JP2009265893A - 減圧弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一次側ポート4、二次側ポート5、及びリリーフポート6を形成したボディ1内に、二次側ポート5の二次圧を制御するための弁部材8,10と、上記弁部材10に対して作用する二次圧に対抗する押圧力を、弁部材10に作用させるコイルバネ12とを備え、上記弁部材10とともに移動するリリーフ弁16をコイルバネ12の内側に設ける。リリーフ弁16は、シート部17を開閉するボール18を備えるとともに、上記ボール18を、ボールサポート部材19を介してリリーフ用バネ21で上記シート部17の閉じ方向へ押圧し、二次圧が設定圧を超えたとき、上記ボール18がリリーフ用バネ21の押圧力に抗してシート部17を開口して、二次側ポート5とリリーフポー6とを連通させる。
【選択図】 図1
Description
このような減圧弁を用いた装置で、何らかの原因によって二次側の圧力が、異常に上昇した場合には、その高圧をタンクへ逃がすためのリリーフ弁が必要である。このようなリリーフ弁を減圧弁ボディの外部通路に設けたのでは減圧弁装置全体が大型化してしまうので、この問題を解決するものとして、ボディ内にリリーフ弁を設けた減圧弁が知られていた(特許文献1参照)。
また、上記ポペット弁には軸方向に貫通する内部通路を形成し、この内部通路の一方の端部であり、ポペット弁を押圧するコイルバネのバネ室側にシート部を設け、このシート部を開閉するリリーフ用ポペットを備えている。
なお、上記バネ室は、タンク通路に連通するリリーフポートに常時連通している。
一方、バネ室の端部には、上記リリーフ用バネの他端を受けるバネ受け部を設け、このバネ室側のバネ受け部とリリーフ用ポペットのバネ受け部との間に、リリーフ用バネを介在させ、上記リリーフ用ポペットを、上記内部通路のシート部を閉じる方向に押圧するようにしている。
また、上記ポペット弁には、コイルバネを受けるバネ受けを設け、その内側に円筒状の案内部を形成し、この案内部内にリリーフ用ポペットを設けている。そして、リリーフ用ポペットが、上記案内部の内壁に沿って移動するようにしている。
言い換えれば、上記従来の減圧弁では、内部に設けたリリーフ弁のシートを確実にして、二次圧を安定的に制御するために、各部の寸法精度や組み付け精度を厳密に管理しなければならないという問題があった。
第3の発明は、第2の発明を前提とし、上記ボールサポート部材であって、上記ボールと反対側にガイド部を設けるとともに、上記バネ受け部にガイド孔を備え、上記ガイド部をガイド孔に摺動自在に貫通させた点に特徴を有する。
しかも、リリーフ弁のボールと別体にしたボールサポート部材を介してバネ力を作用させているので、ボールが回転したり、移動したりして、その中心をシート部の中心と一致させ、シート部を確実にシールすることができる。
第3の発明によれば、ボールサポート部材の移動をガイドすることによって、リリーフ用バネによるボールに作用する押圧力をより安定化させることができる。
この実施形態は、円筒状の本体2及び基台3によって、ボディ1を構成するとともに、ボディ1内に弁部材を組み込み、その作用によって流体供給源から供給される圧力流体の一次圧を減圧してから流出させるための減圧弁である。
そして、上記基台3には、図示しない流体供給源から供給される高圧の一次流体をボディ1内の減圧機構に導く一次側ポート4を形成し、上記本体2には、上記減圧機構で減圧された流体を排出する二次側ポート5と、本体2側のバネ室2aを図示しないタンク通路へ連通させたリリーフポート6とを形成している。
なお、上記ピストン10側のコイルバネ12の弾性力を、ポペット8側のバネ9より大きくし、ポペット8及びピストン10に流体圧が作用していないとき、ポペット8が、シート部7より、図1の下方へ移動し、シート部7を全開状態にするようにしている。但し、上記コイルバネ12の弾性力を、ボディ1の端面に設けたバネ調節ネジ14及びバネ受け部材11によって調整可能にしている。
上記ポペット8とピストン10とには、図1において上方に向かう力として、ポペット8側のバネ9の弾性力、一次側ポート4から導入される一次圧及び二次側ポート5の二次圧が作用し、図中下方に向かう力として、ピストン10側のコイルバネ12の弾性力が作用する。従って、これらの力のバランスによって、上記ポペット8及びピストン10が上下方向に移動してシート部7の開度を調整する。
反対に、二次圧が低くなって、ピストン10に作用する上向きの力が小さくなれば、上記コイルバネ12の弾性力の作用によってピストン10が押し下げられる。このとき、ポペット8はピストン10によって押し下げられるので、ポペット部8aがシート部7から離れて開度を大きくし、二次圧の低下を抑える。
すなわち、上記ピストン10には、二次側ポート5とバネ室2aとを連通可能な通路15を設け、この通路15のバネ室2a側の開口にシート部17を形成している。そして、シート部17には、このシート部17を開閉するボール18を設けるとともに、このボール18にはボールサポート部材19を接触させている。
