JP2009267806A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ性能を維持しつつ、2つのコリニアアンテナを1つの場合と同じ長さで実現することができるアンテナ装置を得る。
【解決手段】細長い地導体5と、地導体5と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で地導体5に短絡された細長い第1の放射素子1と、地導体5に対して第1の放射素子1と反対側の線対称の位置に、地導体5と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で地導体5に短絡された細長い第2の放射素子2と、第1の放射素子1に対して地導体5と反対側に、第1の放射素子1と同一平面内に平行に配置された細長い第3の放射素子3と、地導体5に対して第3の放射素子3と反対側の線対称の位置に、地導体5と同一平面内に平行に配置された細長い第4の放射素子4と、地導体5及び第1の放射素子1の間に接続された第1の給電線6と、第1の放射素子1及び第3の放射素子3の間に接続された第2の給電線7とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、携帯電話等の基地局に用いられるアンテナ装置に関するものである。
携帯電話の基地局アンテナとして、アンテナ素子を大地に対して垂直方向に配列したコリニアアレーアンテナが用いられる。複数の無線システムに対応するため、複数帯域に対応したコリニアアレーアンテナが求められている。また、風圧加重の観点から、アンテナ性能を維持しつつ、アンテナ長を短くすることが求められている。さらに、1つの基地局で全方向をカバーするために、水平方向で無指向性のアンテナが求められている。
従来のアンテナ装置について図11を参照しながら説明する。図11は、従来のアンテナ装置の構成を示す図である(例えば、特許文献1参照)。
図11に示されたアンテナ装置は、2つのコリニアアレーアンテナを一体に構成するためのものである。このアンテナ装置では、ダイバーシチを実現するため、2つのコリニアアレーアンテナを同一周波数にて動作させるものであるが、この周波数を異なるように設計することで複数帯域に対応することが可能となる。
図11において、第1のコリニアアンテナ21と第2のコリニアアンテナ22が上下方向に配置されている。第1のコリニアアンテナ21は多段同軸ダイポールで構成されており、同軸の内導体の内側に第2のコリニアアンテナ22のための給電線が配置されている。本構成のアンテナ装置では、第2のコリニアアンテナ22の給電線が第1のコリニアアンテナ21の放射電波が弱い部分に配置されるため、第2のコリニアアンテナ22の給電線が第1のコリニアアンテナ21の放射パターンを乱すことがないという利点がある。また、アンテナ全体が軸対称構造を有しているため、水平面内において無指向性が得られるという利点がある。
特開平5−267932号公報
しかしながら、上述したような従来のアンテナ装置では、2つのアンテナが上下方向に配置されているため、同じアンテナ利得を得るために2倍の長さが必要という問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、アンテナ性能を維持しつつ、2つのコリニアアンテナを1つの場合と同じ長さで実現することができるアンテナ装置を得るものである。
この発明に係るアンテナ装置は、細長い地導体と、前記地導体と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で前記地導体に短絡された細長い第1の放射素子と、前記地導体に対して前記第1の放射素子と反対側の線対称の位置に、前記地導体と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で前記地導体に短絡された細長い第2の放射素子と、前記第1の放射素子に対して前記地導体と反対側に、前記第1の放射素子と同一平面内に平行に配置された細長い第3の放射素子と、前記地導体に対して前記第3の放射素子と反対側の線対称の位置に、前記地導体と同一平面内に平行に配置された細長い第4の放射素子と、前記地導体及び前記第1の放射素子の間に接続された第1の給電線と、前記第1の放射素子及び前記第3の放射素子の間に接続された第2の給電線とを設けたものである。
この発明に係るアンテナ装置は、アンテナ性能を維持しつつ、2つのコリニアアンテナを1つの場合と同じ長さで実現することができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7とが設けられている。
地導体5は、細長い長方形で構成されており、長さ(図上縦方向)、幅(図上横方向)にくらべて厚み(図上奥行き方向)が十分に薄い平面状の銅等の金属の導体から構成される。この地導体5の幅の両端からλ/100程度の距離をそれぞれ離して、地導体5と同一平面内に、かつ地導体5の長手方向に対して左右対称(線対称)になるように、第1の放射素子1と、第2の放射素子2とをそれぞれ配置する。ここで、λは第1の周波数に於ける波長である。すなわち、地導体5と第1の放射素子1の間の空間の距離、地導体5と第2の放射素子2の間の空間の距離がλ/100程度である。
