JP2003093029A - キハダ健康茶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ フラボノイド等を含むキハダの葉を、食品と
して広く有効利用するために、キハダ健康茶を提供す
る。 ［解決手段］ 乾燥したキハダの葉茎を細切した後培煎
加工したものを主体とし、これに従来から利用されてい
るお茶等を適当にブレンドして風味を増し、かつ健康増
進を考えたお茶を製造する。このお茶は長期保存が可能
で、飲用するに当ってはすばやく煎じ出すことが出来
る。さらに、得られた液は冷所に保存して飲用すること
が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】［産業上の利用分野］本発明は日本、中
国、ロシアなどの原産植物、落葉喬木であるキハダの葉
茎を用いた健康的な飲料食品に関するものである。 【０００２】［従来の技術］従来この植物の葉茎をお茶
の様な飲み物に応用した例は無かった。 【０００３】［発明が解決しようとする課題］キハダ葉
は特有の機能性を有するものであり、飲食物として保存
出来、有効利用することを考えた。 【０００４】［課題を解決するための手段］主原料のキ
ハダ葉細切培煎加工品と副原料の従来から利用されてい
るお茶等をブレンドして風味を増し、長期保存可能な包
装のお茶を製造する。飲用に当ってはすばやく煎じ出し
て浸出液を得ることが出来る。さらに得られた液は、冷
所に保存して飲用することが出来る。 【０００５】キハダの内皮（日本薬局方のオウバク）
は、アルカロイドのベルベリンを主成分とする苦味健胃
薬として使われてきた。一方、キハダ葉はベルベリン含
量は微量である反面、苦味のないポリフェノールのフラ
ボノイドを含量することがわかっている。特に葉の抽出
物には、ピロリ菌やＭＲＳＡに活性を示す物質も含まれ
ている（中野公子ら，日本薬学会第１１９年会要旨集，
生薬学・天然物化学部会Ｐ．４２，１９９９）。キハダ
の樹皮は医薬品であるが、キハダ葉・実は食品として認
められている原材料である（医薬発第２４３号、平成１
３年３月２７日、厚生労働省医薬局長）。したがって、
葉の部分は健康茶として日常飲用するお茶の原料に適し
ている。 【０００６】乾燥したキハダ葉だけでも煎出して飲用出
来るが、従来のお茶等を副原料としてブレンドすること
により、長期に渡って飲用に供しても飽きない風味を引
き出し、さらに健康増進に役立つ機能性を高めるよう考
えて作ったものである。 【０００７】［実施例］以下に本発明の実施例一つをあ
げる。表１に各原料と重量％を示す。これらの原料をブ
レンドして調製する。 【０００８】 【表１】 【０００９】［発明の効果］前述した通り、キハダ健康
茶は、キハダ葉培煎加工品を主原料とし、従来から利用
されているお茶等を副原料としてブレンドして風味を増
すことにより長期に渡って飲用に供しても飽きないもの
である。これは長期保存可能な包装品で、飲用に当って
はすばやく煎じ出すことが出来る。キハダ健康茶が保有
する健康に有効な多種成分は、総合的に効率よく摂取出
来、胃腸を整え、健康増進と病気の予防等に顕著な効果
を上げ得るものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】キハダ葉、すなわちキハダ樹木の葉茎を主
   原料として作ることを特徴とするキハダ健康茶およびそ
   の煎出又は浸出物。