JP2009272241A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被加熱物を誘導加熱する加熱コイル7と、加熱コイル7に交流電流を供給するインバータ3と、インバータ3を駆動制御する制御部11と、加熱コイル7に流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部10と、インバータ3へ入力される入力電流を検出する入力電流検出部13と、を備え、制御部11は、加熱コイル電流または入力電流のいずれかが所定周期内に所定閾値以上変化した際に、被加熱物が移動したものと判断する。
【選択図】図5
Description
金属容器が非磁性かつ低抵抗の金属、例えばアルミニウム製の鍋やフライパンなどの軽量な物質で構成されていた場合、渦電流と加熱コイルから生じる磁界との相互作用により反発力が発生する。このとき、金属容器の内容物が少なく軽量な場合、金属容器が浮上したり、横に移動したりする場合がある。
これを防止するため、金属容器の移動を検出し、加熱出力を制限する等の措置を取る必要がある。
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成図である。
平滑回路2は、商用電源1からの交流電圧を整流し、平滑化して直流電圧を出力する。直流電圧は、高周波インバータ回路3に供給される。
高周波インバータ回路3は、一対のスイッチング素子4aおよび4bと、ダイオード5aおよび5bから構成される。
高周波インバータ回路3の出力には、加熱コイル7と共振コンデンサ9とからなる直列共振回路が接続される。
高周波磁界が金属容器8を鎖交することにより、金属容器8上に渦電流が発生し、この渦電流により金属容器8が発熱する。
また、制御部11は、インバータ駆動周波数やインバータ駆動信号のdutyを可変することにより、加熱コイル7と共振コンデンサ9とからなる直列共振回路のインピーダンスを変化させ、加熱コイル電流を制御する。
なお、図1では制御部11とインバータ駆動回路6を別構成として記載したが、制御部11とインバータ駆動回路6を一体的に構成してもよい。
また、制御部11は、図示しないRAM(Random Access Memory)等の書き込み可能な記憶装置を備える。
次に、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作説明に先立ち、金属容器8の移動について説明する。
加熱コイル7と金属容器8は、相互インダクタンスMで電磁結合している。金属容器8は、加熱コイル7に流れる交流電流により誘導加熱される。
結合係数kが1に近いデータは、加熱コイル7と金属容器8が接近して結合がよい状態を示し、kが0に近いデータは、両者の距離が遠く離れて結合が無い状態を示す。
したがってこの区間では、加熱コイル電流I2の変化により、金属容器8の移動を検出することが困難である。
上記特許文献1〜2に記載の技術では、加熱コイル電流を用いて被加熱物の移動を検出しているため、上述のようなI2が変化しない区間では、移動を検出することが困難になるという課題がある。
本実施の形態1に係る誘導加熱調理器は、上述のような金属容器8の移動検出に係る不都合を回避するため、検出に際し入力電流I1と加熱コイル電流I2を併用する。
以下、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器が金属容器8の移動を検出する動作について説明する。
このとき、結合係数kが変化することにより、式1と式2に示すように、等価抵抗R3と等価インダクタンスL3とが変化する。
入力電流I1と加熱コイル電流I2は、式4と式5とを用いて計算することができる。
(2)入力電流I1のみが変化する場合
(3)加熱コイル電流I2と入力電流I1と両方が変化する場合
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の初期値を検出し、その値をRAM等に記録する。
(S502)
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。
制御部11は、I2の現在値と、RAM等に記録したI2の初期値とを比較し、I2の初期値からの変化量が所定の検出閾値未満であるか否かを判定する。閾値未満であればステップS504へ進み、閾値以上であればステップS506へ進む。
(S504)
制御部11は、I1の現在値と、RAM等に記録したI1の初期値とを比較し、I1の初期値からの変化量が所定の検出閾値未満であるか否かを判定する。閾値未満であればステップS505へ進み、閾値以上であればステップS506へ進む。
制御部11は、ステップS501でRAM等に記録した初期値を、I1とI2の現在値で更新する。
(S506)
制御部11は、金属容器8に移動が生じたと判断し、加熱停止などの措置を実行した上で、本動作フローを終了する。
