JP2007283545A - 液体噴射装置 - Google Patents

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JP2007283545A JP2006110924A JP2006110924A JP2007283545A JP 2007283545 A JP2007283545 A JP 2007283545A JP 2006110924 A JP2006110924 A JP 2006110924A JP 2006110924 A JP2006110924 A JP 2006110924A JP 2007283545 A JP2007283545 A JP 2007283545A
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nozzle forming
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Fumiyuki Kanai
史幸 金井
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Abstract

【課題】バネ等の弾性部材でキャップ部を支持した場合でも、キャップ部を確実にノズル
形成面に装着でき、クリーニングにおいて吸引不良が生じない液体噴射装置を提供するこ
と。
【解決手段】液体を吐出するノズル開口と、ノズル開口を備えるノズル形成部111と、
を有する液体噴射ヘッド110と、ノズル開口を覆うように配置可能なキャップ部121
と、キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材123と、移動する液体噴射ヘッドにより
押されてキャップ部を揺動させる係止部122と、を有し、弾性部材が、キャップ部の中
心部より係止部に近接する方向に偏心して配置されている液体噴射装置100。
【選択図】図4

Description

本発明は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置に関するものである。
従来より、インクジェット式記録装置には、インクジェット式記録ヘッドが備えられて
いる。また、このインクジェット式記録ヘッドは、近接して配置される記録用紙等にイン
クを吐出するためのノズルが多数形成されているノズルプレートを有している。
このようなインクジェット式記録ヘッドは、インクをノズルからインク滴として記録用
紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズルからのインク溶媒の蒸発に起因するインク粘度
不良の上昇や、インクの固化、塵埃の付着などによりノズルに目詰まりを発生させて、印
刷不良を起こすという問題がある。
そこで、このようなインクジェット式記録装置には、非印刷時にインクジェット式記録
ヘッドのノズルプレートを封止するためのキャップ機構を備えている(例えば、特許文献
1)。
具体的には、特許文献1の図6及び図7に示すように、記録ヘッド(インクジェット式
記録ヘッド)15のノズル形成面(ノズルプレート)15aをキャップ部材22が覆い、
その後、吸引ポンプを駆動させて、ノズル形成面15a等のインクを除去する構成となっ
ている。
また、キャップ部材22がノズル形成面15aを覆うときは、以下のような動作等が実
行される。つまり、ノズル形成面15aを備えた記録ヘッド15を有するキャリッジ1が
、同文献の図6の左から右方向に移動すると、キャップ部材22を有するスライダー23
に設けられている被当接部材27に当接し、スライダー23のガイド突起24がフレーム
25の案内溝47内を登るように移動する。
すると、同文献の図6のキャップ部材22は、その右側を上にして斜めに配置されなが
ら、記録ヘッド15のノズル形成面15aに近づく。そして、先ず、キャップ部材22の
右端がノズル形成面15aに当接し、その後、左端が当接する構成となっている。
これは、キャップ部材22をノズル形成面15aから離間させる際、キャップ部材22
全体を急激に離間させると、ノズルの圧力変化が大きく、ノズル内部のメニスカスを破壊
することから、キャップ部材22を斜めに剥がすことができるようにするための構成であ
る。
特開2002−127433号公報(図6及び図7等)
このようなキャップ部材は、傾斜した位置から、キャリッジ等の移動に伴い、例えば時
計回りに回転し、ノズル形成面と略平行な位置に変化する構成となっている。一方、この
ようなキャップ部材を支持する構成を複雑にすると、コスト増となるので、この構成はで
きるだけ簡易が望ましい。そこで、キャップ部材がバネ等で支持されている場合が多い。
しかし、キャップ部材がバネ等で支持されている場合は、キャップ部材の右端からノズ
ル形成面に当接しない場合がある。図8はこのような状態を示す概略説明図である。
すなわち、図8(a)の被当接部材22aに記録ヘッド15が当接し、被当接部材22
aを図の右側に押しすぎると、図8(b)に示すように、キャップ部材22の左端が先に
当たり、これがため、右側に不要な空間が発生して、ノズルのインク等を正常に吸引でき
ず、吸引不良が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、バネ等の弾性部材でキャップ部を支持した場合でも、キャップ部を
確実にノズル形成面に装着でき、クリーニングにおいて吸引不良が生じない液体噴射装置
を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、液体を吐出するノズル開口と、前記ノズル開口を備える
ノズル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、前記ノズル開口を覆うように配置可能なキ
ャップ部と、前記キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材と、移動する前記液体噴射ヘ
ッドにより押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を有し、前記弾性部材が、前
記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する方向に偏心して配置されていることを特
徴とする液体噴射装置により達成される。
前記構成によれば、キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材と、移動する液体噴射ヘ
ッドにより押されてキャップ部を揺動させる係止部と、を有し、弾性部材が、キャップ部
の中心部より係止部に近接する方向に偏心して配置されている。
このため、弾性部材によって支持されるキャップ部は、係止部に近接する側が係止部か
ら離間する側よりノズル形成部に近接して配置されることになる。
したがって、液体噴射ヘッドが移動し、係止部が液体噴射ヘッドによって押されると、
必ず、キャップ部の中心部より係止部に近接する側が先に、ノズル形成部に当接し、その
後、キャップ部の中心部より係止部から離間する側がノズル形成部に当接することとなる

