JP2009277879A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装基板に実装する場合に、誘導素子と実装基板の配線部との相互作用の影響を軽減すると共に、前記相互作用に起因する特性劣化を防止した半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置1A(1)は、一面に電極3及び機能素子6を備えた半導体基板2と、半導体基板の他面に配された第一加工部20と、半導体基板の一面に配された第二加工部30と、半導体基板を貫通して配され、一端が電極と電気的に接続された貫通配線部10と、を備え、第一加工部は、半導体基板の他面に配された第一絶縁樹脂層21と、第一絶縁樹脂層上に配され、貫通配線部の他端と電気的に接続された第一配線層22と、第一配線層と電気的に接続されたはんだバンプ23と、を備え、第二加工部は、半導体基板の一面に配された第二絶縁樹脂層31と、第二絶縁樹脂層上に形成され、貫通配線部と電気的に接続された誘導素子35と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信機器及び民生機器に利用される、ウエハレベルCSPの再配線層により誘導素子(インダクタ)が形成された半導体装置に関する。
従来、半導体パッケージ、例えば、シリコンチップを樹脂により封止した、いわゆるデュアル・インライン・パッケージ(Dual Inline Package) やクァド・フラット・パッケージ(Quad Flat Package) では、樹脂パッケージの側面部や周辺部に金属リードを配置した周辺端子配置型が主流である。
これに対し、CSP(チップスケールパッケージ)、特に「ウエハレベルCSP」(以下、WLCSPという場合がある)と呼ばれる半導体パッケージでは、ウエハ上に、絶縁樹脂層、配線層、封止層などを形成し、さらにはんだバンプを形成した後、ダイシングにより複数のチップを得る。
WLCSPでは、前記チップがそのままのサイズでパッケージの施された半導体チップとなるため、その占有面積を狭くすることができ、高密度実装が可能である。WLCSPは、半導体チップに形成されたはんだバンプを用いて外部の基板に実装される。
従来の半導体チップは、半導体基板の機能素子が形成された能動面に、各種受動素子と実装部を有する構造を有している(例えば、特許文献1参照)。即ち、半導体チップを実装する場合に、素子部が実装基板の方を向く「フェースダウン実装」と呼ばれる形態を有している。
ところで、上記文献1において、受動素子部は例としてキャパシタを形成しているが、他に銅めっき再配線で形成されたインダクタという形態も考えられる。再配線で形成したインダクタは5μm〜10μm程度の厚膜銅めっきを用いるため、従来ICで配線材料として用いられる薄膜のAl材料(〜1μm)に比べ、大幅な電気抵抗(DC抵抗)の改善を実現できる。また、ウエハレベルCSP技術により形成された受動素子部は構造上、基板から数μm〜数十μm離れており、このためシリコン基板による受動素子の性能への影響を低減することが可能となり、大幅な特性の向上が実現可能となる。ここで、「大幅な特性の向上」とは、受動素子の特性が改善され、ひいては半導体回路の特性の向上に繋がることを意味する。
即ち、まとめると、ウエハレベルCSP技術を用いた半導体装置では、受動素子、特にインダクタの特性の大幅な向上が実現でき、機器の低消費電力化や雑音の低減に大幅に貢献するということができる。
しかし、このような形態の半導体装置には潜在的な問題が含まれており、現在頻繁に適用がされている訳ではない。ここで言う潜在的な問題について、図8を用いて簡単に説明する。図8(a)は従来の半導体装置100を下側から見た模式図であり、図8(b)は半導体装置100を実装基板110に実装した状態を模式的に示した図である。半導体装置100を実装する実装基板110には、電気信号を伝送するための配線部111、部品を実装するためのパッド部112が設けられている。
図8(b)に示すように半導体装置100を実装基板110にフェースダウン実装する場合、特に受動素子がインダクタ(誘導素子102)である場合、実装基板110の配線部111及びパッド部112と、半導体装置100のインダクタとが相互作用を及ぼし合ってしまうという問題がある。
フェースダウン実装をすることで、誘導素子と実装基板の配線部との間で相互作用が生じ、該相互作用により、「エネルギーの散逸(余計なエネルギーのロス)」と「インダクタンス値の変動」という二つの問題が生じうることとなる。
例えば、半導体装置が電圧制御発振器である場合、インダクタはタンク回路の構成要素となり、そのインダクタンスは発振周波数を定義することとなるが、インダクタンス値が変動することにより、発振周波数が設計値から変動してしまうことを意味する。
例えば基板配線部に渦電流が発生し、インダクタと反対方向の磁界が発生することによりインダクタンス値が減少してしまう。また、基板配線部に渦電流が発生することにより、ジュール損失が生じ、インダクタのQ値が劣化してしまう。
