JP2009266466A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Abstract


【課題】 負極層と負極集電体表面の良好な電気的接触を有し、且つ充放電サイクルを繰り返してもその電気的特性が安定し、内部抵抗増加による容量劣化の少ない非水電解液二次電池を提供することにある。
【解決手段】 黒鉛を活物質に用いたリチウムイオン二次電池の負極において、銅箔11に炭素12をコーティングした負極集電体を用いることにより、負極層13と銅箔11間の良好な電気的接触と接着性を付与し、インピーダンス増加によるサイクル容量劣化を低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非水電解液二次電池に関し、負極集電体上にアモルファスカーボン等の炭素材料を形成した非水電解液二次電池に関するものである。
非水電解液二次電池は様々なものが実用化されており、その一つとしてリチウムイオン二次電池がある。リチウムイオン二次電池は、小型軽量で、かつ高容量であることから携帯電子機器、通信機器や、電動アシスト自転車、電動工具などにも用いられるようになってきている。
非水電解液二次電池は正極活物質、正極結着剤、導電助剤を含む正極層を正極集電体上に形成した正極と、負極活物質、負極結着剤を含む負極層を負極集電体上に形成した負極を、セパレータを介して積層あるいは巻回した積層体を金属ケースあるいはラミネートフィルム外装体に収納した構造となっている。
非水電解液二次電池の負極は、負極活物質である黒鉛、場合によって導電助剤の混合物を例えばポリビニリデンフルオライド(以下PVDFと表記)のような結着剤と混合し、銅などからなる負極集電体に形成してなる。しかし負極活物質同士(黒鉛と黒鉛)と比較して互いに異なる材質である負極活物質と負極集電体(黒鉛と銅)の接着性は劣る。
そのため負極活物質が膨張収縮を繰り返す充放電サイクルにおいて、負極層と負極集電体の接着性は次第に弱まる。このような接着性の低下はインピーダンスの増加を引き起こし、サイクル容量劣化の一因となりうる。そこで負極集電体である銅箔を表面処理することで負極層との接着性を高めるという手法が用いられる。例えば特許文献1〜4には接着性を改善するために銅箔表面に銅の酸化物、水酸化物の層を設ける記載がある。また特許文献5〜6には炭素粒子と結着剤から成る層を集電体金属箔上に設ける記載がある。
特開平07−109558号公報 特開平11−310864号公報 特開平11−293444号公報 特開2000−45059号公報 特開平09−97625号公報 特開平06−163030号公報
特許文献1〜4の技術では、負極層と集電体表面の接着性を向上できる反面、負極層と集電体の間に酸化物や水酸化物といった抵抗体を設けることになる。また特許文献5〜6の技術では炭素粒子を結着剤で集電体金属箔表面に接着するため、炭素粒子と集電体金属箔の表面は点接触となる。
本発明の技術的課題は、負極層と負極集電体表面の良好な電気的接触を付与し、且つ充放電サイクルを繰り返してもその電気的特性が安定し、内部抵抗増加による容量劣化の少ない非水電解液二次電池を提供することにある。
本発明の非水電解液二次電池は、負極活物質と負極結着剤を含む負極層を負極集電体上に形成した負極および正極を、セパレータを介して積層もしくは巻回し外装体に収納した非水電解液二次電池において、前記負極集電体が、表面に炭素をコーティングした銅箔からなる。
本発明の非水電解液二次電池は、前記負極集電体の炭素のコーティングが炭素前駆体樹脂の熱分解により、銅箔上に形成されることが好ましい。
本発明の非水電解液二次電池は、前記炭素前駆体樹脂が熱分解以前に樹脂溶液の吹き付け塗工により銅箔表面にコーティングされることが好ましい。
本発明の非水電解液二次電池は、前記炭素前駆体樹脂のコーティングが銅箔上に水玉状で均一に分布し、その被覆率が30%以上、60%以下となるように塗工されることが好ましい。
本発明によれば、負極活物質に黒鉛を用いた非水電解液二次電池において負極集電体に炭素をコーティングした銅箔を用いることにより負極層と負極集電体表面の良好な電気的接触を維持しつつ接着性を向上させ、充放電サイクルによる負極層と負極集電体表面の抵抗増加を抑制することによりサイクル容量劣化を低減する非水電解液二次電池の提供が可能である。
