JP2009266782A - 電池蓋と一体化されている安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の異状発生の際、危険が確実に回避でき、電池に振動や衝撃が加わった場合でも、電流及び抵抗の変化が少なく、製造の容易な電池蓋と一体化されている安全装置の提供。
【解決手段】電池蓋と一体化されている安全装置において、安全装置Sは、外周にフランジ面31を有する皿形状であって、該皿形状底面32は、中央に電源要素方向に突出する突起部33、周辺に所定圧力で開裂する溝部35及び線状溝部36が設けられる安全弁30、皿形状で中央に中心孔41が設けられるインシュレーター40及び導電板50で構成され、安全弁30はインシュレーター40に嵌合され、突起部33はインシュレーター40の中央孔41を通り、導電板50と溶接されており、安全弁30と電池蓋10とは溶接介助材を介して溶接されている電池蓋と一体化されている安全装置。
【選択図】図1

Description

本発明は電池蓋と一体化されている安全装置及びそれを用いた二次電池に関する。特に、非水電解液二次電池などの密閉容器が使用される電池に用いられる電流遮断機構とガス放出機構を有する電池蓋と一体化されている安全装置及び電池蓋と一体化されている安全装置が取り付けられる二次電池に関する。
近年、電子技術の進歩により電子機器の高性能化が進み、それらの電子機器の電源としてリチウムイオン二次電池に代表される高エネルギー密度を有する密閉容器型電池が使用されている。密閉容器型電池では、過充電、短絡などの異常が発生した場合、電池容器内は温度が上昇し、それにより電解液が分解されてガスが発生し、電池容器内の圧力が上昇する。電池容器内の圧力が過度に上昇すると、電池は発火、破壊や電解液の漏出などを起こし、人体に危害を及ぼす、使用中の電子機器を破損させるなどの危険の恐れがある。
従来、これらの危険を回避するため、過充電、短絡などの異常により、電池容器内が危険な圧力に到達する前に、電流を遮断する機構と発生ガスを電池系外に放出して、電池容器内の圧力を低下させるガス放出機構を有する安全装置の提案がある。
例えば、特許文献1には、防爆弁、導電膜が被着形成されているストリッパー、リード板で形成される安全装置が提案されている。この提案によれば、電池の異常発生時、防爆弁とリード板の分離により電流遮断が行われ、防爆弁の開裂によりガスを放出させる。しかしながら、ストリッパーへの導電膜被着作業は煩雑であり、また、防爆弁とストリッパーの導電膜との溶接や防爆弁と動き易いリード板との溶接は難しく、溶接強度が不十分となることがある。そのため、安全装置の製造工程は煩雑となる。溶接強度が不十分となることから、溶接箇所が、電池使用時の衝撃や振動により、分離することがある。また、電池蓋への防爆弁の取付けは、電池蓋と防爆弁とが物理的に合わせられるだけであり、電池使用時の振動や衝撃により、電池蓋と防爆弁の合わせ面の間隔が変化したり、両者の位置がずれることがある。これにより、通電時に抵抗、電流量が変化することがある。
特許文献2には、安全弁、ディスクホルダー、ディスク、金属薄板で構成される安全装置が提案されている。この提案によれば、電池使用時の衝撃や振動により、安全弁とディスクホルダーや金属薄板とリード板が剥離することは少なく、特許文献1に比べ、改善されている。しかしながら、電池蓋への安全弁の取付けは、電池蓋と安全弁とが物理的に合わせられるだけであり、電池使用時の振動や衝撃により、電池蓋と安全弁の合わせ面の間隔が変化したり、両者の位置がずれることがある。それにより、通電時に抵抗や電流量が変化する。また、電池蓋と安全装置の組立は別工程で行われ、製造効率は良くないという課題もある。
特許2701375号公報 特許3387118号公報
本発明は、電池の異状発生の際、危険が確実に回避でき、電池に振動や衝撃が加わった場合でも、電流及び抵抗の変化が少なく、製造の容易な電池蓋と一体化された安全装置の提供を目的とする。
請求項1の発明は、電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全装置は、外周にフランジ面を有する皿形状であって、該皿形状底面は、中央に電源要素方向に突出する突起部、周辺に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられる安全弁、皿形状で中央に中心孔が設けられるインシュレーター及び導電板で構成され、前記安全弁は前記インシュレーターに嵌合され、前記突起部は前記インシュレーターの中央孔を通り、前記導電板と溶接されており、前記安全弁のフランジ面と電池蓋のフランジ部とは溶接介助材を介して、溶接されている電池蓋と一体化されている安全装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記インシュレーターと前記導電板とが一体化されている電池蓋と一体化されている安全装置である。
