JP2009272512A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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敏男 小林
Sunao Arai
直 荒井
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Abstract

【課題】絶縁体の間に埋設させた半導体装置を提供する際において、絶縁層の粘着力を用いて半導体チップを絶縁層に接着(積層)することが可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】支持体12の片面に形成された金属層10の表面に、半導体素子30の電極パッド32と接続するための穴18を形成する工程と、金属層10の表面に、未硬化の絶縁膜20を積層する工程と、電極パッド32位置を金属層10に形成した穴18の位置に位置合わせして半導体素子30を絶縁膜20に搭載する工程と、絶縁膜20を硬化する工程と、支持体12を除去する工程と、金属層10に形成した穴18位置の絶縁膜20を除去し、電極パッド32を露出させるビア穴36を形成する工程と、半導体素子30が搭載された側の面を樹脂封止する工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、より詳細には、半導体素子を高精度に実装することが可能な半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置においては、データ送信の高速化および大容量化に伴ない、高密度実装について開発が進められている。半導体装置を高密度化する技術としては、半導体素子を絶縁体中に埋設し、半導体素子上に絶縁層と配線層とを積層し、半導体素子と配線層とを電気的に接続した構成が提案されている(特許文献1)。
上記構成の半導体装置を製造する方法として、特許文献1には、支持板の表面に絶縁層を形成し、絶縁層に半導体素子の電極パッドと接続する穴を形成した後、前記穴位置に位置合わせして、絶縁層に半導体素子を貼り付け、半導体素子を絶縁体によって被覆し、支持板を除去する方法によって形成する工程が開示されている。
このような半導体装置の製造方法を採用することにより、半導体素子の電極パッドと電極パッドと接続されるビアと高精度に接続することができ、配線長を短くして、半導体装置の薄型化、小型化を図ることが可能となる。
特開2005−353837号公報
上記製造方法において、絶縁層に半導体素子の電極パッドと接続する穴を形成する工程においては、レーザ加工によって絶縁層に穴を設ける。このレーザ加工においては、絶縁層が粘着性を有する半硬化の状態(Bステージ)では的確に穴加工できないため、絶縁層を硬化させた後にレーザ加工を施している。しかしながら、絶縁層を硬化させると絶縁層は粘着性を失うから、絶縁層に半導体素子を貼り付ける工程においては、接着剤を用いて半導体素子を貼り付けている。このため、半導体素子を絶縁層に密着させることが難しく、操作が煩雑であり、また半導体素子を正確に位置決めして搭載することが難しいという課題があった。
本願発明は、半導体素子を高精度に搭載することができ、半導体装置の小型化を図るとともに、容易に半導体装置を製造することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、前記絶縁膜を硬化させる工程と、前記支持体を除去する工程と、前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
また、他の方法として、支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、前記絶縁膜を硬化させる工程と、前記支持体を除去する工程と、前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法もある。このとき、前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程は樹脂モールド装置により行い、樹脂封止の際の熱により前記絶縁膜を熱硬化させる工程も同時に行えば、絶縁膜の硬化処理を同時に行うことができるため好都合である。
また、他の方法として、支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、前記絶縁膜を硬化させる工程と、前記支持体を除去する工程と、前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法もある。
また、前記ビア穴を形成する工程に続いて、前記絶縁膜の表面に前記電極パッドと電気的に接続する配線層を形成する工程をさらに有していることを特徴とする。このとき、配線層を複数層に積層して形成することもできる。
