JP5375775B2 - レンジ切換制御装置 - Google Patents

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本発明は、モータを駆動源として自動変速機のシフトレンジをパーキングレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換制御装置に関する発明である。
近年の車両は、電子制御化が進み、特許文献1(特開2006−136035号公報)に記載されているように、運転者のレンジ切換操作(シフトレバーの操作)をスイッチ等で検出して、その検出信号に基づいてモータを駆動制御してレンジ切換機構のシフトレンジを目標のレンジに切り換える、いわゆるシフトバイワイヤ方式のレンジ切換制御システムが開発されている。
このようなシフトバイワイヤ方式のレンジ切換制御システムでは、運転者がシフトレンジをパーキングレンジ(Pレンジ)に切り換えると、モータによってパーキングロッドがパーキング位置へ駆動されて、該パーキングロッド先端の円錐体がロックレバーの下側に押し込まれることで、該ロックレバーが押し上げられて、該ロックレバーの凸部が自動変速機の出力軸に設けられたパーキングギヤに嵌まり込んで該パーキングギヤがロックされた状態となる。この状態で、運転者がシフトレンジをパーキングレンジから他のレンジに切り換えると、モータの駆動力によってパーキングロッドがロックレバーの下側から抜き出されることで、該ロックレバーの凸部がパーキングギヤから外れて該パーキングギヤのロックが解除された状態となり、車両の走行が可能となる。
また、特許文献2(特開2009−121546号公報)に記載されているように、特に坂道での駐車時(パーキングレンジ)では、重力によって車両が移動しようとする力が車軸を介してパーキングギヤからロックレバーに作用して、該ロックレバーがパーキングロッドに押し付けられた状態となるため、パーキングロッドをロックレバーの下側から抜き出すパーキングレンジ解除動作には、かなり大きなモータトルクが必要となる。このため、特許文献2では、パーキングレンジ解除動作時にモータトルクが最大となるように制御するようにしている。
特開2006−136035号公報 特開2009−121546号公報
しかし、モータのトルクは、電源電圧(バッテリ電圧)の変動やモータ温度による巻線抵抗値の変動によって変化する。また、パーキングレンジ解除動作に必要なトルクは、車両の製造ばらつきや経時変化によって変動したり、坂道の勾配や車両重量(乗員数)によっても変動する。従って、特許文献2では、これらの様々な変動要因を考慮して、最も厳しい条件でも、要求トルクを確保できる高トルクのモータを搭載する必要があり、その分、モータが大型化・高コスト化する等の欠点があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、パーキングレンジ解除動作に必要なモータトルクを少なくすることができて、モータの小型化・低コスト化を実現しながらパーキングレンジ解除動作を確実に行わせることができるレンジ切換制御装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、モータを駆動源として自動変速機のシフトレンジをパーキングレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構と、運転者のレンジ切換操作に応じて前記モータを駆動制御してシフトレンジを目標レンジに切り換えるレンジ切換制御手段とを備えたレンジ切換制御装置において、前記レンジ切換制御手段は、シフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えるパーキングレンジ解除動作時に、前記モータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させるモータ逆転動作を行って、前記レンジ切換機構のガタ(回転伝達系のガタ)を詰めた後、該モータをレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とするものである。このようにすれば、パーキングレンジ解除動作時に、モータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させることで、レンジ切換機構のガタによるモータ空走区間を作ってモータを加速させてレンジ切換方向への運動エネルギを増大させることが可能となる。これにより、モータのトルクが従来より小さくても、パーキングレンジ解除動作を確実に行わせることができ、モータの小型化・低コスト化を実現できる。
また、請求項2に係る発明は、モータを駆動源として自動変速機のシフトレンジをパーキングレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構と、運転者のレンジ切換操作に応じて前記モータを駆動制御してシフトレンジを目標レンジに切り換えるレンジ切換制御手段とを備えたレンジ切換制御装置において、前記レンジ切換機構は、シフトレンジを各レンジにばね力で係合保持するディテント機構を備え、前記レンジ切換制御手段は、シフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えるパーキングレンジ解除動作時に、前記モータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させることで前記ディテント機構にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えるモータ逆転動作を行った後に、該ディテント機構に蓄えた弾性力をレンジ切換方向に作用させながら該モータをレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とするものである。
