JP2009275797A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンストール発生時にラチェッティングの発生を防止することができる車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジン11に連結され、摩擦係合要素の係合により動力伝達状態が切り替えられる変速機と、変速機の出力軸をロックするロック状態とロック状態を解除するアンロック状態とを油孔41を通じて入力された油圧により切り替えるパーキングロック機構17とを備えた車両の制御装置において、パーキングロック機構17は、ロック状態からアンロック状態に切り替えた場合に、アンロック状態からロック状態への切り替えをシリンダ31内に設けたテーパ状部材51および複数のボール状部材52により規制してアンロック状態を維持するとともに、油孔42を通じて入力された油圧により当該規制を解除するよう構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧により変速機の出力軸をロックまたはアンロックするよう制御する車両の制御装置に関する。
従来、この種の車両の制御装置として、油圧によりパーキングロック機構を駆動して変速機の出力軸をロック状態とアンロック状態とに切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された従来のパーキングロック機構は、バルブ内を上下動するピストンの一端にパーキングロックポールが連結されており、ピストンがバルブ上端に移動するとパーキングロックポールがパーキングギヤに係合し、ピストンがバルブ下端に移動するとパーキングロックポールがパーキングギヤから離隔するようになっている。
このパーキングロックポールには捩りコイルばねが設けられており、捩りコイルバネは、ピストンをバルブ下端からバルブ上端の方向に付勢しており、ピストンをバルブ上端に引き上げてパーキングロックポールをパーキングギヤに係合させるようにしている。一方、ピストンが油圧により捩りコイルバネの付勢力に抗してバルブ下端方向へ押圧しており、パーキングポールがパーキングギヤから離隔するように押圧されている。
また、バルブには電磁石が設けられており、油圧によりピストンが捩りコイルバネの付勢力に抗して下動すると、電磁石が通電されてピストンがバルブ下端位置に保持される。そして、パーキングロック機構がアンロック状態に切り替えられた場合には、走行中のエンジンストールに起因した油圧の低下によりパーキングロックポールがパーキングギヤに接触して、ラチェッティングが生じないように電気的にアンロック状態が維持されるようになっている。
特表2002−533631号公報
しかしながら、従来の車両の制御装置にあっては、エンジンストールが発生し、ピストンをバルブ下端に押圧している油圧が低下した場合でも、電気的にパーキングロック機構のアンロック状態を維持できるが、エンジンを再始動させるためにクランキングが実施されると、電圧降下が生じる。この結果、電磁石が通電されなくなり、アンロック状態を維持できず、パーキングポールがパーキングギヤに接触してラチェッティングが発生してしまう可能性があった。
このため、特に走行中にエンジンストールが発生し、ニュートラルレンジで惰行中にクランキングが実施されると、パーキングロックポールがパーキングギヤに接触してラチェッティングが発生してしまう可能性があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、エンジンストール発生時にラチェッティングの発生を防止することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の制御装置は、上記目的を達成するため、(1)内燃機関に連結され、摩擦係合要素の係合により動力伝達状態が切り替えられる変速機と、前記変速機の出力軸をロックするロック状態と前記ロック状態を解除するアンロック状態とを油圧により切り替えるロック状態切替手段とを備えた車両の制御装置において、前記ロック状態切替手段により前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替えられた場合に、前記アンロック状態から前記ロック状態への切り替えを機械的に規制して前記アンロック状態を維持するとともに、油圧が入力されることにより前記規制を解除するアンロック維持手段を備えるよう構成する。
この構成により、ロック状態切替手段によりロック状態からアンロック状態に切り替えられると、アンロック維持手段によりアンロック状態からロック状態への切り替えが機械的に規制されるため、油圧の低下やクランキングの実施により電圧降下があった場合でもアンロック状態が維持され続ける。したがって、内燃機関が停止して、ニュートラルレンジで惰行中にパーキングロック機構のアンロック状態が解除されてロック状態となることがないため、ラチェッティングの発生を防止することができる。
なお、内燃機関が停止して、ニュートラルレンジで惰行中にアンロック状態からロック状態への切り替えの規制を解除する場合には、内燃機関が車輪により逆駆動されて油圧が生じている状態で、ラチェッティングが生じない速度まで車速が小さくなってから、アンロック維持手段に油圧を入力することが好ましい。