第1の放射素子1と第2の放射素子2は、細長い長方形で構成されており、長さ方向にはλ/2程度の電気長を有している。第1の放射素子1と第2の放射素子2は、長手方向の中央付近で、地導体5の短絡部を通じて、地導体5に導通されている。
地導体5と第1の放射素子1の間に第1の給電線6を配置する。この第1の給電線6は、第1の放射素子1の長手方向の中央付近からλ/10程度離れた位置に配置される。
第1の放射素子1の幅の左端、第2の放射素子2の幅の右端からλ/100程度の距離を離して、地導体5と同一平面内に、かつ地導体5の長手方向に対して左右対称(線対称)になるように、かつ第1の放射素子1に対して地導体5とは反対側になる部分に第3の放射素子3を、第2の放射素子2に対して地導体5とは反対側になる部分に第4の放射素子4をそれぞれ配置する。また、第1から第4の放射素子1〜4の長手方向の中心は、地導体5の幅方向に対してそろうように配置される。ここで、λは第2の周波数に於ける波長である。すなわち、第1の放射素子1と第3の放射素子3の間の空間の距離、第2の放射素子2と第4の放射素子4の間の空間の距離がλ/100程度である。
第3の放射素子3と第4の放射素子4は、細長い長方形で構成されており、長さ方向にはλ/2程度の電気長を有している。
第1の放射素子1と第3の放射素子3の間に第2の給電線7を配置する。この第2の給電線7は、第3の放射素子3の長手方向の中央付近からλ/10程度はなれた位置に配置される。
つぎに、この実施の形態1に係るアンテナ装置の動作(原理)について図面を参照しながら説明する。図2は、図1に示した放射素子上の電流分布及びその近傍の電界分布を表す図である。
図2(a)は、第1の給電線6を給電した場合の動作を表しており、第1の周波数において使用する場合を表している。また、図2(b)は、第2の給電線7を給電した場合の動作を表しており、第2の周波数において使用する場合を表している。図2(a)及び(b)において、点線の矢印は電流の方向を表しており、実線の矢印は電界の方向を表している。電界の矢印に関してはその長さが電界強度を表している。
第1の放射素子1は、地導体5に対してλ/100程度に近接して配置されており、第1の放射素子1と地導体5に挟まれた間隙部に第1の周波数の半波長で共振する第1の共振空間を構成する。第1の給電線6は、第1の放射素子1の長手方向の中央付近からλ/10程度離れた位置に配置されているため、第1の周波数において図2(a)のような電流分布、および電界分布を生じる。以上のことは、たとえば”羽石、平澤、鈴木著、「小形・平面アンテナ」、コロナ社”のp91に記載された方形マイクロストリップアンテナと同様な動作である。第1の共振空間における電界分布は、第1の放射素子1の長手方向の中央付近において電界が0になるため、その部分で地導体5と短絡してもその動作は変化しない。
第2の放射素子2と地導体5に挟まれた間隙部にも同様に、第1の周波数の半波長で共振する第2の共振空間を構成する。この第2の共振空間には給電線が配置されていないが、第1の共振空間から波長λに比べて十分小さい距離にあるため、第1の共振空間との電磁結合により給電される。第1の共振空間と第2の共振空間が地導体5の幅方向に対して対称に配置されるため、これらの共振空間から放射された放射パターンは、地導体5の長手方向に垂直な面内においてほぼ無指向性となる。
第3の放射素子3は、第1の放射素子1に対してλ/100程度に近接して配置されており、第3の放射素子3と第1の放射素子1に挟まれた間隙部に第2の周波数の半波長で共振する第3の共振空間を構成する。第2の給電線7は、第3の放射素子3の長手方向の中央付近からλ/10程度離れた位置に配置されているため、第2の周波数において図2(b)のような電流分布、および電界分布を生じる。
第4の放射素子4と第2の放射素子2に挟まれた間隙部にも同様に、第2の周波数の半波長で共振する第4の共振空間を構成する。この第4の共振空間には給電線が配置されていないが、第3の共振空間から波長λに比べて十分小さい距離にあるため、第3の共振空間との電磁結合により給電される。第3の共振空間と第4の共振空間が地導体5の幅方向に対して対称に配置されるため、これらの共振空間から放射された放射パターンは、地導体5の長手方向に垂直な面内においてほぼ無指向性となる。
図1のアンテナ装置を基地局アンテナに適用する場合、第1〜第4の放射素子1〜4、および第1の給電線6、第2の給電線7を地導体5の長手方向に並べてコリニアアレーアンテナを構成する。その際には、地導体5に、各放射素子へ給電される、図示されていない給電線が配置される。第1の給電線6は、地導体5上に設けられているため、前記給電線に対して直接接続することが可能である。一方、第2の給電線7は、地導体5に直接接続されていないため、前記給電線に直接接続することができない。しかし、第1の放射素子1は、長手方向の中央付近で地導体5に導通されているため、この部分を介して前記給電線と第2の給電線7を接続することが可能となる。