つまり、従来と異なり、キャップ部の中心部より係止部から離間する側が先にノズル形
成部に当接することがない。このため、キャップ部の中心部より係止部に近接する側とノ
ズル形成部との間に不要な空間が発生せず、キャップ部がノズル形成部等のインクを正常
に吸引できず、吸引不良が発生することを未然に防ぐことができる。
好ましくは、前記弾性部材が複数形成されていることを特徴とする液体噴射装置である

前記構成によれば、弾性部材が複数配置されているので、より安定的にキャップ部を支
持することができる。
前記課題は、本発明では、液体を吐出するノズル開口と、前記ノズル開口を備えるノズ
ル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、前記ノズル開口を覆うように配置可能なキャッ
プ部と、前記キャップ部を揺動可能に支持するバネ部と、移動する前記液体噴射ヘッドに
より押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を有し、前記バネ部と前記キャップ
部との接続部分又はその近傍に配置される前記バネ部の座巻部には、傾斜部が形成され、
前記傾斜部によって、前記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する部分が、前記中
心部より離間する部分より、前記ノズル形成部に近接して配置される構成となっているこ
とを特徴とする記載の液体噴射装置により達成される。
前記構成によれば、バネ部とキャップ部との接続部分又はその近傍に配置されるバネ部
の座巻部には、傾斜部が形成され、キャップ部の中心部より係止部に近接する部分が、中
心部より離間する部分より、ノズル形成部に近接して配置される構成となっている。
このため、液体噴射ヘッドが移動し、係止部が液体噴射ヘッドによって押されると、必
ず、キャップ部の中心部より係止部に近接する部分が先に、ノズル形成部に当接し、その
後、キャップ部の中心部より係止部から離間する部分がノズル形成部に当接することとな
る。
つまり、従来と異なり、キャップ部の中心部より係止部から離間する部分が先にノズル
形成部に当接することがない。このため、キャップ部の中心部より係止部に近接する部分
とノズル形成部との間に不要な空間が発生せず、キャップ部がノズル形成部等のインクを
正常に吸引できず、吸引不良が発生することを未然に防ぐことができる。
前記課題は、本発明によれば、液体を吐出するノズル開口と、前記ノズル開口を備える
ノズル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、前記ノズル開口を覆うように配置可能なキ
ャップ部と、前記キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材と、移動する前記液体噴射ヘ
ッドにより押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を有し、前記キャップ部には
、前記ノズル形成部に対する傾斜角度を保持するための角度保持部が形成され、前記角度
保持部により、前記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する部分が、前記中心部よ
り離間する部分より、前記ノズル形成部に近接して配置される構成となっていることを特
徴とする液体噴射装置により達成される。
前記構成によれば、キャップ部には、ノズル形成部に対する傾斜角度を保持するための
角度保持部が形成され、角度保持部により、キャップ部の中心部より係止部に近接する部
分が、中心部より離間する部分より、ノズル形成部に近接して配置される構成となってい
る。
このため、液体噴射ヘッドが移動し、係止部が液体噴射ヘッドによって押されると、必
ず、キャップ部の中心部より係止部に近接する部分が先に、ノズル形成部に当接し、その
後、キャップ部の中心部より係止部から離間する部分がノズル形成部に当接することとな
る。
つまり、従来と異なり、キャップ部の中心部より係止部から離間する部分が先にノズル
形成部に当接することがない。このため、キャップ部の中心部より係止部に近接する部分
とノズル形成部との間に不要な空間が発生せず、キャップ部がノズル形成部等のインクを
正常に吸引できず、吸引不良が発生することを未然に防ぐことができる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい
種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の液体噴射装置の第1の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置(
以下「記録装置」という)100を示す概略斜視図である。
図1に示すように、記録装置100は、キャリッジ101を有し、このキャリッジ10
1はキャリッジモータ102により駆動されるタイミングベルト103を介し、ガイド部
材104に案内されてプラテン105の軸方向に往復移動されるように構成されている。
図1のキャリッジ101の記録用紙200に対向する側には、後述する液体噴射ヘッド
である例えば、インクジェット式記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)110が搭載
され、その上部には、記録ヘッド110に液体である例えば、インクを供給するブラック
インクカートリッジ106及びカラー用インクカートリッジ107が着脱可能に装填され
ている。
そして、この記録用紙200は、インクの吐出で印字等されるため、図1の印字領域P
に配置される。
また、図1に示すように、記録用紙200が配置されないホームポジションH(非印字
領域)には、キャッピング手段120、吸引ポンプ130そして、ワイピング部材140
が配置されている。
図2は、図1の記録ヘッド110とキャッピング手段120の要部との関係を示す概略
説明図である。