本発明の非水電解液二次電池は、負極活物質、負極結着剤、場合によって導電助剤を含む負極層を負極集電体上に形成した負極と、正極活物質、正極結着剤、導電助剤を含む正極層を正極集電体上に形成した正極を、セパレータを介して積層あるいは巻回した積層体を外装体に収納して非水電解液あるいはポリマー電解質を注液したのち封止して製造する。
炭素をコーティングするものとしてはフェノール樹脂などを用いることができる。たとえば5重量%のレゾール型フェノール樹脂溶液を負極集電体に吹き付け塗工した後、炭素化する。負極活物質としては人造黒鉛、天然黒鉛を用いることができる。負極活物質、結着剤混合物、場合によってカーボンブラックのような導電助剤をN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと表記)のような溶剤中に分散させ、スラリーを調製し、炭素をコーティングした負極集電体上に直接塗工、乾燥し圧縮することにより負極を形成する。
本発明の非水電解液二次電池において用いることのできる正極活物質として、LiMO2(ただしMは、少なくとも一つの遷移金属を表す)を単独あるいは複数種を混合したものを用いることができる。たとえば正極活物質、正極結着剤、カーボンブラックのような導電助剤をNMPのような溶剤中に分散させ、スラリーを調製し、正極集電体上に直接塗工、乾燥し圧縮することにより正極を形成する。
セパレータとしてはポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂等の多孔性フィルムなどが使用できる。
電解液としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジプロピルカーボネート等の鎖状カーボネート類、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エーテル等の脂肪カルボン酸エステル類、γ-ブチロラクトン等のγ-ラクトン類、1,2-ジエトキシエタン、エトキメトキシエタン等の鎖状エーテル類、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル類、ジメチルスルホキシド、1,3-ジオキシラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾノジノン、3-メチル-2-オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、ジエチルエーテル等の非プロトン性溶媒のうち一種、あるいは二種以上を混合して使用し、これらの有機溶媒に溶解するリチウム塩を溶解させる。
リチウム塩としては、例えばLiPF6 、LiAsF6 、LiAlCl4 、LiClO4、LiBF4、LiSbF6 、Li(CF3SO22、LiBr 、LiCl 、低脂肪酸カルボン酸リチウム、イミド類が挙げられる。また、電解液に代えてポリマー電解質を用いてもよい。
図1は、本発明の負極を示す模式的断面図である。銅箔11の表面に炭素12をコーティングしており、その上に負極層13を塗工したものである。
図2は、本発明に用いる、炭素をコーティングした銅箔を表す模式図であり、炭素22が銅箔21の表面に被覆率30%以上、60%以下で塗工されている。
図3は、本発明に用いる、炭素をコーティングした銅箔を表す模式図であり、炭素32が銅箔31の表面に被覆率60%を超えて塗工されている。
負極集電体に炭素をコーティングした銅箔を用いることにより、負極層と負極集電体間の良好な電気的接触と接着性を付与し、インピーダンス増加によるサイクル容量劣化を低減することができる。具体的には、レゾール型フェノール樹脂溶液を銅箔表面に直接塗工し、これを炭素化することで導電性の炭素をコーティングできるため、図1に示すように炭素12と銅箔11の表面は面接触となるため電気的接触は良好である。
また銅箔表面にコーティングされた炭素前駆体樹脂が吹き付け塗工時の液滴の形状を維持したまま硬化、炭素化されることにより図1に示すように炭素12をコーティングした銅箔11の表面が粗面化されアンカー効果をもたらす。さらに銅箔表面の炭素のコーティングが図2のように炭素前駆体樹脂溶液吹き付け塗工時の液滴の形状を反映した水玉状で且つ均一に分布することで、充放電サイクルによる負極層や負極集電体の膨張収縮、および巻回時の曲げに対する炭素の追従性を付加することができる。