また、基板配線部と半導体装置のインダクタ部に浮遊容量が形成され、エネルギーの散逸が起こるという問題もある。エネルギーの散逸は電圧制御発振器の低消費電力化を阻害し、電圧制御発振器の特性の劣化(位相雑音特性)を引き起こす。
特開2005−108929号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、実装基板に実装する場合に、誘導素子と実装基板の配線部との相互作用の影響を軽減することが可能で、前記相互作用に起因する特性劣化を防止した半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の半導体装置は、一面に電極及び機能素子を備えた半導体基板と、前記半導体基板の他面に配された第一加工部と、前記半導体基板の一面に配された第二加工部と、前記半導体基板を貫通して配され、一端が前記電極と電気的に接続された貫通配線部と、を備えた半導体装置であって、前記第一加工部は、前記半導体基板の他面に配された第一絶縁樹脂層と、該第一絶縁樹脂層上に配され、前記貫通配線部の他端と電気的に接続された第一配線層と、該第一配線層と電気的に接続されたはんだバンプと、を備え、前記第二加工部は、前記半導体基板の一面に配された第二絶縁樹脂層と、該第二絶縁樹脂層上に形成され、前記貫通配線部と電気的に接続された誘導素子と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の半導体装置は、請求項1において、前記第二加工部において、前記第二絶縁樹脂層上に配され前記貫通配線部と電気的に接続された第二配線層と、第二配線層上に順に配された第三絶縁樹脂層と、第三配線層と、を備え、前記第二配線層と前記第三配線層とは電気的に接続され前記誘導素子を構成していることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の半導体装置は、請求項2において、前記第二配線層と前記貫通配線部とは、前記機能素子の配線部を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の半導体装置は、請求項2において、前記第二配線層と前記貫通配線部とは、直接接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の半導体装置は、前記第二加工部において、前記第二絶縁樹脂層上に配され前記貫通配線部と電気的に接続された第二配線層を備え、前記第二配線層と前記機能素子の配線部とは電気的に接続され前記誘導素子を構成していることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の半導体装置は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記第一加工部において、前記第一絶縁樹脂層と前記はんだバンプとの間に樹脂ポストが配されていることを特徴とする。
本発明では、半導体基板の一方の面にはんだバンプを有する第一加工部を設け、他方の面に誘導素子を有する第二加工部を設け、半導体基板に設けた貫通配線部を通じて両者を電気的に接続している。このように誘導素子と実装部(はんだバンプ)とを異なる面に設けることで、本発明の半導体装置を実装基板に実装した場合に、実装基板の配線部と半導体基板上に形成された誘導素子との距離が大きくなるので、誘導素子と実装基板の配線部との相互作用の影響を軽減することができる。その結果、本発明では、前記相互作用に起因する特性劣化を防止した半導体装置を提供することが可能である。
以下、本発明に係る半導体装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の半導体装置の一実施形態を模式的に示す断面図である。
この半導体装置1A(1)は、一面2aに電極3及び機能素子を備えた半導体基板2と、前記半導体基板2の他面2bに配された第一加工部20と、前記半導体基板2の一面2aに配された第二加工部30と、前記半導体基板2を貫通して配され、一端が前記電極3と電気的に接続された貫通配線部10と、を備えたことを特徴とする。
前記第一加工部20は、前記半導体基板2の他面2bに配された第一絶縁樹脂層21と、該第一絶縁樹脂層21上に配され、前記貫通配線部10の他端と電気的に接続された第一配線層22と、該第一配線層22と電気的に接続されたはんだバンプ23と、を備える。
前記第二加工部30は、前記半導体基板2の一面2aに配された第二絶縁樹脂層31と、該第二絶縁樹脂層31上に形成され、前記貫通配線部10と電気的に接続された誘導素子35と、を備える。