請求項3の発明は、電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全装置は、外周にフランジ面を有する皿形状であって、該皿形状底面は、中央に電源要素方向に突出する突起部、周辺に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられる安全弁、皿形状で中央に中心孔が設けられるインシュレーター、皿形状で中央に貫通孔が設けられるディスク及び導電板で構成され、前記安全弁は前記インシュレーターに嵌合され、前記インシュレーターは前記ディスクに嵌合され、前記突起部は前記インシュレーターの中央孔及び前記ディスクの貫通孔を通り、前記導電板と溶接されており、前記安全弁のフランジ面と電池蓋のフランジ部とは溶接介助材を介して溶接されている電池蓋と一体化されている安全装置である。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの1項に記載の発明の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記電池蓋がニッケル系金属あるいは鉄系金属で形成され、前記溶接介助材がニッケル系金属とアルミニウム系金属の2層で形成され、前記安全弁がアルミニウム系金属あるいはマグネシウム系金属で形成されている電池蓋と一体化されている安全装置である。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの1項に記載の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全弁に設けられる所定圧力で開裂する溝部が不連続部を有することを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかの1項に記載の発明の電池蓋と一体化されている安全装置を発電要素の上部に設置し、電池蓋と一体化されている安全装置の導電板と発電要素からのリードとを接続させる二次電池である。
本発明によれば、電池蓋と安全装置の安全弁とは、溶接介助材を介して、溶接により接続され、一体化されている。電池使用時に、振動や衝撃を受けた場合でも、通電時の抵抗変化や電流量の変化は少ない。また、安全弁はインシュレーターに嵌合されることにより、容易に、確実に接続され、安全弁とインシュレーターとの接続は振動や衝撃の影響を受けることは少ない。また、安全弁はインシュレーターの皿形状内に嵌合されるため、安全装置の小型化が図れる。安全装置は嵌合と公知の溶接により製造され、特殊な技術や設備を必要とすることが無く、更に、安全装置の組立と電池蓋との一体化は同一工程で行うことが可能であり、インシュレーターと導電板との一体化により、安全装置の製造はより容易となる。
本発明の安全装置は小型で、二次電池内の空間効率を低下させることが少ない。また、所定の設定圧力での電流遮断とガス放出により、確実に電池の危険回避ができる。そのため、自動車や建設機械など、電池使用時に振動や衝撃を受ける厳しい使用環境の用途分野においても好適に使用される。
本発明に係る電池蓋と一体化されている安全装置の一実施形態について、以下、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電池蓋と一体化されている安全装置の構成概略図である。なお、図1の各部分に付した符号は、図2以降で説明する図面において、対応する部分には同一符号を付して説明する。電池蓋10は、外周にフランジ部11が設けられ、フランジ部11の内部は電源要素方向に凹面12であり、電池異常により発生するガスを放出するためのガス放出孔13が設けられる。安全装置Sは、安全弁30、インシュレーター40及び導電板50で構成される。電池蓋10、安全弁30、及び導電板50は導電性材料で形成され、インシュレーター40は絶縁性材料で形成される。電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31の間に導電性材料で形成される溶接介助材20が置かれ、電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31とは溶接介助材20を介して溶接され、これにより電池蓋10と安全装置Sとは一体化される。