モータ駆動式のレンジ切換機構には、シフトレンジを各レンジにばね力で係合保持するディテント機構が設けられているため、パーキングレンジ解除動作時にモータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させれば、該ディテント機構にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えることができる。従って、パーキングレンジ解除動作時に一旦モータ逆転動作を行ってからモータをレンジ切換方向に回転させれば、ディテント機構に蓄えた弾性力によってレンジ切換方向に加速しながらモータのトルクを加えてレンジ切換方向への運動エネルギを効率良く増大させることが可能となる。これにより、モータのトルクが従来より小さくても、パーキングレンジ解除動作を確実に行わせることができ、モータの小型化・低コスト化を実現できる。
前述したように、モータのトルクは、電源電圧(バッテリ電圧)の変動やモータ温度による巻線抵抗値の変動によって変化する。また、パーキングレンジ解除動作に必要なトルクは、駐車する坂道の勾配によって変化する。本発明は、パーキングレンジ解除動作時に、毎回、モータ逆転動作を行うようにしても良いが、その分、パーキングレンジからのレンジ切換動作に要する時間が長くなってしまう。
これらの点を考慮して、請求項3のように、モータに供給する電源電圧を検出又は推定する電源電圧検出手段を備え、パーキングレンジ解除動作時に前記電源電圧検出手段で検出又は推定した電源電圧が所定電圧以上のときには、前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるようにしても良い。要するに、モータの電源電圧が所定電圧以上確保されていれば、パーキングレンジ解除動作に必要なモータトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるものであり、これにより、電源電圧が所定電圧以上の通常電圧時には、パーキングレンジからのレンジ切換動作を応答良く行うことができる。
また、請求項4のように、坂道駐車である否かを判定する坂道駐車判定手段を備え、パーキングレンジ解除動作時に前記坂道駐車判定手段で坂道駐車ではない(平坦な路面での駐車である)と判定されたときには前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるようにしても良い。要するに、平坦な路面での駐車であれば、パーキングレンジ解除動作に必要なトルクは、坂道駐車と比べてかなり小さいため、坂道駐車ではないと判定されれば、パーキングレンジ解除動作に必要なモータトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるものであり、これにより、平坦な路面での駐車時には、パーキングレンジからのレンジ切換動作を応答良く行うことができる。
また、請求項5のように、モータの温度を検出又は推定するモータ温度検出手段を備え、パーキングレンジ解除動作時に前記モータ温度検出手段で検出又は推定したモータ温度が所定温度以下のときには前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるようにしても良い。要するに、モータ温度が所定温度以下(巻線抵抗値が所定値以下)であれば、パーキングレンジ解除動作に必要なモータトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにパーキングレンジから目標レンジに切り換えるものであり、これにより、モータ温度が所定温度以下の通常温度時には、パーキングレンジからのレンジ切換動作を応答良く行うことができる。
図1は本発明の実施例1のエンジン及び自動変速機の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図2は実施例1のレンジ切換機構を示す斜視図である。 図3は実施例1のレンジ切換制御装置全体の構成を概略的に示す図である。 図4は坂道で駐車しているときに車両のタイヤにかかるトルクを説明する図である。 図5はタイヤにかかるトルクが自動変速機のパーキングギヤに伝達されるメカニズムを説明する図である。 図6はPレンジからDレンジへシフトするときのトルク変化を示す図である。 図7はDレンジからPレンジへシフトするときのトルク変化を示す図である。 図8はPレンジから他のレンジへシフトするときのPレンジ解除動作の制御方法を説明する図である。 図9はPレンジからPレンジ解除動作を行ってDレンジへシフトするときのトルク変化を示す図である。 図10は実施例1のPレンジ解除動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図11は実施例2のPレンジ解除動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図12は実施例3のPレンジ解除動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図13は実施例4のPレンジ解除動作制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した4つの実施例1〜4を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図10に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてシステム全体の概略構成を説明する。