その結果、充放電サイクルによる負極層と負極集電体表面の接着性低下を抑制し、内部抵抗による容量劣化を低減することができる。
また、前記の要件を満足するために炭素が銅箔表面に被覆率30%以上、60%以下で塗工されることが好ましい。すなわち、炭素の被覆率が30%未満の場合、結果として得られる炭素の凹凸によるアンカー効果や負極層との親和性による効果が不十分なため負極層と負極集電体表面の接着性に関して十分な効果が得られないためである。
また、炭素の被覆率が60%を超えた場合、噴霧した前駆体樹脂溶液の液滴同士が凝集し、結果として図3のような連続的な炭素32が得られ、曲げや負極の膨張収縮に対する追従性が損なわれる恐れがあるためである。
以下に本発明の実施例を詳述する。
(実施例1)
厚さ10μmの銅箔の両面にレゾール型フェノール樹脂(以下フェノール樹脂と表記)の5重量%溶液を被覆率30%となるように吹付け塗工した。フェノール樹脂を塗工した銅箔を大気中で130℃−30分間熱処理してフェノール樹脂を硬化した。さらに窒素雰囲気中で600℃−60分間熱処理して銅箔表面に塗工したフェノール樹脂を炭素化し、炭素をコーティングした銅箔を調製した。
負極活物質として人造黒鉛を93重量部、導電助剤としてカーボンブラックを2重量部、負極結着剤としてPVDFを5重量部となるように、負極結着剤を溶解したNMP溶液に混合してスラリーを調製し、このスラリーを、炭素をコーティングした銅箔の両面にドクターブレード法により塗工して負極を形成した。
正極活物質としてはLiCoO2を用いた。正極活物質を95重量部、導電助剤としてカーボンブラックを2重量部、正極結着剤としてPVDFを3重量部となるように、正極結着剤を溶解したNMP溶液に混合してスラリーを調製し、このスラリーを厚さ15μmのアルミ箔の両面にドクターブレード法により塗工して正極を形成した。
電解液は1モル/リットルの濃度にLiPF6を溶解させたエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合溶媒(混合容積比:EC/DEC=30/70)を用いた。また、セパレータは厚さ20μmの多孔性ポリエチレンフィルムを用いた。
上述した負極および正極を、セパレータを介して積層し、ラミネートフィルム外装体に収納して電解液を注液したのち封止して、非水電解液二次電池を組み立てた。
(実施例2)
厚さ10μmの銅箔の両面にフェノール樹脂の5重量%溶液を被覆率40%となるように吹付け塗工した。フェノール樹脂を塗工した銅箔を大気中で130℃−30分間熱処理してフェノール樹脂を硬化した。さらに窒素雰囲気中で600℃−60分間熱処理して銅箔表面に塗工したフェノール樹脂を炭素化し、炭素をコーティングした銅箔を調製した。この炭素をコーティングした銅箔を負極集電体として用いたほかは実施例1と同様に非水電解液二次電池を組み立てた。
(実施例3)
厚さ10μmの銅箔の両面にフェノール樹脂の5重量%溶液を被覆率50%となるように吹付け塗工した。フェノール樹脂を塗工した銅箔を大気中で130℃−30分間熱処理してフェノール樹脂を硬化した。さらに窒素雰囲気中で600℃−60分間熱処理して銅箔表面に塗工したフェノール樹脂を炭素化し、炭素をコーティングした銅箔を調製した。この炭素をコーティングした銅箔を負極集電体として用いたほかは実施例1と同様に非水電解液二次電池を組み立てた。
(実施例4)
厚さ10μmの銅箔の両面にフェノール樹脂の5重量%溶液を被覆率60%となるように吹付け塗工した。フェノール樹脂を塗工した銅箔を大気中で130℃−30分間熱処理してフェノール樹脂を硬化した。さらに窒素雰囲気中で600℃−60分間熱処理して銅箔表面に塗工したフェノール樹脂を炭素化し、炭素をコーティングした銅箔を調製した。この炭素をコーティングした銅箔を負極集電体として用いたほかは実施例1と同様に非水電解液二次電池を組み立てた。
(実施例5)
厚さ10μmの銅箔の両面にフェノール樹脂の5重量%溶液を被覆率70%となるように吹付け塗工した。フェノール樹脂を塗工した銅箔を大気中で130℃−30分間熱処理してフェノール樹脂を硬化した。さらに窒素雰囲気中で600℃−60分間熱処理して銅箔表面に塗工したフェノール樹脂を炭素化し、炭素をコーティングした銅箔を調製した。この炭素をコーティングした銅箔を負極集電体として用いたほかは実施例1と同様に非水電解液二次電池を組み立てた。
