JP2017153303A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトレンジ切替え時間を短縮可能なモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置33は、正回転方向へモータ41を回転させる第1正転駆動部72と、切替トルクの不足を判定するトルク不足判定部73と、切替トルクの不足の場合、モータ41を逆回転方向の限界位置まで回転させる逆転駆動部75と、限界位置から目標位置に向けモータ41を回転させる第2正転駆動部77とを備える。第2正転駆動部77がモータ41を回転させるとき、被駆動体には、モータトルクに加えて回転伝達部のねじり戻しトルクが加わる。そのため大きなトルクが必要となる場面でもパーキング解除が可能となる。また、まずはモータ41が正回転方向へ回転させられ、切替トルク不足の場合だけモータ逆転動作が行われるため、モータ逆転動作を行うことなくパーキング解除が成功する状況下では、シフトレンジ切替え時間を短くすることが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のシフトバイワイヤシステムの駆動源としてのモータを制御するモータ制御装置に関する。
従来、モータを搭載した回転式アクチュエータによって車両用の自動変速機のシフトレンジ切替機構を作動させるシフトバイワイヤシステムが知られている。このシステムを用いれば、シフト操作装置とシフトレンジ切替機構とを機械的に接続する必要がないため、シフト操作装置の設置場所およびデザインの自由度が増す。
ところで傾斜地での駐車時において、重力によって車両が移動しようとする力は、車軸等を介してシフトレンジ切替機構のパーキングギヤとパークポールとの噛合部に加えられる。そのため、パーキングギヤとパークポールとの噛合を解除(以下、パーキング解除)してパーキングレンジから他のシフトレンジに切り替えるとき、平坦地よりも傾斜地の方が大きなトルクを必要とする。また、モータのトルクは、電源電圧の変動やモータ温度変化に伴う巻線抵抗値の変動によって変化する。そのため、条件が厳しい場合、すなわち電源電圧が比較的低い場合やモータ温度が比較的高い場合には、モータトルクが比較的小さくなる。
上述のような場合であっても確実にパーキング解除を行うために、特許文献1に開示されたシフトバイワイヤシステムのモータ制御装置は、モータを一旦レンジ切替方向とは逆方向に少しだけ回転させるモータ逆転動作を行った後に、モータをレンジ切替方向に回転させることで、レンジ切替方向への運動エネルギを増大させている。上記モータ逆転動作は、パーキング解除時に毎回行われるか、電源電圧またはモータ温度に応じて行われるか、傾斜地での駐車時に行われる。
特許第5375775号公報
特許文献1に開示されているモータ制御装置では、パーキング解除時に毎回モータ逆転動作が行われると、シフトレンジの切替えに要する時間が長くなるという問題があった。また、電源電圧が比較的低いとき、モータ温度が比較的高いとき、または、傾斜地での駐車時には、モータ逆転動作を行うことなくパーキング解除が成功する可能性があったとしても、モータ逆転動作が行われるため、シフトレンジの切替えに要する時間が長くなるという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シフトレンジの切替えに要する時間を短縮可能なモータ制御装置を提供することである。
本発明によるモータ制御装置(33)は、第1正転駆動部(72)と、トルク不足判定部(73)と、逆転駆動部(75)と、第2正転駆動部(77)とを備える。シフトレンジの切替開始時のモータ(41)の回転位置を開始位置とすると、第1正転駆動部は、開始位置から目標位置に向かう正回転方向へモータを回転させる。シフトレンジ切替機構(12)の被駆動体(16)に加えられるトルクを切替トルクとすると、トルク不足判定部は、モータが正回転方向へ回転するように制御されているとき、モータの現在位置および目標位置に基づき切替トルクが不足しているか否かを判定する。逆転駆動部は、切替トルクが不足している場合、目標位置から開始位置に向かう逆回転方向の限界位置までモータを回転させる。第2正転駆動部は、限界位置から目標位置に向けてモータを正回転方向へ回転させる。
以上より、切替トルクが不足している場合、被駆動体の回転は停止するが、その間にモータから被駆動体に至るまでの回転伝達部は、正回転方向へねじられる。そのため、逆転駆動部がモータを回転させるとき、被駆動体には、モータトルクに加えて、回転伝達部のねじり戻し作用に伴う逆回転方向のねじり戻しトルクが加わる。これにより、モータが限界位置まで回転したとき、回転伝達部は逆回転方向へ大きくねじられる。
そのため、第2正転駆動部がモータを回転させるとき、被駆動体には、モータトルクに加えて、回転伝達部のねじり戻し作用に伴う正回転方向のねじり戻しトルクが加わる。したがって、第2正転駆動部がモータを回転させるときには、第1正転駆動部がモータを回転させるときと比べて、切替トルクが大きくなる。本発明によれば、例えば傾斜地のように平坦地と比べて大きな切替トルクが必要となる場面であってもパーキング解除が可能である。
また、電源電圧が比較的低いとき、モータ温度が比較的高いとき、または、傾斜地での駐車時のように条件が厳しい場合であっても、まずはモータが正回転方向へ回転させられ、切替トルクが不足している場合だけモータ逆転動作が行われる。そのため、モータ逆転動作を行うことなくパーキング解除が成功する状況下では、シフトレンジの切替えに要する時間を短くすることが可能である。