エンジン11の出力軸(クランク軸)には自動変速機12の入力軸が連結されている。この自動変速機12内部の構成は図示しないが、エンジン11の出力軸によって回転駆動されるトルクコンバータと、このトルクコンバータの出力軸(タービン軸)に連結された変速歯車機構と、この変速歯車機構を構成する複数の歯車の中から動力を伝達する歯車の組み合わせ(変速比)を切り換える摩擦係合装置と、この摩擦係合装置の動作状態を油圧で切り換える油圧制御回路等が自動変速機12内に設けられている。また、油圧制御回路には、摩擦係合装置を構成するクラッチ、ブレーキ等の各摩擦係合要素に供給する油圧を制御する油圧制御弁13と、シフトレバーのシフト操作に連動してモータ14によって切り換えられるレンジ切換機構15(図2参照)のスプール弁16が設けられている。このスプール弁16は、シフトレバーのシフト操作に連動して切り換えられるいわゆるマニュアルバルブとして機能する。
自動変速機12の変速動作を制御する変速制御ECU17は、摩擦係合装置に供給する油圧を油圧センサ18で検出して、その検出油圧と車速センサ19の出力信号等に基づいて油圧制御回路の各油圧制御弁13の開閉動作を制御して各摩擦係合要素に供給する油圧を制御することで変速段を目標変速段に切り換える。
一方、レンジ切換ECU20(レンジ切換制御手段)は、シフトレバー(図示せず)の操作によって選択されたシフトレンジを検出するシフトレンジ検出装置21の出力信号に基づいてモータ14を駆動制御することで、運転者のレンジ切換操作に応じてレンジ切換機構15のスプール弁16の切換動作を制御する。このレンジ切換ECU20と、変速制御ECU17と、エンジン11の運転状態を制御するエンジンECU22と、表示装置41の表示を制御するメータECU42は、車両に搭載されたバッテリ23(電源)から電源ライン47を介して電力が供給される。また、通信ライン24を通じて、各ECU20,17,22,42は、スロットル開度、点火時期など、必要な情報を相互に送受信する。エンジンECU22には、エンジン11の運転状態を検出する各種センサ(例えばエンジン回転速度を検出するクランク角センサ48等)が接続されている。
エンジン11には、始動時にクランク軸を回転駆動(クランキング)するスタータ43が設けられ、運転者がイグニッションキースイッチ44をON位置(IG位置)からSTART位置に操作すると、エンジンECU22によってスタータリレー45がオンされてバッテリ23からスタータ43に通電され、スタータ43が回転してエンジン11がクランキングされて始動され、その後、運転者がイグニッションキースイッチ44をSTART位置からON位置に戻すと、スタータリレー45がオフされ、スタータ43への通電が停止される。
次に、図2に基づいてレンジ切換機構15の構成を説明する。
レンジ切換機構15は、自動変速機12のシフトレンジを、例えばパーキングレンジ(Pレンジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、ニュートラルレンジ(Nレンジ)、ドライブレンジ(Dレンジ)に切り換えるためのものである。このレンジ切換機構15の駆動源となるモータ14は、例えばスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等の同期モータにより構成され、減速機構52(図3参照)を内蔵し、この減速機構52の回転軸に嵌合連結された出力軸25の回転位置を検出する出力軸センサ46が設けられ、この出力軸センサ46の出力信号に基づいて実シフトレンジが検出される。
このモータ14の出力軸25には、自動変速機12の油圧制御回路のスプール弁16を切り換えるためのディテントレバー28が固定されている。このディテントレバー28にはL字形のパーキングロッド29が固定され、このパーキングロッド29の先端部に設けられた円錐体30がロックレバー31に当接している。このロックレバー31は、円錐体30の位置に応じて軸32を中心にして上下動してパーキングギヤ33をロック/ロック解除するようになっている。このパーキングギヤ33は、自動変速機12の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ33がロックレバー31によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
また、ディテントレバー28には、スプール弁16のスプール34が連結され、モータ14の出力軸25によってディテントレバー28を回動させることで、スプール弁16の操作量(スプール34の操作位置)を切り換えて、自動変速機12のシフトレンジを、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ等のいずれかに切り換える。ディテントレバー28には、スプール弁16のスプール34を上記各レンジに対応する位置に保持するための複数の凹部35が形成されている。
