JP2009274500A - 車両用点灯制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシャリレーが故障しても、安全に車両の運行ができる車両用点灯制御装置を得る。
【解決手段】車両用点灯制御装置10は、フラッシャリレー16とバックアップ用フラッシャリレー18とを含む。左右のウィンカスイッチ20a,20bおよびハザードスイッチ22をフラッシャリレー16の入力端子およびバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子に接続する。スイッチ12を介して、左右の点滅用ランプ14a,14bとフラッシャリレー16の出力端子を接続するとともに、左右の点滅用ランプ14a,14bとバックアップ用フラッシャリレー18の出力端子を接続する。フラッシャリレー16が故障したときには、スイッチ12を切り換えて、バックアップ用フラッシャリレー18から出力される点滅信号により、点滅用ランプ14a,14bを点滅させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用点灯制御装置に関し、特にたとえば、方向指示ランプやハザードランプなどとして点滅用ランプを点滅させるための車両用点灯制御装置に関する。
図6は、車両用点灯制御装置の一例を示す図解図である。車両用点灯制御装置1は、フラッシャリレー2を含む。フラッシャリレー2の入力側には、左右の点滅用ランプを点滅させるための指示を行うウィンカスイッチ3a,3bおよびハザードスイッチ4が接続される。また、フラッシャリレー2の出力側には、左右の点滅用ランプ5a,5bが接続される。
左側ウィンカスイッチ3aまたは右側ウィンカスイッチ3bをONにすると、フラッシャリレー2から点滅信号が出力される。この点滅信号により、左側点滅用ランプ5aまたは右側点滅用ランプ5bが点滅する。また、ハザードスイッチ4がONになったとき、フラッシャリレー2から点滅信号が出力されて、左右の点滅用ランプ5a,5bの両方が点滅する。
このような車両用点灯制御装置1において、点滅用ランプとして主フィラメントと補助フィラメントを有するダブル球を使用し、主フィラメントが断線したときに、補助フィラメントに信号を送って、点滅させる技術が開示されている(特許文献1参照)。また、点滅用ランプが断線したときに、クリアランスランプやテールランプなどの他のランプを代用して点滅させる技術が開示されている(特許文献2参照)。これらの技術によれば、点滅ランプが断線しても、方向指示機能やハザードランプ機能を確保して、安全な車両運行を行うことができる。
実開昭63−100343号公報 実開昭63−111343号公報
しかしながら、これらの技術においては、点滅用ランプの断線に対応することはできるが、フラッシャリレーの故障に対しては対処することができない。フラッシャリレーが故障すると、方向指示ランプやハザードランプの機能が失われ、安全な車両の運行ができなくなる。特に、観光バスなどの場合、遠方まで運行したところでフラッシャリレーが故障すると、現地で容易にフラッシャリレーを調達することができず、修理のために現地まで出向かなければならない。ところが、遠方で故障した場合、現地まで行くのに時間がかかり、代わりのバスを派遣するにしても、乗客を長時間待たせることになる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、フラッシャリレーが故障しても、安全に車両の運行ができる車両用点灯制御装置を提供することである。
この発明は、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチの操作によって車両の点滅用ランプを点滅させるための点滅信号を出力するフラッシャリレーと、フラッシャリレーに代わって、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチの操作によって点滅用ランプを点滅させる点滅信号を出力するためのバックアップ用フラッシャリレーと、フラッシャリレーとバックアップ用フラッシャリレーとを切り換えるためのスイッチとを含む、車両用点灯制御装置である。
バックアップ用フラッシャリレーとスイッチとを用いることにより、フラッシャリレーが故障しても、スイッチによってバックアップ用フラッシャリレーに切り換えることにより、正常に点滅用ランプを作動させることができる。そのため、フラッシャリレーが故障しても、引き続き、車両の運行が可能である。