上記(1)に記載の車両の制御装置において、(2)前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段に検出された前記内燃機関の運転状態に基づいて走行中の前記内燃機関の停止状態を判定する停止状態判定手段と、前記車両の車速を検出する車速検出手段と、前記アンロック維持手段に対する油圧の入力を制御する油圧制御手段とをさらに備え、前記油圧制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記車速検出手段により検出された前記車速が予め定められた速度以上の場合に、前記アンロック維持手段に油圧を入力しないよう制御するよう構成する。
この構成により、例えば、予め定められた速度をロック状態切替手段が破損しない強度を保証することができる保証速度に設定すれば、車速が保証速度以上の場合にアンロック維持手段に油圧が入力されることがなく、アンロック状態が維持され続けるため、保証速度以上でラチェッティングが生じることがなく、ロック状態切替手段の破損を防止することができる。
上記(2)に記載の車両の制御装置において、(3)前記油圧制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記車速検出手段により検出された前記車速が予め定められた速度より小さい場合に、前記アンロック維持手段に油圧を入力するよう制御するよう構成する。
この構成により、例えば、予め定められた速度をロック状態切替手段が破損しない強度を保証することができる保証速度に設定すれば、車速が保証速度より小さい場合にアンロック維持手段に油圧が入力され、アンロック状態からロック状態に切替可能となるため、ロック状態に切り替えられてもロック状態切替手段の破損を防止することができる。
また、上記(3)に記載の車両の制御装置において、(4)前記油圧制御手段は、前記車両が停止する前に、前記アンロック維持手段に油圧を入力するよう制御するよう構成する。
この構成により、走行中に内燃機関が停止して車両が停止する前に、アンロック維持手段に油圧が入力されるため、車両の停止によって油圧が発生しなくなり、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止することができる。
また、上記(2)から(4)に記載の車両の制御装置において、(5)前記変速機の摩擦係合要素の係合状態に基づいて、前記動力伝達状態が動力伝達を行う伝達状態か前記動力伝達を遮断する遮断状態かを判定する動力伝達状態判定手段と、前記伝達状態と前記遮断状態との間で前記動力伝達状態の切り替えを制御する切替制御手段とをさらに備え、前記切替制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記動力伝達状態判定手段により前記伝達状態と判定された場合に、前記伝達状態を維持するよう制御するよう構成する。
この構成により、走行中に内燃機関が停止したときに、動力伝達状態が伝達状態の場合に、遮断状態に切り替えられることなく伝達状態が維持されることにより、内燃機関が車輪によって逆駆動されて油圧の低下が防止され、アンロック維持手段に入力する油圧を確保して、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止できる。
また、上記(2)から(4)に記載の車両の制御装置において、(6)前記変速機の摩擦係合要素の係合状態に基づいて、前記動力伝達状態が動力伝達を行う伝達状態か前記動力伝達を遮断する遮断状態かを判定する動力伝達状態判定手段と、前記伝達状態と前記遮断状態との間で前記動力伝達状態の切り替えを制御する切替制御手段とをさらに備え、前記切替制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記動力伝達状態判定手段により前記遮断状態と判定された場合に、前記遮断状態から前記伝達状態に切り替えるよう制御するよう構成する。
この構成により、走行中に内燃機関が停止したときに、動力伝達状態が遮断状態の場合に、動力伝達状態が遮断状態から伝達状態に切り替えられるため、内燃機関が車輪によって逆駆動されて油圧の低下が防止され、アンロック維持手段に入力する油圧を確保して、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止できる。
本発明によれば、エンジンストール発生時にラチェッティングの発生を防止することができる車両の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の概略ブロック構成図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る車両の制御装置は、エンジンECU(以下、ENG−ECUという)1と、電子制御式トランスミッションECU(以下、ECT−ECUという)2と、シフトバイワイヤECU(以下、SBW−ECUという)3と、電源ECU4とを備えている。また、ENG−ECU1はエンジン11に、ECT−ECU2は変速機12を制御する油圧制御装置13に、SBW−ECU3は切替駆動装置14に、電源ECU4はスタータモータ15にそれぞれ接続されている。また、油圧制御装置13は、複数の油路を介して変速機12、オイルポンプ16、パーキングロック機構17に接続されている。