一方、ディテントレバー28を各レンジに対応する位置に保持するためのディテントばね36がスプール弁16に固定され、このディテントばね36の先端に設けられた係合部37がディテントレバー28の目標レンジの凹部35に嵌まり込むことで、ディテントレバー28が目標レンジの回転角で保持されて、スプール弁16のスプール34の位置が目標レンジの位置で保持されるようになっている。これらディテントレバー28とディテントばね36とからスプール弁16の操作量(スプール34の操作位置)を各レンジの位置に係合保持するためのディテント機構38(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド29がロックレバー31に接近する方向に移動して、円錐体30の太い部分がロックレバー31を押し上げてロックレバー31の凸部31aがパーキングギヤ33に嵌まり込んでパーキングギヤ33がロックされた状態となり、それによって、自動変速機12の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド29がロックレバー31から離れる方向に移動して、円錐体30の太い部分がロックレバー31から抜け出てロックレバー31が下降し、それによって、ロックレバー31の凸部31aがパーキングギヤ33から外れてパーキングギヤ33のロックが解除され、自動変速機12の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
モータ14には、ロータの回転位置を検出するためのエンコーダ53(図3参照)が設けられている。このエンコーダ53は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ14のロータの回転に同期して位相の異なるA相、B相のパルス信号をレンジ切換ECU20に出力するように構成されている。レンジ切換ECU20は、エンコーダ53から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのエンコーダカウント値に応じてモータ駆動回路54によってモータ14の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ14を回転駆動する。
この際、A相信号とB相信号の発生順序によってロータの回転方向を判定し、正回転方向(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転方向(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ14が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ14の回転位置との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ14の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ14を回転駆動することが可能となる。
前述したように、Pレンジでは、パーキングロッド29先端の円錐体30がロックレバー31を押し上げてロックレバー31の凸部31aがパーキングギヤ33に嵌まり込んでパーキングギヤ33がロックされた状態となっている。図4に示すように、坂道で駐車している場合は、車両重量W、坂道の勾配θ及びタイヤの半径rで決まるトルクT1 がタイヤに作用する。
T1 =F×r
=(W×sinθ)×r
このタイヤのトルクT1 は、坂道の勾配θが大きくなるほど大きくなる。
図5に示すように、タイヤのトルクT1 は、車軸55とディファレンシャルギア56を介してプロペラシャフト57に伝達され、このプロペラシャフト57のトルクT2 が自動変速機12の出力軸を介してパーキングギヤ33に伝達されるが、パーキングギヤ33はロックレバー31の凸部31aでロックされているため、その反作用力でロックレバー31がパーキングロッド29の円錐体30に押し付けられた状態となる。このため、パーキングロッド33をロックレバー31の下側から抜き出すPレンジ解除動作には、かなり大きなトルクが必要となる。
図6に示すように、Pレンジからのレンジ切換時には、最初にパーキングロッド33をロックレバー31の下側から抜き出すのに大きなトルクが必要になると共に、ディテントばね36の係合部37がディテントレバー28の凹部35間の山を乗り越えるためのトルクも必要となる。Pレンジ解除動作に必要なトルクは、Pレンジ以外のレンジからのレンジ切換動作に必要なトルクよりも遥かに大きい(図6、図7参照)。
一般に、モータ14のトルクは、電源電圧(バッテリ電圧)の変動やモータ温度による巻線抵抗値の変動によって変化する。また、Pレンジ解除動作に必要なトルクは、車両の製造ばらつきや経時変化によって変動したり、坂道の勾配や車両重量(乗員数)によっても変動する。従って、従来は、これらの様々な変動要因を考慮して、最も厳しい条件でも、要求トルクを確保できる高トルクのモータ14を搭載する必要があり、その分、モータ14が大型化・高コスト化する等の欠点があった。
そこで、本実施例1では、レンジ切換機構15には、シフトレンジを各レンジにばね力で係合保持するディテント機構38が設けられていることに着目して、シフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるPレンジ解除動作時に、図8(a)、(b)に示すように、モータ14を一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させることでディテント機構38にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えるモータ逆転動作を行った後に、図8(c)、(d)に示すように、ディテント機構38に蓄えた弾性力をレンジ切換方向に作用させながら該モータ14をレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるようにしている。