このような車両用点灯制御装置において、スイッチは、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチがONになったことを検出するとともにフラッシャリレーから点滅信号を受信したときに、フラッシャリレーからの点滅信号をそのまま出力し、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチがONになったことを検出したにもかかわらずフラッシャリレーからの点滅信号を受信しなかったときに、フラッシャリレーとバックアップ用フラッシャリレーとを自動的に切り換える自動切換え回路で構成することができる。
スイッチは、自動切換え回路とすることができる。ここで、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチがONになったにもかかわらず、フラッシャリレーから点滅信号が出力されないとき、フラッシャリレーは、本来の機能を発揮していないものと考えられる。このような場合に、フラッシャリレーは故障したものと判断し、自動切換え回路がバックアップ用フラッシャリレーに切り換えて作動させる。
また、ウィンカスイッチまたはハザードスイッチがONになったことを検出したにもかかわらずフラッシャリレーから信号を受信しないとき、またはウィンカスイッチまたはハザードスイッチがONになったことを検出するとともにフラッシャリレーから点滅用ランプを連続的に点灯させる連続的な信号を受信したときに、フラッシャリレーとバックアップ用フラッシャリレーとが自動的に切り換えられるようにすることができる。
フラッシャリレーの点滅信号が出力されないときとは、点滅用ランプを点滅させるための信号がフラッシャリレーから全く出力されないこと、および点滅用ランプが連続的に点灯するような連続的な信号が出力されることの両方を含めることができる。これらの場合に、フラッシャリレーが故障したものと判断して、自動切換え回路が、フラッシャリレーからバックアップ用フラッシャリレーに切り換える。
さらに、フラッシャリレーからバックアップ用フラッシャリレーに切り換えられたことを示すモニターランプを含み、自動切換え回路には、モニターランプを点灯させるモニターランプ出力回路が形成されてもよい。
モニターランプを用いることにより、バックアップ用フラッシャリレーに切り換えられたことが確認でき、フラッシャリレーの故障を知ることができる。そのため、適切な時期に、フラッシャリレーの修理を行うことができる。
この発明によれば、フラッシャリレーが故障しても、バックアップ用フラッシャリレーに切り換えることにより、安全に車両を運行させることができる。そのため、たとえば観光バスなどが遠方まで行ったときに、フラッシャリレーが故障しても、乗客に迷惑をかけることなく、バスを運行させることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明の車両用点灯制御装置の一例を示す図解図である。この車両用点灯制御装置10は、自動車の点滅用ランプの制御に用いられる。車両用点灯制御装置10は、スイッチ12を含む。スイッチ12内には、たとえば2つの切換部12a,12bが設けられ、これらの切換部12a,12bの共通側端子が、それぞれ左右の点滅用ランプ14a,14bに接続される。一方の点滅用ランプ14aは、たとえば自動車の左側に取り付けられ、他方の点滅用ランプ14bは、自動車の右側に取り付けられる。また、切換部12a,12bの切換側端子の一方が、それぞれフラッシャリレー16の出力端子に接続される。さらに、切換部12a,12bの切換側端子の他方が、それぞれバックアップ用フラッシャリレー18の出力端子に接続される。スイッチ12は手動切換方式とすることができ、通常時においては、点滅用ランプ14a,14bは、フラッシャリレー16に接続されている。
また、フラッシャリレー16の入力端子およびバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子は、左右のウィンカスイッチ20a,20bを介して接地される。一方のウィンカスイッチ20aは、左側の点滅用ランプ14aを点滅させるための指示を行うものであり、他方のウィンカスイッチ20bは、右側の点滅用ランプ14bを点滅させるための指示を行うものである。これらのウィンカスイッチ20aまたは20bをONにすることによって、フラッシャリレー16の入力端子またはバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子は接地される。さらに、フラッシャリレー16の入力端子およびバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子は、ハザードスイッチ22を介して接地される。ハザードスイッチ22をONにすることによって、フラッシャリレー16の2つの入力端子およびバックアップ用フラッシャリレー18の2つの入力端子は、同時に接地される。