本発明の半導体装置1では、半導体基板2の一方の面にはんだバンプ23を有する第一加工部20を設け、他方の面に誘導素子35を有する第二加工部30を設け、半導体基板2に設けた貫通配線部10で両者を電気的に接続している。このように誘導素子35と実装部(はんだバンプ23)とを異なる面に設けることで、本発明の半導体装置1を実装基板に実装した場合に、実装基板の配線部と半導体基板2上に形成された誘導素子35との距離が大きくなるので、誘導素子35と実装基板の配線部との相互作用の影響を軽減することが可能となる。その結果、本発明の半導体装置1は、前記相互作用に起因する特性劣化が防止され、優れた特性を有するものとなる。
半導体基板2の一面2a(図1中上側の面、この面が能動面となる)上にはWLP加工による誘導素子35(再配線インダクタ)が形成されている(第二加工部30)。
特に、本実施形態の半導体装置1では、第二加工部30は、半導体基板2の一面2aに配された第二絶縁樹脂層31と、第二絶縁樹脂層31上に配され前記貫通配線部10と電気的に接続された第二配線層32と、第二配線層32上に順に配された第三絶縁樹脂層33と、第三配線層34と、を備える。前記第二配線層32と前記第三配線層34とは電気的に接続され前記誘導素子35を構成している。また、前記第二配線層32と前記貫通配線部10とは、前記機能素子の配線部6を介して電気的に接続されている。これにより誘導素子35は貫通配線部10と電気的に接続される。
また、貫通配線部10は半導体基板2の能動面と反対側の面2b(図1中下側の面)に形成された、はんだバンプ23、第一配線層22(第一加工部20)と電気的に接続されている。
半導体基板2は、Siの他に、SiGe,GaAs等の化合物半導体からなる半導体ウエハでもよく、半導体ウエハをチップ寸法に切断(ダイシング)した半導体チップであってもよい。半導体基板2が半導体チップである場合は、まず、半導体ウエハの上に、各種半導体素子やIC、誘導素子35等を複数組、形成した後、チップ寸法に切断することで複数の半導体チップを得ることができる。半導体基板2の厚さは、例えば50〜500μmである。
電極3は、半導体基板2の一面に設けられ、少なくとも一部が、後述する貫通電極部10の貫通孔11の一方の開口部から孔内に露呈するようにして設けられている。
電極3は、配線部6を介して、該一面内にある機能素子と電気的に接続されている。
電極3の材質としては、例えばアルミニウム(Al)や銅(Cu)、アルミニウム−シリコン(Al−Si)合金、アルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)合金等の導電性に優れる材質が好適に用いられる。
半導体基板2の表面には、SiNまたはSiO等のパッシベーション膜4,5(不動態化による絶縁層)が形成されている。
パッシベーション膜4には、電極3と整合する位置に開口部が設けられており、この開口部を通して電極3が露出されている。パッシベーション膜4,5は、例えばLP−CVD法等により形成することができ、その膜厚は例えば0.5〜3μmである。
機能素子は、本実施形態では、例えばICチップや、FETトランジスタからなる。
また、機能素子の他の例としては、例えば、CCD素子等の光素子、マイクロリレー、マイクロスイッチ、圧力センサ、加速度センサ、高周波フィルタ、マイクロミラー、マイクロリアクター、μ−TDS、DNAチップ、MEMSデバイス、マイクロ燃料電池等が挙げられる。
機能素子の配線部6は、半導体基板2上に配され、電極3や機能素子等を電気的に接続して回路をなす。図1においては、機能素子の配線部6を模式的に示している。
配線部6の材質としては、電極3と同様の材料を用いればよく、例えばアルミニウム(Al)や銅(Cu)、アルミニウム−シリコン(Al−Si)合金、アルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)合金等の導電性に優れる材質が好適に用いられる。
上記半導体基板2の一方の表面から他方の表面に向かう貫通孔11が形成され、この貫通孔11に絶縁層12を介して導電部13が形成されることにより貫通配線部10が形成されている。
貫通孔11は、図1に示すように、半導体基板2において、電極3が他面2bから一面2aに配された孔内に露呈するように、半導体基板2内に開けられてなる。
貫通孔11の口径は、例えば数十μm程度である。
また、半導体基板2上に設けられる貫通孔11の数は、特に限定されない。
貫通孔11内の側面には、SiNまたはSiO等の絶縁層12が配されている。パッシベーション膜4は絶縁層12と別に形成されるが、パッシベーション膜5は絶縁層12と同時に形成される。絶縁層12の膜厚は、例えば0.5〜3μmが好ましい。
導電部13は、貫通孔11内の側面の少なくとも一部に配されることにより、導電体として有効に働く。
図1の断面図に示す例では、導電部13は、側面の全体を覆うように配されているが、これには限定されない。例えば、導電部13が、側面の一部に、半導体基板2の一方の面と他方の面との間に渡って配された構成としてもよい。
