JP2009268663A - 流水検知装置 - Google Patents
流水検知装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009268663A JP2009268663A JP2008121085A JP2008121085A JP2009268663A JP 2009268663 A JP2009268663 A JP 2009268663A JP 2008121085 A JP2008121085 A JP 2008121085A JP 2008121085 A JP2008121085 A JP 2008121085A JP 2009268663 A JP2009268663 A JP 2009268663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- valve
- check valve
- movable part
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
【解決手段】逆止弁11と、この逆止弁11を介して流入する水圧により遅延機構21を介して逆止弁11への流水を検知する圧力スイッチ12とを有する流水検知装置である。遅延機構21は、可動部30と従動部31とを備えている。可動部30は、逆止弁11を介して水圧が加わる間可動する。一方、従動部31は、可動部30の動作に従動し、可動部30の一定時間に満たない動作時には動作の途中で可動部30と共に元の状態にリセットされ、可動部30の一定時間以上の動作時に動作を完了してリミットスイッチ42等の接点42aをオンにする。
【選択図】 図4
Description
集合住宅用の流水検知装置は、各戸に1つずつ設置され、管径サイズが、例えば、40Aの小口径に限定されている。この流水検知装置は、一般的に、弁体動作時において、流水によって作動する弁軸から直接信号を検知する構造になっている。
一方、一般ビル用の流水検知装置は、建物の規模や配管設備の性能に応じて、例えば、65Aの大流量の管径サイズが利用され、各フロアのスプリンクラー設備をまとめるような設置が可能になっている。この流水検知装置は、このような大口径サイズであることにより、微小な弁開度でも50L/minを超える流量となり、弁軸から信号を検出する構造に設けることが困難になっている。そのため、この流水検知装置は、一般的に、逆止弁の弁座から水を導き、この水圧を利用して信号を検知する構造になっている。
この瞬間的圧力変動時による誤作動は、細則等により制限されており、このため、通常、流水検知装置には瞬間的な圧力変動による作動を防ぐために反応を鈍感にする遅延機構が設けられている。遅延機構は、一定時間流水が継続しない場合に検知信号を発しないようになっており、これにより、瞬間的圧力変動や漏水などの少量の水が流れた時の誤作動が回避される。
非火災時などの一定時間流水が継続しない場合、いわゆる、非流水時には、信号水取り入れ口から流入した水の一部がチャンバーの下方に設けられたオリフィスから直接排出され、また、残りの水は一端チャンバー内の途中まで流入した後にその自重によりオリフィスから排出される。
一方、非火災時においては、弁体動作中に気室内に吸い込まれた空気が気室内と連通した逃し弁から放出され、ダイヤフラムと可動部材とが下降するようになっている。
そして、逆止弁内の流水が停止すると、図9(c)に示すように、作動プレート体5が図示しないスプリング部材の弾発力によって図の左方に移動し、作動プレート体により作動部4が押圧されて復帰位置まで戻される。このようにして、復帰時にはエアフラム1が作動プレート体により元の状態に押しつぶされるようになっている。
また、この種のチャンバー構造の流水検知装置は、上記のようにチャンバー内への所定量の水の蓄積によって所定の時間を経過させる構造であるため、タンクが大型になって広い設置場所を必要としていた。
また、これを解消するために、エアフラム1を押圧する力(作動プレート体による押圧力)を大きくして復帰時にオリフィス孔2からエアを早く抜くことが考えられるが、この場合には、吸気時のエアの蓄積時間を幾分短くすることはできるものの完全にエアの蓄積を無くすことはできない。また、別の解消手段として、オリフィス孔2の穴径を大きくしてエアの蓄積を防ぐことが考えられるが、この場合には、遅延時間も短くなってしまうため、却って誤作動を生じやすくなる。
図1ないし図3、図7においては、本発明における流水検知装置を示している。本発明の流水検知装置本体(以下、装置本体)10は、例えば、図示しない消火設備の放水流路においてスプリンクラーの一次側に設置され、スプリンクラーの動作により放水流路に所定量の水が一定時間に亘って継続して流れたときに開放状態を維持して信号を検知する。
ダイヤフラム32の上面中央にはプレート状の座金33が固着され、更に、この座金33の中央には出力軸34が一体に固着されている。
この構造により、出力軸34は、消火設備への非流水時にはスプリング35により下方に付勢した状態が保持され、一方、消火設備に流水があり、ダイヤフラム32が上方に移動したときにこの移動に伴ってスプリング35の弾発力に抗して押し上げられる。
保持プレート36は、穴部36aを介して出力軸34の環状段部34cに接続され、出力軸34の上下移動によりシャフト41が支点となってこの支点を中心に回動して先端部36cが上下動するようになっている。なお、図示しないが、シャフト41の両端部は、ケーシング20内に設けられた部品取付け用の枠体に固定されている。
図4、5において、従動部31は、ロータリーダンパ43、作動プレート44、錘45を有している。
錘45は、所定の重さからなり、作動プレート44の図示しない取付穴に固定用ボルト等により取付けられる。取付穴は、長孔状、又は、複数箇所に設けられ、この取付穴の任意の位置に錘45を取付け可能になっている。このため、錘45の取付け位置を調整するか、又は、錘45の重さを変えることにより、ロータリーダンパ43の負荷に対する作動プレート44の回転速度を調節可能になっている。