本発明の第1実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図1の自動変速機のシフトレンジ切替機構の斜視図である。 図1のモータを示す図である。 図1のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。 図1のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときのモータの回転位置、切替トルクおよびモータの回転速度の変化の一例を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図6のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図8のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図10のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図12のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。 本発明の第6実施形態によるモータ制御装置が適用されたシフトバイワイヤシステムの全体構成図である。 図14のモータ制御装置がシフトレンジを切り替えるときの処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態によるモータ制御装置は、車両のシフトバイワイヤシステムに適用されている。図1に示すように、シフトバイワイヤシステム10は、自動変速機11のシフトレンジ切替機構12を作動させるシステムである。
(シフトレンジ切替機構)
先ず、シフトレンジ切替機構12について図2を参照して説明する。
シフトレンジ切替機構12は、自動変速機11の油圧制御回路に設けられたレンジ切替弁14の作動位置を変更してシフトレンジを切り替えるものであり、コントロールロッド15と、ディテントプレート16と、板ばね17とを備えている。
コントロールロッド15は、シフトバイワイヤシステム10の回転式アクチュエータ32に連結されている。ディテントプレート16は、コントロールロッド15に固定されており、コントロールロッド15と一体に回転する。レンジ切替弁14のスプールには、ディテントプレート16の回転運動のうち、スプールの軸方向の成分がピン18を介して伝達される。ディテントプレート16の外縁部には2つの凹部21、22が形成されている。
板ばね17は、一端部が自動変速機11の固定部材に固定されており、他端部に係合部25が設けられている。係合部25は、ディテントプレート16の外縁部と係合している。レンジ切替弁14の作動位置は、係合部25が凹部21または凹部22に嵌まることによって保持される。本実施形態では、係合部25が凹部21に嵌まる状態がパーキングレンジに対応する。また、係合部25が凹部22に嵌まる状態が非パーキングレンジに対応する。
シフトレンジ切替機構12は、パークギヤ26と、パークポール27と、パークロッド28とをさらに備えている。パークギヤ26は、自動変速機11の出力軸に固定されており、この出力軸と一体に回転する。パークポール27は、パークギヤ26に対して接近および離間可能に設けられており、パークギヤ26に接近して係合したときパークギヤ26の回転を規制して、自動変速機11の出力軸をロックする。パークロッド28は、パーキングレンジにおいてパークポール27をパークギヤ26に接近させる。また、パークロッド28は、非パーキングレンジにおいてパークポール27をパークギヤ26から離間させる。
(シフトバイワイヤシステム)
次に、シフトバイワイヤシステム10について図1および図3を参照して説明する。
図1に示すように、シフトバイワイヤシステム10は、切替スイッチ31と、回転式アクチュエータ32と、モータ制御装置33とを備えている。
切替スイッチ31は、車両の運転者にオンオフ操作されるスイッチであって、パーキングレンジに切り替えるときにオン操作される。
回転式アクチュエータ32は、モータ41と、エンコーダ42と、モータ41の回転を減速して出力する減速機43とを備えている。図3に示すように、本実施形態のモータ41は、ステータコア44とロータ45とが共に突極を持つスイッチドリラクタンスモータである。ステータコア44の内周部には、例えば12個の突極46、47、48が等間隔に形成されている。ロータ45の外周部には、例えば8個の突極49が等間隔に形成されている。突極49は、ロータ45の回転に伴い、微小ギャップを介して各突極46、47、48と順番に対向するようになっている。突極46、47、48には、それぞれ、U相巻線51、V相巻線52、W相巻線53が巻回されている。ロータ45は、通電相を切り替えることにより生じる回転磁界に磁気吸引されて回転する。
図1に戻り、エンコーダ42は、例えば磁気式のロータリーエンコーダにより構成されており、モータ41のロータ45の回転に同期してA相、B相のパルス信号をモータ制御装置33に出力する。
モータ制御装置33は、制御部61および駆動回路62を備えている。制御部61は、切替スイッチ31およびエンコーダ42等の出力信号に応じてシフトレンジ切替制御を実行するか否かを判断し、シフトレンジ切替制御を実行する場合にはエンコーダ42の出力信号に応じてモータ41の通電相を決定して駆動回路62に指令する。駆動回路62は、制御部61からの指令に基づきスイッチング動作するスイッチング素子63、64、65を有しており、巻線51、52、53の通電状態を適宜切り替えて回転磁界を発生させる。