また、前記ビア穴を形成する工程に続いて、前記絶縁膜から前記金属層を除去し、前記絶縁膜の表面に前記電極パッドと電気的に接続する配線層を形成する工程をさらに有していることを特徴とする。
これら配線層は、複数層に積層して形成すれば配線の高密度化が可能になり好都合である。
また、前記絶縁膜に前記半導体素子を搭載する際に、前記半導体素子の平面位置に対して外側となる位置に補強用の構造体を前記絶縁膜に接着する工程をさらに有していることを特徴とし、前記補強用の構造体には、金属板を用いることが好ましい。これにより、支持体を除去したとしても、半導体装置の剛性が維持され、半導体装置のハンドリング性が損なわれることがなく、容易に取り扱いすることができる。また、支持体として金属板を用いることにより、半導体装置の放熱性も向上するためさらに好都合である。
前記金属層の表面に穴を形成する際に、前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する際のアライメントマークとなるアライメントマーク用穴を同時に形成することを特徴とする。これにより、金属層表面における適切な位置への半導体素子の搭載が容易に行える。
本発明にかかる半導体装置の製造方法を採用することにより、絶縁層に半導体素子の電極パッドと接続する穴のレーザ加工が容易かつ確実に行うことができる。また、粘着性を有する未硬化状態の絶縁膜に半導体素子を積層するだけで半導体素子を絶縁膜に接着することができるので、絶縁膜への半導体素子の搭載位置を正確に位置決めすることが可能になる。
以下、本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施形態について、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法によって形成した半導体装置の断面図である。図2〜図5は、第1実施形態における半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態における半導体装置100は、フェースダウン状態で実装された半導体素子30が絶縁体である絶縁膜20およびモールド樹脂50に埋設され、半導体素子30は、電極パッド32に接続するビア36および再配線66により外部接続端子90と導通する。絶縁膜20の再配線66が形成された面は、再配線66に形成された接続パッド66aの部位を除いてソルダーレジスト80によって被覆され、接続パッド66aに外部接続端子90が接続されている。
以下に、図1に示す半導体装置100の製造方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、片面に金属層10が形成された支持体12を用意する(第1工程)。本実施形態においては、厚さ5〜30μmの銅箔からなる金属層10と、樹脂基板からなる支持体12とにより構成された、いわゆる片面銅箔付樹脂基板を用いている。この片面銅箔付樹脂基板としては、金属層10から樹脂基板を機械的に剥離することができるものを使用するとよい。
なお、支持体12は金属層10を支持することができ、金属層10と独立して除去することができる材料であればよく、必ずしも樹脂基板である必要はない。例えば、金属層10を銅箔、支持体12をアルミニウムとした2層の金属板からなる構造体とし、ウェットエッチングによって金属層10と分離して支持体12を除去できるもの、あるいは、金属層10から支持体12を機械的に剥離できるように積層して形成したもの等が使用できる。
次に、図2(b)に示すように、金属層10の表面にエッチングレジスト14をラミネートした後にエッチングレジスト14を露光および現像し、後に搭載される半導体素子30に形成された電極パッド32の位置に開口穴16を形成する。開口穴16の内底面に金属層10の表面が露出する(第2工程)。
次に、エッチングにより、エッチングレジスト14の開口部16に露出している金属層10を除去する(図2(c):第3工程)。本実施形態においては、ウェットエッチングによって金属層10の露出部分を除去した。
次いで、金属層10の表面からエッチングレジスト14を除去すると、図2(d)に示すように、支持体12に支持された金属層10に、金属層10の厚さ方向に貫通する穴18(後工程で金属を充填するビア穴)が形成される(第4工程)。この穴18の平面位置は、後に搭載される半導体素子30の電極パッド32の平面位置(配列位置)と一致する。
次に、図3(a)に示すように、金属層10が形成された面を絶縁膜20によって被覆する(第5工程)。絶縁膜20は、液状のエポキシ樹脂をコーティングする加工方法、フィルム状のエポキシ樹脂をラミネートすることによって形成することができる。絶縁膜20の膜厚は、5〜30μm程度である。これによって、金属層10が絶縁膜20によって被覆され、穴18に絶縁膜20が充填される。
