JP2009270755A - 熱交換器用伝熱管及びそれを用いた熱交換器 - Google Patents

熱交換器用伝熱管及びそれを用いた熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】熱交換性能の向上を有利に図ると共に、圧力損失の増大やスケール付着を効果的に抑制し得る、簡単な構造の熱交換器用伝熱管を提供すること。
【解決手段】管外面に管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条12を形成し、それに対応して、管内面に螺旋状の連続した凸条16を設けると共に、凸条16の頂部に、突起18の複数を、管軸方向の間隔:P1 及び管の最大外径:D0 が、0.18≦P1 /D0 ≦2.0となるように構成し、更に、突起18の高さ:h(mm)、凸条16の延びる方向における突起18の間隔:P2 及び大きさ:Wdが、0.05≦h、0.1≦Wd/P2 ≦0.7及び0.5≦Wd/h≦6.0となるように、相互に独立して形成し、且つ0.1≦P2 /D0 ≦1.0となるように、凸条16の延びる方向に一定の間隔で配列して、伝熱管10を構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、管の内側を流れる第一の流体と管の外側を流れる第二の流体との間で熱交換を行なう熱交換器用伝熱管、及びそれを用いた二重管式熱交換器に関し、特に、管の内側を流れる第一の流体側のより一層の伝熱促進を図った熱交換器用伝熱管の改良に関するものである。
従来より、第一の流体を流通させる伝熱管と第二の流体を流通させる伝熱管との2つの伝熱管を組み合わせて、構成した熱交換器が、各種用いられてきている。そのような熱交換器の一つとして、大径の外管の内部に小径の伝熱管を配置して、構成した二重管式の熱交換器があり、内管内に第一の流体として高温の冷媒を流通させる一方、内管と外管との間の間隙に第二の流体として水を流通させたり、或いはそれとは逆に、内管内に第一の流体として水を流通させる一方、内管と外管との間の間隙に第二の流体として高温の冷媒を流通させることにより、冷媒と水との間で熱交換を行なうようにした給湯機用熱交換器が知られている。また、このような二重管式とされた熱交換器において、冷媒の代わりに給湯機によって加熱された高温の水を流通させて、そのような高温の水と低温の水との間で熱交換をするようにした、追焚き用熱交換器もよく知られている。
しかしながら、これらの熱交換器に用いられる伝熱管、特に、内部に高温の冷媒や水を流通させる伝熱管に、単純な円形断面とされた管を用いると、その外部を流通する水等の流体との熱交換性能が充分でないという問題を内在していた。
そこで、そのような二重管式熱交換器においては、その熱交換効率を向上させるべく、従来から様々な工夫が為されてきており、例えば、特開2001−201275号公報(特許文献1)においては、内管と外管からなる二重管式の熱交換器において、内管と外管との間に形成される流路を螺旋状に仕切る伝熱促進体を介設して、かかる流路の流路長を増大させると共に、流れる流体の流速および乱流化を増大せしめたり、或いは内管内にネジレテープ等からなる内管用伝熱促進体を挿入することによって、内管内を流れる流体から内管と外管との間を流れる流体への伝熱が促進されるようにした二重管式熱交換器が、明らかにされている。
また、特開平6−3075号公報(特許文献2)においては、湾曲部を有する外管の内部に、それよりも径の小さい内管を同軸的に配してなる二重管式の熱交換器において、内管の内壁もしくは外壁、または外管の内壁に、コイル状金属線からなる乱流発生手段を配してなる液液熱交換器が、明らかにされている。
しかしながら、これら特許文献1や特許文献2に明らかにされた二重管式熱交換器のように、ネジレテープやコイル状金属線等の伝熱促進体を内管内に挿入すると、確かに伝熱促進効果は得られるのではあるが、内管内の圧力損失が著しく増大するといった新たな問題を惹起する恐れが内在している。そして、そのような圧力損失が大きくなった場合には、その問題の解決のために、給水ポンプの能力を大きくする必要があるところから、熱交換器の生産コストが上昇してしまうといった問題を、新たに惹起することとなる。
さらに、高温水と低温水との間で熱交換を行なう追焚き用熱交換器の、内管の内部を流通する高温の水の流量や、高温の炭酸ガスを主成分とする冷媒と低温水との間で熱交換を行なう給湯機用水熱交換器の、内管の内部を流通する低温の水の流量は、約4L/min以下の低流量となるところから、このような条件においても高い熱交換性能を発揮する熱交換器用伝熱管及びそれを用いた二重管式熱交換器が求められているのである。