図2の記録ヘッド110の下面にはインクを吐出するノズル開口である例えば、ノズル
を多数備えるノズルプレート110が形成されている。このノズルプレート110は、ノ
ズル形成部の一例となっている。
また、図2のキャッピング手段120は、ノズルを覆うように配置可能なキャップ部1
21を有している。
また、キャップ部121には、移動する記録ヘッド110により押されてキャップ部1
21を揺動させる係止部である例えば、ヘッド位置決め角122が形成されている。この
キャップ部121の揺動動作については、後述する。
また、キャップ部121には、キャップ部121を揺動可能に支持する弾性部材である
例えば、弦巻バネ123が配置されている。
また、このようなキャップ部121や弦巻バネ123等は、フレーム124に配置され
ている。
また、キャップ部121には、図2の右方向に突出するように形成されるフレーム係止
部125a、125bが配置されている。このフレーム係止部125a、125bの動作
等については後述する。
図3は、図2のキャップ部121と弦巻バネ123との関係を示す概略説明図である。
図3に示すように、弦巻バネ123の弦巻バネ中心点Tは、キャップ部121の中心部で
ある例えば、キャップ中心点Cより、図において右側(図1のヘッド位置決め角122側
に近接する方向)に偏心して配置されている。
具体的には、0.5mm乃至1.5mm程度、ヘッド位置決め角122側に近接して配
置されている。
本実施の形態にかかる記録装置10は、以上のように構成されるが、以下、その動作等
について説明する。
図4(a)乃至(c)は、図2の記録ヘッド110とキャッピング手段120等の主な
動作等を示す概略説明図である。
これら図4(a)乃至(c)を用いてキャッピング手段120等の動作等を説明する。
先ず、図1のキャリッジ101の記録ヘッド110をクリーニングするときは、キャリ
ッジ101が図1のホームポジションHへ移動する。
一方、記録ヘッド110が印字領域Pに配置されているときのキャッピング手段120
は、図4(a)のような状態となっている。
すなわち、キャップ部121は、弦巻バネ123によって図の上側に向かって付勢され
ているが、フレーム係止部125a、125bによってフレーム124に当接して係止さ
れている。フレーム124はフレーム係止部125aの当接する側がフレーム係止部12
5bの当接する側より高く形成されている。そのため、キャップ部121のヘッド位置決
め角122側(図4(a)の右側)が、図4(a)の左側(キャップ中心点Cよりヘッド
位置決め角122から離間する側)より上方に位置する。つまり、キャップ部121が、
図の右上上がりに斜めに配置されることになる。そして、キャップ部121の右側が記録
ヘッド110に近接することになる。
キャップ部121には、弦巻バネ123がキャップ中心点Cよりヘッド位置決め角12
2側に0.5mm乃至1.5mm程度偏心して配置されている。この状態では、キャップ
部121のヘッド位置決め角122側(図4(a)の右側)には、図4(a)の左側(キ
ャップ中心点よりヘッド位置決め角122から離間する側)より大きなバネ荷重がかかっ
ている構成となっている。
この状態のキャッピング手段120に対して、図4(a)の記録ヘッド110が矢印X
方向に移動すると、やがて、図4(b)に示すように、記録ヘッド110がヘッド位置決
め角122に当接し、ヘッド位置決め角122を押すことになる。
このとき、キャリッジ101の位置制御の精度や、関係する各部品の精度により、記録
ヘッド110のヘッド位置決め角122を押しすぎても、キャップ部121の右側が図の
左上上がり状態にならない。
この状態で、図示しないフレーム駆動機構(例えばモータ等)でフレーム124を図の
上側に移動させると、キャップ部121も上側に移動する。このとき、ヘッド位置決め角
122は記録ヘッド110の側面に沿って上側に移動する。すると、キャップ部121の
右側が記録ヘッド110のノズルプレート111に当接する。さらにフレーム124を上
側に移動させると、図4(c)に示すようにフレーム係止部125aがフレーム124か
ら下方に離れる。
また、さらにフレーム124を上側に移動させると、キャップ部121は弦巻バネ12
3に支持されて、ノズルプレート111に当接しているキャップ部121の右側を中心と
して図の矢印R方向(時計回り方向)に揺動を開始し、やがて、図2に示すように、キャ
ップ部121の左側がノズルプレート111に当接して、キャップ部121によってノズ
ルが覆われる状態となる。
したがって、その後、図1の吸引ポンプ130を駆動させると、キャップ部121とノ
ズルプレート111で形成される空間は負圧状態となり、ノズル等の不要インクが吸引ポ
ンプ130によって排出されることになる。
このように、本実施の形態では、必ず、キャップ部121の右側(ヘッド位置決め角1
22側)が先に、記録ヘッド110のノズルプレート111に当接し、その後、キャップ
部121の左側がノズルプレート111に当接する。このため、従来のように、キャップ
部がノズルを覆うことができず、吸引ポンプを駆動させても、負圧が発生せず、正常なイ
ンク吸引ができないという事態の発生を未然に防ぐことができる。
また、図1のホームポジションHで、クリーニング動作等が終了し、図2の状態から図
示しないフレーム駆動機構でフレーム124を図の下側へ移動させると、先ず、フレーム
係止部125bとフレーム124が当接して、キャップ部121は弦巻バネ123に支持
された状態で、矢印L方向(反時計回り)に揺動する。こうしてまず最初にキャップ部1
21の左側がノズルプレート111から離間し、さらにフレーム124を下側へ移動させ
ると、フレーム係止部125bとフレーム124が当接して、キャップ部121の右側が
離間する。したがって、キャップ部121を斜め剥がしすることができる。
そのため、キャップ部121を一度に剥がすことでノズルに生じる大きな圧力変化を回
避できるので、ノズル内部のメニスカスを破壊することなく、キャップ部121を記録ヘ