絶縁膜20は、支持体12の金属層10が形成された面を被覆した後、熱硬化させず、粘着性(Bステージ状態)を有する状態とする。
次に、絶縁膜20に半導体素子30を積層する(第6工程)。半導体素子30は電極パッド32の位置を金属層10に形成した穴18の位置に位置合わせし、フェースダウンによって絶縁膜20に積層する。
絶縁膜20は粘着性を有するから、絶縁膜20に形成した穴18に位置合わせして半導体素子30を絶縁膜20に押圧することにより半導体素子30を貼り付けて搭載することができる。
半導体素子30を搭載する際は、支持体12の表面の金属層10に形成されている穴18の位置をCCDカメラ等により視認し、穴18の位置に半導体素子30の電極パッド32を位置合わせして搭載する。
半導体素子30を絶縁膜20に押圧して接着した後、絶縁膜20を熱硬化処理して半導体素子30を絶縁膜20に固定する(第7工程)。図3(b)は、半導体素子30を絶縁膜20上に搭載し、絶縁膜20を熱硬化させた状態を示す。
次に、支持体12を除去する(第8工程)。図3(c)は、支持体12を除去した状態を示す。金属層10から剥離できる支持体12を使用した場合は、絶縁膜20を熱硬化させた後、支持体12を金属層10から機械的に剥離する(引きはがす)ことによって支持体12を除去することができる。支持体12をエッチングによって除去する場合は、金属層10を侵さないエッチング液を用いて、支持体12を選択的にエッチングして除去する。
支持体12を除去したことにより、金属層10に絶縁膜20が積層され、絶縁膜20に半導体素子30が積層された積層体が得られる。金属層10に形成された穴18に充填された絶縁膜20は、金属層10の外面と面一に金属層10の外面に露出する。
次に、金属層10が形成された面側から金属層10に形成された穴18にレーザ光を照射し、穴18に充填されている絶縁膜20を除去する(第9工程)。絶縁膜20は硬化しているから、レーザ光によって絶縁膜20の所要部位を除去することは容易である。図3(d)は、穴18に充填された絶縁膜20が除去され、半導体素子30の電極パッド32にまで通じるビア穴34が形成された状態を示す。
穴18を除いて、積層体の金属層10が被着された面は金属層10によって被覆されているから、穴18が形成された部位を除いてレーザ光が反射され、絶縁膜20は穴18が形成された個所のみが除去され、穴18の位置に合わせてビア穴34が形成される。
続いて、半導体素子30の側面と上面(裏面)を樹脂封止する(第10工程)。本実施形態においては、樹脂モールド金型を有する樹脂モールド装置を使用して樹脂封止する方法によって半導体素子30を樹脂封止した。図3(d)に示す中間体40を樹脂モールド装置の樹脂モールド金型によりクランプし、絶縁膜20の半導体素子30が搭載された片面側を樹脂封止する。
図4(a)は、半導体素子30を樹脂モールドした後、金属層10をエッチングして除去した状態を示す(第11工程)。金属層10を除去したことにより、モールド樹脂50の一方の面に絶縁膜20が露出し、絶縁膜20に半導体素子30の電極パッド32に通じるビア穴34が開口する。
半導体素子30を樹脂封止したことによって、半導体素子30と絶縁膜20がモールド樹脂50によって保形され、この状態で以後の処理工程に進めることが可能となる。
なお、半導体素子30を樹脂封止する方法としては、半導体素子30を樹脂によって埋没させるように樹脂フィルム(熱硬化型のエポキシ系樹脂)を半導体素子30の搭載面にラミネートし、樹脂フィルムを加圧および加熱して熱硬化させることによって半導体素子30を樹脂封止し、一定の保形性を得るようにすることも可能である。
上記工程においては、図3(b)の状態から支持体12を除去し、ビア穴34を形成する工程後に、半導体素子30を樹脂封止する工程としたが、図3(b)に示した絶縁膜20に半導体素子30を搭載した後に、半導体素子30を樹脂封止する工程に進めることもできる。
この製造工程においては、半導体素子30を樹脂封止した後、支持体12を除去し、絶縁膜20にビア穴34をあけ、金属層10を除去することにより図4(a)の状態となる。半導体素子30を樹脂封止する際に、支持体12を残すようにすることによって、半導体素子30を積層した積層体の保形性が良好となり、樹脂封止操作等の取り扱いが容易になるという利点がある。
また、半導体素子30を樹脂モールド装置を用いた樹脂封止によって樹脂封止する場合は、絶縁膜20に半導体素子30を貼り付けた後(図3(b))、絶縁膜20を熱硬化させずに樹脂モールド工程に進める方法も可能である。樹脂モールド金型を用いた樹脂モールド工程においては、樹脂モールド金型が高温に加熱されるから、半導体素子30を樹脂モールドする際に絶縁膜20が熱硬化されるからである。
この場合も、支持体12を金属層10に付着させておいてもよいし、支持体12を金属層10から除去しておいてもよい。
