JP2009269195A - 廃流体回収体、流体噴射装置、及び廃流体回収体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃棄される流体である廃流体を排出する排出部材を有する流体噴射装置に対して着脱される際に、前記排出部材が挿抜される開口部を、側壁に有する容器と、前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、前記容器内の、前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、を備えることを特徴とする廃流体回収体。
【選択図】図9
Description
また、上記の廃流体回収体は、廃棄される流体である廃流体を収容する容器と、前記容器内に設けられ前記廃流体を吸収する吸収体と、を備える。これにより、回収した廃流体を吸収し、かつ、収容することができる。
廃棄される流体である廃流体を排出する排出部材を有する流体噴射装置に対して着脱される際に、前記排出部材が挿抜される開口部を、側壁に有する容器と、
前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、
前記容器内の、前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、
を備えることを特徴とする廃流体回収体である。
前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、
前記容器内の、前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、
を備えることを特徴とする廃流体回収体。
このような廃流体回収体によれば、排出部材が、挿抜の際に第1吸収体と第2吸収体の少なくとも一方に接触しやすい。このため、第1吸収体と第2吸収体が、挿抜中の排出部材のガイド機能を果たすため、廃流体回収体を適切に着脱することが可能となる。また、排出部材に付着した廃流体が、排出部材の挿抜中に第1吸収体と第2吸収体によって、拭き取られるため、排出部材に付着した廃流体を適切に除去することが可能となる。
前記容器内の、前記案内溝を下方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を貯留可能な貯留部を有する第3吸収体を備えることが望ましい。
かかる場合には、貯留部があることによって、廃流体が吸収体に吸収される(または、浸透される)までの時間を確保できる。
前記側壁に垂直な方向から前記開口部を見たときに、前記開口部の一部が、前記第1吸収体及び前記第2吸収体の前記側壁に対向する対向部によって塞がれていることが望ましい。
かかる場合には、挿抜中の排出部材が、2つの吸収体により接触しやすくなる。
前記容器内には、前記第1吸収体と前記第2吸収体を含む複数の吸収体が、上下方向に積層された状態で設けられ、
前記第1吸収体と前記第2吸収体は、前記複数の吸収体の中で前記上下方向において最も上方に位置し、
前記複数の吸収体のうちの最も下方に位置する吸収体の形状は、前記第2吸収体の形状と同じであることが望ましい。
かかる場合には、リサイクルの際に、廃流体の吸収度合いが最も小さい第2吸収体を、前記最も下方に位置する吸収体として再利用することができる。
廃棄される流体である廃流体を排出する排出部材と、
前記排出部材から排出された前記廃流体を回収するための、前記流体噴射装置本体に対して着脱可能な廃流体回収体であって、
着脱の際に前記排出部材が挿抜される開口部を側壁に有する容器と、前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、前記容器内の前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、を備える廃流体回収体と、
を具備することを特徴とする流体噴射装置。
このような流体噴射装置によれば、廃流体回収体を適切に着脱し、かつ、排出部材に付着した廃流体を適切に除去することが可能となる。
前記排出部材は、
揺動する際の支点となる基部と、その先端側に設けられ前記廃流体を排出する軸部と、を有し、
前記廃流体回収体の着脱の際に、前記軸部が前記上下方向において上方または下方に移動するように、前記基部を支点として揺動することが望ましい。
かかる場合には、揺動する構成の排出部材に対しても、第1吸収体と第2吸収体の少なくとも一方が、排出部材の挿抜の際に接触しやすいので、上述した効果(廃流体回収体を適切に着脱し、かつ、排出部材に付着した廃流体を適切に除去する効果)が、より有効に奏される。
前記容器内に、前記側壁に対向するように前記第1吸収体及び前記第2吸収体を取り付けるステップであって、
前記第1吸収体に形成された案内溝が、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内できる位置に位置するように、前記第1吸収体を取り付け、
前記案内溝を上方から塞ぐ位置に前記第2吸収体を取り付けるステップと、
を有することを特徴とする廃流体回収体の製造方法。
このような廃流体回収体の製造方法によれば、製造された廃流体回収体を適切に着脱し、かつ、排出部材に付着した廃流体を適切に除去することが可能となる。
図1は、流体噴射装置の一例であるプリンタ1の全体構成のブロック図である。図2Aは、プリンタ1の全体構成の概略図である。図2Bは、プリンタ1の全体構成の断面図である。なお、図2Aには、矢印にて、上下方向、左右方向、及び前後方向が示されている。また、図2B以降の図にて示されるこれら3つの方向は、図2Aに示された方向と一致するものとする。