更にまた、高温の水を内管の内側に流通させた場合において、その流路が複雑な形状を有していると、水に含まれるカルシウム等が析出して、それらがスケールとして管内面に付着し易くなるため、経年使用によって、配管が詰まってしまう原因となるといった問題をも内在していた。
このようなことから、複雑な構造を回避し、単純な構造で伝熱を促進して、スケールの付着が発生し難い熱交換器用伝熱管及びそれを用いた二重管式熱交換器が、求められているのである。
特開2001−201275号公報 特開平6−3075号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、簡単な構造にて、熱交換性能の一層の向上を有利に図ると共に、圧力損失の増大やスケール付着を効果的に抑制することの出来る熱交換器用伝熱管を提供することにある。また、本発明にあっては、そのような熱交換器用伝熱管を用いた二重管式熱交換器を提供することをも、その解決課題としている。
そして、本発明にあっては、かくの如き課題の解決のために、管の内側を流れる第一の流体と、管の外側を流れる第二の流体との間の熱交換を行なう熱交換器用の伝熱管であって、管外面側に、管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条が形成されている一方、かかる凹条に対応して、管内面側には、螺旋状の連続した凸条が設けられると共に、該凸条の頂部において、管内方に突出する突起の複数が、かかる突起の管軸方向における間隔をP1 とし、管の最大外径をD0 としたときに、0.18≦P1 /D0 ≦2.0なる条件を満たすように構成され、更に、該突起の高さをh(mm)とし、該凸条の延びる方向における突起の間隔及び大きさをそれぞれP2 及びWdとしたときに、次式:
0.05≦h
0.1≦Wd/P2 ≦0.7
0.5≦Wd/h≦6.0
を満足するように、相互に独立して形成され、且つ0.1≦P2 /D0 ≦1.0となるように、該凸条の延びる方向に一定の間隔をもって配列されていることを特徴とする熱交換器用伝熱管を、その要旨とするものである。
なお、このような本発明に従う熱交換器用伝熱管の望ましい態様の一つによれば、前記Wdと前記hとの比:Wd/hが1.0以上となるように構成されることとなる。
また、本発明にあっては、上述した熱交換器用伝熱管を用い、それを、かかる伝熱管よりも大径の外管内に収容して、伝熱管の内側に第一の流体を流通させる一方、伝熱管の外側に第二の流体を流通させて、それら2つの流体間にて熱交換を行なうように構成してなる二重管式熱交換器をも、その要旨とするものである。
さらに、本発明の望ましい態様の一つによれば、前述した熱交換器用伝熱管を用いて、前記第一の流体が高温水とされる一方、前記第二の流体を低温水とすることによって、追焚き用熱交換器が構成されることとなる。
更にまた、本発明の別の望ましい態様の一つによれば、前述した熱交換器用伝熱管を用いて、前記第一の流体を低温水とする一方、前記第二の流体を炭酸ガスを主成分とする冷媒とすることによって、給湯機用水熱交換器が構成されることとなる。
従って、このような本発明に従う構成とされた熱交換器用伝熱管によれば、管内面側に螺旋状に設けられた連続した凸条によって、管内面側を流通せしめられる流体が効果的に撹乱されて、流体から伝熱管への熱の伝達が、有利に促進されるのである。しかも、そのように形成された凸条の頂部には、管内方に突出する複数の突起が、所定の配設形態及びサイズにおいて形成されているところから、かかる突起により管内を流通する流体に渦を効果的に発生させ、更なる伝熱促進効果が発揮されることとなる。そして、そのような突起が、凸条の伸びる方向に所定の間隔をもって配列されているところから、管内側における渦発生効果をさらに促進させることが出来、以てそれらの効果により、熱交換器用伝熱管として高い熱交換性能を発揮することが可能となるのである。
また、そのような伝熱促進効果を発揮せしめる構造が、単に、管内面側に螺旋状に設けられた連続した凸条と、管内方に突出する複数の突起から構成されている、単純な構造とされているところから、管内側を流通する流体の圧力損失が、効果的に低減され得ると共に、スケールの発生を効果的に抑制することが出来る利点を有している。