ッド110から外すことができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段220の主な構
成を示す概略説明図である。
本実施の形態の記録装置及びキャッピング手段220の多く構成は、上述の第1の実施
の形態の構成と同様であるため、同一の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違
点を中心に説明する。
図5に示すように、キャップ部121は、複数、例えば2つの弦巻バネ223a、22
3bによって支持されている。
このため、本実施の形態では、弦巻バネ223a、223bが、キャップ部121をよ
り安定的に支持できる構成となっている。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段320の主な構
成を示す概略説明図である。
本実施の形態の記録装置及びキャッピング手段320の多く構成は、上述の第1の実施
の形態の構成と同様であるため、同一の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違
点を中心に説明する。
図6に示すように、キャップ部121を支持している弦巻バネ323の上端部及び下端
部には、座巻部323a、323bがそれぞれ形成されている。
このうち、例えば、キャップ部121との接続部分である座巻部323aには、傾斜部
が形成されている。具体的には、図6に示すように、座巻部323aにおける長さが1m
m乃至1,5mmとなるように構成される。
この傾斜部によって、キャップ部121のキャップ中心点Cよりヘッド位置決め角12
2に近接する部分である図の右側部分が、キャップ中心点Cより離間する部分である図の
左側部分より、ノズルプレート111に近接して配置することができる構成となっている
したがって、第1の実施の形態と同様に、必ず、キャップ部121の右側(ヘッド位置
決め角122側)が先に、記録ヘッド110のノズルプレート111に当接し、その後、
キャップ部121の左側がノズルプレート111に当接する。
このため、従来のように、キャップ部がノズルを覆うことができず、吸引ポンプを駆動
させても、負圧が発生せず、正常なインク吸引ができないという事態の発生を未然に防ぐ
ことができる。
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段420の主な構
成を示す概略説明図である。
本実施の形態の記録装置及びキャッピング手段420の多く構成は、上述の第1の実施
の形態の構成と同様であるため、同一の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違
点を中心に説明する。
図7に示すように、キャップ部421には、ノズルプレート111に対する傾斜角度を
保持するための角度保持部421aが形成されている。
すなわち、図7に示すように、キャップ部421の右側(ヘッド位置決め角122側)
の底部が左側より下方に突出し、底面が右下に向かって斜めになるように形成されている
。この突出量は、例えば1mm乃至1.5mmとなっている。
したがって、第1の実施の形態と同様に、必ず、キャップ部421の右側(ヘッド位置
決め角122側)が先に、記録ヘッド110のノズルプレート111に当接し、その後、
キャップ部421の左側がノズルプレート111に当接する。
このため、従来のように、キャップ部がノズルを覆うことができず、吸引ポンプを駆動さ
せても、負圧が発生せず、正常なインク吸引ができないという事態の発生を未然に防ぐこ
とができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。また、本発明は、インクジェット式記録
装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等
のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(
面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装
置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の液体噴射装置の第1の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置を示す概略斜視図である。 図1の記録ヘッドとキャッピング手段の要部との関係を示す概略説明図である。 図2のキャップ部と弦巻バネとの関係を示す概略説明図である。 図2の記録ヘッドとキャッピング手段等の主な動作等を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段の主な構成を示す概略説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段の主な構成を示す概略説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係る記録装置のキャッピング手段の主な構成を示す概略説明図である。 従来のキャップ部材等の構成を示す概略説明図である。
符号の説明
100・・・インクジェット式記録装置、101・・・キャリッジ、102・・・キャリ
ッジモータ、103・・・タイミングベルト、104・・・ガイド部材、105・・・プ
ラテン、106・・・ブラックインクカートリッジ、107・・・カラー用インクカート
リッジ、110・・・インクジェット式記録ヘッド、111・・・ノズルプレート、12
0・・・キャッピング手段、121・・・キャップ部、122・・・ヘッド位置決め角、
123・・・弦巻バネ、124・・・フレーム、125a、125b・・・フレーム係止
部、130・・・吸引ポンプ、140・・・ワイピング部材、200・・・記録用紙、C
・・・キャップ中心点、H・・・ホームポジション、T・・・弦巻バネ中心点、P・・・
印字領域