次に、ビア穴34の内面を含む絶縁膜20の表面に、銅スパッタリングあるいは無電解銅めっきにより、めっきシード層32を形成し(第12工程)、このめっきシード層32を給電層として電解銅めっきを施す(第13工程)。図4(b)は、めっきシード層62の上に銅めっき層64が析出し、めっきシード層62と銅めっき層64とにより再配線層60が形成された状態を示す。半導体素子30の電極パッド32から再配線層60までの部分はビア36になる。
再配線層60を形成した後、再配線66の配線パターンをトレースさせた状態にエッチングレジスト70を露光および現像することによりパターン形成する(図4(c):第14工程)。
次いで、エッチングレジスト70をマスクとして再配線層60をエッチングし所定のパターンに再配線66を形成する(第15工程)。図4(d)に、再配線層60をエッチングして再配線層66を形成した状態を示す。
続いて、エッチングレジスト70を除去し、再配線66を露出させる(図5(a):第16工程)。半導体素子30の電極パッド32と再配線66とは絶縁膜20のビア穴34に形成されたビア36を介して電気的に接続する。
再配線66を露出させた後、図5(b)に示すように再配線66が形成された面をソルダーレジスト80により被覆する(第17工程)。
この後、外部接続端子90を接合する部位にレーザ光を照射してソルダーレジスト80を除去し開口部82を形成する(図5(c):第18工程)。開口部82を形成することにより、再配線66にあらかじめ形成された接続パッド66aが露出する。接続パッド66aには必要に応じて、金めっき等の保護めっきを施す。
次いで、再配線66の接続パッド66aにはんだバンプ等の外部接続端子90を形成することによって図1および図5(d)に示すような半導体装置100が得られる(第19工程)。
なお、上記説明においては、金属層10が被着形成された支持体12に単一の半導体素子30を搭載する例について説明したが、一つの半導体装置100に複数の半導体素子30を搭載する構成とすることも可能である。また、実際の製造工程においては、支持体12は、1枚から複数の半導体装置を形成する複数個取り用として形成したものを使用する。上記説明に用いた図面においては、説明上、1枚の支持体あるいは樹脂成形体において、単一の半導体装置となる領域を示している。半導体装置は、最終工程において、樹脂成形体を個片に切断することによって個片の製品として得られる。
なお、上記実施形態においては、絶縁膜20の表面に配線層(再配線層60)を形成する際に、絶縁膜20から金属層10を除去して、配線層を形成した。これは、より微細なパターンに配線層を形成するためである。ただし、金属層10をそのまま残して配線をパターン形成しても配線形成精度の点で問題ない場合、あるいは絶縁膜20の表面に残しても配線を形成する上で支障がない部位であるような場合は、必ずしも、金属層10をすべて除去しなければならないわけではない。
(第2実施形態)
上述した製造方法において、半導体素子30を絶縁膜20に積層させる工程においては、半導体素子30の電極パッド32と金属層10に形成した穴18とを位置合わせして積層する必要がある。
第1の実施の形態においては、CCDカメラ等によって金属層10に形成した穴18の位置を視認して、半導体素子30を絶縁膜20に位置決めして搭載した。本実施形態は、半導体素子30を搭載する際の位置決め用としてアライメントマーク19を設けて製造する方法に関する。
図6(a)、(b)は、第1実施形態における図2(b)、(c)の工程に該当する(第2,3工程)。
本実施形態においては、図6(a)に示すように、エッチングレジスト14を露光および現像して半導体素子30の電極パッド32の位置に合わせて開口穴16を形成する際に、半導体素子30の位置決め用としてのアライメントマーク19を形成するアライメントマーク用穴である第2の開口穴17を同時に形成する。
図6(b)は、エッチングレジスト14をマスクとして金属層10をエッチングした状態を示す。金属層10には、電極パッド32に位置合わせして形成された開口穴16と、第2開口穴17の位置に形成されたアライメントマーク19としての穴が形成される。
本実施形態の製造方法においては、絶縁膜20に半導体素子30を搭載する際に、アライメントマーク19を基準として搭載する。アライメントマーク19は半導体素子30を搭載する際の位置出しが正確にできるように、その配置位置およびマークの形状を選択することが可能である。これによって、半導体素子30をより正確に、かつ効率的に搭載することが可能となる。なお、半導体素子30を絶縁膜20に積層した後の工程については、第1実施形態と同様である。