以上の構成のアンテナ装置では、第1の周波数で動作する第1の共振空間、及び第2の共振空間と、第2の周波数で動作する第3の共振空間、及び第4の共振空間を、地導体5の長手方向に対して同一の場所に構成することが可能であり、アンテナの全長を短くすることが可能となる。また、アンテナ構成の対称性から、地導体5の長手方向に垂直な面内においてほぼ無指向性となる。
なお、上記では地導体5や各放射素子1〜4を細長い平面状(平板状)として説明したが、これらのものを線状導体、棒状導体、筒状導体等に置き換えても同様な動作をする。また、地導体5や各放射素子1〜4、各給電線6、7を基板上の導体膜により構成することも可能である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
図3において、この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7と、第3の給電線8と、第4の給電線9とが設けられている。
この実施の形態2に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態1と同様であるため、ここでは実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態2では、実施の形態1の構成に、第3の給電線8と第4の給電線9が追加されている。第2の共振空間は、第3の給電線8により給電され、第4の共振空間は、第4の給電線9により給電される。そのため、共振空間1と2、および共振空間3と4が等しく給電されるため、アンテナの放射パターンの対称性が、実施の形態1にくらべて改善されるという利点が生じる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置について図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図5は、図4に示す地導体の長手方向に対する中央付近における断面図である。
図4及び図5において、この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7と、第1の筒状導体10と、第2の筒状導体11とが設けられている。
この実施の形態3に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態1と同様であるため、ここでは実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態3では、実施の形態1の構成に、四角筒導体や円筒導体などの第1の筒状導体10と第2の筒状導体11が追加されている。この場合、地導体5と第1の筒状導体10の間隙部に第5の共振空間が形成され、第1の共振空間および第2の共振空間は第5の共振空間に統合される。
同様に、第1の筒状導体10と第2の筒状導体11の間隙部に第6の共振空間が形成され、第3の共振空間および第4の共振空間は第6の共振空間に統合される。この場合、第5および第6の共振空間は、地導体5の周囲全体にわたって構成されるため、上記の実施の形態1に比べて、地導体5の長手方向に垂直な面内においてより精度の高い無指向性が得られるという利点が生じる。
なお、ここでは、第1の放射素子1および第2の放射素子2に第1の筒状導体10を追加した形状について説明したが、第1の放射素子1と第2の放射素子2を第1の筒状導体10で置き換えたものでも同様に動作する。同様に、第3の放射素子3と第4の放射素子4を第2の筒状導体11で置き換えても良い。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置について図6を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
図6において、この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7とが設けられている。また、地導体5の短絡部と第1の放射素子1に切り欠き部12が設けられている。
この実施の形態4に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態1と同様であるため、ここでは実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態4では、実施の形態1の構成に加えて、第1の放射素子1に切り欠き部12が設けられており、第2の給電線7は切り欠き部12をまたぐように配置される。
切り欠き部12には第2の給電線7により磁流が誘起され、この磁流との電磁結合により第3の共振空間が給電される。
この実施の形態4では、第3の放射素子3と第1の放射素子1の間を第2の給電線7により物理的に接続する必要がないため、第3の放射素子3と第4の放射素子4を別体で工作可能であり、工作性が向上するという利点が生じる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るアンテナ装置について図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。また、図8は、図7の筒状導体の長手方向に対する断面図である。