通常時においては、たとえば左側ウィンカスイッチ20aをONにすることにより、フラッシャリレー18の出力端子からスイッチ12の一方の切換部12aを介して、左側点滅用ランプ14aに点滅信号が送られる。それによって、左側点滅用ランプ14aが点滅する。同様に、右側ウィンカスイッチ20bをONにすることにより、スイッチ12の他方の切換部12bを介して、右側点滅用ランプ14bに点滅信号が送られる。それによって、右側点滅用ランプ14bが点滅する。また、ハザードスイッチ22をONにすることにより、スイッチ12の2つの切換部12a,12bを介して、両方の点滅用ランプ14a,14bに点滅信号が送られる。それによって、両方の点滅用ランプ14a,14bが点滅する。
フラッシャリレー16が故障して、点滅用ランプ14a,14bが点滅しなくなった場合、スイッチ12を切り換えることによって、フラッシャリレー16の出力端子がバックアップ用フラッシャリレー18の出力端子に切り換えられる。したがって、ウィンカスイッチ20aまたは20bをONにすることによって、バックアップ用フラッシャリレー18の出力端子からの点滅信号が、点滅用ランプ14aまたは14bに送られる。また、ハザードスイッチ22をONにすることにより、バックアップ用フラッシャリレー18の出力端子から、両方の点滅用ランプ14a,14bに点滅信号が送られる。このように、スイッチ12を切り換えることにより、点滅用ランプ14a,14bは、バックアップ用フラッシャリレー18によって点滅制御される。そして、フラッシャリレー16の交換などの修理が行われると、スイッチ12を元の状態に切り換えることにより、正規のフラッシャリレー16によって点滅用ランプ14a,14bの点滅が制御される。
このように、バックアップ用フラッシャリレー18を準備しておき、スイッチ12で切り換えることにより、フラッシャリレー16が故障しても、点滅用ランプ14a,14bの制御を行うことができる。このような車両用点灯制御装置10は、たとえばバスなどに取り付けることができる。この場合、たとえば乗客を乗せて遠方に出向いたところで、フラッシャリレー16が故障しても、スイッチ12を切り換えることにより、点滅用ランプ14a,14bを正常に作動させることができ、自動車の運行を継続することができる。そのため、たとえば、乗客を乗せた観光バスが遠方まで行ったときにフラッシャリレーが故障したとしても、フラッシャリレーの修理のために乗客を待たせることがなく、乗客に迷惑をかけることを防止することができる。もちろん、この車両用点灯制御装置10は、バス以外の自動車に搭載することができる。
なお、図2に示すように、スイッチ12は、フラッシャリレー16およびバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子側に取り付けられてもよい。この場合、フラッシャリレー16とバックアップ用フラッシャリレー18の入力端子が切り換えられることにより、フラッシャリレー16から点滅信号が出力されなくなり、バックアップ用フラッシャリレー18から点滅用ランプ14a,14bに点滅信号が送られるようになる。また、図3に示すように、フラッシャリレー16の入出力端子とバックアップ用フラッシャリレー18の入出力端子の全てが、スイッチ12の切換部12a,12b,12c,12dで切り換えられてもよい。この場合、フラッシャリレー16とバックアップ用フラッシャリレー18とが、完全に切り換えられる。
図1ないし図3に示す車両用点灯制御装置10においては、方向指示ランプやハザードランプが点滅しないことを目視で確認した上で、スイッチ12を手動で切り換えることができる。しかしながら、フラッシャリレー16が故障したことを検出し、自動的にバックアップ用フラッシャリレー18に切り換えるようにすることができる。このような車両用点灯制御装置10の例としては、たとえば図4に示すようなものが考えられる。
