JP2009267127A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体電子部品がアンダーフィル封止されてなる半導体装置において、半導体電子部品の側面へのアンダーフィルの這い上がり不足を解消して十分なアンダーフィル封止強度を確保するとともに、アンダーフィルの基板表面への不要な流動拡散を防止する。
【解決手段】ソルダーレジスト膜層3を有する基板2上に実装された略矩形平面形状を有する半導体電子部品10がアンダーフィル5により封止されてなり、基板と半導体電子部品には親水性を向上させるための表面改質処理が施され、前記ソルダーレジスト膜層には、前記半導体電子部品の実装領域の周囲に、当該半導体電子部品の外形形状に沿う溝30が画成され、当該溝の2重輪郭線の内側の線31の4隅33はR状であり、外側の線32の4隅34は直角である半導体装置1aとした。
【選択図】図1

Description

この発明は、ソルダーレジスト膜層を有する基板上に実装された略矩形平面形状を有する半導体電子部品がアンダーフィル封止されてなる半導体装置に関する。具体的には、半導体装置の信頼性を向上させるためのアンダーフィル封止技術の改良に関する。
LGA(Land Grid Array)、BGA(Ball Grid Array)、CSP(Chip Size Package)などの半導体電子部品、あるいはインターポーザ上にベアチップを搭載した半導体電子部品などが基板上に実装されてなる半導体装置では、半導体電子部品は、微細なバンプを端子として、その端子が基板上の印刷配線における導体部分(端子パッド)に半田などによって接続されることで実装される。この半導体装置では、その後のリフロー工程などにおいて基板が加熱されたり、高低差がある温度サイクルのある環境下に置かれたりすると、基板と半導体電子部品のパッケージを構成する樹脂などとの熱膨張差により上記の端子と端子パッドとの接続部に応力が発生する。この応力は、微細な接続部を断線させる原因となる。そして、このような断線を防止するための技術が本発明の対象であるアンダーフィル封止技術である。周知のごとく、アンダーフィル封止技術は、半導体電子部品と基板との隙間にアンダーフィル(例えば、紫外線硬化型の液状樹脂)を毛細管現象などを利用して充填した後、それを硬化させて固めることで接続の信頼性を確保するものである。
図4(A)(B)に従来のアンダーフィル封止技術についての概略図を示した。(A)は、半導体電子部品10の側断面図であり、(B)は(A)に示した半導体電子部品10を基板2上に実装した状態を示す側断面図である。半導体電子部品10は、半導体回路を構成するシリコン層11の下層に、ガラスによるパッシベーション層(12、13)やエポキシ樹脂による絶縁樹脂層(再配線層)14などが積層された構造となっている。基板2の表面にはプリント配線が形成されているとともに、その配線を保護するためにソルダーレジスト3が皮膜形成されている。また、周知のフォトリソグラフィ技術によってソルダーレジスト3の一部を開口することで、基板2上に実装される各種電子部品に対応する端子パッド4を基板2表層に露出させている。アンダーフィル5は、半導体電子部品10を実装した後、当該半導体電子部品10と基板2との隙間dに充填されて硬化される。
しかし、従来のアンダーフィル封止技術では、(B)に示すように、半導体電子部品10の側面にアンダーフィル5が十分に這い上がらず、部品側面を十分にアンダーフィル5によって固定することができない場合があった。アンダーフィル5による半導体電子部品10の側面への這い上がりが不足すると、積層構造を有する半導体電子部品10の下層のみがアンダーフィル5によって固定されてしまうことになる。当然、半導体電子部品10内部の各層間でも熱膨張差による応力が発生する。そのため、下層のみがアンダーフィル5で固定されていると、その上層との界面に掛かる応力を緩和することができず、例えば、パッシベーション層12に亀裂が入ったり、パッシベーション層12と再配線層14との界面(12−14)に剥離が発生したりする。ベアチップをインターポーザ上に搭載した半導体電子部品では、ベアチップがインターポーザとの界面で剥離が発生する可能性もある。
本発明者らは、アンダーフィルの這い上がり不足の原因について考察し、半導体電子部品表面の表面張力が大きいため、すなわち親水性が不足しているためにアンダーフィルが弾かれるのではないか、と推察した。すなわち、表面張力の原因となる半導体電子部品表面や基板表面の不純物を除去することで親水性が向上し、アンダーフィルが半導体電子部品と基板との間隙に均一に充填され、かつ、アンダーフィルが部品側面に十分に這い上がるのではないかと考えた。そして、UV洗浄やプラズマクリーニング、あるいはコロナ放電など周知の基板洗浄技術に着目し、アンダーフィルで半導体電子部品側面を封止する前に、これら基板洗浄技術による表面改質処理を施すことで、アンダーフィルの這い上がり不足が解消できることを知見した。