図7及び図8において、この発明の実施の形態5に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7と、第1の筒状導体10と、第2の筒状導体11とが設けられている。また、地導体5の短絡部と第1の放射素子1に切り欠き部12が設けられている。さらに、第1の筒状導体10にスロット13が設けられている。
図8において、(a)は地導体5を含む平面の断面図、(b)はスロット13を含む面の断面図である。
この実施の形態5に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態3と同様であるため、ここでは実施の形態3と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態5では、実施の形態3の構成に加えて、第1の放射素子1に切り欠き部12が設けられており、第2の給電線7は切り欠き12をまたぐように配置される。また、第1の筒状導体10には長手方向の中央付近にスロット13が設けられており、スロット13に切り欠き部12が接続される。
切り欠き部12には第2の給電線7により磁流が誘起される。スロット13には切り欠き部12が接続されているため、切り欠き部12に誘起された磁流によりスロット13上にも磁流が誘起される。スロット13上の磁流との電磁結合により第6の共振空間が給電される。
この実施の形態5では、第3の放射素子3と第1の放射素子1の間を第2の給電線7により物理的に接続する必要がないため、第3の放射素子3、第4の放射素子4および第2の筒状導体11を別体で工作可能であり、工作性が向上するという利点が生じる。また、第5および第6の共振空間は、地導体5の周囲全体にわたって構成されるため、実施の形態4に比べて、地導体5の長手方向に垂直な面内においてより精度の高い無指向性が得られるという利点が生じる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るアンテナ装置について図9を参照しながら説明する。図9は、この発明の実施の形態6に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
図9において、この発明の実施の形態6に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7と、第5の給電線14と、第6の給電線15とが設けられている。
この実施の形態6に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態1と同様であるため、ここでは実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態6では、実施の形態1の構成に加えて、第5の給電線14と、第6の給電線15が設けられている。
第5の給電線14は、地導体5から所定の距離を離して、地導体5に概略平行に配置された導線または銅板から構成され、地導体5を利用したマイクロストリップ線路として動作する。第1の給電線6、第2の給電線7、及び第6の給電線15も同様である。
第5の給電線14と第6の給電線15は、地導体5の両面に配置されており、地導体5によって線路間の結合を防止している。
第5の給電線14から第1の給電線6が分岐されており、第1の給電線6は所定の位置で第1の放射素子1に接続される。また、第6の給電線15から第2の給電線7が分岐されており、第2の給電線7は所定の位置で第3の放射素子3に接続される。この際、第2の給電線7は、第1の共振空間を跨ぐように配置する必要がある。第1の放射素子1と地導体5の短絡部に第2の給電線7を這わせることで、第1の共振空間と不要な結合することなく配線が可能となる。
この実施の形態6は、上記の実施の形態1を実際に作成する際の形状を示している。ここでは、導体のみを用いた構成例を示しているが、これらの導体を誘電体基板の上に構成することも可能である。たとえば、導体層を3層含む誘電体基板において、表面側の導体層に第5の給電線14および第1の給電線6を配置し、裏面側の導体層に、第6の給電線15および第2の給電線7を配置し、中間の導体層に第1の放射素子1、第2の放射素子2、第3の放射素子3、第4の放射素子4および地導体5を配置し、各給電線と各放射素子の接続にスルーホールを用いることで容易に実現可能である。なお、この実施の形態6は、上記の各実施の形態に適用できる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るアンテナ装置について図10を参照しながら説明する。図10は、この発明の実施の形態7に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