導電部13の材質としては、導電性に優れた材料を用いることが好ましい。また、導電部13は、電極3との密着性に優れるとともに、導電部13を構成する元素が電極3や半導体基板2内に拡散しない材料を用いれば、さらに好ましい。
例えば、導電部13が単層である場合には、電極3と同材料であることが望ましく、Al、Cu、Ni、Au等の金属材料を用いれば、導電性や電極3との密着性等の点で好ましい。
また、導電部13を、2種類以上の金属材料からなる多層構造、あるいは材料の異なる膜を積層した構造とした場合、外側の層には、電極3をなす材質との密着性に優れる材料や、導電部13と、電極3または半導体基板2との間で元素移動(拡散)が生じるのを防止できる金属材料(バリアメタル)を配し、内側の層には、導電性の高い金属を配した構成とすることが好ましい。
側面部に導電部13が形成された貫通孔11を充填するように、樹脂部14が配されていてもよい。
樹脂部14は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなる。この樹脂部14は、第一加工部20の後述する封止樹脂層24と同時に形成されることが好ましい。
第二加工部30は、半導体基板2の一面2aに配され、誘導素子35としてのインダクタを有する。第二加工部30は、第二絶縁樹脂層31と、第二絶縁樹脂層31上に配された第二配線層32と、第二配線層32上に順に配された第三絶縁樹脂層33と、第三配線層34と、を備える。
第二絶縁樹脂層31は、各電極3と整合する位置に形成された開口部を有する。第二絶縁樹脂層31は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば5〜20μmである。
第二絶縁樹脂層31は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。また開口部は、例えばフォトリソグラフィ技術を利用したパターニングなどにより形成することができる。
第二配線層32の材料としては、例えばCuの他、Cr、Al,Ti、Au、Ag、TiW等が用いられ、その厚さは例えば3〜10μmである。これにより十分な導電性が得られる。第二配線層32は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
第三絶縁樹脂層33は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば3〜10μmである。
第三絶縁樹脂層33は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。
第三配線層34の材料としては、例えばCuの他、Cr、Al,Ti、Au、Ag、TiW等が用いられ、その厚さは例えば5〜20μmである。これにより十分な導電性が得られる。第三配線層34は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
前記第二配線層32と前記第三配線層34とは電気的に接続され前記誘導素子35を構成している。誘導素子35の形状としては特に限定されるものではなく、例えば螺旋形状、つづら折れ形状等が挙げられる。
また、半導体装置1は、上記第三配線層34が埋設されるように、前記半導体基板2の一面2a側に配された封止樹脂層36を、さらに備えていることが好ましい。
封止樹脂層36は、誘導素子35を保護するためのもので、例えば、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂(シリコーン)等により構成され、その厚みは3〜10μm程度である。
*この段落は削除します。
第一加工部20は、半導体基板2の他面2bに配され、実装部をなす。第一加工部20は、第一絶縁樹脂層21と、該第一絶縁樹脂層21上に配された第一配線層22と、該第一配線層22と電気的に接続されたはんだバンプ23と、を備える。
第一絶縁樹脂層21は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等からなり、その厚さは例えば3〜10μmである。
第一絶縁樹脂層21は、例えば回転塗布法、印刷法、ラミネート法などにより形成することができる。
第一配線層22は、はんだバンプ23と貫通配線部10とを電気的に接続する再配線層(アンダーパス)である。第一配線層22の一端部は、貫通配線部10(導電部13)と電気的に接続されている。また、第一配線層22の他端部は、はんだバンプ23と電気的に接続されている。第一配線層22は導電部13と同時に形成しても、別々に形成しても構わない。
第一配線層22の材料としては、例えばCuの他、Cr、Al,Ti、Au、Ag、TiW等が用いられ、その厚さは例えば3〜10μmである。これにより十分な導電性が得られる。第一配線層22は、例えば、電解銅めっき法等のめっき法、スパッタリング法、蒸着法、または2つ以上の方法の組み合わせにより形成することができる。
