精度が要求され、一般に表面形状を形成する加工には長時間且つ高コストを要することが多い。そこで、この実施形態では、加工時間を短縮し、コストを抑制するために、転写体62に一箇所だけ転写形状が形成されている。
図7においては、ウエハWの上向きの面に光硬化性樹脂が塗布され、塗布された光硬化性樹脂が保持板W2の貫通孔hに流れ込むようにして保持板W2に保持され、保持された光硬化性樹脂に対して、少なくとも凸部90が光硬化性樹脂に接触するように、転写体62が接触した状態が示されている。この状態で、光照射装置60を用いて光硬化樹脂の凸部90に接触した位置、及びその周辺に光を照射すると、光硬化性樹脂が硬化して凸部に形成された転写形状が光硬化樹脂へと転写される。そして、光硬化性樹脂が硬化した後、転写体62は、図7に二点鎖線で示されるようにウエハWから離間し、図7中に矢印で示されるように、例えば、硬化した樹脂を保持する貫通孔hの隣の貫通孔hに保持された未硬化の樹脂に接するように移動する。
図8には、ウエハWの第1の変形例が示されている。先述の実施形態に係るウエハWは、基板W1と保持板W2が積層されるようになっていたが、この第1の変形例に係る基板W1は、保持板W2だけからなる。第1の変形例に係る基板W1を用いる場合は、貫通孔hの少なくとも1つを下方から塞ぐように、転写体62を保持板W2に対して下方から接触させ、下方から塞がれた貫通孔hに上方から光硬化性樹脂を供給し、貫通孔hに供給された光硬化性樹脂に上方から光を照射することができるように、造形装置10の構成を変更することを要する。尚、先述の実施形態に係るウエハWと同一部分については、図8に同一番号を付して説明を省略する。
図9には、ウエハWの第2の変形例が示されている。
先述の実施形態に係るウエハWは、基板W1と保持板W2とが積層されるようになっていたのに対して、この第2の変形例では、ウエハWは、保持板W2を有せず、基板W1からなる。尚、先述の実施形態に係るウエハWと同一部分については、図9に同一番号を付して説明を省略する。
図10は、造形装置10が有する制御装置200を示すブロック図である。
図10に示されるように、制御装置200は、検知装置72で撮影された画像を認識する画像認識装置202を介して検知装置72からの出力が入力される主制御部204を有する。主制御部204は、モータ制御回路206を制御することで、y軸モータ32、x軸モータ56、支持部材用z軸モータ64、及びθ軸モータ34を制御する。また、主制御部204は、光源駆動回路208を制御することで光源70を制御する。また、主制御部204は、モータ制御回路210を制御することで検知装置用z軸モータ80を制御する。また、主制御部204は、バルブ駆動回路212を制御することで、バルブ38を制御する。また、主制御部204は、駆動源制御回路214を制御することで、駆動源18を制御する。
図11は、制御装置200による造形装置10の制御を示すフローチャートであり、マスタ600を製造する工程を示している。
一連の工程がスタートすると、ステップS102で、支持台14にウエハWを載置する載置工程が実行される。次のステップS104では、ウエハWに光硬化性樹脂を塗布する光硬化性樹脂塗布工程が実行される。光硬化樹脂塗布工程では、主制御部204は、バルブ駆動回路212を制御して、バルブ38を予め定められた時間、開いた状態とし、ウエハWの表面に光硬化性樹脂を供給させる。光硬化性樹脂の供給が完了した後、主制御部204は、駆動源制御回路214を制御して駆動源18を予め定められた時間、駆動させる。駆動源18が駆動することで、支持台14が回転し、支持台14に載置されたウエハWに供給された光硬化性樹脂が、遠心力によってウエハWの表面に略均一に拡散した状態となる。
次のステップS106では、転写体62に形成された転写形状を光硬化性樹脂に転写する転写工程が実行される。ステップS106の転写工程の詳細については後述する。
次のステップS108では、全ての転写工程が終了したか否かの判別がなされる。すなわち、ステップS106として、例えば、1500回〜2400回程度繰り返される転写工程のうち、最後の転写工程であるか否かの判別がなされる。ステップS108で、最後の転写工程ではないとの判別がなされると、ステップS106に戻る。一方、ステップS108で最後の転写工程であるとの判別がなされると、次のステップS110へと進む。
ステップS110では、塗布された光硬化性樹脂に転写がなされたウエハWが、支持台14に載置された状態から、造形装置10外へと搬出される。尚、造形装置10が、支持台14にウエハWを載置し、ウエハWを造形装置10から搬出するロボット等の装置を有していない場合は、ウエハWの支持台14への載置と、造形装置10からのウエハWの除去は操作者による手作業で行われ、主制御部204の制御によるステップS102及びステップS110の動作はなされない。
図12は、制御装置200による、熱硬化性樹脂に転写体62に形成された転写形状を転写する転写工程(ステップS106)における制御の詳細を示すフローチャートである。
転写工程がスタートすると、ステップS106aでウエハWに塗布された光硬化性樹脂を、転写体62に形成された転写形状に倣って変形させる変形工程が実行される。すなわち、ステップS106aでは、主制御部204は、モータ制御回路206を制御して、y軸モータ32、x軸モータ56、支持部材用z軸モータ64、及びθ軸モータ34を駆動させ、ウエハWに塗布された光硬化性樹脂の所定の位置と転写体62とが接触し、光硬化性材料を変形させるように、転写体62及び支持台14の少なくとも一方を移動させる。