電池蓋10と安全装置Sとは溶接介助材20を介して、溶接により、導電性の良好な状態で接続されるため、通電時に振動や衝撃を受けた場合でも、電池の抵抗変化及び電流変化はほとんど見られない。電池蓋10、溶接介助材20及び安全弁30は溶接により一体化された後、電池蓋10の外周は安全弁30のフランジ面31を折り曲げた外周部37で包み込こまれていても良い。本発明での溶接は超音波溶接、レーザー溶接、抵抗溶接などの公知の各種溶接法のいずれかにより行われる。又、溶接は点溶接、部分溶接、全面溶接などいずれであっても良い。
安全弁30の外周はフランジ面31が形成されており、フランジ面31の内側は発電要素方向に凸の皿形状であり、該皿形状底面32の中心部に電源要素方向に突出する突起部33が設けられ、周辺部に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられている。安全弁30は絶縁材で形成される電源要素方向に凸の皿状のインシュレーター40の内面に当接されて、嵌合保持される。
インシュレーター40の皿状底面44は、中央部に中央孔41を、周辺部にとガス抜き孔42が設けられる。ガス抜き孔42は、電池異常により発生するガスを放出するための孔である。導電板50は、インシュレーター40の中央孔41の電源要素方向の面を覆って、取付けられる。導電板50の電池蓋方向の面は、インシュレーター40の中央孔41を通る安全弁30の突起部33と溶接により、接続される。電源要素からのリード60は導電板50の電源要素方向の面と溶接により接続される。なお、導電板50にはリード60と溶接するためのタブ51が設けられていても良い。タブ51が設けられる場合、リード60はタブ51と溶接される。電源要素からの電流は、リード60、導電板50、安全弁30、溶接介助材20を通って電池蓋10へ流れる。
図2は、本発明の電池蓋と一体化されている安全装置の電池への組み込み概略図である。電池蓋10と安全装置Sは、溶接介助材20を介して、電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31とが溶接され、一体化されている。電源要素からのリード60は導電板50と溶接により接続される。一体化された電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31の外周は絶縁性のガスケット1で覆われ、ガスケット1を介して、発電要素が収容されている電池外装缶2の開口部3にかしめられる。これにより、安全装置Sは電池に取付けられ、電池は密閉容器となる。
図3は本発明の他の実施形態に係る安全装置の構成概略図である。電池蓋10は、外周にフランジ部11が設けられ、フランジ部11の内部は電源要素方向に凹面12であり、電池異常により発生するガスを放出するためのガス放出孔13が設けられる。安全装置Sを構成する部品は安全弁30、インシュレーター40、ディスク70、導電板50である。電池蓋10、安全弁30、ディスク70、及び導電板50は導電性材料で形成され、インシュレーター40は絶縁性材料で形成される。ディスク70はインシュレーター40の皿状底面44の厚さが薄い場合や形成する材料の曲げ弾性率が低い場合、使用される。電池蓋10と安全装置Sとは、導電性材料で形成される溶接介助材20を介して、電池蓋10のフランジ部11と安全装置Sの安全弁30のフランジ面31とが溶接されることにより、一体化される。
安全弁30の外周にはフランジ面31が形成されており、フランジ面31の内側は発電要素方向に凸の皿形状であり、皿形状底面32の中心部に電源要素方向に突出する突起部33が設けられ、周辺部に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられている。安全弁30は絶縁材で形成された電源要素方向に凸の皿状のインシュレーター40の内面に当接させて、嵌合保持される。
インシュレーター40の皿状底面44には中央孔41とガス抜き孔42が設けられる。インシュレーター40の皿状外周面は皿形状のディスク70の内面に当接され、嵌合保持される。安全弁30とディスク70はインシュレーター40により絶縁される。ディスク70の皿底面74の中央部に貫通孔71、周辺部にガス通過孔72が設けられる。ガス通過孔72は、電池異常により発生するガスを放出する孔である。導電板50は、ディスク70の貫通孔71の電源要素方向の面を覆って、溶接により取付けられる。導電板50の電池蓋方向の面は、インシュレーター40の中央孔41及びディスク70の貫通孔71を通る安全弁30の突起部33と溶接により、接続される。電源要素からのリード60は導電板50の電源要素方向の面と溶接により接続される。
