JP2009273366A - 健康飲料の製造方法及び健康飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水で希釈しても、黄肌の有効成分の機能が十分に発揮されるようにする。
【解決手段】
アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液Kを生成する黄肌原液生成工程(1)と、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水Sを生成する処理水生成工程(2)と、黄肌原液生成工程で得られた黄肌原液Kを処理水生成工程で得られた処理水Sに混合する混合工程(3)とを備えた。これにより製造された健康飲料は、黄肌原液Kに黄肌の成分が確実に溶出しており、この黄肌原液Kが水分子が活性化された処理水Sに混合されるので、黄肌の有効成分が良く溶けて分散する。そのため、この健康飲料を飲むと、黄肌の有効成分が吸収されやすくなり、その機能が十分に発揮されるようになる。また、セラミックスに含まれるミネラル成分が溶出してミネラルウォーター化されていることから、ミネラル分の吸収も行なわれるようになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、黄肌の成分を含む健康飲料の製造方法及び健康飲料に関する。
一般に、黄肌の樹木成分は、漢方薬等として用いられており、効能として、降圧作用、抗菌作用、循環改善作用、脂質代謝改善作用、整胃腸作用、利尿作用等の作用等が指摘されている。
従来、このような黄肌の成分を含む健康飲料としては、黄肌の成分を抽出して、必要に応じ、他の有効成分と混合して、適宜水や湯で希釈するなどして用いている(特開2003−93029号公報、特表2005−533027号公報等参照)。
特開2003−93029号公報 特表2005−533027号公報
ところで、このような健康飲料にあっては、水や湯で希釈する関係上、必ずしも黄肌の有効成分の機能が十分に発揮されていないという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、水で希釈しても、黄肌の有効成分の機能が十分に発揮されるようにした健康飲料の製造方法及び健康飲料を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の健康飲料の製造方法は、黄肌の成分を含む健康飲料の製造方法において、アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液を生成する黄肌原液生成工程と、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水を生成する処理水生成工程と、上記黄肌原液生成工程で得られた黄肌原液を上記処理水生成工程で得られた処理水に混合する混合工程とを備えた構成としている。
黄肌原液生成工程では、アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させるので、黄肌の有効成分が確実に溶出する。処理水生成工程で、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理すると、セラミックスには、遠赤外線という微弱な電磁波を放射するという性質があることから、水のクラスターといわれる分子集団が小さく分解され、水分子が活性化される。また、セラミックスには浄水作用があるとともに、セラミックスに含まれるミネラル成分が溶出することで、ミネラルウォーター化される。そして、混合工程で、黄肌原液を処理水に混合し、健康飲料が出来上がる。
このようにして製造された健康飲料においては、黄肌原液に黄肌の成分が確実に溶出しており、この黄肌原液が水分子が活性化された処理水に混合されるので、黄肌の有効成分が良く溶けて分散する。そのため、この健康飲料を飲むと、黄肌の有効成分が吸収されやすくなり、その機能が十分に発揮されるようになる。また、セラミックスに含まれるミネラル成分が溶出してミネラルウォーター化されていることから、ミネラル分の吸収も行なわれるようになる。更に、処理水は活性化されていることから、抗酸化作用もあり、相乗的に健康に好ましくなる。また、処理水は活性化されていることから、水が水道水であってもその残留塩素を低減,脱臭してまろやかにすることができ、滅菌,抗菌効果により、健康飲料を腐りにくくする効果も奏する。この結果、降圧作用、抗菌作用、循環改善作用、脂質代謝改善作用、整胃腸作用、利尿作用等の効能が発揮され、常飲することで、健康促進を図り、老化防止を図ることができるようになる。