ステップS106aにおける変形工程では、検知装置72で検知され、画像認識装置202で画像処理されたデータに基づいて、転写体62が光硬化樹脂の適正な位置に接触するように支持台14及び転写体62に位置補正データを作成し、この補正データに基づいて、主制御部204による制御で転写体62及び支持台14の少なくとも一方を移動させるようにしても良い。
ステップS106aの変形工程では、先述のように光硬化性樹脂が、転写体62の凸部90に倣って変形する。ここで、転写体62の凸部90は、マスタ600の凹部608の反対形状を有するように加工されている。尚、以上の説明では、マスタ600に凹部608を形成するために凸部90を有する転写体62を用いているが、マスタ600に凸部を形成するためには、凹部を有する転写体が用いられる。
次のステップS106bでは、転写体62と接触することにより、転写体62に倣って変形した光硬化性樹脂を硬化させる硬化工程が実行される。すなわち、主制御部204は、光源駆動回路208を制御して、光源70に、光硬化樹脂の少なくとも転写体62と接触して変形した部分に予め定められた時間光を照射させる。ステップS106bによる転写工程を経ることにより、光硬化性樹脂は、レンズ部の形状に変形した状態で硬化し、光硬化性樹脂に1つのレンズ部が造られる。
次のステップS106cでは、硬化した光硬化樹脂と転写体62とを離間させる離婚工程が実行させる。すなわち、主制御部204は、モータ制御回路206を制御し、例えば、熱硬化樹脂と接触した状態にある転写体62を上方に移動させるように支持部材用z軸モータ64を駆動させる。
以上で説明をしたステップS106a、ステップS106b、ステップS106cにより一連の転写工程が終了し、転写工程が終了することで、光硬化性樹脂に1つのレンズ部が形成される。そして、図11に示されるように、形成するレンズ部の数に応じて全ての転写が終了するまで転写工程が繰り返されることにより、光硬化性樹脂に繰り返した転写工程の回数と同数の凹部608が形成されマスタ600の第2の転写面604が形成される。ここで、転写工程が繰り返されるにあっては、変形工程S106aにおいて、転写体62が光硬化性樹脂に接触する位置が、先に転写体62が光硬化性樹脂に接触した位置と異なる位置となるように、制御装置200によって制御がなされる。
次に、以上で説明をした工程と同じ工程を経ることにより、一方の面に第2の転写面604が形成されたマスタ600の他方の面に、凸部606を形成することによって第1の転写面602が形成される。この際、転写体62は、第1の転写面602に凸部606を形成するための形状を有するものに交換される。尚、一方の面に第1の転写面602が形成され、他方の面に第2の転写面604が形成されたマスタ600を製造することに替えて、一方の面に第1の転写面602が形成されたマスタと、このマスタと別体である一方の面に第2の転写面が形成されたマスタとを製造しても良い。
図13には、スタンパ製造装置300が示されている。
スタンパ製造装置300は、容器302を有し、容器302内にNiメッキ液からなる電解液304がたくわえられている。また、容器302の例えば底部には、電解液304を加熱し、電解液304の温度を適温に保つための加熱装置306が取り付けられている。電解液304中には、Niペレット308が配置されている。また、スタンパ製造装置300は、Niペレット308を陽極として、スパッタ等によって表面に導電膜が形成されたマスタ600を陰電極とする電源310を有している。
以上のように構成されたスタンパ製造装置300では、電源310による通電がなされると、陽極側のNiペレット308からNiが溶け出し、陰極側の表面にメッキがなされたマスタ600の表面にNiが析出し、第1のスタンパ620と、第2のスタンパ626とが形成される。第1のスタンパ620、及び第2のスタンパ626は、その後、マスタ600から採り外され、先述のようにレンズアレイ680の製造に用いられる。
図14には、レンズアレイ製造装置400が示されている。
図14に示されるように、レンズアレイ製造装置400は、基台404を有し、基台404の上に支持台406が取り付けられ、支持台406には、例えばモータ等の駆動源408に連結され、スピンコート用の回転テーブルとして用いられる回転台410が取り付けられている。回転台410には、例えば、第1のスタンパ620が載置される。
また、レンズアレイ製造装置400は、回転台410の載置された第1のスタンパ620に、光硬化性樹脂を供給するために用いられる樹脂供給装置402と、例えば第2のスタンパ626を把持し、把持した第2のスタンパ626を回転台410に載置された第1のスタンパ620に重ねるように移動させることができる例えばロボットアーム等からなる移動装置414と、光硬化性樹脂を硬化させるための光を発する光照射装置416とを有している。図14においては、1つのみが示されているものの、光照射装置416は、例えば90度間隔で4個等、回転台410の周囲に複数個を設けることが望ましい。
以上のように構成されたレンズアレイ製造装置400では、回転台410に載置された第1のスタンパ620の上向きの面(第1の反対形状面622)に樹脂供給装置402から光硬化性樹脂が供給され、駆動源408からの駆動伝達を受けて回転台410が回転することで、第1のスタンパ620表面に光硬化性樹脂が拡散した状態となり、拡散した状態となった光硬化性樹脂の上に重ねるように、移動装置414によって第2のスタンパ626が搬送される。そして、第1のスタンパ620の第1の反対形状面622と、第2のスタンパ626の第2の反対形状面628とに倣って変形した状態の光硬化性樹脂に、光照射装置416から光の照射がなされ、光硬化性樹脂が変形した状態で硬化することで、レンズアレイ680が製造される。