制御部11は、I1とI2の検出周期に達したか否かを判定する。検出周期に達していればステップS502へ戻り、達していなければステップS508へ進む。
(S508)
制御部11は、加熱動作の終了指示があれば本動作フローを終了し、終了指示がなければステップS507へ戻る。
制御部11は、I2が0の場合はステップS603へ進み、0でない場合はステップS602へ進む。
(S602)
制御部11は、I1が0の場合はステップS603へ進み、0でない場合はステップS503へ進む。
(S603)
制御部11は、異常が発生したものと判断して、加熱動作を終了させる。
これにより、例えば図4で説明したように金属容器8が移動してもI2が変化しない場合でも、I1の変化によりこれを検出することができ、金属容器8の移動検出の確実性が向上する。
実施の形態1では、I1またはI2の変化により金属容器8の移動を検出することを説明した。本発明の実施の形態2では、金属容器8の移動検出に関し、実施の形態1と異なる手法を説明する。
なお、本実施の形態2に係る誘導加熱調理器の構成は、実施の形態1の図1と同様であるため、説明を省略する。
図7に示すように、結合係数に応じて、I2/I1のピークを求めることができる。
k=1に近いデータは加熱コイル7と金属容器8が接近して結合がよい場合を示し、k=0に近いデータは距離が遠く離れて結合が無い場合を示す。
このことから、インバータ駆動信号の周波数を掃引して求めた、I2/I1がピーク値を示す周波数により、加熱コイル7と金属容器8の結合度kが求められることが分かる。これは、I2/I1がピーク値を示す周波数の移動により、結合度kの変化、即ち金属容器8の移動が検出できることを示している。
次に、本実施の形態2に係る誘導加熱調理器の動作を説明する。
例えば規定値を図示しないROM(Read Only Memory)に格納しておく等により、高周波インバータ回路3の駆動周波数の掃引幅をあらかじめ定めておく。以後、掃引最小値をfmin、掃引最大値をfmaxとする。
(S902)
制御部11は、fminから周波数掃引を開始する。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。
(S904)
制御部11は、I2/I1の初期値と、掃引周波数の初期値を、RAM等に記録する。
制御部11は、掃引周波数を微小幅Δf増加させる。
(S906)
制御部11は、掃引周波数がfmaxに到達したか否かを判定する。到達していればステップS910へ進み、到達していなければステップS907へ進む。本ステップは、周波数の掃引が完了したか否かを判定するためのものである。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。
(S908)
制御部11は、 I2/I1の現在値と、RAM等に記録したI2/I1の初期値とを比較し、I2/I1の現在値が初期値を超えているか否かを判定する。超えていればステップS909へ進み、超えていなければステップS905へ戻る。
(S909)
制御部11は、ステップS904でRAM等に記録した初期値を、I2/I1の現在値および掃引周波数の現在値で更新する。
制御部11は、I2/I1がピークとなる周波数が前回の周波数掃引から移動したか否かを判定する。移動していればステップS911へ進み、移動していなければステップS912へ進む。
(S911)
制御部11は、金属容器8に移動が生じたと判断し、加熱停止などの措置を実行した上で、本動作フローを終了する。
制御部11は、I2/I1の検出周期に達したか否かを判定する。検出周期に達していればステップS902へ戻り、達していなければステップS913へ進む。
(S913)
制御部11は、加熱動作の終了指示があれば本動作フローを終了し、終了指示がなければステップS912へ戻る。
制御部11は、I2が0の場合はステップS1003へ進み、0でない場合はステップS1002へ進む。
(S1002)
制御部11は、I1が0の場合はステップS1003へ進み、0でない場合はステップS1003へ進む。
(S1003)
制御部11は、異常が発生したものと判断して、加熱動作を終了させる。
これにより、実施の形態1と同様に、金属容器8の移動検出の確実性が向上する。
本発明の実施の形態3では、金属容器8の移動検出に関し、実施の形態1〜2と異なる手法を説明する。
なお、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器の構成は、実施の形態1の図1と同様であるため、説明を省略する。
金属容器8が浮力等で移動し、例えば結合係数kが0.75から0.6まで変化した場合、I2/I1がピークとなるインバータ駆動周波数が図11のように変化する。
そこで、本実施の形態3では、I2/I1が一定になるインバータ駆動信号の周波数を掃引探索して追従制御し、I2/I1がピークとなる周波数の変化により加熱コイル7と金属容器8の結合度kの変化を求め、これをもって金属容器8の移動を検出する。