そして、必要に応じ、上記黄肌原液生成工程は、黄肌の外皮及び内皮からなる皮のうち内皮のみを取り出し、該取り出された黄肌の内皮をアルコール飲料とともに容器に入れ該黄肌の内皮をアルコール飲料に少なくとも1年以上漬込む構成としている。望ましくは3年以上漬込むことが有効である。これにより、黄肌原液に黄肌の成分を確実に溶出させることができるとともに、熟成するのでより一層飲料に適するようになる。
この場合、上記アルコール飲料としてアルコール濃度が25%〜45%のものを用い、該アルコール飲料10リットルに対して黄肌の内皮を1Kg〜2Kg漬込むことが有効である。黄肌原液に黄肌の成分を確実に溶出させることができる。望ましくは、アルコール濃度が35±5%のものを用い、アルコール飲料10リットルに対して黄肌の内皮を1.5±0.2Kg漬込むことが有効である。
アルコール飲料としては、種々のものを用いることができるが、とりわけ、アルコール飲料として、焼酎を用いることが有効である。黄肌との相が良く、黄肌原液に黄肌の成分を確実に溶出させることができるとともに、熟成すると、より一層飲料に適するようになる。
そしてまた、必要に応じ、上記処理水生成工程で用いるセラミックスは、麦飯石を原料とし、該麦飯石を粉砕して粉末を得、該粉末に水を加えて混練し、混練した混練物を塊にし、該塊を乾燥させ、該乾燥した塊を800℃〜1000℃の温度で焼成して形成される構成としている。麦飯石は、花崗斑岩の一種で、無機質イオンとしては主にナトリウム、カルシウム、珪素、カリウムが含まれ、これらの成分が、水の味と人体の機能の保全強化に寄与するようになる。また、麦飯石のセラミックスにおいては、遠赤外線の放射効率も良く、水のクラスターを分解して小さくし、水素イオン、つまり水中の溶存酸素量を増加させ、活性水に変化させ易くすることができる。水の不純物や雑菌等を取り除く機能やミネラルのバランス調整機能も高く、機能性に富む。その結果、健康飲料の機能をより一層増加させることができる。
また、必要に応じ、上記処理水生成工程において、水10リットルに対して上記セラミックスを0.5Kg〜1.5Kg用い、該水を上記セラミックスを入れた容器に入れて、8時間以上放置する構成としている。麦飯石の遠赤外線の放射を確実に発揮させ、処理水を確実に活性水に変化させることができる。
更に、必要に応じ、上記混合工程において、処理水と黄肌原液との混合比を、処理水:黄肌原液=1000:0.5〜5にした構成としている。飲料として飲みやすくすることができる。
そして、本発明の健康飲料は、上記記載の健康飲料の製造方法によって製造された健康飲料にある。即ち、本健康飲料は、アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液を、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水に混合した構成となる。この健康飲料においては、上記もしたように、処理水に黄肌の有効成分が良く溶けて分散し、飲むと、黄肌の有効成分が吸収されやすくなり、その機能が十分に発揮されるようになる。また、セラミックスに含まれるミネラル成分が溶出してミネラルウォーター化されていることから、ミネラル分の吸収も行なわれるようになる。更に、処理水は活性化されていることから、抗酸化作用もあり、相乗的に健康に好ましくなる。
本発明によれば、黄肌原液に黄肌の成分が確実に溶出しており、この黄肌原液が水分子が活性化された処理水に混合されるので、黄肌の有効成分が良く溶けて分散する。そのため、この健康飲料を飲むと、黄肌の有効成分が吸収されやすくなり、その機能が十分に発揮されるようになる。また、セラミックスに含まれるミネラル成分が溶出してミネラルウォーター化されていることから、ミネラル分の吸収も行なわれるようになる。更に、処理水は活性化されていることから、抗酸化作用もあり、相乗的に健康に好ましくなる。また、処理水は活性化されていることから、水が水道水であってもその残留塩素を低減,脱臭してまろやかにすることができ、滅菌,抗菌効果により、健康飲料を腐りにくくする効果も奏する。