(モータ制御装置)
次に、モータ制御装置33の制御部61の詳細な構成について図1を参照して説明する。
以下では、シフトレンジの切替開始時のモータ41の回転位置を開始位置とする。また、目標シフトレンジに対応するモータ41の回転位置を目標位置とする。目標シフトレンジは、切替スイッチ31の出力信号から把握される。
図1に示すように、制御部61は、回転位置検出部70、切替判定部71、第1正転駆動部72、トルク不足判定部73、故障判定部74、逆転駆動部75、停止判定部76、および第2正転駆動部77を備えている。
回転位置検出部70は、エンコーダ42の出力信号に基づきモータ41の回転位置を検出する。
切替判定部71は、モータ41が回転させられていない時にモータ41の回転位置と目標位置とが異なる場合、シフトレンジの切替要求があると判断してシフトレンジ切替指令を出力する。
第1正転駆動部72は、シフトレンジの切替指令に応じて開始位置から目標位置に向かう正回転方向へモータ41を回転させる。具体的には、第1正転駆動部72は、エンコーダ42から出力されたA相パルス信号およびB相パルス信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジをカウントする。そして、そのカウント値(以下、エンコーダカウント値)に応じてモータ41の通電相を決定して駆動回路62に指令する。なお、上記モータ41の回転方法に関しては、逆転駆動部75および第2正転駆動部77においても同様の方法が用いられる。
トルク不足判定部73は、第1正転駆動部72または第2正転駆動部77によってモータ41が正回転方向へ回転するように制御されているとき、モータ41の現在位置および目標位置に基づき、ディテントプレート16に加えられるトルク(以下、切替トルク)が不足しているか否かを判定する。ディテントプレート16は被駆動体に相当する。本実施形態では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転停止状態が所定の停滞判断時間継続した場合、切替トルクが不足していると判定する。
故障判定部74は、切替トルクが不足していると判定された時点におけるモータ41の回転位置と開始位置との差が所定角度よりも大きい場合、例えばモータ41およびエンコーダ42等が故障していると判定する。所定角度は、本来であればディテントプレート16を回転駆動するのにトルクがほとんど要らなくなる角度に設定される。つまり、係合部25が凹部21と凹部22との間の山を越えた位置に到達する角度である。
逆転駆動部75は、切替トルクが不足している場合、目標位置から開始位置に向かう逆回転方向の限界位置までモータ41を回転させる。
停止判定部76は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転停止状態が所定の停止判断時間継続したか否かを判定する。
第2正転駆動部77は、停止判定部76における判定が肯定された場合、逆転駆動部75による逆回転方向の限界位置への回転移動が完了したとして、限界位置から目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
本実施形態では、制御部61は、例えばマイクロコントローラ等により構成されている。制御部61が有する各機能部における処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であるが、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
(制御部が実行する処理)
次に、シフトレンジを切り替えるために制御部61が実行する処理について図4を参照して説明する。図4の処理は、シフトレンジの切替指令が出力された場合に実行開始される。
図4のステップS1では、第1正転駆動部72は、開始位置から目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。ステップS1の後、処理はステップS2へ移行する。
ステップS2では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達したか否かを判定する。モータ41の回転位置が目標位置に到達したと判定された場合(S2:YES)、処理は図4のルーチンを抜ける。モータ41の回転位置が目標位置に到達していないと判定された場合(S2:NO)、処理はステップS3へ移行する。
ステップS3では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転が停止したか否かを判定する。モータ41の回転が停止したと判定された場合(S3:YES)、処理はステップS4へ移行する。モータ41の回転が停止していないと判定された場合(S3:NO)、処理はステップS2へ移行する。
ステップS4では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転停止状態が所定の停滞判断時間継続したか否かを判定する。モータ41の回転停止状態が所定の停滞判断時間継続したと判定された場合(S4:YES)、処理はステップS5へ移行する。モータ41の回転停止状態が所定の停滞判断時間継続していないと判定された場合(S4:NO)、処理はステップS4を繰り返す。