Pレンジ解除動作時に一旦モータ逆転動作を行えば、図9に示すように、ディテント機構38に弾性エネルギE1が蓄積される。この弾性エネルギE1がパーキングロッド33をロックレバー31から抜き出すのに必要なエネルギE2よりも大きければ、ディテント機構38に蓄積された弾性エネルギE1を利用してシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えることができる。これにより、モータ14のトルクが従来より小さくても、Pレンジ解除動作を行わせることが可能となり、モータ14の小型化・低コスト化を実現できる。
モータ逆転動作によりディテント機構38に蓄積される弾性エネルギE1は、モータ14の逆転量が大きくなるほど大きくなり、モータ14の逆転量は、ディテントばね36の係合部37がディテントレバー28のPレンジ側壁の回動限界位置に突き当たるまで大きくできるが、この回動限界位置に突き当たるまでモータ14を逆転させると、ディテント機構38に加わる負荷が大きくなり過ぎて、耐久性が低下する可能性がある。従って、モータ14の逆転量は、回動限界位置に突き当たらない範囲で設定することが望ましい。
以上説明した本実施例1のPレンジ解除動作の制御は、レンジ切換ECU20によって図10のPレンジ解除動作制御プログラムに従って実行される。本プログラムは、レンジ切換ECU20の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうレンジ切換制御手段としての役割を果たす。
本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、レンジ切換操作が行われたか否かを判定し、レンジ切換操作が行われていなければ、そのまま本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ101で、レンジ切換操作が行われたと判定されれば、ステップ102に進み、現在のレンジがPレンジであるか否かを判定し、Pレンジであると判定されれば、ステップ103に進み、一旦モータ14を一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させてディテント機構38に弾性力を蓄える。この後、ステップ104に進み、ディテント機構38に蓄えた弾性力をレンジ切換方向に作用させながらモータ14をレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
これに対し、上記ステップ102で、Pレンジではないと判定されれば、ステップ103の処理(モータ逆転動作)を行わずに、ステップ104に進み、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
以上説明した本実施例1によれば、シフトレンジをPレンジから他のレンジに切り換えるときに、モータ14を一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させることでディテント機構38にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えた後、ディテント機構38に蓄えた弾性力をレンジ切換方向に作用させながら該モータ14をレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるようにしたので、モータ14のトルクが従来より小さくても、Pレンジ解除動作を行わせることが可能となり、モータ14の小型化・低コスト化を実現できる。
ところで、モータ14のトルクは、電源電圧(バッテリ電圧)の変動やモータ温度による巻線抵抗値の変動によって変化する。また、Pレンジ解除動作に必要なトルクは、駐車する坂道の勾配によって変化する。本発明は、Pレンジ解除動作時に、毎回、モータ逆転動作を行うようにしても良いが、その分、Pレンジからのレンジ切換動作に要する時間が長くなってしまう。
これらの点を考慮して、本発明の実施例2〜4では、電源電圧(バッテリ電圧)、モータ温度、駐車する坂道の勾配を考慮して、モータ14のトルクのみではPレンジ解除動作に必要なトルクを確保できないときにモータ逆転動作を行い、モータ14のトルクのみでPレンジ解除動作に必要なトルクを確保できるときには、モータ逆転動作を行わずに直ちにPレンジから目標レンジに切り換えるようにしている。
以下、各実施例2〜4を説明する。
本発明の実施例2では、モータ14に供給する電源電圧(バッテリ電圧)を検出又は推定する電源電圧検出手段(例えば電圧センサ)を備え、図11のPレンジ解除動作制御プログラムを実行することで、Pレンジ解除動作時に電源電圧が所定電圧以上のときには、Pレンジ解除動作に必要なトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにPレンジから目標レンジに切り換えるようにしている。
図11のPレンジ解除動作制御プログラムは、前記実施例1で説明した図10のPレンジ解除動作制御プログラムのステップ102の後にステップ102aを加入しただけであり、他のステップの処理は同じである。
図11のPレンジ解除動作制御プログラムでは、Pレンジからのレンジ切換操作が行われたときには、ステップ101と102で「Yes」と判定されてステップ102aに進み、電源電圧が所定電圧以下であるか否かを判定し、電源電圧が所定電圧以下であると判定された場合のみ、ステップ103に進み、モータ逆転動作を行ってディテント機構38にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えた後、ステップ104に進み、モータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