車両用点灯制御装置10は、バックアップ回路30を含む。バックアップ回路30は、車体コネクタ32および車体側カプラ34を介して、点滅用ランプ14a,14b、自動車のウィンカスイッチ20a,20b、ハザードスイッチ22などに接続される。また、バックアップ回路30は、フラッシャリレーコネクタ36およびフラッシャリレー側カプラ38を介して、フラッシャリレー16の入力端子および出力端子に接続される。さらに、バックアップ回路30は、リセットスイッチ・LED用コネクタ40を介して、NC接点であるリセットスイッチ42および発光ダイオード44に接続される。これらのリセットスイッチ42および発光ダイオード44は、マイナスアースすなわちバッテリーのマイナス側が接続された自動車のシャーシなどに接続される。
図4において、車体側カプラ34とフラッシャリレー側カプラ38との間で直接接続されているのは、たとえばコーナリングランプなどのように、方向指示ランプやハザードランプなどの機能とは無関係の接続である。したがって、車体側カプラ34とフラッシャリレー側カプラ38との間の直接接続は、フラッシャリレー16の故障によりバックアップ用フラッシャリレー18に切り換えられない機能に関するものである。
バックアップ回路30は、図5に示すように、スイッチ12として働く自動切換え回路50およびバックアップ用フラッシャリレー18として働く点滅信号出力回路52を含む。自動切換え回路50は、抵抗R2を介して電源電圧に接続される2つのトランジスタQ1,Q2を含み、これらのトランジスタQ1,Q2のエミッタはグランドGNDに接続される。トランジスタQ1のベースは、抵抗R5を介して、左側ウィンカスイッチ20aおよびフラッシャリレー16の入力端子に接続される。ここで、左側ウィンカスイッチ20aへの接続は、車体コネクタ32および車体側カプラ34を介して行われ、フラッシャリレー16への接続は、フラッシャリレーコネクタ36およびフラッシャリレー側カプラ38を介して行われる。また、抵抗R5には、抵抗R4を介して電源電圧が接続され、さらに抵抗R5はダイオードD2のカソードが接続される。ダイオードD2のアノードは、グランドGNDに接続される。なお、図5においては、電源電圧として+24Vと記載されているが、+12Vの電源電圧であってもよい。電源電圧の値によって、回路を構成する部品の交換は必要となるが、回路構成に違いはない。
トランジスタQ1,Q2のコレクタは、抵抗R6を介してコンパレータU1Aの非反転入力端に接続される。また、コンパレータU1Aの非反転入力端は、コンデンサC8を介してグランドGNDに接続される。さらに、コンパレータU1Aの反転入力端には、抵抗R15,R16、コンデンサC3などで構成される分圧回路で得られた電圧が印加される。コンパレータU1Aの出力端は、トランジスタQ5のベースに接続される。また、トランジスタQ5のベースには、抵抗R7を介して電源電圧が接続される。
また、フラッシャリレー16の左側の出力端子が、リレーRY2の接点を介して左側点滅用ランプ14aに接続されるとともに、コンデンサC1、ダイオードD1、抵抗R3を介して、トランジスタQ2のベースに接続される。コンデンサC1とフラッシャリレー16との接続は、フラッシャリレーコネクタ36およびフラッシャリレー側カプラ38を介して行われ、リレーRY2の接点と左側点滅用ランプ14aとの接続は、車体コネクタ32および車体側カプラ34を介して行われる。さらに、コンデンサC1とダイオードD1との間は、抵抗R1を介してグランドGNDに接続される。
これらのトランジスタQ1,Q2,Q5、抵抗R1〜R7、コンデンサC1,C8、ダイオードD1,D2などにより、左側エラー検出部54aが構成される。同様に、トランジスタQ3,Q4,Q6、抵抗R8〜R14、コンデンサC2,C9、ダイオードD3,D4などにより、右側エラー検出部54bが構成される。右側エラー検出部54bは、右側ウィンカスイッチ20b、右側点滅用ランプ14bおよびフラッシャリレー16の入出力端子に接続される。
これらのエラー検出部54a,54bは、エラー保持部56に接続される。エラー保持部56は、リレーRY1およびリレーRY2を含む。一方のリレーRY1の一端側が電源電圧に接続され、他端側がダイオードD8を介してトランジスタQ5,Q6のコレクタに接続される。これらのトランジスタQ5,Q6のエミッタは、グランドGNDに接続される。他方のリレーRY2の一端側が電源電圧に接続され、他端側がリレーRY1の接点を介してリセットスイッチ・LED用コネクタ40に接続され、さらにリセットスイッチ42に接続される。ここで、リセットスイッチ・LED用コネクタ40に接続されるリレーRY1の接点として、NO接点が用いられる。さらに、リレーRY1,RY2の周辺には、電流の方向を制御するためのダイオードD5,D6,D7が接続される。