ENG−ECU1、ECT−ECU2、SBW−ECU3および電源ECU4は、いずれもCPU(Central Processing Unit)を中心とするマイクロコンピュータを主体に構成された電気回路であり、CPUの他に、一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、A/D変替器等を含む入出力インターフェース回路およびタイマーを備え、車内LAN回線18または図示しないシリアル通信線等を介して電気的に相互に接続されている。
ENG−ECU1は、エンジン11を統括制御するものであり、このエンジン11は、図示しないスロットルバルブ、インジェクタおよび点火プラグを有している。そして、ENG−ECU1は、車両の走行状況に応じて、スロットルバルブを介して気筒内に送り込まれる吸入空気量およびインジェクタにより気筒内に噴射される燃料の噴射量を決定し、適切なタイミングで点火プラグを駆動することによりエンジン11に動力を発生させるようになっている。
ECT−ECU2は、ENG−ECU1から出力された制御信号に基づいて油圧制御装置13を介して変速機12を制御するようになっている。変速機12は、エンジン11の出力軸にトルクコンバータを介して連結し、車両の走行状況に応じた変速比に切り替えるようになっている。変速機12の内部には、変速比を選択するためのクラッチやブレーキ等の摩擦係合要素が設けられており、この摩擦係合要素の係合・解放に基づいて変速比を制御して、エンジン11から伝達される回転数やトルクを変化させるようになっている。変速機12の出力軸には、後述するパーキングギヤ37が固定されており、パーキングギヤ37は、パーキングロック機構17によって回転不能にロックされるようになっている。
油圧制御装置13は、変速機12の摩擦係合要素に対する係合・解放を油圧制御により切り替えるソレノイドバルブ21と、パーキングロック機構17のロック状態・アンロック状態を油圧制御により切り替えるソレノイドバルブ22、23と、摩擦係合要素の駆動および油圧制御の元圧となるライン油圧によりシフトレンジを切り替えるためのシフトバルブ24とを備えている。ソレノイドバルブ21、22、23は、ECT−ECU2に電気的に接続されており、ECT−ECU2から出力された制御信号に基づいて摩擦係合要素の係合・解放やパーキングロック機構17のロック状態・アンロック状態を切り替えるようになっている。
オイルポンプ16は、エンジン11のクランクシャフトの回転に応じて回転する図示しないロータを有しており、ロータの回転によりオイルパン内に貯留されているオイルを複数の油路を介して油圧制御装置13に圧送するようになっている。
SBW−ECU3は、シフトレンジを選択するシフトレバー装置25に接続されており、シフトレバー装置25から出力された選択信号に基づいて切替駆動装置14を制御してシフトレンジを切り替えるようになっている。また、SBW−ECU3は、シフトレンジを表示するシフト表示装置26に接続されており、選択されたシフトレンジに応じてシフト表示装置26の表示を切り替えるようになっている。
シフトレバー装置25は、シフトレバー27とパーキングボタン28とを有し、シフトレバー27の操作によりリバースレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジを選択でき、パーキングボタン28の押下によりパーキングレンジを選択できるようになっている。そして、シフトレバー装置25は、シフトレバー27の操作により選択されたシフトレンジに対応する選択信号をSBW−ECU3に出力するようになっている。
また、SBW−ECU3は、シフトレンジに対応したシフト位置にシフトレバー27が一定時間保持されることによりシフトレンジを切り替えるよう切替駆動装置14を制御するようになっている。
切替駆動装置14は、油圧制御装置13のシフトバルブ24を駆動するアクチュエータを有し、アクチュエータの駆動によってシフトバルブ24を駆動させることにより、油圧制御装置13において各シフトレンジに対応したライン油圧を調整するとともに、変速段に対応した摩擦係合要素に油圧を供給するようになっている。
電源ECU4は、スタートスイッチ29に接続されており、スタートスイッチ29を介して入力されたエンジン始動信号に基づいてスタータモータ15を作動させることにより、エンジン11のクランキングを行うようになっている。具体的には、エンジン始動信号が電源ECU4に入力されると、電源ECU4は、バッテリ19をスタータモータ15に接続して、スタータモータ15に電力を供給することにより、スタータモータ15を作動させるようになっている。
ここで、図2および図3を参照して、パーキングロック機構について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構およびパーキングロック機構の作動油の供給経路の模式図である。図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構のアンロック状態からロック状態に切替規制された状態を示す模式図であり、図3(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構のアンロック状態からロック状態への切替規制を解除した状態を示す模式図である。
図2に示すように、パーキングロック機構17は、シリンダ31と、シリンダ31内を往復動するピストン32と、ピストン32を固定したピストンロッド33およびパーキングロッド34を連結する連結部材35と、パーキングロッド34に押圧されることによりパーキングギヤ37に係合するパーキングロックポール36とを有している。