図15には、光照射装置416からの光の照射を受けて光硬化性樹脂が硬化し、レンズアレイ650が製造される工程が説明されている。
例えば、4個の光照射装置416(図15では2個を図示)から、第1のスタンパ620と第2のスタンパ626との間に存する光硬化性樹脂に向けて光が照射されると、図15に示すように、ともにNiからなる第1のスタンパ620の第1の反対形状面622と第2のスタンパ626の第2の反対形状面628との間で反射するようにして光線が光硬化性樹脂の間で拡散し、光硬化性樹脂が硬化する。
図16には、光照射装置416からの光の照射を受けて光構成樹脂が硬化し、レンズアレイ680が製造される工程が説明されている。
レンズアレイ680を製造する場合は、図16に示すように、回転台410として表面が鏡面加工されたものを用い、回転台410をレンズアレイ650に対向する対向部材として用いる。そして、回転台410の表面に、例えばガラス基板等の光を透過する材質からなる基板644を載置し、基板644の上に光硬化樹脂を拡散させ、拡散した状態の光硬化性樹脂の上に重ねるようにスタンパ640を載置する。そして、この状態で、例えば4個の光照射装置416(図16では2個を図示)から、スタンパ640と基板644との間に存する光硬化性樹脂に向けて光が照射されると、図16に示すように、Niからなるスタンパ640の下向きの面(反対形状面642)と、鏡面加工された回転台410の表面との間で反射するようにして光線が光硬化性樹脂の間で拡散し、光硬化性樹脂が硬化する。
図17には、レンズアレイ製造装置400の変形例が示されている。
先述のレンズアレイ製造装置400は、レンズアレイ650等のレンズアレイの材料として光硬化性樹脂を用い、この光硬化性樹脂を硬化させる工程を実現させることができるようになっていた。これに対して、この変形例に係るレンズアレイ製造装置400は、レンズアレイの材料として熱硬化性樹脂を用い、熱硬化性樹脂を硬化させる工程を実現することができるようになっている。
図17に示すように、この変形例に係るレンズアレイ製造装置400は、先述のレンズアレイ製造装置400が有していた光照射装置416を有していない。一方、この変形例に係るレンズアレイ製造装置400は、熱硬化性樹脂を加熱することによって硬化させる加熱手段として用いられる加熱装置430を有している。加熱装置430は、回転台410の上向きの面に装着されていて、例えば第1のスタンパ620等の上向きの面に載置されるスタンパより大径の円板形状からなり、内部に発熱体432が装着されている。発熱体432は、図示を省略する電源からの電力の供給を受けて発熱する。
以上のように構成された、この変形例に係るレンズアレイ製造装置400では、加熱装置430の上向きの面に、第1のスタンパ620が載置され、スタンパ620の第1の反対形状面622に樹脂供給装置402によって熱硬化性樹脂が供給される。そして、樹脂供給装置402によって供給された熱硬化性樹脂の上に、第2のスタンパ626第2の反対形状面628が熱硬化性樹脂に接触するように押し付けられる。以上の工程を経ることと、熱硬化性樹脂は、第1のスタンパ620の第1の反対形状面622、及び第2のスタンパ626の第2の反対形状面628の形状に倣って変形する。
そして、熱硬化性樹脂が、第1のスタンパ620の第1の反対形状面622、及び第2のスタンパ626の第2の反対形状面628の形状に倣って変形した状態で、発熱体432に電力の供給がなされる。発熱体432に電力の供給がなされると、発熱体432が発熱し、熱がNiからなる第1のスタンパ620を伝導して光硬化性樹脂に伝えられ、光硬化性樹脂が硬化する。
以上のように、先述のレンズアレイ製造装置400は、レンズアレイの材料として専ら光硬化性樹脂を用いるように構成され、変形例に係るレンズアレイ製造装置400は、レンズアレイの材料として専ら熱硬化性樹脂を用いるように構成されているが、レンズアレイ製造装置400を、レンズアレイの材料として、光硬化性樹脂と熱硬化性樹脂との双方を選択して用いることができるようにしても良い。すなわち、レンズアレイ製造装置400に、光照射装置416と加熱装置430との双方を設け、光硬化性樹脂を用いる場合は、光硬化性樹脂を光照射装置416を用いて硬化させ、熱硬化性樹脂を用いる場合は、熱硬化性樹脂を加熱装置430を用いて硬化させるようにしても良い。
図18には、分離装置500が示されている。
分離装置500は、例えばレンズアレイ650、680が載置される載置台502と、載置台502に載置されたレンズアレイ650等にレーザ光線を照射して、レンズアレイ650等を切断し、分離するレーザ照射装置504とを有している。レーザ照射装置504は、例えばロボットアームからなる移動装置506に移動可能に支持されるとともに、レーザ光源508が取り付けられている。
分離装置500では、レーザを照射することでレンズアレイ650、680を切断し、分離することでレンズ700を製造する。
図19には、本発明が適用される第2の光学部品製造システム5が示されている。また、図20には、この第2の光学部品製造システム5を用いて、造形物として用いられるレンズが製造される工程が説明されている。この第2の光学部品製造システム5は、先述の本発明が適用される第1の光学部品製造システム5と同様に、例えばレンズ等の光学部品を製造するために用いられていて、この第2の光学部品製造システム5で、本発明の実施形態に係る造形物の製造方法が実施される。