電池蓋10は導電性材料で形成され、公知のプレス加工や鋳造などの方法で製造される。好ましい材料としては、導電性及び加工性の良いニッケル系金属、鉄系金属、または、ステンレスなどが挙げられる。電池蓋10が鉄系金属で形成される場合、電池蓋10の耐食性や表面硬度などを向上させる目的で、ニッケルめっきされることが好ましい。電池蓋10がニッケルめっきされた鉄系金属で形成される場合、予め、ニッケルめっきされた鉄系金属をプレス加工しても良く、また、鉄系金属で電池蓋10を形成した後、ニッケルめっきを行っても良い。
鉄系金属で形成される電池蓋10のニッケルめっきは、公知のニッケルめっき方法で行われる。予め、銅めっきを行った後、ニッケルめっきを行う方法が好ましい。ニッケルめっきの種類としては、半光沢や無光沢のニッケルめっきが好ましい。ニッケルめっきが半光沢や無光沢で無い場合、溶接が難しくなることがある。ニッケルめっきの厚さは0.5μm以上、より好ましくは、1.0〜100.0μmである。めっき厚さが前記下限より薄い場合、耐食性や表面硬度の向上が不十分となることがあり、また、溶接が難しくなることがある。また、上限より厚くなると、めっき時間が長くなる。なお、ニッケル系金属とは、純ニッケルあるいは、ニッケルと銅、鉄、モリブデン、その他の金属から選ばれた1種以上の金属との合金でニッケルが主成分である合金をいう。鉄系金属とは公知の冷延鋼板、熱延鋼板や鉄系成分が80%以上含有されている合金をいう。
図4(a)は電池蓋10の発電要素方向から見た平面図、(b)は側面図である。電池蓋10の平面形状は、電池外装缶2の開口部3の形状に対応する形状であれば良く、円形、多角形などのいずれの形状であっても良い。本発明では、便宜上、電池蓋10、安全弁30、インシュレーター40の上面から見た平面形状は円形で説明する。電池蓋10の周辺部はフランジ部11、中央部は電源要素方向から見て、凹面12が形成される。凹面12には、二次電池の異常により発生したガスを電池外に排出するためのガス放出孔13が設けられる。ガス放出孔13の数は1箇所以上あれば良いが、凹面12の傾斜面に、2〜5箇所、等間隔に設けられることが好ましい。ガス放出孔13の大きさ、形状は、電池異常時に放出されるガスの圧力が出来るだけ低くなるように設計されていれば良い。
安全弁30は導電性材料で形成され、主に公知のプレス加工法で製造される。安全弁30を形成する材料は、安全弁30の形状加工性や電池異常時に発生するガスの放出圧力を精度良く制御するため、弾性率が1.5×1011Paより低い導電性材料が好ましく使用される。安全弁30を形成する好ましい材料の具体例として、アルミニウム系金属、マグネシウム系金属、銅系金属が挙げられる。なお、アルミニウム系金属とは、純アルミニウム、または、アルミニウムとマグネシウム、マンガン、シリコーン、銅などの一種以上の金属との合金で、アルミニウムが主成分の合金をいう。また、マグネシウム系金属とは、純マグネシウム、または、マグネシウムとアルミニウム、その他の金属との合金で、マグネシウウムが主成分の合金をいう。銅系金属とは、純銅、リン青銅、Cu−Ti合金、Cu−Be合金、黄銅、Cu−Ni−Si合金などをいう。
図5の(a)は電池蓋方向から見た安全弁30の平面図、(b)は側面図である。安全弁30は外周にフランジ面31が形成され、フランジ面31の内側は、電源要素方向に凸の皿形状である。フランジ面31の外周は電池蓋方向に折り曲げられていても良い。フランジ面31の外周が折り曲げられている場合、この折り曲げ部(図示せず)は、安全弁30と電池蓋10とを組み合わせる際のガイドとなる。また、安全弁30のフランジ面31と電池蓋10のフランジ部11とを溶接介助材20を介して、溶接した後、折り曲げ部により、電池蓋10を包み込んでも良い。
安全弁30の皿形状底面32の中心部に電源要素方向に突出する突起部33が、周辺部に溝部35と複数の線状溝部36が設けられている。突起部33は導電板50と溶接などの方法で接続される。異状により電池内が設定圧力に到達すると、突起部33と導電板50との接続部が切断され、電流は遮断される。その後、さらに圧力が上昇して、設定圧力に到達すると、溝部35及び線状溝部26は開裂し、電池内の圧力を低下させる。