次に、本実施の形態3に係る誘導加熱調理器の動作を説明する。
例えば規定値を図示しないROMに格納しておく等により、高周波インバータ回路3の駆動周波数fの開始値f1をあらかじめ定めておく。
(S1202)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fをf1に設定する。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の初期値を検出する。
(S1204)
制御部11は、I2/I1の初期値と、周波数の初期値を、RAM等に記録する。
(S1205)
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。
制御部11は、I2/I1の現在値と、RAM等に記録したI2/I1の初期値とを比較し、その差が所定の閾値以下であるか否かを判定する。閾値以下であればステップS1212へ進み、閾値超であればステップS1207へ進む。
(S1207)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fを微小幅Δf増加させてf+Δfに設定し、その周波数の下でI2とI1を検出し、I2/I1の値を求める。
(S1208)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fを微小幅Δf減少させてf−Δfに設定し、その周波数の下でI2とI1を検出し、I2/I1の値を求める。
制御部11は、ステップS1207とS1208それぞれで求めたI2/I1のうち、RAM等に記録している初期値にいずれが近いかを判定し、そのときの周波数(f+Δfまたはf−Δf)を高周波インバータ回路3の駆動周波数fに設定する。
(S1210)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fと開始値f1との差が、閾値を超えているか否かを判定する。超えていればステップS1211へ進み、超えていなければステップS1212へ進む。
(S1211)
制御部11は、金属容器8に移動が生じたと判断し、加熱停止などの措置を実行した上で、本動作フローを終了する。
制御部11は、I2/I1の検出周期に達したか否かを判定する。検出周期に達していればステップS1205へ戻り、達していなければステップS1213へ進む。
(S1213)
制御部11は、加熱動作の終了指示があれば本動作フローを終了し、終了指示がなければステップS1212へ戻る。
なお、図12の動作フローは1例であり、その他の手法を用いて、I2/I1が一定になるインバータ駆動信号の周波数を探索してもよい。
制御部11は、I1またはI2が0の場合はステップS1302へ進み、いずれも0でない場合はステップS1206へ進む。
(S1302)
制御部11は、異常が発生したものと判断して、加熱動作を終了させる。
(S1303)
制御部11は、I1またはI2が0の場合はステップS1305へ進み、いずれも0でない場合はステップS1208へ進む。
(S1304)
制御部11は、I1またはI2が0の場合はステップS1305へ進み、いずれも0でない場合はステップS1209へ進む。
(S1305)
制御部11は、異常が発生したものと判断して、加熱動作を終了させる。
これにより、実施の形態1と同様に、金属容器8の移動検出の確実性が向上する。
図14は、本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の構成図である。
本実施の形態4に係る誘導加熱調理器は、実施の形態1の図1で説明した構成と異なり入力電流検出部13を備えていない。その他の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
図15に示すように、結合係数に応じてI2の位相ゼロ点を求めることができる。
このことから、インバータ駆動信号の周波数を掃引して求めた、I2の位相が0となる周波数により、加熱コイル7と金属容器8の結合度kが求められることが分かる。これは、I2/I1がピーク値を示す周波数の移動により、結合度kの変化、即ち金属容器8の移動が検出できることを示している。
次に、本実施の形態4に係る誘導加熱調理器の動作を説明する。
例えば規定値を図示しないROMに格納しておく等により、高周波インバータ回路3の駆動周波数の掃引幅をあらかじめ定めておく。以後、掃引最小値をfmin、掃引最大値をfmaxとする。
(S1602)
制御部11は、fminから周波数掃引を開始する。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。次に、これらの値を用いてI2の位相を求める。
(S1604)
制御部11は、I2位相の絶対値の初期値と、掃引周波数の初期値を、RAM等に記録する。