図示しないが、回転軸46を回転させるものであれば、錘45の代わりに図示しないコイルスプリングやゴム等の弾性体を用いることもできる。
また、ボデー55内部の装着部58の二次側には、外部と連通する分岐口61が形成されている。
Oリング64は、装着部58と弁座57との間に装着され、ボデー55と弁座57との間をシールしている。
ボール74は、流入口55a側から流出口55b側に水が流れたときに、図3における二点差線に示すように上方に移動して流水路73を開放して小流量の水を流し、一方、流出口55b側から流入口55a側に水が流れようとしたときに流水路73を塞ぐことで逆止機能を発揮する。
排水路80は、図8に示すように、逆止弁11の分岐口61と連通する位置から下方に排水可能な形状に形成される。排水弁13は、この排水路80を通じて逆止弁11の二次側に蓄積した水を排水可能になっている。排水路80の入口側にはバタフライ弁83が設けられ、このバタフライ弁83のバタフライ弁体84は、外部のハンドル85によって手動で開閉可能である。
通常時(非流水時)には、上記の装置本体10の一次側と二次側には水が満たされており、弁体56は閉じた状態にある。このとき、弁体56のジスクは弁座57に着座し、弁体56には外方から圧力が加わった状態にあるため、貫通孔63はジスクによって塞がれている。
この遅延時間は、例えば、10秒程度に設定することが望ましいが、装置本体10の設置場所や使用条件などによって適宜設定すればよい。
一方、一定時間の流水、例えば、10秒間の流水があったときには、可動部30の動作に従って従動部31が動作を完了することで、一定の遅延時間後にリミットスイッチ42をオンにして確実に流水を検知することができる。
しかも、貫通穴28から流入があったことをダイヤフラム32の変形により伝達するようにしているので、圧力スイッチ12全体が大型化することを防ぎ、狭い設置場所にも設置可能である。
上記実施形態においては、流水検知装置における逆止弁11をスイング式としているが、この逆止弁として、リフト式を用いることもできる。
11 逆止弁
12 圧力スイッチ
13 排水弁
21 遅延機構
30 可動部
31 従動部
32 ダイヤフラム
34 出力軸
35 スプリング
36 保持プレート
36c 先端部
41 シャフト(支点)
42 リミットスイッチ
42a 接点
43 ロータリーダンパ
44 作動プレート
45 錘
46 回転軸
49 押圧部
50 自由端部
55 ボデー
60 流入孔
80 排水路
81 通水路
82 連通孔
83 バタフライ弁
86 ストレーナ
90 ボール弁
Claims (8)
- 逆止弁と、この逆止弁を介して流入する水圧により遅延機構を介して前記逆止弁への流水を検知する圧力スイッチとを有する流水検知装置であって、前記遅延機構は、前記逆止弁を介して水圧が加わる間可動する可動部と、この可動部の動作に従動し、前記可動部の一定時間に満たない動作時には動作の途中で前記可動部と共に元の状態にリセットされ、前記可動部の一定時間以上の動作時に動作を完了してリミットスイッチ等の接点をオンにする従動部とを備えたことを特徴とする流水検知装置。
- 前記可動部は、上方に変形可能なダイヤフラムと、このダイヤフラムの上方移動に伴ってスプリングの弾発力に抗して上方に移動する出力軸と、この出力軸に接続されて出力軸の上下移動により支点を中心として回動して先端部が上下に移動する保持プレートとを有し、一方、前記従動部は、一方向の回転の負荷が他方向の回転の負荷よりも大きい回転軸を有するロータリーダンパと、前記回転軸に固定されこの回転軸を中心として回転したときに前記リミットスイッチの接点を押圧可能な押圧部を一方側、自由端部を他方側に有する作動プレートと、前記自由端部に取付けられて通常時は前記保持プレート先端部に支えられ、前記出力軸の上方移動に伴って前記保持プレート先端部が下方移動したときに自重により前記作動プレートを回転させる錘とを有する請求項1に記載の流水検知装置。
- 前記錘を前記自由端部の任意の位置に取付けるか、又は、前記錘の重さを変えることにより、前記作動プレートが回転するときの回転速度を調節した請求項2に記載の流水検知装置。
- 前記逆止弁と圧力スイッチとの間に排水弁を設け、この排水弁は、前記逆止弁の一次側に充填されている水を前記逆止弁の弁閉時に排水する排水路と、前記逆止弁の弁開時にこの逆止弁のボデー内に形成された流入孔を介して水が流入して前記遅延機構の可動部に水圧を加えることが可能な通水路と、この通水路と前記排水路とを連通し通水路を流れる水の一部を前記排水路に排水する連通孔とを有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の流水検知装置。
- 前記流入孔の流路面積を前記連通孔の流路面積よりも大径に設けた請求項4に記載の流水検知装置。
- 前記通水路と連通孔との間にゴミ等の異物をろ過するストレーナを設けた請求項4又は5に記載の流水検知装置。
- 前記通水路におけるストレーナの上流側にボール弁を設けた請求項6に記載の流水検知装置。