さらに、このような構成とされた熱交換器用伝熱管にあっては、管外周面に対して転造加工を施す等の、比較的簡単な加工によって、目的とする凸条(凹条)や突起を容易に形成することが出来るところから、伝熱管の生産コストを、有利に低減することも可能となるのである。
更にまた、かくの如き本発明に従う熱交換器用伝熱管を用いた二重管式熱交換器にあっては、伝熱管の熱伝達効率が高いために、伝熱管の内部を流通している流体と伝熱管の外部を流通している流体との間の熱伝達を、効果的に向上させることが可能となり、熱交換器として高い熱交換性能を発揮することが出来る特徴を有している。また、そのような熱交換器用伝熱管が比較的単純な構造とされ、低いコストで製作し得るところから、熱交換器の生産コストも有利に低減され得て、その生産性を効果的に高めることが出来る特徴も有している。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1及び図2には、本発明に従う熱交換器用伝熱管の一実施形態が、示されている。即ち、図1においては、かかる熱交換器用伝熱管が、平面図の形態で示され、また図2においては、横断面図(図1におけるA−A断面)の形態において、示されているのである。そこにおいて、伝熱管10は、管外周面に、管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条12が形成されていると共に、かかる凹条12の底部には、複数の窪み14が、凹条12の延びる方向に一定の間隔をもって配列されて、構成されている。
より詳細には、伝熱管10は、アルミニウムや銅又はそれらの合金等の金属材料を用いて形成された、略円形形状の横断面を有する管体であって、その外周面には、図1の平面図や図2〜図3の断面図に示されるように、所定深さの凹条12が、軸方向において、螺旋状に連続して、管軸方向に対して為す角度となる所定のリード角(螺旋角度):αと管軸方向に所定の間隔(P0 )をもって形成されている。そして、それによって、管内周面には、そのような凹条12に対応した高さ(hs)の凸条16が、管軸方向に螺旋状に連続して形成されているのである。
また、凹条12の底部に該凹条12の延びる方向に所定の間隔をもって設けられた、前記した窪み14によって、かかる凸条16の頂点部分には、管内方に向かって突出する突起18が、形成されている。更に、そのような窪み14(突起18)は、伝熱管10を図1におけるB−B線にて切断した断面を展開して示した図4に示されるように、凹条12の延びる方向に所定の間隔(ピッチ):P2 をもって、複数形成されている。即ち、管内周側においては、隣り合う突起18,18同士が、凸条16の延びる向きにおいてはピッチ:P2 の間隔を隔てて、管軸方向においてはピッチ:P1 の間隔を隔てて、管内方に突出して設けられているのである。
従って、このような構成とされた伝熱管10によれば、管外面側に、管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条12が形成されることによって、管内面側には、該凹条12に対応した螺旋状の連続した凸条16が形成せしめられているところから、伝熱管10内を流通せしめられる第一の流体が、かかる螺旋状の凸条16によって効果的に撹乱されることとなり、以て、管内を流通する第一の流体から伝熱管10への熱の伝達、換言すれば、伝熱管10の内部を流通する第一の流体から伝熱管10の外部を流通する第二の流体への熱の伝達が、有利に促進されるようになる。
さらに、そのような凸条16の頂部には、管外側の窪み14に対応した突起18が、伝熱管10の内方へ突出するように形成されているところから、そのような突起18部分を伝熱管10内を流通する流体が通過する際に、突起18の周りに渦を発生させるため、流体が効果的に撹乱され、更なる伝熱促進効果が発揮されることとなる。
そして、本発明にあっては、かくの如き伝熱管10において、管内に突出した形態の凸条16に設けられる複数の突起18が、以下の条件を満たすように構成されているのであり、これによって、それら突起18による渦発生効果を更に効果的に促進させ得るようになっているのである。即ち、凸条16の頂部において、管内方に突出する突起18の管軸方向における配列間隔、換言すれば突起18の管軸方向における間隔を、P1 としたとき(図1参照)、管の最大外径:D0 に対して、式:0.18≦P1 /D0 ≦2.0を満たし、また、凸条16の延びる方向における突起18の間隔をP2 としたとき(図1参照)、管の最大外径:D0 に対して、式:0.1≦P2 /D0 ≦1.0を満たす必要があるのであり、更に、突起18の高さをh(mm)とし、凸条16の延びる方向における突起18の幅乃至は大きさをWdとしたとき(図4参照)、hが0.05mm以上であり、式:0.05≦Wd/P2 ≦0.7及び式:0.5≦Wd/h≦6.0を満足するように、構成されるのである。