突起部33の形状は、特に、制約は無いが、加工の容易さから、発電要素側が細くなった略円錐形状や略台形形状が好ましい。突起部33の先端部は平面状であっても、電源要素方向に膨らんでいても良い。突起部33の皿形状底面32での径33aは、皿形状底面32の径32aの3〜25%の大きさが好ましく、より好ましくは、5〜20%の大きさである。また、突起部33の深さ33bは、導電板50と接続して、安全装置Sの厚さができるだけ抑えられる深さである。安全装置Sが安全弁30、インシュレーター40及び導電板50で構成される場合、(インシュレーター40の皿状底面44の厚さ)≦33b<(インシュレーター40の皿状底面44の厚さ+0.2mm)である。また、安全装置Sが安全弁30、インシュレーター40、ディスク70及び導電板50で構成される場合、(インシュレーター40の皿状底面44の厚さ+ディスク70の皿形状底面74の厚さ)≦33b<(インシュレーター40の皿状底面44の厚さ+ディスク70の皿形状底面74の厚さ+0.2mm)である。
皿形状底面32の周辺部には、突起部33を囲む溝部35と溝部35から皿形状底面32の外周部に向かって複数の線状溝部36が形成されている。溝部35と線状溝部36とは接続しているほうが好ましい。溝部35及び線状溝部36は、電池の異常発生により発生するガスの圧力により、突起部33と導電板50とが分離して、電流が遮断された後、更に、電池容器内の圧力が上昇し、設定圧力に到達した際、開裂して、電池容器内のガスを放出させる部分である。溝部35の形状は、突起部33の周囲を囲む形状であれば、特に、制約はない。溝部35の加工性を考慮すると、円形であることが好ましい。また、溝部35の内面積は、特に、制約は無いが、開裂した際、ガス放出の圧力と関係するため、ガス放出時の圧力をできるだけ低くできるよう、大きいほうが好ましい。例えば、溝部35の径35aは、突起部33の径33aより大きく、皿形状底面32の径32aの10〜35%が好ましく、より好ましくは、15〜30%である。
溝部35は、連続する形状であっても良いが、不連続部34が設けられる形状が好ましい。電池の異常発生により、電池内の圧力が上昇し、電流遮断の設定圧力で、電流が遮断され、更に、圧力が上昇し、設定圧力で、溝部35、線状溝部36は開裂する。溝部35は不連続部34が設けられている場合、開裂時に溝部35の内部が開裂箇所として、安全弁30から分離することが無い。不連続部34が無い場合、開裂により、溝部35の内部が開裂箇所として分離し、分離する開裂箇所が安全弁30と導電板50あるいはリード60とを短絡させることがあり、安全装置Sは、再び、電流が流れ、二次電池が異常状態に戻る危険性がある。
不連続部34の大きさ34aは、溝部35の開裂時の圧力で切り離されない大きさであれば良く、例えば、溝部35の円周の長さの1/50〜1/2、より好ましくは、1/20〜1/3の大きさであれば良い。溝部35、線状溝部36の深さは、開裂時の圧力と対応しており、使用される電池の開裂設計圧力によって決定される。溝部35、線状溝部36の深さは同一であることが好ましいが、必ずしも、同一である必要はない。また、溝部35と線状溝部36の線幅は、0.05〜0.5mmの範囲で形成されることが好ましい。
線状溝部36は、突起部33の中心を通る放射方向の直線であっても良く、また、線状溝部36が突起部33の中心を通らない直線であっても良く、放射方向の曲線であっても良い。線状溝部36の本数には特に制約は無いが、通常、2〜10本の範囲にあることが好ましい。線状溝部36の長さは、線状溝部36が溝部35と同様、異常発生の際、所定の圧力で開裂して、ガスを放出する箇所であるため、可能な範囲で長い方が好ましい。
電池蓋10の好ましい材料であるニッケル系金属や鉄系金属と安全弁30の好ましい材料であるアルミニウム系金属やマグネシウム系金属とを直接溶接することは困難である。溶接介助材20は、直接溶接することが難しい材料同士の間に介在し、溶接することが難しい材料同士を溶接させる材料である。本願発明で使用される溶接介助材20は、一面がニッケル系金属や鉄系金属と溶接が容易なニッケル系金属、他の面がアルミニウム系金属やマグネシウム系金属と溶接が容易なアルミニウム系金属の2層で形成される材料が好ましい。ニッケル系金属とアルミニウム系金属の間に導電性材料が含まれる3層で形成される材料の使用も可能である。溶接介助材20の具体例としては、ニッケル系金属とアルミニウム系金属との張り合わせ材、公知の冷間圧接法などで製造されるニッケル系金属とアルミニウム系金属からなるクラッド材などが挙げられる。
溶接介助材20の形状は、電池蓋10のフランジ部11と安全弁31のフランジ面31
との当接面内に、設置できる形状であれば良い。図6に、溶接介助材20の具体的な形状の例をいくつか示す。図6の(a)は、リング形状の溶接介助材20の例であり、(b)は、略円板形状の溶接介助材20の例であり、(c)は、略角板形状の溶接介助材20の例である。溶接介助材20の形状はこれらに限定されない。いずれの形状であっても、図6では、上面がニッケル系金属部21であり、下面がアルミニウム系金属部22である。溶接介助材の形状が、略円板形状や略角板形状である場合、電池蓋10のフランジ部11と安全弁31のフランジ面31との当接面内に、2個以上が設置される。