上述したように、金属層10にアライメントマーク19を形成した場合、あるいは金属層10に形成した穴18を視認して半導体素子30を絶縁膜20に搭載する場合に、絶縁膜20を透過してアライメントマーク19あるいは穴18が視認できる場合には、絶縁膜20の上方からアライメントマーク19あるいは穴18を視認して半導体素子30を搭載すればよい。
絶縁膜20を介してアライメントマーク19または穴18の位置が視認できない場合には、石英ガラス板等の透明な支持体12を使用し、支持体12側からアライメントマーク19あるいは穴18を視認して半導体素子30を位置決めして搭載することができる。
さらに、絶縁膜20および支持体12が透明体でない場合には、X線あるいは赤外線を利用してアライメントマーク19あるいは穴18の位置を検知して半導体素子30を搭載することが可能である。
(第3実施形態)
図7は、本発明にかかる半導体装置の製造方法についてのさらに他の実施の形態として、半導体装置に補強用の構造体を組み込む製造方法を示す。
図7(a)は、前述した図3(b)において、絶縁膜20に半導体素子30を貼り付けて搭載する際に、補強用の構造体として金属板38を取り付けた状態を示す。金属板38も半導体素子30と同様に絶縁膜20に接着して取り付けることができる。金属板38は、適宜形状および配置に設けることができ、例えば、半導体素子30を囲む矩形の枠体状に形成したものを使用することができる。
図7(b)は、半導体素子30と金属板38を搭載した積層体42の、半導体素子30が搭載された面側をモールド樹脂50によって封止した状態を示す。本実施形態においては、金属層10に支持体12を取り付けた状態のまま樹脂モールド装置による樹脂封止を行った。このように絶縁膜20を熱硬化させずに樹脂封止をおこなった場合は、樹脂モールド装置からの熱により絶縁膜20が硬化し、絶縁膜20に半導体素子30および金属板38が固定されることになる。
図7(c)は、樹脂封止した積層体42から支持体12および金属層10を除去した後、レーザ加工によって、絶縁膜20にビア穴34を形成した状態を示す。
図7(d)は、絶縁膜20の表面に半導体素子30の電極パッド32とビア36を介して電気的に接続する再配線66を形成し、再配線66の表面をソルダーレジスト80によって被覆し、レーザ加工によりソルダーレジスト80の一部を開口させた後、再配線66の接続パッド66aに外部接続端子90を接合して得られた半導体装置100を示す。
この半導体装置100は、モールド樹脂50に半導体素子30の外周面を囲む形状に形成された枠状の金属板38を内蔵して形成されていることにより、反り等の変形を抑えた、保形性にすぐれる半導体装置製品として提供することができる。また、金属板38に熱放散性のすぐれた銅板等の金属材を用いることによって、半導体装置100の熱放散性を向上させることが可能である。金属板38の厚さを半導体素子30の厚さよりも低く抑えることによって、半導体装置100の薄型化を阻害することはない。
なお、上記実施形態においては、絶縁膜20の表面に形成する再配線66を単層としたが、絶縁膜20の表面に形成する再配線66を複数層に積層した構造とすることも可能である。例えば、ビルドアップ法によって再配線66を複数層に積層する方法を利用することにより、半導体素子30の電極パッド32と電気的に接続した状態で再配線を積層して形成することができる。
また、上記実施形態において半導体素子30が搭載された面側について樹脂封止する工程は、第1実施形態において図3(b)〜図4(a)に示すように、半導体素子30を絶縁膜20に搭載し、絶縁膜20を硬化させた後に支持体12を除去した後、穴18位置に入り込んでいる絶縁膜20を除去することで電極パッド32を露出させてビア穴34を形成してから行う方法と、第3実施形態において図7(a),(b)に示すように、半導体素子30を絶縁膜20に搭載した後、絶縁膜20を硬化させることなく、かつ、金属層10と支持体12とが一体となった状態で行う方法について説明しているが、半導体素子30を絶縁膜20に搭載し、絶縁膜20を硬化させた後に支持体12を除去した後に、半導体素子30が搭載された面側について樹脂封止する工程する工程を行ってから、穴18位置に入り込んでいる絶縁膜20を除去する方法を採用することもできる。
第1実施形態における半導体装置の断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における第1工程から第4工程における状態を示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における第5工程〜第9工程までの状態を示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における第10工程〜第15工程までの状態を示す断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法における第16工程〜第19工程までの状態を示す断面図である。 第2実施形態において、金属層表面にアライメントマークを形成する工程における状態を示す断面図である。 第3実施形態において、半導体素子の外周位置に補強体が配設された半導体装置の構造を示す断面図である。