先述の第1の光学部品製造システム5は、造形装置10と、スタンパ製造装置300と、レンズアレイ製造装置400と、分離装置500とを有していた。これに対して、この第2の光学部品製造システム5は、図19に示されるように、スタンパ製造装置300を有せずに、造形装置10と、レンズアレイ製造装置400と、分離装置500とを有する。また、先述の第1の光学部品製造システム5では、造形装置10は、マスタを製造するマスタ製造装置として用いられていた。これに対して、この第2の光学部品製造システム5では、造形装置10は、スタンパを製造するスタンパ製造装置として用いられている。
また、先述の第1の光学部品製造システム5では、レンズを製造する際には、まず、ステップS100でマスタが製造され、次のステップS200でスタンパが製造され、次のステップS300でレンズアレイが製造され、次のステップS400でレンズが製造され、ステップS400で製造されたレンズで、例えばカメラが製造された。
これ対して、この第2の光学部品製造システム5では、図20に示されるように、まず、ステップS200でスタンパが製造され、次のステップS300でレンズアレイが製造され、次のステップS400でレンズが製造され、ステップS400で製造されたレンズで、例えばカメラが製造される。すなわち、先述の第1の光学部品製造システム5とは異なり、この第2の光学部品製造システム5では、マスタの製造がなされない。
また、この第2の光学部品製造システム5においては、ステップS200のスタンパを製造する工程に造形装置10が用いられ、ステップS300のレンズアレイを製造する工程にレンズアレイ製造装置400が用いられ、ステップS400のレンズを製造する工程に分離装置500が用いられる。
図21には、第2の光学部品製造システム5を用いてレンズ700が製造される工程が、図20に示された工程順に説明されている。
レンズ700を製造するには、まず、図21(c)に示されるようにスタンパ640が製造される。次に、図21(d)に示されるようにレンズアレイ680が製造される。次に、図21(g)に示されるように、必要に応じて複数のレンズアレイ650や、レンズアレイ650と他のレンズアレイとが接合されてなる接合レンズアレイ690が製造される。そして、図21(h)に示されるように、接合レンズアレイ690が分割されてレンズ700とされる。
図21(c)には、第2の光学部品製造システム5で製造されたスタンパ640の一部分が拡大されて示されている。
先述の第1の光学部品製造システム5では、製造されるスタンパの材質はNiであり、製造されるスタンパは光を透過しないものであった。これに対して、この第2の光学部品製造システム5で製造されるスタンパ640は、光を透過する材料を用いて製造され、光を透過することができるものとなっている。光を透過する材料としては、樹脂が用いられる。また、スタンパ640は、造形物として用いられるレンズアレイ680の光学機能面682の反対形状からなる反対形状面642を有する。反対形状面642には、レンズアレイ680が有する凸レンズ部684と反対形状であって形状、凸レンズ部684と同数の凹部643が、凸レンズ部684と同間隔で成形されている。
また、スタンパ640は、先述のように造形装置10で製造される。
すなわち、第1の光学部品製造システム5において、造形装置10でマスタ600が製造された際の工程と同様の工程を経て、複数の凹部643を有するスタンパ640が形成される。但し、スタンパ640を形成する際には、光透過性を有する樹脂が用いられる。
図21(d)には、第2の光学部品製造システム5で製造されたレンズアレイ680の一部分が拡大して示されている。
レンズアレイ680は、先述の第1の光学部品製造システム5で製造されるレンズアレイ680と同じものであり、造形面として用いられる光学機能面682を有している。光学機能面682には、光学部品部として用いられる複数の凸レンズ部684が整列した状態で成形されている。先述のように、レンズアレイ680は、レンズアレイ製造装置400で製造される。レンズアレイ製造装置400によるレンズアレイ680の製造の詳細は後述する。
図21(g)には、第2の光学部品製造システム5で製造された接合レンズアレイ690が示されている。図20(g)には、第2の光学部品製造システム5で製造されたレンズアレイ680、2枚を接合する例が示されているが、接合レンズアレイ690は、レンズアレイ680と、例えば先述の第1の光学部品製造システム5で製造されたレンズアレイ650(図3参照)等とを接合したものであっても良い。
図21(h)には、第2の光学部品製造システム5で製造されたレンズ700が示されている。レンズ700は、先述の第1の光学部品製造システム5と同様に、分離装置500を用いて、接合レンズアレイ690を切断し、分離することにより製造される。第2の光学部品製造システム5が有する分離装置500は、先述の第1の光学部品製造システム5が有する分離装置500(図18参照)と同じものである。
図22には、第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400が示されている。