はんだバンプ23は、Sn−Pb共晶はんだ、Sn−Ag−Cu系の鉛を含まない高温はんだ等を用いることができる。その他にも、Pb,ln,Sn,Au,Ag,Cu,Bi,Znのいずれかを少なくとも一つ含む材料を用いることができる。はんだバンプ23は、例えば、はんだボール搭載法、電解はんだめっき法、はんだペースト印刷法、はんだペーストディスペンス法、はんだ蒸着法等により形成することができる。
また、半導体装置1は、上記第一配線層22が埋設されるように、前記半導体基板2の他面2b側に配された封止樹脂層24を、さらに備えていることが好ましい。
封止樹脂層24は、第一配線層22を保護するためのもので、例えば、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂(シリコーン)等により構成され、その厚みは3〜10μm程度である。
このような封止樹脂層24は、例えば、感光性ポリイミド系樹脂等の感光性樹脂をフォトリソグラフィ技術によりパターニングすることによって形成することができる。なお、封止樹脂層24の形成方法は、この方法に限定されるものではない。
図2は、本発明の半導体装置1A(1)を実装基板50に実装した状態を示す図である。
図8(a)に示した従来の半導体装置100では、貫通配線部を有さないので必然的に実装部(はんだバンプ101)と誘導素子102は基板103の同じ面に形成される。そのため、図8(b)に示すように、実装基板110に実装した場合、必然的に実装基板110上の配線部111と、誘導素子102の相互作用の影響が大きくなる。
図2と図8とを比較すると、本発明の半導体装置1では、誘導素子35と実装部(はんだバンプ23)とを異なる面に設けているので、半導体装置1を実装基板50に実装した場合に、実装基板50の配線部51と半導体装置1の誘導素子35との距離が大きくなることがわかる。これにより、本発明の半導体装置1では、誘導素子35と実装基板50の配線部51との相互作用の影響を軽減することが可能となる。その結果、半導体装置は、前記相互作用に起因する特性劣化を防止することができ、優れた特性を有するものとなる。ここで、「相互作用に起因する特性劣化」とは、誘導素子の特性が悪くなり、その結果、半導体回路の特性が劣化することを意味する。
なお、本実施形態の半導体装置1では、図3に示すように、前記第一加工部20において、前記第一絶縁樹脂層21と前記はんだバンプ23との間に樹脂ポスト25が配されていてもよい。
貫通配線部10の形成は、半導体基板2が薄い方が容易である。しかし、基板を薄くすることにより、実装における機械的ストレスが及ぼす影響が大きくなり、これを軽減するために応力緩和のための樹脂ポス卜部が必要となる。第一加工部20に樹脂ポス卜25を配することで、実装時の応力が緩和され、より薄い半導体基板2にも適用することができる。
樹脂ポスト25は、第一絶縁樹脂層21上の所定位置に、面状をなす頂部を備えた略円錐台状とされた突起状に形成されている。樹脂ポスト25を形成する材料としては、例えば、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂(シリコーン)等、感光性を有する絶縁性樹脂が好適に用いられる。樹脂ポスト25の膜厚は25〜100μm程度、その頂部の直径は50〜500μm程度、その底部の直径は55〜550μm程度にすることが好ましい。
<第二実施形態>
次に、本発明に係る半導体装置1の第二実施形態について図面に基づいて説明する。
図4は、本発明の半導体装置1の第二実施形態を模式的に示す断面図である。
なお、本実施形態においては、上述した第一実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分においては、その説明を省略する。
本実施形態の半導体装置1C(1)では、第二加工部30において、前記第二配線層32と前記貫通配線部10とが、直接接続されている。
上述した第一実施形態では、貫通配線部10と誘導素子35(第二配線層32)は、機能素子の配線部6を介して電気的に接続されていたが、本実施形態の半導体装置1C(1)では、第二配線層32は直接貫通配線部10と接合が取られている。これにより基本構造と異なる回路トポロジに適用が可能となる。また、電気的な特性(高周波特性)を考えると、こちらの構造の方が有利であると言える。
また、本実施形態の半導体装置1D(1)では、図5に示すように、前記第一加工部20において、前記第一絶縁樹脂層21と前記はんだバンプ23との間に樹脂ポスト25が配されていてもよい。第一加工部20に樹脂ポス卜25を配することで、実装時の応力が緩和され、より薄い半導体基板2にも適用することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明に係る半導体装置1の第三実施形態について図面に基づいて説明する。
図6は、本発明の半導体装置1の第三実施形態を模式的に示す断面図である。