Claims (4)

  1. 液体を吐出するノズル開口と、
    前記ノズル開口を備えるノズル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズル開口を覆うように配置可能なキャップ部と、
    前記キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材と、
    移動する前記液体噴射ヘッドにより押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を
    有し、
    前記弾性部材が、前記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する方向に偏心して配
    置されていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記弾性部材が複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 液体を吐出するノズル開口と、
    前記ノズル開口を備えるノズル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズル開口を覆うように配置可能なキャップ部と、
    前記キャップ部を揺動可能に支持するバネ部と、
    移動する前記液体噴射ヘッドにより押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を
    有し、
    前記バネ部と前記キャップ部との接続部分又はその近傍に配置される前記バネ部の座巻
    部には、傾斜部が形成され、
    前記傾斜部によって、前記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する部分が、前記
    中心部より離間する部分より、前記ノズル形成部に近接して配置される構成となっている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  4. 液体を吐出するノズル開口と、
    前記ノズル開口を備えるノズル形成部と、を有する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズル開口を覆うように配置可能なキャップ部と、
    前記キャップ部を揺動可能に支持する弾性部材と、
    移動する前記液体噴射ヘッドにより押されて前記キャップ部を揺動させる係止部と、を
    有し、
    前記キャップ部には、前記ノズル形成部に対する傾斜角度を保持するための角度保持部
    が形成され、
    前記角度保持部により、前記キャップ部の中心部より前記係止部に近接する部分が、前
    記中心部より離間する部分より、前記ノズル形成部に近接して配置される構成となってい
    ることを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190262A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Epson Corp 流体噴射装置のメンテナンス方法
US8388100B2 (en) 2009-10-20 2013-03-05 Seiko Epson Corporation Head repairing apparatus and fluid ejecting apparatus
CN107097525A (zh) * 2012-09-12 2017-08-29 领新印刷技术有限公司 喷墨打印头和盖

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