また、リセットスイッチ・LED用コネクタ40には、リレーRY1の別の接点および抵抗R17を介して電源電圧が接続され、抵抗R17はリセットスイッチ・LED用コネクタ40を介して発光ダイオード44に接続される。これらのリレーRY1の接点、抵抗R17などによってモニターランプ出力回路58が構成され、発光ダイオード44が、フラッシャリレー16から点滅信号出力回路52に切り換えられたことを示すモニターランプとして働く。
モニターランプ出力回路58として用いられるリレーRY1の接点は、ダイオードD9および抵抗R32を介してブザーBZ1に接続される。また、ブザーBZ1には、ツェナーダイオードZD2およびダイオードD10などからなる定電圧回路が接続される。さらに、ブザーBZ1は、トランジスタQ13を介してグランドGNDに接続される。トランジスタQ13には、抵抗R31やコンデンサC7が接続され、そのベースに後述の発振回路60が接続される。
左側ウィンカスイッチ20aおよびフラッシャリレー16の入力端子に接続された抵抗R5は、抵抗R29を介して、点滅信号出力回路52を構成するトランジスタQ9のベースに接続される。トランジスタQ9のコレクタは、抵抗R25を介して電源電圧に接続され、トランジスタQ9のエミッタはグランドGNDに接続される。
また、電源電圧とグランドGNDとの間に、抵抗R21,R22、トランジスタQ7,Q8が接続され、トランジスタQ7のベースにトランジスタQ9のコレクタが接続される。トランジスタQ8のベースには、抵抗R27を介して後述の発振回路60が接続される。さらに、電源電圧とリレーRY2の接点の切換側端子との間に、FETQ14が接続され、FETQ14のゲートには、抵抗R21,R22の中間点が接続される。したがって、通常時には、リレーRY2の接点によって、フラッシャリレー18と左側点滅用ランプ14aとが接続されているが、リレーRY2の接点が切り換えられることによって、FETQ14と左側点滅用ランプ14aとが接続される。
これらのトランジスタQ7〜Q9、FETQ14、抵抗R21,R22,R25,R27,R29などにより、左側点滅信号出力回路52aが構成される。同様にして、トランジスタQ10〜Q12、FETQ15、抵抗R23,R24,R26,R28,R30などにより、右側点滅信号出力回路52bが構成される。ここで、トランジスタQ12のベースに接続された抵抗R30は、右側ウィンカスイッチ20bおよびフラッシャリレー16の入力端子に接続された抵抗R12に接続される。また、FETQ15は、リレーRY2の接点の切換側端子に接続され、リレーRY2の接点が切り換えられることによって、右側点滅用ランプ14bに接続される。
点滅信号出力回路52のトランジスタQ8,Q11のベースには、発振回路60の出力が接続される。発振回路60は、たとえばタイマICU2、抵抗R19,R20、コンデンサC5,C6,C12、定電圧回路62などから構成される。定電圧回路62は、バリスタZ1、コンデンサC10,C11、抵抗R18、ツェナーダイオードZD1などで構成される。この発振回路60の出力は、抵抗R31を介して、ブザーBZ1に接続されたトランジスタQ13のベースにも接続される。
バックアップ回路30は、ウィンカスイッチ20a,20b、ハザードスイッチ22、リセットスイッチ42、発光ダイオード44を介してのみマイナスアースに接続され、これらがOFFのときには、電力は消費されない。通常時において、たとえば左側ウィンカスイッチ20aがONになると、フラッシャリレー18から点滅信号が出力され、この点滅信号が、そのままリレーRY2の接点を介して左側点滅用ランプ14aに与えられる。それにより、左側点滅用ランプ14aは点滅する。
このとき、左側エラー検出部54aの抵抗R5が左側ウィンカスイッチ20aによってマイナスアースに接続され、トランジスタQ1のベースの電圧が低下して、トランジスタQ1がOFFとなる。そして、フラッシャリレー16から点滅信号が出力されると、左側点滅用ランプ14aに送られるとともに、コンデンサC1に入力される。点滅信号の立ち上がりによって、コンデンサC1、ダイオードD1、抵抗R3、トランジスタQ2を通って電流が流れ、その電流はコンデンサC1と抵抗R3とで決定される時定数で減衰する。したがって、点滅信号の立ち上がり時に、一定時間、トランジスタQ2がONとなる。