シリンダ31には、延在方向の一端側にソレノイドバルブ22に接続された油孔41が形成され、延在方向の中間部にソレノイドバルブ23に接続された油孔42が形成されている。シリンダ31内には、油孔42近傍に仕切部43が設けられており、仕切部43によりシリンダ31内が油孔41に連通する第1の油圧室45と油孔42に連通する第2の油圧室46とに仕切られている。
また、シリンダ31には、ピストンロッド33が挿通されており、ピストンロッド33のシリンダ31外に延び出した部分には、連結部材35が回動自在に連結されている。ピストンロッド33は、途中部分にピストン32が固定されており、ピストン32を第1の油圧室45に収容し、ピストン32の往復動によりシリンダ31内に進入する進入方向とシリンダ31外に後退する後退方向に移動するようになっている。
また、シリンダ31の油孔41側の端部は、パーキングロックポール36をパーキングギヤ37に係合させるロック位置47にピストン32の移動を規制しており、シリンダ31の仕切部43を設けた中間部は、パーキングロックポール36をパーキングギヤ37から離隔させるアンロック位置48にピストン32の移動を規制している。
そして、ソレノイドバルブ22の駆動に応じて、第1の油圧室45内のオイルの供給および排出が制御されることにより、ロック位置47とアンロック位置48との間でピストン32がシリンダ31内で往復動し、ロック状態とアンロック状態とが切り替えられるようになっている。
第2の油圧室46には、シリンダ31の内周壁にテーパ状部材51が固定されており、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間には、複数のボール状部材52が配置されている。
テーパ状部材51は、ピストンロッド33の進入方向に向けてテーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間が拡大するように傾斜しており、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間は、テーパ状部材51の延在方向の中間位置を境にしてボール状部材52の直径よりも狭くなっている。すなわち、テーパ状部材51は、テーパ状部材51の延在方向の中間位置からピストンロッド33の後退方向にボール状部材52が移動しないように規制している。
複数のボール状部材52は、ピストンロッド33の外周面の周囲に配置され、テーパ状部材51の延在方向の中間位置においてテーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面とに接触している。そして、ピストンロッド33の進入時には、複数のボール状部材52がピストンロッド33の進入方向に僅かに移動して、複数のボール状部材52とピストンロッド33とに生じる接触圧が低下し、ピストンロッド33の進入方向への移動が許容されるようになっている。
一方、ピストンロッド33の後退時には、複数のボール状部材52がテーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間に噛み込まれて複数のボール状部材52の後退方向への移動が規制され、複数のボール状部材52とピストンロッド33とに生じる接触圧が増加し、ピストンロッド33の後退方向への移動が規制されるようになっている。
このように、ピストン32がアンロック位置48に移動した状態で、ピストンロッド33が後退方向に移動することが規制されるため、ピストン32がアンロック位置48からロック位置47に移動することがなく、アンロック状態が維持されるようになっている。
なお、複数のボール状部材52は、テーパ状部材51およびピストンロッド33との間で滑りが生じないように高摩擦材料で成形されることが好ましく、さらに、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間に十分に噛み込むように弾性材料で成形されることが好ましい。
また、第2の油圧室46内には、中心部分にピストンロッド33が挿通された状態で、アンロック解除ピストン53が収容されている。ここで、アンロック解除ピストン53は、ピストンロッド33に対してその軸方向にスライド可能になっている。アンロック解除ピストン53は、油孔42を通じて入力された油圧を受ける受部55と、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間に挿入された押圧部56とから構成されており、受部55と押圧部56とは一体に形成されている。
そして、図3(a)に示すように、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間に噛み込まれたボール状部材52がピストンロッド33を介してピストン32をアンロック位置48に維持している場合に、ソレノイドバルブ23から第2の油圧室46にオイルが供給されると、図3(b)に示すように、アンロック解除ピストン53がピストンロッド33の進入方向に移動してボール状部材52を押圧する。