制御部11は、掃引周波数を微小幅Δf増加させる。
(S1606)
制御部11は、掃引周波数がfmaxに到達したか否かを判定する。到達していればステップS1610へ進み、到達していなければステップS1607へ進む。本ステップは、周波数の掃引が完了したか否かを判定するためのものである。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。次に、これらの値を用いてI2の位相を求める。
(S1608)
制御部11は、 I2位相の絶対値の現在値と、RAM等に記録したI2位相の絶対値の初期値とを比較し、I2位相の絶対値の現在値が初期値未満か否かを判定する。初期値未満であればステップS1609へ進み、初期値以上であればステップS1605へ戻る。
(S1609)
制御部11は、ステップS1604でRAM等に記録した初期値を、I2位相の絶対値の現在値および掃引周波数の現在値で更新する。
制御部11は、I2位相が0となる周波数が前回の周波数掃引から移動したか否かを判定する。移動していればステップS1611へ進み、移動していなければステップS1612へ進む。
(S1611)
制御部11は、金属容器8に移動が生じたと判断し、加熱停止などの措置を実行した上で、本動作フローを終了する。
制御部11は、I2位相の検出周期に達したか否かを判定する。検出周期に達していればステップS1602へ戻り、達していなければステップS1613へ進む。
(S1613)
制御部11は、加熱動作の終了指示があれば本動作フローを終了し、終了指示がなければステップS1612へ戻る。
これにより、実施の形態1と同様に、加熱コイル電流I2の値によることなく、金属容器8の移動検出の確実性が向上する。即ち、電流値I2を用いることに代えて、I2位相を用いて金属容器8の移動を検出するので、加熱コイル電流I2の値に依存しない移動検出が可能となるのである。
本発明の実施の形態5では、金属容器8の移動検出に関し、実施の形態1〜4と異なる手法を説明する。
なお、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器の構成は、実施の形態4の図14と同様であるため、説明を省略する。
金属容器8が浮力等で移動し、例えば結合係数kが0.75から0.6まで変化した場合、I2位相が0となるインバータ駆動周波数が変化する。
そこで、本実施の形態5では、I2位相が一定になるインバータ駆動信号の周波数を掃引探索して追従制御し、I2位相が0となる周波数の変化により加熱コイル7と金属容器8の結合度kの変化を求め、これをもって金属容器8の移動を検出する。
次に、本実施の形態5に係る誘導加熱調理器の動作を説明する。
例えば規定値を図示しないROMに格納しておく等により、高周波インバータ回路3の駆動周波数fの開始値f1をあらかじめ定めておく。
(S1802)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fをf1に設定する。
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の初期値を検出する。次に、これらの値を用いてI2位相の初期値を求める。
(S1804)
制御部11は、I2位相の初期値と、周波数の初期値を、RAM等に記録する。
(S1805)
制御部11は、入力電流検出部13、加熱コイル電流検出部10を介して、入力電流I1、加熱コイル電流I2の現在値を検出する。次に、これらの値を用いてI2位相の現在値を求める。
制御部11は、I2位相の現在値と、RAM等に記録したI2位相の初期値とを比較し、その差が所定の閾値以下であるか否かを判定する。閾値以下であればステップS1812へ進み、閾値超であればステップS1807へ進む。
(S1807)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fを微小幅Δf増加させてf+Δfに設定し、その周波数の下でI2とI1を検出し、I2位相を求める。
(S1808)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fを微小幅Δf減少させてf−Δfに設定し、その周波数の下でI2とI1を検出し、I2位相を求める。
制御部11は、ステップS1807とS1808それぞれで求めたI2位相のうち、RAM等に記録している初期値にいずれが近いかを判定し、そのときの周波数(f+Δfまたはf−Δf)を高周波インバータ回路3の駆動周波数fに設定する。
(S1810)
制御部11は、高周波インバータ回路3の駆動周波数fと開始値f1との差が、閾値を超えているか否かを判定する。超えていればステップS1811へ進み、超えていなければステップS1812へ進む。
(S1811)
制御部11は、金属容器8に移動が生じたと判断し、加熱停止などの措置を実行した上で、本動作フローを終了する。