点滅信号の立ち下り時には、ダイオードD1によって逆流が防止され、点滅信号のOFF時に抵抗R1、コンデンサC1、左側点滅用ランプ14aのランプ抵抗の閉回路でコンデンサC1の電荷が放電される。このとき、トランジスタQ2はOFFとなる。このように、フラッシャリレー16から出力される点滅信号によって、トランジスタQ2はON,OFFを繰り返す。トランジスタQ2がOFFのとき、抵抗R2,R6を介して、コンデンサC8が充電されるが、トランジスタQ2がONになることによってコンデンサC8は放電される。そのため、コンパレータU1Aの非反転入力端には、反転入力端に与えられる電圧(閾値)より高い電圧が印加されない。コンパレータU1Aは、オープンコレクタであり、非反転入力端の電圧が閾値を超えないとき、コンパレータ内のトランジスタがONとなることでグランドGNDに接続される。それにより、トランジスタQ5のベースに電圧が印加されず、トランジスタQ5はOFF状態を保つ。
左側ウィンカスイッチ20aがONになったにもかかわらず、フラッシャリレー16から点滅信号が出力されない場合、トランジスタQ1はOFF状態となり、トランジスタQ2もOFF状態のままである。このとき、抵抗R2,R6を介して、コンデンサC8が充電される。そして、抵抗R2,R6およびコンデンサC8で決定される時定数で、コンデンサC8の両端電圧がある値まで上昇する。この電圧がコンパレータU1Aの閾値を超えたとき、コンパレータU1A内のトランジスタがOFFとなり、抵抗R7に接続された電源電圧によりトランジスタQ5がONとなる。
また、フラッシャリレー16から、点滅信号ではなく、左側点滅用ランプ14aを連続的に点灯させるような連続的な信号が出力された場合、信号の立ち上がり時にトランジスタQ2が一定時間ONになるが、コンデンサC1と抵抗R3とで決定される時定数で電流が減衰した後はOFF状態を保つ。そのため、点滅信号が出力されない場合と同様に、トランジスタQ5はONとなる。
トランジスタQ5がONになると、リレーRY1に電流が流れ、リレーRY1の接点が切り換えられる。それにより、リレーRY2にはリセットスイッチ42を介して電流が流れ、リレーRY2の接点が切り換えられる。リレーRY1の接点が切り換えられることにより、リレーRY1はダイオードD7およびリレーRY1の接点を介してリセットスイッチ42に接続され、リレーRY1はON状態を保持する。また、リレーRY1の接点が切り換えられることによって、発光ダイオード44に電流が流れて発光し、フラッシャリレー16の異常が発見されたことを確認することができる。
リレーRY2の接点が切り換えられることにより、点滅信号出力回路52が点滅用ランプ14a,14bに接続される。そして、左側ウィンカスイッチ20aがONになることにより、トランジスタQ9のベース電圧が低下し、トランジスタQ9がOFFとなる。それにより、トランジスタQ7のベースに、抵抗R25を介して電源電圧が印加され、トランジスタQ7がONとなる。さらに、トランジスタQ8のベースには発振回路60の出力信号が与えられ、トランジスタQ8はON,OFFを繰り返す。トランジスタQ8のON,OFFにより、FETQ15のゲート電圧が上下し、FETQ15がON,OFFを繰り返す。それにより、FETQ15から左側点滅用ランプ14aに点滅信号が送られる。
また、発振回路60の出力は、ブザーBZ1に接続されたトランジスタQ13のベースにも与えられ、トランジスタQ13がON,OFFを繰り返す。それにより、ブザーBZ1が断続的に音を発生する。この音は、フラッシャリレー16が点滅信号を出力するときのクリック音に相当するものである。したがって、このブザー音によっても、フラッシャリレー16の故障を確認することができる。
右側ウィンカスイッチ20bがONになったときも、フラッシャリレー16から点滅信号が出力されない場合、あるいはフラッシャリレー16から連続的な信号が出力される場合、上述の左側ウィンカスイッチ20aがONになった場合と同様にして、右側エラー検出部54b、エラー保持部56および右側点滅信号出力回路52bが動作する。そして、右側点滅信号出力回路52bから出力される点滅信号により、右側点滅用ランプ14bが点滅する。