そして、アンロック解除ピストン53に押圧されて、ボール状部材52がテーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間から外れると、ボール状部材52とピストンロッド33とに生じる接触圧が低下し、ピストン32のロック位置47側への移動が許容される。すなわち、パーキングロック機構のアンロック状態からロック状態への切替規制が解除される。
図2に示すように、連結部材35は、中間部の支軸61を中心に回動自在に構成されており、一端部がピストンロッド33に回動自在に連結され、他端部がパーキングロッド34に回動自在に連結されている。よって、ピストン32がロック位置47に移動すると連結部材35を介してパーキングロッド34の先端がパーキングロックポール36側に押し込まれ、ピストン32がアンロック位置48に移動すると連結部材35を介してパーキングロッド34の先端がパーキングロックポール36から引き離されるようになっている。また、連結部材35の支軸61には、スプリング62が設けられており、スプリング62はパーキングロッド34をパーキングロックポール36に押し当てる方向に付勢している。
パーキングロッド34には、先端部にパーキングカム64が設けられており、このパーキングカム64がパーキングロックポール36に押し当てられることによりパーキングロックポール36がパーキングギヤ37に係合するようになっている。
パーキングカム64は、断面積が先端に向けて縮小するように外周面がテーパ状に形成されており、パーキングロックポール36の下部に押し当てられることにより、パーキングロックポール36をパーキングギヤ37に向けて押し上げるようになっている。
パーキングロックポール36は、パーキングギヤ37の外周に対向する位置に設けられ、支軸66を中心として揺動するようになっている。また、パーキングロックポール36には、パーキングギヤ37に係合する爪部67が形成されており、この爪部67がパーキングギヤ37に係合されることで、変速機12の出力軸が回転不能にロックされるようになっている。
なお、本実施の形態では、パーキングロック機構17のシリンダ31、ピストン32、ピストンロッド33、連結部材35、パーキングロッド34、パーキングロックポール36によりロック状態切替手段を構成し、シリンダ31およびシリンダ31内に設けられたテーパ状部材51、複数のボール状部材52、アンロック解除ピストン53によりアンロック維持手段を構成している。
ここで、パーキングロック機構17のアンロック動作およびロック動作について簡単に説明する。パーキングロックポール36の爪部67がパーキングギヤ37に係合しているロック状態において、ECT−ECU2からアンロック信号が出力されると、ソレノイドバルブ22により第1の油圧室45に油圧が入力され、ピストンロッド33とともにピストン32がアンロック位置48側に向かって移動し始める。ピストン32がアンロック位置48側に向かって移動し始めると、スプリング62の付勢力に抗するようにしてパーキングカム64がパーキングロックポール36の下部から引き離され、パーキングロックポール36が支軸66を中心として下方に揺動し、爪部67がパーキングギヤ37から外れるようになっている。
そして、ピストン32がアンロック位置48に到達すると、爪部67がパーキングギヤ37から完全に外れ、ピストンロッド33が移動を停止する。この状態では、テーパ状部材51および複数のボール状部材52によりピストンロッド33の後退方向への移動が機械的に規制されるため、爪部67がパーキングギヤ37から完全に外れたアンロック状態が維持されるようになっている。
このように、パーキングロック機構17は、油圧によりピストン32がアンロック位置48に押し付けられるとともに、テーパ状部材51および複数のボール状部材52により機械的にピストンロッド33の後退方向への移動が規制されることで、アンロック状態を維持するようになっている。すなわち、パーキングロック機構17は、第1の油圧室45の油圧が低下した場合でも、機械的にアンロック状態を維持する構成となっている。
一方、このアンロック状態において、ECT−ECU2からロック信号が出力されると、ソレノイドバルブ23により第2の油圧室46に油圧が入力され、アンロック解除ピストン53がピストンロッド33の進入方向に移動して、ボール状部材52を押圧し、ピストンロッド33の後退方向への移動規制を解除する。そして、ソレノイドバルブ22により第1の油圧室45が減圧され、ピストン32がロック位置47側に向かって移動し始める。ピストン32がロック位置47側に向かって移動し始めると、スプリング62の付勢力によりパーキングカム64がパーキングロックポール36の下部に押し当てられ、パーキングロックポール36が支軸66を中心として上方に揺動して、爪部67がパーキングギヤ37に接近するようになっている。
そして、ピストン32がロック位置47に到達すると、爪部67がパーキングギヤ37に係合し、スプリング62の付勢力によりロック状態が維持されるようになっている。
図1に戻り、車内LAN回線18には、エンジン回転数センサ71、シフトポジションセンサ72および車速センサ73が接続されている。
エンジン回転数センサ71は、所定角度単位のクランク回転からエンジン回転数を検出して電気信号に変換し、ENG−ECU1に出力するようになっている。そして、ENG−ECU1は、エンジン回転数センサ71から出力された出力結果、例えば、エンジン回転数の急激な低下等に基づいて、走行中にエンジンストールが発生しているか否かを判定するようになっている。つまり、本実施の形態では、エンジン回転数センサ71が本発明に係る運転状態検出手段を構成し、ENG−ECU1が本発明に係る停止状態判定手段を構成している。