ステップS5では、故障判定部74は、ステップS4の判定が肯定された時点、すなわち切替トルクが不足していると判定された時点におけるモータ41の回転位置と開始位置との差が所定角度以下であるか否かを判定する。モータ41の回転位置と開始位置との差が所定角度よりも大きいと判定された場合(S5:YES)、処理はステップS6へ移行する。モータ41の回転位置と開始位置との差が所定角度以下であると判定された場合(S5:NO)、処理はステップS7へ移行する。
ステップS6では、故障判定部74は、例えばモータ41およびエンコーダ42等が故障していると判定し、シフトレンジの切り替えが失敗であるとする。ステップS6の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
ステップS7では、逆転駆動部75は、モータ41を逆回転方向の限界位置まで回転させる。ステップS7の後、処理はステップS8へ移行する。
ステップS8では、停止判定部76は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転が停止したか否かを判定する。モータ41の回転が停止したと判定された場合(S8:YES)、処理はステップS9へ移行する。モータ41の回転が停止していないと判定された場合(S8:NO)、処理はステップS7へ移行する。
ステップS9では、停止判定部76は、モータ41の回転停止状態が所定の停止判断時間継続したか否かを判定する。モータ41の回転停止状態が所定の停止判断時間継続したと判定された場合(S9:YES)、処理はステップS1へ移行する。モータ41の回転停止状態が所定の停止判断時間継続していないと判定された場合(S9:NO)、処理はステップS9を繰り返す。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、モータ制御装置33は、第1正転駆動部72、トルク不足判定部73、逆転駆動部75、および第2正転駆動部77を備える。第1正転駆動部72は、開始位置から目標位置に向かう正回転方向へモータ41を回転させる。トルク不足判定部73は、モータ41が正回転方向へ回転するように制御されているとき、モータ41の回転位置および目標位置に基づき切替トルクが不足しているか否かを判定する。逆転駆動部75は、切替トルクが不足している場合、モータ41を逆回転方向の限界位置まで回転させる。第2正転駆動部77は、限界位置から目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
以上より、図5に示すように、時刻t0において第1正転駆動部72によりモータ41が回転開始されたものの、時刻t1においてモータ41の回転が停止した場合、時刻t1から停滞判断時間T1が経過した時刻t2において切替トルクが不足であると判定される。切替トルクが不足している場合、ディテントプレート16の回転は停止するが、その間にモータ14からディテントプレート16に至るまでの回転伝達部(例えば、減速機43の回転軸やコントロールロッド15)は、正回転方向へねじられる。そのため、逆転駆動部75がモータ41を回転させるとき、ディテントプレート16には、モータトルクに加えて、回転伝達部のねじり戻し作用に伴う逆回転方向のねじり戻しトルクが加わる。これにより、逆転駆動部75によってモータ41が限界位置まで回転したとき(すなわち、時刻t3)、回転伝達部は逆回転方向へ大きくねじられる。限界位置では、係合部25は、ディテントプレート16の凹部21の内壁のうち、凹部21の谷23に対して凹部22とは反対側にあるP壁24に押し付けられる。
したがって、時刻t3から停止判断時間T2が経過した時刻t4において、第2正転駆動部77がモータ41を回転させるとき、ディテントプレート16には、モータトルクに加えて、回転伝達部のねじり戻し作用に伴う正回転方向のねじり戻しトルクが加わる。よって、第2正転駆動部77がモータ41を回転させるときには、第1正転駆動部72がモータ41を回転させるときと比べて、切替トルクが大きくなる。
第1実施形態によれば、例えば傾斜地のように平坦地と比べて大きな切替トルクが必要となる場面であってもパーキング解除が可能である。
また、電源電圧が比較的低いとき、モータ温度が比較的高いとき、または、傾斜地での駐車時のように条件が厳しい場合であっても、まずはモータ41が正回転方向へ回転させられ、切替トルクが不足している場合だけモータ逆転動作が行われる。そのため、モータ逆転動作を行うことなくパーキング解除が成功する状況下では、シフトレンジの切替えに要する時間を短くすることが可能である。
なお、図5にはパーキングレンジから非パーキングレンジに切り替える場合を示したが、図4に示す処理は、非パーキングレンジからパーキングレンジに切り替えるときも用いることができる。
また、第1実施形態では、トルク不足判定部73は、現在位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転停止状態が所定の停滞判断時間T1継続した場合、切替トルクが不足していると判定する。
このようにして切替トルクが不足しているか否かを判定することができる。
また、第1実施形態では、停止判定部76は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転停止状態が所定の停止判断時間T2継続したか否かを判定する。第2正転駆動部77は、停止判定部76における判定が肯定された場合、目標位置に向けてモータ41を回転させる。
このように停止判定部76における判定が肯定されたことをもって、逆転駆動部75による限界位置への回転移動が完了したと判断される。そのため、第2正転駆動部77によるモータ41の回転時に確実にねじり戻しトルクを発生させることができる。