先述の第1の光学部品製造システム5においては、レンズアレイ製造装置400の光照射装置416は、例えば90度間隔で4個等、回転台410の周囲に複数個が、レンズアレイ680等の製造に用いられる光硬化性樹脂の横方向から、該樹脂に対して光を照射するように配置されていた。これに対して、この第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400においては、光照射装置416は、レンズアレイ680等の製造に用いられる光硬化性樹脂の上側(基台404の逆側)から、該樹脂の全体に光を照射することができるように、例えば1つが配置されている。
以上のように構成された第2の光学部品製造システム5の有するレンズアレイ製造装置400では、回転台410に、例えばNiからなる第2のスタンパ626が、反対形状面628が上向きになるように載置され、第2のスタンパ626に樹脂供給装置402から光硬化性樹脂が供給され、駆動源408からの駆動伝達を受けて回転台410が回転することで、第2のスタンパ626表面に光硬化性樹脂が拡散した状態となり、拡散した状態となった光硬化性樹脂の上に重ねるように、移動装置414によって、光透過性材料からなり、光透過性を有するスタンパ640が搬送される。そして、第2のスタンパ626の反対形状面628と、スタンパ640の反対形状面642とに倣って変形した状態の光硬化性樹脂に、光照射装置416から光の照射がなされ、光硬化性樹脂が変形した状態で硬化することで、レンズアレイ680が製造される。
ここで、支持台406に載置されるスタンパは、上述のように第2のスタンパ626等の、材質がNiであり、光透過性を有しないものに替えて、光透過性樹脂からなり、光透過性を有するスタンパ640等を用いても良い。一方、光硬化性樹脂の上から重ねるスタンパは、光透過性を有するものであることを要し、材質がNiからなる第2のスタンパ626等の光透過性を有しないスタンパに替えることはできない。
図23には、光照射装置416からの光の照射を受けて光硬化性樹脂が硬化し、レンズアレイ680が製造される工程が説明されている。
光照射装置416から光が照射されると、図23に示すように、光透過性を有するスタンパ640を通過した光が光硬化性樹脂の全域に到達し、光硬化性樹脂は未硬化の部分を残すことなく硬化する。
図24には、第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400の第1の変形例が示されている。
先述の第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400では、光照射装置416は、光硬化性樹脂の上側(基台404の逆側)に、例えば1つが配置されていた。これに対して、この第1の変形例に係るレンズアレイ製造装置400では、光照射装置416は、例えば90度間隔で4個、又は45度間隔で8個等、回転台410の周囲に複数個が、レンズアレイ680等の製造に用いられる光硬化性樹脂の横方向から、該樹脂に対して光を照射するように配置されている。また、この第1の変形例に係るレンズアレイ製造装置400では、回転台410として、光を反射することができるように、上向きの面が鏡面加工されたものが用いられる。
この第1の変形例に係るレンズアレイ製造装置400を用いてレンズアレイ680等を製造するには、回転台410の表面に、例えばガラス基板等の光を透過する材質からなる基板644が載置され、基板644の上に光を透過する材料を用いて製造され、光を透過することができるスタンパとして、スタンパ640が載置される。そして、スタンパ640の上向きの面に光硬化性樹脂が供給され、供給され光硬化性樹脂に対して、光を透過せず、且つ望ましくは光を反射することができるスタンパとして、例えばNiからなる第2のスタンパ626が、上方から押し付けられる。
図25には、レンズアレイ製造装置400の第1の変形例において、光照射装置416からの光の照射を受けて光硬化性樹脂が硬化し、レンズアレイ680が製造される工程が説明されている。
この第1の変形例では、図25に示すように、例えば8個の光照射装置416(図25では2個を図示)から、第2のスタンパ626と基板644との間に光が照射されると、第2のスタンパ626と鏡面加工された回転台410との間で反射するようにして、光線が光硬化性樹脂の間で拡散し、光硬化性樹脂が硬化する。この際、回転台410で反射した光は、スタンパ640を通過して光硬化性樹脂に到達する。
図26には、第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400の第2の変形例が示されている。
先述の第2の光学部品製造システム5が有するレンズアレイ製造装置400では、光照射装置416によって光硬化性樹脂の上方から光の照射がなされ、先述の第1の変形例に係るレンズアレイ製造装置400においては、光硬化性樹脂の側方から光の照射がなされた。これに対して、この第2の変形例に係るレンズアレイ製造装置400では、光硬化性樹脂の下方から光の照射がなされる。すなわち、この第2の変形例で用いられる光照射装置416は、回転台410の上向きの面に装着されていて、例えばスタンパ640等の回転台410に載置されるスタンパよりも大径の円板形状からなり、少なくとも硬化させようとする光硬化性樹脂が分布する領域よりも大きい発光領域を内部に有する発光体418が装着されている。発光体418は、図示を省略する電源からの電力の供給を受けて発光する。