シフトポジションセンサ72は、変速機12内の摩擦係合要素の係合状態を検出して電気信号に変換し、ECT−ECU2に出力するようになっている。そして、ECT−ECU2は、出力された電気信号に基づいて、変速機12のシフトレンジを判定するようになっている。つまり、本実施の形態では、ECT−ECU2が本発明に係る動力伝達状態判定手段を構成している。
車速センサ73は、車両の走行速度または車輪の回転速度を検出して電気信号に変換し、ECT−ECU2に出力するようになっている。つまり、本実施の形態では、車速センサ73が本発明に係る車速検出手段を構成している。
また、ECT−ECU2のROMには、保証速度Vcが記憶されており、保証速度Vcは、ラチェッティングが発生しても、パーキングギヤ37が破損しない速度を示している。そして、ECT−ECU2は、車速センサ73から出力された車速と保証速度Vcとを比較して、ソレノイドバルブ23を駆動してアンロック状態からロック状態への切替規制を解除するようになっている。つまり、本実施の形態では、ECT−ECU2が、本発明に係る油圧制御手段を構成している。なお、保証速度Vcは、0km/hよりも高い速度であって、車両の停止中ではないことを示している。
ここで、図4を参照してエンジンストール発生時におけるパーキングロック処理について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック処理を示すフローチャートである。なお、以下のフローが開始される前に、シフトレンジがパーキングレンジ以外に設定されており、車両が走行し、パーキングロック機構17はアンロック状態を維持しているものとする。
最初に、ENG−ECU1が、走行中にエンジン回転数センサ71の検出結果に基づいてエンジンストールが発生しているか否かを判定する(ステップS11)。
次に、ENG−ECU1が、エンジンストールが発生していると判定すると(ステップS11でYes)、ECT−ECU2が、車速センサ73に検出された車速とROMに記憶された保証速度Vcとを比較し、車速が保証速度Vcより小さいか否かを判定する(ステップS12)。
次に、ECT−ECU2は、車速が保証速度Vcより小さいと判定すると(ステップS12でYes)、車両が停止する前にソレノイドバルブ23を駆動して、シリンダ31の第2の油圧室46に油圧を入力し、アンロック状態からロック状態への切替規制を解除する(ステップS13)。
このように、車速が保証速度Vcより小さくなってから第2の油圧室46に油圧が入力されるため、シフトレンジをパーキングレンジに切り替えてもパーキングギヤ37が破損することを防止することができる。
また、車両が停止する前に、第2の油圧室46に油圧が入力されるため、車両の停止によって油圧が発生しなくなり、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る車両の制御装置は、パーキングロック機構17がロック状態からアンロック状態に切り替えられると、テーパ状部材51およびボール状部材52によりピストンロッド33の後退方向への移動が妨げられ、アンロック状態からロック状態への切り替えが機械的に規制されるため、油圧の低下やクランキングの実施により電圧降下があった場合でもアンロック状態が維持され続ける。したがって、エンジン11が停止して、ニュートラルレンジで惰行中にパーキングロック機構17のアンロック状態が解除されてロック状態となることがないため、ラチェッティングの発生を防止することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る車両の制御装置の構成は、上述した第1の実施の形態に係る車両の制御装置と同一であり、シフトレンジがエンジンストール発生時にドライブレンジおよびリバースレンジの場合にそのシフトレンジを維持し、シフトレンジがニュートラルレンジの場合に強制的にドライブレンジまたはリバースレンジに切り替えることについてのみ相違する。したがって、同一の構成については、第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るパーキングロック処理を示すフローチャートである。なお、以下のフローが開始される前に、シフトレンジがパーキングレンジ以外に設定されており、車両が走行し、パーキングロック機構17はアンロック状態を維持しているものとする。
最初に、ENG−ECU1が、走行中にエンジン回転数センサ71の検出結果に基づいてエンジンストールが発生しているか否かを判定する(ステップS21)。
次に、ENG−ECU1は、エンジンストールが発生していると判定すると(ステップS21でYes)、ECT−ECU2は、シフトポジションセンサ72の検出結果に基づいてシフトレンジがニュートラルレンジであるか否かを判定する(ステップS22)。
次に、ECT−ECU2は、シフトレンジがニュートラルレンジであると判定すると(ステップS22でYes)、シフトレンジを強制的にニュートラルレンジからドライブレンジまたはリバースレンジに切り替える(ステップS23)。この時、油圧制御装置13は、ECT−ECU2の制御信号に基づいて変速機12を制御する。つまり、本実施の形態では、ECT−ECU2が本発明に係る切替制御手段を構成している。