なお、上記した各式において、P1 /D0 が2.0を超える場合、また、P2 /D0 が1.0を超える場合、更に、hが0.05mm未満の場合、更にまた、Wd/P2 が0.1未満となる場合には、突起18による渦発生効果のより一層有効な発現が困難となるのであり、これによって、流体の撹乱のより一層の促進が充分でなく、伝熱促進効果のより一層の向上も、充分でなくなる。
また、Wd/P2 が0.7を超えるようになると、突起18が突条16に沿って繋がったものに比して、飛躍的な効果の発揮を期待することが困難となるのであり、単に突条16を管内面に設けただけのものよりも顕著な効果を発揮させることが困難となる。一方、P1 /D0 が0.18未満やP2 /D0 が0.1未満では、突起18の配設間隔が狭くなり過ぎて、突起18の深さを充分に確保することが困難となるのであり、そのため、流体の撹乱が充分に促進され得ず、伝熱促進効果のより一層の向上も、困難となる。
さらに、前記した式において、Wd/hが6.0を超えるようになると、突起18の幅が広くなり過ぎることにより、突起18の後面に有効な流体の渦が発生しない領域が形成され易く、伝熱促進効果のより一層の向上に障害を来たすようになり、また、Wd/hが0.5未満の場合には、転造加工により、突起18を形成する際に、管に割れが発生する場合があり、目的とする伝熱管として使用することが困難となる等の問題を惹起する。
そして、かくの如き本発明に従う伝熱管10は、一般に、管最大外径:D0 としては、9.52〜30mm程度の値が採用されるものであり、また、凸条16の管軸方向の間隔をP0 としたときに、式:0.18≦P0 /D0 ≦2.0を満足するように構成され、更に、凹状12(凸状16)のリード角:αとしては、45°以上90°未満の値が採用され、加えて、hは、0.5mm以下の値が好適に採用されることとなる。
特に、本発明にあっては、上記したWdとhとの比:Wd/hが、1.0以上となるように構成されていることが望ましく、これによって、本発明に従う伝熱管を有利に得ることが可能となる。なお、かかるWd/hの値が1.0未満となると、突起18の高さに対して、突起18の幅が小さくなる、即ち突起18の先端が鋭角的になり過ぎる、換言すれば、先端の曲率半径が小さくなり過ぎる問題を惹起する。そして、そのような伝熱管を用いて熱交換器に組み付け、管を曲げ加工したりすると、突起部を起点とした割れが発生し易くなる等の問題が惹起されるようになり、好ましくない。
このように、それら凸条16や突起18の特定の配設によって伝熱管10の内部において惹起される伝熱促進効果により、伝熱管10は、熱交換器用伝熱管として高い熱交換性能を効果的に発揮することが可能となるのである。なお、このような伝熱管10の内部を流れる第一の流体の流量:W(L/min)と管内最大断面積:S(mm2 )との比(W/S)は、有利には、0.03L/min・mm2 以下となるようにされることが、望ましい。これは、かかる比が0.03L/min・mm2 を超えると、突起によって流体の流れ方に及ぼす影響が小さくなってしまうため、効果的な伝熱促進効果を得ることが出来なくなってしまうからである。
ところで、このような構成とされた伝熱管10は、以下に示すように、公知の転造加工法に従って、例えば、図5〜図6に示されるような転造加工装置20を用いて、製作されることとなる。
すなわち、転造加工装置20は、回転駆動軸24に凹条形成ディスク26が取り付けられた凹条転造用工具22の2つと、回転駆動軸24にディンプル形成ディスク28が取り付けられたディンプル転造用工具30の1つとが、図5に示される如く、目的とする伝熱管10を与える大きさとされた素管32の周りに、略120°の位相差をもって配置されて、構成されている。なお、それぞれの回転駆動軸24は、素管32の管軸に対して、伝熱管10の表面に形成される凹条12のリード角(螺旋角度:α)に相当する角度をもって、それぞれ位置せしめられている。