しかしながら、半導体電子部品側面の親水性が向上してアンダーフィルの這い上がり不足が解消された一方で、基板表面の親水性も向上したため、アンダーフィルが封止の対象となる半導体電子部品の周囲にも広範囲に流動拡散し、基板上に実装される他の部品(周辺部品)にアンダーフィルが付着し、外観上問題がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、半導体電子部品がアンダーフィル封止されてなる半導体装置において、前記半導体電子部品の側面へのアンダーフィルの這い上がり不足を解消して十分なアンダーフィル封止強度を確保するとともに、アンダーフィルの基板表面への不要な流動拡散を防止することにある。
本発明者らは、半導体装置の基板表面には、回路配線の保護を目的としたソルダーレジスト層が形成されていることに着目した。そして、基板において、改質処理によって親水性が向上したのはこのソルダーレジスト層の表面であり、このソルダーレジスト層の表面の一部に親水性が不足する部分、あるいはアンダーフィルの流動拡散を防止する構造があれば、アンダーフィルの半導体電子部品側面への這い上がり不足を解消しつつ、基板表面への不要な流動拡散を防止できると考えた。具体的には、基板において、半導体電子部品の周囲のソルダーレジスト膜に溝を画成すれば、この溝が「ダム」となってアンダーフィルの流動拡散を防止できると考えた。しかし、実際には、単純に半導体電子部品の外形に沿って矩形状の画成した場合、確実に半導体電子部品の側面、特に4隅の側面にアンダーフィルが上層まで這い上がらない場合や、溝に流入したアンダーフィルが溝の外側の壁面を乗り越えて基板に流入してしまう場合があった。そこで、溝の平面形状を縁取る2重輪郭線の細部の形状について鋭意検討を重ね、その結果、半導体電子部品の4隅の側面も上層まで確実にアンダーフィルが這い上がり、溝に流入したアンダーフィルを確実に溝の内部に止まらせることができる最適形状があることを知見した。
本発明は、上記考察や知見に基づきなされたもので、 ソルダーレジスト膜層を有する基板上に実装された略矩形平面形状を有する半導体電子部品がアンダーフィル封止されてなる半導体装置であって、
前記基板、および半導体電子部品には、親水性を向上させるための表面改質処理が施され、
前記ソルダーレジスト膜層には、前記半導体電子部品の実装領域の周囲に、当該半導体電子部品の外形形状にほぼ沿う略矩形の平面形状をなす溝が画成され、
当該溝の略矩形の平面形状を縁取る2重輪郭線は、四隅の形状が、前記半導体電子部品側となる内側については角が面取りされたR形状であり、外側については直角に屈曲する形状である半導体装置としている。
また、前記溝の略矩形の平面形状を縁取る2重輪郭線は、略矩形状の前記半導体電子部品の一辺に隣接する辺に、外側に凸状となる凸部が形成されているとともに、当該凸部における少なくとも内側の輪郭線の両端が前記半導体電子部品の前記一辺の両端の内側に位置する半導体装置とすればより好ましい。
本発明の半導体装置によれば、アンダーフィルが半導体電子部品の側面に十分に這い上がった状態で固定されているため、高い封止強度を有し、加熱時や温度サイクル環境下において断線しにくい構造とすることができる。また、不要なアンダーフィルが基板上に拡散して他の周辺部品に付着せず、リフローなどによって周辺部品が短絡したり断線したりすることがない。
===半導体装置の基板構造===
図1に本発明の実施例における半導体装置の概略構造を示した。(A)はその平面図であり、(B)は(A)におけるa−a矢視断面図である。本実施例の半導体装置1aは、ガラスエポキシ基板の表面にプリント配線を印刷形成してなる基板2に、ソルダーレジストによる封止の対象となる半導体電子部品10を実装した基本構造をなしている。本実施例において、半導体電子部品10は、基板2のほぼ中央に実装され、この半導体電子部品10の周囲にその他のICやチップ部品などの周辺部品20も実装されている。そして、基板2の表層には、プリント配線を保護するためのソルダーレジスト膜3が形成されている。
ソルダーレジスト膜3は、リソグラフィ技術によってパターニング形成され、その膜3が実装部品(10,20)と端子接続を行う端子パッド4の部分で開口している。すなわち、端子パッド4の部分が基板2の表層に露出している。半導体電子部品10は、略矩形の平面形状の下面に多数の端子(図示せず)を備え、基板2と当該半導体部品10との下面との隙間dにはアンダーフィル5が充填された状態で硬化している。そして、本実施例の半導体装置1aは、端子パッド4の部分に加え、半導体電子部品10の実装領域の周囲に溝30を形成するように開口している。
===溝の構造===