符号の説明
10 金属層
12 支持体
14,70 エッチングレジスト
16,82 開口穴
17 第2の開口穴
18 穴
19 アライメントマーウ
20 絶縁膜
30 半導体素子
32 電極パッド
34 ビア穴
36 ビア
38 補強材
40 中間体
42 積層体
50 モールド樹脂
60 再配線層
62 薄銅膜
64 銅めっき層
66 再配線
66a 接続パッド
80 ソルダーレジスト
90 外部接続端子
100 半導体装置

Claims (10)

  1. 支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、
    前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、
    前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、
    前記絶縁膜を硬化させる工程と、
    前記支持体を除去する工程と、
    前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、
    前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、
    前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、
    前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、
    前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、
    前記絶縁膜を硬化させる工程と、
    前記支持体を除去する工程と、
    前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程は樹脂モールド装置により行い、樹脂封止の際の熱により前記絶縁膜を熱硬化させる工程も同時に行うことを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 支持体の片面に形成された金属層に、搭載すべき半導体素子の電極パッドと同一の平面配置に穴を形成する工程と、
    前記金属層の表面に、未硬化の状態に絶縁膜を積層する工程と、
    前記電極パッドを前記穴の位置に位置合わせして前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する工程と、
    前記絶縁膜を硬化させる工程と、
    前記支持体を除去する工程と、
    前記半導体素子が搭載された面側について樹脂封止する工程と、
    前記穴位置の絶縁膜を除去し、前記電極パッドを露出させてビア穴を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記ビア穴を形成する工程に続いて、
    前記絶縁膜の表面に前記電極パッドと電気的に接続する配線層を形成する工程をさらに有していることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ビア穴を形成する工程に続いて、
    前記絶縁膜から前記金属層を除去し、
    前記絶縁膜の表面に前記電極パッドと電気的に接続する配線層を形成する工程をさらに有していることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記配線層を複数層に積層して形成することを特徴とする請求項5または6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記支持体は、前記金属層とは異なる金属板からなることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記絶縁膜に前記半導体素子を搭載する際に、前記半導体素子の平面位置に対して外側となる位置に補強用の構造体を前記絶縁膜に接着する工程をさらに有していることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記金属層の表面に穴を形成する際に、
    前記半導体素子を前記絶縁膜に搭載する際のアライメントマークとなるアライメントマーク用穴を同時に形成することを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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