この第2の変形例に係るレンズアレイ製造装置400を用いてレンズアレイ680等を製造する場合は、先述の第1の変形例と同様に、回転台410の表面に、例えばガラス基板等の光を透過する材質からなる基板644が載置され、基板644の上に光を透過する材料を用いて製造され、光を透過することができるスタンパとして、スタンパ640が載置される。そして、スタンパ640の上向きの面に供給された光硬化性樹脂に対して、光を透過せず、且つ望ましくは光を反射することができるスタンパとして、例えばNiからなる第2のスタンパ626が、上方から押し付けられる。
図27には、レンズアレイ製造装置400の第2の変形例において、光照射装置416からの光の照射を受けて光硬化性樹脂が硬化し、レンズアレイ680が製造される工程が説明されている。
この第2の変形例では、図27に示すように、発光体418が発光すると、発光体418から発せられた光が、基板644を通過し、さらにスタンパ640を通過して光硬化性樹脂に到達し、また、光硬化性樹脂を通過した光が第2のスタンパ626で反射され、再び光硬化性樹脂内に到達するため、光硬化性樹脂が硬化する。
以上で述べたように、本発明は、例えばレンズアレイ等の光学部品、光学部品等の成形に用いられマスタやスタンパ等の型、電鋳に用いられる母型等の造形物を造形する造形物の製造方法と、この造形物の製造方法に関連するスタンパの製造方法、マスタ製造装置、スタンパ製造システム、及びスタンパ製造装置とに適用することができる。
本発明が適用される第1の光学部品製造システムを示す図である。 図1に示す光学部品製造システムでレンズが製造される工程を示す図である。 図1に示す光学部品製造システムでレンズが製造される工程を説明する第1の説明図である。 図1に示す光学部品製造システムで光学部品が製造される工程を説明する第2の説明図である。 図1に示す光学部品製造システムで製造されたレンズを用いて製造された撮影装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る造形装置を示し、図6(a)は平面図であり、図6(b)は左側面図である。 本発明の実施形態に係る造形装置が有する転写体の動作と、該造形装置で処理されるウエハとを示す図である。 本発明の実施形態に係る造形装置が有する転写体の動作と、該造形装置で処理されるウエハとの第1の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る造形装置が有する転写体の動作と、該造形装置で処理されるウエハとの第2の変形例を示す図である。 本発明第実施形態に係る造形装置に用いられる制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る造形装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第実施形態に係る造形装置の転写動作を示すフローチャートである。 図1に示す光学部品製造システムが有するスタンパ製造装置を示す図である。 図1に示す光学部品製造システムが有するレンズアレイ製造装置であって、レンズアレイの材料として熱硬化性樹脂を用いるレンズアレイ製造装置を示す図である。 図14に示すレンズアレイ製造装置を用いて、光硬化性樹脂を硬化させる工程を説明する第1の図である。 図14に示すレンズアレイ製造装置を用いて、光硬化性樹脂を硬化させる工程を示す第2の図である。 図1に示す光学部品製造システムが有するレンズアレイ製造装置の変形例であって、レンズアレイの材料として熱硬化性樹脂を用いるレンズアレイ製造装置を示す図である。 図1に示す光学部品製造システムが有する分離装置を示す図である。 本発明が適用される第2の光学部品製造システムを示す図である。 図19に示す光学部品製造システムでレンズが製造される工程を示す図である。 図19に示す光学部品製造システムでレンズが製造される工程を説明する説明図である。 図19に示す光学部品製造システムが有するレンズアレイ製造装置を示す図である。 図22に示すレンズアレイ製造装置を用いて、光硬化性樹脂を硬化させる工程を説明する図である。 図19に示す光学部品製造システムが有するレンズアレイ製造装置の第1の変形例を示す図である。 図24に示すレンズアレイ製造装置の第1の変形例を用いて、光硬化性樹脂を硬化させる工程を説明する図である。 図19に示す光学部品製造システムが有するレンズアレイ製造装置の第2の変形例を示す図である。 図26に示すレンズアレイ製造装置の第2の変形例を用いて、光硬化性樹脂を硬化させる工程を説明する図である。
符号の説明
5 光学部品製造システム
10 造形装置
60 光照射装置
62 転写体
90 凸部
200 制御装置
300 スタンパ製造装置
302 容器
304 電解液
306 加熱装置
308 Niペレット
310 電源
400 レンズアレイ製造装置
402 樹脂供給装置
416 光照射装置
418 発光体
430 加熱装置
432 発熱体
500 分離装置
600 マスタ
602 第1の転写面
604 第2の転写面
606 凸部
608 凹部
620 第1のスタンパ
622 第1の反対形状面
626 第2のスタンパ
628 第2の反対形状面
640 スタンパ
642 反対形状面
643 凹部
644 基板
650 レンズアレイ
652 第1の光学機能面
654 第2の光学機能面
656 凸レンズ部
658 凹レンズ部
680 レンズアレイ
682 光学機能面
684 凸レンズ部
690 接合レンズアレイ
700 レンズ
720 カメラ

Claims (15)

  1. 造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するマスタ製造工程と、