また、通常時において、ハザードスイッチ22がONになったとき、フラッシャリレー16からリレーRY2の2つの接点を通って、左右の点滅用ランプ14a,14bに点滅信号が送られる。ハザードスイッチ22がONになったにもかかわらず、フラッシャリレー16から点滅信号が出力されない場合、あるいはフラッシャリレー16から連続的な信号が出力される場合、リレーRY2の2つの接点が切り換わって、点滅信号出力回路52が点滅用ランプ14a,14bに接続される。そして、左右の点滅信号出力回路52a,52bのトランジスタQ9,Q12のベースの電圧が低下して、2つのFETQ14,Q15から点滅信号が出力される。この点滅信号により、左右の点滅用ランプ14a,14bが点滅する。
また、たとえば故障したフラッシャリレー16を交換して、点滅信号出力回路52からフラッシャリレー16に切り換えるには、リセットスイッチ42を押すことにより、リレーRY1の保持が解除され、リレーRY1およびリレーRY2は元の状態に復帰する。それにより、フラッシャリレー16から出力された点滅信号により、点滅用ランプ14a,14bを点滅させることができる。
このように、このバックアップ回路30を用いれば、フラッシャリレー16の故障を検出して自動的に点滅信号出力回路52に切り換えることができる。また、点滅信号出力回路52に切り換えられると、発光ダイオード44が発光し、点滅信号を出力するときにブザーBZ1から音が発生する。それにより、フラッシャリレー16の故障を確認することができる。
このようなバックアップ回路30を用いることにより、目視によってフラッシャリレー16の故障を確認する必要がなくなる。そのため、点滅用ランプ14a,14bの点滅の有無を見落とすことによる違法な運転を防止することができる。
なお、図4および図5に示す車両用点灯制御装置10は、図1に示す回路を自動化したものであるが、図2や図3に示す回路を自動化したものとすることができることは言うまでもない。
この発明の車両用点灯制御装置の一例を示す図解図である。 この発明の車両用点灯制御装置の他の例を示す図解図である。 この発明の車両用点灯制御装置のさらに他の例を示す図解図である。 自動切換えが可能な車両用点灯制御装置の一例を示す図解図である。 図4に示す車両用点灯制御装置に用いられるバックアップ回路の一例を示す回路図である。 従来の車両用点灯制御装置の一例を示す図解図である。
符号の説明
10 車両用点灯制御装置
12 スイッチ
14a,14b 点滅用ランプ
16 フラッシャリレー
18 バックアップ用フラッシャリレー
20a,20b ウィンカスイッチ
22 ハザードスイッチ
30 バックアップ回路
42 リセットスイッチ
44 発光ダイオード
50 自動切換え回路
52 点滅信号出力回路
58 モニターランプ出力回路
60 発振回路

Claims (4)

  1. ウィンカスイッチまたはハザードスイッチの操作によって車両の点滅用ランプを点滅させるための点滅信号を出力するフラッシャリレー、
    前記フラッシャリレーに代わって、前記ウィンカスイッチまたは前記ハザードスイッチの操作によって前記点滅用ランプを点滅させる点滅信号を出力するためのバックアップ用フラッシャリレー、および
    前記フラッシャリレーと前記バックアップ用フラッシャリレーとを切り換えるためのスイッチを含む、車両用点灯制御装置。
  2. 前記スイッチは、前記ウィンカスイッチまたは前記ハザードスイッチがONになったことを検出するとともに前記フラッシャリレーから点滅信号を受信したときに、前記フラッシャリレーからの点滅信号をそのまま出力し、前記ウィンカスイッチまたは前記ハザードスイッチがONになったことを検出したにもかかわらず前記フラッシャリレーからの点滅信号を受信しなかったときに、前記フラッシャリレーと前記バックアップ用フラッシャリレーとを自動的に切り換える自動切換え回路で構成される、請求項1に記載の車両用点灯制御装置。
  3. 前記ウィンカスイッチまたは前記ハザードスイッチがONになったことを検出したにもかかわらず前記フラッシャリレーから信号を受信しないとき、または前記ウィンカスイッチまたは前記ハザードスイッチがONになったことを検出するとともに前記フラッシャリレーから前記点滅用ランプを連続的に点灯させる連続的な信号を受信したときに、前記フラッシャリレーと前記バックアップ用フラッシャリレーとが自動的に切り換えられる、請求項2に記載の車両用点灯制御装置。
  4. さらに、前記フラッシャリレーから前記バックアップ用フラッシャリレーに切り換えられたことを示すモニターランプを含み、前記自動切換え回路には、前記モニターランプを点灯させるモニターランプ出力回路が形成される、請求項2または請求項3に記載の車両用点灯制御装置。
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