また、第1実施形態では、故障判定部は、切替トルクが不足していると判定された時点における現在位置と開始位置との差が所定角度よりも大きい場合、例えばモータ41およびエンコーダ42等が故障していると判定する。
このようにしてモータ41の回転が停止した原因が切替トルクの不足なのか、あるいは、モータ41およびエンコーダ42等の故障なのかを判断することができる。モータ41の回転が停止した原因が故障である場合、無駄な逆回転駆動を避けることができる。
また、第1実施形態では、第2正転駆動部77によるモータ41の回転時に切替トルクが不足している場合、再び逆転駆動部75によってモータ41が逆回転方向へ回転させられて回転伝達部がさらに大きくねじられる。この動作が複数回繰り返されるほど切替トルクは大きくなる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図6に示すように、制御部61は駆動中止部78を備えている。駆動中止部78は、逆転駆動部75によるモータ41の逆回転方向への作動回数(以下、逆転駆動回数)が所定回数を超える場合、シフトレンジの切替えが失敗であると判断してディテントプレート16の回転駆動を中止する。
第2実施形態において制御部61が実行する処理について、図7のステップS11は、ステップS5の判定が否定された場合に実行される。ステップS11では、駆動中止部78は、逆転駆動回数が所定回数以下であるか否かを判定する。逆転駆動回数が所定回数以下であると判定された場合(S11:YES)、処理はステップS12へ移行する。逆転駆動回数が所定回数を超えると判定された場合(S11:NO)、処理はステップS13へ移行する。
ステップS12では、駆動中止部78は、逆転駆動回数をカウントアップする。ステップS12の後、処理はステップS7へ移行する。
ステップS13では、駆動中止部78は、シフトレンジの切替えが失敗であると判断してディテントプレート16の回転駆動を中止する。ステップS13の後、処理は図7のルーチンを抜ける。
以上のように、第2実施形態では、駆動中止部78は、逆転駆動回数が所定回数を超える場合、シフトレンジの切替えが失敗であると判断してディテントプレート16の回転駆動を中止する。
これにより、逆転駆動回数が多くなって切替トルクが大きくなりすぎることに起因する回転伝達部の破損を抑制することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図8に示すように、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転方向が反転した場合、切替トルクが不足していると判定する。
また、制御部61は、第1実施形態の停止判定部76に代えて、反転判定部79を備えている。反転判定部79は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転が反転したか否かを判定する。
第2正転駆動部77は、反転判定部79における判定が肯定された場合、すなわち、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後にモータ41の回転が反転した場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
第3実施形態において制御部61が実行する処理について、図9のステップS21は、ステップS2の判定が否定された場合に実行される。ステップS21では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転方向が反転したか否かを判定する。モータ41の回転が反転したと判定された場合(S21:YES)、処理はステップS7へ移行する。モータ41の回転が反転していないと判定された場合(S21:NO)、処理はステップS2へ移行する。
ステップS7の後に実行されるステップS22では、反転判定部79は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転が反転したか否かを判定する。モータ41の回転が反転したと判定された場合(S22:YES)、処理はステップS1へ移行する。モータ41の回転が反転していないと判定された場合(S22:NO)、処理はステップS22を繰り返す。
以上のように、第3実施形態では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転方向が反転した場合、切替トルクが不足していると判定する。
このようにして切替トルクが不足しているか否かを判定することができる。また、モータ41の回転停止を検出してから逆回転駆動するよりも、モータ41の回転方向の反転を検出してから逆回転駆動する方がシフトレンジ切替時間を短縮することができる。
また、第3実施形態では、反転判定部79は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転が反転したか否かを判定する。そして、第2正転駆動部77は、反転判定部79における判定が肯定された場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