    前記転写面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、
    前記反対形状面を造形材料に転写して、前記造形物を製造する造形物製造工程と、
    を有し、
    前記マスタ製造工程は、
    マスタ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記マスタ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、
    前記マスタ材料の、少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、
    前記マスタ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、
    を有し、前記マスタ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返す造形物の製造方法。
  2. 前記変形工程では、前記転写体として、前記転写形状が一箇所に形成された転写体を用いる請求項1記載の造形物の製造方法。
  3. 光硬化性材料からなるマスタ材料を用い、
    前記硬化工程では、光を照射して前記マスタ材料を硬化させる請求項1又は2記載の造形物の製造方法。
  4. 熱硬化性材料からなるマスタ材料を用い、
    前記硬化工程では、加熱により前記マスタ材料を硬化させる請求項1又は2記載の造形物の製造方法。
  5. 光硬化性樹脂からなる造形材料を用い、
    前記造形物製造工程は、前記反対形状面が互いに対向するように配置され、同形状、又は互いに異なる形状の前記反対形状面を有する2つの前記スタンパの間に存する造形材料を、前記2つのスタンパの間から照射される光によって硬化する硬化工程を有する請求項1乃至4いずれか記載の造形物の製造方法。
  6. 光硬化性材料からなる造形材料を用い、
    前記造形物製造工程は、前記スタンパと、前記スタンパの反対形状面に対向するように配置された対向部材との間に存する造形材料を、前記スタンパと前記対向部材との間から照射される光で硬化する硬化工程を有する請求項1乃至4いずれか記載の造形物の製造方法。
  7. 熱硬化性材料からなる造形材利用を用い、
    前記造形物製造工程は、加熱により前記熱硬化材料を硬化させる請求項1乃至4いずれか記載の造形物の製造方法。
  8. 前記スタンパ製造工程は、
    前記マスタが有する前記転写面に金属イオンを堆積させる堆積工程と、
    金属イオンを堆積することにより形成されたスタンパと、前記マスタとを離間させる離間工程と、
    を有する請求項1乃至7いずれか記載の造形物の製造方法。
  9. 前記造形物として、光学部品を製造する請求項1乃至8いずれか記載の造形物の製造方法。
  10. 造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するマスタ製造工程と、
    前記転写面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、
    を有し、
    前記マスタ製造工程は、
    マスタ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記マスタ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、
    前記マスタ材料の、少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、
    前記マスタ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、
    を有し、前記マスタ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返すスタンパの製造方法。
  11. 造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ材料を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記マスタ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、
    前記支持部に支持された前記マスタ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、
    前記マスタ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、
    前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記マスタ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、
    を有するマスタ製造装置。
  12. 造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ製造装置と、
    前記マスタ製造装置で製造されたマスタが有する転写面の反対形状からなる反対形状面を有し、前記反対形状面を造形材料に転写して造形物を造形するために用いられるスタンパを製造するスタンパ製造装置と、
    を有し、
    前記マスタ製造装置は、