そして、このような転造加工装置20によって、素管32を一定の速度で送りながら、かかる素管32の外表面に、2つの凹条転造用工具22の凹条形成ディスク26を回転させつつ押し当てることによって、図6(a)に示されるように、素管32の外表面に、凹条12を形成するのである。また、このような素管32の外周面に対する凹条12の転造加工により、素管32の内周面には、かかる凹条12に対応した凸条16が、形成されることとなる。
その後、そのように凹条12が形成された部位に対して、図6(b)に示す如く、ディンプル転造用工具30のディンプル形成ディスク26を回転させつつ押し当てることにより、凹条12の底部に、窪み(ディンプル)14を形成する。その結果、この窪み14に対応した突起18が、素管32の内周面の凸条16の頂部から管内方に突出するように、形成されるのである。以上の素管32に対する転造加工によって、目的とする伝熱管10が得られることとなる。
このように、本発明に従う構造とされた伝熱管10は、管内外周面が平滑な管体に対して、その管外周面に転造加工を施す等の、比較的簡単な加工によって作製することが出来るところから、かかる伝熱管10の生産コストを、有利に低減することが可能となるのである。
ところで、本発明にあっては、このような伝熱管10を用いた、2つの流体間で熱交換を行なう熱交換器をも、その対象とするものであって、例えば、図7に示されるような、伝熱管10を大径の外管40内に収容して、二重管式の熱交換器42として構成したものを、その一実施形態として挙げることが出来る。
かかる図7において、熱交換器42は、伝熱管10を、伝熱管10の外径よりも大径とされた外管40の内部に同軸的に配置せしめて、伝熱管10の外周面と外管40の内周面との間に、所定の間隔が設けられるようにして、構成されている。そして、ここでは、伝熱管10と同軸的に配置された外管40の両端部を縮径するように絞り込むことによって、外管40の端部を伝熱管10の外周面に密着させて、伝熱管10の外周面と外管40の内周面との間の間隙に密閉された流路44を形成すると共に、外管40の一方の端部付近に、水入口46a(ここでは図示せず)を形成する一方、他方の端部付近に水出口46bを形成することによって、かかる水入口46aから導入される低温の水等の被熱交換流体が、流路44を通過した後、水出口46bから排出されるようになっているのである。
そして、このような構成とされた熱交換器42は、伝熱管10内に、高温の水や低温の水等の流体が流通せしめられる一方、伝熱管10の外周面と外管40の内周面との間の間隙にて形成される流路44内には、低温の水や炭酸ガスを主成分とする冷媒等の流体が流通せしめられて、それら高温の流体と低温の流体との間で熱交換が行われるようになっているのである。
このように、本発明に従う構成とされた伝熱管10を用いた二重管式の熱交換器42にあっては、伝熱管10の熱伝達効率が高いために、伝熱管10の内部を流通している高温の流体の熱を、伝熱管10の外部、即ち伝熱管10の外周面と外管40の内周面の間に形成される流路44内を流通している流体へと、効果的に伝達することが可能となるのであり、以て、熱交換器として高い熱交換性能を発揮することが出来るのである。なお、このような高い熱交換性能は、伝熱管10の内部を流通せしめられる流体が、高温の水とされた追い焚き用熱交換器や、高温の炭酸ガス冷媒とされた給湯機用水熱交換器においても、更には伝熱管10の外側を流通せしめられる流体が、高温の炭酸ガス冷媒とされた給湯機用水熱交換器においても、有利に発揮されることとなる。
さらに、伝熱管10の形状が、外周面に形成された凹条12と窪み14とを組み合わせた単純な形状であるところから、伝熱管10の内部や流路44内の圧力損失を有利に低減することが出来ると共に、かかる伝熱管10の内部や流路44内にスケールが析出することを効果的に抑制することが出来、そのようなスケールによって流路が閉塞されてしまう恐れを、効果的に解消することが可能となるのである。
加えて、伝熱管10が、転造加工等の比較的容易な加工方法によって、製造することが出来るところから、そのような伝熱管10を用いた熱交換器42も、容易に、且つ低いコストで製作することが出来ることとなり、以て、その生産性を有利に高めることが出来るのである。
以上、本発明の代表的な実施形態の一つとその製作方法について詳述してきたが、それらは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、前述した実施形態においては、図1に示されるように、凹条12の間隔(P0 )と窪み14の間隔(P1 )とが、管軸方向において同じとなるようにされていたが、そのような凹条12の間隔と窪み14の間隔は同一でなくともよく、窪み14の間隔を、凹条12の間隔の2倍や3倍、或いはそれ以上とすることも、勿論可能であり、それらの間隔は、所望の伝熱性能に応じて、適宜に決定されることとなる。