制御部11は、I2位相の検出周期に達したか否かを判定する。検出周期に達していればステップS1805へ戻り、達していなければステップS1813へ進む。
(S1813)
制御部11は、加熱動作の終了指示があれば本動作フローを終了し、終了指示がなければステップS1812へ戻る。
なお、図18の動作フローは1例であり、その他の手法を用いて、I2位相が一定になるインバータ駆動信号の周波数を探索してもよい。
Claims (6)
- 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに交流電流を供給するインバータと、
前記インバータを駆動制御する制御部と、
前記加熱コイルに流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部と、
前記インバータへ入力される入力電流を検出する入力電流検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加熱コイル電流または入力電流のいずれかが所定周期内に所定閾値以上変化した際に、
前記被加熱物が移動したものと判断する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに交流電流を供給するインバータと、
前記インバータを駆動制御する制御部と、
前記加熱コイルに流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部と、
前記インバータへ入力される入力電流を検出する入力電流検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加熱コイル電流を前記入力電流で除算した値が最大値となる前記インバータの駆動周波数の初期値をあらかじめ求めておき、
前記インバータの駆動周波数を掃引しながら前記加熱コイル電流を前記入力電流で除算した値が最大値となる周波数を求め、
その周波数が所定周期内に前記初期値から変化した際に、
前記被加熱物が移動したものと判断する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに交流電流を供給するインバータと、
前記インバータを駆動制御する制御部と、
前記加熱コイルに流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部と、
前記インバータへ入力される入力電流を検出する入力電流検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加熱コイル電流を前記入力電流で除算した値が一定となるように前記インバータの駆動周波数を制御し、
前記インバータの駆動周波数が所定周期内に所定閾値以上変化した際に、
前記被加熱物が移動したものと判断する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記制御部は、
前記加熱コイル電流または入力電流のいずれかが0になった際に、
前記インバータまたは前記加熱コイルに異常が発生したと判断する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。 - 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに交流電流を供給するインバータと、
前記インバータを駆動制御する制御部と、
前記加熱コイルに流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部と、
前記インバータへ入力される入力電流を検出する入力電流検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加熱コイル電流の位相が0となる前記インバータの駆動周波数の初期値をあらかじめ求めておき、
前記インバータの駆動周波数を掃引しながら前記加熱コイル電流の位相が0となる周波数を求め、
その周波数が所定周期内に前記初期値から変化した際に、
前記被加熱物が移動したものと判断する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに交流電流を供給するインバータと、
前記インバータを駆動制御する制御部と、
前記加熱コイルに流れる加熱コイル電流を検出する加熱コイル電流検出部と、
前記インバータへ入力される入力電流を検出する入力電流検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加熱コイル電流の位相が0となるように前記インバータの駆動周波数を制御し、
前記インバータの駆動周波数が所定周期内に所定閾値以上変化した際に、
前記被加熱物が移動したものと判断する
ことを特徴とする誘導加熱調理器。
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