なお、本実施形態においては、上述した第一実施形態と異なる部分について主に説明し、第一実施形態と同様の部分においては、その説明を省略する。
本実施形態の半導体装置1E(1)では、前記第二加工部30において、前記第二絶縁樹脂層31上に配され前記貫通配線部10と電気的に接続された第二配線層32を備える。そして、前記第二配線層32と前記機能素子の配線部6とは電気的に接続され前記誘導素子35を構成している。
上述した第一実施形態では、誘導素子35は第二配線層32と第三配線層34から構成されていたが、本実施形態の半導体装置1E(1)では、誘導素子35は、機能素子の配線部6と第二配線層32から構成されている。
誘導素子35を機能素子の配線部6と第二配線層32とから構成することで、構造がシンプルとなる(単純化される)。また、第二加工部30の形成において、工程数、層数が少なくて済み、コストを削減したい場合に有効である。
また、本実施形態の半導体装置1F(1)では、図7に示すように、前記第一加工部20において、前記第一絶縁樹脂層21と前記はんだバンプ23との間に樹脂ポスト25が配されていてもよい。第一加工部20に樹脂ポス卜25を配することで、実装時の応力が緩和され、より薄い半導体基板2にも適用することができる。
以上、本発明の半導体装置について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
本発明は、誘導素子を有する各種半導体装置に適用できる。
本発明に係る半導体装置の第一実施形態の一例を示す断面図。 図1に示す半導体装置を実装した状態を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の第一実施形態において他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の第二実施形態の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の第二実施形態において他の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の第三実施形態の一例を示す断面図。 本発明に係る半導体装置の第三実施形態において他の一例を示す断面図。 従来の半導体装置の一例を示す断面図。
符号の説明
1(1A〜1F) 半導体装置、2 半導体基板、3 電極、6 機能素子(配線部)、10 貫通配線部、11 貫通孔、13 導電部、20 第一加工部、21 第一絶縁樹脂層、22 第一配線層、23 はんだバンプ、30 第二加工部、31 第二絶縁樹脂層、32 第二配線層、33 第三絶縁樹脂層、34 第三配線層、35 誘導素子。

Claims (6)

  1. 一面に電極及び機能素子を備えた半導体基板と、
    前記半導体基板の他面に配された第一加工部と、
    前記半導体基板の一面に配された第二加工部と、
    前記半導体基板を貫通して配され、一端が前記電極と電気的に接続された貫通配線部と、を備えた半導体装置であって、
    前記第一加工部は、前記半導体基板の他面に配された第一絶縁樹脂層と、該第一絶縁樹脂層上に配され、前記貫通配線部の他端と電気的に接続された第一配線層と、該第一配線層と電気的に接続されたはんだバンプと、を備え、
    前記第二加工部は、前記半導体基板の一面に配された第二絶縁樹脂層と、該第二絶縁樹脂層上に形成され、前記貫通配線部と電気的に接続された誘導素子と、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第二加工部において、前記第二絶縁樹脂層上に配され前記貫通配線部と電気的に接続された第二配線層と、第二配線層上に順に配された第三絶縁樹脂層と、第三配線層と、を備え、
    前記第二配線層と前記第三配線層とは電気的に接続され前記誘導素子を構成していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第二配線層と前記貫通配線部とは、前記機能素子の配線部を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第二配線層と前記貫通配線部とは、直接接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第二加工部において、前記第二絶縁樹脂層上に配され前記貫通配線部と電気的に接続された第二配線層を備え、
    前記第二配線層と前記機能素子の配線部とは電気的に接続され前記誘導素子を構成していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第一加工部において、前記第一絶縁樹脂層と前記はんだバンプとの間に樹脂ポストが配されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
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