これに対し、上記ステップ102aで、電源電圧が所定電圧よりも高いと判定されれば、Pレンジ解除動作に必要なトルクが確保されていると判断して、ステップ103の処理(モータ逆転動作)を行わずに、ステップ104に進み、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
以上説明した本実施例2によれば、電源電圧が所定電圧以上の通常電圧時には、モータ逆転動作を行わずに、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるため、Pレンジからのレンジ切換動作を応答良く行うことができる。
本発明の実施例3では、坂道駐車である否かを判定する坂道駐車判定手段を備え、図12のPレンジ解除動作制御プログラムを実行することで、Pレンジ解除動作時に坂道駐車判定手段で坂道駐車ではない(平坦な路面での駐車である)と判定されたときには、Pレンジ解除動作に必要なトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにPレンジから目標レンジに切り換えるようにしている。ここで、坂道駐車判定手段は、例えば駐車路面の勾配(車両の前後方向の傾斜角度)を傾斜角度センサ等により検出又は推定し、駐車路面の勾配が所定値以上であるときに坂道駐車と判定する。
図12のPレンジ解除動作制御プログラムは、前記実施例1で説明した図10のPレンジ解除動作制御プログラムのステップ102の後にステップ102bを加入しただけであり、他のステップの処理は同じである。
図12のPレンジ解除動作制御プログラムでは、Pレンジからのレンジ切換操作が行われたときには、ステップ101と102で「Yes」と判定されてステップ102bに進み、駐車路面の勾配(車両の前後方向の傾斜角度)が所定値以上であるか否かを判定し、駐車路面の勾配が所定値以上であると判定されれば、坂道駐車と判断して、ステップ103に進み、モータ逆転動作を行ってディテント機構38にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えた後、ステップ104に進み、モータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
これに対し、上記ステップ102bで、駐車路面の勾配が所定値未満(坂道駐車ではない)と判定されれば、Pレンジ解除動作に必要なトルクが確保されていると判断して、ステップ103の処理(モータ逆転動作)を行わずに、ステップ104に進み、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
以上説明した本実施例2によれば、駐車路面の勾配が所定値未満(坂道駐車ではない)と判定されれば、モータ逆転動作を行わずに、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるため、Pレンジからのレンジ切換動作を応答良く行うことができる。
本発明の実施例4では、モータ14に供給する電源電圧(バッテリ電圧)を検出又は推定する電源電圧検出手段と、坂道駐車である否かを判定する坂道駐車判定手段と、モータ14の温度を検出又は推定するモータ温度検出手段とを備え、図13のPレンジ解除動作制御プログラムを実行することで、下記の3つの条件(1) 〜(3) のいずれか1つでも該当すれば、Pレンジ解除動作時に一旦モータ逆転動作を行ってからモータ14をレンジ切換方向に回転させ、3つの条件(1) 〜(3) のいずれにも該当しなければ、Pレンジ解除動作に必要なモータトルクが確保されていると判断して、モータ逆転動作を行わずに直ちにPレンジから目標レンジに切り換える。
(1) 電源電圧が所定電圧以下であること
(2) 坂道駐車であること(駐車路面の勾配が所定値以上であること)
(3) モータ温度が所定温度以上であること
ここで、モータ温度検出手段は、例えばモータ14に温度センサを取り付けてモータ温度を検出したり、モータ14の巻線の抵抗値を検出して、その巻線の抵抗値からモータ温度(巻線温度)を推定しても良い。
図13のPレンジ解除動作制御プログラムは、前記実施例1で説明した図10のPレンジ解除動作制御プログラムのステップ102の後にステップ102a〜102cを加入しただけであり、他のステップの処理は同じである。
図12のPレンジ解除動作制御プログラムでは、Pレンジからのレンジ切換操作が行われたときには、ステップ101と102で「Yes」と判定されてステップ102a〜102cの処理に進み、(1) 電源電圧が所定電圧以下、(2) 坂道駐車(駐車路面の勾配が所定値以上)、(3) モータ温度が所定温度以上のいずれかに該当すれば、ステップ102a〜102cのいずれかで「Yes」と判定されて、ステップ103に進み、モータ逆転動作を行ってディテント機構38にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えた後、ステップ104に進み、モータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
上記3つの条件(1) 〜(3) のいずれにも該当しなければ、ステップ102a〜102cで全て「No」と判定され、Pレンジ解除動作に必要なトルクが確保されていると判断して、ステップ103の処理(モータ逆転動作)を行わずに、ステップ104に進み、直ちにモータ14をレンジ切換方向に回転させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換える。
尚、図13のPレンジ解除動作制御プログラムにおいて、ステップ102a〜102cのうちのいずれか1つのステップを省略しても良い。また、ステップ102aと102bを省略して、ステップ102cのみとしても良い。