上述したように、本実施例の半導体装置1aでは、アンダーフィル5封止の対象となる半導体電子部品10の実装領域の周囲にソルダーレジスト膜3を開口させてなる溝30が形成されている。図2(A)〜(E)に本実施例における上記溝30の形状を具体的に示した。(A)は溝30の全体平面図であり、(B)〜(E)は、当該(A)における円c1〜c4内の拡大図である。当該溝30は、左右と上下の幅がそれぞれLw、Lhの略矩形平面形状の半導体電子部品10の外形にほぼ沿う形状の略矩形の平面形状をなし、この溝30の壁面の上縁によって、当該溝の幅wの2重輪郭線(31,32)が形成される。そして本発明は、この2重輪郭線(31,32)の形状に大きな特徴がある。本実施例では、上記略矩形の四隅における2重輪郭線(31,32)の形状が、半導体電子部品10側となる内側の輪郭線31と外側の輪郭線32とで異なっており。(B)〜(E)に拡大して示したように、内側の隅33はR状に面取りされ、外側の隅34は直角に屈曲する形状となっている。
また、溝30の平面形状は、完全な矩形ではなく、矩形の1辺に外側に凸状となる凸部35を備えた形状であり、内側輪郭線31は、凸部35以外では略矩形形の半導体電子部品10の各辺15と距離tを隔てて離間し、当該凸部35における内側輪郭線36は、半導体電子部品10において隣接する辺17と距離T(>t)を隔てて離間している。そして、この凸部35における内側輪郭線36の長さLsは、半導体電子部品10の辺(15,17)の長さLwより短く、当該凸部35における内側輪郭線31の両端37は、半導体電子部品10においてこれに平行する辺17の両端18より内側に位置している。
===表面改質処理と溝の機能について===
基板2と半導体電子部品10は、表面改質処理が施されており、基板2表面と半導体電子部品10のパッケージ表面の親水性を向上させている。 それによって、アンダーフィル5が半導体電子部品10と基板2との隙間dに均一に充填され、かつ半導体電子部品10の側面の上層まで十分に這い上がるようにしている。なお、本実施例では、半導体電子部品10が実装された状態でプラズマクリーニングによる表面改質処理が施されている。
ここで、上記の溝30は、表面改質処理によって、アンダーフィル5が半導体電子部品10の実装領域外に流動拡散するのを防止するための「ダム」として機能する。そして、基板2と半導体電子部品30との隙間dに充填されたアンダーフィル5が半導体電子部品10の実装領域の外に向かって流動拡散しようとする際、溝30の内側の輪郭線31におけるエッジ効果によってその拡散をせき止めるとともに、アンダーフィル5を半導体電子部品10方向に押し戻すことで、より確実に半導体電子部品10の側面にアンダーフィル5が這い上がるようにしている。
また、溝30の四隅(31,32)の形状は内側33がR状となっており、溝30の内側の輪郭線31によって堰き止められたアンダーフィル5がRの中心に向かって押し戻されることで、アンダーフィル5が半導体電子部品10の角16の側面にも確実に這い上がるようにしている。すなわち、内側の四隅33が直角だと、その角によってアンダーフィル5が溝30における直線延長方向に沿って流動し、半導体電子部品10の角16方向にアンダーフィル5が十分に戻らず、這い上がりに必要な量のアンダーフィル5が不足してしまう可能性がある。さらに、外側の輪郭線32は、四隅34が直角であり、溝30内にアンダーフィル5が流入した際、そのアンダーフィル5を溝の直線延長方向に導き、余分なアンダーフィル5が溝30の壁面を乗り越えて基板2上に拡散するのを防止している。
さらに、本実施例では、略矩形の溝30の一辺に凸部35があり、この凸部35側から半導体電子部品10と基板2との隙間dに向けてのアンダーフィル5を充填するようにしている。すなわち、周辺部品20を含めて高密度に部品を基板2上に実装するためには、アンダーフィル5による封止領域を狭くする必要があり、溝30と半導体電子部品10との間隔tを広くとることができない。しかも、基板2表面において、溝30の外側にアンダーフィル5を付着させないようにするためには、アンダーフィル5の充填は、溝30の内側の輪郭線32と半導体電子部品10との間の位置から開始する必要がある。そこで、溝30の一辺に凸部35を設けて半導体電子部品10と溝30との間隔tを一部広げてTとし、この部分からアンダーフィル5を充填することで、必要最小限の領域に確実にアンダーフィル5が充填されるようにしている。
===アンダーフィル封止試験===
次に、上記実施例の半導体装置1aと従来の半導体装置とについて、アンダーフィルに5よる半導体電子部品10の封止状態や信頼性を比較した。これら半導体装置は、いずれも、図1を基準として上下左右を規定すると、10mm四方程度の外形サイズを有する基板2のほぼ中央に、半導体電子部品10として、5mm四方程度(図2におけるLwとLhが5mm程度)の外形サイズを有するW−CPS(Wafer level Chip Scale Package)を実装したものである。