プリンタ1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、コントローラ60、及びメンテナンスユニット70等を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20等)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を印刷する。プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。コントローラ60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
メンテナンスユニット70は、キャリッジユニット30のホームポジションHP(図2A参照)の下方に設けられている。ここで、ホームポジションHPとは、プリンタ1の電源オフ時やヘッド41をメンテナンスする場合に、キャリッジユニット30が位置する位置(図2Aの右端部)を言う。
インク吸引機構71は、ヘッド41から噴射されたインクを吸引するためのものである。インク吸引機構71は、図3に示すように、キャップ72と、チューブ73と、吸引ポンプ74とを有する。
チューブ73は、キャップ72と廃流体回収体の一例である廃インクタンク200とを繋いでいる。このチューブ73は、廃棄されるインクである廃インクが流れる流路を形成している。吸引ポンプ74は、チューブ73の経路上に設けられ、ヘッド41から噴射されたキャップ72内のインクを、廃インクとして強制吸引するものである。そして、吸引ポンプ74によって強制吸引された廃インクは、チューブ73を流れて、廃インクタンク200内に排出される。
図4は、チューブ支持機構79の分解斜視図である。図5Aは、支持部材90が通常状態を示すチューブ支持機構79の破断正面図である。図5Bは、支持部材90が後退した状態を示すチューブ支持機構79の破断正面図である。図6Aは、支持部材90が上方に揺動した状態を示すチューブ支持機構79の破断正面図である。図6Bは、支持部材90が下方に揺動した状態を示すチューブ支持機構79の破断正面図である。
チューブ支持機構79は、廃インクが流れるチューブ73を支持するためのものである。このチューブ支持機構79は、図4に示すように、基体部80と、組み付け板84と、支持部材90とを有する。以下においては、部品毎に構成を説明する。
基体部80は、直方体状を成している。この基体部80には、水平板部81と、貫通孔82と、チューブ止め部83とが形成されている。
水平板部81は、矩形板状を成しており、基体部80の前壁下部から前方へ向かって延出している。この水平板部81には、左右一対のねじ孔81aが形成されている。そして、各ねじ孔81aには、止めねじ87がねじ止めされる。
貫通孔82として、本実施形態では、3つ設けられている。3つの貫通孔(上側貫通孔82a、中央貫通孔82b、下側貫通孔82c)は、上下方向に並ぶように形成されている。また、図5A及び図5Bに示すように、3つの貫通穴のうちの上側貫通孔82aと下側貫通孔82cの内周面(より具体的には、軸方向中途位置)には、それぞれ内向きのフランジ部82dが形成されている。
チューブ止め部83は、略U字状の形状を成しており、チューブ73を挟み込んで支持する。このチューブ止め部83は、基体部80の前壁の上端部に形成されている。
支持部材90は、剛性を有する樹脂成型品であり、チューブ73を直線状に支持するためのものである。この支持部材90は、基体部80の前面側に位置する。そして、支持部材90は、図4に示すように、軸部の一例である筒状体91と、鍔部92と、円筒部93と、円柱部94と、位置合わせピン97と、垂直板部98とを有している。
垂直板部98は、矩形板状を成しており、鍔部92の前面において位置合わせピン97よりも下方となる位置から前方へ向かって突出している。この垂直板部98の右側面には、接続端子99が取り付けられている。この接続端子99は、図示しないハーネスを介してコントローラ60に接続されている。
組み付け板84は、基体部80の後面側に設けられており、支持部材90を基体部80に組み付けるためのものである。この組み付け板84の中央部には、基体部80の中央貫通孔82bに対応した貫通孔85aが形成されている。また、組み付け板84の貫通孔85aの上側と下側には、それぞれ、ねじ挿通孔85bが形成されている。
そして、基体部80の貫通孔82a、82cから後方に向かって突出した、支持部材90の2つの円柱部94(具体的には、ねじ穴)に対して、ねじ挿通孔85bに挿通させた止めねじ88をねじ止め固定することにより、支持部材90が基体部80に取り付けられることとなる。
本実施形態の支持部材90は、押圧力(外力)が加えられると、移動(揺動)する構成となっている。以下においては、支持部材90が移動(揺動)するメカニズムについて、図5A、図5B、図6A、図6Bを用いて説明する。
プリンタ1には、メンテナンス等の際に、支持部材90に支持されたチューブ73から排出された廃インクを回収するための廃インクタンク200が設けられている。この廃インクタンク200は、流体噴射装置本体であるプリンタ本体(このプリンタ本体は、プリンタ1の中から、メンテナンスユニット70と廃インクタンク200を除いた部分を意味する)に対して着脱可能な構成となっている。そして、プリンタ1には、プリンタ本体に装着された廃インクタンク200を収容するためのタンク収容部11が、設けられている。そこで、以下においては、タンク収容部11の構成について説明した後に、廃インクタンク200の構成について説明する。