なお、そのような凹条12の間隔(P0 )と窪み14の間隔(P1 )を管軸方向において変更したものとしては、図8に示されるように、凹条12の間隔に対して窪み14の間隔が2倍、即ち、螺旋状に連続して延びる2本の凹条12(凹条12a,凹条12b)のうちの1本の凹条12(ここでは、凹条12b)の底部に、窪み14を形成した伝熱管50を、例示することが出来る。そして、そのような凹条12の間隔(P0 )と窪み14の間隔(P1 )が2倍となるような伝熱管は、図5や図6に示した転造加工装置20の、凹条転造加工工具22の凹条形成ディスク26が、それぞれ2枚セットになったものを用いて、2本の管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条12を形成した後に、そのうちの1枚のディスクで形成した凹条12の底部に、1枚のディンプル形成ディスク26がセットされたディンプル転造用工具30にて、窪み14を形成することによって、作製することが可能である。
さらに、伝熱管の外側を流れる第二の流体は、前述の実施形態においては、図7に示されるような、外管40内に伝熱管10を配置した二重管式熱交換器42の、伝熱管10の外面と外管40の内面との間の間隙を流通させる形態のものを例示したが、このような形態のほか、本発明に従う伝熱管の外側に別の伝熱管を接触させて配置し、その別の伝熱管内に第二の流体を流通させる形態としても構わない。このように、本発明に従う伝熱管の外側に別の伝熱管を接触させて配置する形態としては、例えば、伝熱管10の螺旋状の外面に螺旋状に形成された凹条12に沿って、凹条12の底面と別の伝熱管の外面とが密着するように、伝熱管10の外面に螺旋状に巻き付ける形態があり、そのような実施形態においても、本発明に従う伝熱管10の効果が、充分に発揮されることとなる。
また、伝熱管10や外管40が銅若しくは銅合金で構成されている場合においては、水が流通する部分、即ち、伝熱管10の内面や外面に対して、或いは伝熱管10と外管40とを組み合わせて構成された熱交換器42における外管40の内面に対して、錫めっきを施すことが望ましい。これは、これらの追焚き用熱交換器や給湯機用水熱交換器においては、熱交換器を構成する材質として、熱交換率が高く、加工性の良好な銅や銅合金を用いることが多いのであるが、このように水流路管、即ち水が流通する部分を銅又は銅合金で構成した場合にあっては、流路内を流通する水のpHが酸性側やアルカリ性側に変化すると、管材質である銅又は銅合金が2価の銅イオンとして水に溶け出し易くなり、そしてその溶け出した銅イオンが、石鹸や炭酸ガス等と反応して、青水が発生してしまうといった問題を内在しているからである。
そして、それら管内を流通する水中には種々の成分が含まれており、例えば遊離炭酸の多い地下水を使用した場合には、I’型孔食の発生が懸念され、また、前述の如く管材質から溶け出した2価の銅イオンにより、水中の溶解性SiO2 が析出して、スケールを形成し、マウンドレス型孔食が生じる危険性もあるのである。そして、これらの孔食は、伝熱管に孔を開けるだけでなく、表面の腐食生成物で荒れた部分に、水垢等のスケールが付き易くなり、熱交換効率を悪くするという問題もある。
そこで、伝熱管10や外管40が、それぞれ銅又は銅合金で構成されている場合において、水が流通する部分に対して錫めっきを施すことによって、管壁から銅イオンが溶け出してしまうことを、効果的に抑制することが可能となり、以て、伝熱管10や熱交換器42の耐食性を、有利に確保することが出来るのである。
その他、一々列挙はしないが、本発明が、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施されるものであり、またそのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
以下に、本発明の代表的な実施例の一つを示し、本発明の特徴を更に明確にすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。
先ず、本発明に従う構造を有する伝熱管を形成するために、外径:15.88mm、内径:14.28mm、管の肉厚(t):0.8mmの、りん脱酸銅(JIS−H−3300−C1220)からなる、断面が単純な円形の大径の平滑管を準備した。