従来の半導体装置としては、表面改質処理を施さなかったもの(比較例1)と、施したもの(比較例2)の2種類を用意した。使用したアンダーフィルは、一般的なエポキシ系樹脂タイプのものである。また、試験に用いた上記実施例の半導体装置(実施例)1aと比較例2における表面改質処理は、周知のプラズマクリーニングによって行われた。
図3に実施例、比較例1、および比較例2の半導体装置(1a〜1c)におけるアンダーフィル5の封止状態を示した。実施例の半導体装置1aでは、半導体電子部品10の側面に十分にアンダーフィル5が這い上がり、溝30によってアンダーフィル5の流動拡散が確実に防止されている。一方、表面改質処理を行わず溝30も無い比較例1の半導体装置1bでは、アンダーフィル5が側面に十分に這い上がらず、十分な封止強度を得ることができない。溝30が無く、表面改質処理を行った比較例2の半導体装置1cでは、アンダーフィル5が側面の上層まで這い上がっているが、基板2の表面にも広く流動拡散している。
次に、上記実施例の半導体装置1aと従来例1の半導体装置1bについて、温度サイクルによる信頼性試験(耐温度サイクル試験)と、外部応力に対する信頼性試験(耐応力試験)とを行った。耐温度サイクル試験は、サンプルとして、実施例の半導体装置1aと従来例1の半導体装置1bをそれぞれ125個作製し、各サンプルについて、−40℃から80℃までの120℃の温度差を15分かけて昇温したのち、同じ割合で降温させるサイクルを繰り返すことで行った。耐応力試験については実施例と従来例1のそれぞれの半導体装置(1a,1b)を5個ずつサンプルとして作製し、各サンプルについて基板2を撓ませることで行った。
そして、耐温度サイクル試験では、従来例1の半導体装置1bが100回の温度サイクルで30%のサンプルにパッシベーション層12に亀裂が発生したのに対し、実施例の半導体装置1aでは、1000回の温度サイクルを繰り返してもパッシベーション層12に亀裂が発生したサンプルはなかった。また、耐応力試験では、従来例1の半導体装置1bが5mmの撓み幅で全てのサンプルにおいてパッシベーション層12に亀裂が生じたのに対し、本実施例の半導体装置1aでは、基板を10mm撓ませても全てのサンプルでパッシベーション層12に亀裂が発生しなかった。
以上により、本発明の半導体装置は、アンダーフィルによる封止強度を確保しつつ、基板上の周辺部品が不要なアンダーフィルによって汚染されることがなく、極めて信頼性が高い、ということが実証できた。
本発明の実施例における半導体装置の概略構造図である。(A)は平面図であり、(B)は側断面図である。 上記実施例の半導体装置に形成されている溝の構造図である。(A)は溝の全体平面図であり、(B)〜(E)は、溝の一部拡大図である。 上記実施例の半導体装置と従来の半導体装置とにおける、アンダーフィルの封止状態を比較するための図である。(A)は、上記実施例の半導体装置におけるアンダーフィルの封止状態を示す図であり、(B)(C)は、従来の半導体装置におけるアンダーフィルの封止状態を示す図である。 アンダーフィル封止技術についての説明図である。(A)は一般的な半導体電子部品の断面構造図であり、(B)は半導体電子部品をアンダーフィルで封止した状態を示す図である。
符号の説明
1a〜1c 半導体装置
2 基板
3 ソルダーレジスト層
4 端子パッド
5 アンダーフィル
10 半導体電子部品
12、13 パッシベーション層
30 溝
31 内側輪郭線
32 外側輪郭線
33 溝の内側の四隅
34 溝の外側の四隅
35 凸部

Claims (2)

  1. ソルダーレジスト膜層を有する基板上に実装された略矩形平面形状を有する半導体電子部品がアンダーフィル封止されてなる半導体装置であって、
    前記基板、および半導体電子部品には、親水性を向上させるための表面改質処理が施され、
    前記ソルダーレジスト膜層には、前記半導体電子部品の実装領域の周囲に、当該半導体電子部品の外形形状にほぼ沿う略矩形の平面形状をなす溝が画成され、
    当該溝の略矩形の平面形状を縁取る2重輪郭線は、四隅の形状が、前記半導体電子部品側となる内側については角が面取りされたR形状であり、外側については直角に屈曲する形状であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記溝の略矩形の平面形状を縁取る2重輪郭線は、略矩形状の前記半導体電子部品の一辺に隣接する辺に、外側に凸状となる凸部が形成されているとともに、当該凸部における少なくとも内側の輪郭線の両端が前記半導体電子部品の前記一辺の両端の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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