このように反転判定部79における判定が肯定されたことをもって、逆転駆動部75による限界位置への回転移動が完了したと判断される。そのため、第2正転駆動部77によるモータ41の回転時に確実にねじり戻しトルクを発生させることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせた形態である。すなわち、図10に示すように、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転停止状態が停滞判断時間継続した場合またはモータ41の回転方向が反転した場合、切替トルクが不足していると判定する。また、制御部61は、停止判定部76および反転判定部79を備えている。
第4実施形態において制御部61が実行する処理について、図11のステップS31は、ステップS4の判定が否定された場合に実行される。ステップS31では、トルク不足判定部73は、モータ41の回転位置が目標位置に到達する前に、モータ41の回転方向が反転したか否かを判定する。モータ41の回転が反転したと判定された場合(S31:YES)、処理はステップS5へ移行する。モータ41の回転が反転していないと判定された場合(S31:NO)、処理はステップS4へ移行する。
ステップS9の後に実行されるステップS32では、反転判定部79は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転が反転したか否かを判定する。モータ41の回転が反転したと判定された場合(S32:YES)、処理はステップS1へ移行する。モータ41の回転が反転していないと判定された場合(S32:NO)、処理はステップS9へ移行する。
[第5実施形態]
第5実施形態では、図12に示すように、トルク不足判定部73は、第1正転駆動部72によるモータ41の回転開始から所定の制限時間が経過した場合、切替トルクが不足していると判定する。
また、制御部61は、第1実施形態の停止判定部76に代えて、時間判定部81を備えている。時間判定部81は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始から所定の駆動時間が経過したか否かを判定する。
第2正転駆動部77は、時間判定部81における判定が肯定された場合、すなわち、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始から所定の駆動時間が経過した場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
第5実施形態において制御部61が実行する処理について、図13のステップS41は、ステップS2の判定が否定された場合に実行される。ステップS41では、トルク不足判定部73は、第1正転駆動部72によるモータ41の回転開始から所定の制限時間が経過したか否かを判定する。所定の制限時間が経過したと判定された場合(S41:YES)、処理はステップS7へ移行する。所定の制限時間が経過していないと判定された場合(S41:NO)、処理はステップS2へ移行する。
ステップS7の後に実行されるステップS42では、時間判定部81は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始から所定の駆動時間が経過したか否かを判定する。所定の駆動時間が経過したと判定された場合(S42:YES)、処理はステップS1へ移行する。所定の駆動時間が経過していないと判定された場合(S42:NO)、処理はステップS42を繰り返す。
以上のように、第5実施形態では、トルク不足判定部73は、第1正転駆動部72によるモータ41の回転開始から所定の制限時間が経過した場合、切替トルクが不足していると判定する。
このようにして切替トルクが不足しているか否かを判定することができる。
また、第5実施形態では、時間判定部81は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始から所定の駆動時間が経過したか否かを判定する。そして、第2正転駆動部77は、時間判定部81における判定が肯定された場合、すなわち、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始から所定の駆動時間が経過した場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
このように時間判定部81における判定が肯定されたことをもって、逆転駆動部75による限界位置への回転移動が完了したと判断される。そのため、第2正転駆動部77によるモータ41の回転時に確実にねじり戻しトルクを発生させることができる。
[第6実施形態]
第6実施形態では、図14に示すように、制御部61は、第1実施形態の停止判定部76に代えて、位置判定部82を備えている。位置判定部82は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転位置が、目標位置に対して逆回転方向にある所定位置に到達したか否かを判定する。
第2正転駆動部77は、位置判定部82における判定が肯定された場合、すなわち、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転位置が所定位置に到達した場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
第6実施形態において制御部61が実行する処理について、図15のステップS51は、ステップS7の後に実行される。ステップS51では、位置判定部82は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転位置が所定位置に到達したか否かを判定する。所定位置に到達したと判定された場合(S51:YES)、処理はステップS1へ移行する。所定位置に到達していないと判定された場合(S51:NO)、処理はステップS7へ移行する。