- 前記排水路の入口側にバタフライ弁を設けた請求項4乃至7の何れか1項に記載の流水検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008121085A JP2009268663A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 流水検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008121085A JP2009268663A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 流水検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009268663A true JP2009268663A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41435742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008121085A Pending JP2009268663A (ja) | 2008-05-07 | 2008-05-07 | 流水検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009268663A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152182A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
JP2011156142A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10142251A (ja) * | 1996-11-12 | 1998-05-29 | Yamato Protec Co | 流水検知装置 |
JP2007050067A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
JP2007333087A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Toyo Valve Co Ltd | 流水検知装置 |
-
2008
- 2008-05-07 JP JP2008121085A patent/JP2009268663A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10142251A (ja) * | 1996-11-12 | 1998-05-29 | Yamato Protec Co | 流水検知装置 |
JP2007050067A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
JP2007333087A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Toyo Valve Co Ltd | 流水検知装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152182A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
JP2011156142A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Senju Sprinkler Kk | 流水検知装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2666533C (en) | Double check back flow prevention device | |
TWI503144B (zh) | Water detection device | |
JP2011036530A (ja) | 消火設備の流水検知装置 | |
JP2009268663A (ja) | 流水検知装置 | |
JP2008086393A (ja) | 予作動式流水検知装置 | |
JP4796898B2 (ja) | 流水検知装置 | |
JP2009136432A (ja) | 流水検知装置 | |
JP2010233894A (ja) | スプリンクラ消火設備 | |
JP4892311B2 (ja) | 住宅用スプリンクラー設備 | |
KR200260319Y1 (ko) | 체크밸브 | |
US6962318B1 (en) | Pulsed input shutoff valve | |
KR20190010930A (ko) | 소방용 체크밸브 개도를 조절하는 콘드롤 장치가 설치된 복합체크밸브 | |
JP2004275647A (ja) | 緊急遮断機能付き湿式流水検知装置 | |
JP3933295B2 (ja) | 流水検知装置付きスプリンクラ設備 | |
JP2006055212A (ja) | 流水検知装置および該流水検知装置が設けられたスプリンクラー設備 | |
US20080295897A1 (en) | Dual range flow sensor | |
JP4616418B1 (ja) | 流水検知装置 | |
JPH02196Y2 (ja) | ||
JPH11283146A (ja) | スプリンクラ設備を利用した漏水・停滞水の報知システム | |
JP3969472B2 (ja) | 消火設備 | |
JPH11153300A (ja) | 漏水検知機能付き減圧式逆流防止装置 | |
JP6270464B2 (ja) | 流水検知装置 | |
JP2005040451A (ja) | 流水検知装置 | |
JP2003278191A (ja) | 減圧逆流防止装置 | |
JP5520296B2 (ja) | 流水検知装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110502 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20120130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120321 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120807 |