溶接介助材20の設置の方法は、電池蓋10のフランジ部11と安全弁31のフランジ面31とが溶接できる設置方法であれば良い。例えば、図1に示すように、電池蓋10のフランジ部11及び安全弁31のフランジ面31が平面状の場合、電池蓋10のフランジ部11と安全弁31のフランジ面31の当接面の間に置かれる。また、図3に示すように、電池蓋10のフランジ部11に、溶接介助材20を保持できる埋め込み部を設け、その埋め込み部に溶接介助材20を設置する方法であっても良い。図7に、電池蓋10のフランジ部11に設けられる埋め込み部14のいくつかの例の電源要素方向から見た平面図を示す。図7の斜線部で示す部分が埋め込み部である。図7の(a)はリング形状の溶接介助材20が用いられる埋め込み部14の例であり、(b)は略円板形状の溶接介助材20が用いられる埋め込み部14の例であり、(c)は、略角板形状の溶接介助材20が用いられる埋め込み部14の例である。なお、略円板形状や略各板形状が使用される場合、電池蓋10のフランジ部11と安全弁31のフランジ面31の当接面に、2個以上が設置される。なお、この埋め込み部は安全弁30のフランジ面31に設けられても良く、フランジ部11及びフランジ面31の両方に設けられても良い。
溶接介助材20の厚さは、電池蓋10のフランジ部11の厚さより薄ければ良いが、好ましくは、0.05〜1.5mm、より好ましくは、0.1〜1.0mmの範囲である。溶接介助材20の厚さが上記下限より薄い場合、電池蓋10と安全弁30との溶接が難しくなることがある。上記上限より厚い場合、電池用安全装置が大きくなったり、重くなったりする。本発明では、導電性の観点から、アルミニウム系金属部22の厚さがニッケル系金属部21の厚さより厚い溶接介助材20が好ましく使用される。
溶接介助材20の設置方法や形状はいずれであっても、電池蓋10のフランジ部11にニッケル系金属21の面を向け、安全弁30のフランジ面31にアルミニウム系金属22の面を向けて置かれる。電池蓋10、溶接介助材20、安全弁30の溶接は、前記3者を公知の溶接法により、同時に行っても良く、また、電池蓋10と溶接介助材20との溶接、溶接介助材20と安全弁30との溶接を、それぞれ別に行っても良い。
インシュレーター40は絶縁性材料で形成される。射出成形法、圧縮成形法、注型成形法、プレス成形法など公知の樹脂成形方法で製造される樹脂成形品が好ましい。樹脂としては、吸湿性が低く、射出成形温度200℃以上の、耐熱性に優れた樹脂が好ましく使用される。樹脂材料の具体例としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。また、これら樹脂材料にはガラス繊維や各種の無機充填材が配合されていても良い。前記の樹脂材料の中では、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマーなどが好ましく使用される。
図8の(a)は電池蓋方向から見たインシュレーター40の平面図、(b)は側面図である。インシュレーター40は、電源要素方向に凸の皿状で、皿状底面34の中央部に安全弁30の突起部33を通すことができる中央孔41が設けられ、周辺部には複数のガス抜き孔42が設けられる。中央孔41は、安全装置Sを組み立てる際、安全弁30の突起部33を通すことができる大きさであれば良く、形状に特別の制約は無い。形状としては、加工上、円形であることが好ましい。ガス抜き孔42は、電池に異常が起った場合、発生するガスを容易に通過させることの出来る形状である。ガス抜き孔42は、インシュレーター40の中心に対して、対称的に複数個設けられることが好ましい。また、インシュレーター40を形成する材料の曲げ弾性率Mと皿状底面34の厚さTとの積MTは480MPa・mm以上であることが好ましい。MTの値が480MPa・mmより小さい場合、電池の異状発生時の電池内圧力により、インシュレーター40の形状が変化することがあり、安全装置Sが正常に機能しないことがある。
安全弁30とインシュレーター40との接続は、インシュレーター40の皿状の内側に、安全弁30の外周部を嵌合し、保持することで行われる。安全弁30をインシュレーター40に嵌合した後、回転や離脱防止のため、離脱防止(図示せず)が設けられることが好ましい。安全弁30の厚さを可能な範囲で、インシュレーター40の皿状の深さに近づけることにより、安全装置Sの小型化・薄型化が容易となる。