次に、ECT−ECU2は、ステップS23においてシフトレンジをニュートラルレンジからドライブレンジまたはリバースレンジに切り替えた場合、または、ステップS22においてシフトレンジがニュートラルレンジでないと判定した場合(ステップS22でNo)、シフトポジションセンサ72の検出結果に基づいてシフトレンジがドライブレンジまたはリバースレンジであるか否かを判定する(ステップS24)。つまり、本実施の形態では、ECT−ECU2が本発明に係る動力伝達状態判定手段を構成している。
次に、ECT−ECU2は、シフトレンジがドライブレンジまたはリバースレンジではないと判定すると(ステップS24でNo)、シフトポジションセンサ72の故障と判定して処理を終了する。
一方、ECT−ECU2は、シフトレンジがドライブレンジまたはリバースレンジであると判定すると(ステップS24でYes)、シフトレンジをパーキングレンジおよびニュートラルレンジに切り替えるのを禁止し(ステップS25)、シフトレンジをドライブレンジおよびリバースレンジに維持する。
次に、ECT−ECU2は、シフトレンジをパーキングレンジおよびニュートラルレンジに切り替えるのを禁止すると、車速センサ73に検出された車速とROMに記憶された保証速度Vcとを比較し、車速が保証速度Vcより小さいか否かを判定する(ステップS26)。
次に、ECT−ECU2は、車速が保証速度Vcより小さいと判定すると(ステップS26でYes)、車両が停止する前にソレノイドバルブ23を駆動して、シリンダ31の第2の油圧室46に油圧を入力し、アンロック状態からロック状態への切替規制を解除する(ステップS27)。
このように、車速が保証速度Vcより小さくなってから第2の油圧室46に油圧が入力されるため、シフトレンジをパーキングレンジに切り替えてもパーキングギヤ37が破損することを防止することができる。
また、車両が停止する前に、第2の油圧室46に油圧が入力されるため、車両の停止によって油圧が発生しなくなり、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止することができる。
次に、ECT−ECU2が、アンロック状態からロック状態への切替規制を解除すると、シフトレンジをパーキングレンジおよびニュートラルレンジに切り替えるのを許可する(ステップS28)。
以上のように、本発明の実施の形態に係る車両の制御装置は、走行中にエンジンストールが発生したときに、シフトレンジがドライブレンジまたはリバースレンジの場合に、ニュートラルレンジおよびパーキングレンジに切り替えられることなくドライブレンジおよびリバースレンジが維持される。一方、シフトレンジがニュートラルレンジの場合に、ニュートラルレンジからドライブレンジまたはリバースレンジに切り替えられるため、エンジン11が車輪によって逆駆動されて油圧の低下が防止され、第2の油圧室46に入力する油圧を確保して、アンロック状態からロック状態に切替不能となることを防止できる。
なお、上記の各実施形態においては、ECT−ECU2が保証速度Vcと車速とを比較してアンロック状態からロック状態への切替規制を解除する構成としているが、保証速度Vcの代わりにパーキングロックポール36がパーキングギヤ37に噛み合い可能なエンゲージ速度と車速とを比較してアンロック状態からロック状態への切替規制を解除する構成としてもよい。この構成より、パーキングロックポール36とパーキングギヤ37との間でラチェッティングが生じない速度まで減速されてからアンロック状態からロック状態への切替規制が解除されるため、確実にラチェッティングを防止することができる。
また、上記の各実施形態においては、シフトレンジがパーキングレンジか否かを、変速機12内に設けられたシフトポジションセンサ72により判定しているが、パーキングロック機構17のシリンダ31内にセンサを設けてシフトレンジがパーキングレンジか否かを判定するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態においては、テーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間に複数のボール状部材52を配置することによりアンロック状態を維持する構成としているが、複数のボール状部材52の代わりにテーパ状部材51の内周面とピストンロッド33の外周面との隙間にリング状部材を配置することによりアンロック状態を維持する構成としてもよい。この構成により、部品点数を削減してコストを低減することができる。
また、上記の各実施の形態においては、エンジン回転数センサ71により本発明における運転状態検出手段を構成したが、エンジン11の燃焼圧を検出する燃焼圧センサをさらに備えて、燃焼圧の低下とエンジン回転数センサによって検出されたエンジン回転数とに基づいてエンジンストールを判定する構成としてもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両の制御装置は、エンジンストール発生時にラチェッティングの発生を防止することができ、油圧により変速機の出力軸をロックまたはアンロックするよう制御する車両の制御装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の概略ブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