また、モータ逆転動作時に、電源電圧、駐車路面の勾配、モータ温度に応じて、モータ14の逆転量(ディテント機構38のエネルギ蓄積量)を変化させても良い。例えば、電源電圧が低いほど、モータ14の逆転量を大きくしたり、駐車路面の勾配が大きいほど、モータ14の逆転量を大きくしたり、モータ温度が高いほど、モータ14の逆転量を大きくしても良い。
また、レンジ切換機構15のガタ(回転伝達系のガタ)が存在することを考慮して、Pレンジ解除動作時に、レンジ切換機構15のガタの範囲内でモータ14を一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させ、レンジ切換機構15のガタを詰めた後、該モータ14をレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをPレンジから目標レンジに切り換えるようにしても良い。このようにすれば、Pレンジ解除動作時に、レンジ切換機構15のガタの範囲内でモータ14を一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させただけでも、レンジ切換機構15のガタによるモータ空走区間を作ってモータ14を加速させてレンジ切換方向への運動エネルギを増大させることが可能となる。これにより、モータ14のトルクが従来より小さくても、Pレンジ解除動作を確実に行わせることができ、モータ14の小型化・低コスト化を実現することができる。
その他、本発明は、レンジ切換機構15の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…エンジン、12…自動変速機、13…油圧制御弁、14…モータ、15…レンジ切換機構、16…スプール弁、17…変速制御ECU、20…レンジ切換ECU(レンジ切換制御手段)、22…エンジンECU、23…バッテリ、28…ディテントレバー、29…パーキングロッド、30…円錐体、31…ロックレバー、33…パーキングギヤ、35…凹部、36…ディテントばね、37…係合部、38…ディテント機構、53…エンコーダ

Claims (5)

  1. モータを駆動源として自動変速機のシフトレンジをパーキングレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構と、運転者のレンジ切換操作に応じて前記モータを駆動制御してシフトレンジを目標レンジに切り換えるレンジ切換制御手段とを備えたレンジ切換制御装置において、
    前記レンジ切換制御手段は、シフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えるパーキングレンジ解除動作時に、前記モータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させるモータ逆転動作を行った後に、該モータをレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とするレンジ切換制御装置。
  2. モータを駆動源として自動変速機のシフトレンジをパーキングレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構と、運転者のレンジ切換操作に応じて前記モータを駆動制御してシフトレンジを目標レンジに切り換えるレンジ切換制御手段とを備えたレンジ切換制御装置において、
    前記レンジ切換機構は、シフトレンジを各レンジにばね力で係合保持するディテント機構を備え、
    前記レンジ切換制御手段は、シフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えるパーキングレンジ解除動作時に、前記モータを一旦レンジ切換方向とは逆方向に少しだけ回転させることで前記ディテント機構にレンジ切換方向に付勢する弾性力を蓄えるモータ逆転動作を行った後に、該ディテント機構に蓄えた弾性力をレンジ切換方向に作用させながら該モータをレンジ切換方向に回転させることで、レンジ切換方向への運動エネルギを増大させてシフトレンジをパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とするレンジ切換制御装置。
  3. 前記モータに供給する電源電圧を検出又は推定する電源電圧検出手段を備え、
    前記レンジ切換制御手段は、パーキングレンジ解除動作時に前記電源電圧検出手段で検出又は推定した電源電圧が所定電圧以上のときには前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンジ切換制御装置。
  4. 坂道駐車である否かを判定する坂道駐車判定手段を備え、
    前記レンジ切換制御手段は、パーキングレンジ解除動作時に前記坂道駐車判定手段で坂道駐車ではないと判定されたときには前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレンジ切換制御装置。
  5. 前記モータの温度を検出又は推定するモータ温度検出手段を備え、
    前記レンジ切換制御手段は、パーキングレンジ解除動作時に前記モータ温度検出手段で検出又は推定したモータ温度が所定温度以下のときには前記モータ逆転動作を行わずにパーキングレンジから目標レンジに切り換えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレンジ切換制御装置。
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