(比較例1)
厚さ10μmの炭素をコーティングしていない銅箔を負極集電体として用いたほかは実施例1と同様に非水電解液二次電池を組み立てた。
実施例1〜5、比較例1で組み立てた非水電解液二次電池について0.2C、2.0Cの放電容量を測定し、その比からそれぞれのレート特性を比較した。容量測定は充電電圧4.2V(充電条件:電流1.0C、2.5時間、20℃)、放電電圧3.0V(放電条件:電流0.2C、20℃)にて実施した。
また実施例1〜5、比較例1で組み立てた非水電解液二次電池についてサイクル試験を500サイクル行い、初回の放電容量と500サイクル後の放電容量の比からそれぞれの放電容量維持率を比較した。充放電サイクル試験は充電電圧4.2V(充電条件:電流0.2C、2.5時間、20℃)、放電電圧3.0V(放電条件:電流0.2C、20℃)にて実施した。
表1に、実施例1〜5、比較例1で組み立てた非水電解液二次電池の0.2C放電容量に対する2.0C放電容量の比率であるレート特性、および初回の放電容量に対する500サイクル後の放電容量維持率を示す。
Figure 2009266466
図4は、銅箔の面積に対する炭素の被覆率を横軸に、レート特性を縦軸にしたグラフである。
図5は、銅箔の面積に対する炭素の被覆率を横軸に、放電容量維持率(C500/C1)を縦軸にしたグラフである。
図4より、実施例1〜5のレート特性は、比較例1より大きくなることがわかった。負極集電体に炭素をコーティングした銅箔を用いることにより負極層と負極集電体表面の良好な電気的接触を維持しつつ接着性を向上させ、充放電サイクルによる負極層と負極集電体表面の抵抗増加を抑制することによりサイクル容量劣化を低減する非水電解液二次電池の提供が可能であり、目的の効果が得られることがわかる。
図5より、実施例1〜4の放電容量維持率は、比較例1と同等以上であることがわかった。負極集電体に炭素をコーティングした銅箔を用いることにより負極層と負極集電体表面の良好な電気的接触を維持しつつ接着性を向上させ、充放電サイクルによる負極層と負極集電体表面の抵抗増加を抑制することによりサイクル容量劣化を低減する非水電解液二次電池の提供が可能であり、目的の効果が得られることがわかる。
実施例1〜5、比較例1の結果である図4〜5のデータを総合して考慮すれば、実施例1〜4の範囲、すなわち、銅箔の面積に対する炭素被覆率が30%以上、60%以下であれば、サイクル容量劣化を低減する非水電解液二次電池の提供が可能であることがわかる。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明の負極を示す模式的断面図。 本発明に用いる、被覆率30%以上、60%以下の炭素をコーティングした銅箔を表す模式図。 本発明に用いる、被覆率60%を超えて炭素をコーティングした銅箔を表す模式図。 銅箔の面積に対する炭素前駆体樹脂の被覆率とレート特性の関係を示す図。 銅箔の面積に対する炭素前駆体樹脂の被覆率と500サイクル後の放電容量維持率の関係を示す図。
符号の説明
11、21、31 銅箔
12、22、32 炭素
13 負極層

Claims (4)

  1. 負極活物質と負極結着剤を含む負極層を負極集電体上に形成した負極および正極を、セパレータを介して積層もしくは巻回し外装体に収納した非水電解液二次電池において、前記負極集電体が、表面に炭素をコーティングした銅箔からなることを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 前記負極集電体の炭素のコーティングが炭素前駆体樹脂の熱分解により、銅箔上に形成されることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記炭素前駆体樹脂が熱分解以前に樹脂溶液の吹き付け塗工により銅箔表面にコーティングされることを特徴とする請求項2記載の非水電解液二次電池。
  4. 前記炭素前駆体樹脂のコーティングが銅箔上に水玉状で均一に分布し、その被覆率が30%以上、60%以下となるように塗工されることを特徴とする請求項3記載の非水電解液二次電池。
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