図10において、この発明の実施の形態7に係るアンテナ装置は、第1の放射素子1と、第2の放射素子2と、第3の放射素子3と、第4の放射素子4と、地導体5と、第1の給電線6と、第2の給電線7と、第5の給電線14と、第6の給電線15と、位相遅延回路16とが設けられている。
この実施の形態7に係るアンテナ装置の基本的な構成は、上記の実施の形態6と同様であるため、ここでは実施の形態6と異なる部分についてのみ説明する。
この実施の形態7では、第1の放射素子1、第2の放射素子2、第3の放射素子3、第4の放射素子4、第1の給電線6、第2の給電線7を、地導体5の長手方向に対して複数並べたコリニアアレーアンテナを構成している。
複数の第1の給電線6は、第5の給電線14に対して縦続的に接続される。また、複数の第2の給電線7は、第6の給電線15に対して縦続的に接続される。第5の給電線14は、コリニアアレーアンテナの端で第1の周波数により給電される。また、第6の給電線15は、コリニアアレーアンテナの端で第2の周波数により給電される。
ここで、第1の周波数が第2の周波数より低くなるように設定する。第1の共振空間および第2の共振空間は第1の周波数で動作し、第3の共振空間および第4の共振空間は第2の周波数で動作する。
第1の周波数において、隣り合う素子間の給電位相差は第5の給電線14上に於ける、第1の給電線6の分岐点間の電気長によって決定される。同様に、第2の周波数において、隣り合う素子間の給電位相差は第6の給電線15上に於ける、第2の給電線7の分岐点間の電気長によって決定される。分岐点間の物理的距離は、第5の給電線14と第6の給電線15において同一であるため、第5の給電線14と第6の給電線15を同一構造で構成した場合、第1の周波数における給電位相差と、第2の周波数に於ける給電位相差が異なる。その結果、第1の周波数と第2の周波数で異なる方向にビームが向くという不具合が生じる。これを解決するため、第5の給電線14に位相遅延回路16を設け、第1の周波数に於ける給電位相差と第2の周波数に於ける給電位相差を同一にし、2つの周波数に於けるビームの方向をそろえることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 図1に示した放射素子上の電流分布及びその近傍の電界分布を表す図である。 この発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図4に示す地導体の長手方向に対する中央付近における断面図である。 この発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図7の筒状導体の長手方向に対する断面図である。 この発明の実施の形態6に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態7に係るアンテナ装置の構成を示す図である。 従来のアンテナ装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 第1の放射素子、2 第2の放射素子、3 第3の放射素子、4 第4の放射素子、5 地導体、6 第1の給電線、7 第2の給電線、8 第3の給電線、9 第4の給電線、10 第1の筒状導体、11 第2の筒状導体、12 切り欠き部、13 スロット、14 第5の給電線、15 第6の給電線、16 位相遅延回路。

Claims (12)

  1. 細長い地導体と、
    前記地導体と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で前記地導体に短絡された細長い第1の放射素子と、
    前記地導体に対して前記第1の放射素子と反対側の線対称の位置に、前記地導体と同一平面内に平行に配置され、長手方向の中央近傍で前記地導体に短絡された細長い第2の放射素子と、
    前記第1の放射素子に対して前記地導体と反対側に、前記第1の放射素子と同一平面内に平行に配置された細長い第3の放射素子と、
    前記地導体に対して前記第3の放射素子と反対側の線対称の位置に、前記地導体と同一平面内に平行に配置された細長い第4の放射素子と、
    前記地導体及び前記第1の放射素子の間に接続された第1の給電線と、
    前記第1の放射素子及び前記第3の放射素子の間に接続された第2の給電線と
    を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記地導体及び前記第2の放射素子の間に接続された第3の給電線と、
    前記第2の放射素子及び前記第4の放射素子の間に接続された第4の給電線とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の放射素子及び前記第2の放射素子に接続され、かつ前記地導体の長手方向に垂直な周囲に配置された第1の筒状導体と、
    前記第3の放射素子及び前記第4の放射素子に接続され、かつ前記第1の筒状導体の長手方向に垂直な周囲に配置された第2の筒状導体とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の放射素子及び前記第2の放射素子の代わりに、前記地導体の長手方向に垂直な周囲に配置された第1の筒状導体を備えるとともに、