導電板50は導電性材料で形成される。導電板50はアルミニウム系金属、銅系金属、ニッケル系金属、マグネシウム系金属などで形成されることが好ましい。図9は導電板50と安全弁30の突起部33との接続部概略図である。導電板50の形状は、インシュレーター40の中央孔41を塞ぎ、且つ、ガス抜き孔42を可能な限り閉塞させなければ良い。導電板50の厚さは、リード60と溶接可能であれば良い。通常、厚さは、0.01mm以上あれば良いが、好ましくは、0.05mm〜1.0mmである。
導電板50はインシュレーター40の中央孔41の電源要素方向を塞いで取付けられており、導電板50の電池蓋方向は、インシュレーター40の中央孔41を通った突起部33の先端部と溶接により接続される。導電板50の電源要素方向の面はリード60と溶接により接続される。
インシュレーター40と導電板50とは、物理的に合わされているだけでも良いが、接続され、一体化されていることが好ましい。インシュレーター40と導電板50とを接続、一体化する方法は、樹脂と金属材料との公知の接続法により行われる。例えば、インサート成形法、熱溶着法、接着剤法、物理的な噛み合わせ法などが挙げられるが、これらに限定されない。インシュレーター40と導電板50との一体化は、インシュレーター40の製造時に同一工程で行うことが可能であり、これにより安全装置Sの製造はより容易となる。
安全装置Sの組立ては、安全弁30を導電板50と一体化されたインシュレーター40と嵌合し、安全弁30の突起部33と導電板50とを溶接する方法が、工程が短く、好ましいが、この方法に限定されない。他の方法の例としては、インシュレーター40に安全弁30を嵌合した後、安全弁30の突起部33と導電板50とを溶接し、その後、導電板50とインシュレーター40とを接続させて、組み立てても良い。本発明の安全装置Sは嵌合と溶接等の公知の方法で製造される。製造には特殊な設備や製造技術を必要としないため、製造は容易である。
電池蓋10と安全装置Sとの一体化は、安全装置Sを組立てた後、電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31との間に溶接介助材20を置き、溶接しても良い。また、電池蓋10のフランジ部11と安全弁30のフランジ面31との間に溶接介助材20を置き、溶接により、電池蓋10、溶接介助材20、安全弁30を一体化した後、安全弁30にインシュレーター40及び導電板50を取付けても良い。
図10は、本発明の安全装置Sの安全弁30の作動状況を説明する図である。図10の(a)は電池が正常時の状態である。この状態では、電流は発電要素からのリード60を通じて、導電板50から安全弁30、溶接介助材20、電池蓋10へと流れる。電池に、過充電、短絡などの異常が発生した場合、電池容器内の温度が上昇し、温度上昇により、電池内にガスが発生して、電池容器内の圧力が上昇する。発生したガスはインシュレーター40のガス抜き孔42を通過して、安全弁30の皿形状底面32の発電要素方向の面に圧力をかける。これにより、安全弁30の突起部33の先端と導電板50との接続部に引き離しの力がかかり、所定圧力に到達すると突起部33と導電板50とは切り離され、図10の(b)の状態となり、電流が遮断される。なお、接続部の切り離しでは、接続点のみで切り離されることもあり、接続点の導電板50の一部が引きちぎられることもある。
電流が遮断されても暫くはガス発生が継続するため、電池容器内の圧力は更に上昇し、皿形状底面32は電池蓋方向に、更に、膨れ上がる。図10の(c)は、電池内圧力が溝部35、線状溝部36の開裂設計圧力値に到達して、安全弁30の溝部35および線状溝部36が開裂した状態である。この開裂により、電池容器内のガスは電池蓋10に形成されているガス放出孔13から電池系外へ放出される。これにより、電池の異常状態は解消される。安全弁30の開裂箇所は電池蓋方向に開いた状態にあるため、電池の異常状態が解消された後、本発明の安全装置は、電流遮断の状態が継続され、電池は安全な状態で維持される。
以上より、本発明の電池蓋と一体化されている安全装置は、通電時に振動や衝撃を受けても、抵抗や電流量の変化は少なく、電池に異常が発生した場合、電池容器内の圧力が上昇し、所定圧力に到達すると電流が遮断し、引き続いて、安全弁30の溝部35及び線状溝部36が開裂して、ガスを放出することにより、電池の異常状態は解消される。本発明の安全装置Sは異常状態解消後、電流遮断状態は確実に保持され、電池は、再度、異常状態に戻ることは無い。また、安全装置Sは小型化されており、製造は容易である。