そして、このように準備された平滑管に対して、図5〜図6に示される如き転造加工装置を用いて転造加工を施すことによって、平滑管の外周面に螺旋状の凹条(スパイラル)と窪み(ディンプル)を形成せしめて、図1又は図8に示されるような伝熱管の各種のものを作製し、供試管1〜20とした。なお、それら得られた各種の供試管の寸法諸元、即ち管軸方向の凸条間隔(P0 )、管軸方向の突起間隔(P1 )、凸条の延びる方向の突起間隔(P2 )、凸条の高さ(hs)、突起の高さ(h)、凸条の延びる方向における突起の幅(Wd)、リード角(α)と共に、演算されたP0 /D0 、P1 /D0 、P2 /D0 、Wd/P2 、Wd /hのそれぞれの値を、下記表1に示す。
一方、比較例の伝熱管として、管内外周面に伝熱促進手段が何等設けられていない、単純な円管からなる平滑管を用意し、これを、供試管21とした。なお、この平滑管の外径や内径及び管の肉厚は、上記した供試管1〜20と同一とし、その材質も、それら供試管と同様に、りん脱酸銅(JIS−H−3300−C1220)とした。
Figure 2009270755
このように用意された各種のサイズの伝熱管からなる供試管1〜20及び平滑管からなる供試管21を用いて、図7に示されるような断面形状とされた、二重管式の熱交換器をそれぞれ作製した。なお、それら二重管式の熱交換器の外管には、外径:21.7mm、内径:20.1mmの、りん脱酸銅(JIS−H−3300−C1220)にて形成された平滑管を用い、内管に用いたそれぞれの供試管と共に、その長さは、何れも1750mmとした。また、かかる熱交換器において、何れの内管として用いた供試管についても、管最大内径が14.28mmであることから、管内最大断面積S(mm2 )は、160.2mm2 となっている。
そして、それらの熱交換器において、各供試管内部には、80℃の高温水を4.0L/minの流量において流通させる一方、それら供試管と外管との間に形成された流路内には、20℃の低温水を、各伝熱管内を流通させられる高温水とは反対となる方向に、つまり対向流で8L/minの流量で流通させて、それら高温水と低温水との間で熱交換を行い、それぞれの熱交換器の熱交換性能を評価した。なお、熱交換性能の評価は、下式(1)、(2)及び(3)から導かれる熱コンダクタンス:KA[W/K]により評価し、その結果を、下記表2に示した。また、表2の各値は、供試管21の平滑管の性能を100とした際の、それぞれの性能を示している。

Figure 2009270755
但し、cp :定圧比熱[kJ/(kg・K)] Wh :質量流量[kg/h]
hi:高温側熱交換器入口温度[℃] Tho:高温側熱交換器出口温度[℃]
ci:低温側熱交換器入口温度[℃] Tco:低温側熱交換器出口温度[℃]
とする。
Figure 2009270755
さらに、同様にして、内管として、供試管1〜3、18〜19を用いた熱交換器と、内管として供試管21(平滑管)を用いた熱交換器とを準備して、それぞれの供試管内部には80℃の高温水を1.5L/min及び5.0L/minの流量で流通させる一方、それら供試管と外管との間に形成された流路内には20℃の低温水を、対向流で、8L/minの流量で流通させて、それら高温水と低温水との間で熱交換を行い、それぞれの熱交換器の熱交換性能を評価して、その結果を、下記表3に示した。
更にまた、上記で準備された熱交換器を用いて、それぞれの供試管内部には、20℃の低温水を1.5L/minの流量で流通させる一方、それら供試管と外管との間に形成された流路内には、90℃の炭酸ガス冷媒を対向流で流通させて、それら低温水と炭酸ガス冷媒との間で熱交換を行ない、それぞれの熱交換性能を評価し、その結果を、下記表3に併せ示した。
Figure 2009270755
以上の結果より明らかなように、供試管1〜12を用いた熱交換器は、何れも、平滑管からなる供試管21を用いた熱交換器と比較して、1.5倍を超える高い熱交換性能を発揮することが、確認される。なお、それら熱交換器のうち、供試管12を用いた熱交換器は、供試管を熱交換器に組み付けるために、曲げ半径:50mmにて曲げ加工を行なった際、突起部において、割れが発生することを認めたが、他の供試管1〜11を用いた熱交換器においては、そのような割れの発生は、何等認められなかった。