この結果、降圧作用、抗菌作用、循環改善作用、脂質代謝改善作用、整胃腸作用、利尿作用等の効能が発揮され、常飲することで、健康促進を図り、老化防止を図ることができるようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る健康飲料の製造方法及び健康飲料について詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る健康飲料の製造方法は、図1乃至図3に示すように、黄肌(Phellodendron amurense)の成分を含む健康飲料Wの製造方法であって、アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液Kを生成する黄肌原液生成工程(1)と、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水Sを生成する処理水生成工程(2)と、黄肌原液生成工程で得られた黄肌原液を処理水生成工程で得られた処理水に混合する混合工程(3)とを備えている。以下、各工程について詳細に説明する。
(1)黄肌原液生成工程
図1に示すように、実施の形態においては、黄肌の生木1を用いる。先ず、黄肌の外皮2及び内皮3からなる皮のうち内皮3のみを取り出す。黄肌の内皮3は、黄柏(オウバク)といわれ、含有されるアルカロイドの一種ベルベリンによる黄色を呈する。この内皮3を、約5cm角程度に切断する。そして、この取り出された黄肌の内皮3をアルコール飲料4とともに容器5に入れ、この黄肌の内皮3をアルコール飲料4に少なくとも1年以上漬込む。ここで、アルコール飲料4としてアルコール濃度が25%〜45%のものを用い、アルコール飲料10リットルに対して黄肌の内皮を1Kg〜2Kg漬込む。実施の形態ではアルコール飲料4として、35%の焼酎を用い、この焼酎10リットルに対して黄肌の内皮1.5Kgを、3年間漬け込んだ。そして、容器5から取り出して、溶液のみをろ過して抽出し、黄肌原液Kとした。
(2)処理水生成工程
図2に示すように、本処理水生成工程で用いるセラミックス10は、麦飯石11を原料とする。麦飯石11は、花崗斑岩の一種で、無機質イオンとしては主にナトリウム、カルシウム、珪素、カリウムが含まれる。先ず、麦飯石11を粉砕して粉末12を得、粉末12に水13を加えて混練し、混練した混練物を球状の塊14(直径約1.5cm)にし、この塊14を乾燥させる。それから、この乾燥した塊14を焼成釜15に入れ、800℃〜1000℃の温度で、5〜6時間焼成する。これにより、麦飯石11のセラミックス10として形成される。
次に、図2に示すように、容器16にセラミックス10を入れるとともに、水17(水道水)を入れる。この場合、水10リットルに対してセラミックス10を0.5Kg〜1.5Kg用いる。そして、8時間以上放置する。実施の形態では、水10リットルに対してセラミックスを1Kg用い、10時間放置した。これにより、容器16内に処理水Sが生成される。この場合、麦飯石のセラミックス10は、遠赤外線の放射効率も良く、水のクラスターを分解して小さくし、水素イオン、つまり水中の溶存酸素量を増加させ、活性水に変化させ易くすることができる。また、水の不純物や雑菌等を取り除く機能やミネラルのバランス調整機能も高く、機能性に富む。
(3)混合工程
図3に示すように、別の容器20を用意し、この容器20に、黄肌原液生成工程で得られた黄肌原液Kと、処理水生成工程で得られた処理水Sとを入れて混合する。この場合、処理水Sと黄肌原液Kとの混合比を、処理水:黄肌原液=1000:0.5〜5にした。実施の形態では、処理水:黄肌原液=1000:1にした。これにより、アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液Kを、セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水Sに混合した本発明の実施の形態に係る健康飲料Wが製造された。