    前記第3の放射素子及び前記第4の放射素子の代わりに、前記第1の筒状導体の長手方向に垂直な周囲に配置された第2の筒状導体を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1の放射素子の長手方向の中央近傍に切り欠き部を設け、
    前記第2の給電線を、前記第1の放射素子及び前記第3の放射素子の間に接続する代わりに、前記切り欠き部に接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の放射素子の長手方向の中央近傍に切り欠き部を設け、
    前記第2の給電線を、前記第1の放射素子及び前記第3の放射素子の間に接続する代わりに、前記切り欠き部に接続し、
    前記第1の筒状導体において前記切り欠き部に対抗する位置にスリットを設けた
    ことを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  7. 前記地導体から所定の距離を離して、前記地導体の長手方向に平行に配置された第5の給電線と、
    前記地導体に対して前記第5の給電線とは反対側に、前記地導体から所定の距離を離して、前記地導体の長手方向に平行に配置された第6の給電線とをさらに備え、
    前記第1の給電線と前記第5の給電線を接続し、
    前記第2の給電線と前記第6の給電線を接続した
    ことを特徴とする請求項1及び請求項3から請求項6までのいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記地導体から所定の距離を離して、前記地導体の長手方向に平行に配置された第5の給電線と、
    前記地導体に対して前記第5の給電線とは反対側に、前記地導体から所定の距離を離して、前記地導体の長手方向に平行に配置された第6の給電線とをさらに備え、
    前記第1の給電線及び前記第3の給電線と前記第5の給電線を接続し、
    前記第2の給電線及び前記第4の給電線と前記第6の給電線を接続した
    ことを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  9. 前記第5の給電線を、前記地導体を利用したマイクロストリップ線路で構成し、
    前記第6の給電線を、前記地導体に対して前記第5の給電線と反対側の面に、前記地導体を利用したマイクロストリップ線路で構成し、
    前記第2の給電線と前記第6の給電線を、前記地導体と前記第1の放射素子を短絡した部分を通して接続した
    ことを特徴とする請求項7記載のアンテナ装置。
  10. 前記第5の給電線を、前記地導体を利用したマイクロストリップ線路で構成し、
    前記第6の給電線を、前記地導体に対して前記第5の給電線と反対側の面に、前記地導体を利用したマイクロストリップ線路で構成し、
    前記第2の給電線と前記第6の給電線を、前記地導体と前記第1の放射素子を短絡した部分を通して接続し、
    前記第4の給電線と前記第6の給電線を、前記地導体と前記第2の放射素子を短絡した部分を通して接続した
    ことを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  11. 前記第1の放射素子、前記第2の放射素子、前記第3の放射素子、前記第4の放射素子、前記第1の給電線及び前記第2の給電線を前記地導体の長手方向に複数並べ、
    前記複数の第1の給電線を前記第5の給電線に対して縦続的に接続し、
    前記複数の第2の給電線を前記第6の給電線に対して縦続的に接続し、
    前記第5の給電線は第1の周波数において励振し、
    前記第6の給電線は第2の周波数において励振し、
    前記第1の周波数における前記第5の給電線上の前記第1の給電線の分岐点間の電気長を、前記第2の周波数における前記第6の給電線上の前記第2の給電線の分岐点間の電気長と等しくした
    ことを特徴とする請求項9記載のアンテナ装置。
  12. 前記第1の放射素子、前記第2の放射素子、前記第3の放射素子、前記第4の放射素子、前記第1の給電線、前記第2の給電線、前記第3の給電線及び前記第4の給電線を前記地導体の長手方向に複数並べ、
    前記複数の第1の給電線及び前記複数の第3の給電線を前記第5の給電線に対して縦続的に接続し、
    前記複数の第2の給電線及び前記複数の第4の給電線を前記第6の給電線に対して縦続的に接続し、
    前記第5の給電線は第1の周波数において励振し、
    前記第6の給電線は第2の周波数において励振し、
    前記第1の周波数における前記第5の給電線上の前記第1及び第3の給電線の分岐点間の電気長を、前記第2の周波数における前記第6の給電線上の前記第2及び第4の給電線の分岐点間の電気長と等しくした
    ことを特徴とする請求項10記載のアンテナ装置。
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