構およびパーキングロック機構の作動油の供給経路の模式図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構のアンロック状態からロック状態に切替規制された状態を示す模式図であり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック機構のアンロック状態からロック状態への切替規制を解除した状態を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパーキングロック処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るパーキングロック処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ENG−ECU(停止状態判定手段)
2 ECT−ECU(油圧制御手段、動力伝達状態判定手段、切替制御手段)
3 SBW−ECU
4 電源ECU
11 エンジン(内燃機関)
12 変速機
13 油圧制御装置
14 切替駆動装置
17 パーキングロック機構(ロック状態切替手段、アンロック維持手段)
21、22、23 ソレノイドバルブ
24 シフトバルブ
31 シリンダ
32 ピストン
33 ピストンロッド
34 パーキングロッド
35 連結部材
36 パーキングロックポール
37 パーキングギヤ
45 第1の油圧室
46 第2の油圧室
47 ロック位置
48 アンロック位置
51 テーパ状部材
52 ボール状部材
53 アンロック解除ピストン
62 スプリング
64 パーキングカム
67 爪部
71 エンジン回転数センサ(運転状態検出手段)
72 シフトポジションセンサ
73 車速センサ(車速検出手段)

Claims (6)

  1. 内燃機関に連結され、摩擦係合要素の係合により動力伝達状態が切り替えられる変速機と、前記変速機の出力軸をロックするロック状態と前記ロック状態を解除するアンロック状態とを油圧により切り替えるロック状態切替手段とを備えた車両の制御装置において、
    前記ロック状態切替手段により前記ロック状態から前記アンロック状態に切り替えられた場合に、前記アンロック状態から前記ロック状態への切り替えを機械的に規制して前記アンロック状態を維持するとともに、油圧が入力されることにより前記規制を解除するアンロック維持手段を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記運転状態検出手段に検出された前記内燃機関の運転状態に基づいて走行中の前記内燃機関の停止状態を判定する停止状態判定手段と、
    前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記アンロック維持手段に対する油圧の入力を制御する油圧制御手段とをさらに備え、
    前記油圧制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記車速検出手段により検出された前記車速が予め定められた速度以上の場合に、前記アンロック維持手段に油圧を入力しないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記油圧制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記車速検出手段により検出された前記車速が予め定められた速度より小さい場合に、前記アンロック維持手段に油圧を入力するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記油圧制御手段は、前記車両が停止する前に、前記アンロック維持手段に油圧を入力するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記変速機の摩擦係合要素の係合状態に基づいて、前記動力伝達状態が動力伝達を行う伝達状態か前記動力伝達を遮断する遮断状態かを判定する動力伝達状態判定手段と、
    前記伝達状態と前記遮断状態との間で前記動力伝達状態の切り替えを制御する切替制御手段とをさらに備え、
    前記切替制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記動力伝達状態判定手段により前記伝達状態と判定された場合に、前記伝達状態を維持するよう制御することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の車両の制御装置。
  6. 前記変速機の摩擦係合要素の係合状態に基づいて、前記動力伝達状態が動力伝達を行う伝達状態か前記動力伝達を遮断する遮断状態かを判定する動力伝達状態判定手段と、
    前記伝達状態と前記遮断状態との間で前記動力伝達状態の切り替えを制御する切替制御手段とをさらに備え、
    前記切替制御手段は、前記停止状態判定手段により前記内燃機関の停止状態と判定され、前記動力伝達状態判定手段により前記遮断状態と判定された場合に、前記遮断状態から前記伝達状態に切り替えるよう制御することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の車両の制御装置。
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