以上のように、第6実施形態では、位置判定部82は、逆転駆動部75によるモータ41の回転開始後、モータ41の回転位置が所定位置に到達したか否かを判定する。そして、第2正転駆動部77は、位置判定部82における判定が肯定された場合、目標位置に向けてモータ41を正回転方向へ回転させる。
モータ41を逆回転方向へ回転しすぎて係合部25をP壁24に押し付けすぎると回転伝達部が破損するおそれがある。これに対して、第6実施形態では、必要最小限の力で係合部25をP壁24に押し当てることによって、回転伝達部の破損を抑制することができる。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、シフトレンジ切替機構が切り替えるシフトレンジの数は3つ以上であってよい。
本発明の他の実施形態では、モータは、スイッチドリラクタンスモータ以外の同期モータであってもよい。
本発明の他の実施形態では、エンコーダは、磁気式以外の形式のものであってもよい。また、エンコーダは、3つ以上の信号を出力するものであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・シフトバイワイヤシステム
33・・・モータ制御装置
41・・・モータ
72・・・第1正転駆動部
73・・・トルク不足判定部
75・・・逆転駆動部
77・・・第2正転駆動部

Claims (9)

  1. 車両用のシフトバイワイヤシステム(10)の駆動源としてのモータ(41)を制御してシフトレンジ切替機構(12)の被駆動体(16)を回転駆動するモータ制御装置(33)であって、
    シフトレンジの切替開始時の前記モータの回転位置を開始位置とすると、シフトレンジの切替指令に応じて前記開始位置から目標位置に向かう正回転方向へ前記モータを回転させる第1正転駆動部(72)と、
    前記被駆動体に加えられるトルクを切替トルクとすると、前記モータが正回転方向へ回転するように制御されているとき、前記モータの現在位置および前記目標位置に基づき前記切替トルクが不足しているか否かを判定するトルク不足判定部(73)と、
    前記切替トルクが不足している場合、前記目標位置から前記開始位置に向かう逆回転方向の限界位置まで前記モータを回転させる逆転駆動部(75)と、
    前記限界位置から前記目標位置に向けて前記モータを正回転方向へ回転させる第2正転駆動部(77)と、
    を備えるモータ制御装置。
  2. 前記トルク不足判定部は、前記モータの回転位置が前記目標位置に到達する前に、前記モータの回転停止状態が所定の停滞判断時間継続した場合、前記切替トルクが不足していると判定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記トルク不足判定部は、前記モータの回転位置が前記目標位置に到達する前に、前記モータの回転方向が反転した場合、前記切替トルクが不足していると判定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記トルク不足判定部は、前記モータの回転位置が前記目標位置に到達する前に、前記第1正転駆動部による前記モータの回転開始から所定の制限時間が経過した場合、前記切替トルクが不足していると判定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  5. 前記逆転駆動部による前記モータの逆回転方向への作動回数が所定回数を超える場合、シフトレンジの切替えが失敗であると判断して前記被駆動体の回転駆動を中止する駆動中止部をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記逆転駆動部による前記モータの回転開始後、前記モータの回転停止状態が所定の停止判断時間継続したか否かを判定する停止判定部(78)をさらに備え、
    前記第2正転駆動部は、前記停止判定部における判定が肯定された場合、前記目標位置に向けて前記モータを回転させる請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記逆転駆動部による前記モータの回転開始後、前記モータの回転が反転したか否かを判定する反転判定部(79)をさらに備え、
    前記第2正転駆動部は、前記反転判定部における判定が肯定された場合、前記目標位置に向けて前記モータを回転させる請求項1〜6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記逆転駆動部による前記モータの回転開始から所定の駆動時間が経過したか否かを判定する時間判定部(81)をさらに備え、
    前記第2正転駆動部は、前記時間判定部における判定が肯定された場合、前記目標位置に向けて前記モータを回転させる請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記逆転駆動部による前記モータの回転開始後、前記モータの回転位置が、前記目標位置に対して逆回転方向にある所定位置に到達したか否かを判定する位置判定部(82)をさらに備え、
    前記第2正転駆動部は、前記位置判定部における判定が肯定された場合、前記目標位置に向けて前記モータを回転させる請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
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