タンク収容部11は、図3に示すように、プリンタ本体のフレーム10内の一端部(図2Aでは右端部)において、ホームポジションHPの下方に位置する。このタンク収容部11は、前後方向に沿った直方体状を成している。そして、タンク収容部11は、収容室12と、着脱口14と、開閉扉16とを有する。
図7は、廃インクタンク200の分解斜視図である。図8は、後側壁212に垂直な方向から開口部217を見たときの、廃インクタンク200の正面図である。図9は、筒状体91と4つのインク吸収体との位置関係を示した廃インクタンク200の要部断面図である。図10は、筒状体91とインク吸収体230との関係を示した廃インクタンク200の平面図である。なお、図10では、説明の都合上、インク吸収体250及びフィルム部材260が省略されている。
廃インクタンク200は、図7に示すように、容器210と、4つのインク吸収体220、230、240、250と、フィルム部材260と、CSIC270とを有する。以下においては、部品毎に構成を説明する。
容器210は、廃インクを収容するためのものである。この容器210は、上部が開口した有底箱状を成している。そして、容器210の後側壁212及び左右側壁213、214の各内面の複数箇所には、薄板状を成すリブ215が上下方向に沿って形成されている。また、容器210の内底面の中央よりもやや前側寄りの位置には、円柱状の柱211が設けられている。
4つのインク吸収体220、230、240、250は、容器210内に積層された状態で設けられ、支持部材90に支持されたチューブ73から排出された廃インクを吸収する。また、4つのインク吸収体は、廃インクを吸収するだけで無く、廃インクを浸透させる機能も有している。このため、廃インクが特定のインク吸収体のみに吸収されることを抑制できる。
フィルム部材260は、容器210の上部開口210aの形状に対応した形状に、形成されている。そして、このフィルム部材260は、各インク吸収体が上下方向において積層された状態にある容器210の上部開口210aを覆うように、容器210に接着剤等を介して貼り付けられている。
CSIC270は、廃インクタンク200に関する各種の情報を記憶した素子である。このCSIC270は、左側壁213の副左側壁213bの外面に取り付けられている。そして、廃インクタンク200がプリンタ本体に装着された時には、CSIC270が、支持部材90の接続端子99(図4)と接続される。これにより、コントローラ60は、CSIC270の記憶された前記情報を読み取ることができる。
開口部217は、後側壁212の主後側壁212aを貫通するように形成された円形状の穴(以下、円形穴とも呼ぶ)である接続口217aを、有する。そして、廃インクタンク200の着脱の際に、接続口217aに対して、支持部材90の筒状体91が挿抜される。
上述したように、廃インクタンク200はプリンタ本体に対して着脱される。そして、廃インクタンク200の着脱が実際に行われるタイミングとしては、例えば、インク吸収体のインク吸収量が飽和した状態となった(別言すれば、CSIC270に格納された廃インク容量に達した)ために、廃インクタンク200を交換する時である。以下においては、説明の都合上、廃インクタンク200の装着手順について説明した後に、廃インクタンク200の取り外し手順について説明する。
図11A〜図11Dは、廃インクタンク200の装着時の、廃インクタンク200と支持部材90の位置関係を説明するための模式図である。なお、図11A〜図11Dにおいては、説明の都合上、タンク収容部11が示されていない(後述する図12A〜図12Dにおいても、同様である)。また、支持部材90は、簡略化して図示されている。
図12A〜図12Dは、廃インクタンク200の取り外し時の、廃インクタンク200と支持部材90の位置関係を説明するための模式図である。なお、廃インクタンク200の取り外しは、大まかには、前述した廃インクタンク200の装着手順の逆の手順で行われる。
上述したように、廃インクタンク200は、図9に示すように、(a)廃棄されるインクである廃インクを排出する排出部材(チューブ73と支持部材90)を有するプリンタ本体に対して着脱される際に、前記排出部材が挿抜される開口部217を、主後側壁212aに有する容器210と、(b)容器210内に設けられ、廃インクを吸収するインク吸収体240(第1吸収体に該当する)であって、開口部217から容器210内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝244を有するインク吸収体240と、(c)容器210内の、案内溝244を上方から塞ぐ位置に設けられ、廃インクを吸収するインク吸収体250(第2吸収体に該当する)と、を備える。
次に、上述した構成を有する廃インクタンク200の製造方法(組立方法)について、説明する。図13は、廃インクタンク200の組立方法を説明するためのフローチャートである。
こうして、廃インクタンク200の組立が完了する。そして、組立が完了した廃インクタンク200は、プリンタ本体に装着される。
上述したように、古い廃インクタンク200が取り外された後に、新しい廃インクタンク200が装着される(すなわち、廃インクタンク200が交換される)。そして、資源の節約や環境保護やコストの低減化等の観点から、以下に説明するように、交換された廃インクタンク200のリサイクルを行うことにしている。
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る流体噴射装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