これに対して、P1 /D0 の値が大きな供試管13を用いた熱交換器やP2 /D0 の値が大きな供試管14を用いた熱交換器においては、熱交換性能が良くなく、また、供試管15を用いた熱交換器は、P1 /D0 が小さく、突起高さ:hが低くなって、熱交換性能が良くないことが認められる。加えて、供試管16を用いた熱交換器は、P2 /D0 が小さく、突起高さ:hが低くなって、熱交換性能が良くないことが認められる。
そして、Wd/hが大きい供試管17を用いた熱交換器やWd/P2 が小さな供試管18を用いた熱交換器、更には、Wd/P2 が大きな供試管19を用いた熱交換器は、何れも、熱交換性能が良くないものであり、また、供試管20を用いた熱交換器は、転造加工により突起を形成する際に、管に割れが生じ、熱交換性能を測定することが不可能であった。
また、上記した表3に示される如く、供試管1、2、3を用いた熱交換器は、何れも、表2の場合と同様に、供試管内の高温水の流量が、1.5L/min、5.0L/minの何れの場合においても、高い熱交換性能を発揮することが確認され、特に、流量の低い場合に顕著であることが認められた。更に、供試管内に20℃の低温水を流通する一方、供試管と外管との間隙に90℃の炭酸ガス冷媒を流通させた場合においても、平滑管からなる供試管21を用いた熱交換器と比較して、高い熱交換性能を有していることが確認された。これに対して、本発明の範囲外のサイズの供試管18、19を用いた熱交換器は、何れの条件下においても、伝熱促進効果は充分ではないものであった。
本発明に従う熱交換器用伝熱管の一例を示す正面部分説明図である。 図1に示される熱交換器用伝熱管を切断して示す説明図であって、図1におけるA−A断面説明図である。 図2に示される断面説明図の一部を拡大して示す断面拡大説明図である。 図1に示される熱交換器用伝熱管の切断面の一部を拡大して示す説明図であって、図1におけるB−B断面を展開してなる断面拡大説明図である。 本発明に従う熱交換器用伝熱管を製作する転造加工装置の一例を、管軸に直角な横断面形態において示す断面説明図である。 図5に示される転造加工装置の3つの転造用工具のうちの一つによる加工形態を示す縦断面部分説明図であって、(a)は凹条転造用工具を、(b)はディンプル転造用工具を、それぞれ示している。 本発明に従う熱交換器用伝熱管を用いて構成した二重管式の熱交換器の一例を示す断面部分説明図である。 本発明に従う熱交換器用伝熱管の別の一例を示す正面部分説明図である。
符号の説明
10 伝熱管
12 凹条
14 窪み
16 凸条
18 突起
20 転造加工装置
22 凹条転造加工用工具
24 回転駆動軸
26 凹条形成ディスク
28 ディンプル形成ディスク
30 ディンプル転造加工用工具

Claims (5)

  1. 管の内側を流れる第一の流体と、管の外側を流れる第二の流体との間の熱交換を行なう熱交換器用の伝熱管であって、
    管外面側に、管軸方向に螺旋状に連続して延びる凹条が形成されている一方、かかる凹条に対応して、管内面側には、螺旋状の連続した凸条が設けられると共に、該凸条の頂部において、管内方に突出する突起の複数が、かかる突起の管軸方向における間隔をP1 とし、管の最大外径をD0 としたときに、0.18≦P1 /D0 ≦2.0なる条件を満たすように構成され、更に、該突起の高さをh(mm)とし、該凸条の延びる方向における突起の間隔及び大きさをそれぞれP2 及びWdとしたときに、次式:
    0.05≦h
    0.1≦Wd/P2 ≦0.7
    0.5≦Wd/h≦6.0
    を満足するように、相互に独立して形成され、且つ0.1≦P2 /D0 ≦1.0となるように、該凸条の延びる方向に一定の間隔をもって配列されていることを特徴とする熱交換器用伝熱管。
  2. 前記Wdと前記hとの比:Wd/hが1.0以上となるように構成されている請求項1に記載の熱交換器用伝熱管。
  3. 外管とその管内に収容された内管とからなる二重管式熱交換器において、かかる内管として、請求項1又は請求項2記載の伝熱管が用いられていることを特徴とする二重管式熱交換器。
  4. 請求項1又は請求項2記載の伝熱管を用い、前記第一の流体が高温水とされる一方、前記第二の流体が低温水とされることを特徴とする追焚き用熱交換器。
  5. 請求項1又は請求項2記載の伝熱管を用い、前記第一の流体が低温水とされる一方、前記第二の流体が炭酸ガスを主成分とする冷媒とされることを特徴とする給湯機用水熱交換器。
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