本発明の実施の形態に係る健康飲料Wによれば、容器20から適量をコップなどに取り分けて、飲用に供する。この健康飲料Wによれば、黄肌原液Kに黄肌の成分が確実に溶出しており、この黄肌原液Kが水分子が活性化された処理水Sに混合されるので、黄肌の有効成分が良く溶けて分散する。そのため、この健康飲料Wを飲むと、黄肌の有効成分が吸収されやすくなり、その機能が十分に発揮されるようになる。また、セラミックス10に含まれるミネラル成分が溶出してミネラルウォーター化されていることから、ミネラル分の吸収も行なわれるようになる。更に、処理水Sは活性化されていることから、抗酸化作用もあり、相乗的に健康に好ましくなる。また、処理水Sは活性化されていることから、水が水道水であってもその残留塩素を低減,脱臭してまろやかにすることができ、滅菌,抗菌効果により、健康飲料を腐りにくくする効果も奏する。この結果、降圧作用、抗菌作用、循環改善作用、脂質代謝改善作用、整胃腸作用、利尿作用等の効能が発揮され、常飲することで、健康促進を図り、老化防止を図ることができるようになる。
[実験例]
黄肌原液Kの定性分析(半定量分析)を行った。黄肌原液Kは、上記の実施の形態で示したもので、アルコール飲料として、35%の焼酎を用い、この焼酎10リットルに対して黄肌の内皮1.5Kgを、3年間漬け込んだものを用いた。結果を図4に示す。
また、健康飲料Wの定性分析(半定量分析)を行った。健康飲料Wは、実験例で用いた黄肌原液Kを、上記実施の形態で示した処理水S(水10リットルに対してセラミックスを1Kg用い、10時間放置したもの)に、処理水:黄肌原液=1000:1の混合比で混合して作成したものを用いた。結果を図5に示す。
本発明の実施の形態に係る健康飲料の製造方法を示し、黄肌原液生成工程を示す図である。 本発明の実施の形態に係る健康飲料の製造方法を示し、処理水生成工程を示す図である。 本発明の実施の形態に係る健康飲料の製造方法を示し、混合工程を示す図である。 実験例に係り黄肌原液の成分分析結果を示す表図である。 実験例に係り健康飲料の成分分析結果を示す表図である。
符号の説明
W 健康飲料
K 黄肌原液
S 処理水
(1)黄肌原液生成工程
(2)処理水生成工程
(3)混合工程
1 黄肌の生木
2 外皮
3 内皮
4 アルコール飲料
5 容器
10 セラミックス
11 麦飯石
12 粉末
13 水
14 塊
15 焼成釜
16 容器
17 水
20 容器

Claims (8)

  1. 黄肌の成分を含む健康飲料の製造方法において、
    アルコール飲料に黄肌の成分を溶出させた黄肌原液を生成する黄肌原液生成工程と、
    セラミックスを入れた容器に水を入れて処理した処理水を生成する処理水生成工程と、
    上記黄肌原液生成工程で得られた黄肌原液を上記処理水生成工程で得られた処理水に混合する混合工程とを備えたことを特徴とする健康飲料の製造方法。
  2. 上記黄肌原液生成工程は、黄肌の外皮及び内皮からなる皮のうち内皮のみを取り出し、該取り出された黄肌の内皮をアルコール飲料とともに容器に入れ該黄肌の内皮をアルコール飲料に少なくとも1年以上漬込むことを特徴とする請求項1記載の健康飲料の製造方法。
  3. 上記アルコール飲料としてアルコール濃度が25%〜45%のものを用い、該アルコール飲料10リットルに対して黄肌の内皮を1Kg〜2Kg漬込むことを特徴とする請求項2記載の健康飲料の製造方法。
  4. 上記アルコール飲料として、焼酎を用いることを特徴とする請求項3記載の健康飲料の製造方法。
  5. 上記処理水生成工程で用いるセラミックスは、麦飯石を原料とし、該麦飯石を粉砕して粉末を得、該粉末に水を加えて混練し、混練した混練物を塊にし、該塊を乾燥させ、該乾燥した塊を800℃〜1000℃の温度で焼成して形成されることを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の健康飲料の製造方法。
  6. 上記処理水生成工程において、水10リットルに対して上記セラミックスを0.5Kg〜1.5Kg用い、該水を上記セラミックスを入れた容器に入れて、8時間以上放置することを特徴とする請求項5記載の健康飲料の製造方法。
  7. 上記混合工程において、処理水と黄肌原液との混合比を、処理水:黄肌原液=1000:0.5〜5にしたことを特徴とする請求項5または6記載の健康飲料の製造方法。
  8. 上記1乃至7何れかに記載の健康飲料の製造方法によって製造されたことを特徴とする健康飲料。
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