13a 底壁、13b 上壁、14 着脱口、15 軸部、
16 開閉扉、16a 掴み部、16b 係合凸部、
17a 前段面、17b 中段面、17c 後段面、
18a 係止段部、18b 段差部、20 搬送ユニット、
21 給紙ローラ、22 搬送モータ、23 搬送ローラ、
24 プラテン、25 排紙ローラ、30 キャリッジユニット、
31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、40 ヘッドユニット、
41 ヘッド、50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、
52 ロータリー式エンコーダ、53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路、70 メンテナンスユニット、
71 インク吸引機構、72 キャップ、73 チューブ、74 吸引ポンプ、
79 チューブ支持機構、80 基体部、81 水平板部、82a 上側貫通孔、
82b 中央貫通孔、82c 下側貫通孔、82d フランジ部、
83 チューブ止め部、84 組み付け板、85a 貫通孔、85b ねじ挿通孔、
86 コイルスプリング、88 止めねじ、90 支持部材、91 筒状体、
91a 先端側筒状部、91b 非筒状部、91c 挟み爪、91d 大径部、
92 鍔部、93 円筒部、94 円柱部、97 位置合わせピン、
98 垂直板部、99 接続端子、110 コンピュータ、
200 廃インクタンク、210 容器、210a 上部開口、211 柱、
212a 主後側壁、212b 副後側壁、213a 主左側壁、
213b 副左側壁、214 右側壁、215 リブ、216 凹み部、
217 開口部、217a 接続口、218 筒部、219 被係止段部、
220、230、240、250 インク吸収体、
221、231、241、251 切り込み、
222、232、242、252 円形貫通孔、
233、243 矩形貫通孔、
225、235、245、255 対向部、
244 案内溝、244a 周囲の部分、
246 逃げ溝、260 フィルム部材、270 CSIC
Claims (7)
- 廃棄される流体である廃流体を排出する排出部材を有する流体噴射装置に対して着脱される際に、前記排出部材が挿抜される開口部を、側壁に有する容器と、
前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、
前記容器内の、前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、
を備えることを特徴とする廃流体回収体。 - 請求項1に記載の廃流体回収体であって、
前記容器内の、前記案内溝を下方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を貯留可能な貯留部を有する第3吸収体を備えることを特徴とする廃流体回収体。 - 請求項1または請求項2に記載の廃流体回収体であって、
前記側壁に垂直な方向から前記開口部を見たときに、前記開口部の一部が、前記第1吸収体及び前記第2吸収体の前記側壁に対向する対向部によって塞がれていることを特徴とする廃流体回収体。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の廃流体回収体であって、
前記容器内には、前記第1吸収体と前記第2吸収体を含む複数の吸収体が、上下方向に積層された状態で設けられ、
前記第1吸収体と前記第2吸収体は、前記複数の吸収体の中で前記上下方向において最も上方に位置し、
前記複数の吸収体のうちの最も下方に位置する吸収体の形状は、前記第2吸収体の形状と同じであることを特徴とする廃流体回収体。 - 流体噴射装置本体と、
廃棄される流体である廃流体を排出する排出部材と、
前記排出部材から排出された前記廃流体を回収するための、前記流体噴射装置本体に対して着脱可能な廃流体回収体であって、
着脱の際に前記排出部材が挿抜される開口部を側壁に有する容器と、前記容器内に設けられ、前記廃流体を吸収する第1吸収体であって、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内するための案内溝を有する第1吸収体と、前記容器内の前記案内溝を上方から塞ぐ位置に設けられ、前記廃流体を吸収する第2吸収体と、を備える廃流体回収体と、
を具備することを特徴とする流体噴射装置。 - 請求項5に記載の流体噴射装置であって、
前記排出部材は、
揺動する際の支点となる基部と、その先端側に設けられ前記廃流体を排出する軸部と、を有し、
前記廃流体回収体の着脱の際に、前記軸部が前記上下方向において上方または下方に移動するように、前記基部を支点として揺動することを特徴とする流体噴射装置。 - 側壁に開口部を有する容器と、排出部材から廃棄される流体である廃流体を吸収する第1吸収体及び第2吸収体と、を準備するステップと、
前記容器内に、前記側壁に対向するように前記第1吸収体及び前記第2吸収体を取り付けるステップであって、
前記第1吸収体に形成された案内溝が、前記開口部から前記容器内に挿入された前記排出部材を案内できる位置に位置するように、前記第1吸収体を取り付け、
前記案内溝を上方から塞ぐ位置に前記第2吸収体を取り付けるステップと、
を有することを特徴とする廃流体回収体の製造方法。
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