本発明の安全装置は圧力解放機構を有する多くの種類の電池に適用できる。本発明の安全装置が組込まれた電池は、各種電子機器に使用可能であり、それら電子機器の安全性を高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電池蓋と一体化されている安全装置の構成概略図 電池蓋と一体化されている安全装置の電池への組み込み概略図 本発明の他の実施形態に係る電池蓋と一体化されている安全装置の構成概略図 電池蓋の平面図と側面図 安全弁の平面図と側面図 溶接介助材の形状の例 電池蓋に設けられる埋め込み部の平面図 インシュレーターの平面図と側面図 突起部と導電板との接続概略図 本発明安全装置の安全弁の作動図
符号の説明
S 電池用安全装置
1 ガスケット
2 電池外装缶
3 電池外装缶の開口部
10 電池蓋
11 電池蓋のフランジ部
12 電池蓋の凹面
13 電池蓋のガス放出孔
14 埋め込み部
20 溶接介助材
21 溶接介助材のニッケル系金属部
22 溶接介助材のアルミニウム系金属部
30 安全弁
31 安全弁のフランジ面
32 皿形状底面
32a 皿形状底面の内径
33 突起部
33a 突起部の径
33b 突起部の深さ
34 溝部の不連続部
34a 不連続部の大きさ
35 溝部
36 線状溝部
37 フランジ面の外周部
40 インシュレーター
41 インシュレーターの中央孔
42 インシュレーターのガス抜き孔
44 インシュレーターの皿状底面
50 導電板
51 導電板のタブ
60 リード
70 ディスク
71 ディスクの貫通孔
72 ディスクのガス通過孔
74 ディスクの皿形状底面

Claims (6)

  1. 電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全装置は、外周にフランジ面を有する皿形状であって、該皿形状底面は、中央に電源要素方向に突出する突起部、周辺に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられる安全弁、皿形状で中央に中心孔が設けられるインシュレーター及び導電板で構成され、前記安全弁は前記インシュレーターに嵌合され、前記突起部は前記インシュレーターの中央孔を通り、前記導電板と溶接されており、前記安全弁のフランジ面と電池蓋のフランジ部とは溶接介助材を介して、溶接されていることを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
  2. 請求項1に記載の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記インシュレーターと前記導電板とが一体化されていることを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
  3. 電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全装置は、外周にフランジ面を有する皿形状であって、該皿形状底面は、中央に電源要素方向に突出する突起部、周辺に所定圧力で開裂する溝部及び線状溝部が設けられる安全弁、皿形状で中央に中心孔が設けられるインシュレーター、皿形状で中央に貫通孔が設けられるディスク及び導電板で構成され、前記安全弁は前記インシュレーターに嵌合され、前記インシュレーターは前記ディスクに嵌合され、前記突起部は前記インシュレーターの中央孔及び前記ディスクの貫通孔を通り、前記導電板と溶接されており、前記安全弁のフランジ面と電池蓋のフランジ部とは溶接介助材を介して溶接されていることを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかの1項に記載の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記電池蓋がニッケル系金属あるいは鉄系金属で形成され、前記溶接介助材がニッケル系金属とアルミニウム系金属の2層で形成され、前記安全弁がアルミニウム系金属あるいはマグネシウム系金属で形成されていることを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかの1項に記載の電池蓋と一体化されている安全装置において、前記安全弁に設けられる所定圧力で開裂する溝部が不連続部を有することを特徴とする電池蓋と一体化されている安全装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかの1項に記載の電池蓋と一体化されている安全装置を発電要素の上部に設置し、電池蓋と一体化されている安全装置の導電板と発電要素からのリードとを接続させることを特徴とする二次電池。
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