    造形物が備える造形面と同形状からなる転写面を少なくとも1つ有するマスタを製造するために用いられるマスタ材料を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記マスタ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、
    前記支持部に支持された前記マスタ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、
    前記マスタ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、
    前記転写体が前記マスタ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記マスタ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、
    を有するスタンパ製造システム。
  13. 造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するスタンパ製造工程と、
    前記反対形状面を造形材料に転写して、前記造形物を製造する造形物製造工程と、
    を有し、
    前記スタンパ製造工程は、
    光を透過するスタンパ材料を用い、該スタンパ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記スタンパ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、
    前記スタンパ材料の少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、
    前記スタンパ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、
    を有し、前記スタンパ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記スタンパ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記マスタ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り返し、
    前記造形物製造工程は、
    光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を前記スタンパが有する反対形状面に倣って変形させる変形工程と、
    前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して前記造形材料を硬化させる硬化工程と、
    を有する造形物の製造方法。
  14. 光を透過するスタンパ材料を用い、該スタンパ材料と、転写形状が形成された転写体とを互いに接触させ、前記スタンパ材料を前記転写形状に倣って変形させる変形工程と、
    前記スタンパ材料の少なくとも変形した部分を硬化させる硬化工程と、
    前記スタンパ材料と、前記転写体とを互いに離間させる離間工程と、
    を有し、前記スタンパ材料に前記転写形状を転写する転写工程を、前記変形工程において前記転写体が前記スタンパ材料に接触する位置が、先に前記転写体が前記スタンパ材料に接触した位置と異なる位置となるように複数回繰り繰り返し、
    光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を、スタンパが有し、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状に倣って変形させ、変形した前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して、前記造形材料を硬化させて造形物を製造するために用いられるスタンパを製造するスタンパの製造方法。
  15. 光を透過するスタンパ材料であって、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状面を有するスタンパを製造するために用いられるスタンパ材料を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記スタンパ材料に接触可能に設けられ、転写形状が形成された転写体と、
    前記支持部に支持された前記スタンパ材料と前記転写体とを、当接させ離間させるように、前記支持部及び前記転写体との少なくともいずれか一方を移動させる移動装置と、
    前記スタンパ材料の、少なくとも前記転写体に接触し、前記転写形状に倣って変形した部分を硬化させる硬化装置と、
    前記転写体が前記スタンパ材料に接触する部分が、先に前記転写体が前記スタンパ材料に接触した位置と異なる位置となるように前記移動装置を駆動させ、前記スタンパ材料の互いに異なる位置に前記転写形状が複数回、転写されるように、少なくとも前記移動装置及び前記硬化装置を制御する制御部と、
    を有し、
    光硬化性材料からなる造形材料を用い、該造形材料を、スタンパが有し、造形物が備える造形面の反対形状からなる反対形状に倣って変形させ、変形した前記造形材料に対して、前記スタンパを通過するように光を照射して、前記造形材料を硬化させて造形物を製造するために用いられるスタンパを製造するスタンパ製造装置。
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