また、上記ピストン10には筒状のバネ受け部材20を固定し、その側面には開口20aを形成している。そして、上記ボール18がシート部17を開口したとき、この開口20aを介して上記通路15とバネ室2aとを連通させるようにしている。
さらに、バネ受け部材20の底面20bにはガイド孔20cを形成し、このガイド孔20cに上記ガイド棒19bを摺動可能に貫通させている。
そのため、ボールサポート部材19の押さえ部19aで押さえられるボール18の動きも安定して、シート部17に対する押圧力がより安定化するとともに、シート部17から離れる方向の動きもスムーズになる。
但し、リリーフ用バネ21の長さに比べて、ピストン10の移動量が相対的に僅かな場合には、バネ力の変化、すなわちリリーフ設定圧の変化はそれほど問題にならないので、バネ受け部をピストン10と一体的に移動する構成にしなくてもよい。
4 一次側ポート
5 二次側ポート
6 リリーフポート
7 シート部
8 ポペット
10 ピストン
12 コイルバネ
15 通路
16 リリーフ弁
17 シート部
19 ボールサポート部材
19a 押さえ部
19b ガイド棒
20 バネ受け部材
20b 底面
20c ガイド孔
21 リリーフ用バネ
Claims (3)
- ボディに、一次側ポートと、二次側ポートと、リリーフポートと、上記一次側ポートと二次側ポートの間に設け、二次側ポートの二次圧を制御する弁部材と、上記弁部材に対して作用する二次圧に対抗する押圧力を弁部材に作用させるコイルバネと、このコイルバネの内周側に設け、上記弁部材とともに移動するリリーフ弁とを備え、上記リリーフ弁は、上記弁部材に形成したシート部を開閉するボールと、一方側を上記ボールに接触させ、上記ボールとは別体にしたボールサポート部材と、このボールサポート部材を介して上記ボールを上記シート部の閉じ方向へ押圧するリリーフ用バネとを備え、上記二次側ポートの二次圧が設定圧を超えたとき、上記ボールがリリーフ用バネの押圧力に抗してシート部を開口し、二次側ポートとリリーフポートとを連通する構成にした減圧弁。
- 上記シート部から所定の距離を保って、弁部材と一体的に移動するバネ受け部を設け、このバネ受け部と上記ボールサポート部材との間に上記リリーフ用バネを介在させた請求項2に記載の減圧弁。
- 上記ボールサポート部材であって、上記ボールと反対側にガイド部を設けるとともに、上記バネ受け部にガイド孔を備え、上記ガイド部をガイド孔に摺動自在に貫通させた請求項2に記載の減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008113980A JP2009265893A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008113980A JP2009265893A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 減圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009265893A true JP2009265893A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41391683
Family Applications (1)
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JP2008113980A Pending JP2009265893A (ja) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | 減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009265893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110556264A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-10 | 河南华盛隆源电气有限公司 | 一种具有泄压功能的断路器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56113272A (en) * | 1980-02-15 | 1981-09-07 | Minoo Shokai:Kk | Juice pressed from bitter orange for roasted meat |
JPS58150110A (ja) * | 1982-03-02 | 1983-09-06 | Nec Corp | 磁気デイスク制御装置 |
JP2006260385A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Osaka Gas Co Ltd | 整圧器及びその処理方法 |
-
2008
- 2008-04-24 JP JP2008113980A patent/JP2009265893A/ja active Pending
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